JPH11237352A - 分布型湿潤センサ - Google Patents

分布型湿潤センサ

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Publication number
JPH11237352A
JPH11237352A JP3827498A JP3827498A JPH11237352A JP H11237352 A JPH11237352 A JP H11237352A JP 3827498 A JP3827498 A JP 3827498A JP 3827498 A JP3827498 A JP 3827498A JP H11237352 A JPH11237352 A JP H11237352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductors
current
metal
wet
measured
Prior art date
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Pending
Application number
JP3827498A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Tazaki
修 田崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP3827498A priority Critical patent/JPH11237352A/ja
Publication of JPH11237352A publication Critical patent/JPH11237352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで広範囲の湿潤状態が計測できる分布
型湿潤センサを提供する。 【解決手段】長手方向に長い形状の複数の導体と、該導
体に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の導体間
の電流を計測する電流計測手段と、該電流計測手段によ
り計測した電流値を送信する湿潤情報付与手段とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の導体間の電
気抵抗を計測することにより湿潤状態を計測する分布型
湿潤センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の湿潤センサの原理図であ
る。湿潤センサは、リング型の金属電極20aおよび2
0b、電圧印加手段15、電流計測手段16より構成さ
れている。リング型の金属電極20aと20bの間に電
圧印加手段15により電圧が印加され、電流計測手段1
6にてこれら金属電極間に流れる電流が計測される。印
加電圧と計測される電流により、金属電極20aと20
bの間の電気抵抗を知ることができる。
【0003】被測定物の湿潤状態が乾燥状態、湿った状
態、水膜の張った状態では、この順番に従って電気抵抗
が低くなる。よって電気抵抗を測定することにより被測
定物の湿潤状態を知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の湿潤センサには
以下の問題があった。
【0005】リング状の金属電極20aと20bで計測
できるのは狭い範囲の湿潤状態であるため、実際に分布
型湿潤センサとして用いる場合には、金属電極20aと
20bを一組みとして、多数の組みの電極を被測定物に
設置しなければならない。同時に、その組み数と同じ数
だけの電圧印加手段と電流計測手段が必要となる。更
に、計測した湿潤状態を示す電流値を送信する手段がな
いため、別に情報伝送手段を用意しなければならない。
従って、センサ自体のコストが高いという問題があっ
た。
【0006】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、低コストで広範囲の湿潤状態が計測で
きる分布型湿潤センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、長手方向に長い形状の複数の導体と、該導
体に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の導体間
の電流を計測する電流計測手段と、該電流計測手段によ
り計測した電流値を送信する湿潤情報付与手段とを具備
したものである。
【0008】前記導体のうち少なくとも1本はその内部
に光ファイバを内蔵した金属管でも良い。
【0009】前記導体のうち少なくとも1本は金属板で
あり、かつ、該金属板が複数に分割されたものでも良
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の分布型湿潤センサ
の一実施例を示す斜視図である。被測定物、例えば道路
面4の湿潤状態を計測する場合について示す。湿潤セン
サは、光ファイバ1を内蔵した金属管2、金属板3、電
圧印加手段5、電流計測手段6、湿潤情報付与手段7か
ら構成される。
【0011】光ファイバ1は金属管2で覆われており、
金属管2の一部は道路面4に露出している。この金属管
2は光ファイバ1を保護すると共に、2つの導体(電
極)のうちの一方の電極となる。この金属管2と略平行
にもう一つの電極となる金属板3がその一部分を道路面
4に露出した状態で設置され、金属管2と金属板3の間
に電圧印加手段5により電圧が印加される。その結果、
金属管2と金属板3の間には道路面4に沿って電流が流
れ、この電流を電流計測手段6を用いて計測する。道路
面4の湿潤状態が、乾燥状態、湿った状態、水膜が張っ
た状態ではこの順番に電気抵抗が小さくなるため、電気
抵抗を測定することで道路面4の湿潤状態を知ることが
できる。
【0012】2つの金属導体は長手方向に細長い形状を
しているので、狭い範囲のセンサとは異なり、導体間全
体の平均的な抵抗を測定できるという特徴を持ってい
る。計測された電流値は、本願出願人が先に出願した特
願平9−156413号に開示してあるように、光ファ
イバを圧電素子で加振して偏波変調を行なう湿潤情報付
与手段7と、金属管2に内蔵されている光ファイバ1を
用いて遠方に送信される。このため、湿潤センサと全く
独立に情報伝達手段を用意する必要がなく、湿潤センサ
を低コストにすることができる。
【0013】電極として用いる導体は、長手方向に長い
形状をしたものであれば管や板に限らず、断面がどのよ
うな形状のものでも良い。また、図1では導体2本を1
組みとしているが、3本以上の導体を組み合わせて1組
みとしても良く、導体に電圧を印加する電圧印加手段も
導体1組みに対して1つではなく、2組み以上の導体に
対して1つで済ませることも可能である。
【0014】図3は、上り下り1車線ずつの道路の片側
に、図1の湿潤センサを適用した場合の説明図である。
金属管2は1本の連続した管であり、道路面4の端に設
置されている。金属板は、複数の金属板3a〜3eに分
割されている。これら各々の金属板3a〜3eと金属管
2に対して、図1のような湿潤センサを構成することに
より、長手方向に多点化した分布型センサとすることが
できる。
【0015】金属板の分割の仕方は任意であるので、平
地のように気象条件が場所によってあまり変化せず、そ
こでの平均的な湿潤状態を知りたいなら金属板3a、3
bを100m程度と長い単位で設置し、山間部のように
気象条件が場所によって大きく変化する所では金属板3
c、3d、3eを1m程度と短い単位で設置すれば良
い。これによって、湿潤センサを効率良く設置すること
ができる。
【0016】実施例では道路面の湿潤状態の計測につい
て示したが、その他一般に広い範囲での湿潤状態を総合
的に監視したい場所にも本発明を用いることができる。
例えば、河川の土手の内部に埋め込んで土手中の水分増
加を監視して、決壊の警告を出すシステムや、大雨の時
に土石流が発生しそうな急な崖に設置して監視するシス
テム等に適用することが考えられる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、低コストで広範囲の湿
潤状態を計測することが可能な分布型湿潤センサを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分布型湿潤センサの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明の分布型湿潤センサを道路に適用した場
合を示す説明図である。
【図3】従来の分布型湿潤センサの原理図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 金属管 3、3a〜3e 金属板 4 道路面 5、15 電圧印加手段 6、16 電流計測手段 7 湿潤情報付与手段 20a、20b 金属電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に長い形状の複数の導体と、該導
    体に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の導体間
    の電流を計測する電流計測手段と、該電流計測手段によ
    り計測した電流値を送信する湿潤情報付与手段とを具備
    したことを特徴とする分布型湿潤センサ。
  2. 【請求項2】前記導体のうち少なくとも1本はその内部
    に光ファイバを内蔵した金属管であることを特徴とする
    請求項1記載の分布型湿潤センサ。
  3. 【請求項3】前記導体のうち少なくとも1本は金属板で
    あり、かつ、該金属板が複数に分割されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の分布型湿潤セン
    サ。
JP3827498A 1998-02-20 1998-02-20 分布型湿潤センサ Pending JPH11237352A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3827498A JPH11237352A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 分布型湿潤センサ

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JP3827498A JPH11237352A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 分布型湿潤センサ

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Publication Number Publication Date
JPH11237352A true JPH11237352A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12520740

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JP3827498A Pending JPH11237352A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 分布型湿潤センサ

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JP (1) JPH11237352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104165907A (zh) * 2014-08-25 2014-11-26 上海应用技术学院 基于压电阻抗法的混凝土试块固化过程监测方法

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CN104165907A (zh) * 2014-08-25 2014-11-26 上海应用技术学院 基于压电阻抗法的混凝土试块固化过程监测方法

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