JPH11234620A - 記録媒体と情報記録再生装置と記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体と情報記録再生装置と記録媒体処理装置

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Publication number
JPH11234620A
JPH11234620A JP3024798A JP3024798A JPH11234620A JP H11234620 A JPH11234620 A JP H11234620A JP 3024798 A JP3024798 A JP 3024798A JP 3024798 A JP3024798 A JP 3024798A JP H11234620 A JPH11234620 A JP H11234620A
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JP
Japan
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image
audio
correction
recording
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Application number
JP3024798A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kikuchi
伸一 菊地
Mitsuyuki Nozaki
光之 野▲崎▼
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11234620A publication Critical patent/JPH11234620A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、光ディスクから画像データや音
声データを再生する際に、補正行程に再エンコード処理
を行わない、つまり画質や音質を落とさないで画像ある
いは音声の補正を行うことできる。 【解決手段】 この発明は、光ディスク10の制御情報
内にセル単位で画像データに対する輝度等の補正データ
や音声データに対する音量等の補正データを記録できる
ようにし、再生時その補正データに応じてエンコード後
の画像データや音声データに対して補正することによ
り、再生するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データや音
声データを記録再生できる記録媒体と記録再生装置と記
録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像や音声等のデータを記録した
光ディスクを再生する動画対応の光ディスク再生装置が
開発され、例えばLDや、ビデオCDなどの様に、映画
ソフトやカラオケ等の目的で一般に普及されている。
【0003】その中で、現在、国際規格化したMPEG
2(Moving Image Coding Exp
ert Group)方式を使用し、AC3オーディオ
圧縮方式を採用したDVD規格が提案された。
【0004】この規格でば、MPEG2システムレイヤ
に従って、動画圧縮方式にMPEG2、音声にAC3オ
ーディオ、MPEGオーディオ、リニアPCMをサポー
トし、さらに、字幕用としてビットマップデータをラン
レングス圧縮した副映像データを追加するとともに、早
送り巻き戻しなどの特殊再生用コントロールデータ(ナ
ビパック)を追加して構成されている。
【0005】また、この規格では、コンピュータでデー
タを読むことが出来るように、ISO9660とマイク
ロUDFをサポートしている。
【0006】その後、DVD−RAMが発表され、2.
6Gバイト、4.7Gバイトの容量を持つ書き換え可能
なディスクが実現されてきた。
【0007】上記技術発展により、ディスクに映像信号
を録画し再生することが現実となってきた。
【0008】しかしながら、本DVD規格は、現在、一
般家庭での編集機などに於ける簡易編集動作に関して
は、考慮されていない。
【0009】そこで、この規格を元に一般家庭用編集機
能付きDVD録再機を構成すると、次のような問題が発
生する。
【0010】通常、一般家庭においては、ビデオカメラ
などで画像を取る場合に、フォーカスなどの諸設定を自
動設定で、撮る場合が一般的である。
【0011】そのため、ビデオカメラで撮った画像を再
生してみると、しばしば、明るさや色合い、音量等が、
ユーザの希望とは違う映像が撮られている場合がある。
【0012】また、二つの画像を繋げる場合に、前のビ
デオ画像と後のビデオ画像の間で、明るさや音量等が大
幅に違ったりする場合が多々ある。
【0013】しかしながら、本規格では、そういう場合
に対して、ある一定単位で画像に対する補正や音声に対
する補正を行うようにできるフォーマットになっていな
い。
【0014】そのため、もし、そのような編集を行おう
とした場合には、一度圧縮を解いてから、補正し、その
後、再圧縮するという行程を取る必要がある。
【0015】しかしながら、再圧縮を行うと、画質がど
うしても落ちてしまうという欠点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】記録再生できる記録媒
体と記録再生装置と記録媒体処理装置において、ある一
定単位で画像に対する補正や音声に対する補正を行うよ
うにできないため、補正を行うためには、処理過程で、
再エンコード処理が入ってしまい、画質や音質が落ちる
と言う欠点があった。
【0017】そこで、この発明は上記欠点を改善し、補
正行程に再エンコード処理を行わない、つまり画質や音
質を落とさないで画像あるいは音声の補正を行うことを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の記録媒体は、
管理領域とデータ領域で構成され、管理領域の管理デー
タに基づいてデータ領域に画像データが記録されている
ものにおいて、上記データ管理領域に、上記データ領域
に記録されている画像データを補正するための画像補正
データを記録する領域を有するものである。
【0019】この発明の記録媒体は、管理領域とデータ
領域で構成され、管理領域の管理データに基づいてデー
タ領域に音声データが記録されているものにおいて、上
記データ管理領域に、上記データ領域に記録されている
音声データを補正するための音声補正データを記録する
領域を有するものである。
【0020】この発明の記録媒体は、管理領域とデータ
領域で構成され、管理領域の管理データに基づいてデー
タ領域に画像データと音声データとが記録されているも
のにおいて、上記データ管理領域に、上記データ領域に
記録されている画像データを補正するための画像補正デ
ータと音声データを補正するための音声補正データを記
録する領域を有するものである。
【0021】この発明の情報記録再生装置は、記録媒体
に情報の記録再生を行うものにおいて、上記記録媒体に
記録されている画像補正データを読取り、この画像補正
データに基づいて、再生画像を補正する手段を有する。
【0022】この発明の情報記録再生装置は、記録媒体
に情報の記録再生を行うものにおいて、上記記録媒体に
記録されている音声補正データを読取り、この音声補正
データに基づいて、再生音声を補正する手段を有する。
【0023】この発明の情報記録再生装置は、記録媒体
に情報の記録再生を行うものにおいて、上記記録媒体に
記録されている画像補正データと音声補正データを読取
り、上記画像補正データに基づいて、再生画像を補正
し、上記音声補正データに基づいて、再生音声を補正す
る手段を有する。
【0024】この発明の記録媒体処理装置は、管理領域
とデータ領域で構成され、管理領域の管理データに基づ
いてデータ領域に画像データが記録され、上記データ管
理領域に、上記データ領域に記録されている画像データ
を補正するための画像補正データを記録する領域を有す
る記録媒体に対して、データを記録したり、記録されて
いるデータを再生するものにおいて、上記データ管理領
域の画像補正データを読取る読取手段、およびこの読取
手段により読取った画像補正データに基づいて、上記デ
ータ領域から再生した画像データを補正する補正手段か
ら構成される。
【0025】この発明の記録媒体処理装置は、管理領域
とデータ領域で構成され、管理領域の管理データに基づ
いてデータ領域に音声データが記録され、上記データ管
理領域に、上記データ領域に記録されている音声データ
を補正するための音声補正データを記録する領域を有す
る記録媒体に対して、データを記録したり、記録されて
いるデータを再生するものにおいて、上記データ管理領
域の音声補正データを読取る読取手段、この読取手段に
より読取った音声補正データに基づいて、上記データ領
域から再生した音声データを補正する補正手段から構成
される。
【0026】この発明の記録媒体処理装置は、管理領域
とデータ領域で構成され、管理領域の管理データに基づ
いてデータ領域に画像データと音声データが記録され、
上記データ管理領域に、上記データ領域に記録されてい
る画像データを補正するための画像補正データと音声デ
ータを補正するための音声補正データとを記録する領域
を有する記録媒体に対して、データを記録したり、記録
されているデータを再生するものにおいて、上記データ
管理領域の画像補正データと音声補正データを読取る読
取手段、およびこの読取手段により読取った画像補正デ
ータに基づいて、上記データ領域から再生した画像デー
タを補正し、音声補正データに基づいて、上記データ領
域から再生した音声データを補正する補正手段から構成
される。
【0027】この発明の情報記録再生装置は、情報を記
録可能な記録媒体に記録再生を行うものにおいて、上記
記録媒体にあらかじめ記録された画像データに対する画
像補正データを設定する設定手段、およびこの設定手段
により設定された画像補正データを上記画像データに対
応して記録媒体に記録する記録手段から構成される。
【0028】この発明の情報記録再生装置は、情報を記
録可能な記録媒体に記録再生を行うものにおいて、上記
記録媒体にあらかじめ記録された音声データに対する音
声補正データを設定する設定手段、およびこの設定手段
により設定された音声補正データを上記音声データに対
応して記録媒体に記録する記録手段から構成される。
【0029】この発明の情報記録再生装置は、情報を記
録可能な記録媒体に記録再生を行うものにおいて、上記
記録媒体にあらかじめ記録された画像データに対する画
像補正データと音声データに対する音声補正データを設
定する設定手段、およびこの設定手段により設定された
画像補正データと音声補正データとを上記画像データと
音声データに対応して記録媒体に記録する記録手段から
構成される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係るデジタル情報記録再生システム
(情報記録媒体処理装置;情報記録再生装置)を説明す
る。
【0031】この発明に係るデジタル情報記録再生シス
テムの代表的な一実施の形態として、MPEG2に基づ
きエンコードされた動画(AVデータ)を可変ビットレ
ートで記録・再生する装置、たとえばDVDデジタルビ
デオレコーダがある。(このDVDデジタルビデオレコ
ーダの具体例については後述する。) 図1は、上記DVDデジタルビデオレコーダに使用され
る記録可能な光ディスク10の構造を説明する斜視図で
ある。
【0032】図1に示すように、この光ディスク10
は、それぞれ記録層17が設けられた一対の透明基板1
4を接着層20で貼り合わせた構造を持つ。各基板14
は0.6mm厚のポリカーボネートで構成することがで
き、接着層20は極薄(たとえば40μm厚)の紫外線
硬化性樹脂で構成することができる。これら一対の0.
6mm基板14を、記録層17が接着層20の面上で接
触するようにして貼り合わすことにより、1. 2mm厚
の大容量光ディスク10が得られる。
【0033】光ディスク10には中心孔22が設けられ
ており、ディスク両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10を回転駆動時にクランプするためのクラン
プエリア24が設けられている。中心孔22には、図示
しないディスクドライブ装置に光ディスク10が装填さ
れた際に、ディスクモータのスピンドルが挿入される。
そして、光ディスク10は、そのクランプエリア24に
おいて、図示しないディスククランパにより、ディスク
回転中クランプされる。
【0034】光ディスク10は、クランプエリア24の
周囲に、ビデオデータ、オーディオデータその他の情報
を記録することができる情報エリア25を有している。
【0035】情報エリア25のうち、その外周側にはリ
ードアウトエリア26が設けられている。また、クラン
プエリア24に接する内周側にはリードインエリア27
が設けられている。そして、リードアウトエリア26と
リードインエリア27との間にデータ記録エリア28が
定められている。
【0036】情報エリア25の記録層(光反射層)17
には、記録トラックがたとえばスパイラル状に連続して
形成されている。その連続トラックは複数の物理セクタ
に分割され、これらのセクタには連続番号が付されてい
る。このセクタを記録単位として、光ディスク10に種
々なデータが記録される。
【0037】データ記録エリア28は、実際のデータ記
録領域であって、記録・再生情報として、映画等のビデ
オデータ(主映像データ)、字幕・メニュー等の副映像
データおよび台詞・効果音等のオーディオデータが、同
様なピット列(レーザ反射光に光学的な変化をもたらす
物理的な形状あるいは相状態)として記録されている。
【0038】光ディスク10が片面1層で両面記録のR
AMディスクの場合は、各記録層17は、2つの硫化亜
鉛・酸化シリコン混合物(ZnS・SiO2)で相変化
記録材料層(たとえばGe2Sb2Te5)を挟み込ん
だ3重層により構成できる。
【0039】図2は、図1の光ディスク(DVDーRA
M)10のデータ記録エリア28とそこに記録されるデ
ータの記録トラックとの対応関係を説明する図である。
【0040】ディスク10は、デリケートなディスク面
を保護するために、ディスク10の本体がカートリッジ
11に収納されるようになっている。DVD−RAMデ
ィスク10がカートリッジ11ごと後述するDVDビデ
オレコーダのディスクドライブに挿入されると、カート
リッジ11からディスク10が引き出されて図示しない
スピンドルモータのターンテーブルにクランプされ、図
示しない光ヘッドに向き合うようにして回転駆動され
る。
【0041】図1に示した情報エリア25の記録層17
には、データ記録トラックがスパイラル状に連続して形
成されている。その連続するトラックは、図2に示すよ
うに一定記憶容量の複数論理セクタ(最小記録単位)に
分割され、この論理セクタを基準にデータが記録されて
いる。1つの論理セクタの記録容量は、1パックデータ
長と同じ2048バイト(あるいは2kバイト)に決め
られている。
【0042】データ記録エリア28には、実際のデータ
記録領域であって、管理データ、主映像(ビデオ)デー
タ、副映像データおよび音声(オーディオ)データが同
様に記録されている。
【0043】なお、図示はしないが、図2のディスク1
0のデータ記録エリア28は、リング状(年輪状)に複
数の記録エリア(複数の記録ゾーン)に分割することが
できる。各記録ゾーン毎にディスク回転の角速度は異な
るが、各ゾーン内では線速度または角速度を一定にする
ことができる。この場合、各ゾーン毎に予備の記録エリ
ア(フリースペース)を設けることができる。このゾー
ン毎のフリースペースを集めて、そのディスク10のリ
ザーブエリアとすることができる。
【0044】図3〜図7は、図2の光ディスク10に記
録される情報の階層構造を説明する図である。
【0045】図2の光ディスク10に形成されたデータ
記録エリア28は、図3に示すような構造を有してい
る。この構造の論理フォーマットは、たとえば標準規格
の1つであるISO9660およびユニバーサルディス
クフォーマット(UDF)ブリッジに準拠して定められ
ている。
【0046】リードインエリア27からリードアウトエ
リア26までの間は、ボリュームスペース28として割
り当てられる。このボリュームスペース28には、ボリ
ュームおよびファイル構造の情報のための空間(ボリュ
ーム/ファイル管理情報70)と、DVD規格のアプリ
ケーションのための空間(データエリア(書換可能)D
A)とが含まれる。
【0047】ボリュームスペース28は、多数のセクタ
に物理的に分割され、それらの物理的セクタには連続番
号が付されている。このボリュームスペース(データ記
録エリア)28に記録されるデータの論理アドレスは、
ISO9660およびUDFブリッジで定められるよう
に、論理セクタ番号を意味している。ここでの論理セク
タサイズは、物理セクタの有効データサイズと同様に、
2048バイト(2kバイト)としてある。論理セクタ
番号は、物理セクタ番号の昇順に対応して連続番号が付
加されている。
【0048】なお、論理セクタと異なり、物理セクタに
はエラー訂正情報等の冗長な情報が付加されている。こ
のため、物理セクタサイズは、正確に言うと論理セクタ
サイズと一致しない。
【0049】すなわち、ボリュームスペース28は階層
構造を有しており、ボリューム/ファイル管理情報7
0、及びデータエリアDAを含んでいる。また、ボリュ
ームスペース28に含まれる領域は、論理セクタの境界
上で区分されている。ここで、1論理セクタは2048
バイトと定義され、1論理ブロックも2048バイトと
定義される。したがって、1論理セクタは1論理ブロッ
クと対等に定義される。
【0050】ボリューム/ファイル管理情報70は、I
SO9660およびUDFブリッジに定められる管理領
域に相当する。
【0051】リードインエリア27のエンボスデータ領
域と書換可能領域とにより構成されている。
【0052】リードインエリア27のエンボスデータ領
域には、情報記録媒体の概要に関する情報、記録・再生
・消去特定に関する情報、及び情報記録媒体の製造に関
する情報が予め記録される。情報記録媒体の概要に関す
る情報とは、光ディスク10のディスクタイプ(DVD
−RAM、DVD−ROM、CD−ROMなど)、ディ
スクサイズ、記録密度、記録開始/記録終了位置を示す
物理セクター番号などの情報である。記録・再生・消去
特定に関する情報とは、記録パワーと記録パルス幅、消
去パワー、再生パワー、記録・消去時の線速などの情報
である。情報記録媒体の製造に関する情報とは、製造番
号などの情報である。
【0053】また、リードインエリア27の書換可能領
域、及びリードアウトエリア26の書換可能領域には、
情報記憶媒体を識別するための固有ディスク名記録領
域、試し記録領域(記録消去条件の確認用)、及びデー
タエリアDA内の欠陥領域に関する欠陥管理情報記録領
域が設けられている。これら、各領域には、デジタル情
報記録再生システムによる記録が可能になっている。
【0054】データエリアDAには、所定のデータが記
録されるデータ記録領域が設けられている。このデータ
エリアDAには、コンピュータデータと、オーディオデ
ータ及びビデオデータとの混在記録が可能となってい
る。このデータエリアDAにおいて、コンピュータデー
タと、オーディオデータ及びビデオデータとの記録順
序、各記録情報サイズは任意となる。図3上では、コン
ピュータデータが記録される領域がコンピュータデータ
エリアDA1及びDA3として記載されており、オーデ
ィオ・ビデオデータが記録される領域がオーディオ・ビ
デオデータエリアDA2として記載されている。
【0055】オーディオ・ビデオデータエリアDA2に
は、制御情報(CI)DA21、ビデオオブジェクトD
A22、ピクチャオブジェクトDA23、オーディオオ
ブジェクトDA24が記録される。制御情報DA21と
は、録画(録音)、再生、編集、検索の各処理を行う時
に必要な制御情報である。ビデオオブジェクトDA22
とは、ビデオデータの中身の録画情報(動画データ)で
ある。ピクチャオブジェクトDA23とは、スライドや
スチルなどの静止画、ビデオデータ内の見たい場所検索
用の情報、及びビデオデータ内の編集用サムネールの情
報である。オーディオオブジェクトDA24とは、オー
ディオデータの中身の録音情報である。
【0056】ビデオオブジェクトDA22、ピクチャオ
ブジェクトDA23、オーディオオブジェクトDA24
により、オーディオ・ビデオデータの再生対象となる内
容に対する記録情報となっている。
【0057】制御情報(CI)DA21には、再生制御
情報DA211、記録制御情報DA212、編集制御情
報DA213、及び縮図制御情報DA214が含まれ
る。再生制御情報DA211とは、再生時に必要な制御
情報である。記録制御情報DA212とは、記録(録画
・録音)時に必要な制御情報である。編集制御情報DA
213とは、編集時に必要な制御情報である。縮図制御
情報DA214とは、ビデオデータ内の見たい場所検索
用の情報、及びビデオデータ内の編集用サムネールに関
する管理情報である。
【0058】再生制御情報DA211には、プログラム
チェーン情報テーブルPGCITの内容が記録される。
再生制御情報DA211は、プログラムチェーン情報テ
ーブルPGCITに示されるデータ構造を持ち、プログ
ラムチェーンPGCとセルCELLによって、再生順序
が決定される。
【0059】プログラムチェーンPGCは、再生順序を
指定した一連の再生を実行する単位を示す。
【0060】セルCELLは、再生データを開始アドレ
スと終了アドレスで指定した再生区間を示す。
【0061】このプログラムチェーン情報テーブルPG
CITには、図3に示すように、プログラムチェーン情
報管理情報(PGCIMI)と、プログラムチェーン情
報サーチポインタ(PGCI_SRP#1〜PGCI_
SRP#n)と、プログラムチェーン情報(PGCI#
1〜#n)とが含まれている。
【0062】プログラムチェーン情報管理情報(PGC
IMI)には、プログラムチェーンPGCの数を示す情
報が含まれている。プログラムチェーン情報サーチポイ
ンタ(PGCI_SRP)は、各プログラムチェーン情
報PGCIの先頭をポイントしており、サーチを容易に
する。
【0063】なお、複数設けられたプログラムチェーン
情報PGCIの順序は、複数のプログラムチェーン情報
サーチポインタPGCI_SRP#1〜PGCI_SR
P#nの順序と無関係に設定されている。したがって、
たとえば同一のプログラムチェーン情報PGCIを1以
上のプログラムチェーン情報サーチポインタPGCI_
SRPで指し示すことが可能となっている。
【0064】プログラムチェーン情報(PGCI)は、
プログラムチェーン一般情報(PGC_GI)、セル再
生情報(C_PBI#1〜#n)によって構成されてい
る。プログラムチェーン一般情報(PGC_GI)に
は、プログラムチェーンPGCの再生時間やセルの数を
示す情報が含まれる。
【0065】図4は、図3のセル再生情報C_PBI
(C_PBI#1〜#n)の内容を示す。すなわち、各
セル再生情報(C_PBI)は、図4に示すように、セ
ルカテゴリー(C_CAT;4バイト)、セル再生時間
(C_PBTM;4バイト)、セル内の最初のビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)のスタートアドレス
(CELL_SA;4バイト)、セル内の最終ビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)のエンドアドレス(C
ELL_EA;4バイト)、画像補正用輝度データ(O
FFSET BRIGHT DATA;−80〜7F
h;1バイト)、画像補正用コントラストデータ(OF
FSET CONTRAST DATA;−80〜7F
h;1バイト)、画像補正用色相データ(OFFSET
COLORPHASE DATA;−80〜7Fh;
1バイト)、画像補正用色濃淡データ(OFFSET
COLOR AMPLITUDE DATA;−80〜
7Fh;1バイト)、画像補正用シャープネスデータ
(OFFSET SHARPNESS DATA;−8
0〜7Fh;1バイト)、画像補正用セットアップレベ
ルデータ(OFFSET SETUP LEVEL D
ATA;−80〜7Fh;1バイト)、音声補正用音量
レベルデータ(OFFSET AUDIO VOLUM
E DATA;−80〜7Fh;1バイト)、および音
声補正用トーンレベルデータ(OFFSET TONE
DATA;−80〜7Fh;2バイト)を含んでい
る。
【0066】上記したように、制御情報(CI)DA2
1の中の、再生制御情報DA211内のプログラムチェ
ーン情報PGCI内のセル再生情報C_PBIに、画像
補正用に6種類、音声補正用に2種類の補正データが記
録されている。この補正データは、最初の録画時、基準
値としての”00”が設定され、再生が行われ、設定が
変更されることにより、補正値が設定されるようになっ
ている。
【0067】1)輝度データ 輝度とは、画面全体の明るさのことで、正方向に値を設
定すると、明るくなり、負方向に設定すると暗くなる。
【0068】2)コントラストデータ コントラストとは、画像の明暗の差のことで、輝度信号
に対する振幅の大きさを正方向に値を設定すると、振幅
が大きくなり、明暗の差が大きくなり、負方向に設定す
ると振幅が小さくなり、明暗の差が小さくなる。
【0069】3)色相データ 色相とは、色信号の位相のことで、その位相を全体的に
ずらすことにより、色を調整する。
【0070】4)色濃淡データ 濃淡とは、色信号の振幅のことである。正方向に値を設
定すると、濃くなり、負方向に設定すると淡くなる。
【0071】5)シャープネスデータ シャープネスとは、画像のエッジを強調したり、ぼかし
たりすることで、正方向に値を設定すると、強調され、
負方向に設定するとぼけてくる。
【0072】6)セットアップレベルデータ セットアップレベルとは、TV信号のペデスタルレベル
の値で、もしくは基準レベル(黒レベル)の値であり、
正方向に値を設定すると、画面が白っぽくなり、負方向
に設定すると黒っぽくなる。
【0073】7)音量データ 正方向に値を設定すると、音が大きくなり、負方向に設
定すると小さくなる。
【0074】8)トーンレベルデータ 音のレベルを持ち上げることを意味し、高域用のパラメ
ータと低域用のパラメータを用意している。各パラメー
タの値を正方向に値を設定すると、その設定された領域
の周波数の音のレベルが上がり、負方向に設定するとレ
ベルが下がる。
【0075】図5の(a)は、再生データをセルとして
セルAからセルFまでの再生区間で指定されている。
【0076】図5の(b)〜(d)において、各プログ
ラムチェーン情報PGCIが定義されている。
【0077】図5の(b)に示すプログラムチェーン情
報PGCI#1は、連続した再生区間を指定したセルで
構成される例を示し、その再生順序は、セルA→セルB
→セルCとなる。
【0078】図5の(c)に示すプログラムチェーン情
報PGCI#2は、断続された再生区間を指定したセル
で構成される例を示し、その再生順序は、セルD→セル
E→セルFとなる。
【0079】図5の(d)に示すプログラムチェーン情
報PGCI#3は、再生方向や重複再生に関わらず飛び
飛びに再生可能である例を示し、その再生順序は、セル
E→セルA→セルD→セルB→セルEとなる。
【0080】図6、図7は、図3のビデオオブジェクト
セットVOBSに含まれる情報の階層構造を示す。
【0081】図6、図7に示すように、ビデオオブジェ
クトセットVOBSは、ビデオオブジェクトDA22、
ピクチャオブジェクトDA23、オーディオオブジェク
トDA24から構成され、複数のセル84を有し、各セ
ル84は1以上のビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85により構成される。そして、各ビデオオブジェ
クトユニット85は、ビデオパック(Vパック)88、
副映像パック(SPパック)90、およびオーディオパ
ック(Aパック)91の集合体(パック列)として構成
されている。
【0082】これらのパックは、データ転送処理を行う
際の最小単位となる。また、論理上の処理を行う最小単
位はセル単位であり、論理上の処理はこのセル単位で行
わる。
【0083】上記ビデオオブジェクトユニットVOBU
85の再生時間は、ビデオオブジェクトユニットVOB
U85中に含まれる1以上の映像グループ(グループオ
ブピクチャー;略してGOP)で構成されるビデオデー
タの再生時間に相当し、その再生時間は0.4秒〜1.
2秒の範囲内に定められる。1GOPは、MPEG規格
では通常約0.5秒であって、その間に15枚程度の画
像を再生するように圧縮された画面データである。
【0084】ビデオオブジェクトユニットVOBU85
がビデオデータを含む場合には、ビデオパック88、副
映像パック90およびオーディオパック91から構成さ
れるGOP(MPEG規格準拠)が配列されてビデオデ
ータストリームが構成される。
【0085】なお、オーディオおよび/または副映像デ
ータのみの再生データにあってもビデオオブジェクトユ
ニットVOBU85を1単位として再生データが構成さ
れる。たとえば、オーディオパック91のみでビデオオ
ブジェクトユニットVOBU85が構成されいる場合、
ビデオデータのビデオオブジェクトVOB83の場合と
同様に、そのオーディオデータが属するビデオオブジェ
クトユニットVOBU85の再生時間内に再生されるべ
きオーディオパック91が、そのビデオオブジェクトユ
ニットVOBU85に格納される。
【0086】図8は、図1の光ディスク10に図3〜図
7で説明したような構造の情報を用いてデジタル動画情
報を可変記録レートで記録再生する装置(DVDビデオ
レコーダ)の構成を例示している。
【0087】この記録再生装置は、大きく分けると、記
録媒体である光ディスク10に対して次のような装置が
作用する。まずメインマイクロプロセッサ部(以降メイ
ンMPU部と称する)101は、記録再生装置全体を統
合管理する部分である。
【0088】ディスクドライブ部102はメインMPU
部101からの指令で、光ディスク10の回転制御、光
ディスク10のデータの読み出し、光ディスク10への
データの書き込み機能を含む。光ディスク10の回転制
御は、ディスクモータのサーボ装置を通して行われる。
光ディスク10へのデータの書き込みや光ディスク10
からのデータの読み出しは、レーザビームを扱う光学手
段を用いたピックアップ装置を通して実現される。
【0089】データ処理部103は、記録動作時には、
エンコード部104からの記録データを光ディスク10
に記録するため、16セクタ分を単位とするデータにエ
ラー訂正コードを付加し、また変調を行って記録信号を
生成し、ディスクドライブ部102に与えている。デー
タ処理部103には、一時記憶部105が接続されてお
り、高速アクセスで数分以上の分の記録データを一時的
に保持するために用いられる。
【0090】データ処理部103は、再生動作時には、
再生信号をディスクドライブ部102から受け取り、復
調を行い、エラー訂正処理を行い、復調信号をデコーダ
部106に送る。
【0091】エンコード部104には、外部入力が与え
られる。オーディオビデオ(AV)入力部107からは
オーディオ信号及びビデオ信号を与えることができ、ま
たチューナ部108からもオーディオ信号及びビデオ信
号を与えることができる。またチューナ部108から
は、垂直ブランキング期間の情報として文字情報やクロ
ーズドキャプションデータが存在する場合があるので、
これらのデータもエンコード部104に入力することが
できる。
【0092】オーディオ信号及びビデオ信号は、エンコ
ード部104内のアナログデジタル(A/D)変換部2
01に与えられる。ここでデジタル化されたビデオ信号
は、ビデオエンコード部202に入力され、オーディオ
信号は、オーディオエンコード部203に入力される。
また文字情報やクローズドキャプションデータは、副映
像(SP)エンコード部204に入力される。エンコー
ドされたビデオデータ、オーディオデータ、副映像デー
タは、フォーマッタ部205に入力されて、記録のため
のパケット化、及びパック化される。この時一時保持の
ためにバッファメモリ206が活用される。
【0093】上記のエンコード部202、203、20
4は、当該ファイル全体の時間の基準となるシステムタ
イムクロックを参照し、その値にしたがって各パケット
のプレゼンテーションタイムスタンプ(PTS)及びデ
コーデッドタイムスタンプ(DTS)を決定する。シス
テムタイムクロックは、システムタイムクロック(ST
C)部109より発生されている。フォーマッタ部20
5は、さらに再生時に必要な情報をつけ加えるために、
ビデオの所定単位(GOP)毎(例えば再生時間が0.
5乃至1.2秒程度)にパックのアライメント処理を行
い、GOPの先頭にナビゲーションパック(NVパッ
ク)(管理情報として利用できる)を付け加えてもよ
い。データ処理部103は、データ記録の最後に、NV
パック内のデータの早送り、逆送り用のデータ領域部
に、各前後のNVパックのアドレスを記録し、また管理
領域に必要なその他の管理情報を記録する。
【0094】デコード部106は、データ処理部103
からの再生データであるパック列を受け取る。このパッ
ク列は分離部301に与えられる。分離部301は、各
パックを判定し、ビデオパケットはビデオデコード部3
02ヘ、副映像パケットは副映像(SP)デコード部3
03ヘ、オーディオパケットはオーディオデコード部3
04へそれぞれ転送する。
【0095】また、NVパックは、いつでもメインMP
U部101がアクセスできるように分離部301の内部
メモリ301aに次々と保存される。
【0096】分離部301から各パケットがそれぞれ対
応するデコーダ部へ転送されるときは、指定されている
特定のタイミングでPTSまたはDTSがシステムタイ
ムクロック部109に送られロードされ、装置全体の基
準時刻を設定する。例えばメインMPU101が、NV
パック内のPTSをシステムタイムクロック部109に
ロードするか、またはビデオデコーダ部302が自動的
にビデオデータのDTSもしくはPTSをシステムクロ
ック部109にセットする。
【0097】このセットの後は、各デコード部ではパケ
ット内のPTSとシステムクロックとを比較し同期状態
を保ちながらデコード及び再生処理を行う。
【0098】ビデオデコード部302で復号されたビデ
オデータ及び副映像デコード部303で復号された副映
像データは、ビデオ処理部305へ入力されて合成され
る。
【0099】ビデオ処理部305の出力は、NTSC
(PAL)エンコード部306の画像補正部306aで
補正されてNTSC(PAL)に変換されて、ディスプ
レイ部308へ供給される。
【0100】オーディオデコーダ処理部304の出力
は、音声補正部307で補正され、デジタルアナログ
(D/A)変換部309で変換されて、オーディオ出力
部310へ供給される。
【0101】上記ビデオ処理部305から出力されるデ
ジタル映像信号は、CCIR656規格で規定されたデ
ータ方式で、標本化周波数が13.5MHzのY:C
r:Cbが4:2:2の割合の方式で、更に映像データ
内に同期パターン含んでいるため、データ8bitと基
準クロック27MHzだけで画像を送れる利点がある。
【0102】メインMPU部101には、再生PLAY
キー、録画RECキー、停止STOPキー等からなるキ
ー入力部110、表示部111が接続されている。
【0103】メインMPU部101は、装置全体の統合
管理を行うとともに、再生時の補正制御を行う。
【0104】メインMPU部101には、ワークRAM
101aが設けられている。このワークRAM101a
は、補正データをパラメータとして記憶するワークエリ
アSET_VAL、PGCIを記憶するワークエリア、
再生するPGC番号、セル番語を記憶するワークエリア
等を有している。
【0105】上記画像補正部306aは、ビデオ処理部
305からのビデオデータに対して輝度、コントラス
ト、色相、色濃淡、シャープネス、セットアップレベル
の補正を行うものであり、図9に示すように、上記画像
補正用輝度データに基づいて輝度の補正が行われる輝度
補正部311、上記画像補正用コントラストデータに基
づいてコントラストの補正が行われるコントラスト補正
部312、上記画像補正用色相データに基づいて色相の
補正が行われる色相補正部313、上記画像補正用色濃
淡データに基づいて色濃淡の補正が行われる色濃淡補正
部314、上記画像補正用シャープネスデータに基づい
てシャープネスの補正が行われるシャープネス補正部3
15、上記画像補正用セットアップレベルデータに基づ
いてセットアップレベルの補正が行われるセットアップ
レベル補正部316により構成されている。
【0106】音声補正部307は、オーディオデコーダ
処理部304からのオーディオデータに対する音量レベ
ルとトーンレベルの補正を行うものであり、図9に示す
ように、上記音声補正用音量レベルデータに基づいて音
量レベルの補正が行われる音量補正部317、上記音声
補正用トーンレベルデータに基づいてトーンレベルの補
正が行われるトーン補正部318により構成されてい
る。
【0107】一例として、輝度信号を補正する輝度補正
部311に関して、簡単なデジタル的に補正する回路に
関して、図10に従って、簡単に説明する。
【0108】輝度補正部311は、図10に示すよう
に、8ビットレジスタ321、322、同期パターン検
出回路323、D−FF回路324、セレクタ325、
326、327、ディレイ8ビットレジスタ328、8
ビット加算器329、Yの最大値FDh設定部330、
Yの最小値10h設定部331、比較器332、333
により構成されている。
【0109】すなわち、ビデオ処理部305からのビデ
オデータのR656信号から、同期パターン検出回路3
23がまず1ラインの開始を示す同期パターン“FFh
00h 00h XY”を検出する。ただし、ここ
で、“XY”はフレームの具合などで変化するため、不
定とする。その同期パターンから、偶数番のデータが各
Yデータとなる。
【0110】そこで、そのYデータより、設定された補
正値を加算器329で加算し、Yデータとセレクタ32
5、326、327で置き換えを行うと、輝度信号の補
正が可能となる。
【0111】ただし、Yデータには上限、下限があるた
め、その値を超えないように、比較器332、333
で、各値と比較し、上限(“FDh”)より大きい場合
には、上限(“FDh”)をYデータとし、下限(“1
0h”)より小さい場合には、下限(“10h”)をY
データとする。
【0112】上記輝度補正部311における8ビットの
デジタル映像信号つまりR656信号を図11の(a)
に示し、この際の基準クロック信号(27MHz)を図
11の(b)に示す。
【0113】録画時のデータ処理は、以下の通りとな
る。
【0114】メインMPU部101は、ファイルの管理
領域などを読み書きするために、データ処理部103へ
マイコンバスを通して、データの読み書きをすることが
出来る。まず、メインMPU部101が録画命令を受け
ると、ディスクドライブ部102から管理データを読み
込み、書き込む領域を決定する。次に、決定された領域
にデータを書き込むように管理領域を再設定し、ビデオ
データの書き込みスタートアドレスをディスクドライブ
部102に設定し、データを記録する準備を行う。
【0115】次に、メインMPU部101はSTC部1
09に時間のリセットを行う。STC部109はシステ
ムの基準時計でこの値を基準にして録画、再生が実行さ
れる。さらに、MPU部はその他、本装置を動作させる
ための各設定を行う。
【0116】ビデオ信号の流れは、次のようになる。
【0117】まず、TVチューナ部108またはAV入
力部107より入力されたAV信号がアナログデジタル
変換され、映像信号はビデオエンコード部201、オー
ディオ信号はオーディオエンコード部203、また、テ
レビチューナ部108からのクローズドキャプション信
号、または文字放送等のテキスト信号は副映像(以下S
Pと略す)エンコード部204へそれぞれ入力される。
【0118】各エンコード部202、203、204
は、それぞれの信号を圧縮し、PTS、DTSを設定し
てパケット化する。その後、パケットはフォーマッタ部
205に入力される。
【0119】フォーマッタ部205はバッファメモリ2
06へビデオ、音声、SPの各パケットデータを一時保
存し、その後、入力された各パケットデータをストリー
ム化(パック化)する。再生時に必要な情報を付け加え
るため、ビデオのGOP毎にパックのアラインメントを
行い、前記GOPの頭にNVパックを追加してもよい。
パック化されたデータは、データ処理部103へ入力す
る。
【0120】データ処理部は16パック毎にまとめてE
CC(エラー訂正コード)ブロックとして、ECCをつ
けてディスクドライブ部102へ送る。ただし、ディス
クドライブ部102がディスクへの記録準備が出来てい
ない場合には、一時記憶部105へ転送し、データを記
録する準備が出来るまで待ち、用意が出来た段階で記録
を開始する。ここで、一時記憶部105は高速アクセス
で数分以上の記録データを保持するため、大容量メモリ
が好ましい。
【0121】また、録画終了時に、各NVパック内の早
送り、巻き戻し用のデータ部分に、各NVパックのアド
レスデータを記録して、管理領域に終了後に必要な情報
を記録して録画動作を終了する。
【0122】この時、制御情報DA21の中の、再生制
御情報DA211内のプログラムチェーン情報PGCI
内のセル再生情報C_PBIの、画像補正用の6種類の
補正データと、音声補正用の2種類の補正データに”0
0”が記録される。つまり、補正無しに設定する。これ
は、基準値であり、エンコードしたデータをそのまま再
生することを示している。
【0123】次に、録画時のデータ処理を、図12に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0124】すなわち、キー入力部110の録画REC
キーにより録画が指示された際に、メインMPU部10
1は、ディスクドライブ部102を制御して光ディスク
10からボリューム/ファイル管理情報70を読み込み
(ST30)、ボリューム/ファイル管理情報70の使
用状況により空き容量をチェックし(ST31)、空き
容量がない場合には、その旨を表示し(ST32)、終
了する。
【0125】上記ステップ31のチェックの結果、空き
容量がある場合、メインMPU部101は、ボリューム
/ファイル管理情報70により書き込みアドレスを決定
し、空き容量をワークRAM101aに記憶する(ST
33)。
【0126】また、メインMPU部101は、再生制御
情報DA211などの制御情報DA21によりファイル
管理情報を作成し光ディスク10に記録する(ST3
4)。
【0127】また、メインMPU部101は、録画モー
ドにしたがって、各エンコード部202、203、20
4(記録レートの設定、STCのリセット)、ドライブ
部102(書き込みアドレスのドライブ部への設定)、
フォーマッタ部205(PGC、CEL区切り情報設
定)等に初期値を設定する(ST35)。
【0128】さらに、メインMPU部101は、各エン
コード部202、203、204へ録画開始命令を設定
する(ST36)。これにより、録画が開始される。
【0129】ついで、メインMPU部101は、録画終
了STOPキーが入力されると(ST37)、ステップ
43へ進む。
【0130】また、メインMPU部101は、PGCの
切り分け情報があるかをフォーマッタ部205のステー
タスによりチェックし(ST38)、切り分け情報があ
る場合には、フォーマッタ部205より切り分け情報を
読取りワークRAM101aに保存する(ST39)。
【0131】上記ステップ38のチェックにより、切り
分け情報がない場合、メインMPU部101は、上記ワ
ークRAM101aに記憶した空き容量とデータ記録料
により残り容量を算出し(ST40)、残り容量が少な
い場合には、それに対応する処理(記録レートの変更
等)を行う(ST41)。
【0132】メインMPU部101は、記録容量が十分
ある場合(ST42)、ステップ37に戻り、記録容量
がない場合(ST42)、録画終了処理を行う(ST4
3)。
【0133】すなわち、メインMPU部101は、各エ
ンコード部202、203、204の初期化、フォーマ
ッタ部205の初期化、ドライブ部102の停止命令発
行を行い、再生制御情報DA211などの制御情報DA
21によりファイル管理情報を作成し光ディスク10に
記録する。
【0134】この時、制御情報DA21の中の、再生制
御情報DA211内のプログラムチェーン情報PGCI
内のセル再生情報C_PBIの、画像補正用の6種類の
補正データと、音声補正用の2種類の補正データに”0
0”が記録される。
【0135】次に、再生時のデータ処理は、以下の通り
となる。
【0136】まず、メインMPU部101は再生命令を
受けると、ディスクドライブ部102よりデータ処理部
103を通して、管理領域を読み込み、再生するアドレ
スを決定する。メインMPU部101は次にディスクド
ライブ部102に先ほど決定された再生すべきデータの
アドレスとリード命令を送る。
【0137】ディスクドライブ部102は送られた命令
に従って、光ディスク10よりデータを読み出し、デー
タ処理部103でエラー訂正を行い、パック化されたデ
ータの形にしてデコード部106へ出力する。
【0138】デコード部106の内部では、読み出した
パック化データを分離部301が受け取り、パケット化
し、データの目的に応じて、ビデオパケットデータ(M
PEGビデオデータ)はビデオデコード部302へ転送
し、オーディオパケットデータはオーディオデコード部
304へ転送し、副映像パケットデータはSPデコード
部303へ転送し、また、NVパックは、メインMPU
部101が処理するため内部メモリ306ヘ保存し、い
つでも、メインMPU部101がアクセス出来るように
する。
【0139】パケットデータの転送開始時に、DTSも
しくはPTSがSTC部109へロードされる。つまり
NVパック内のPTSをメインMPU部がSTCへセッ
トして、またはビデオデコーダ部302が自動的にビデ
オデータのDTSもしくはPTSをSTC部109へセ
ットする。その後、各デコード部302、303、30
4はパケットデータ内のPTSの値に同期して(PTS
とSTCの値を比較しながら)再生処理を行い、NTS
C(PAL)エンコード部306でTV信号に変換し、
デジタルアナログ(D/A)変換部309で音声信号に
変換し、ディスプレイ部308とオーディオ部310で
音声、字幕付きの動画を再生することができる。
【0140】この時の再生動作を、図13に示すフロー
チャートを参照しつつ説明する。
【0141】すなわち、キー入力部110の再生PLA
Yキーにより再生が指示された際に、メインMPU部1
01は、ディスクドライブ部102を制御して光ディス
ク10からボリューム/ファイル管理情報70を読み込
み、そのデータに従って、制御情報DA21を読み込
み、全てのPGCIをワークRAM101aに保存する
(ST1)。
【0142】ついで、メインMPU部101は、指定さ
れたタイトルを再生と決定し(ST2)、再生するPG
Cを決定し、目的のPGCIを読み出し、再生を開始す
るCELL番号を決定する(ST3)。
【0143】さらに、メインMPU部101は、制御情
報DA21の内容に従って各デコーダ部202、20
3、204に初期設定を行う(ST4)。
【0144】ついで、メインMPU部101は、再生す
るPGC番号、CELL番号をワークRAM101aに
設定する(ST5)。
【0145】次に、メインMPU部101は、PGCI
内の内容より、前処理コマンドがある場合には、前処理
コマンドを実行する(ST6)。
【0146】ついで、メインMPU部101は、セル再
生時の処理(後述する)を行う(ST7)。
【0147】この後、メインMPU部101は、最終セ
ルか否かをチェックし(ST8)、PGC内の最終セル
でない場合には、ワークRAM101aのセル番号をカ
ウントアップした後(ST9)、ステップ7へ移行す
る。
【0148】上記ステップ8で最終セルが判断された場
合、メインMPU部101は、PGCスチルがある場合
には、設定された時間、スチルする(ST10)。
【0149】さらに、メインMPU部101は、PGC
I内の内容より、後処理コマンドがある場合には、後処
理コマンドを実行する(ST11)。
【0150】ついで、メインMPU部101は、再生終
了か否かをチェックし(ST12)、再生終了でない場
合には、次のPGC番号を決定し(ST13)、ステッ
プ5へ移行する。
【0151】上記ステップ12で再生終了が判断された
場合、メインMPU部101は、再生終了処理を行う
(ST14)。
【0152】上記ステップ7のセル再生時の処理を、図
14に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0153】すなわち、メインMPU部101は、セル
が前のセルと連続かどうかをチェックし(ST20)、
連続の場合には、続いて再生を継続するため、ステップ
23へ移行する。
【0154】上記ステップ20でセルが連続していない
と判断した場合、メインMPU部101は、目的のPG
CIより再生開始アドレスを決定し(ST21)、読み
出しコマンドをディスクドライブ部102にセットする
(ST22)。
【0155】ついで、メインMPU部101は、ワーク
RAM101aに記憶されているPGCI内の再生中の
CELLに関するセル再生情報C_PBI内の補正デー
タを各補正部311〜318へ設定する(ST23)。
【0156】すなわち、画像補正用輝度データが輝度補
正部311に設定され、画像補正用コントラストデータ
がコントラスト補正部312に設定され、画像補正用色
相データが色相補正部313に設定され、画像補正用色
濃淡データが色濃淡補正部314に設定され、画像補正
用シャープネスデータがシャープネス補正部315に設
定され、画像補正用セットアップレベルデータがセット
アップレベル補正部316に設定され、音声補正用音量
レベルデータが音量補正部317に設定され、音声補正
用トーンレベルデータがトーン補正部318に設定され
る。
【0157】ついで、メインMPU部101は、セルC
ELLの再生開始時間をワークRAM101aの表示用
ワークに保存する(ST24)。
【0158】また、メインMPU部101は、セルのC
ELLの最後のVOBUまで待つ(ST27、28)。
また、メインMPU部101は、終了STOPキーが入
力されると(ST25)、再生終了処理を行う(ST2
6)。
【0159】上記ステップ28により最後のVOBUの
再生が終了するまで待った場合、メインMPU部101
は、セルスチルが設定されていれば、設定されている時
間、スチル動作を行う(ST29)。
【0160】さらに、補正値を設定する手順について、
図15に示すフローチャートと図16の(a)(b)に
示す表示例を参照しつつ説明する。
【0161】まず、補正するPGCを決定し、CELL
を決定する。さらに、そのCELLを表示する。そし
て、補正を開始するために、補正キーを押す。たとえ
ば、再生処理を行って補正を行う画像が再生された際
に、キー入力部110の補正キーを投入する。
【0162】この状態において、メインMPU部101
は、表示中のPGCI内の補正データを読み込み、補正
するアイテムを決定する(ST50)。
【0163】ついで、メインMPU部101は、そのア
イテムの補正データをワークRAM101aのワーク
(SET_VAL)にセットする(ST51)。
【0164】さらに、メインMPU部101は、図16
の(a)に示すように、表示中の画面に、補正するアイ
テム名(たとえば輝度;BRIGHT)と設定用のメニ
ューバー、設定用カーソルを補正データに対応した位置
に表示する(ST52)。
【0165】ついで、メインMPU部101は、キー入
力があるまで待つ(ST53)。
【0166】メインMPU部101は、入力されたキー
がアイテム選択キーの場合(ST54)、ステップ60
へ移行する。
【0167】メインMPU部101は、入力されたキー
が右への移動を指定するキーの場合(ST55)、ステ
ップ61へ移行する。
【0168】メインMPU部101は、入力されたキー
が左への移動を指定するキーの場合(ST56)、ステ
ップ64へ移行する。
【0169】メインMPU部101は、入力されたキー
が終了キーの場合(ST57)、制御情報MA21内の
PGCIに、変更した補正アイテムに相当する場所に、
変更した補正値を記録し(ST58)、画面のアイテム
名と設定用のメニューバー、設定用カーソルの表示を消
し(ST59)、本動作を終了する。
【0170】上記処理を行ったキー以外の場合には、ス
テップ53へ移行する。
【0171】上記ステップ54によりアイテム選択キー
が入力された際、メインMPU部101は、設定した補
正アイテム名と補正値をワークRAM101aに保存
し、設定するアイテムを変更し(ST60)、ステップ
51へ移行する。
【0172】上記ステップ55により右キーが入力され
た際、メインMPU部101は、表示されているカーソ
ルを右に1移動し、ワークRAM101aのワークSE
L_VALを1インクリメントする(ST61)。これ
により、図16の(b)に示すように、カーソルが右に
移動される。
【0173】ついで、メインMPU部101は、ワーク
RAM101aのワークSET_VALが7Fhを越え
た場合には(ST62)、7Fhを代入し、表示されて
いるカーソルもメニュ−バーの右端に固定する(ST6
3)。
【0174】この後、およびワークSET_VALが7
Fhを越えていない場合には、ステップ53へ移行す
る。
【0175】上記ステップ56により左キーが入力され
た際、メインMPU部101は、表示されているカーソ
ルを左に1移動し、ワークRAM101aのワークSE
L_VALを1デクリメントする(ST64)。
【0176】ついで、メインMPU部101は、ワーク
RAM101aのワークSET_VALが−80hを越
えた場合には(ST65)、−80hを代入し、表示さ
れているカーソルもメニュ−バーの左端に固定する(S
T66)。
【0177】この後、およびワークSET_VALが−
80hを越えていない場合には、ステップ53へ移行す
る。
【0178】また、編集時の補正値の変更動作につい
て、図17に示すフローチャートと図18の(a)〜
(d)に示す表示例を参照しつつ説明する。
【0179】たとえば、キー入力部110の編集キーが
入力されると、メインMPU部101は、ワークRAM
101aに記憶されているファイル管理情報内の制御情
報DA21に記録されていないPGC番号で一番小さい
数字をPGC番号とし、ワークRAMに登録する(ST
70)。
【0180】ついで、メインMPU部101は、図18
の(a)に示すように、PGC番号と記録してあるCE
LLを番号で表示し、その再生時間にあった映像とタイ
ムバーを表示する(ST71)。
【0181】ついで、メインMPU部101は、キー入
力があるまで待つ(ST72)。
【0182】メインMPU部101は、入力されたキー
が補正キーの場合(ST73)、ステップ81へ移行す
る。
【0183】メインMPU部101は、入力されたキー
が右への移動を指定するキーの場合(ST74)、ステ
ップ82へ移行する。
【0184】メインMPU部101は、入力されたキー
が左への移動を指定するキーの場合(ST75)、ステ
ップ83へ移行する。
【0185】メインMPU部101は、入力されたキー
がテンキーの場合(ST76)、その番号に相当するC
ELLをPGCの後ろに登録し(ST77)、ステップ
72へ移行する。
【0186】メインMPU部101は、入力されたキー
が終了キーの場合(ST78)、制御情報DA21のP
GCIに、新しいPGCのデータを記録し、変更した補
正アイテムに相当する場所に変更した補正値を記録し
(ST79)、画面のPGC番号とCELL番号、設定
用のタイムバー、設定用カーソルの表示を消し(ST8
0)、本動作を終了する。
【0187】上記処理を行ったキー以外の場合には、ス
テップ72へ移行する。
【0188】上記ステップ73により補正キーが入力さ
れた際、メインMPU部101は、上述したような補正
処理を行い(図18の(b)参照)、たとえば、前のC
ELLと明るさ、色濃淡等を合わせて、ステップ72へ
移行する。
【0189】上記ステップ74により右キーが入力され
た際、メインMPU部101は、カーソルの位置がバー
の右端の場合には、カーソルをバーの右端に固定し、そ
れ以外では、表示されているカーソルを右に1移動し
(ST82)、ステップ84へ移行する。
【0190】上記ステップ75により左キーが入力され
た際、メインMPU部101は、カーソルの位置がバー
の左端の場合には、カーソルをバーの左端に固定し、そ
れ以外では、表示されているカーソルを左に1移動し
(ST83)、ステップ84へ移行する。
【0191】上記ステップ82、83によりカーソルが
移動された際、メインMPU部101は、タイムバー上
のカーソルに位置に対応した位置のVOBUの先頭のI
ピクチャを表示し(ST84)、ステップ72へ移行す
る。
【0192】たとえば、編集キーを押して編集開始し、
図18の(a)に示すように、セル1のカーソルが示す
位置の映像を表示している。この表示状態において、セ
ル3が選択されると、セル1にセル3が接続され、図1
8の(b)に示すように、セル3のカーソルが示す位置
の映像を表示している。この表示状態において、補正キ
ーが入力されると、補正が開始され、たとえば輝度に対
する設定メニューバーが表示され、設定メニューバーの
カーソルを左右に移動させて、セル1と合う明るさにセ
ル3を調整する(タイムバーのカーソルの操作と、再生
PLAYキー等で確認)。
【0193】この補正後、エンターキーを押すことによ
り、図18の(c)の画面が表示され、上記設定された
補正値が設定され、補正キーの投入により、補正動作を
終了し、次のセルの選択を行う。
【0194】ついで、終了キーを押すことにより、図1
8の(d)の画面が表示され、PGC1にセル1、セル
3を登録し、補正値を設定してPGCIを作成する。
【0195】上記したように、光ディスク10の制御情
報内にセル単位で画像データに対する輝度等の補正デー
タや音声データに対する音量等の補正データを記録でき
るようにし、再生時その補正データに応じてエンコード
後の画像データや音声データに対して補正することによ
り、再生するようにしたものである。
【0196】これにより、光ディスクから画像データや
音声データを再生する際に、補正行程に再エンコード処
理を行わない、つまり画質や音質を落とさないで画像あ
るいは音声の補正を行うことできる。
【0197】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
補正行程に再エンコード処理を行わない、つまり画質や
音質を落とさないで画像あるいは音声の補正を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクの構造を説明する斜視図。
【図2】光ディスクのデータ記録領域とそこに記録され
るデータの記録トラックとの対応関係を説明する図。
【図3】光ディスクに記録される情報の階層構造を説明
する図。
【図4】セル再生情報の内容を説明するための図。
【図5】再生データのセルと各プログラムチェーン情報
PGCIを説明するための図。
【図6】光ディスクに記録される情報の階層構造を説明
する図。
【図7】ビデオオブジェクトセットに含まれる情報の階
層構造を説明する図。
【図8】デジタル動画情報を可変記録レートで記録再生
する装置の構成を説明するブロック図。
【図9】画像補正部と音声補正部の各補正部を説明する
ための図。
【図10】輝度補正部の概略構成を示すブロック図。
【図11】ビデオ処理部〜出力されるデジタル映像信号
と基準クロック信号とを説明するための図。
【図12】録画時のデータ処理を説明するためのフロー
チャート。
【図13】再生動作を説明するためのフローチャート。
【図14】セル再生時の処理を説明するためのフローチ
ャート。
【図15】補正値を設定する手順を説明するためのフロ
ーチャート。
【図16】補正時の表示画面例を示す図。
【図17】編集時の補正値の変更動作を説明するための
フローチャート。
【図18】編集時の表示画面例を示す図。
【符号の説明】
10…光ディスク 101…メインMPU部 102…ディスクドライブ部 103…データ処理部 104…エンコード部 105…一時記憶部 106…デコード部 107…オーディオビデオ入力部 108…チューナ部 109…STC部 110…キー入力部 111…表示部 201…A/D変換部 202…ビデオエンコード部 203…オーディオエンコード部 204…SPエンコード部 205…フォーマッタ部 206…バッファメモリ 301…分離部 302…ビデオデコード部 303…SPデコード部 304…オーディオエンコード部 305…ビデオ処理部 306…NTSC(PAL)エンコード部 306a…画像補正部 307…音声補正部 308…ディスプレイ部 309…D/A変換部 310…オーディオ出力部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/80 H04N 9/80 Z // H04N 7/24 7/13 Z

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理領域とデータ領域で構成され、管理
    領域の管理データに基づいてデータ領域に画像データが
    記録されている記録媒体において、 上記データ管理領域に、上記データ領域に記録されてい
    る画像データを補正するための画像補正データを記録す
    る領域を有することを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記データ領域に記録される画像データ
    がエンコードされているデータであり、上記画像補正デ
    ータが、デコードされた画像データに対する補正データ
    であることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記データ領域に記録される画像データ
    の最小記録単位ごとに、上記画像補正データが記録され
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記画像補正データが、画像データの輝
    度の補正データであることを特徴とする請求項1に記載
    の記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記画像補正データが、画像データのコ
    ントラストの補正データであることを特徴とする請求項
    1に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記画像補正データが、画像データの色
    相の補正データであることを特徴とする請求項1に記載
    の記録媒体。
  7. 【請求項7】 上記画像補正データが、画像データの色
    の濃淡の補正データであることを特徴とする請求項1に
    記載の記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記画像補正データが、画像データのシ
    ャープネスの補正データであることを特徴とする請求項
    1に記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 上記画像補正データが、画像データのセ
    ットアップレベルの補正データであることを特徴とする
    請求項1に記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 管理領域とデータ領域で構成され、管
    理領域の管理データに基づいてデータ領域に音声データ
    が記録されている記録媒体において、 上記データ管理領域に、上記データ領域に記録されてい
    る音声データを補正するための音声補正データを記録す
    る領域を有することを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 上記データ領域に記録される音声デー
    タがエンコードされているデータであり、上記音声補正
    データが、デコードされた音声データに対する補正デー
    タであることを特徴とする請求項10に記載の記録媒
    体。
  12. 【請求項12】 上記データ領域に記録される音声デー
    タの最小記録単位ごとに、上記音声補正データが記録さ
    れることを特徴とする請求項10に記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 上記音声補正データが、音声データの
    音量の補正データであることを特徴とする請求項10に
    記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 上記音声補正データが、音声データの
    トーンの補正データであることを特徴とする請求項10
    に記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 管理領域とデータ領域で構成され、管
    理領域の管理データに基づいてデータ領域に画像データ
    と音声データとが記録されている記録媒体において、 上記データ管理領域に、上記データ領域に記録されてい
    る画像データを補正するための画像補正データと音声デ
    ータを補正するための音声補正データを記録する領域を
    有することを特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】 上記データ領域に記録される画像デー
    タと音声データがエンコードされているデータであり、
    上記画像補正データが、デコードされた画像データに対
    する補正データで、上記音声補正データが、デコードさ
    れた音声データに対する補正データであることを特徴と
    する請求項15に記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 上記データ領域に記録される画像デー
    タと音声データの最小記録単位ごとに、上記画像補正デ
    ータと上記音声補正データが記録されることを特徴とす
    る請求項15に記載の記録媒体。
  18. 【請求項18】 上記画像補正データが、画像データの
    輝度の補正データであることを特徴とする請求項15に
    記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】 上記画像補正データが、画像データの
    コントラストの補正データであることを特徴とする請求
    項15に記載の記録媒体。
  20. 【請求項20】 上記画像補正データが、画像データの
    色相の補正データであることを特徴とする請求項15に
    記載の記録媒体。
  21. 【請求項21】 上記画像補正データが、画像データの
    色の濃淡の補正データであることを特徴とする請求項1
    5に記載の記録媒体。
  22. 【請求項22】 上記画像補正データが、画像データの
    シャープネスの補正データであることを特徴とする請求
    項15に記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】 上記画像補正データが、画像データの
    セットアップレベルの補正データであることを特徴とす
    る請求項15に記載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 上記音声補正データが、音声データの
    音量の補正データであることを特徴とする請求項15に
    記載の記録媒体。
  25. 【請求項25】 上記音声補正データが、音声データの
    トーンの補正データであることを特徴とする請求項15
    に記載の記録媒体。
  26. 【請求項26】 記録媒体に情報の記録再生を行う情報
    記録再生装置において、 上記記録媒体に記録されている画像補正データを読取
    り、この画像補正データに基づいて、再生画像を補正す
    る手段を有したことを特徴とする情報記録再生装置。
  27. 【請求項27】 記録媒体に情報の記録再生を行う情報
    記録再生装置において、 上記記録媒体に記録されている音声補正データを読取
    り、この音声補正データに基づいて、再生音声を補正す
    る手段を有したことを特徴とする情報記録再生装置。
  28. 【請求項28】 記録媒体に情報の記録再生を行う情報
    記録再生装置において、 上記記録媒体に記録されている画像補正データと音声補
    正データを読取り、上記画像補正データに基づいて、再
    生画像を補正し、上記音声補正データに基づいて、再生
    音声を補正する手段を有したことを特徴とする情報記録
    再生装置。
  29. 【請求項29】 管理領域とデータ領域で構成され、管
    理領域の管理データに基づいてデータ領域に画像データ
    が記録され、上記データ管理領域に、上記データ領域に
    記録されている画像データを補正するための画像補正デ
    ータを記録する領域を有する記録媒体に対して、データ
    を記録したり、記録されているデータを再生する記録媒
    体処理装置において、 上記データ管理領域の画像補正データを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取った画像補正データに基づい
    て、上記データ領域から再生した画像データを補正する
    補正手段と、 を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  30. 【請求項30】 上記データ領域に記録される画像デー
    タがエンコードされているデータであり、上記補正手段
    が、上記データ領域から再生した画像データをデコード
    したデータに対して、上記画像補正データで補正するよ
    うにしたものであることを特徴とする請求項29に記載
    の記録媒体処理装置。
  31. 【請求項31】 管理領域とデータ領域で構成され、管
    理領域の管理データに基づいてデータ領域に音声データ
    が記録され、上記データ管理領域に、上記データ領域に
    記録されている音声データを補正するための音声補正デ
    ータを記録する領域を有する記録媒体に対して、データ
    を記録したり、記録されているデータを再生する記録媒
    体処理装置において、 上記データ管理領域の音声補正データを読取る読取手段
    と、 この読取手段により読取った音声補正データに基づい
    て、上記データ領域から再生した音声データを補正する
    補正手段と、 を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  32. 【請求項32】 上記データ領域に記録される音声デー
    タがエンコードされているデータであり、上記補正手段
    が、上記データ領域から再生した音声データをデコード
    したデータに対して、上記音声補正データで補正するよ
    うにしたものであることを特徴とする請求項31に記載
    の記録媒体処理装置。
  33. 【請求項33】 管理領域とデータ領域で構成され、管
    理領域の管理データに基づいてデータ領域に画像データ
    と音声データが記録され、上記データ管理領域に、上記
    データ領域に記録されている画像データを補正するため
    の画像補正データと音声データを補正するための音声補
    正データとを記録する領域を有する記録媒体に対して、
    データを記録したり、記録されているデータを再生する
    記録媒体処理装置において、 上記データ管理領域の画像補正データと音声補正データ
    を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った画像補正データに基づい
    て、上記データ領域から再生した画像データを補正し、
    音声補正データに基づいて、上記データ領域から再生し
    た音声データを補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする記録媒体処理装置。
  34. 【請求項34】 上記データ領域に記録される画像デー
    タと音声データがエンコードされているデータであり、
    上記補正手段が、上記データ領域から再生した画像デー
    タをデコードしたデータに対して、上記画像補正データ
    で補正し、上記データ領域から再生した音声データをデ
    コードしたデータに対して、上記音声補正データで補正
    するようにしたものであることを特徴とする請求項33
    に記載の記録媒体処理装置。
  35. 【請求項35】 情報を記録可能な記録媒体に記録再生
    を行う情報記録再生装置において、 上記記録媒体にあらかじめ記録された画像データに対す
    る画像補正データを設定する設定手段と、 この設定手段により設定された画像補正データを上記画
    像データに対応して記録媒体に記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
  36. 【請求項36】 情報を記録可能な記録媒体に記録再生
    を行う情報記録再生装置において、 上記記録媒体にあらかじめ記録された音声データに対す
    る音声補正データを設定する設定手段と、 この設定手段により設定された音声補正データを上記音
    声データに対応して記録媒体に記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
  37. 【請求項37】 情報を記録可能な記録媒体に記録再生
    を行う情報記録再生装置において、 上記記録媒体にあらかじめ記録された画像データに対す
    る画像補正データと音声データに対する音声補正データ
    を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された画像補正データと音声補
    正データとを上記画像データと音声データに対応して記
    録媒体に記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
JP3024798A 1998-02-12 1998-02-12 記録媒体と情報記録再生装置と記録媒体処理装置 Pending JPH11234620A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6415100B1 (en) 1998-05-29 2002-07-02 Samsung Electronics, Co., Ltd. Apparatus and method for sub-picture encoding

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6415100B1 (en) 1998-05-29 2002-07-02 Samsung Electronics, Co., Ltd. Apparatus and method for sub-picture encoding

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