JPH11235609A - 回転駆動型工具 - Google Patents

回転駆動型工具

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Publication number
JPH11235609A
JPH11235609A JP3748798A JP3748798A JPH11235609A JP H11235609 A JPH11235609 A JP H11235609A JP 3748798 A JP3748798 A JP 3748798A JP 3748798 A JP3748798 A JP 3748798A JP H11235609 A JPH11235609 A JP H11235609A
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JP
Japan
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tool
head
cutting tool
rotary drive
drive
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Application number
JP3748798A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Watanabe
博俊 渡辺
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動部を切離した状態での刃具の自動交換を
可能とすることにより、1つの刃具に対する交換部材の
小型化、軽量化、低コスト化を図り、必要とする種々の
刃具を揃え易くするとともに、駆動部を含めた工具全体
を交換したり、駆動部への動力を着脱を不要とすること
により交換装置の小型化、単純化を可能とした回転駆動
型工具を提供する。 【解決手段】 刃具を回転駆動して使用する回転駆動型
工具において、前記刃具2に回転を与える駆動部10
と、この駆動部10からの駆動力を受ける前記刃具2を
回転自在に保持する刃具保持部手段としてのへッド3
0、このへッド30を前記駆動部10に対して着脱する
ための連結保持手段20とを具備してなる構成とし、前
記へッド30部分で交換自在としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、産業用ロ
ボットのエンドエフェクタとして使用される回転駆動型
工具に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ばり取り作業や、溶接ビードの除
去作業を、産業用ロボットを用いて自動化する場合に、
そのロボットの手首部に取付けるエンドエフェクタとし
て、カッタや砥石などの刃具を装着した空圧工具や電動
工具などの回転駆動型工具を使用し、上記作業を行って
いる。
【0003】しかし、これらの作業が、1種類の刃具で
済むことはありえず、加工部位や加工工程から、複数種
の刃具を使用する必要があった。そのため、自動工具交
換装置を用い、所望の刃具を備えた回転駆動型工具を選
択して交換し作業を行うようにしている。
【0004】しかしながら、従来、この種の回転駆動型
工具は、刃具保持部であるヘッドが刃具に回転を与える
駆動部から自在に着脱できる構成となっておらず、自動
工具交換装置を用いて交換する際には、駆動部分を含め
た回転駆動型工具全体を交換するのが常であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
回転駆動型工具は、刃具保持部であるヘッドが、駆動部
から自在に着脱できる構成となっておらず、自動工具交
換装置は、駆動部を含めた回転駆動型工具全体を交換す
るためと、駆動部への動力を接続したり切離したりする
必要から、大型化、かつ複雑化せざるを得なかった。
【0006】また、1つの刃具に対する交換部材の小型
化、軽量化、低コスト化が困難であるばかりでなく、交
換工具収納スペースも広く必要とするなどの問題もあっ
た。一方、近年、産業用ロボットのエンドエフエクタと
しての工具は、被加工物への接近性や加工性から、種々
の刃具が容易に選択できることと、小型化、単純化され
た交換装置を備えた回転駆動型工具を提供することが課
題となっていた。
【0007】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、駆動部を切離した状態で
の刃具の自動交換を可能とすることにより、1つの刃具
に対する交換部材の小型化、軽量化、低コスト化を図
り、必要とする種々の刃具を揃え易くするとともに、駆
動部を含めた回転型駆動工具全体を交換したり、駆動部
への動力の着脱を不要とすることにより交換装置の小型
化、単純化を可能とした回転駆動型工具を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための第1の手段として、刃具を回転駆動して使
用する回転駆動型工具において、前記刃具に回転を与え
る駆動手段に対して、前記刃具を回転自在に保持する刃
具保持手段を着脱し得る構成とし、前記刃具保持手段を
交換自在としたものである。
【0009】これにより、駆動手段を切離した状態での
刃具の自動交換が可能となり、1つの刃具に対する交換
部材は、刃具保持手段部のみでよく、交換部材の小型
化、軽量化、低コスト化が図れ、種々の刃具を揃えて容
易に選択することが可能となる。また、従来のように、
駆動手段部を含めた回転駆動型工具全体を交換したり、
駆動モータへの動力を着脱する必要がなく、交換装置の
小型化、単純化を可能とした回転駆動型工具を提供でき
る。
【0010】また、第2の手段として、刃具を回転駆動
して使用する回転駆動型工具において、前記刃具に回転
を与える駆動手段と、この駆動手段からの駆動力を受け
る前記刃具を回転自在に保持する刃具保持手段と、この
刃具保持手段を前記駆動手段に対して着脱するための連
結保持手段とを具備してなる構成としたものである。
【0011】これにより、刃具交換時には、刃具を保持
した刃具保持手段のみを交換すれば良く、1つの刃具に
対する交換部材の小型化、軽量化、低コスト化が図れ、
種々の刃具を容易に選択できる。また、従来のように、
駆動手段を含めた回転駆動型工具全体を交換したり、駆
動モータへの動力を着脱する必要がなく、交換装置の小
型化、単純化を可能とした回転駆動型工具を提供でき
る。
【0012】また、第3の手段として、前記回転駆動手
段が可変速の駆動源を備えている構成としたから、刃具
に適した回転数を与えることができ、より多くの種類の
刃具の使用が可能となる。
【0013】また、第4の手段として、前記連結保持手
段が、前記駆動手段に対して前記刃具保持手段を位置決
めする位置決め手段と、この位置決め手段により位置決
めされた刃具保持手段を必要に応じて解除可能に前記駆
動手段に固定する固定・解除手段とを備え、かつ、前記
固定・解除手段が、前記刃具保持手段側に設けられた被
掛合部と、前記駆動手段側、かつ、前記被掛合部にその
一部が掛合する位置および掛合が解除される位置に変位
可能に設けられた掛合部材と、この掛合部材を前記掛合
する位置および前記掛合が解除される位置に選択的に変
位させる掛合部材変位手段とを具備してなる構成とした
ものである。これにより、簡単な構成でありながら、駆
動手段と刃具保持手段とを確実に連結あるいは固定解除
でき刃具を容易に交換することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について図面を参照して説明する。図1は、本発明の回
転駆動型工具100を、産業用ロボット1の手首部1A
に装着した状態を示すもので、第1図(a)は刃具2と
して砥石2aを装着した状態を示し、第1図(b)は刃
具2としてカッタ2bを装着した状態を示す。
【0015】前記産業用ロボット1は、各部を図中矢印
Θ、Z、R、α、β、γに自在に動かすことにより回転
駆動型工具100の刃具2を被加工物(図示せず)の加
工部位に位置させるとともに、必要に応じて適宜刃具2
を交換して、例えば、ばり取りや、溶接ビードの除去等
の作業を行うようになっている。
【0016】なお、産業用ロボット1自体の構成および
動作については、公知のものであり、ここでは詳細な説
明は省略する。つぎに、図2ないし図4を参照して、本
発明の回転駆動型工具100について説明する。
【0017】この回転駆動型刃具100は、大きく分け
て3つの部分で構成されている。すなわち、刃具2に回
転を与える駆動手段としての駆動部10と、前記刃具2
を回転自在に保持する刃具保持手段としてのヘッド30
と、このヘッド30を前記駆動部10に着脱する連結保
持手段としてのヘッド交換機構部20とからなる。
【0018】なお、図2は駆動部10にへッド30が連
結固定された組立完了状態を示し、図3はへッド部の固
定動作が解除されたヘッド交換可能な状態を示し、ま
た、図4は駆動部10からヘッド30を取り外した状態
を示す。
【0019】次に、各部の構成について説明する。ま
ず、駆動部10の構成について説明する。この駆動部1
0は、駆動源である電動モータ11と、この電動モータ
11を産業用ロボット1の手首部1Aに常時固定するた
めのロボット用工具マウント12とを備えており、駆動
部10は、産業用ロボット1の手首部1Aに常時固定さ
れている。
【0020】さらに、この駆動部10の一端面部、すな
わち、電動モータ11のモータ駆動軸11aの突出方向
端面部は、ヘッド交換機構部20の取付部を兼ねてお
り、ヘッド交換機構部20が取付けられている。
【0021】ヘッド交換機構部20は、電動モータ11
のモータハウジング11bに図示しない固定具を介して
取付けられたハウジング21を有する。このハウジング
21は、取付け端側が大径となる段付き筒状を呈し、モ
ータハウジング11bの前記モータ駆動軸11aを囲僥
する状態に突設されたスリーブ部11cを外嵌する状態
に取付けられ、このハウジング21の内周部と前記スリ
ーブ部11cの外周部との間でシリンダ室22を形成し
ている。
【0022】このシリンダ室22内には、スリーブ部2
3aの先端側外周部がテーパ部23bとなっている掛合
部材変位手段としてのピストン23がスライド自在に嵌
合され、また、シリンダ室22と連通する状態に圧縮空
気を供給するための着用ポート24および脱用ポート2
5が形成されている。
【0023】そして、図示しない制御弁の働きにより圧
縮空気を着用ポート24あるいは脱用ポート25に導く
ことで後述するようにピストン23を所定方向に移動さ
せるようになっている。
【0024】一方、ハウジング21の小径部には、その
径方向に沿って放射状に複数の保持孔26が穿設されて
おり、これら保持孔26内に移動可能に掛止部材である
複数の鋼球27が保持されている。
【0025】これら複数の鋼球27は、前記ピストン2
3の移動に伴い、その一部がハウジング21の小径部外
周面より突出したり、また、保持孔26内に収納された
状態となっており、へッド30を駆動部10に固定した
り、へッド30の固定動作を必要に応じて解除したりす
る固定・解除手段28を構成している。
【0026】すなわち、このピストン23を着用ポジシ
ョン(図2に示す位置)に移動させると鋼球27の一部
がハウジング21の小径部外周面より突出した状態とな
り、後述するへッド30側に設けられた被掛合部として
の環状の掛止溝38に掛合し駆動部10と連結した状態
に固定できる。
【0027】また、ピストン23を、脱用ポジション
(図3に示す位置)に移動させると鋼球27の一部がハ
ウジング21の保持孔26内に収納された状態、換言す
れば小径部外周面より突出しない状態となり、後述する
ヘッド30側に設けられた被掛合部としての掛止溝38
との掛合が解除され、駆動部10に対してへッド30の
固定動作を解除できるようになっている。
【0028】また、ヘッド交換機構部20は、駆動部1
0に対してへッド30を位置決めする位置決め手段29
を有している。すなわち、ハウジング21の大径部の端
面部には、複数の位置決め穴40が形成されており、ヘ
ッド30の後述するケース31の端面に突設された位置
決めピン41が嵌合することにより、へッド30を所定
位置に位置決めできるようになっている。
【0029】このように連結保持手段としてのヘッド交
換機構部20は、へッド自動着脱に使用される機構、す
なわち、位置決め手段29と、この位置決め手段29に
より位置決めされたへッド30を駆動部10に固定した
り、へッド30の交換を可能とすべくその固定動作を解
除したりする固定・解除手段28を備えている。
【0030】また、前記へッド30は、次のように構成
されている。すなわち、前記ヘッド交換機構部20のハ
ウジング21に嵌合され、かつ前記位置決め手段29に
よる位置決めと固定・解除手段28による連結保持がな
されるヘッド本体としてのケース31を有する。
【0031】このケース31は、ヘッド交換機構部20
側が大径となる段付き筒状を呈し、その大径部が前記ヘ
ッド交換機構部20のハウジング21の小径部に嵌合す
るようになっている。そして、ケース31の端面がハウ
ジング21の大径部の端面に当接することでケース31
の軸方向の位置決めがなされるようになっている。
【0032】ケース31の端面には、前述の位置決め手
段29の構成部材である位置決めピン41が突設されて
おり、該位置決めピン41が前記ヘッド交換機構部20
のケース21に形成された位置決め穴40に嵌合するこ
とで、ケース31の芯出しおよび軸回り方向の位置決め
がなされるようになっている。
【0033】また、ケース31の前記ハウジング21に
嵌合する部分の内周部には、前記固定・解除手段28を
構成する複数の鋼球27が掛止し得る被掛止部としての
掛止溝38が形成されており、ケース31の軸方向の抜
けを防止し得る構成となっている。
【0034】さらに、ヘッド本体としてのケース31の
中心部を貫通する状態に軸32が設けられている。この
軸32は、長さ方向の中間部分を前記ケース31の小径
部の内側に配設された軸受33、33により回転自在に
保持され、その一端には前記モータ駆動軸11aからの
駆動力を伝達する駆動力伝達機構であるカップリング3
4が、他端には刃具2の装着機構であるチャック35が
取付けられている。
【0035】前記カップリング34は、掛合溝34aを
有し、へッド部30が駆動部10に装着された状態にお
いて、前記モータ駆動軸11bに取付けられた掛合部材
であるピン42と掛合するようになっている。そして、
モータ駆動軸11aの回転力が軸32に伝達され、チャ
ック35に装着された刃具2が回転するようになってい
る。
【0036】なお、交換部材であるへッド30は、作業
に必要な砥石2a、カッタ2b、その他、種々の形態の
刃具2の数だけ用意され、前記産業用ロボット1の動作
領域に設けられた、図示しないへッドスタンドに収納さ
れる。
【0037】次に、この実施の形態の回転駆動型工具1
00のヘッド30の着脱のための作用を説明する。ま
ず、へッド30を着装する時の動作について説明する。
【0038】この状態においては、産業用ロボット1の
手首部1Aには、駆動手段である駆動モータ部10と連
結保持手段であるヘッド交換機構部20のみが装着さ
れ、へッド30は予め取外された状態にある。
【0039】この状態で、産業用ロボット1の手首部1
Aが図示しないへッドスタンドに収納されている所望の
へッド30(この実施形態においては砥石2aを装着し
たへッド30)に接近し、図4に示すように、ロボット
側のモータ駆動軸11bの軸芯とへッドスタンド側にあ
るへッド30の軸32の軸芯を合わせる。
【0040】ついで、前記手首部1Aの移動に伴い駆動
部10とヘッド交換機構部20の一体ユニットをへッド
30方向に移動させ、図3に示すようにヘッド交換機構
部20のケース21とへッド30のケース31とが確実
に嵌合する位置まで挿入する。
【0041】これにより、カップリング34の掛合溝3
4aとモータ駆動軸11bに取付けられたピン42とが
掛合した状態となると共に、ケース31に突設された位
置決めピン41がハウジング21に形成された位置決め
穴40に嵌合することで、ハウジング21とケース31
の相対関係が定められる。
【0042】しかる後、着用ポート24からシリンダ室
22に圧縮空気を導入するとその空気圧でピストン22
は前進し、ピストン23のテーパ部23bで鋼球27を
押し上げ、ケース31の内周部に形成された被掛止部と
しての掛止溝38内に掛合した状態となり、図2で示す
ようにケース31を把持する。
【0043】これによりヘッド30の着装は完了し、該
ヘッド30を取付けた回転駆動型工具100が形成され
る。この状態で、産業用ロボット1を作動させて、上記
回転駆動型工具100のヘッド30をヘッドスタンドか
ら離脱させ、加工部位へ移動させる。
【0044】ついで、電動モータ11を駆動すると、そ
の駆動力は、モータ軸11aに設けられたピン42、カ
ップリング34を介して軸32に伝達され、刃具2(軸
付き砥石2a)を回転させ、加工が可能となる。
【0045】また、ヘッド交換時など、現在着装されて
いるヘッド30を脱装する際は、次のような動作を行
う。すなわち、まず、産業用ロボット1の動作によりヘ
ッド30をへッドスタンド上に移動せしめ図示しないヘ
ッド収納部に対向させる。
【0046】ついで、脱用ポート25からシリンダ室2
2に圧縮空気を導入してその空気圧でピストン23を後
退させることで、鋼球27の押出し状態を解除し、これ
により、ケース31の内周部に形成された被掛止部とし
ての掛止溝38との掛合を解除する。
【0047】このようにして、図3で示すようにへッド
本体としてのケース31の把持状態を解いた後、産業用
ロボット1の手首部1Aの移動に伴い駆動部10とヘッ
ド交換機構部20の一体ユニットをへッド30から離れ
る方向に移動させ、図4に示すようにへッド30を脱装
することになる。
【0048】以上説明したように、本発明の回転駆動型
工具100は、刃具2を装着したへッド30のみ着脱す
ればよく、1つの刃具2に対する交換部材の小型化、軽
量化、低コスト化が図れ、種々の刃具2を揃えて容易に
選択することが可能となる。
【0049】さらに、駆動部10およびヘッド交換機構
部20はロボット手首部1Aに常時固定となるため、電
動モー夕11の動力源は固定でよく、ヘッド交換機構部
20を小型化、簡略化できる。
【0050】なお、上述の実施の形態例では、駆動部1
0の駆動源である電動モータ11について特にその種類
に言及していないが、可変速駆動モータを使用すれば各
へッド30に適した刃具2の回転数を選択できるという
効果を生ずる。
【0051】また、駆動源として電動モータを使用する
ものについて説明したが、空圧モータ等であっても良
い。その他、本発明は上記実施の形態に限らず、本発明
の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論
である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、次の
ような効果を奏する。請求項1の回転駆動型工具によれ
ば、刃具を回転駆動して使用する回転駆動型工具におい
て、前記刃具に回転を与える駆動手段に対して、前記刃
具を回転自在に保持する刃具保持手段を着脱し得る構成
とし、前記刃具保持手段を交換自在としたものである。
これにより、駆動手段を切離した状態での刃具の自動交
換が可能となり、1つの刃具に対する交換部材は、刃具
保持手段部のみでよく、交換部材の小型化、軽量化、低
コスト化が図れ、種々の刃具を揃えて容易に選択するこ
とが可能となる。また、従来のように、駆動手段部を含
めた工具全体を交換したり、駆動モータへの動力を着脱
する必要がなく、交換装置の小型化、単純化を可能とし
た回転駆動型工具を提供できるといった効果を奏する。
【0053】また、請求項2の回転駆動型工具によれ
ば、刃具を回転駆動して使用する回転駆動型工具におい
て、前記刃具に回転を与える駆動手段と、この駆動手段
からの駆動力を受ける前記刃具を回転自在に保持する刃
具保持手段と、この刃具保持手段を前記駆動手段に対し
て着脱するための連結保持手段とを具備してなる構成と
したものである。これにより、刃具交換時には、刃具を
保持した刃具保持手段のみを交換すれば良く、1つの刃
具に対する交換部材の小型化、軽量化、低コスト化が図
れ、種々の刃具を容易に選択できる。また、従来のよう
に、駆動手段を含めた工具全体を交換したり、駆動モー
タへの動力を着脱する必要がなく、交換装置の小型化、
単純化を可能とした回転駆動型工具を提供できるといっ
た効果を奏する。
【0054】また、請求項3の回転駆動型工具によれ
ば、前記回転駆動手段が可変速の駆動源を備えている構
成としたから、刃具に適した回転数を与えることがで
き、より多くの種類の刃具の使用が可能となるといった
効果を奏する。
【0055】また、請求項4の回転駆動型工具によれ
ば、前記連結保持手段が、前記駆動手段に対して前記刃
具保持手段を位置決めする位置決め手段と、この位置決
め手段により位置決めされた刃具保持手段を必要に応じ
て解除可能に前記駆動手段に固定する固定・解除手段と
を備え、かつ、前記固定・解除手段が、前記刃具保持手
段側に設けられた被掛合部と、前記駆動手段側、かつ、
前記被掛合部にその一部が掛合する位置および掛合が解
除される位置に変位可能に設けられた掛合部材と、この
掛合部材を前記掛合する位置および前記掛合が解除され
る位置に選択的に変位させる掛合部材変位手段とを具備
してなる構成としたものである。これにより、簡単な構
成でありながら、駆動手段と刃具保持手段とを確実に連
結あるいは固定解除でき刃具を容易に交換することが可
能となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動型工具を産業用ロボットに装
着した状態を示す概略図。
【図2】本発明の回転駆動型工具のヘッドが取付けられ
た組立完了状態を示す一部断面図。
【図3】本発明の回転駆動型工具のヘッドの交換可能な
状態を示す一部断面図。
【図4】本発明の回転駆動型工具のヘッドが取り外され
た状態を示す一部断面図。
【符号の説明】
100…回転駆動型工具 1…産業用ロボット 2…刃具 10…駆動部(駆動手段) 11…電動モータ(駆動源) 20…ヘッド交換機構部(連結保持手段) 27…鋼球(掛止部材) 28…固定・解除手段 29…位置決め手段 30…へッド(刃具保持手段) 34…カップリング(駆動力伝達機構) 35…チャック 38…掛止溝(被掛止部) 40…位置決め穴 41…位置決めピン 42…ピン(掛合部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃具を回転駆動して使用する回転駆動型工
    具であつて、 前記刃具に回転を与える駆動手段に対して、前記刃具を
    回転自在に保持する刃具保持手段を着脱し得る構成と
    し、前記刃具保持手段を交換自在としたことを特徴とす
    る回転駆動型工具。
  2. 【請求項2】刃具を回転駆動して使用する回転駆動型工
    具であつて、 前記刃具に回転を与える駆動手段と、 この駆動手段からの駆動力を受ける前記刃具を回転自在
    に保持する刃具保持手段と、 この刃具保持手段を前記駆動手段に対して着脱するため
    の連結保持手段と、を具備してなることを特徴とする回
    転駆動型工具。
  3. 【請求項3】前記駆動手段が可変速の駆動源を備えてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の回転駆動型工具。
  4. 【請求項4】前記連結保持手段が、 前記駆動手段に対して前記刃具保持手段を位置決めする
    位置決め手段と、 この位置決め手段により位置決めされた刃具保持手段を
    必要に応じて解除可能に前記駆動手段に固定する固定・
    解除手段と、を備え、かつ、 前記固定・解除手段が、 前記刃具保持手段側に設けられた被掛合部と、 前記駆動手段側、かつ、前記被掛合部にその一部が掛合
    する位置および掛合が解除される位置に変位可能に設け
    られた掛合部材と、 この掛合部材を前記掛合する位置および前記掛合が解除
    される位置に選択的に変位させる掛合部材変位手段と、
    を具備してなることを特徴とする請求項2に記載の回転
    駆動型工具。
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