JPH11237563A - 回折型光変調素子と回折型光変調素子の製造方法 - Google Patents

回折型光変調素子と回折型光変調素子の製造方法

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JPH11237563A
JPH11237563A JP5450098A JP5450098A JPH11237563A JP H11237563 A JPH11237563 A JP H11237563A JP 5450098 A JP5450098 A JP 5450098A JP 5450098 A JP5450098 A JP 5450098A JP H11237563 A JPH11237563 A JP H11237563A
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electrode
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light modulation
modulation element
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JP5450098A
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Inventor
Masahiro Fushimi
正寛 伏見
Masaki Esashi
正喜 江刺
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折型光変調素子のスティッキングを防止す
る。 【解決手段】 下部電極部20において、シリコン基板
21の上面全体に酸化膜23を形成し、酸化膜23の上
面にはアルミニウムから成る下部ミラー22を配設す
る。下部ミラー22の上面において、上部電極部のグレ
ーティング梁部11の各ミラー要素11bに対応する位
置に二酸化珪素から成る絶縁体のストッパー24を配設
する。酸化膜23の上面において、グレーティング梁部
11の開口部11aの両端部の外側に対応する位置に、
感光性樹脂から成る支持板を形成する。上部電極部を支
持板により支持することにより、グレーティング梁部1
1は下部ミラー22から所定の間隔をおいて位置決めさ
れ、中空に浮上している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グレーティング梁
構造を有する回折型光変調素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電気による引力を用いた反射回
折型の光変調素子が知られている。このような回折型光
変調素子は、シリコン基板と、相互に平行に配列された
平板状の複数の梁部材とを有しており、各梁部材はシリ
コン基板上に設けられたポスト部材により両端を支持さ
れ、通常はシリコン基板から所定の間隔をおいて配設さ
れる。梁部材は例えば窒化珪素から成り、シリコン基板
と対向する面の反対側の表面にはアルミニウムの薄膜が
コーティングされミラー面となっている。一方、シリコ
ン基板の梁部材と対向する面において、各梁部材の間に
対応する部分にはアルミニウムの薄膜がコーティングさ
れミラー面となっている。梁部材のシリコン基板に対向
する面とシリコン基板の表面との間の距離は、照射され
る光の波長(λ)の例えば1/2となるよう配設され、
またグレーティング梁部材の板厚は例えばその波長の1
/4となるよう形成される。
【0003】このような光変調素子において、梁部材の
ミラー面とシリコン基板のミラー面との間に電圧を印加
することにより、梁部材を静電引力でシリコン基板に密
着するよう変位させる。梁部材とシリコン基板の間に電
圧が印加されていないとき、梁部材はシリコン基板に対
して平行であり、梁部材のミラー面とシリコン基板のミ
ラー面の間はλ/2だけ離れている。この状態では、シ
リコン基板に対して照射された波長λの単色光は、回折
作用によって反射される。これに対し、梁部材とシリコ
ン基板の間に電圧を印加すると、梁部材は静電引力によ
りその裏面がシリコン基板に密着するように撓み、梁部
材のミラー面とシリコン基板のミラー面の距離はλ/4
になる。この状態では、基板に対する入射光と反射光が
打消しあい、反射光は存在しない。従って、電圧の印加
を制御して静電引力による梁部材の変位を高速に行うこ
とにより、反射回折型の高速光変調を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シリコン基
板の表面には高温で酸素と反応させることにより二酸化
珪素膜が形成されており、一方、梁部材は上述のように
窒化珪素である。すなわち、梁部材およびシリコン基板
の表面は絶縁体である。従って、電圧かけると電荷が蓄
積することがあり、その結果、静電引力により梁部材が
シリコン基板表面の二酸化珪素膜に接触した際、梁部材
が酸化膜に結合し離れなくなるという現象、すなわちス
ティッキングが発生するという問題があった。
【0005】本発明は、以上の問題を解決するものであ
り、スティッキングが発生することのない回折型光変調
素子を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる回折型光
変調素子は、表面に導電体から成る第1のミラーが形成
された基板と、導電体から成り、複数のスリット状の開
口部が平行に形成され、第1のミラーが形成された側に
基板から所定の間隔をおいて配設される第2のミラー
と、第1のミラー上の第2のミラーに対応する位置に配
設された絶縁部材とを備え、第1および第2のミラーを
電極として電圧を印加することにより発生する静電引力
により第2のミラーを基板側に変位させ、第1および第
2のミラーの側からの入射光を回折させることを特徴と
する。
【0007】第1および第2のミラーは金属、例えばア
ルミニウムであり、基板はシリコンであり、絶縁部材は
二酸化珪素である。
【0008】第2のミラーが変位する際、第2のミラー
の平面性が保持されるよう、絶縁部材が第1のミラーに
おいて複数箇所設けられている。
【0009】基板上において複数のスリット状の開口部
の両端部の外側に対応する位置に設けられた支持部材に
より、第2のミラーが支持される。。
【0010】また本発明にかかる回折型光変調素子は、
入射光を反射する平板状の第1の電極と、複数のスリッ
ト状の開口部が平行に形成され、入射光を反射するグレ
ーティング梁部を有し、グレーティング梁部が第1の電
極に対向するよう配設された第2の電極と、第1の電極
の第2の電極と対向する面上において、グレーティング
梁部に対応する領域内に配設された絶縁部材とを備え、
第1および第2の電極の間に電圧を印加することにより
発生する静電引力により第2の電極のグレーティング梁
部を第1の電極側に変位させ、入射光を回折させること
を特徴とし、第1および第2の電極はアルミニウムであ
り、絶縁部材は二酸化珪素である。
【0011】グレーティング梁部が変位する際、入射光
に対するグレーティング梁部の平面性が保持されるよ
う、絶縁部材が第1の電極において複数箇所設けられて
いる。
【0012】第1の電極はシリコン基板上に設けられて
おり、シリコン基板上において複数のスリット状の開口
部の両端部の外側に対応する位置に設けられた支持部材
により、第2の電極が支持される
【0013】本発明に係る回折型光変調素子の製造方法
は、表面に酸化膜が形成されたシリコンから成る基板の
酸化膜上にスパッタリングにより第1のアルミニウム層
を積層する第1ステップと、 第1のアルミニウム層の
上面にスパッタリングにより二酸化珪素層を積層する第
2ステップと、二酸化珪素層の上面にスピンコートによ
りレジストを塗布して第1のレジスト層を形成する第3
ステップと、第1のレジスト層に第1のパターンが形成
された第1のマスクを密着させ、露光し現像することに
より、二酸化珪素層の上面にレジストから成る第1のパ
ターンを形成する第4ステップと、二酸化珪素層にエッ
チングを施すことにより第1のアルミニウム層の上面に
二酸化珪素から成る第1のパターンを形成する第5ステ
ップと、レジストから成る第1のパターンを剥離する第
6ステップと、第1のアルミニウム層にスピンコートに
よりレジストを塗布することにより第2のレジスト層を
形成する第7ステップと、第2のレジスト層に第2のア
ルミニウム層を形成する第8ステップと、第2のアルミ
ニウム層にスリット状でかつ互いに平行に延びる複数の
開口部を備える第2のパターンが形成された第2のマス
クを密着させ、露光し現像することにより、第2のレジ
スト層の上面にアルミニウムから成る第2のパターンを
形成する第9ステップと、第2のレジスト層をエッチン
グ処理により除去することにより、アルミニウムから成
る第2のパターンを、第1のアルミニウム層から所定の
距離離れたグレーティング梁部とする第10ステップと
を備え、第1のアルミニウム層においてグレーティング
梁部の複数の開口部に挟まれた部分に対応する領域内
に、二酸化珪素から成る第1のパターンが形成されるこ
とを特徴とする。
【0014】グレーティング梁部が静電引力により第1
のアルミニウム層側に変位する際のグレーティング梁部
の平面性が保持されるよう、二酸化珪素から成る第1の
パターンが形成される。
【0015】第5ステップのエッチングは弗化炭素ガス
を用いたプラズマエッチングであり、第8ステップにお
いてスパッタリングあるいは蒸着法により第2のアルミ
ニウム層が形成され、第10ステップのエッチング処理
はドライエッチング処理である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る回
折型光変調素子を模式的に示す平面図である。回折型光
変調素子1は上部電極部10と下部電極部20を有して
いる。上部電極部10は、アルミニウムをスパッタリン
グあるいは蒸着することにより成形される矩形の薄膜で
あり、その表面は入射光を反射するミラー面である。上
部電極部10の下部電極部20に対応する端部にはグレ
ーティング梁部11(第2のミラー)が形成されてい
る。グレーティング梁部11には、上部電極部10の長
手方向に沿って、複数のスリット状の開口部11aが互
いに平行に形成されている。換言すれば、グレーティン
グ梁部11において、矩形の複数のミラー要素11bが
上部電極部10の長手方向に沿って所定の間隔をおいて
互いに平行に配設されている。このような構成を有する
複数の上部電極10が、下部電極部20の上方において
互いに長手方向が平行となるよう隣接して配設されてい
る。
【0017】図2は図1におけるA−A矢視断面図、図
3は図1におけるB−B矢視断面図である。尚、図2に
おいて各部材の厚みは図3に比べ拡大して示している。
また紙面の都合上、グレーティング梁部11の長手方
向、すなわち図2における左右方向の幅は、紙面の都合
上、実際の各部材の厚み対する割合よりも縮小して示し
ている。下部電極部20において、シリコン基板21の
上面全体には酸化膜23が形成されている。酸化膜23
の上面にはアルミニウムから成る下部ミラー22(第1
のミラー)が配設されている。下部ミラー22の上面に
は二酸化珪素から成る絶縁体のストッパー24が配設さ
れている。下部ミラー22の上面においてグレーティン
グ梁部11の各ミラー要素11bに対応する位置に、一
対のストッパー24がグレーティング梁部11の長手方
向に沿って5組、すなわち10個設けられている。
【0018】さらに、酸化膜23の上面において、グレ
ーティング梁部11の各開口部11aの両端部の外側に
対応する位置には、感光性樹脂から成る支持板25が形
成されており、上部電極部10は、支持板25に支持さ
れている。従って、グレーティング梁部11は下部ミラ
ー22から所定の間隔をおいて位置決めされ、中空に浮
上している。
【0019】グレーティング梁部11および下部ミラー
22は上述のようにアルミニウムから成る導電体である
ため、それぞれを電極として電圧を印加することにより
電界が発生する。その結果、静電気の引力によりグレー
ティング梁部11は下部ミラー22の側に変位する。電
圧を印加した場合の図1におけるA−A矢視断面図を図
4に、B−B矢視断面図を図5に示す。尚、図4も図2
と同様、各部材の厚みは図5に比べ拡大して示し、グレ
ーティング梁部11の長手方向の幅は実際の各部材の厚
み対する割合よりも縮小して示している。グレーティン
グ梁部11の長手方向の幅は縮小して示してある。下部
ミラー22の上面にはグレーティング梁部11のミラー
要素11bに対応する位置にストッパー24が配設され
ているため、グレーティング梁部11が下部ミラー11
の側に変位する際、グレーティング梁部11と下部ミラ
ー22の接触が防止される。その結果、電圧印加時の上
部電極部10と下部電極部20の導通が防止される。
尚、電圧の印加によるグレーティング梁部11の変位
は、各上部電極部10毎に独立して行われる。
【0020】次に、図6〜図14を用いて、回折型光変
調素子1の製造方法を説明する。図6〜図14は、回折
型光変調素子1の製造の各工程における積層体を図1の
線B−Bの位置で切断した断面図である。図6は、表面
に酸化膜23が形成された状態のシリコン基板21の断
面図である。酸化膜23はシリコン基板21の表面を高
温で酸素と反応させることにより形成される。このよう
なシリコン基板21の酸化膜23の上面に、スパッタリ
ングにより下部ミラー22(第1のアルミニウム層)を
形成する。さらに、図7に示すように下部ミラー22の
上面にスパッタリングにより二酸化珪素層240を積層
する。
【0021】次いで、図8に示すように二酸化珪素層2
40の上面に、例えばポジ型の感光性樹脂であるレジス
トを塗布して第1のレジスト層241を形成する。第1
のレジスト層241にフォトリソグラフィを施す。すな
わち、第1のレジスト層241に図2〜図5に示す複数
のストッパー24に相当するパターン(第1のパター
ン)が形成されたマスクを密着させ、露光し現像する。
その結果、第1のレジスト層241においてマスクに形
成されたパターンに相当する部分以外の部分が除去さ
れ、二酸化珪素層240の上面に、レジストから成りか
つストッパー24に対応するパターン241aが形成さ
れる(図9参照)。
【0022】図9の積層体の二酸化珪素層240に弗化
炭素ガスを用いてプラズマエッチングを施す。エッチン
グを施す際、二酸化珪素層240においてレジストのパ
ターン241aが形成された部分は保護されるため、図
10に示すように、パターンが形成されていない部分の
み除去される。図10の積層体をアセトン等の有機溶媒
液につけることによりレジストのパターン241aを剥
離し、さらに下部ミラー22の端部をフォトエッチング
により除去する。その結果、下部ミラー22の上面に二
酸化珪素から成るストッパー24が形成された積層体が
得られる(図11参照)。
【0023】次いで、図11の積層体の上面にスピンコ
ートにより感光性樹脂を塗布し、第2のレジスト層25
0を積層し(図12参照)、さらに図13に示すように
第2のレジスト層の上面に蒸着法により第2のアルミニ
ウム層120を形成する。
【0024】第1のレジスト層241にフォトリソグラ
フィを施したのと同様に、第2のアルミニウム層120
にフォトリソグラフィを施す。すなわち、例えばポジ型
の感光性樹脂を第2のアルミニウム層に塗布し、グレー
ティング梁部11(図1参照)に相当するパターン(第
2のパターン)が形成されたマスクを密着させ、露光し
現像することにより、第2のアルミニウム層120の上
面に、感光性樹脂から成るグレーティング梁部11に相
当するパターンを形成する。さらに、第2のアルミニウ
ム層120に対して液体エッチングを行い残存している
感光性樹脂を除去し、図14に示すようにアルミニウム
から成るグレーティング梁部11を形成する。
【0025】図15は、図14に示す段階の積層体を図
1の線A−Aの位置で切断した断面図であり、図2およ
び図4と同様、各部材の厚みは図14に比べ拡大して示
し、グレーティング梁部11の長手方向の幅は実際の各
部材の厚み対する割合よりも縮小して示している。図1
4および図15に示す段階の積層体の第2のレジスト層
250を、グレーティング梁部11の開口部の両端部の
外側に対応する部分を残して、酸素プラズマを用いたド
ライエッチングにより除去する。その結果、図2および
図3に示すような、下部電極部20において上部電極部
10のグレーティング梁部11の開口部の両端部の外側
に対応する部分に設けられた支持板25により、上部電
極部10が支持され、グレーティング梁部11が下部ミ
ラー22から所定の距離離れ中空に浮上している回折型
光変調素子1が得られる。
【0026】尚、本実施形態では第2のレジスト層25
0の除去はドライエッチングで行うため、乾燥工程を必
要とするウエットエッチングよりも処理が簡易であり、
また、ウエットエッチングのように表面張力によりエッ
チング処理液が下部電極部20の表面にはりつく恐れが
なく製品としての信頼性が高い。
【0027】以上のように本実施形態によれば、下部ミ
ラー22にストッパー24が形成されているので、電圧
を印加してグレーティング梁部11を下部ミラー22側
に変位させる際、グレーティング梁部11と下部ミラー
22は直接接触せず、スティッキングが防止される。
【0028】また、ストッパー24は二酸化珪素から成
る絶縁体であるため、グレーティング梁部11と下部ミ
ラー22の導通が防止される。
【0029】さらに、ストッパー24は下部ミラー22
のグレーティング梁部11の各ミラー要素11bに対応
する部分において、10箇所設けられている。従って、
グレーティング梁部11が下部ミラー22側に変位する
際の入射光に対する平面性が維持され、入射光の回折が
正確に行われる。
【0030】本実施形態の回折型光変調素子1は、下部
ミラー22をグレーティング梁部11が形成される領域
のシリコン基板21上全面に一体的に形成し、その上面
に絶縁体からなるストッパ24を配設すればよいため、
グレーティング梁部11のはり付き防止のみならず、製
造が容易である。
【0031】ストッパーの数および位置は本実施形態に
限るものではなく、電圧印加時のグレーティング梁部1
1の平面性が維持されるよう、下部ミラー22において
グレーティング梁部11の各ミラー要素11bに対応す
る領域内に複数個配設されていればよい。
【0032】また、第2のレジスト層は酸素プラズマに
よるエッチングで除去されるものであればよく、レジス
トの代わりに例えばポリマー系の有機物等を用いてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回折型
光変調素子においてグレーティング梁部を静電引力によ
り変位させる際、スティッキングを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回折型光変調素子の模
式的平面図である。
【図2】電圧が印加されていない場合の回折型光変調素
子をグレーティング梁部の長手方向と平行な面で切断し
た断面図である。
【図3】電圧が印加されていない場合の回折型光変調素
子をグレーティング梁部の長手方向に直交する面で切断
した断面図である。
【図4】電圧が印加されている場合の回折型光変調素子
をグレーティング梁部の長手方向と平行な面で切断した
断面図である。
【図5】電圧が印加されている場合の回折型光変調素子
をグレーティング梁部の長手方向に直交する面で切断し
た断面図である。
【図6】シリコン基板の表面に酸化膜が形成された段階
の断面図である。
【図7】シリコン基板の酸化膜に下部ミラーと二酸化珪
素層が積層された段階の断面図である。
【図8】二酸化珪素層の上面に第1のレジスト層が形成
された段階の断面図である。
【図9】二酸化珪素層の上面にストッパーに対応するパ
ターンが形成された段階の断面図である。
【図10】二酸化炭素層のストッパーに対応するパター
ン以外の部分を除去した段階の断面図である。
【図11】下部ミラーの上面にストッパーが形成された
段階の断面図である。
【図12】第2のレジスト層を積層した段階の断面図で
ある。
【図13】第2のアルミニウム層が形成された段階の断
面図である。
【図14】グレーティング梁部が形成された段階の積層
体をグレーティング梁部の長手方向に直交する面で切断
した断面図である。
【図15】グレーティング梁部が形成された段階の積層
体をグレーティング梁部の長手方向と平行な面で切断し
た断面図である。
【符号の説明】
1 回折型光変調素子 10 上部電極部 11 グレーティング梁部 20 下部電極部 21 シリコン基板 22 下部ミラー 23 酸化膜 24 ストッパー 25 支持板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に導電体から成る第1のミラーが形
    成された基板と、 導電体から成り、複数のスリット状の開口部が平行に形
    成され、前記第1のミラーが形成された側に前記基板か
    ら所定の間隔をおいて配設される第2のミラーと、 前記第1のミラー上の前記第2のミラーに対応する位置
    に配設された絶縁部材とを備え、 前記第1および第2のミラーを電極として電圧を印加す
    ることにより発生する静電引力により前記第2のミラー
    を前記基板側に変位させ、前記第1および第2のミラー
    の側からの入射光を回折させることを特徴とする回折型
    光変調素子。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2のミラーが金属であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の回折型光変調素
    子。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のミラーがアルミニ
    ウムであることを特徴とする請求項2に記載の回折型光
    変調素子。
  4. 【請求項4】 前記第2のミラーが変位する際、前記第
    2のミラーの平面性が保持されるよう、前記絶縁部材が
    前記第1のミラーにおいて複数箇所設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の回折型光変調素子。
  5. 【請求項5】 前記基板上において前記複数のスリット
    状の開口部の両端部の外側に対応する位置に設けられた
    支持部材により、前記第2のミラーが支持されることを
    特徴とする請求項1に記載の回折型光変調素子。
  6. 【請求項6】 前記基板がシリコンであることを特徴と
    する請求項1に記載の回折型光変調素子。
  7. 【請求項7】 入射光を反射する平板状の第1の電極
    と、 複数のスリット状の開口部が平行に形成され、前記入射
    光を反射するグレーティング梁部を有し、前記グレーテ
    ィング梁部が前記第1の電極に対向するよう配設された
    第2の電極と、 前記第1の電極の前記第2の電極と対向する面上におい
    て、前記グレーティング梁部に対応する領域内に配設さ
    れた絶縁部材とを備え、 前記第1および第2の電極の間に電圧を印加することに
    より発生する静電引力により前記第2の電極の前記グレ
    ーティング梁部を前記第1の電極側に変位させ、前記入
    射光を回折させることを特徴とする回折型光変調素子。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の電極がアルミニウ
    ムであることを特徴とする請求項7に記載の回折型光変
    調素子。
  9. 【請求項9】 前記グレーティング梁部が変位する際、
    入射光に対する前記グレーティング梁部の平面性が保持
    されるよう、前記絶縁部材が前記第1の電極において複
    数箇所設けられていることを特徴とする請求項7に記載
    の回折型光変調素子。
  10. 【請求項10】 前記第1の電極がシリコン基板上に設
    けられていることを特徴とする請求項7に記載の回折型
    光変調素子。
  11. 【請求項11】 前記シリコン基板上において前記複数
    のスリット状の開口部の両端部の外側に対応する位置に
    設けられた支持部材により、前記第2の電極が支持され
    ることを特徴とする請求項10に記載の回折型光変調素
    子。
  12. 【請求項12】 前記絶縁部材が二酸化珪素であること
    を特徴とする請求項1または7に記載の回折型光変調素
    子。
  13. 【請求項13】 表面に酸化膜が形成されたシリコンか
    ら成る基板の前記酸化膜上にスパッタリングにより第1
    のアルミニウム層を積層する第1ステップと、 前記第
    1のアルミニウム層の上面にスパッタリングにより二酸
    化珪素層を積層する第2ステップと、前記二酸化珪素層
    の上面にスピンコートによりレジストを塗布して第1の
    レジスト層を形成する第3ステップと、前記第1のレジ
    スト層に第1のパターンが形成された第1のマスクを密
    着させ、露光し現像することにより、前記二酸化珪素層
    の上面に前記レジストから成る前記第1のパターンを形
    成する第4ステップと、前記二酸化珪素層にエッチング
    を施すことにより前記第1のアルミニウム層の上面に二
    酸化珪素から成る前記第1のパターンを形成する第5ス
    テップと、前記レジストから成る前記第1のパターンを
    剥離する第6ステップと、前記第1のアルミニウム層に
    スピンコートによりレジストを塗布することにより第2
    のレジスト層を形成する第7ステップと、前記第2のレ
    ジスト層に第2のアルミニウム層を形成する第8ステッ
    プと、前記第2のアルミニウム層にスリット状でかつ互
    いに平行に延びる複数の開口部を備える第2のパターン
    が形成された第2のマスクを密着させ、露光し現像する
    ことにより、前記第2のレジスト層の上面にアルミニウ
    ムから成る前記第2のパターンを形成する第9ステップ
    と、前記第2のレジスト層をエッチング処理により除去
    することにより、前記アルミニウムから成る前記第2の
    パターンを、前記第1のアルミニウム層から所定の距離
    離れたグレーティング梁部とする第10ステップとを備
    え、前記第1のアルミニウム層において前記グレーティ
    ング梁部の前記複数の開口部に挟まれた部分に対応する
    領域内に、前記二酸化珪素から成る前記第1のパターン
    が形成されることを特徴とする回折型光変調素子の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記グレーティング梁部が静電引力に
    より前記第1のアルミニウム層側に変位する際の前記グ
    レーティング梁部の平面性が保持されるよう、前記二酸
    化珪素から成る前記第1のパターンが形成されることを
    特徴とする請求項13に記載の回折型光変調素子の製造
    方法。
  15. 【請求項15】 前記第5ステップのエッチングが弗化
    炭素ガスを用いたプラズマエッチングであることを特徴
    とする請求項13に記載の回折型光変調素子の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記第8ステップにおいてスパッタリ
    ングにより前記第2のアルミニウム層が形成されること
    を特徴とする請求項13に記載の回折型光変調素子の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 前記第8ステップにおいて蒸着法によ
    り前記第2のアルミニウム層が形成されることを特徴と
    する請求項13に記載の回折型光変調素子の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第10ステップの前記エッチング
    処理がドライエッチング処理であることを特徴とする請
    求項13に記載の回折型光変調素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100878921B1 (ko) 2004-04-29 2009-01-15 삼성전기주식회사 임베디드 회절 광변조기
KR100906798B1 (ko) 2007-06-01 2009-07-09 삼성전기주식회사 압전 구동 장치와 그 구동 방법 및 이를 이용한 광변조장치
JP2014099486A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Ricoh Co Ltd 波長選択デバイス、面発光レーザ素子、光源装置、及び波長選択デバイスの製造方法

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