JPH11236221A - 高融点金属複合炭窒化物材料及びその製造方法 - Google Patents

高融点金属複合炭窒化物材料及びその製造方法

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JPH11236221A
JPH11236221A JP4154998A JP4154998A JPH11236221A JP H11236221 A JPH11236221 A JP H11236221A JP 4154998 A JP4154998 A JP 4154998A JP 4154998 A JP4154998 A JP 4154998A JP H11236221 A JPH11236221 A JP H11236221A
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metal composite
composite carbonitride
refractory metal
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Koji Hayashi
宏爾 林
Nobuaki Asada
信昭 浅田
Ryoji Yamamoto
良治 山本
Tadashi Igarashi
廉 五十嵐
Yoshihiko Doi
良彦 土井
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Tokyo Tungsten Co Ltd
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Tokyo Tungsten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬度及び強度の優れた超硬合金が得られる複
合炭窒化タングステンモリブデン等の高融点金属複合炭
窒化物材料とその製造方法とを提供すること。 【解決手段】 高融点金属複合炭窒化物材料である複合
炭窒化タングステンモリブデンは,一般式(Wm
n )(Cx y )で表され,mとnとの間にm+n=
1,0<m<1(ここでm,nは金属成分のモル比),
xとyとの間にx+y1,x≦0.99,y≧0.0
1(ここでx,yは非全属成分のモル比),Z≧0.1
0{ただし,Z=(炭素量/12+窒素量/14)/
{(100一炭素量一窒素量)/(184×m+96×
n)},ここでzは非金属成分のモル数/金属成分のモ
ル数,炭素量,窒素量は重量%}なる関係を有する。こ
の複合炭窒化タングステンモリブデンは,タングステン
とモリブデン,そして炭素粉末を予め定められた条件の
下において,合成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,硬質材料を粉末冶
金法にて製造するときに,原料粉末として用いる化学式
(M1m M2n )(Cx y )(ここで,M1,M2は
Nb,Mo,Ta,W等の高融点金属元素,m,nは金
属成分のモル比,x,yは非金属成分のモル比を示す)
で示される高融点金属複合炭窒化物材料とその製造方法
に関し,詳しくは,化学式(Wm Mon )(Cx y
で示される高融点金属複合炭窒化物材料とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,炭化タングステンを主体とした超
硬合金は,切削工具や耐摩耗工具等の材料として広く用
いられている。なかでも平均粒径が,1.0μm以下の
WC粒子を主体とした超硬合金は,高硬度で高強度を有
する。そのため,この種の合金は各種剪断刃,プリント
配線回路基板(PCB)用穴明けドリル,金属用のドリ
ル,及びエンドミル,等に用いられている。
【0003】一方,市場では,さらなる高能率化を達成
するためには,さらに微細な超微粒超硬合金を開発する
ことが必要不可欠であり,微細な炭化タングステン(W
C)粉末の製法の開発,焼結過程での粒成長を抑えるた
めの,種々の粒成長抑制剤を添加する発明が提案されて
いる。
【0004】例えば,特開昭61−12847号公報
(以下,従来技術1と呼ぶ)には,WC−Co(炭化タ
ングステン−コバルト)合金に,バナジウム(V)とク
ロム(Cr)を複合添加することによって,WCの粒成
長を抑制し,微粒超硬合金をつくりあげる方法が開示さ
れている。
【0005】また,特開平6−81072号公報(以
下,従来技術2と呼ぶ)には,平均粒度0.6μm以下
でかつ最大粒径が3.0μm以下のWC粒子が分散して
いるWC基超硬合金の素地中に,さらに最大粒径が3.
0μm以下であるV,Cr,タンタル(Ta),ニオブ
(Nb)およびチタン(Ti)のうちの1種の炭化物も
しくは炭窒化物粒子,またはV,Cr,Ta,Nbおよ
びTiのうちの2種以上の炭化物もしくは炭窒化物粒子
が分散している組織を有するWC基超硬合金が開示され
ている。
【0006】さらに,特公昭57−21019号公報
(以下,従来技術2と呼ぶ)には,ジルコニウム(Z
r)炭化物,V炭化物,モリブデン(Mo),Mo炭化
物,W,W炭化物,Ti窒化物を含有したものの一部を
Ti,Ta,Nb炭化物で置換し,その一部又は全部が
Ti炭化物に固溶した複合炭化物を用いて鉄族金属を結
合相とするサーメットが開示されている。
【0007】ここで,TiC−Niを基本とする系のサ
ーメットは,切削工具として用いると,鋼切削時の耐逃
げ面摩耗は優れるが,耐欠損性には著しく劣るという欠
点がある。
【0008】この欠点を解決するために窒素を含有させ
たTiCN−Niを基本としたサーメットが登場した。
窒素含有のTiCN−Niサーメットは,窒素を含有さ
せることによって硬質粒子の粒成長を抑制し強度向上を
図ろうとしたものである。
【0009】その結果,TiCN−Niサーメットは,
TiC−Niサーメットに比較して強度向上はある程度
望めたものの,耐摩耗性を低下させてしまう間題も含ん
でいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1に開示され
た方法は,V,Crの炭化物を多量に必要とし,チッピ
ング等を起こしやすくなり,PCB穴明けドリル,金属
用エンドミル等に用いると折損に至り,工具の安定性に
欠けるという欠点があった。
【0011】また,従来技術2には,微粒WC中のV,
Cr,Ta,NbおよびのTiの炭化物もしくは炭窒化
物粒子は,粗大粒子としての作用があり,靭性,硬度,
及び強度の向上に働かないという欠点があった。
【0012】さらに,従来技術3のサーメットにおいて
は,窒素を含む複合炭窒化物にすることにより,従来の
TiCN−Ni系のサーメットに比べて硬質相が強化さ
れてはいるものの,TiC−Ni系の耐摩耗性を凌駕す
るには至っていない。
【0013】以上,従来技術1乃至3に開示されたいず
れの発明も超硬合金を焼結する時の粒成長を抑制する方
法であるが,これらの方法だけでは,粒成長を完全に抑
制するには至らず,そのため上記のWC基超硬合金は,
ドリル,エンドミルなどに代表される切削工具そして打
ち抜き型,スリッターなどの剪断加工工具として用いた
場合,チッピング等により比較的短時間で寿命にいたる
ものである。
【0014】また,サーメットにおいては,TiCNを
用いることによりTiC−Ni系サーメットに比較し
て,硬質粒子が微細化することにより強度の向上は見ら
れたものの,耐摩耗性は改善されておらず,比較的短時
間で寿命にいたるものである。
【0015】そこで,本発明の一技術的課題は,硬度及
び強度の優れた寿命の長い超硬合金が得られる高融点金
属複合炭窒化物材料とその製造方法とを提供することに
ある。
【0016】また,本発明のもう一つの技術的課題は,
前記高融点金属複合炭窒化物材料として化学式(Wm
n )(Cx y )(ここで,m,nは金属成分のモル
比,x,yは非金属成分のモル比を示す)で表される複
合炭窒化タングステンモリブデン複から実質的になる高
融点金属複合炭窒化物材料とその製造方法とを提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明らは,上記のよう
な欠点を解消するために,新しい粒成長抑制効果を示す
粉末について検討するとともに,更に,高融点金属複合
炭窒化物材料である複合炭窒化タングステンモリブデン
の合成について,鋭意研究を行った結果,以下の化学式
に示される複合炭窒化タングステンモリブデンが,窒素
気流中で圧力を調整することによって合成できる事を見
いだし,本発明をなすに至ったものである。
【0018】より,具体的には,製造に際して,まず,
本発明者らは,新しい粒成長抑制効果を示す粉末につい
て検討した。ここで,粒成長抑制槻構は以下のように説
明されている。まず,合金中のWC平均粒度と各炭化物
の標準生成自由エネルギーΔGfo との間にはかなり強
い相関が認められる。そして,ΔGfo が小さい,すな
わちVC,Mo2 C,Cr3 2 などはCo液相中への
溶解度が大きく,このようなWC以外の炭化物(以下,
他炭化物と呼ぶ)は,WCの粒成長抑制効果が大きい。
【0019】一方,Co液相中へのWC溶解度とWC平
均粒度との間にはほとんど相関はない。また,他炭化物
を構成している金属原子とW原子は固溶体または化合物
を形成するが,他炭化物はいずれもWC中へはほとんど
固溶しない。これらのことを総合的に考慮すると以下の
ように考えられる。
【0020】Co液相中へ溶解している他炭化物の金属
原子が,WC固相の成長面ステップの端部に吸着する
と,この吸着原子が表面から脱着し,液相中へ再溶解し
ないかぎり,W原子と親和力の無い(Wm Mon )(C
x y )が存在していると,WCは成長を続けられな
い。
【0021】従って,同じ原理でWC固相の成長面ステ
ップの端部に窒素原子が吸着していると,他炭化物を用
いなくともWCの粒成長は十分抑制できると考えられ
る。
【0022】上記原理は,TiC系サーメットにおいて
も同様に成り立ち,成長面ステップの端部に窒素原子が
あるとモリブデン原子が液相中に脱着しないかぎり,窒
素原子と結合しうるTi原子は,ステップ端部へ移動で
きない。
【0023】このため液相中からの溶質原子の固相表面
上への析出速度は,窒素原子がない場合に比べておそく
なり,粒成長しにくくなる。
【0024】そこで,本発明者らは,このような観点か
ら,タングステン,モリブデンの粉末と炭素粉末を混合
し,合成温度が500℃から2000℃,合成雰囲気は
窒素ガス,合成圧力が10気圧以上で合成することによ
り,下記の一般式で示される関係を有する複合炭窒化タ
ンクスデンモリブデンは,窒素気流中で圧力を調整する
ことによって合成できたものである。
【0025】即ち,本発明によれば,一般式(M1m
n )(Cx y )で表され,mとnとの間にm+n=
1,0<m<1(ここで,m,nは金属成分のモル
比),xとyとの間にx+y1,x≦0.99,y≧
0.01{ここでx,yは非全属成分のモル比),z≧
0.10(ただし,M1及びM2はNb,Mo,Ta,
Wの内の互いに異なる高融点金属元素,z=(炭素量/
12+窒素量/14)/{(100一炭素量一窒素量)
/([M1]×m+[M2]×n)},ここでzは非金
属成分のモル数/金属成分のモル数,炭素量,窒素量は
重量%,[M1]及び[M2]は,M1,M2の夫々の
原子量}なる関係を有することを特徴とする高融点金属
複合炭窒化物材料が得られる。
【0026】また,本発明によれば,前記高融点金属複
合炭窒化物材料において,前記M1はタングステンであ
り,前記M2はモリブデンであり,[M1]=184,
[M2]=96であることを特徴とする高融点金属複合
炭窒化物材料が得られる。
【0027】また,本発明によれば,前記高融点金属複
合炭窒化物材料を製造する方法であって,前記M1及び
前記M2,そして炭素粉末を予め定められた条件の下に
おいて,前記高融点金属複合炭窒化物材料を合成するこ
とを特徴とする高融点金属複合炭窒化物材料の製造方法
が得られる。
【0028】また,本発明によれば,前記高融点金属複
合炭窒化物材料の製造方法において,前記M1としてタ
ングステンと前記M2としてモリブデン,そして前記炭
素粉末とを,窒素含有物質を含む合成窒素雰囲気中での
加熱合成によって,前記複合炭窒化タングステンモリブ
デンを製造することを特徴とする高融点金属複合炭窒化
物材料の製造方法が得られる。
【0029】また,本発明によれば,前記高融点金属複
合炭窒化物材料の製造方法において,前記合成雰囲気の
圧力が少なくとも10気圧以上で合成されることを特徴
とする高融点金属複合炭窒化物材料の製造方法が得られ
る。
【0030】また,本発明によれば,前記高融点金属複
合炭窒化物材料の製造方法において,前記加熱合成温度
が500℃から2000℃の範囲内で合成されることを
特徴とする高融点金属複合炭窒化物材料の製造方法が得
られる。
【0031】さらに,本発明によれば,前記高融点金属
複合炭窒化物材料の製造方法において,前記合成雰囲気
は,実質的に窒素ガスからなることを特徴とする高融点
金属複合炭窒化物材料の製造方法が得られる。
【0032】ここで,本発明において,合成温度が50
0℃から2000℃が好ましいとした理由は,合成温度
が500℃未満では,高融点金属複合炭窒化物材料であ
る,例えば,複合炭窒化タングステンモリブデンの炭窒
化が十分行われず,酸素の多い粉末となり,硬質材料を
製造した場合に障害となるからである。一方,合成濃度
が2000℃を越えると,複合炭化タングステンモリブ
デンの生成が有利になり,窒素が合金中に化合または固
溶せず,複合炭窒化タングステンモリブデンが生成しな
いからである。
【0033】また,本発明において,合成圧力は10気
圧以上が好ましく,100気圧以上がより好ましい。そ
の理由は,合成圧力が10気圧未満では,高融点金属複
合炭窒化物材料である,例えば,複合炭窒化タングステ
ンモリブデンの炭窒化が十分行われず,窒素含有量の少
ない粉末となるため所定の粒径を有する硬質材料の製造
が困難になるためである。
【0034】また,本発明において,反応合成に用いる
窒素を含む雰囲気を構成するガスとして,窒素ガスが好
ましく,この窒素ガスは,通常の窒素ガスであっても,
アンモニアの分解によって生じる窒素ガスであってもそ
の合成反応に関わる効果は変わらない。
【0035】
【発明の実施の形態】それでは,本発明の実施の形態に
ついて説明する。
【0036】(第1の実施の形態)原料粉末として,平
均粒径が0.6μmのタングステン粉末と,平均粒径が
5.0μmのモリブデン粉末を,下記表1に示した配合
炭素量でカーボンブラック粉末と混合し,下記表1に示
した圧力及び温度で保持した。その後,得られた材料
は,超硬合金製乳鉢で粉砕し,炭素量及び窒素量を分析
した。その結果を下記表2に示した。なお,下記表3に
示すように,比較粉末も同様に調整し,上記同様に,炭
素量及び窒素量を分析した結果を下記表4に示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
得られた本発明粉末No12,比較粉末No.7をそれ
ぞれの粉末を化学式(Wm Mon )(Cx y )で表
し,下記表5に示した組成となるように,TaC,C
o,Niと配合しアルコール中湿式ボールミル混合し
た。その後,減圧乾燥して得られた混合粉末を1トン/
cm2 の圧力で圧粉体にプレス成形し,この成形体を14
50℃,1時間,窒素雰囲気の減圧下で焼結した。その
後,得られた焼結体を1000気圧1350℃に保ちH
IP処理を行った。これらの焼結体をダイヤモンド砥石
で研削して,縦4mm,横8mm,長さ25mmのJI
S抗折試験片を作製し,3点曲げによる抗折力を測定し
た。それぞれの合金特性を下記表6に示した。
【0042】下記表5及び表6の比較から,本発明によ
る複合炭窒化タングステンモリブデン粉末を用いた合金
は,複合炭窒化タングステンモリブデン粉末を用いない
で,同様な組成を有する比較合金よりも明らかに,抗折
力及び硬度が向上していることがわかる。
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
一般式(M1m M2n )(Cx y )で表され,mとn
との間にm+n=1,0<m<1(ここで,M1及びM
2は互いに異なるNb,Mo,Ta,Wの内の互いに異
なる高融点金属元素,m,nは金属成分のモル比),x
とyとの間にx+y1,x≦0.99,y≧0.01
(ここでx,yは非金属成分のモル比),z≧0.10
(ただし,z=(炭素量/12+窒素量/14)/
{(100一炭素量一窒素量)/([M1]×m+[M
2]×n)},ここでzは非金属成分のモル数/金属成
分のモル数,炭素量,窒素量は重量%,[M1]及び
[M2]はM1及びM2の原子量)なる関係を有する高
融点金属複合炭窒化物材料とその製造方法とを提供する
ことができる。
【0046】また,本発明によれば,特に,一般式(W
m Mon )(Cx y )で表され,M1及びM2は夫々
WとMoであり,[M1]=184,[M2]=96で
ある複合炭窒化タングステンモリブデンとその製造方法
とを提供することができる。
【0047】また,本発明によれば,前記高融点金属複
合炭窒化物材料,例えば,前記複合炭窒化タングステン
モリブデンを用いることによって,硬度及び強度の優
れ,従って寿命の長い超硬合金を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 良治 富山県富山市岩瀬古志町2番地 東京タン グステン株式会社富山製作所内 (72)発明者 五十嵐 廉 富山県富山市岩瀬古志町2番地 東京タン グステン株式会社富山製作所内 (72)発明者 土井 良彦 東京都台東区東上野五丁目24番8号 東京 タングステン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(M1m M2n )(Cx y )で
    表され,mとnとの間にm+n=1,0<m<1(ここ
    で,m,nは金属成分のモル比),xとyとの間にx+
    1,x≦0.99,y≧0.01{ここでx,yは
    非全属成分のモル比),z≧0.10(ただし,M1及
    びM2はNb,Mo,Ta,Wの内の互いに異なる高融
    点金属元素,z=(炭素量/12+窒素量/14)/
    {(100一炭素量一窒素量)/([M1]×m+[M
    2]×n)},ここでzは非金属成分のモル数/金属成
    分のモル数,炭素量,窒素量は重量%,[M1]及び
    [M2]は,M1,M2の夫々の原子量}なる関係を有
    することを特徴とする高融点金属複合炭窒化物材料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高融点金属複合炭窒化物
    材料において,前記M1はWであり,前記M2はMoで
    あり,[M1]=184,[M2]=96であることを
    特徴とする高融点金属複合炭窒化物材料。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高融点金属複合炭窒化物
    材料を製造する方法であって,前記M1及び前記M2と
    炭素粉末を予め定められた条件の下において,前記高融
    点金属複合炭窒化物材料を合成することを特徴とする高
    融点金属複合炭窒化物材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高融点金属複合炭窒化物
    材料の製造方法において,前記M1としてタングステン
    と前記M2としてモリブデン,そして前記炭素粉末と
    を,窒素含有物質を含む合成窒素雰囲気中での加熱合成
    によって,前記高融点金属複合炭窒化物材料を製造する
    ことを特徴とする高融点金属複合炭窒化物材料の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の高融点金属複合炭窒化物
    材料の製造方法において,前記合成雰囲気の圧力が少な
    くとも10気圧以上で合成されることを特徴とする高融
    点金属複合炭窒化物材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の高融点金属複合炭窒化物
    材料の製造方法において,前記加熱合成温度が500℃
    から2000℃の範囲内で合成されることを特徴とする
    高融点金属複合炭窒化物材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の高融点金属複合炭窒化物
    材料の製造方法において,前記合成雰囲気は,実質的に
    窒素ガスからなることを特徴とする高融点金属複合炭窒
    化物材料の製造方法。
JP4154998A 1998-02-24 1998-02-24 高融点金属複合炭窒化物材料及びその製造方法 Pending JPH11236221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001323330A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Koji Hayashi 炭窒化クロムとその製造方法

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