JPH11234708A - カラーcrtのラインプロファイル測定装置 - Google Patents

カラーcrtのラインプロファイル測定装置

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JPH11234708A
JPH11234708A JP10029985A JP2998598A JPH11234708A JP H11234708 A JPH11234708 A JP H11234708A JP 10029985 A JP10029985 A JP 10029985A JP 2998598 A JP2998598 A JP 2998598A JP H11234708 A JPH11234708 A JP H11234708A
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line
imaging
color crt
measurement
test pattern
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JP10029985A
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Nobuhiro Nishikawa
宜弘 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインプロファイル測定での測定位置に基づ
く測定誤差を低減する。 【解決手段】 カラーCRTの表示面に表示されたクロ
スハッチパターンGを撮像して得られる画像データを用
いて縦ライン又は横ラインのラインプロファイルを算出
するラインプロファイル測定装置において、CCDライ
ンセンサ12A,12Bの撮像面の前にシリンドリカル
レンズ13A,13Bが配置され、CCDラインセンサ
12A(又は12B)の縦ライン(又は横ライン)に対
する撮像範囲がシリンドリカルレンズ13A(又は13
B)で見かけ上、ライン方向にのみ拡大されている。C
CDラインセンサ12A,12Bの各画素でそれぞれ拡
大された撮像範囲内の螢光体の発光を積算して受光する
ことにより縦ライン(又は横ライン)にライン幅のバラ
ツキが生じている場合にも撮像位置に関係なく平均化さ
れたライン幅の画像データが得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャドウマスク型
カラーCRT(Cathode Ray Tube)の表示面に縦又は横
のラインからなる所定のテストパターンを表示させ、そ
のテストパターンを撮像装置で撮像して得られる画像デ
ータを用いて当該カラーCRTの表示性能を評価する評
価装置に係り、特にテストパターンのライン幅方向の断
面輝度分布(ラインプロファイル)を測定するカラーC
RTのラインプロファイル測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーCRTの製造工程では、一
般にカラーCRTの表示面にクロスハッチパターン等の
所定のテストパターンを白色表示させ、例えばクロスハ
ッチパターンの縦ライン又は横ラインのライン幅を目視
で確認しつつそのカラーCRTのフォーカス調整が行わ
れている。
【0003】一方、目視評価での評価のバラツキを低減
し、カラーCRTのフォーカス性能を客観的かつ定量的
に評価する方法も提案され、その評価装置も商品化され
ている。
【0004】例えばカラーCRTの表示面にクロスハッ
チパターンを表示させ、このクロスハッチパターンの縦
ライン又は横ラインのライン方向の輝度分布(ラインプ
ロファイル)を測定する装置が知られている。このライ
ンプロファイル測定装置では、カラーCRTの表示面に
表示されたクロスハッチパターン等の所定のテストパタ
ーンをCCDカメラ等の撮像装置で撮像し、この撮像画
像を用いて縦ライン又は横ラインのライン幅方向の断面
輝度分布が算出されるようになっている。
【0005】また、カラーCRTの表示面に各ドットが
電子ビームのビーム断面に相当するドットパターンを表
示させ、このドットパターンのドットの輝度分布(電子
ビームのビームプロファイル)を測定する装置が知ら
れ、例えば特開平8−203436号公報には、特定の
複数個の螢光体に対する電子ビームの照射位置を上下、
左右に微小変位させて各照射位置で複数個の発光螢光体
を撮像し、各照射位置における電子ビーム内の複数個の
螢光体の相対的な発光位置と発光輝度とを用いて電子ビ
ームの形状(ビームプロファイル)を測定する電子ビー
ム形状測定装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば縦ラ
インのラインプロファイル測定においては、縦ラインが
カラーCRTの表示面に電子ビームを縦方向に互いに重
複させるように所定のラスタピッチで照射して表示され
るが、電子ビームの縦方向の照射ピッチが縦ラインのラ
イン幅が均一となる程度に微細でないため、厳密にはカ
ラーCRTの表示面に表示される縦ラインのライン幅に
は凹凸が生じている。このため、撮像素子がラインセン
サのように、ライン方向に十分な撮像範囲を有しない場
合は、縦ラインの測定位置によってラインプロファイル
の測定結果にバラツキが生じることとなる。また、螢光
体が離散的であるために、撮像素子と螢光体との相対的
な位置関係により、ライン方向に十分な撮像範囲を有し
ない場合は、撮像素子に入射する光量が異なり、ライン
プロファイル測定結果にバラツキが生じる。
【0007】このように、測定結果にばらつきが生じる
ことは、評価装置としては好ましくなく、正確な評価を
行うことができない。
【0008】一方、ラインプロファイル測定装置を従来
の目視評価によるCRTのフォーカス調整に適用する場
合は、目視評価と測定結果とが整合しないのは好ましく
ない。そして、人間の目による目視評価では、厳密には
縦ラインのライン幅にライン方向の変動が生じていても
これらの変動を平均化したライン幅として評価されてい
るので、ラインプロファイル測定装置の測定結果も縦ラ
インのライン幅の変動を平均化したものが算出され、で
きるだけ目視評価と整合することが望ましい。このこと
は横ラインのラインプロファイル測定でも同様である。
【0009】このような問題を解決する方法として撮像
素子としてエリアセンサを使用し、ライン方向の撮像範
囲を大きくする方法が考えられる。しかし、エリアセン
サを用いると、データ数が増加し、ラインプロファイル
の演算処理に長時間を要することになるので、高速測定
に反することとなるとともに、装置が高価になるという
問題がある。
【0010】また、上記特開平8−203436号公報
に示されるビームプロファイル測定では、1本の電子ビ
ームの照射位置を特定の螢光体に対して上下、左右に相
対的に微小変位させ、各照射位置毎に発光螢光体の撮像
動作を繰返してビームプロファイル測定に必要なデータ
を取り込むようにしているので、撮像処理に長時間を要
し、高速測定の点で問題があり、この問題は、この技術
を単純にラインプロファイル測定に適用しても同様であ
る。
【0011】従って、可能な限りの高速測定を考慮する
と、ラインプロファイル測定においては、ラインプロフ
ァイル測定に必要かつ十分なデータを取り得るラインセ
ンサを用いることが好ましい。しかし、ラインセンサを
採用する場合は、撮像対象のラインに対する撮像範囲が
十分得られず、測定位置によって測定誤差を生じるとい
う上述の問題が生じることとなる。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、カラーCRTのラインプロファイルを安定かつ
高速で測定することのできるカラーCRTのラインプロ
ファイル測定装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定用のカ
ラーCRTの表示面に、ラインに対する螢光体の相対的
な位置関係がライン間で異なるように複数の縦又は横の
ラインからなるテストパターンを表示させる表示制御手
段と、上記カラーCRTの表示面に対向配置され、上記
テストパターンを撮像する撮像手段と、上記撮像手段で
上記テストパターンを撮像して得られる画素データを用
いて、ライン毎にライン幅方向の発光螢光体の相対位置
と発光輝度とを演算する第1の演算手段と、上記演算手
段で算出された各発光螢光体のライン幅方向の相対位置
と発光輝度とを用いて、上記カラーCRTに表示された
上記テストパターンのライン幅方向の輝度分布を演算す
る第2の演算手段とを備えたテストパターンのラインプ
ロファイル測定装置において、上記撮像手段の撮像面の
前方に配置され、上記テストパターンに対する撮像範囲
をライン方向にのみ光学的に拡大し、その撮像範囲内の
光像を上記撮像手段の撮像面に結像する光学手段とを備
えたものである(請求項1)。
【0014】上記構成によれば、被測定用のカラーCR
Tの表示面に、ライン内における螢光体の発光模様が互
いに異なる複数の縦又は横のラインからなるテストパタ
ーンが表示され、これら複数のテストパターンが撮像手
段で撮像される。複数のテストパターンの表示及び撮像
は、表示タイミングをずらせて繰り返し表示された各テ
ストパターンをそれぞれ撮像することにより、あるいは
同時に表示された全テストパターンを同時若しくは個々
に撮像することにより行われる。
【0015】撮像手段のテストパターンにおける撮像範
囲は、光学手段によりライン方向に拡大され、撮像手段
の螢光体の発光を受光する各画素ではライン方向に拡大
された撮像範囲内に含まれる複数の発光を積算した光量
が受光される。
【0016】そして、撮像手段の各画素で取り込まれた
画素データを用いてライン毎に発光螢光体のライン内に
おけるライン幅方向の相対的な位置(以下、発光位置と
いう。)とその発光輝度とが演算され、これら発光螢光
体の発光位置と発光輝度とを用いて、カラーCRTの表
示面に表示されたテストパターンのライン幅方向の断面
輝度分布(ラインプロファイル)が演算される。
【0017】例えばテストパターンのラインがCRT表
示面における縦ラインである場合、電子ビームのラスタ
照射におけるラスタ間隔により、縦ラインのライン幅は
厳密には周期的に変動するが、撮像手段の撮像範囲はラ
イン方向(すなわち、縦方向)に拡大され、撮像手段の
螢光体の発光を受光する各画素では、縦方向に複数の螢
光体の発光が積算されるので、各螢光体の発光量がばら
ついている場合にもそのバラツキが軽減される。従っ
て、撮像手段の縦ラインの撮像位置が異なる場合にもラ
イン毎に算出される発光螢光体の発光量は安定し、テス
トパターンのラインプロファイル測定における測定バラ
ツキが抑制される。
【0018】また、本発明は、上記カラーCRTのライ
ンプロファイル測定装置において、光学手段は、撮像手
段の撮像面に結像する光像をライン方向にぼかして撮像
面におけるライン方向の入射光量を平均化するものであ
るものである(請求項2)。
【0019】上記構成によれば、光学手段によりテスト
パターンに対する撮像範囲がライン方向にのみ光学的に
拡大され、しかもその撮像範囲内の光像がライン方向に
ぼかされて撮像面に結像される。このため、ドットタイ
プの螢光体の場合であっても発光螢光体の光像がライン
方向に長円状に変形され、撮像手段の発光螢光体の光像
が受光される画素位置では複数の発光螢光体からの発光
がより平均化された光量で受光される。これにより、ラ
イン方向の撮像位置が異なる場合にも略一定のライン幅
のテストパターンが撮像され、テストパターンのライン
プロファイル測定における測定バラツキがより低減され
る。
【0020】また、本発明は、上記カラーCRTのライ
ンプロファイル測定装置において、表示制御手段は、ラ
インに対する螢光体の相対的な位置関係がライン間で異
なるように複数の縦又は横のラインからなるテストパタ
ーンを被測定用のカラーCRTの表示面に表示位置を異
ならせて同時に表示させるものであり、撮像手段は、上
記カラーCRTの表示面に表示された複数のテストパタ
ーンを同時に撮像するものである(請求項3)。
【0021】上記構成によれば、被測定用のカラーCR
Tの表示面に、ライン内における螢光体の発光模様が互
いに異なる複数の縦又は横のラインからなるテストパタ
ーンが表示位置を異ならせて同時に表示され、これら複
数のテストパターンの画像データが1回の撮影動作で同
時に取り込まれる。
【0022】例えば螢光体ピッチβのすだれ格子形シャ
ドウマスク(アパーチャグリル)を備えたカラーCRT
の場合、水平方向に電子ビームを所定の間隔α(=k
(非整数)・β)で離散的に照射してライン内における
螢光体の発光模様が互いに異なる複数の縦ラインからな
るテストパターンが表示され、この複数の縦ラインのテ
ストパターンの画像が1回の撮影動作で同時に取り込ま
れる。従って、テストパターンの画像取込時間が短く、
ラインプロファイルの測定速度の迅速化に寄与する。
【0023】また、本発明は、上記カラーCRTのライ
ンプロファイル測定装置において、光学手段は、電子ビ
ームをライン方向に所定のラスタ間隔で被測定用のカラ
ーCRTの表示面に照射して表示されるテストパターン
のラインに対して、撮像手段の撮像範囲を少なくとも上
記ラスタ間隔と略同一の範囲に拡大するものである(請
求項4)。
【0024】上記構成によれば、電子ビームをライン方
向に所定のラスタ間隔で被測定用のカラーCRTの表示
面に照射してテストパターンのラインが表示されている
場合、ライン方向においては、少なくともラスタ間隔と
略同一の範囲のテストパターンの光像が光学的に圧縮さ
れて撮像手段の撮像面に結像される。撮像手段の各画素
では少なくともラスタ間隔の範囲内に含まれる複数の発
光螢光体からの発光を平均化した光量が受光され、これ
により測定位置に関係なく略同一のライン幅を有するテ
ストパターンが撮像される。
【0025】また、本発明は、上記カラーCRTのライ
ンプロファイル測定装置において、光学手段は、カラー
CRTの表示面に表示されたテストパターンのラインに
対して、撮像手段の撮像範囲を少なくともライン方向の
螢光体の配列ピッチ間隔と略同一の範囲に拡大するもの
である(請求項5)。
【0026】上記構成によれば、ライン方向において
は、少なくとも螢光体の配列ピッチ間隔と略同一の範囲
のテストパターンの光像が光学的に圧縮されて撮像手段
の撮像面に結像される。撮像手段の各画素では少なくと
も螢光体の配列ピッチ間隔の範囲内に含まれる複数の発
光螢光体からの発光を平均化した光量が受光され、これ
により測定位置に関係なく略同一のライン幅を有するテ
ストパターンが撮像される。
【0027】なお、上記カラーCRTのラインプロファ
イル測定装置において、光学手段は、シリンドリカルレ
ンズで構成するとよい(請求項6)。
【0028】上記構成によれば、例えば電子ビームをラ
イン方向に所定のピッチで被測定用のカラーCRTの表
示面に照射してテストパターンのラインが表示されてい
る場合、ライン方向において、少なくともラスタ間隔若
しくは螢光体の配列ピッチ間隔の範囲と略同一の範囲の
テストパターンの光像がシリンドリカルレンズで光学的
に圧縮されて撮像手段の撮像面に結像される。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に係るカラーCRTのライ
ンプロファイル測定装置について、図を用いて説明す
る。
【0030】まず、テストパターンのラインプロファイ
ルの測定原理の概要を、アパーチャグリルタイプのカラ
ーCRTを例に、図1を用いて簡単に説明する。
【0031】図1(a)は、CRT表示面に横方向のピ
ッチαで3本の縦ラインLn(1),Ln(2),Ln(3)を
表示させた状態を示す図であり、同図(b)は、各縦ラ
インLn(1)〜Ln(3)に含まれる発光螢光体F(i,k)
(i=1,2,3、k=1,2,3)の輝度分布を示す
図である。また、同図(c)は、同図(b)の各縦ライ
ンの発光螢光体F(i,k)の輝度分布を合成して縦ライン
の幅方向の断面輝度分布(ラインプロファイル)を算出
した状態を示す図である。
【0032】なお、図1(a)において、楕円はCRT
表示面に照射された電子ビームである。短冊状の帯は螢
光体であり、螢光体F(j)は左からj番目の螢光体であ
ることを示し、斜線部は発光している部分を示してい
る。更に、同図(b),(c)において、Pは実際のラ
インプロファイルであり、P′は測定されたラインプロ
ファイルである。また、螢光体F(i,k)は、第i番目の
縦ラインLn(i)に含まれる左から第k番目の螢光体で
あることを示している。
【0033】本発明に係るラインプロファイルの測定方
法は、まず、CRTの表示面に、図1(a)に示すよう
に、縦ラインLn(i)(i=1,2,3)の間隔αが螢
光体F(j)の螢光体ピッチβに対してα=k(非整数)
・βとなるように縦ラインからなるテストパターンの表
示が行なわれる。すなわち、発光螢光体F(i,k)により
縦ライン内に形成される水平方向の縦縞模様が互いに異
なるように(つまり、ライン内における螢光体の相対的
位置がライン間で異なるように)、かつ、縦ラインLn
(i)が重ならないようにテストパターンの表示が行なわ
れる。
【0034】次に、このテストパターンをCCDカメラ
で1回だけ撮像し、同図(b)に示すように、撮像画像
から縦ラインLn(i)毎にその縦ラインLn(i)に含まれ
る発光螢光体F(i,k)のライン幅方向における相対位置
(ライン内に設けられた水平方向のX座標)と輝度分布
とが算出される。各縦ラインLn(1)〜Ln(3)内に含ま
れる発光螢光体の相対位置は異なるので、縦ラインLn
(i)毎に算出される輝度分布は互いに異なるX座標でプ
ロットされた分布となっている。
【0035】そして、同図(c)に示すように、縦ライ
ンLn(1)〜Ln(3)で算出された輝度分布を合成して縦
ラインのラインプロファイルが算出される。すなわち、
縦ラインLn(1)の発光螢光体F(1,1)〜F(1,3)で得ら
れた輝度分布、縦ラインLn(2)の発光螢光体F(2,1)〜
F(2,3)で得られた輝度分布及び縦ラインLn(3)の発光
螢光体F(3,1)〜F(3,3)で得られた輝度分布を、ライン
内に設けられたX座標の位置に合成(左からF(1,1),F
(2,1),F(3,1),F(1,2),F(2,2),F(3,2),F(1,3),F
(2,3),F(3,3)の順に輝度分布を合成)することにより
縦ラインのラインプロファイルP′が算出される。
【0036】なお、アパーチャグリルタイプのカラーC
RTにおいて、横ラインのラインプロファイルを測定す
る場合は、図2に示すように、電子ビームを横方向に連
続的に走査して横ラインLn(1),Ln(2),Ln(3),
…が表示され、図3に示すように、この横ラインLn
(i)(i=1,2,…)に対してラインセンサの撮像面
Aを直交させるように配置してライン画像が取り込まれ
るので、ラインセンサの各画素から出力される画素デー
タにより直接、各横ラインLn(i)のラインプロファイ
ルP1′,P2′,P3′…が算出される。
【0037】このため、横ラインLn(1),Ln(2),L
n(3),…は、螢光体F(1),F(2),F(3),…に対して
任意の位置に表示させることができ、縦ラインのライン
プロファイル測定の場合のように、ライン内の縞模様を
考慮する必要はない。
【0038】図4は、カラーCRTのラインプロファイ
ル測定系のブロック構成図である。ラインプロファイル
測定装置1は、データ取込制御部2、CCDカメラ3、
信号発生器4及び測定制御部5から構成され、CCDカ
メラ3、信号発生器4及び測定制御部5は、それぞれ図
略のケーブルによりデータ取込制御部2に接続されてい
る。なお、データ取込制御部2は、測定制御部5と通信
可能に接続されている。また、ラインプロファイル測定
系は、測定対象のカラーCRT6を図略のケーブルによ
りデータ取込制御部2に接続して構成されている。
【0039】CCDカメラ3は、カラーCRT6の表示
面に配列されている螢光体が電子ビームの照射によって
発光した際の発光輝度を検出するためのものである。
【0040】CCDカメラ3は、図6に示すように、例
えば撮影レンズ10、ハーフミラー11、2本のCCD
ラインセンサ12A,12B及び2本のシリンドリカル
レンズ13A,13Bからなる光学系を有している。
【0041】同図に示す光学系では、縦ラインのライン
プロファイルを測定するためのCCDラインセンサ12
Aと横ラインのラインプロファイルを測定するためのC
CDラインセンサ12Bとが設けられている。CCDラ
インセンサ12Aは、その軸方向がカラーCRT6の表
示面に対して横方向と平行になるように配置され、CC
Dラインセンサ12Bは、その軸方向がカラーCRT6
の表示面に対して縦方向と平行になるように配置されて
いる。そして、CCDカメラ3は、CCDラインセンサ
12A,12Bの電荷蓄積時間を制御することにより任
意のシャッタ速度に応じた露出制御が行えるようになっ
ている。
【0042】なお、撮像素子としてCCDラインセンサ
12A,12Bに代えてCCDエリアセンサを用いるこ
ともできる。CCDエリアセンサを用いれば、上述の測
定原理を応用して電子ビームのビームプロフィルも測定
できる利点がある。しかし、電子ビームのビームプロフ
ァイルを高精度に測定するには高密度のエリアセンサを
必要とし、所望のエリアセンサを得ることが技術的に困
難で、コスト的に不利となる。例えば水平/垂直の画素
ピッチ5μm、撮像面サイズがおよそ20mm×20mmの
高解像度かつ広い撮像範囲を有するエリアセンサでは、
総画素数が4000×4000=1600万画素とな
り、このような高密度のCCDエリアセンサを得ること
は技術的に容易でない。従って、ラインプロファイル測
定を主目的とするのであれば、ラインセンサを用いる方
が技術的、コスト的に有利であり、好ましい。
【0043】図6において、撮影レンズ10は、カラー
CRT6の表示面に表示された測定用パターン(図では
クロスハッチパターン)の画像GをCCDラインセンサ
12A,12Bの撮像面に結像するものである。ハーフ
ミラー11は、撮影レンズ10を透過した光像を2つに
分離し、一方をCCDラインセンサ12A側に透過し、
他方をCCDラインセンサ12B側に反射するものであ
る。ハーフミラー11は、撮影レンズ10の光軸上の後
方位置の適所に配置され、更にその後方の適所にCCD
ラインセンサ12Aが配置され、ハーフミラー11の下
方位置の適所にCCDラインセンサ12Bが配置されて
いる。
【0044】シリンドリカルレンズ13A,13Bは、
それぞれCCDラインセンサ12A,12Bのライン方
向に対して垂直方向(以下、この方向を幅方向とい
う。)の撮像範囲を見かけ上、拡大するものである。す
なわち、図7に示すように、CCDラインセンサ12
A,12BのカラーCRT6の表示面における撮像範囲
AをL(長手方向)×W(幅方向)とすると、CCDラ
インセンサ12A,12Bの像範囲Aを見かけ上、W′
(>W)の寸法を有する撮像範囲A′に拡大するもので
ある。
【0045】このように、CCDラインセンサ12A,
12Bの撮像範囲Aを幅方向にのみ見かけ上、光学的に
拡大しているのは、撮像範囲Aが幅方向に狭いと、ライ
ン方向の測定位置によってラインプロファイルの測定結
果が異なることがあるので、このようなことが生じない
ようにするためである。
【0046】すなわち、図8に示すように、アパーチャ
グリルタイプのCRT表示面に、複数の電子ビームBm
を水平方向に所定のピッチで離散的に、かつ、垂直方向
に電子ビームBmが互いに重なるようにラスタ間隔Pv
で照射して、縦ラインLn(縦方向に重合して配列され
た電子ビームBmにより形成されるライン)が表示され
ているとする。カラーCRT6の表示面に表示された縦
ラインLnは、電子ビームBmの縦方向のラスタ間隔P
vが粗いため、厳密にはライン幅に凹凸が生じている。
従って、同図(a)に示すCCDラインセンサ12Aの
撮像範囲Aがライン幅の狭い位置(電子ビームBmの
重合部分の略中央となる位置)に設定されて算出される
発光螢光体F(1)〜F(3)の輝度分布C1(1)〜C1(3)と同
図(b)に示すCCDラインセンサ12Aの撮像範囲A
がライン幅の広い位置(電子ビームBmの略中央とな
る位置)に設定されて算出される発光螢光体F(1)〜F
(3)の輝度分布C2(1)〜C2(3)とが異なり、上述の測定
原理に基づいて最終的に得られるラインプロファイルの
測定結果P1,P2は互いに異なるものとなる。
【0047】CRTの製造工程では、一般に、CRTに
表示されたクロスハッチパターンのラインプロファイル
を目視で観測しつつフォーカス調整が行われている。そ
して、人間の目は、ラインの幅に凹凸が生じていてもこ
れらの凹凸を平均化してラインプロファイルを評価して
いるので、CRTのフォーカス調整は、この平均的なラ
インプロファイルの評価結果に基づいて行われている。
【0048】CRTのフォーカス調整にラインプロファ
イル測定装置を導入する場合、その測定結果が従来の目
視でのラインプロファイルの評価結果と異なることは好
ましくなく、また、測定位置の相違でラインプロファイ
ルの測定結果に繰返し誤差が生じることも好ましくな
い。
【0049】そこで、本実施の形態では、CCDライン
センサ12A,12Bの各画素の受光範囲Wを、電子ビ
ームBmの縦方向のラスタ間隔Pv以上若しくは縦ライ
ンに含まれる螢光体の縦方向の配列ピッチ間隔以上とな
る受光範囲W′まで光学的に拡大し、各画素でその受光
範囲W′に含まれる複数の螢光体の発光量が加算されて
受光されるようにしている。
【0050】従って、CCDラインセンサ12A,12
Bの撮像範囲Aが見かけ上、幅方向に拡大されているの
で、縦ラインパターンに対するCCDラインセンサ12
A,12Bの撮像位置が任意の位置に設定されても、各
撮像位置で算出される縦ラインのラインプロファイルは
略同一となり、繰返し誤差の少ない、目視評価と略同等
の測定結果を得ることができるようになっている。
【0051】すなわち、CCDラインセンサ12A,1
2Bの各画素の受光範囲Wを電子ビームBmの縦方向の
ラスタ間隔Pv以上の受光範囲W′まで光学的に拡大し
ている場合、図9に示すように、縦ラインLnに対する
CCDラインセンサ12Aの撮像範囲A′の位置が異な
っても、ライン方向において撮像範囲A′内に略電子ビ
ーム1個に含まれる発光螢光体が含まれ、これらの発光
量の加算値がCCDラインセンサ12Aの各画素で受光
されるから、同図(a)に示すCCDラインセンサ12
Aの撮像範囲A′がライン幅の狭い位置に設定されて
算出される発光螢光体F(1)〜F(3)の輝度分布C1(1)〜
C1(3)と同図(b)に示すCCDラインセンサ12Aの
撮像範囲A′がライン幅の広い位置に設定されて算出
される発光螢光体F(1)〜F(3)の輝度分布C2(1)〜C2
(3)とは略同一となり、最終的に略同一形状のラインプ
ロファイルP1,P2が得られる。
【0052】また、CCDラインセンサ12Aの各画素
の受光範囲を光学的に拡大しているので、各画素の受光
量が多くなり、各画素からの出力信号のS/N比も改善
される。
【0053】なお、アパーチャグリルタイプのカラーC
RTでは、上述の測定原理が縦ラインのラインプロファ
イル測定にだけ適用され、横ラインのラインプロファイ
ル測定ではCCDラインセンサ13Aのライン方向と横
ラインの幅方向とが一致し、CCDラインセンサ13A
からの出力信号により直接、横ラインの連続的なライン
プロファイルを算出することができるので、ライン幅の
凹凸の影響は縦ラインのラインプロファイル測定よりは
小さくなり、シリンドリカルレンズ13Bを省略するこ
とも可能である。
【0054】しかし、本実施の形態では、上述の測定原
理が縦/横の両ラインのラインプロファイル測定に適用
されるドットマスクタイプ等の他の螢光体タイプのカラ
ーCRTを考慮してCCDラインセンサ12Bに対応し
てシリンドリカルレンズ13Bを設けている。また、ア
パーチャグリルタイプのカラーCRTの横ラインのライ
ンプロファイル測定においてもシリンドリカルレンズ1
3Bを設けることによりCCDラインセンサ12Bの各
画素の幅方向の受光範囲が光学的に拡大され、各画素か
らの出力信号のS/N比を改善することができる利点が
あり、更にはCCDラインセンサ12Aから出力される
複数本分のラインプロファイルの画像信号を積算して平
均化することでよりS/N比の良好なラインプロファイ
ルを算出することができる。
【0055】従って、CCDラインセンサ12A,12
Bのライン幅方向の画素密度を光学的に高めることで、
高解像度かつ高精度のラインプロファイル測定が可能と
なっている。
【0056】図4に戻り、測定対象のカラーCRT6
は、電磁偏向型カラーCRTで、画像を表示するカラー
ブラウン管61、このカラーブラウン管61の表示画像
に関する駆動を制御する第1駆動制御回路62及びカラ
ーブラウン管61の表示範囲(ラスタサイズ)に関する
駆動を制御する第2駆動制御回路63を備えている。
【0057】カラーブラウン管61は、図10に示すよ
うに、フェースプレート裏面に水平方向に規則的に配列
されたストライプ状のR(赤),G(緑),B(青)の
螢光体を焼き付けて螢光面611が形成されている。ま
た、ブラウン管内の螢光面611の手前に所定間隔を設
けてすだれ格子型のアパーチャグリル612が設けられ
ている。電子銃マウント部613内にはR,G,Bの各
色に対応して3本の電子銃614が設けられ、電子銃マ
ウント部613の先端の外側に偏向ヨーク615が設け
られている。
【0058】第1駆動制御回路62は、電子銃614か
ら放射されるR,G,Bの各色に対応する電子ビームB
mのビーム形状(ビーム断面の形状及びその断面におけ
る電子エネルギー密度分布)を制御するものである。第
1駆動制御回路62は、データ取込制御部2から入力さ
れるビーム制御信号(映像信号)に基づいて電子銃61
の駆動を制御する。
【0059】第2駆動制御回路63は、電子ビームBm
の螢光面611におけるラスタ走査及びその走査範囲
(照射範囲)を制御するものである。第2駆動制御回路
63は、データ取込制御部2から入力されるラスタサイ
ズ制御信号(偏向制御信号)に基づいて電子銃61から
放射された電子ビームBmの表示位置を制御する。
【0060】データ取込制御部2は、テストパターンの
ラインプロファイル測定に必要なデータの取込みを制御
するもので、具体的には、カラーCRT6の表示及びC
CDカメラ3の駆動を制御するものである。ラインプロ
ファイル測定では、後述するように、測定に際し、予め
螢光体の発光効率を補正するための補正係数と測定用の
所定のテストパターンを表示するためのラスタサイズと
が決定されるようになっている。補正係数は、螢光体間
の発光効率バラツキを補正するものであり、ラスタサイ
ズの設定は、等価的に図1(a)の間隔αの設定に相当
するものである。なお、両者の設定処理は、ラインプロ
ファイル測定装置1の校正処理に相当するものである。
【0061】データ取込制御部2は、補正係数及びラス
タサイズを決定するためのデータ取込み並びに実際のラ
インプロファイル測定のためのデータ取込みにおけるカ
ラーCRT6の表示を制御するとともに、同データ取込
みにおけるCCDカメラ3の撮像動作を制御する。ま
た、データ取込制御部2は、CCDカメラ3で取り込ま
れた画像信号を用いて補正係数及びラスタサイズの演算
処理を行ない、この演算結果を測定制御部5に送信す
る。更に、実際のラインプロファイル測定においては、
複数のラインについて、ライン毎に発光螢光体の輝度分
布を演算し、この演算結果を測定制御部5に送信する。
【0062】図5は、ラインプロファイル測定装置1の
データ取込制御部2のブロック構成図である。データ取
込制御部2は、A/D変換器21、VRAM(Video Ra
ndom AccessMemory)22、RAM(Random Access Memo
ry)23、ROM(Read Only Memory)24、マイクロコ
ンピュータからなる制御部25、同期信号遅延部26、
垂直同期信号検出部27及び通信部28を備えている。
【0063】A/D変換器21は、CCDカメラ3から
送出された画素信号(CCDラインセンサ12A,12
Bの各画素で取り込まれた輝度信号)を、例えば10ビ
ットデータのデジタル信号に変換するものである。VR
AM22は、A/D変換器21でデジタル信号にA/D
変換された画素信号(以下、画素データという。)を格
納するメモリである。VRAM22は、CCDラインセ
ンサ12A,12Bで取り込まれたライン画像を記憶し
得る記憶容量を有している。
【0064】ROM24は、ラインプロファイル測定を
行なうための制御プログラムが記憶されたメモリであ
る。また、RAM23は、制御部25が上記制御プログ
ラムに従ってVRAM22に記憶された画素データを用
いて一連の演算処理を行なう際の記憶領域(ワークエリ
ア)を与えるものである。
【0065】制御部25は、データ取込制御部2内の各
部の動作を集中制御し、カラーCRT6の表示及びCC
Dカメラ3による画像データの取込みを制御するととも
に、測定制御部5とのデータ交信を制御するものであ
る。
【0066】同期信号遅延部26は、信号発生器4から
出力されるパターン信号の垂直同期信号を制御部25か
ら指示された所定時間だけ遅延させるものである。発光
効率の補正係数の演算においては、螢光体全体に均一エ
ネルギーの電子ビームを照射して各螢光体の発光効率を
比較する必要があるが、後述するように、通常のラスタ
走査においては、垂直走査ピッチPvで垂直走査が行な
われているので、螢光面511の全体を発光させるパタ
ーン信号でカラーCRT6の表示制御を行なっても電子
ビームBmのエネルギー分布は垂直方向の垂直走査ピッ
チPvで変動し、螢光体全体に均一エネルギーの電子ビ
ームBmを照射することはできない。
【0067】同期信号遅延部26は、CRT表示面全体
を発光させるパターン信号の垂直同期信号を遅延させ、
各フィールド走査の走査開始位置をずらしてラスタ走査
させることにより垂直方向にエネルギー分布の変動の少
ない電子ビームを螢光体全体に照射可能にするものであ
る。
【0068】垂直同期信号検出部27は、パターン信号
の遅延された垂直同期信号を検出するものである。この
検出信号は、CRT表示面内のCCDカメラ3の撮像位
置における螢光体が発光するタイミングでその螢光体の
発光を取り込むため、CCDカメラ3のシャッタ制御に
用いられる。
【0069】通信部28は、CCDカメラ3及びカラー
CRT6への駆動制御信号の送出並びに測定制御部5と
のデータ交信を制御するものである。
【0070】図2に戻り、信号発生器4は、カラーCR
T6に表示される測定用の所定のパターン信号(クロス
ハッチパターン)を発生するものである。信号発生器4
は、電子ビームBmがカラーCRT6について規格化さ
れている所定の表示サイズをラスタ走査し得るように、
パターン内容を示す画像信号に所定の垂直同期信号と水
平同期信号とを重畳してパターン信号を生成する。
【0071】測定制御部5は、パーソナルコンピュータ
からなる制御部51、キーボード52及びCRT等の表
示器53からなり、ラインプロファイル測定装置1の動
作を制御するとともに、データ取込制御部2で算出され
た輝度分布データを用いてラインプロファイルを演算
し、その結果を必要に応じて表示器53に表示する。
【0072】上記ラインプロファイル測定装置1におい
て、ラインプロファイル測定は、(1)螢光体Fの発光
効率の補正係数の算出、(2)ラスタサイズ変更による
テストパターン表示、(3)ラインプロファイル測定、
の手順で行なわれる。
【0073】なお、R,G,Bの各色のラインについ
て、同様の方法でそれぞれラインプロファイルの測定が
行なわれる。そこで、以下の説明では、G色の縦ライン
を例にラインプロファイル測定について説明する。
【0074】まず、発光効率の補正係数の演算処理につ
いて説明する。発光効率の補正係数は、螢光体間の発光
効率(電子エネルギーの光エネルギーへの変換効率)の
バラツキを補正するものである。
【0075】図1の例で説明すると、説明を容易にする
ため、各螢光体F(j)内では発光効率が一定であるとす
ると、考慮すべき発光効率のバラツキはストライプ状の
螢光体F(j)間のみとなる。螢光体F(j)の発光効率をK
(j)とし、螢光体F(1)の発光効率K(1)を基準に螢光体
F(2),F(3),…の発光効率K(2),K(3),…を補正す
るとすると、各螢光体F(j)(j=2,3,…)の補正
係数η(j)は、η(j)=K(1)/K(j)となる。
【0076】各螢光体F(j)の発光効率K(j)は、同一エ
ネルギーの電子ビームBmを照射したときの発光量L
(j)と等価であるから、ラインプロファイル測定装置1
の校正処理においては、η(j)=L(1)/L(j)(j=
2,3,…)により補正係数η(j)が算出される。
【0077】各螢光体F(j)内でも発光効率が異なる場
合は、各螢光体F(j)内に複数の測定位置(X,X)を
設定し、各測定位置(X,Y)について算出した発光量
L(X,Y)を用いてη(X,Y)=L(X0,Y0)/L
(X,Y)により補正係数η(X,Y)を算出することがで
きる。なお、L(X0,Y0)は補正係数演算のための基
準位置(X0,Y0)における発光量である。
【0078】上述のように、螢光面611の全体を発光
させるパターン信号でカラーCRT6の表示制御を行な
っても、電子ビームBmはラスタ間隔Pvで垂直走査が
行なわれているので、電子ビームBmのエネルギー分布
は垂直方向のラスタ間隔Pvで変動し、螢光体全体に均
一の電子ビームを照射することはできない。
【0079】すなわち、CRT表示用のラスタ走査にお
いては、電子ビームBmのピーク値と略同一レベルにあ
る範囲dよりも大きいラスタ間隔Pv(>d)で水平走
査が繰り返されるので、ラスタ走査された電子ビームB
mの垂直方向のエネルギー分布は、図11(b)のよう
に脈動している。
【0080】この状態でCRT表示面を撮像して得られ
る画像は、同図(a)に示すように、電子ビームBmの
垂直方向のエネルギー分布に対応した輝度分布の縞模様
となり、この撮像画像のデータを用いては正確な補正係
数η(j)を算出することはできない。
【0081】なお、図11(a)は、G色を全発光させ
たCRT表示面を撮像した撮像画像を示す図であり、同
図(b)は、垂直走査における垂直方向の電子ビームの
エネルギー分布を示す図である。図11(a)の黒色部
分はG色の電子ビームBmが走査された部分(電子ビー
ムBmのエネルギー分布の山が照射された部分)の画像
であり、斜線部分は垂直方向のラスタ走査の谷間の部分
の画像である。垂直方向のラスタ走査の谷間には、同図
(b)に示すように、電子ビームBmのエネルギー分布
の谷の部分が照射されるので、黒色部分より発光輝度は
低くなっている。また、白色部分は、R色,B色の螢光
体が塗布されたり、螢光体が塗布されてない部分の画像
(すなわち、発光していない部分の画像)である。
【0082】本実施の形態では、補正係数の演算処理に
おいて、電子ビームBmの垂直方向のラスタ走査をサブ
ライン単位で移動させ、全螢光体に垂直方向に均一なエ
ネルギーが照射されるようにしている。すなわち、図1
2(a)(b)に示すように、最初のラスタ走査に対し
て2回目以降のラスタ走査の開始位置を所定の距離ΔP
v(例えばPv/10程度)ずつ移動させて、同図
(c)に示すように、サブラインラスタ走査間でも最大
のエネルギーが照射されるようにしている。
【0083】このような垂直ラスタ走査によりG色の螢
光体を全発光させると、図11(a)において、G色の
螢光体部分の輝度分布は垂直方向に均一となり、この撮
像画像のデータから正確な補正係数η(j)を算出するこ
とができる。
【0084】次に、図13のフローチャートを用いて、
具体的な発光効率の補正係数ηの演算処理について説明
する。
【0085】まず、CCDカメラ3をCRT表示面の所
定位置に対向配置した状態でカラーCRT6を単色全発
光させる(#2)。単色全発光とは、R,G,Bの色成
分のうち、1つの色成分の螢光体の全体を発光させるも
ので、例えばG色の螢光体を全発光させるときは、電子
銃614から一定のエネルギー強度でG色に対する電子
ビームBmをCRT表示面の全域に亘って掃引照射する
ことにより行なわれる。なお、電子ビームBmの照射範
囲をCCDカメラ3の撮像範囲に限定するようにしても
よい。
【0086】続いて、この表示状態でCCDカメラ3を
駆動してCRT表示面の全発光像が撮像され、この撮像
画像を構成する画素信号は、順次、データ取込制御部2
に転送され、A/D変換器21で10ビットのデジタル
データに変換された後、VRAM22に格納される(#
4)。
【0087】なお、CCDカメラ3にはデータ取込制御
部2から垂直同期信号及び水平同期信号が出力されてお
り、電子ビームBmがCCDカメラ3の撮像範囲を掃引
照射するタイミング(すなわち、撮像範囲の螢光体の発
光タイミング)に同期して撮像が行なわれる。これによ
り図15(a)に示すような画像(縞模様の画像)が撮
像され、この撮像画像を構成する画素信号が順次、デー
タ取込制御部2に転送される。
【0088】続いて、VRAM22に格納された画素デ
ータと前回取り込まれ、RAM23に格納された画素デ
ータとが比較され、RAM23の画素データがレベルの
大きい画素データに置換される(#6)。なお、最初の
撮影時は、RAM23にすべて「0」のデータが初期設
定されているので、VRAM22に格納された全画素デ
ータがそのままRAM23に転送される。
【0089】続いて、電子ビームの垂直同期信号が所定
の時間Δtv(例えば2μm)だけ遅延される(#
8)。この遅延時間Δtvは、螢光体を垂直方向に等強
度で略連続的に走査し得るピッチ、すなわち、図12に
おけるサブラスタピッチΔPvに相当する時間である。
【0090】続いて、電子ビームのラスタ走査位置の移
動処理が予め設定された所定の回数、行なわれたか否か
が判別される(#10)。この回数は、ラスタ走査間を
サブラスタピッチΔPvで走査する回数で、この回数だ
け電子ビームのラスタ走査位置の移動処理が行なわれる
と、G色の螢光体の全面に均一エネルギーの電子ビーム
が照射されたことになる(図12(c)の状態参照)。
【0091】最初の移動処理では、所定の回数は終了し
ていないので(#10でNO)、ステップ#4に戻り、
ラスタ走査位置を移動した後の全発光画像について撮像
を行なうとともに、この撮像画像を構成する画素データ
とRAM23に格納された画素データとを比較し、RA
M23内の画素データをレベルの大きい画素データに置
換する(#4,#6)。すなわち、RAM23内に最大
レベルの画素データを格納していく。
【0092】そして、順次、電子ビームの垂直方向のラ
スタ走査位置をΔPvずつ移動させつつステップ#4,
#6を繰り返し(#4〜#10)、ラスタ走査位置の移
動処理が所定回数に達すると(#10でYES)、補正
係数ηの演算のためのデータ取込みは終了し、RAM2
3に格納された各画素データ(最大エネルギーの電子ビ
ームが照射されたときの螢光体の発光量に対応する最大
受光データ)を用いて各螢光体の補正係数η(j)が演算
され(#12)、処理は終了する。
【0093】次に、図14のフローチャートを用いてラ
スタサイズの変更処理について説明する。まず、CCD
カメラ3をCRT表示面の所定位置に対向配置した状態
でカラーCRT6を単色全発光させる(#20)。この
単色全発光は、補正係数の演算処理の場合と同様であ
る。
【0094】続いて、この表示状態でCCDカメラ3を
駆動してCRT表示面の全発光像が撮像され(#2
2)、この撮像画像のデータを用いて螢光体ピッチβが
演算される(#24)。
【0095】図14のフローチャートでは、螢光体ピッ
チβの演算のために改めてデータの取込みを行なってい
るが、螢光体ピッチβの演算においても補正係数ηの演
算で用いたデータを用いることができるので、補正係数
ηの演算処理が終了した後、VRAM22に格納された
画素データを用いて螢光体ピッチβの演算処理を行なう
ようにすれば、ステップ#20,#22のデータ取込処
理を省略することができる。
【0096】補正係数ηの演算処理で取り込まれた画素
データを用いての螢光体ピッチβの算出は以下のように
行なわれる。
【0097】VRAM22には図15(a)に示す単色
全発光画像を構成する画素データが格納されている。同
図において、縦縞M(1),M(2),…M(8)は、G色の螢
光体の発光部分の像である。
【0098】この画素データのうち、縦縞M(1),M
(2),…M(8)の部分に相当する画素データにそれぞれ対
応する補正係数η(1),η(2),…η(8)を乗じて、同図
(b)に示す発光部分のレベル調整が行なわれた信号L
(X)を得る。
【0099】更に、この信号L(X)を所定の閾値レベル
(例えば40%レベル)で2値化処理して、同図(c)
に示すパルス列信号P(X)を得る。このパルス列信号P
(X)は、同図から明らかなように縞模様の周期と同一の
周期を有している。従って、例えば同図(c)のAB間
の間隔TABをCCDラインセンサ12A,12Bの撮像
面における距離dABに変換し、更にこの距離dABを撮影
レンズの光学倍率β1を用いてCRT表示面における距
離DABに変換する。
【0100】間隔TABから距離dABへの変換は、A点、
B点に対応する画素データのVRAM22におけるアド
レスナンバーをnA,nB、CCDラインセンサ12Aの
ライン方向の画素ピッチをpHとすると、dAB=(nB
A)・pHにより算出される。
【0101】また、距離dABから距離DABへの変換は、
AB=dAB/β1により算出される。従って、距離DAB
はアドレスナンバーnA,nB、画素ピッチpH及び光学
倍率β1を用いてDAB=(nB−nA)・pH/β1によ
り算出される。
【0102】そして、この距離DABに含まれる縞模様の
数をNAB(図15(c)では7本)とすると、螢光体ピ
ッチβは、 β=DAB/NAB=(nB−nA)・pH/(β1・NAB) で算出される。
【0103】図14に戻り、続いて、カラーCRT6の
単色全発光表示が電子ビームを水平方向に3ライン間隔
で離散的に照射してなるテストパターンの画像に変更さ
れる(#26)。ここに3ライン間隔で電子ビームを離
散的に照射するとは、図16に示すように、縦ラインL
n(1),Ln(2),…を3本置きの螢光体F(1),F(4),
…F(2r+1)(r=0,1,…)に離散的に照射するもの
である。ライン間隔αはα=3βであり、各縦ラインL
n(i)の中心は照射された螢光体F(j)の中心と一致して
いる。従って、各縦ラインLn(i)内に含まれる螢光体
発光による縞模様はすべて同一となっている。
【0104】なお、テストパターンは、CRT表示面全
体に行なわせてもよいし、CCDカメラ3の撮像領域を
含む一部領域に表示させるようにしてもよい。また、1
ライン分だけ表示させるようにしてもよい。
【0105】続いて、図17(a)に示すように、縦ラ
インLn(1)内に含まれる螢光体発光による縞模様と縦
ラインLn(10)内に含まれる螢光体発光による縞模様と
が一致するように、水平方向のラスタサイズが変更され
る(#18〜#22のループ)。すなわち、縦ライン内
に含まれる異なる縞模様の種類が9個、生じるように、
水平方向のラスタサイズが変更される。
【0106】測定原理の概要で説明したように、縦ライ
ンのライン断面内の螢光体発光による縞模様の発光輝度
は、図17(b)に示すように、ライン断面におけるそ
の発光位置の電子エネルギー密度を与えるから、ライン
断面内の発光位置はラインプロファイルを特定するため
の測定点に相当する。従って、図16の場合は、ライン
断面内に含まれる縞模様はすべて同一であるから、各ラ
インに3本の縞模様が含まれているとすると、測定点
は、ライン幅方向に設けたX座標で表すと、X1(=−
β)、X2(=0)及びX3(=+β)の3点となって
いる。
【0107】ライン断面内に含まれる縞模様の種類が9
個、生じるようにラスタサイズを変更するということ
は、ライン間隔αをα<3βにすることにより横向の測
定点を9倍の27(=3×9)点に増加させるものであ
る。
【0108】ライン間隔αをα<3βにすると、i番目
の縦ラインLn(i)(i=2,3,…)の表示位置がラ
スタサイズ変更前よりもΔd・(i−1)(但し、Δd
=3β−α)だけ水平方向にずれるため、そのライン内
の測定点は、全体的にΔd・(i−1)だけずれ、X1
=−β+Δd・(i-1),X2=+Δd・(i-1),X3=β+
Δd・(i-1)となる。
【0109】ところで、測定点の数は、ライン間隔αの
変更量Δd(=3β−α)を小さくする程増加し、測定
精度は、測定点を増加する程高くなる。従って、所望の
測定精度に対応する測定点の数が決定されると、これに
応じてライン間隔αの変更量Δd(=3β−α)も決定
される。
【0110】いま、縦ラインのライン幅のサイズをライ
ン内に最大3本の螢光体が含まれるサイズとし、互いに
異なるn個のラインの縞模様からラインプロファイルを
測定する場合、図14に示すテストパターンのラスタサ
イズを、1番目のラインに含まれる縞模様と(n+1)
番目のラインに含まれる縞模様が同一となるように、変
更量Δdを設定すればよい。このとき、Δd=β/nと
なるから、このΔdをα=β−Δdに代入すると、 α=3(1−1/3n)・β となる。本実施の形態では、n=9としているから、例
えば螢光体ピッチβを270μmとすると、ライン間隔
αはα=2.89β=2.89×270=780μmと
なる。
【0111】ラスタサイズの変更処理は、具体的には、
フィールド走査毎にテストパターンの画像を撮像し(#
28)、この撮像画像のデータから、図15(b)に示
すように、縦ラインLn(1)のビーム中心が照射された
螢光体F(1)の輝度データC(1)と縦ラインLn(10)のビ
ーム中心が照射された螢光体F(27)の輝度データC(27)
とを抽出し、両輝度データを対応する補正係数ηにより
補正した後、両者を比較して行なわれる(#30)。
【0112】なお、図17は、輝度データC(1)と輝度
データC(27)とが一致した状態におけるカラーCRT6
に表示されたテストパターンを示し、縦ラインLn(1)
〜Ln(10)が表示されている部分のみを描いたものであ
る。斜線部分は、螢光体F(0)〜F(28)の発光している
部分を示している。また、同図(b)は、螢光体F(0)
〜F(28)の発光位置(輝度重心)の輝度データC(0)〜
C(28)を相対値(正規化した値)で示している。この輝
度データC(0)〜C(28)の演算では、発光位置に対応す
る画素データにその位置の補正係数ηを乗じて発光効率
の補正が行なわれている。なお、同図(b)では正規化
した値を示しているが、ラスタサイズの変更処理では正
規化処理をしなくてもよい。
【0113】輝度データC(1)と輝度データC(27)とが
一致していなければ(#30でNO)、ラスタサイズを
所定量だけ変更して次のフィールド走査を行なうととも
に(#32)、テストパターンを撮像し、再度、輝度デ
ータC(1)と輝度データC(27)とが比較される(#3
0)。以下、輝度データC(1)と輝度データC(27)とを
比較しつつラスタサイズが変更され、輝度データC(1)
と輝度データC(27)とが一致した時点(#30でYE
S)で、処理を終了する。
【0114】次に、ラインプロファイル測定について説
明する。ラスタサイズの変更処理を終了すると、カラー
CRT6には図17(a)に示すテストパターンの表示
が行なわれている。
【0115】このテストパターンをCCDカメラ3で撮
像し、その撮像画像のデータから、同図(b)に示す各
螢光体F(0)〜F(26)の発光位置の輝度データC(0)〜
C(26)が算出される。そして、これらの輝度データC
(0)〜C(26)の合成処理により、図19に示す縦ライン
のラインプロファイルを示す測定データが算出される。
【0116】輝度データC(0)〜C(26)の合成処理は、
輝度データC(0)〜C(26)をそれぞれ縦ラインのライン
幅方向における発光位置(X座標)に並べ変えることに
より行なわれる。この合成処理は、データ取込制御部2
で行なってもよいし、測定制御部5で行なってもよい。
【0117】縦ラインのライン幅のサイズは最大3本の
螢光体を発光し得るサイズであるから、輝度データC
(h)(h=0,1,…28)を3個ずつ縦ラインLn(i)
(i=1,2,…9)に対応させる。縦ラインLn(i)
に対応する3個の輝度データをC(i,k)(k=1,2,
3)で表すとすると、i,kはi={(h/3)の整数
部}+1,k=(h+1)−3(i−1)より決定さ
れ、図17(b)に示す輝度データC(h)は、図18に
示すように、輝度データC(i,k)に変換される。
【0118】また、縦ラインLn(i)に対応する3個の
輝度データC(i,k)(k=1,2,3)のライン内にお
ける発光位置をX座標Xi,kで表すとすると、各X座標
i,kは、±2βを超えない範囲で、Xi,1=−β+Δd
・(i-1),Xi,2=+Δd・(i-1),Xi,3=β+Δd・(i-1)
となる。但し、Δd=3β−αで、β=270μmとす
ると、図15(a)の例では、α=780μmとなり、
Δd=30μmとなる。
【0119】従って、各輝度データC(i,k)に対するビ
ーム断面内におけるX座標Xi,kを算出し、そのX座標
i,kに対応する輝度データC(i,k)をプロットすること
によりラインプロファイルを示す測定データが算出され
る。そして、この測定結果は測定制御部5の表示器53
に表される。
【0120】図19は、図18に示す輝度データC(1,
1)〜C(10,2)の合成処理によって得られたラインプロ
ファイルを示す測定データである。測定データの分解能
は30μmで、レベルは正規化された相対レベルで表示
している。
【0121】なお、上記測定用のテストパターンは、C
CDカメラ3の撮像領域全体に表示してもよく、測定デ
ータとして必要なラインのみを表示させるようにしても
よい。
【0122】また、上記実施の形態では、データ取込制
御部2からカラーCRT6にラスタサイズ制御信号を送
出してCRT表示面におけるラスタサイズを変更してい
たが、図20に示すように、信号発生器4からカラーC
RT6に入力されるテストパターンの映像信号を遅延さ
せてラスタサイズを変更するようにしてもよい。この方
法では、ラスタサイズ変更の高速化が可能になる。
【0123】図20は、OR回路7とディレイ回路8と
の直列回路で、OR回路7の一方の入力端子に信号発生
器4から出力される映像信号が入力され、ディレイ回路
8から出力される映像信号がカラーCRT6に入力され
る。また、OR回路7の他方の入力端子にはディレイ回
路8の出力の一部が入力されている。ディレイ回路8は
ディレイ時間Δtが変更可能になされ、このディレイ時
間Δtは、例えばデータ取込制御部2により制御され
る。
【0124】信号発生器4から出力されるテストパター
ンの映像信号9は、図21に示すように、OR回路7と
ディレイ回路8との直列回路によりディレイ回路8に設
定された所定の時間Δtだけ順次、遅延されてカラーC
RT6に出力される。
【0125】また、上記実施の形態では、アパーチャグ
リルタイプのカラーCRTのラインプロファイル測定に
ついて説明したが、本発明はドットマスクタイプのカラ
ーCRTのラインプロファイル測定についても同様に適
用することができる。
【0126】アパーチャグリルタイプのカラーCRTで
は、縦ラインのラインプロファイル測定において、ライ
ン幅方向の螢光体の発光位置が離散的となるため、測定
用のテストパターンのラスタサイズを水平方向にのみ変
更したが、ドットマスクタイプのカラーCRTでは、縦
/横の両ラインのラインプロファイル測定において、ラ
イン幅方向の螢光体の発光位置が離散的となるため、横
ラインのラインプロファイル測定においても測定用のテ
ストパターンのラスタサイズを垂直方向に変更する必要
がある。
【0127】従って、水平方向の螢光体ピッチをβx,
垂直方向の螢光体ピッチをβy、電子ビームの水平方向
のビーム間隔をαx、垂直方向のビーム間隔をαyとする
と、縦ラインのラインプロファイル測定においては、 αx=n・(1−1/(3n))・βx となるように、水平方向のラスタサイズが変更され、横
ラインのラインプロファイル測定においては、 αy=m・(1−1/(3m))・βy となるように、垂直方向のラスタサイズを変更される。
なお、n,mは、それぞれ水平方向、垂直方向における
ラスタサイズ変更による測定データの増加率である。
【0128】縦ラインのラインプロファイル測定におい
て、例えばG色の電子ビームを水平方向に3ピクセル間
隔(3βx)で離散的に照射して縦ラインからなるテス
トパターンの表示を行なった場合、このテストパターン
ではライン幅の測定点は3点であるが、ラスタサイズを
変更してライン幅の測定点を27点に増加させるとする
と、測定データの増加率nは、n=27/3=9となる
ので、図20に示すように、水平方向のビーム間隔αx
をαx=9(1−1/27)・βx=2.89βxに変更
すればよい。
【0129】また、横ラインのラインプロファイル測定
において、例えばG色の電子ビームを水平方向に5ピク
セル間隔(5βy)で離散的に照射して横ラインからな
るテストパターンの表示を行なった場合、このテストパ
ターンではライン幅の測定点は5点であるが、ラスタサ
イズを変更してライン幅の測定点を25点に増加させる
とすると、測定データの増加率nは、m=25/5=5
となるので、図21に示すように、垂直方向のビーム間
隔αyをαy=5(1−1/25)・βy=4.8βyに変
更すればよい。
【0130】なお、図22,図23において、楕円は照
射された電子ビームBmを示し、小さい丸は螢光体Fを
示している。また、太線の小丸はG色の螢光体Fを示
し、黒丸は発光している螢光体Fを示している。
【0131】また、ドットマスクタイプのカラーCRT
は、図16及び図22を比較すれば明らかなように、同
一ライン幅のライン内に含まれる発光螢光体の発光量が
アパーチャーグリルタイプのカラーCRTに比して少な
くなるので、CCDラインセンサ12A,13Aのライ
ン幅方向の受光範囲をアパーチャーグリルタイプのカラ
ーCRTのラインプロファイル測定時よりも広くしてい
なければ、測定位置によって測定誤差を生じるおそれが
ある。
【0132】この場合の測定位置による測定誤差は、図
8を用いて説明した測定誤差と類似したものである。図
8の場合は、電子ビームBmの垂直方向の走査ピッチP
vが粗く、縦ラインのライン方向のエネルギー分布に凹
凸が生じるために測定位置によってラインプロファイル
が異なるものであったが、ドットマスクタイプのカラー
CRTにおける測定位置による測定誤差は、縦ラインの
ライン方向のエネルギー分布に凹凸に加えて測定範囲A
内に含まれる発光螢光体数も相違することに基づくもの
である。
【0133】螢光体に照射される電子ビームBmのエネ
ルギーが同一であっても、これによって発光される螢光
体数が異なれば、縦ライン内の幅方向における同一位置
の全発光螢光体からの発光量の積算値がその位置におけ
る光量として算出されるので、図24(a)のように、
ライン中央で発光螢光体が2個含まれる場合に算出され
る輝度分布C1(1)〜C1(3)と、同図(b)のように、ラ
イン中央で発光螢光体が1個しか含まれない場合に算出
される輝度分布C2(1)〜C2(3)とが異なり、図8の場合
と同様に、上述の測定原理に基づいて最終的に得られる
ラインプロファイルの測定結果P1,P2は互いに異な
るものとなる。
【0134】従って、ドットマスクタイプのカラーCR
Tに対するラインプロファイル測定では、アパーチャー
グリルタイプのカラーCRTの場合よりもCCDライン
センサ12A,12Bの各画素のライン幅方向の見かけ
上の受光範囲W′を広するか、あるいは図25に示すよ
うに、CCDラインセンサ12A,12Bの受光面に入
射される各発光螢光体Fからの光をできるだけライン方
向に拡大させて各画素に入射することでの受光量をより
平均化するようにすることが望ましい。後者の方法は、
例えばシリンドリカルレンズの光出力をライン方向にだ
けボカすような光学系を採用することで実現することが
できる。なお、図25において、黒色の楕円はCCDラ
インセンサ12A,12Bの受光面における発光螢光体
の光像を示し、白色の楕円及び点線の小丸は、それぞれ
カラーCRTの表示面における電子ビームBmと未発光
の螢光体を示している。
【0135】ところで、上記実施の形態では、シリンド
リカルレンズ13A,13Bを用いてCCDラインセン
サ12A,12Bの撮像範囲Aを幅方向に拡大するよう
にしていたが、図26に示すように、光ファイバーフェ
ースプレート14を用いても同様の効果を得ることがで
きる。光ファイバーフェースプレート14は、その一方
端面がCCDラインセンサ12A,12Bの撮像面に貼
設され、他方端面は、図27に示すように、入射窓S2
を大きくするため、テーパ14Aが形成されている。光
ファイバーの断面積S1と入射窓S2との比を適当に調
節することによりCCDラテンセンサ12A,12Bの
撮像範囲A′を所望のサイズに設定することができる。
この実施の形態は、CCDラインセンサとCCDライン
センサの撮像範囲を見かけ上大きくする光学系とが一体
的に構成されるので、撮像系の構造の簡素化が可能とな
る。
【0136】また、上記実施の形態では、CCDカメラ
3の撮像素子としてCCDラインセンサを例に説明した
が、本発明は、CCD型固体撮像素子だけでなく、MO
S型固体撮像素子についても適用することができる。
【0137】更に、上記実施の形態では、測定精度を高
めるため、発光効率の補正を行なうようにしていたが、
この補正処理を省略して簡易に高速測定を行なうように
してもよい。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被測定用のカラーCRTの表示面に、ライン内における
発光螢光体の模様がライン間で互いに異なるように複数
の縦又は横のラインからなる所定のテストパターンを表
示させ、このテストパターンを撮像して得られる画像の
データを用いてラインプロファイルを測定するカラーC
RTのラインプロファイル測定装置であって、テストパ
ターンに対する撮像範囲をライン方向にのみ光学的に拡
大し、その撮像範囲内の光像を撮像手段の撮像面に結像
差させるようにしたので、テストパターンに対する撮像
位置が異なった場合にも各撮像位置で算出されるライン
プロファイルは略同一となり、測定誤差が低減されて安
定したラインプロファイル測定が可能となる。
【0139】また、本発明によれば、撮像手段の撮像面
に結像する光像をライン方向にボカして撮像面における
ライン方向の入射光量を平均化するようにしたので、ド
ットマスクタイプのようにライン内の発光螢光体数が少
ない場合にも測定位置の相違に基づく測定誤差が好適に
低減され、ラインプロファイル測定の安定化を低下させ
ることがない。
【0140】また、本発明によれば、ライン内における
螢光体の発光模様が互いに異なる複数の縦又は横のライ
ンからなるテストパターンをカラーCRTの表示面に表
示位置を異ならせて同時に表示させ、これらのテストパ
ターンの画像データを一回の撮像動作で取り込むように
したので、撮像処理の時間の大幅な短縮が可能で、高速
測定が可能になる。また、1回の撮像動作でラインプロ
ファイル測定に必要なデータが取り込めるので、測定中
の振動等の影響を受けることがなく、安定して信頼性の
高いデータの取込みが可能となる。
【0141】また、本発明によれば、撮像手段の見かけ
上の撮像範囲を、少なくともラスタ間隔若しくは螢光体
の配列ピッチ間隔と略同一の範囲に拡大するようにした
ので、テストパターンに対する撮像位置に基づく測定誤
差を確実に低減することができる。
【0142】また、本発明によれば、シリンドリカルレ
ンズにより撮像範囲をライン方向にのみ光学的に拡大す
るようにしたので、簡単な構造で撮像範囲をライン方向
にのみ拡大させた撮像系を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインプロファイルの測定原理を説明するため
の図で、(a)はアパーチャグリルタイプのCRT表示
面に複数の縦ラインを発光させた状態を示す図、(b)
は各ライン内に含まれる複数の発光螢光体の輝度分布を
示す図、(c)は各ライン毎に得られた輝度分布を合成
してラインプロファイルを算出した状態を示す図であ
る。
【図2】アパーチャグリルタイプのCRT表示面に複数
の横ラインを発光させた状態を示す図である。
【図3】横ラインに対するCCDラインセンサの撮像方
向とCCDラインセンサからのの出力信号により得られ
るラインプロファイルとを示す図である。
【図4】カラーCRTの電子ビーム形状測定系のブロッ
ク構成図である。
【図5】ラインプロファイル測定装置のデータ取込制御
部のブロック構成図である。
【図6】CCDラインセンサを用いたCCDカメラの光
学系の基本構成を示す一実施例の斜視図である。
【図7】見かけ上、拡大されたCCDラインセンサの撮
像範囲を説明するための図である。
【図8】縦ラインのラインプロファイル測定における測
定位置の相違に基づく測定誤差を説明するための図で、
(a)はライン幅の狭い位置に測定位置が設定された場
合のライン内の輝度分布を示す図であり、(b)はライ
ン幅の狭い位置に測定位置が設定された場合のライン内
の輝度分布を示す図である。
【図9】ラインセンサの幅方向の撮像範囲を見かけ上広
くした場合の測定位置の相違に基づく測定誤差の低減効
果を説明するための図で、(a)はライン幅の狭い位置
に測定位置が設定された場合のライン内の輝度分布を示
す図であり、(b)はライン幅の狭い位置に測定位置が
設定された場合のライン内の輝度分布を示す図である。
【図10】アパーチャグリルタイプのCRTのフェース
プレートの構造を示す要部斜視部である。
【図11】補正係数ηの演算処理を説明するための図
で、(a)はG色を全発光させたときのCRT表示面の
螢光体の発光状態を示す図、(b)は垂直走査における
垂直方向の電子ビームのエネルギー分布を示す図であ
る。
【図12】補正係数演算用のCRT表示における電子ビ
ームの垂直方向のエネルギー分布を示すもので、(a)
は1回目のラスタ走査時のエネルギー分布を示す図、
(b)は2回目のラスタ走査時のエネルギー分布を示す
図、(c)は所定の回数だけラスタ走査したときに螢光
体に照射される垂直方向のエネルギー分布を示す図であ
る。
【図13】螢光体の発光効率の補正係数の演算処理を示
すフローチャートである。
【図14】ラスタサイズの変更処理を示すフローチャー
トである。
【図15】螢光体ピッチの算出方法を説明するための図
で、(a)は単色全発光されたCRT表示面を撮像して
得られる縞模様の画像を示す図、(b)は特定の水平ラ
イン上の画素データを抽出して得られる信号を示す図、
(c)は(b)の信号を2値化処理して得られるパルス
列信号を示す図である。
【図16】電子ビームを水平方向に3ライン間隔で離散
的に照射してカラーCRTの表示面に複数の縦ラインを
表示した状態を示す図である。
【図17】縦ラインのラインプロファイルの測定処理を
説明するための図で、(a)は複数の縦ラインからなる
テストパターンを表示した状態を示す図、(b)はCR
T表示面の各螢光体とそれに照射される電子ビームとの
関係を示す図である。
【図18】図17(b)に示す各発光螢光体F(0)〜F
(28)の輝度データC(0)〜C(28)を輝度データC(1,1)
〜C(10,2)に変換した図である。
【図19】図18に示す輝度データC(1,1)〜C(10,2)
の合成処理によって得られた縦ラインのラインプロファ
イルを示す測定データである。
【図20】ラスタサイズを変更するための他の回路構成
を示す図である。
【図21】ディレイ回路の出力信号の一例を示す図であ
る。
【図22】ドットマスクタイプのCRT表示面に複数の
縦ラインを発光させた状態を示す図である。
【図23】ドットマスクタイプのCRT表示面に複数の
横ラインを発光させた状態を示す図である。
【図24】ドットマスクタイプのカラーCRTに対する
縦ラインのラインプロファイル測定における測定位置の
相違に基づく測定誤差を説明するための図で、(a)は
ライン中央に含まれる発光螢光体数の多い位置に測定位
置が設定された場合のライン内の輝度分布を示す図であ
り、(b)はライン中央に含まれる発光螢光体数の少な
い位置に測定位置が設定された場合のライン内の輝度分
布を示す図ある。
【図25】CCDラインセンサの撮像面におけるドット
タイプの発光螢光体の光像をライン幅方向にボカした状
態を示す図である。
【図26】光ファイバーフェースプレートにより撮像範
囲が幅方向に拡大されるCCDラインセンサの光像を示
す平面図である。
【図27】光ファイバーフェースプレートにより撮像範
囲が幅方向に拡大されるCCDラインセンサの光像を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 ラインプロファイル測定装置 2 データ取込制御部(表示制御手段) 21 A/D変換器 22 VRAM 23 ROM 24 RAM 25 制御部 26 信号発生器 27 同期信号遅延部 28 垂直同期信号検出部 29 通信部 3 CCDカメラ 4 信号発生器 5 測定制御部(第1及び第2の演算手段) 51 制御部 52 キーボード 53 表示器 6 カラーCRT 61 カラーブラウン管 611 螢光面 612 アパーチャグリル 613 電子銃マウント部 614 電子銃 615 偏向ヨーク 62 第1駆動制御回路 63 第2駆動制御回路 7 OR回路 8 ディレイ回路 9 映像信号 10 撮影レンズ 11 ハーフミラー 12A,12B CCDラインセンサ(撮像手段) 13A,13B シリンドリカルレンズ(光学手段) 14 光ファイバーフェースプレート(光学手段) G 測定用パターンの画像 A,A′ 撮像範囲

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定用のカラーCRTの表示面に、ラ
    インに対する螢光体の相対的な位置関係がライン間で異
    なるように複数の縦又は横のラインからなるテストパタ
    ーンを表示させる表示制御手段と、上記カラーCRTの
    表示面に対向配置され、上記テストパターンを撮像する
    撮像手段と、上記撮像手段で上記テストパターンを撮像
    して得られる画素データを用いて、ライン毎にライン幅
    方向の発光螢光体の相対位置と発光輝度とを演算する第
    1の演算手段と、上記演算手段で算出された各発光螢光
    体のライン幅方向の相対位置と発光輝度とを用いて、上
    記カラーCRTに表示された上記テストパターンのライ
    ン幅方向の輝度分布を演算する第2の演算手段と、上記
    撮像手段の撮像面の前方に配置され、上記テストパター
    ンに対する撮像範囲をライン方向にのみ光学的に拡大
    し、その撮像範囲内の光像を上記撮像手段の撮像面に結
    像する光学手段とを備えたことを特徴とするカラーCR
    Tのラインプロファイル測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラーCRTのラインプ
    ロファイル測定装置において、光学手段は、撮像手段の
    撮像面に結像する光像をライン方向にぼかして撮像面に
    おけるライン方向の入射光量を平均化するものであるこ
    とを特徴とするテストパターンのラインプロファイル測
    定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカラーCRTのラ
    インプロファイル測定装置において、表示制御手段は、
    ラインに対する螢光体の相対的な位置関係がライン間で
    異なるように複数の縦又は横のラインからなるテストパ
    ターンを被測定用のカラーCRTの表示面に表示位置を
    異ならせて同時に表示させるものであり、撮像手段は、
    上記カラーCRTの表示面に表示された複数のテストパ
    ターンを同時に撮像するものであることを特徴とするカ
    ラーCRTのラインプロファイル測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のカラー
    CRTのラインプロファイル測定装置において、光学手
    段は、電子ビームをライン方向に所定のラスタ間隔で被
    測定用のカラーCRTの表示面に照射して表示されるテ
    ストパターンのラインに対して、撮像手段の撮像範囲を
    少なくとも上記ラスタ間隔と略同一の範囲に拡大するも
    のであることを特徴とするカラーCRTのラインプロフ
    ァイル測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のカラー
    CRTのラインプロファイル測定装置において、光学手
    段は、カラーCRTの表示面に表示されたテストパター
    ンのラインに対して、撮像手段の撮像範囲を少なくとも
    ライン方向の螢光体の配列ピッチ間隔と略同一の範囲に
    拡大するものであることを特徴とするカラーCRTのラ
    インプロファイル測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のカラー
    CRTのラインプロファイル測定装置において、光学手
    段は、シリンドリカルレンズであることを特徴とするカ
    ラーCRTのラインプロファイル測定装置。
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