JPH11238993A - 部品実装プリント基板及び部品実装プリント基板の実装方法 - Google Patents
部品実装プリント基板及び部品実装プリント基板の実装方法Info
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- JPH11238993A JPH11238993A JP3931798A JP3931798A JPH11238993A JP H11238993 A JPH11238993 A JP H11238993A JP 3931798 A JP3931798 A JP 3931798A JP 3931798 A JP3931798 A JP 3931798A JP H11238993 A JPH11238993 A JP H11238993A
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- Japan
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- board
- insulating film
- printed
- mounting
- component mounting
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- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、設計が容易で、部品の高密度実装
が可能となると共に軽量化もされる、電磁障害防止手段
を有する部品実装プリント基板及部品実装プリント基板
の実装方法を提供すること。 【解決手段】 プリント基板300に部品200,21
0が実装されている部品実装プリント基板において、上
記プリント基板には、このプリント基板との接続用開口
部410を有する絶縁膜400が設けられており、この
絶縁膜には金属膜500が設けられていることを特徴と
する部品実装プリント基板100。
が可能となると共に軽量化もされる、電磁障害防止手段
を有する部品実装プリント基板及部品実装プリント基板
の実装方法を提供すること。 【解決手段】 プリント基板300に部品200,21
0が実装されている部品実装プリント基板において、上
記プリント基板には、このプリント基板との接続用開口
部410を有する絶縁膜400が設けられており、この
絶縁膜には金属膜500が設けられていることを特徴と
する部品実装プリント基板100。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品実装プリント
基板及び部品実装プリント基板の実装方法、特に電磁障
害防止手段を有する部品実装プリント基板及び部品実装
プリント基板の実装方法に関するものである。
基板及び部品実装プリント基板の実装方法、特に電磁障
害防止手段を有する部品実装プリント基板及び部品実装
プリント基板の実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の部品実装プリント基板、特
に電磁障害防止用のシールドを設けた部品実装プリント
基板を示す図である。図4において、部品実装プリント
基板である部品実装プリント配線板1には、プリン配線
板3上に部品、例えば電子部品2,2,2が実装されて
いる。また、プリント配線板3には他の部分と電気的に
接続するための接続用端子3,3が取り付けられてい
る。そして、これらプリント配線板3及び電子部品2,
2,2等を覆うようにシールドケースである金属パッケ
ージ4が設けられている。この金属パッケージ4は、金
属製の板をプレス等により加工して、上記プリント配線
板3及び電子部品2,2,2等を覆うような形状、例え
ば矩形に形成された後、プリント配線板3等に取り付け
られる。
に電磁障害防止用のシールドを設けた部品実装プリント
基板を示す図である。図4において、部品実装プリント
基板である部品実装プリント配線板1には、プリン配線
板3上に部品、例えば電子部品2,2,2が実装されて
いる。また、プリント配線板3には他の部分と電気的に
接続するための接続用端子3,3が取り付けられてい
る。そして、これらプリント配線板3及び電子部品2,
2,2等を覆うようにシールドケースである金属パッケ
ージ4が設けられている。この金属パッケージ4は、金
属製の板をプレス等により加工して、上記プリント配線
板3及び電子部品2,2,2等を覆うような形状、例え
ば矩形に形成された後、プリント配線板3等に取り付け
られる。
【0003】このような金属パッケージ4は、プリント
配線板3等の周辺に雑音源等が存在し、これがために電
磁障害がプリント配線板3上の電子部品2,2,2に生
じるおそれがあるため、かかる電磁障害を防止すべく設
けられるものである。そして、プリント配線板3上の電
子部品2,2,2は、シールドケースである金属パッケ
ージ4により、電磁障害が防止され、その本来の動作を
することができるようになっている。
配線板3等の周辺に雑音源等が存在し、これがために電
磁障害がプリント配線板3上の電子部品2,2,2に生
じるおそれがあるため、かかる電磁障害を防止すべく設
けられるものである。そして、プリント配線板3上の電
子部品2,2,2は、シールドケースである金属パッケ
ージ4により、電磁障害が防止され、その本来の動作を
することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
金属パッケージ4は、上述のように金属製の板をプレス
等によって加工して形成するものであるため、その設計
に手間がかかるという問題があった。すなわち、特に上
記部品実装プリント配線板1が使用される機器等が小型
軽量化してある場合、機器等の内部に十分なスペースが
ないため、金属パッケージ4を配置するスペースが極め
て制限されていた。そのため、金属パッケージ4の形状
も制限され、その設計に苦労していた。また、設計変更
も容易ではなかった。そして、この金属パッケージ4
は、プレス加工によって加工しなければならず、加工に
手間がかかるという問題があった。特に、このプレス加
工には金型を使用するため、設計変更に対応するのが困
難であった。
金属パッケージ4は、上述のように金属製の板をプレス
等によって加工して形成するものであるため、その設計
に手間がかかるという問題があった。すなわち、特に上
記部品実装プリント配線板1が使用される機器等が小型
軽量化してある場合、機器等の内部に十分なスペースが
ないため、金属パッケージ4を配置するスペースが極め
て制限されていた。そのため、金属パッケージ4の形状
も制限され、その設計に苦労していた。また、設計変更
も容易ではなかった。そして、この金属パッケージ4
は、プレス加工によって加工しなければならず、加工に
手間がかかるという問題があった。特に、このプレス加
工には金型を使用するため、設計変更に対応するのが困
難であった。
【0005】また、この金属パッケージ4は、プリント
配線板3との接続を半田によって行っているため、半田
付け用のパッドが必要となるだけでなく、そのパッドの
近傍を、はんだごてによる作業を考慮し電子部品2の配
置を禁止していることが多い。このため、このような電
子部品2の配置禁止等は、電子部品2のプリント配線板
3に対する高密度実装を行うにあたり障害となってい
た。
配線板3との接続を半田によって行っているため、半田
付け用のパッドが必要となるだけでなく、そのパッドの
近傍を、はんだごてによる作業を考慮し電子部品2の配
置を禁止していることが多い。このため、このような電
子部品2の配置禁止等は、電子部品2のプリント配線板
3に対する高密度実装を行うにあたり障害となってい
た。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、設計が容易
で、部品の高密度実装が可能となると共に軽量化もされ
る、電磁障害防止手段を有する部品実装プリント基板及
部品実装プリント基板の実装方法を提供することを目的
としている。
で、部品の高密度実装が可能となると共に軽量化もされ
る、電磁障害防止手段を有する部品実装プリント基板及
部品実装プリント基板の実装方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、プリント基板に部品が実装されている部品実装プ
リント基板において、上記プリント基板には、このプリ
ント基板との接続用開口部を有する絶縁膜が設けられて
おり、この絶縁膜には金属膜が設けられている部品実装
プリント基板により、達成される。
れば、プリント基板に部品が実装されている部品実装プ
リント基板において、上記プリント基板には、このプリ
ント基板との接続用開口部を有する絶縁膜が設けられて
おり、この絶縁膜には金属膜が設けられている部品実装
プリント基板により、達成される。
【0008】また、上記目的は、本発明によれば、プリ
ント基板に部品を実装する工程と、このプリント基板に
絶縁膜を設ける工程と、この絶縁膜に、上記プリント基
板との接続用開口部を設ける工程と、この絶縁膜に金属
膜を設ける工程とを有する部品実装プリント基板の実装
方法により、達成される。
ント基板に部品を実装する工程と、このプリント基板に
絶縁膜を設ける工程と、この絶縁膜に、上記プリント基
板との接続用開口部を設ける工程と、この絶縁膜に金属
膜を設ける工程とを有する部品実装プリント基板の実装
方法により、達成される。
【0009】さらに、上記目的は、本発明によれば、プ
リント基板に部品を実装する工程と、このプリント基板
の一部にマスキングをする工程と、このプリント基板に
絶縁膜を設ける工程と、この絶縁膜に、上記プリント基
板との接続用開口部を設ける工程と、この絶縁膜に金属
膜を設ける工程と、上記マスキングを剥離する工程と、
を有する部品実装プリント基板の実装方法により、達成
される。
リント基板に部品を実装する工程と、このプリント基板
の一部にマスキングをする工程と、このプリント基板に
絶縁膜を設ける工程と、この絶縁膜に、上記プリント基
板との接続用開口部を設ける工程と、この絶縁膜に金属
膜を設ける工程と、上記マスキングを剥離する工程と、
を有する部品実装プリント基板の実装方法により、達成
される。
【0010】上記構成によれば、部品実装プリント基板
が絶縁膜と金属膜により被われているため、プリント基
板に実装されている部品を電磁障害の影響から守ること
ができる。また、絶縁膜にプリント基板との接続用開口
部が設けられているため、この開口部にプリント基板の
接続部を露出させることができ、この絶縁膜を被うよう
に金属膜を配置すると、半田付け等をせずに、この金属
膜とこのプリント基板の接続部とを導通させることがで
きる。
が絶縁膜と金属膜により被われているため、プリント基
板に実装されている部品を電磁障害の影響から守ること
ができる。また、絶縁膜にプリント基板との接続用開口
部が設けられているため、この開口部にプリント基板の
接続部を露出させることができ、この絶縁膜を被うよう
に金属膜を配置すると、半田付け等をせずに、この金属
膜とこのプリント基板の接続部とを導通させることがで
きる。
【0011】上記プリント基板の一部にマスキングをす
る工程及びこのマスキングを剥離する工程とを有する場
合は、このマスキングとマスキングの剥離によって、絶
縁膜及び金属膜を設けない部分がプリント基板に形成さ
れることになる。したがって、電磁障害を受けない等の
ため、絶縁膜及び金属膜を設ける必要がない部分につい
ては、これら絶縁膜及び金属膜の形成を省略することが
できる。
る工程及びこのマスキングを剥離する工程とを有する場
合は、このマスキングとマスキングの剥離によって、絶
縁膜及び金属膜を設けない部分がプリント基板に形成さ
れることになる。したがって、電磁障害を受けない等の
ため、絶縁膜及び金属膜を設ける必要がない部分につい
ては、これら絶縁膜及び金属膜の形成を省略することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例
であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されてい
るが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明
を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られ
るものではない。
態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例
であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されてい
るが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明
を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られ
るものではない。
【0013】図1は、本発明による部品実装プリント基
板部品及び部品実装プリント基板の実装方法の実施の形
態を示す図である。図1は、部品実装プリント基板であ
る例えば、部品実装プリント配線板100を示してい
る。具体的には、この部品実装プリント配線板100
は、その内部にプリント基板である例えば、プリント配
線板300が収容されている。このプリント配線板30
0は、例えば絶縁された基板上に銅はくをはりつけ、腐
食法やその他の方法で、不必要な部分の銅を取り除き、
所要のパターンをもった銅箔を基板上に残したものであ
る。そして、このプリント配線板300の表面には、部
品である例えばIC、トランジスタ、抵抗、コンデンサ
等の電子部品200、210が、複数個図示しない部品
実装装置により、実装されている。
板部品及び部品実装プリント基板の実装方法の実施の形
態を示す図である。図1は、部品実装プリント基板であ
る例えば、部品実装プリント配線板100を示してい
る。具体的には、この部品実装プリント配線板100
は、その内部にプリント基板である例えば、プリント配
線板300が収容されている。このプリント配線板30
0は、例えば絶縁された基板上に銅はくをはりつけ、腐
食法やその他の方法で、不必要な部分の銅を取り除き、
所要のパターンをもった銅箔を基板上に残したものであ
る。そして、このプリント配線板300の表面には、部
品である例えばIC、トランジスタ、抵抗、コンデンサ
等の電子部品200、210が、複数個図示しない部品
実装装置により、実装されている。
【0014】このように電子部品200,210が実装
されたプリント配線板300の表面には、絶縁するため
の絶縁膜400が電子部品200及びプリント配線板3
00を覆うように設けられている。すなわち、電子部品
210は絶縁する必要がないため、絶縁膜400が電子
部品210上には配置されないようになっている。ま
た、このプリント配線板300上には、後述する金属膜
500と導通するための接続用パッド110が設けられ
ている。したがって、この接続用パッド110上に絶縁
膜400が配置されると、金属膜500との導通ができ
なくなるため、接続用パッド110上の絶縁膜400に
は、接続用パッド110との接続用開口部410が設け
ら、接続用パッド110が金属膜500と導通できるよ
うになっている。なお、この絶縁膜400は、例えばエ
ポキシ樹脂等の合成樹脂により形成されており、この絶
縁膜400の厚みは、確実に電子部品200を覆う厚さ
であればよく、その厚みは可能な限り薄く形成されるの
が好ましい。具体的には、例えば50μm乃至100μ
m程度である。
されたプリント配線板300の表面には、絶縁するため
の絶縁膜400が電子部品200及びプリント配線板3
00を覆うように設けられている。すなわち、電子部品
210は絶縁する必要がないため、絶縁膜400が電子
部品210上には配置されないようになっている。ま
た、このプリント配線板300上には、後述する金属膜
500と導通するための接続用パッド110が設けられ
ている。したがって、この接続用パッド110上に絶縁
膜400が配置されると、金属膜500との導通ができ
なくなるため、接続用パッド110上の絶縁膜400に
は、接続用パッド110との接続用開口部410が設け
ら、接続用パッド110が金属膜500と導通できるよ
うになっている。なお、この絶縁膜400は、例えばエ
ポキシ樹脂等の合成樹脂により形成されており、この絶
縁膜400の厚みは、確実に電子部品200を覆う厚さ
であればよく、その厚みは可能な限り薄く形成されるの
が好ましい。具体的には、例えば50μm乃至100μ
m程度である。
【0015】このように配置された絶縁膜400の上に
は、金属膜500がメッキ技術を用いて形成されてい
る。この金属膜500は、上述のように、プリント配線
板300の接続用パッド110と電気的に導通するよう
になっている。また、この金属膜500の厚みは、例え
ば10μm乃至20μm程度である。
は、金属膜500がメッキ技術を用いて形成されてい
る。この金属膜500は、上述のように、プリント配線
板300の接続用パッド110と電気的に導通するよう
になっている。また、この金属膜500の厚みは、例え
ば10μm乃至20μm程度である。
【0016】以上のように本実施の形態にかかる部品実
装プリント配線板100は構成される。そして、本実施
の形態にかかる部品実装プリント配線板100によれ
ば、プリント配線板300と電子部品200は、金属膜
500によって覆われているため、電子部品200を周
辺の雑音源等による電磁障害の影響から有効に保護する
ことができる。したがって、電磁障害防止手段として金
属の板を使用せず、金属膜500を使用するため、設計
が容易で、軽量化も可能となる、
装プリント配線板100は構成される。そして、本実施
の形態にかかる部品実装プリント配線板100によれ
ば、プリント配線板300と電子部品200は、金属膜
500によって覆われているため、電子部品200を周
辺の雑音源等による電磁障害の影響から有効に保護する
ことができる。したがって、電磁障害防止手段として金
属の板を使用せず、金属膜500を使用するため、設計
が容易で、軽量化も可能となる、
【0017】また、プリント配線板100に設けられて
いる接続用パッド110上の絶縁膜400には、金属膜
500と電気的に導通するための接続用開口部410が
設けられているため、この接続用開口部410で接続用
パッド110が露出することになる。そして、この絶縁
膜400を覆うように金属膜500を配置すると、半田
付け等をせずに、この金属膜500と接続用開口部41
0とが電気的に導通することになる。したがって、半田
付けが不要なため、電子部品200,210の高密度実
装が可能となる。さらに、電子部品210は絶縁等する
必要がないため、絶縁膜400が電子部品210上には
配置されないようになっているため、この電子部品21
0上の絶縁膜400及び金属膜500の配置を省略する
ことができる。
いる接続用パッド110上の絶縁膜400には、金属膜
500と電気的に導通するための接続用開口部410が
設けられているため、この接続用開口部410で接続用
パッド110が露出することになる。そして、この絶縁
膜400を覆うように金属膜500を配置すると、半田
付け等をせずに、この金属膜500と接続用開口部41
0とが電気的に導通することになる。したがって、半田
付けが不要なため、電子部品200,210の高密度実
装が可能となる。さらに、電子部品210は絶縁等する
必要がないため、絶縁膜400が電子部品210上には
配置されないようになっているため、この電子部品21
0上の絶縁膜400及び金属膜500の配置を省略する
ことができる。
【0018】図2及び図3は、本発明による部品実装プ
リント基板の実装方法の実施の形態である電子部品実装
プリント配線板の実装方法、特に電磁障害防止手段であ
るシールドを施す方法を示す図である。先ず、図2
(1)に示すようには、プリント配線板300に電子部
品200,210を実装する。その後、図2(2)に示
すように、金属膜500及び絶縁膜400を設ける必要
がない電子部品210に対して、これを覆うようにマス
キングを行う。具体的には、例えば、フィルム状のマス
キング用キャップ600を電子部品210上に被せるこ
とにより行われる。なお、本実施の形態では、マスキン
グ用キャップ600を使用したが、マスキング用キャッ
プ600の代わりに樹脂を電子部品210上に塗布して
もよい。このように、樹脂を塗布する場合は、例えば剥
がし易いノボラック系の樹脂等が好ましい。
リント基板の実装方法の実施の形態である電子部品実装
プリント配線板の実装方法、特に電磁障害防止手段であ
るシールドを施す方法を示す図である。先ず、図2
(1)に示すようには、プリント配線板300に電子部
品200,210を実装する。その後、図2(2)に示
すように、金属膜500及び絶縁膜400を設ける必要
がない電子部品210に対して、これを覆うようにマス
キングを行う。具体的には、例えば、フィルム状のマス
キング用キャップ600を電子部品210上に被せるこ
とにより行われる。なお、本実施の形態では、マスキン
グ用キャップ600を使用したが、マスキング用キャッ
プ600の代わりに樹脂を電子部品210上に塗布して
もよい。このように、樹脂を塗布する場合は、例えば剥
がし易いノボラック系の樹脂等が好ましい。
【0019】次に、図3(3)に示すように、プリント
配線板300、電子部品200、210及びマスキング
用キャップ600の上に絶縁膜400を覆うように設け
る。具体的には、カーテンコート法や浸せき法等によ
り、電子部品200及びマスキング用キャップ600を
有する電子部品210を備えたプリント配線板300全
体を絶縁性かつ熱硬化性の樹脂の中に浸す。この樹脂
は、上述のように、例えばエポキシ樹脂等の合成樹脂が
用いられる。このように樹脂に浸されたプリント配線板
300等を樹脂から取り出し、図示しない炉等に入れ
る。この樹脂は熱硬化性の樹脂であるため、炉等で熱を
加えることで硬化することになる。この状態を表したの
が図3(3)であり、これによって形成された絶縁膜4
00の厚みは、上述のように、確実に電子部品200を
覆う厚さであればよく、その厚みは可能な限り薄く形成
されるのが好ましい。具体的には、例えば50μm乃至
100μm程度である。
配線板300、電子部品200、210及びマスキング
用キャップ600の上に絶縁膜400を覆うように設け
る。具体的には、カーテンコート法や浸せき法等によ
り、電子部品200及びマスキング用キャップ600を
有する電子部品210を備えたプリント配線板300全
体を絶縁性かつ熱硬化性の樹脂の中に浸す。この樹脂
は、上述のように、例えばエポキシ樹脂等の合成樹脂が
用いられる。このように樹脂に浸されたプリント配線板
300等を樹脂から取り出し、図示しない炉等に入れ
る。この樹脂は熱硬化性の樹脂であるため、炉等で熱を
加えることで硬化することになる。この状態を表したの
が図3(3)であり、これによって形成された絶縁膜4
00の厚みは、上述のように、確実に電子部品200を
覆う厚さであればよく、その厚みは可能な限り薄く形成
されるのが好ましい。具体的には、例えば50μm乃至
100μm程度である。
【0020】その後、プリント配線板300に設けられ
ている接続用パッド110に対応する絶縁膜400の部
分に、図3(4)で示すように、接続用開口部410を
設ける。具体的には、図示しないレーザ穴あけ装置より
図3(4)の矢印Aの方向に、例えば炭酸ガスレーザ等
を照射する。この炭酸ガスレーザ等は、接続用パッド1
10が露出する大きさになるまで、絶縁膜400に照射
され、絶縁膜400に穴を開けることになる。このよう
にして、絶縁膜400に接続用開口部410が形成され
る(図3(4)参照)。
ている接続用パッド110に対応する絶縁膜400の部
分に、図3(4)で示すように、接続用開口部410を
設ける。具体的には、図示しないレーザ穴あけ装置より
図3(4)の矢印Aの方向に、例えば炭酸ガスレーザ等
を照射する。この炭酸ガスレーザ等は、接続用パッド1
10が露出する大きさになるまで、絶縁膜400に照射
され、絶縁膜400に穴を開けることになる。このよう
にして、絶縁膜400に接続用開口部410が形成され
る(図3(4)参照)。
【0021】さらに、図3(5)に示すように、この絶
縁膜400等の表面に金属膜500が設けられる。具体
的には、図示しない無電解メッキ装置等で、例えば無電
解メッキの金属膜500を形成する。このように金属膜
500を形成すると、絶縁膜400に形成されている接
続用開口部410内にも、金属膜500が形成され、金
属膜500とプリント配線板300に設けられている接
続用パッド110が電気的に導通することになる。ま
た、このように形成された金属膜500がシールドの役
割を果たし、電磁障害の影響から電子部品200等を有
効に保護することができる。
縁膜400等の表面に金属膜500が設けられる。具体
的には、図示しない無電解メッキ装置等で、例えば無電
解メッキの金属膜500を形成する。このように金属膜
500を形成すると、絶縁膜400に形成されている接
続用開口部410内にも、金属膜500が形成され、金
属膜500とプリント配線板300に設けられている接
続用パッド110が電気的に導通することになる。ま
た、このように形成された金属膜500がシールドの役
割を果たし、電磁障害の影響から電子部品200等を有
効に保護することができる。
【0022】最後に、電子部品210上に配置されてい
るマスキング用キャップ600を剥がすことで、電子部
品実装プリント配線板の実装方法、特に電磁障害防止手
段であるシールドを施す方法が終了する。
るマスキング用キャップ600を剥がすことで、電子部
品実装プリント配線板の実装方法、特に電磁障害防止手
段であるシールドを施す方法が終了する。
【0023】本実施の形態にかかる電子部品実装プリン
ト配線板の実装方法、特に電磁障害防止手段であるシー
ルドを施す方法によれば、無電解メッキ等の方法で電磁
障害防止手段でありシールド効果のある金属膜500を
形成することができる。したがって、電磁障害防止手段
として金属の板を使用せず、無電解メッキ等の方法で設
ける金属膜500を使用するため、設計が容易で、軽量
化も可能となる。また、絶縁膜400に形成されている
接続用開口部410内にも、金属膜500が形成され、
金属膜500とプリント配線板300に設けられている
接続用パッド110が電気的に導通することになるの
で、半田付け等が不要となり高密度実装が可能となる。
さらに、金属膜500及び絶縁膜400を設ける必要が
ない電子部品210については、マスキング用キャップ
600を用いることで、容易に、金属膜500及び絶縁
膜400を設けないようにすることができる。そして、
絶縁膜400を配置した後、接続用開口部410を炭酸
ガスレーザ等で絶縁膜400に設けるので、接続用開口
部410の開口を正確かつ容易に形成することができ
る。
ト配線板の実装方法、特に電磁障害防止手段であるシー
ルドを施す方法によれば、無電解メッキ等の方法で電磁
障害防止手段でありシールド効果のある金属膜500を
形成することができる。したがって、電磁障害防止手段
として金属の板を使用せず、無電解メッキ等の方法で設
ける金属膜500を使用するため、設計が容易で、軽量
化も可能となる。また、絶縁膜400に形成されている
接続用開口部410内にも、金属膜500が形成され、
金属膜500とプリント配線板300に設けられている
接続用パッド110が電気的に導通することになるの
で、半田付け等が不要となり高密度実装が可能となる。
さらに、金属膜500及び絶縁膜400を設ける必要が
ない電子部品210については、マスキング用キャップ
600を用いることで、容易に、金属膜500及び絶縁
膜400を設けないようにすることができる。そして、
絶縁膜400を配置した後、接続用開口部410を炭酸
ガスレーザ等で絶縁膜400に設けるので、接続用開口
部410の開口を正確かつ容易に形成することができ
る。
【0024】なお、上述した実施の形態においては、部
品実装プリント配線板について適用した部品実装プリン
ト基板及び部品実装プリント基板の実装方法について述
べたが、本発明はこれに限らず他のプリント基板にも適
用できることは明らかである。
品実装プリント配線板について適用した部品実装プリン
ト基板及び部品実装プリント基板の実装方法について述
べたが、本発明はこれに限らず他のプリント基板にも適
用できることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、設計が容易
で、部品の高密度実装が可能となると共に軽量化もされ
る、電磁障害防止手段を有する部品実装プリント基板及
部品実装プリント基板の実装方法を提供することができ
る。
で、部品の高密度実装が可能となると共に軽量化もされ
る、電磁障害防止手段を有する部品実装プリント基板及
部品実装プリント基板の実装方法を提供することができ
る。
【図1】本発明による部品実装プリント基板部品及び部
品実装プリント基板の実装方法の実施の形態を示す図で
ある。
品実装プリント基板の実装方法の実施の形態を示す図で
ある。
【図2】本発明による部品実装プリント基板の実装方法
の実施の形態の一部を示す図である。
の実施の形態の一部を示す図である。
【図3】本発明による部品実装プリント基板の実装方法
の実施の形態の他の部分を示す図である。
の実施の形態の他の部分を示す図である。
【図4】従来の部品実装プリント基板、特に電磁障害防
止用のシールドを設けた部品実装プリント基板を示す図
である。
止用のシールドを設けた部品実装プリント基板を示す図
である。
100・・・部品実装プリント配線板、110・・・接
続用パッド、200・・・電子部品、210・・・電子
部品、300・・・プリント配線板、400・・・絶縁
膜、500・・・金属膜、600・・・マスキング用キ
ャップ
続用パッド、200・・・電子部品、210・・・電子
部品、300・・・プリント配線板、400・・・絶縁
膜、500・・・金属膜、600・・・マスキング用キ
ャップ
Claims (8)
- 【請求項1】 プリント基板に部品が実装されている部
品実装プリント基板において、 上記プリント基板には、このプリント基板との接続用開
口部を有する絶縁膜が設けられており、 この絶縁膜には金属膜が設けられていることを特徴とす
る部品実装プリント基板。 - 【請求項2】 上記プリント基板の一部に上記絶縁膜及
び金属膜が設けられていることを特徴する請求項1に記
載の部品実装プリント基板。 - 【請求項3】 上記プリント基板との接続用開口部がレ
ーザにより形成されることを特徴とする請求項1に記載
の部品実装プリント基板。 - 【請求項4】 上記プリント基板との接続用開口部がレ
ーザにより形成されることを特徴とする請求項2に記載
の部品実装プリント基板。 - 【請求項5】 プリント基板に部品を実装する工程と、 このプリント基板に絶縁膜を設ける工程と、 この絶縁膜に、上記プリント基板との接続用開口部を設
ける工程と、 この絶縁膜に金属膜を設ける工程と、を有する部品実装
プリント基板の実装方法。 - 【請求項6】 上記プリント基板との接続用開口部がレ
ーザにより形成されることを特徴とする請求項5に記載
の部品実装プリント基板の実装方法。 - 【請求項7】 プリント基板に部品を実装する工程と、 このプリント基板の一部にマズキングをする工程と、 このプリント基板に絶縁膜を設ける工程と、 この絶縁膜に、上記プリント基板との接続用開口部を設
ける工程と、 この絶縁膜に金属膜を設ける工程と、 上記マスキングを剥離する工程と、を有する部品実装プ
リント基板の実装方法。 - 【請求項8】 上記プリント基板との接続用開口部がレ
ーザにより形成されることを特徴とする請求項7に記載
の部品実装プリント基板の実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3931798A JPH11238993A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 部品実装プリント基板及び部品実装プリント基板の実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3931798A JPH11238993A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 部品実装プリント基板及び部品実装プリント基板の実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11238993A true JPH11238993A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12549743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3931798A Pending JPH11238993A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 部品実装プリント基板及び部品実装プリント基板の実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11238993A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001166020A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-22 | Nippon Soken Inc | 磁気検出アンテナ |
JP2002335094A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-11-22 | Hewlett Packard Co <Hp> | 基板レベルのemiシールド |
JP2010177520A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Toshiba Corp | 電子回路モジュールおよびその製造方法 |
KR101050891B1 (ko) | 2004-05-31 | 2011-07-20 | 엘지디스플레이 주식회사 | 인버터 보호용 쉴드 커버 및 이를 채용한 액정표시장치 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3931798A patent/JPH11238993A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001166020A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-22 | Nippon Soken Inc | 磁気検出アンテナ |
JP2002335094A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-11-22 | Hewlett Packard Co <Hp> | 基板レベルのemiシールド |
KR101050891B1 (ko) | 2004-05-31 | 2011-07-20 | 엘지디스플레이 주식회사 | 인버터 보호용 쉴드 커버 및 이를 채용한 액정표시장치 |
JP2010177520A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Toshiba Corp | 電子回路モジュールおよびその製造方法 |
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