JPH11238642A - コイル成形装置 - Google Patents
コイル成形装置Info
- Publication number
- JPH11238642A JPH11238642A JP5575698A JP5575698A JPH11238642A JP H11238642 A JPH11238642 A JP H11238642A JP 5575698 A JP5575698 A JP 5575698A JP 5575698 A JP5575698 A JP 5575698A JP H11238642 A JPH11238642 A JP H11238642A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- gear
- main body
- scroll gear
- scroll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多極着磁用のジグザグ型のコイルを安価に精
度よく成形するコイル成形装置を提供する。 【解決手段】 本体6と本体6に回動自在に取付けられ
たスクロールギヤ7と、本体6にスクロールギヤ7の半
径方向に摺動自在に取り付けられ、スクロールギヤ7の
渦巻溝7aに噛合する歯溝10aを有する複数のスライ
ダ10と、スライダ10に固定された型11と、本体6
とスクロールギヤ7を相対回転させる駆動部からコイル
成形装置を構成する。型11の間に円形コイル12を挟
んで押圧する。
度よく成形するコイル成形装置を提供する。 【解決手段】 本体6と本体6に回動自在に取付けられ
たスクロールギヤ7と、本体6にスクロールギヤ7の半
径方向に摺動自在に取り付けられ、スクロールギヤ7の
渦巻溝7aに噛合する歯溝10aを有する複数のスライ
ダ10と、スライダ10に固定された型11と、本体6
とスクロールギヤ7を相対回転させる駆動部からコイル
成形装置を構成する。型11の間に円形コイル12を挟
んで押圧する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル、特に多極着磁
に使用されるジグザグ型のコイルを成形する装置に関す
る。
に使用されるジグザグ型のコイルを成形する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円盤状の磁石の円周に沿って、N極およ
びS極を交互に多数着磁するための着磁コイルは、図3
に示すようなものである。図3において、1は着磁コイ
ルであり、2は磁石であり、着磁コイル1は図示しない
絶縁シートを介して、磁石2の上に置かれている。着磁
コイル1は例えば銅板のような導体をジグザグに成形し
たものである。さらに、詳しく言えば、着磁コイル1
は、磁石2のN極に着磁される磁極3を略V字形に、S
極に着磁される磁極4を略U字形にそれぞれ、取り囲む
パターンを繰り返すように成形されている。この着磁コ
イル1に時計回りに直流電流を流すと、磁極3にはN極
が、磁極4にはS極がそれぞれ誘起される。従来、この
ような着磁コイルは、銅板を放電加工等によって切り抜
くか、巻回した平角線を手作業によって、所定のパター
ンに曲げていた。
びS極を交互に多数着磁するための着磁コイルは、図3
に示すようなものである。図3において、1は着磁コイ
ルであり、2は磁石であり、着磁コイル1は図示しない
絶縁シートを介して、磁石2の上に置かれている。着磁
コイル1は例えば銅板のような導体をジグザグに成形し
たものである。さらに、詳しく言えば、着磁コイル1
は、磁石2のN極に着磁される磁極3を略V字形に、S
極に着磁される磁極4を略U字形にそれぞれ、取り囲む
パターンを繰り返すように成形されている。この着磁コ
イル1に時計回りに直流電流を流すと、磁極3にはN極
が、磁極4にはS極がそれぞれ誘起される。従来、この
ような着磁コイルは、銅板を放電加工等によって切り抜
くか、巻回した平角線を手作業によって、所定のパター
ンに曲げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の銅板
から切り抜く方法では、高価な放電加工機を用いるので
加工コストが高い、材料の歩留りが悪い、複数回巻のコ
イルが出来ないなどの問題があった。また後者の手作業
による巻回では、コイルの形状の精度が悪い、自動化が
難しいなどの問題があった。そこで、本発明は、多極着
磁用のジグザグ型のコイルを安価に、精度よく成形する
コイル成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
から切り抜く方法では、高価な放電加工機を用いるので
加工コストが高い、材料の歩留りが悪い、複数回巻のコ
イルが出来ないなどの問題があった。また後者の手作業
による巻回では、コイルの形状の精度が悪い、自動化が
難しいなどの問題があった。そこで、本発明は、多極着
磁用のジグザグ型のコイルを安価に、精度よく成形する
コイル成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、本体と前記本体に回動自在に取付けられ
たスクロールギヤと、前記本体に前記スクロールギヤの
半径方向に摺動自在に取り付けられ、前記スクロールギ
ヤの渦巻溝に噛合する歯溝を有する複数のスライダと、
前記スライダに固定された型と、前記本体と前記スクロ
ールギヤを相対回転させる駆動部から、コイル成形装置
を構成するものである。
め、本発明は、本体と前記本体に回動自在に取付けられ
たスクロールギヤと、前記本体に前記スクロールギヤの
半径方向に摺動自在に取り付けられ、前記スクロールギ
ヤの渦巻溝に噛合する歯溝を有する複数のスライダと、
前記スライダに固定された型と、前記本体と前記スクロ
ールギヤを相対回転させる駆動部から、コイル成形装置
を構成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すコイ
ル成形装置の説明図であり、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のA−A’線で切断した断面図である。
図1において、5はベースであり、6は本体である。本
体6はベース5に固定され、上面を天板6aで塞がれた
円筒形のケーシングであり、天板6aの裏側の中心には
軸6bが下に向かって形成されている。また天板6aに
は、3本のスリット6cが、軸6bを中心に放射状に切
り明けてある。7はスクロールギヤである。スクロール
ギヤ7は、軸6bに回動自在に支持され、その上面には
軸6bを中心とする渦巻溝7aが刻まれ、下面には同じ
く軸6bを中心とするベベルギヤ歯7bが形成されてい
る。8は駆動部であり、駆動部8は本体6の側面に固定
されたモータ8aと、本体6の内部に突き出たモータ8
aの出力軸の先端に固定されたベベルギヤ8bからな
る。ベベルギヤ8bはスクロールギヤ7のベベルギヤ歯
7bと噛合しているので、モータ8aが回転するとスク
ロールギヤ7が軸6b回りに回転する。10はスライダ
であり、スライダ10は3個あり、それぞれスリット6
cに摺動自在に支持されている。スライダ10の下面に
は歯溝10aが刻まれ、歯溝10aはスクロールギヤ7
の渦巻溝7aと噛み合っている。スクロールギヤ7を所
定の方向に回すと、スライダ10はスリット6cに沿っ
て、天板6aの中心に向かって動き、逆方向に回すと、
天板6aの外周に向かって動く。3個のスライダ10の
天板6cの中心からの距離は常にすべて等しくなるよう
に調整されている。なお、このスクロールギヤ7で、ス
ライダ10を動かす機構は、旋盤等に使用する公知のス
クロールチャックと同様の機構である。11は型であ
る。型11は3個あり、それぞれスライダ10に固定さ
れている。次に、このコイル成形装置によるコイルの成
形方法を説明する。まず、型11を天板6aの外周側に
開いた状態で、導体を円形に巻回した円形コイル12を
型11の間に置く。次にモータ8aを回転させて、型1
1を11’で示す位置まで、移動させる。円形コイル1
2は型11で押圧されて、12’で示すようなジグザグ
パターンに成形される。最後に、モータ8aを逆転させ
て、型11を開いて成形されたコイル12’を取り出
す。図3は本発明の第2の実施例を示すコイル成形機の
平面図である。基本的なメカニズムは前記第1の実施例
と共通であり、3個の外型13が図示しないスライダに
固定され、図示しないスクロールギヤの回転によって開
閉する。14は内型であり、天板6aの中心に固定され
ている。コイルは外型13と内型14に挟まれて、成形
される。実施例で示した型11、外型13および内型1
4の形状は、あくまでも一例を示すものであり、所望の
コイルの形状に合わせて、その形状は自由に設計でき
る。また、実施例においては、型11および外型13を
3個としたが、より複雑なコイルの形状に対応するため
に数を増やしてもよい。逆に単純な形状のコイルであれ
ば、2個でもよい。なお、実施例ではスクロールギヤ7
を回転させる構成としたが、スクロールギヤ7と本体6
が相対回転すればよいので、スクロールギヤ7を固定し
て本体6を回転させる構成をとってもよい。さらに、ス
クロールギヤ7または本体6を回転する機構は、ベベル
ギヤを介さず、モータの出力軸に直結してもよい。ま
た、モータによらず、手動で回転する機構であってもよ
い。
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すコイ
ル成形装置の説明図であり、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のA−A’線で切断した断面図である。
図1において、5はベースであり、6は本体である。本
体6はベース5に固定され、上面を天板6aで塞がれた
円筒形のケーシングであり、天板6aの裏側の中心には
軸6bが下に向かって形成されている。また天板6aに
は、3本のスリット6cが、軸6bを中心に放射状に切
り明けてある。7はスクロールギヤである。スクロール
ギヤ7は、軸6bに回動自在に支持され、その上面には
軸6bを中心とする渦巻溝7aが刻まれ、下面には同じ
く軸6bを中心とするベベルギヤ歯7bが形成されてい
る。8は駆動部であり、駆動部8は本体6の側面に固定
されたモータ8aと、本体6の内部に突き出たモータ8
aの出力軸の先端に固定されたベベルギヤ8bからな
る。ベベルギヤ8bはスクロールギヤ7のベベルギヤ歯
7bと噛合しているので、モータ8aが回転するとスク
ロールギヤ7が軸6b回りに回転する。10はスライダ
であり、スライダ10は3個あり、それぞれスリット6
cに摺動自在に支持されている。スライダ10の下面に
は歯溝10aが刻まれ、歯溝10aはスクロールギヤ7
の渦巻溝7aと噛み合っている。スクロールギヤ7を所
定の方向に回すと、スライダ10はスリット6cに沿っ
て、天板6aの中心に向かって動き、逆方向に回すと、
天板6aの外周に向かって動く。3個のスライダ10の
天板6cの中心からの距離は常にすべて等しくなるよう
に調整されている。なお、このスクロールギヤ7で、ス
ライダ10を動かす機構は、旋盤等に使用する公知のス
クロールチャックと同様の機構である。11は型であ
る。型11は3個あり、それぞれスライダ10に固定さ
れている。次に、このコイル成形装置によるコイルの成
形方法を説明する。まず、型11を天板6aの外周側に
開いた状態で、導体を円形に巻回した円形コイル12を
型11の間に置く。次にモータ8aを回転させて、型1
1を11’で示す位置まで、移動させる。円形コイル1
2は型11で押圧されて、12’で示すようなジグザグ
パターンに成形される。最後に、モータ8aを逆転させ
て、型11を開いて成形されたコイル12’を取り出
す。図3は本発明の第2の実施例を示すコイル成形機の
平面図である。基本的なメカニズムは前記第1の実施例
と共通であり、3個の外型13が図示しないスライダに
固定され、図示しないスクロールギヤの回転によって開
閉する。14は内型であり、天板6aの中心に固定され
ている。コイルは外型13と内型14に挟まれて、成形
される。実施例で示した型11、外型13および内型1
4の形状は、あくまでも一例を示すものであり、所望の
コイルの形状に合わせて、その形状は自由に設計でき
る。また、実施例においては、型11および外型13を
3個としたが、より複雑なコイルの形状に対応するため
に数を増やしてもよい。逆に単純な形状のコイルであれ
ば、2個でもよい。なお、実施例ではスクロールギヤ7
を回転させる構成としたが、スクロールギヤ7と本体6
が相対回転すればよいので、スクロールギヤ7を固定し
て本体6を回転させる構成をとってもよい。さらに、ス
クロールギヤ7または本体6を回転する機構は、ベベル
ギヤを介さず、モータの出力軸に直結してもよい。ま
た、モータによらず、手動で回転する機構であってもよ
い。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果がある。 (1)型によってコイルを成形するので、コイルの形状
精度が高く品質が安定する。 (2)型を交換することによって、形状の異なる多種の
コイルを製造することができる。 (3)コイルの出し入れが簡単なので、自動化が容易で
ある。 (4)簡単な機械装置なので、安価である。
のような効果がある。 (1)型によってコイルを成形するので、コイルの形状
精度が高く品質が安定する。 (2)型を交換することによって、形状の異なる多種の
コイルを製造することができる。 (3)コイルの出し入れが簡単なので、自動化が容易で
ある。 (4)簡単な機械装置なので、安価である。
【図1】 本発明の第1の実施例を示すコイル成形装置
の説明図であり、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のA−A’線で切断した断面図である。
の説明図であり、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のA−A’線で切断した断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例を示すコイル成形装置
の平面図である。
の平面図である。
【図3】 従来の着磁用コイルと磁石のの平面図であ
る。
る。
1:着磁コイル 2:磁石 3:磁極 4:磁極 5:ベース 6:本体 6a:天板 6b:軸 6c:スリット 7:スクロール
ギヤ 7a:渦巻溝 7b:ベベルギ
ヤ歯 8:駆動部 8a:モータ 8b:ベベルギヤ 10:スライダ 10a:歯溝 11:型 11’:コイル成形時の型の位置 12:円形コイ
ル 12’:成形後のコイル 13:外型 14:内型
ギヤ 7a:渦巻溝 7b:ベベルギ
ヤ歯 8:駆動部 8a:モータ 8b:ベベルギヤ 10:スライダ 10a:歯溝 11:型 11’:コイル成形時の型の位置 12:円形コイ
ル 12’:成形後のコイル 13:外型 14:内型
Claims (1)
- 【請求項1】 本体と前記本体に回動自在に取付けられ
たスクロールギヤと、前記本体に前記スクロールギヤの
半径方向に摺動自在に取り付けられ、前記スクロールギ
ヤの渦巻溝に噛合する歯溝を有する複数のスライダと、
前記スライダに固定された型と、前記本体と前記スクロ
ールギヤを相対回転させる駆動部からなるコイル成形装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5575698A JPH11238642A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | コイル成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5575698A JPH11238642A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | コイル成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11238642A true JPH11238642A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=13007699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5575698A Pending JPH11238642A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | コイル成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11238642A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10209012B4 (de) * | 2001-03-01 | 2015-05-13 | Starting Industrial Co., Ltd. | Starter |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP5575698A patent/JPH11238642A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10209012B4 (de) * | 2001-03-01 | 2015-05-13 | Starting Industrial Co., Ltd. | Starter |
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