JPH11236145A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JPH11236145A
JPH11236145A JP10038915A JP3891598A JPH11236145A JP H11236145 A JPH11236145 A JP H11236145A JP 10038915 A JP10038915 A JP 10038915A JP 3891598 A JP3891598 A JP 3891598A JP H11236145 A JPH11236145 A JP H11236145A
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downstream
sheet
guide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材搬送方向上流に配設された回転体対
により挟持搬送するシート材が、下流に配設された回転
体対の挟持部へ円滑に進入して、安定して搬送されるよ
うにすること。 【解決手段】 シート材搬送方向に間隔をおいて配設さ
れ、対をなして回転する円筒体によりシート材を挟持搬
送する円筒体対であって、各対の円筒体の挟持部におけ
る接線c、fが互いに交差する2つの円筒体対30、4
0と、各円筒体対の間に配設され、シート材搬送方向上
流側の円筒体対の接線方向fにシートをガイドするガイ
ド手段20とを有するシート材搬送装置において、前記
ガイド手段のシート材搬送方向下流部に、下流側の円筒
体対の挟持部における接線fと略平行とした下流ガイド
部20aを配設し、下流の回転体対40の挟持部へシー
ト材を安定的に送り込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を、回転
する円筒体としてのローラー対等の間に挟持しながら所
定位置に搬送するシート材搬送装置、及びこのシート材
搬送装置により給紙されるシート材に画像を形成するデ
ジタル光学系を有したプリンター、複写機等の画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置に使用されるシート
材搬送装置としては、紙等のシート材を、回転する円筒
状のローラー対、円筒状のローラーとコロ、円筒状のロ
ーラーとパッド等の間に挟持し搬送する装置が広く用い
られており、複数箇所の搬送部にこれらの装置を配置し
て順次シート材を搬送している。これは、駆動ローラー
の回転速度・ON/OFFのタイミングを変えることに
より、シート材の動きを容易に制御することが可能なた
めである。
【0003】シート材搬送方向に対して隣り合うシート
材搬送部は、一番離れた状態においても、最短のシート
材搬送長さを同時に挟持できる長さの位置にそれぞれ配
置している。また、各シート材搬送部は、装置の小型化
・各処理の構成上、一般的には、搬送方向に対して一直
線上には配置されてなく、シート材の搬送方向は各搬送
部分において変えられ、2つのシート材搬送部に挟持さ
れるまでは、その2つのシート材搬送部の間に設けられ
たシート材搬送ガイド部等に沿って搬送される。
【0004】2つのシート材搬送部の間に設けられたシ
ート材搬送ガイド部は、シート材を安定して確実に搬送
するため、シート材搬送方向上流側のシート材搬送部に
対しては、上流側のシート材搬送部により、どのような
方向にシート材が搬出されたとしても、シート材をより
広く受けいれるため、広げられた空間を有し、その下流
側のシート材搬送部に対しては、シート材がその挟持位
置により近ずくように搬送させるため、狭まれた空間を
有している。即ち、シート材搬送ガイドをなす2枚の板
状のガイド部材の間隔は、上流から下流へ向けて収斂さ
れている。従来技術に係るシート材搬送装置を図7に示
す。
【0005】シート材搬送装置100において、シート
材Pの搬送方向に関して上流側のシート材第1搬送部1
31の搬送ローラー131aが反時計方向(図面で見て
の回転方向、以下同じ)に回転することにより、搬送ロ
ーラー131aと分離シート131bとの間に挟持され
たシート材Pは、搬送ローラー131aにより下流側に
搬送される。上流側のシート材第1搬送部131より下
流方向に搬送されたシート材Pは、シート材第1搬送ガ
イド部121の上ガイド121aに沿って下流側のシー
ト材第2搬送部132へ搬送されて行く。
【0006】シート材Pは、下流側のシート材第2搬送
部132へ搬送されて行き、ローラー対132a,13
2bにより挟持される。132aは駆動ローラーで、反
時計方向に回転し、従動ローラー132bを時計方向に
回転させ、シート材Pを下流方向へと搬送して行く。
【0007】同様にしてシート材Pは、シート材第3搬
送部133、シート材第4搬送部134へと順次搬送さ
れて行き、上流側と下流側の両方のシート材搬送部に挟
持されるまでは、それぞれシート材第2ガイド部12
2、シート材第3ガイド部123に沿いながら下流側の
シート材搬送部へと搬送されて行く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、隣
合うシート材搬送部は、搬送方向に対して一直線上には
配置されてなく、シート材の搬送方向は各部分において
変えられ、2つのシート材搬送部に挟持されるまでは、
その2つのシート材搬送部の間に設けられたシート材搬
送ガイド部等に沿って搬送される。2つのシート材搬送
部に挟持されるまでは、シート材の搬送挙動は乱れ易
く、この2つのシート材搬送部の間に設けられたシート
材搬送ガイド部の位置・形状等により安定したシート材
搬送挙動が乱され、シート材の先端の方向性が定まらず
不安定となったりする場合がある。
【0009】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、隣り合うシート材搬送部の間にシ
ート材ガイド手段を適正に配設することによりシート材
を安定して搬送し得るようにしたシート材搬送装置及び
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る手段は、シート材搬送方向に間隔をお
いて配設され、対をなして回転する円筒体によりシート
材を挟持搬送する円筒体対であって、各対の円筒体の挟
持部における接線が互いに交差する2つの円筒体対と、
各円筒体対の間に配設され、シート材搬送方向上流側の
円筒体対の接線方向にシートをガイドするガイド手段と
を有するシート材搬送装置において、前記ガイド手段の
シート材搬送方向下流部に、下流側の円筒体対の挟持部
における接線と略平行とした下流ガイド部を配設したこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明に
係る画像形成装置の好適な実施の形態について詳しく説
明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成
部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特
定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらの
みに限定する趣旨のもはのでない。また、以下に、円筒
体の例としての感光体ドラム及び転写ローラについて主
として説明するが、本発明の円筒体はこれらに限定され
るものでなく、シート材を挟持搬送するローラ対も含む
ものである。
【0012】(第1の実施形態)図1〜図4に本発明の
第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す。
【0013】図1に示すように、画像形成装置本体に
は、手差し給紙口2、カセット給紙口3等、各種給紙口
が構成されているが、本実施形態では、画像形成部の下
方に配置された、本体カセット給紙口3よりの搬送形態
を例として説明する。他の給紙口においても、その搬送
形態は同様で、本発明の効果を有している。
【0014】シート材搬送装置1において、シート材P
の搬送方向に関して上流側のシート材第1搬送部31の
搬送ローラー31aが反時計方向に回転することによ
り、搬送ローラー31aと分離シート31bとの間に挟
持されたシート材Pは、搬送ローラー31aにより下流
側に搬送される。上流側のシート材第1搬送部31より
下流方向に搬送されたシート材Pは、シート材第1搬送
ガイド部21の上ガイド21aに沿って下流側のシート
材第2搬送部32へ搬送されて行く。
【0015】シート材Pは、下流側のシート材第2搬送
部32へ搬送されて行き、ローラー対32a,32bに
より挟持される。32aは駆動ローラーで、反時計方向
に回転し、従動ローラー32bを時計方向に回転させ、
シート材Pを下流方向へと搬送して行く。
【0016】同様にしてシート材Pは、シート材第3搬
送部33、シート材第4搬送部34へと順次搬送されて
行き、上流側と下流側の両方のシート材搬送部に挟持さ
れるまでは、それぞれシート材第2ガイド部22、シー
ト材第3ガイド部23に沿いながら下流側のシート材搬
送部へと搬送されて行く。
【0017】本発明の実施形態において、図1において
画像形成部をなすシート材第4搬送部34は、回転円筒
体としての感光体ドラム34aと転写ローラー34bに
より形成される。画像情報に応じて変調されたレーザビ
ームが光学ユニット35から照射され、該ビームにより
像担持体としての感光体ドラム34a表面に電子写真方
式により静電潜像が形成され、該潜像は現像剤としての
トナーにより現像されて、トナー像化される。該トナー
像は転写手段としての転写ローラー34bにより、感光
ドラムから紙等のシート材に転写され、感光ドラム34
aと転写ローラ34bとに挟持され搬送されて行く。そ
の後、シート材は定着手段へ搬送され、そこでトナー像
は、シート材へ加熱定着される。
【0018】特に本発明では、画像形成部の上流側のシ
ート材ガイド部材において、大きな効果を発揮するた
め、図2〜4においては、画像形成部の上流側のシート
材ガイド部材を例に説明する。
【0019】図2のシート材搬送装置において、上流側
のシート材搬送部30へ搬送されてきたシート材Pは、
上流側のシート材搬送部30の円筒体対としての下ロー
ラー30aと上ローラー30bとにより挟持される。下
ローラー30aは駆動ローラーであり、a方向即ち反時
計方向に回転し、従動ローラーである上ローラー30b
をb方向即ち時計方向に回転させ、シート材Pをc方向
へと搬送して行く。c方向は、回転体対であるローラ3
0a、30bの挟持部における各ローラの接線方向に等
しい。
【0020】上流側のシート材搬送部30よりc方向に
搬送されたシート材Pは、シート材搬送ガイド部20の
上ガイド20bに沿って搬送されて行き、上ガイド20
bの下流側端に設けられた下流部材20aに沿って搬送
方向がf方向に変えられ、下流側のシート材搬送部40
へと搬送されて行く。ガイド部材20a、20b、20
dは板状部材で形成され、上流側が広く離隔され下流へ
向かうに従い収斂している。
【0021】シート材Pは、下流側のシート材搬送部4
0へ搬送されて行き、回転体対を形成する感光体ドラム
40aと転写ローラー40bとの挟持部において挟持さ
れる。感光体ドラムである40aは駆動ローラーで、d
方向即ち時計方向に回転し、従動ローラーとなる転写ロ
ーラー40bをe方向即ち反時計方向に回転させ、シー
ト材Pをf方向へと搬送して行く。
【0022】f方向は、下流側のシート材搬送部40の
感光体ドラム40aの、回転軸中心と感光体ドラム表面
の転写位置とを結ぶ線の、転写位置における法線とほぼ
一致する。換言すると、f方向は、感光ドラムと転写ロ
ーラとの挟持部における感光体ドラムの接線方向に等し
くなる。
【0023】下流側のシート材搬送部40の上流側にシ
ート材搬送ガイド部20が配置され、該ガイド部20の
上ガイド部材20bの下流に下流ガイド部20aが配置
されている。上ガイド20bと下流ガイド部20aは、
図示例では別体成形した後両者を一体固着しているが、
このようにせずに最初から両者を一体成形してもよい。
下流ガイド部20aの下流側のシート材搬送部40への
案内部は、下流側のシート材搬送部40の感光体ドラム
40aと転写ローラの挟持部における感光体ドラムの接
線方向fと略平行な形状を有している。また、下流ガイ
ド部20a及び下ガイド20dの先端部は、感光体ドラ
ム及び転写ローラ近くまで延び、両者の外周に接する線
近傍まで延設することが好ましい。
【0024】この下流ガイド部により、上流側のシート
材搬送部30よりc方向に搬送されたシート材Pは、c
方向にシート材Pの挟持部を有しない下流側のシート材
搬送部40へ、搬送方向をf方向に変え、確実に下流側
のシート材搬送部40の挟持部へ搬送して行き、そして
安定した搬送挙動も実現し、シート材の先端部が振動し
て予定以外の方向に進行したりするのが防止される。
【0025】このシート材搬送ガイド部20の上ガイド
20bの、下流側のシート材搬送部40の感光体ドラム
40aと転写ローラ40bの挟持部における感光体ドラ
ムの接線方向であるのf方向線と略平行な下流ガイド部
20aは、図示例では、f方向線上から離れて、シート
材Pの搬送を阻害しない感光体ドラム40a側に配置さ
れている。しかし、該下流ガイド部20aは、該接線と
略同一線上に配置することができる。このような配置状
態により、シート材Pの先端が感光体ドラムの挟持部に
確実にガイドされるとともに、その後端が、シート材搬
送ガイド部20の下流ガイド部20aより抜け出る時、
搬送挙動を乱さないようにし、シート材後端部の波打ち
現象を防止するとともに、その衝撃がシート材に伝播し
たりするのを防止している。
【0026】同様に、シート材搬送ガイド部20の下ガ
イド20dの下流側のシート材搬送部40への案内部
は、下流側のシート材搬送部40の感光体ドラム40a
の、回転軸中心と感光体ドラム表面の転写位置とを結ぶ
線の、転写位置における法線と略平行な形状を有してい
る。
【0027】シート材搬送ガイド部20の下流側のシー
ト材搬送部40への案内部は、画像形成のためのタイミ
ングを合わせたり、シート材Pがその転写(挟持)位置
により近ずくように搬送させるため、狭まれた空間であ
ることが望ましい。このため、狭まれた空間の隙間管理
が重要であり、シート材搬送ガイド部20の上ガイド2
0b、下ガイド20dは固定され、お互いに連結されて
いた方が管理がし易い。しかし、この搬送経路内におけ
るジャム処理等においては、図3に示すように、シート
材Pの搬送経路は開放されることが望ましい。
【0028】本発明のシート材搬送装置では、この相反
する機能を、シート材搬送ガイド部のシート材案内面と
同一面に対して、ガイド案内面の隙間を確保するための
位置決め部を突き当てることにより実現している。第1
の実施形態においては、図2および図3に示すように、
シート材搬送ガイド部20の上ガイド20bを下ガイド
20dから離れるg方向に回動自在とし、上ガイド20
bにガイド位置決め部20cを設け、固定されている下
ガイド20dのシート材案内面に突き当てることによ
り、上ガイド20b(シート材ガイド部材20aを含
む)と下ガイド20dのシート材案内面の隙間を確保し
ている。
【0029】図2に示すように、シート材搬送ガイド部
20の下流ガイド部20aは、安定したシート材搬送を
実現するために、下流側のシート材搬送部40に近接し
た位置に設けられているが、前に説明したように、シー
ト材搬送ガイド部20の上ガイド20bを回動自在とし
た場合、シート材Pのジャム発生時に下流ガイド部20
aを含む上ガイド20bが上方(g方向)に持ち上げら
れ、感光体ドラム40a、現像手段等が一体化されたプ
ロセスカートリッジの移動時等に、下流ガイド部20a
により感光体ドラム40aの表面を傷つける恐れがあ
る。これを防止するため、本実施形態では、下流ガイド
部20aを樹脂製としている。しかし、シート材搬送ガ
イド部20の下流ガイド部20aに一般的な樹脂を使用
すると、シート材Pの摺擦により帯電する可能性がある
が、シート材ガイド部材20aには例えばカーボンを混
入した導電性もしくは半導電性の樹脂を使用し、画像形
成部から帯電によりトナーを引き寄せられ、画像形成不
良やシート材への汚染を防止する。
【0030】(第2の実施形態)図5に本発明の第2の
実施の形態が示されている。本第2の実施形態の形態で
は、第1の実施の形態における下流ガイド部20aの形
状を、シート材搬送方向に対し直交方向であるシート材
通紙幅方向に対して、下流ガイド部20eの下流側の端
面を、シート材を挟持する回転体の軸線に対して平行な
直線ではなく、通紙幅方向に関し中央部が下流側へ突出
した湾曲状の形状としている。
【0031】これは、シート材Pは平板の状態で搬送さ
れているのではなく、波打ち状態で搬送されており、こ
のため、下流ガイド部20eよりシート材Pの後端が一
度に抜けると、シート材Pの搬送状態が乱れ安定した搬
送ができなくなるのを防止するためである。シート材P
の波打ちは、特に紙幅方向に対して両端が大きいため、
図5の実施の形態に示すように、紙幅方向に対して両端
が下流ガイド部20eより先に抜け出る形態となってい
る。
【0032】この実施形態は、特に感光体ドラムを有す
る画像形成部の上流側のシート材ガイド部材において大
きな効果がある。それは、画像形成部の上流側でシート
材Pの搬送状態が乱れると、画像ブレが顕著に発生する
ためである。
【0033】(第3の実施形態)図6に本発明の第3の
実施の形態が示されている。本第3の実施形態の形態で
は、第1の実施の形態における下流ガイド部20aの形
状を、シート材通紙幅方向に対して、シート材ガイド部
材の下流側の端面を、シート材を挟持する回転体の軸線
に対して平行な直線ではなく、階段状の形状としてい
る。
【0034】これは、第2の実施の形態と同様に、シー
ト材Pは平板の状態で搬送されているのではなく、波打
ち状態で搬送されており、このため、下流ガイド部20
aよりシート材Pの後端が一度に抜けると、シート材P
の搬送状態が乱れ安定した搬送ができなくなってしまう
からで、シート材Pの波打ちは、特に紙幅方向に対して
両端が大きいため、図6の実施の形態に示すように、紙
幅の短いシート材の両端より、下流ガイド部20fより
先に抜け出る形態となっている。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材搬送方向に間隔をおいて配設され、対をなして
回転する円筒体によりシート材を挟持搬送する円筒体対
であって、各対の円筒体の挟持部における接線が互いに
交差する2つの円筒体対と、各円筒体対の間に配設さ
れ、シート材搬送方向上流側の円筒体対の接線方向にシ
ート材をガイドするガイド手段とを有し、該ガイド手段
のシート材搬送方向下流部に、下流側の円筒体対の挟持
部における接線と略平行とした下流ガイド部を配設した
ことにより、シート材搬送方向上流の回転体対から下流
の回転体対へシート材を搬送する際、シート材の安定し
た搬送挙動を実現することができ、また、シート材への
衝撃伝播の発生を軽減することができる。
【0036】また、前記ガイド手段を上下のガイド部材
により構成し、両者を開放自在とし、一方のガイド部材
のシート材案内面と同一面に対して、他方のガイド部材
の位置決め部を突き当てる構成とすることにより、両ガ
イド部材の間に生じるシート材のジャム処理の簡便性を
実現でき、また、ジャム処理後の上下のガイド部材のシ
ート材案内面の隙間の位置精度を確保することができ
る。
【0037】また、前記下流ガイド部を、導電性もしく
は半導電性の樹脂製とすることにより、シート材の摺擦
による帯電を防止する。
【0038】また、下流ガイド部を、シート材通紙幅方
向に対して、その下流側の端面を、シート材を挟持する
回転体の回転軸線に対して平行な直線ではなく、湾曲状
としたり、もしくは階段状とすることにより、下流ガイ
ド部をシート材が抜け出る際の衝撃を緩和することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の
概略構成図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るシート材搬送装
置の概略側面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るシート材搬送装
置の上ガイド開放状態の概略構成図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るシート材搬送装
置の概略上面図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るシート材搬送装
置の概略上面図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るシート材搬送装
置の概略上面図。
【図7】従来技術に係るシート材搬送装置を備えた画像
形成装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…シート材搬送装置 20…シート材搬送ガイド部 20a…下流ガイド部 20b…上ガイド部材 20c…ガイド位置決め部 20d…下ガイド部材 30…上流側のシート材搬送部 40…下流側のシート材搬送部 40a…感光体ドラム 40b…転写ローラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材搬送方向に間隔をおいて配設さ
    れ、対をなして回転する円筒体によりシート材を挟持搬
    送する円筒体対であって、各対の円筒体の挟持部におけ
    る接線が互いに交差する2つの円筒体対と、各円筒体対
    の間に配設され、シート材搬送方向上流側の円筒体対の
    接線方向にシートをガイドするガイド手段とを有するシ
    ート材搬送装置において、 前記ガイド手段のシート材搬送方向下流部に、下流側の
    円筒体対の挟持部における接線と略平行とした下流ガイ
    ド部を配設したことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シート材のガイ
    ド手段は、シート材搬送方向上流から下流に行くに従い
    互いの間隔が狭くなるように配設された上下のガイド部
    材からなり、上ガイド部材は、上流の円筒体対の接線と
    略平行に配設したことを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記下流ガイ
    ド部は、シート材搬送方向下流の円筒体対の挟持部にお
    ける接線と略同一線上もしくは該同一線からシート材の
    搬送を阻害しない側に配設したことを特徴とするシート
    材搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、シート材通紙幅方向
    に関し、前記上ガイド部材又は下ガイド部材のシート材
    搬送方向下流側端面を、前記円筒体の回転軸線と平行と
    することなく、軸方向中央部が端部よりも下流側へ突出
    する湾曲状もしくは階段状としたことを特徴とするシー
    ト材搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記上ガイド部材及
    び下ガイド部材のいずれか一方を回動自在とし、他方を
    固定とし、両ガイド部材のいずれか一方のシート材案内
    面側の下流部に位置決め部材を設け、該位置決め部材を
    他方のガイド部材のシート材案内面に当接することによ
    り、両ガイド部材の間にシート材案内面の隙間を確保す
    ることを特徴とするシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記案内部は、前記
    上ガイド部材と別体に作製された樹脂製とし、前記上ガ
    イド部材のシート材搬送方向下流部に固定しことを特徴
    とするシート材搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記案内部材は、導
    電性もしくは半導電性の樹脂製であることを特徴とする
    シート材搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記
    シート材搬送方向下流側の円筒体対は、円筒状の像担持
    体と、該像担持体に対向し該像担持体上に形成された像
    をシート材に転写する円筒状の転写手段とで構成し、上
    流側の円筒体対は、該像担持体へシート材を搬送するた
    めの駆動ローラと従動ローラとで構成したことを特徴と
    するシート材搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかのシート材搬送
    装置と、前記像担持体上に電子写真方式により画像を形
    成する光学手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
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