JPH11234588A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH11234588A
JPH11234588A JP3462798A JP3462798A JPH11234588A JP H11234588 A JPH11234588 A JP H11234588A JP 3462798 A JP3462798 A JP 3462798A JP 3462798 A JP3462798 A JP 3462798A JP H11234588 A JPH11234588 A JP H11234588A
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screen
sub
screens
channel
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JP3462798A
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Inventor
Riichiro Yoshida
理一郎 吉田
Yasuo Takahashi
康夫 高橋
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子画面の表示が見やすく、操作するボタンの
数を少なくし、リモコンの操作方法を単純化する。 【解決手段】 複数の受信チャンネルから検索し目的の
チャンネルに切り換えるために、視聴者がリモコン等の
ボタンを操作し、複数の子画面を表示する表示形式に切
り換え、子画面の表示位置を移動しつつ各子画面の受信
チャンネルを順次切り換えを行う。視聴者が希望する受
信チャンネルを表示する子画面が選択可能な表示位置に
移動してきたとき、再度リモコン等のボタンを操作し、
希望する受信チャンネルに切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のテレビジョ
ン信号を入力して複数の子画面に表示し、そのうちの1
つの子画面に表示された画像を選択し、選択した画像を
拡大表示するテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アスペクト比16:9の横長表示
画面を有するワイドアスペクトテレビジョン受像機が普
及しており、また放送サービスの種類も増加している。
そこで、1台のテレビジョン受像機で同時に2つあるい
はそれ以上の放送番組や入力映像機器からの異なる映像
を同時に表示する機能を有したものが増えている。
【0003】図36にワイドアスペクトテレビジョン受
像機の表示形式の一例を示す。図36(a)の表示モー
ド1は、通常の1画面表示の一例である。図36(b)
の表示モード2は、主画面部、副画面部とも同じサイズ
でアスペクト比4:3の映像を表示する2画面表示の一
例である。真円率を保つため上下に黒帯状の無画部が存
在する。図36(c)の表示モード3は、主画面部にア
スペクト比4:3の映像を画面いっぱいに表示し、副画
面部にアスペクト比4:3の映像の子画面を、3画面縦
に並べて表示する4画面表示の一例である。図36
(d)の表示モード4は、主画面部は図36(b)と同
じ表示で、副画面部に子画面を12画面配置した13画
面表示の表示モードの一例である。
【0004】このような2画面以上の画像を同時に表示
することで、現在のチャンネルを鑑賞しつつ、他チャン
ネルでどのような放送がなされているかを検索すること
が容易になる。
【0005】視聴者が他のチャンネルあるいは映像機器
から好みの映像を選び出して表示する場合、例えば、図
36(d)の表示モード4のように副画面部にチューナ
ーから受信した各チャンネルを子画面表示する表示モー
ドに切り換えて、副画面部に映し出されている複数の子
画面映像のなかから好みの映像を選択する方法がある。
【0006】視聴者が好みの映像を選択するために、例
えば図37のリモコン3701を用いて操作する。リモ
コン3701には表示モード選択ボタン群3702、選
局ボタン3703、画面入れ替えボタン3704を設
け、これらを操作して選択した子画面の映像を1画面表
示に切り換えて表示することができる。
【0007】図38に一例を挙げ、リモコン3701の
操作と選局チャンネルへの表示切り換えの一連の動作に
ついて説明する。図38(a)の表示モード1のとき、
視聴者が図37のリモコン3701の表示モード選択ボ
タン群3702のモード4ボタンを押し、図38(b)
の表示モード4に切り換える。
【0008】このとき選局可能なチャンネルであること
を示す選択チャンネル表示画像も多重して表示する。次
に、視聴者が選局ボタン3703を操作して、好みのチ
ャンネルの画像を選択する。図38(c)のように、視
聴者が選局ボタン3703を操作し、それに合わせ選局
チャンネル表示画像が移動する。次に、視聴者がリモコ
ン3701の画面入れ替えボタン3704を押すと、図
38(c)の選局チャンネル表示画像が多重されている
チャンネルの内の3CHに切り換え、図38(d)のよ
うに表示モード1で映し出し、表示画像の入れ替え動作
を行う。
【0009】以上説明したような一連の動作で視聴者が
好みのチャンネルの画像を選択し、表示画像の入れ替え
操作が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のワイドテレビジョン受像機においては、視聴者が他の
チャンネルあるいは映像機器から好みの映像を検索し
て、選び出した映像に切り換えて表示する場合、リモコ
ンに複数のボタンを設けて、これらのボタンを組み合わ
せて操作しなければならず、操作が複雑になり操作性が
悪くなる問題があった。
【0011】また従来例の表示モード4のように副画面
部に多数の子画面を表示する表示形式で好みの映像を検
索する場合、子画面の画像サイズが小さくなるため見づ
らくなる問題もあった。
【0012】そこで本発明は、上記のような問題を解決
するために提案するもので、子画面の表示が見やすく、
操作するボタンの数を少なくし、リモコン等の操作方法
を単純化可能にするテレビジョン受像機を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】(第1の構成例)入来し
た複数の映像信号を子画面に変換し、前記子画面を複数
表示する表示手段と前記複数の子画面のうちの1つを選
択する選択手段と、前記表示手段を制御するための情報
入力手段とを備え、前記情報入力手段より指示がなされ
たときは、前記表示手段は前記子画面の表示位置が任意
の時間毎に移動するように表示しつつ、前記複数の映像
信号を順次切り換えるように動作し、前記選択手段によ
り任意の子画面を選択したときは、前記表示手段の動作
を停止し、選択された子画面の映像信号を表示画面に拡
大表示することを特徴とする。
【0014】(第2の構成例)入来した複数の映像信号
を子画面に変換し、前記子画面を複数表示する第1と第
2の表示手段と前記複数の子画面のうちの1つを選択す
る選択手段と、前記第1の表示手段を制御するための情
報入力手段と、前記第1と第2の表示手段の動作を切り
換えるための制御手段とを備え、前記情報入力手段より
指示がなされたときは、前記第1の表示手段が動作し、
前記第1の表示手段が動作中に、前記制御手段より指示
がなされたときは、前記第2の表示手段に切り換え、前
記第2の表示手段が動作中に、前記制御手段より指示が
なされたときは、前記第1の表示手段に切り換えること
を特徴とする。
【0015】(第3の構成例)入来した複数の映像信号
を子画面に変換し、前記子画面を複数表示する表示手段
と前記複数の子画面のうちの1つを選択する選択手段
と、前記表示手段を制御するための情報入力手段と、前
記表示手段の動作前の表示画面の状態を記憶する記憶手
段と、前記記憶手段を制御する記憶情報制御手段を備
え、前記情報入力手段より指示がなされたときは、前記
表示手段が動作し、前記選択手段により任意の子画面を
選択し、前記表示手段の動作を停止し、前記表示手段の
動作停止後に、前記記憶情報制御手段より指示がなされ
た場合は、前記記憶手段の記憶情報を呼び出し、前記表
示手段の動作開始前の状態の表示画面に切り換えること
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態について、図1〜図8を参照しながら説
明する。第1の実施の形態では、従来例で説明したよう
な複数の受信チャンネルや入力映像機器からの映像を検
索するために、リモコンで複雑な操作が必要になり操作
性が悪くなる問題を解決するものである。
【0017】従来の問題点を解決するために、本発明で
は視聴者が受信チャンネルを検索するとき、表示形式を
表示モード3とし、自動的に受信チャンネルを切り換え
るモード(以下、自動選局モードと呼ぶ)を設け、好み
の受信チャンネルになったとき、リモコンのボタンを押
すとその時点の受信チャンネルを選択し横長画面に映し
出すものである。
【0018】このような自動選局モードを備えたテレビ
ジョン受像機の第1の実施の形態について説明する。
【0019】図1に、本発明の構成図を示す。この例で
は、放送局から送信されるRF信号を2つのチューナー
を用い、一方のチューナーにより検波された映像信号を
横長画面の主画面部に、もう一方のチューナーにより検
波された映像信号を横長画面の副画面部に表示するもの
である。
【0020】まず送信局から送られるRF信号は、チュ
ーナー101,111に入力される。以下、チューナー
101,111の受信チャンネルは、1CHから12C
Hまでの12個の受信チャンネルをもつものとして説明
する。チューナー101ではマイクロプロセッサ121
から出力されるチャンネルセレクト信号(以下、CS1
信号と呼ぶ)に基づき、受信チャンネルを切り換えRF
信号を検波する。チューナー101出力は、主画面映像
処理回路102に供給される。主画面映像処理回路10
2は、チューナー101出力のデコード処理や画像サイ
ズ変更処理等の、横長表示画面の主画面部に表示するた
めの処理を行う。マイクロプロセッサ121から出力さ
れる主画面制御信号により、制御される。
【0021】チューナー111では、マイクロプロセッ
サ121から出力されるチャンネルセレクト信号(以
下、CS2信号と呼ぶ)に基づき、受信チャンネルを切
り換えRF信号を検波する。副画面映像処理回路112
は、チューナー111出力のデコード処理や画像サイズ
変更処理等の、横長表示画面の副画面部に表示するため
の処理を行う。マイクロプロセッサ121から出力する
副画面制御信号に応じて、チューナー111出力から複
数の映像信号を取り込み、複数の子画面に変換し、その
子画面の表示位置が一定時間毎に移動するように処理を
行う。
【0022】合成処理回路122では、主画面映像処理
回路102出力と副画面映像処理回路112出力を1つ
の画像に合成する。合成処理回路122出力は、映像出
力回路124で増幅され、CRT125に供給され、横
長画面に表示される。
【0023】リモコン120には、例えば図2に示すよ
うな、自動選局モード動作を開始/停止させる自動選局
ボタン201を設ける。視聴者はこの自動選局ボタン2
01だけで選局動作と選局画面の入れ替え動作を行う。
視聴者がこの自動選局ボタン201を押すと、指示信号
ASCがマイクロプロセッサ121に送信される。マイ
クロプロセッサ121では、この指示信号ASCによっ
て自動選局モードの開始、停止動作を行う。
【0024】図3に、副画面映像処理回路112とマイ
クロプロセッサ121の制御動作の流れを示す。ここで
は、従来例と同じく図38(a)の1CHの表示画像か
ら図38(d)の3CHの表示画像に切り換える場合の
例について説明する。図4はこの例でのCRT125に
表示されている表示画像を示す。
【0025】以下、図4を参照しながら図3について説
明する。
【0026】まずテレビジョン受像機の電源を入れる
と、初期表示モード(ステップ301)の状態となり、
次の(ステップ302)に進む。ここではこの初期表示
モードは表示モード1とし、CRT125には図4
(a)のチャンネルの画像が表示される。(ステップ3
02)では、視聴者が図2のリモコン120の自動選局
ボタン201を押すまで待ち続ける。したがって、視聴
者が自動選局ボタン201を押すまで、表示モード1の
まま図4(a)の画像が表示される。
【0027】ここで、視聴者が、自動選局ボタン201
を押すと、自動選局モードを開始し(ステップ303)
に進み、図4(a)の表示モード1から図4(b)の表
示モード3に切り換わる。
【0028】次に(ステップ304)に進み、どのチャ
ンネルが選択可能なチャンネルかを視聴者に示す選択チ
ャンネル表示画像を多重する。例えば主画面部の右上部
分に、図4(b)のような矢印状の画像を主画面映像処
理回路102を制御し多重する。
【0029】次に(ステップ305)に進み、副画面部
に表示する子画面の表示位置の制御、チューナー111
の受信チャンネルを制御する副画面処理を行う。ここで
はメモリを用い、書き込みを制御して映像信号を子画面
サイズに変換し、読み出しを制御して子画面の表示位置
を制御する例で説明する。
【0030】図5に(ステップ305)の副画面処理の
手順の一例を示す。
【0031】(ステップ501)では、チューナー11
1の受信チャンネルを切り換えてから、一定時間T0経
過したか否かを判断する。チューナー111の受信チャ
ンネルを切り換えてから一定時間T0以内のときは、
(ステップ504)に進み、メモリへの書き込みを行わ
ないようにする。一定時間T0経過したときに(ステッ
プ502)へ進む。(ステップ502)では、メモリに
チューナー111から出力する映像信号の書き込みを行
う。メモリに書き込んだ後、(ステップ503)に進
み、チューナー111の受信チャンネルを切り換える。
チューナー111の受信チャンネルは、自動選局モード
を開始したときは、一定時間毎に1CH,2CH,3C
H,4CH,5CH,1CH、2CH・・・と切り換わ
り、自動選局モードを開始してから一定時間T1後に6
CH,2CH,3CH,4CH,5CH,6CH,2C
H・・・と切り換わり、さらに一定時間T1後に6C
H,7CH,3CH,4CH,5CH,6CH,7CH
・・・となるような順次切り替え動作を行う。現時点で
は、図4(b)の子画面1CHの映像信号がメモリに書
き込まれ、チューナー111の受信チャンネルは2CH
に切り替わる。(ステップ504)では、メモリから子
画面映像信号を読み出す。このとき、一定時間毎あるい
は一定フィールド数、フレーム数毎に、子画面の表示位
置が移動するように読み出し位置をずらしながら読み出
しを行う。
【0032】図3に戻り、(ステップ306)に進む。
(ステップ306)では、視聴者が選択可能なチャンネ
ルがどのチャンネルであるかを判断する。現時点では、
選択チャンネルは、1CHと判断する。次の(ステップ
307)では、視聴者が再度自動選局ボタン201を押
したか否かを判断する。現時点では選択チャンネルは1
CHなので、視聴者は自動選局ボタン201を押さず、
(ステップ305)に戻る。
【0033】先述したのと同様にして、(ステップ50
1)→(ステップ502)へと進み、子画面2CHをメ
モリに書き込む。(ステップ503)では、2CHから
3CHにチューナー111の受信チャンネルを切り換え
る。これらの処理動作を繰り返して、チューナー111
の受信チャンネルを3CH,4CH、5CHと切り換
え、それぞれの受信チャンネルで映像信号をメモリに書
き込む。チューナー111の受信チャンネルを5CHに
切り換えてメモリに書き込み終えた後、(ステップ50
3)ではチューナー111の受信チャンネルを5CHか
ら1CHに切り換える。
【0034】上述したようにして、チューナー111の
受信チャンネルの切り換えとメモリへの書き込みを行
い、複数の子画面映像信号を蓄積し、図4(b)の画像
がCRT125に表示される。一定時間T1が経過する
まで、各子画面の表示画像を更新しながら、図4(c)
のように子画面の表示位置を、CRT125の表示画面
上方に移動する。
【0035】さらに自動選局モードを開始してから一定
時間T1が経過し、図4(d)の表示画像になったと
き、図5の(ステップ503)ではチューナー111の
受信チャンネルを6CH,2CH,3CH,4CH,5
CH,6CH、2CH・・・となるように切り換える。
図4(d)から図4(e)の表示画像となり、さらに自
動選局モードを開始してから時間2×T1後、図4
(f)の画像となり、(ステップ504)では選択可能
チャンネルが3CHと判断する。
【0036】このとき、視聴者が目的の受信チャンネル
となったので自動選局ボタン201を押し、(ステップ
307)から(ステップ308)に進む。(ステップ3
08)では、(ステップ306)の選択可能チャンネル
と同じ受信チャンネルになるようにチューナー101の
受信チャンネルを切り換える。(ステップ309)では
主画面部に多重されている選択チャンネル表示画像を消
去し、次の(ステップ310)では表示モードを表示モ
ード3から表示モード1に切り換え、自動選局モードを
停止する。このようにして、CRT125の表示画像は
図4(f)から図4(g)の表示画像となる。(ステッ
プ310)から再び(ステップ302)に戻り、視聴者
が再び自動選局ボタン201を押すまで、図4(g)の
画像を表示し続ける。
【0037】このような表示を行うための、主画面映像
処理回路102と副画面映像処理回路112の具体的な
例を図6に挙げ説明する。
【0038】主画面映像処理回路102は、映像処理回
路103、同期処理回路104、水平・垂直圧縮処理回
路105により構成されている。映像処理回路103
は、Y/C分離処理、色信号処理等の映像信号処理を行
い、チューナー101から出力されるテレビジョン信号
のデコードを行う。同期処理回路104は、水平同期分
離処理、垂直同期分離処理等を行い、分離した水平同期
信号、垂直同期信号等の同期信号と、この同期信号に位
相同期したクロックを出力する。
【0039】水平・垂直圧縮処理回路105は、映像処
理回路103から出力する映像信号を水平方向、垂直方
向に圧縮する処理を行う。この圧縮処理はマイクロプロ
セッサ121から出力される圧縮率制御信号(以下、A
A信号と呼ぶ)により、水平、垂直の圧縮率を制御す
る。自動選局モード中では、図36(c)と同じ表示モ
ード3になるように、水平方向に3/4倍に圧縮する。
水平・垂直圧縮処理回路104の出力は合成処理回路1
22に供給される。
【0040】副画面映像処理回路112は、映像処理回
路113、同期処理回路114、メモリ116、メモリ
コントロール回路118により構成されている。映像処
理回路113は、チューナー111から出力されるテレ
ビジョン信号のデコードを行う。映像処理回路113か
ら出力される映像信号は、A/D変換回路115に供給
される。同期処理回路114は、水平同期信号、垂直同
期信号等の同期信号と、この同期信号に位相同期したク
ロックを出力する。同期処理回路114から出力される
同期信号は、メモリコントロール回路118に供給され
る。A/D変換回路115は、同期処理回路114から
出力されるクロックによって、映像処理回路113から
出力される映像信号をアナログ−デジタル変換する。
【0041】メモリ116は、同期処理回路114から
出力されるクロックと、メモリコントロール回路118
から出力される書き込み制御信号によりデジタル映像信
号の書き込みを行う。デジタル映像信号を書き込むと
き、この書き込み制御信号により書き込みデータ数が制
御され、デジタル映像信号の圧縮処理を行う。また、同
期処理回路104から出力されるクロックと、メモリコ
ントロール回路118から出力される読み出し制御信号
により、圧縮されたデジタル映像信号の読み出しを行
う。この読み出し制御信号により、副画面部に表示する
映像の表示位置を制御する。
【0042】D/A変換回路117は、同期処理回路1
04から出力されるクロックによって、メモリ116か
ら出力される圧縮されたデジタル映像信号をデジタル−
アナログ変換する。
【0043】メモリコントロール回路118は、同期処
理回路114から出力される同期信号、クロック及びマ
イクロプロセッサ121から出力される子画面圧縮率制
御信号(以下、WC信号と呼ぶ)により、メモリ116
への映像信号の書き込みを制御する書き込み制御信号を
出力する。この書き込み制御信号はWC信号により、自
動選局モードの副画面部に表示する画像サイズとなるよ
うに、デジタル映像信号をメモリ116に書き込む。ま
たマイクロプロセッサ121から出力される書き込み開
始停止信号(以下、WE信号と呼ぶ)に応じ、書き込み
制御信号の出力・停止を行い、メモリ116へのデジタ
ル映像信号の書き込みが制御される。
【0044】ここでチューナー111の受信チャンネル
を切り換えるCS2信号と、メモリ116へのデジタル
映像信号の取り込みを制御するWE信号の関係につい
て、図7を用いて説明する。図7は、CS2信号とWE
信号の波形図を示し、WE信号が“H”のときメモリ1
16にデジタル映像信号を取り込むように書き込み制御
信号を出力するものとする。
【0045】CS2信号は、1CH,2CH,3CH,
4CH、5CHとチャンネルアップして受信チャンネル
を順次切り換え、5チャンネル分切り換えると再び1C
H,2CH,3CH,4CH、5CHと順次切り換え動
作を繰り返す。WE信号は、CS2信号が切り換わって
から一定時間T0後に“L”から“H”に立ち上がり、
デジタル映像信号の1フィールドあるいは1フレーム分
をメモリ116に取り込む。一定時間T0後に書き込み
を行うのは、CS2信号が切り換わってから、チューナ
ー111の受信チャンネルが同調するまでにかかる時間
と、受信チャンネルが切り換え直後では同期処理回路1
14が不安定になっているためである。1CH,2C
H,3CH,4CH、5CHの5画面分のデジタル映像
信号をメモリ116に取り込み、再び1CHのデジタル
映像信号を前の1CHのデジタル映像信号を書き込んだ
メモリアドレス空間に書き直すように、メモリコントロ
ール回路118は書き込み制御を行う。
【0046】横長表示画面上から1CHの子画面の表示
画像が表示されなくなった一定時間T1後、CS2信号
は6CH,2CH,3CH,4CH,5CHとなるよう
に順次切り換えの受信チャンネルの組み合わせを切り換
える。このとき、メモリ116の1CHのデジタル映像
信号のメモリアドレス空間に、6CHのデジタル映像信
号を書き込む。以下、先述したのと同じ動作を繰り返
す。
【0047】図6に、戻る。次にメモリコントロール回
路118の読み出し制御動作について、説明する。同期
処理回路104から出力される同期信号、クロック及び
マイクロプロセッサ121から出力される副画面表示位
置制御信号(以下、RC信号と呼ぶ)により、メモリ1
16からのデータの読み出しを制御する読み出し制御信
号を出力する。この読み出し制御信号は同期処理回路1
04から出力される同期信号から、主画面部の表示画像
の表示位置に対し副画面部の表示画像の表示位置を制御
する。RC信号は、副画面部の表示画像の表示位置の基
準位置を決定する。
【0048】また読み出し制御信号は、自動選局モード
中ではマイクロプロセッサ121から出力されるOFF
SET信号により、同期処理回路104から出力される
同期信号に応じてメモリ116からの読み出しを一定周
期毎に変える。
【0049】図8に、具体的な例を挙げ説明する。ここ
では、横長表示画面に表示する画像は飛び越し走査で表
示するものとし、有効水平画素数を800画素、有効走
査線数を240ラインとし、副画面部に表示される子画
面は水平方向に1/4倍に垂直方向に1/3倍に圧縮す
るものとする。したがって、1つの子画面は有効水平画
素数が200画素、有効走査線数が80ラインで1画面
を構成している。先述したように、メモリ116にはこ
の子画面5つ分のデジタル映像信号を記憶している。
【0050】図8(a)はnフィールド目のメモリ11
6出力で、ライン番号は主画面部の表示画像の表示画面
上のライン番号を示し、丸印下の数字は読み出しメモリ
アドレス値を示す。図8(b)は、n+1フィールド目
のメモリ116出力を示す。
【0051】メモリ116には書き込み制御信号によ
り、メモリアドレス0〜15999番地にはチューナー
111の受信チャンネルを1CHにしたときのデジタル
映像信号を書き込む。メモリアドレス16000〜31
999番地には2CH、メモリアドレス32000〜4
7999番地には3CH、メモリアドレス48000〜
63999番地には4CH、メモリアドレス64000
〜79999番地には5CHのときのデジタル映像信号
を書き込む。
【0052】メモリコントロール回路118の読み出し
制御では、RC信号からリードメモリアドレスを発生
し、OFFSET信号を1フィールド毎に積分してリー
ドメモリアドレスに加算したものを、読み出し制御信号
としてメモリ116に出力する。例えば、OFFSET
信号の値を200とし、nフィールド目のメモリ116
の出力が図8(a)のようにメモリアドレス0〜479
99番地のデータが読み出されたとすると、その1フィ
ールド後は図8(b)のようにメモリアドレス200〜
48199番地までのデータが読み出される。したがっ
て、表示画面上ではnフィールド目の表示画面に対し、
n+1フィールド目では副画面部の表示画像が1ライン
上に移動したように表示される。同様にして、n+2フ
ィールド目ではメモリアドレス400〜48399番地
のデータを、n+3フィールド目ではメモリアドレス6
00〜48599番地というようにデータを読み出し制
御を行う。n+159フィールド目ではメモリアドレス
32000〜79999番地の子画面3CH,4CH,
5CHのデータを読み出し、n+160フィールド目で
はメモリアドレス32200〜79999、0〜200
番地となるように、メモリアドレスが79999を超え
たらオーバーフロー処理を行い、それに応じたデータを
読み出すように制御する。
【0053】よって、副画面映像処理回路112では複
数の子画面をCRT125に表示し、その表示位置を一
定時間毎に移動しつつ、各画面の映像信号を順次切り換
えて表示することが可能である。
【0054】以上説明したようにして、視聴者がリモコ
ン120の自動選局ボタン201を押したとき、表示画
面の表示モードを切り換え、子画面の表示位置を一定時
間毎に移動するように表示しながら、副画面部に表示し
ている子画面の受信チャンネルを自動的に順次切り換え
る。そして、副画面部に表示している視聴者が好みの受
信チャンネルの子画面が選択チャンネル表示画像の位置
になり、再度自動選局ボタン201を押したとき、主画
面部のチューナーの受信チャンネルを選択した子画面の
受信チャンネルに切り換え、表示モードを戻して表示す
る。よって、視聴者は、自動選局ボタン201を2回押
すだけで、好みの受信チャンネルに切り換えることがで
き、従来の問題点を解決することができる。
【0055】また本実施の形態では、自動選局モードを
開始するボタンと停止するボタンを同じものとしている
が、開始ボタンと停止ボタンが別々であっても実現可能
であることはもちろんである。
【0056】また図3の例では、視聴者が切り換える受
信チャンネルを選択しない限り、自動選択モードを続け
ているが、視聴者が自動選局ボタン201を押さなけれ
ば自動的に自動選択モードを終了することも可能であ
る。図9に、その実施例を示す。図9において図3と同
じステップは同じ番号を記し、説明を省略する。図3と
異なるのは、(ステップ307)と(ステップ305)
の間に、(ステップ901)を挿入している点である。
この実施例ではチューナー111の受信チャンネルをす
べて切り換えた終えた場合、自動的に自動選局モードを
終了するものである。
【0057】先述したのと同様にして、(ステップ30
2)で視聴者が自動選局ボタン201を押し、自動選局
モードを開始する。(ステップ303)から(ステップ
305)へ進み、(ステップ306)では選択可能なチ
ャンネルが1CHと判断する。(ステップ306)から
(ステップ307)へ進む。自動選局ボタン201は押
されないので、(ステップ901)に進む。(ステップ
901)では(ステップ306)でチューナー111の
受信チャンネルすべてが選択可能チャンネルになったか
否かを判断する。現時点では、選択可能チャンネルは1
CHなので(ステップ305)に戻る。
【0058】(ステップ305)→(ステップ306)
→(ステップ307)→(ステップ901)を繰り返
し、(ステップ306)では選択可能チャンネルが1C
H,2CH,3CH・・・と切り換わる。(ステップ3
06)で選択可能チャンネルが12CHから再び1CH
に戻ったとき、(ステップ901)で選択可能チャンネ
ルがチューナー111の受信チャンネルすべてに切り換
わったと判断し、(ステップ901)から(ステップ3
09)に進む。(ステップ308)を通らないので、チ
ューナー101の受信チャンネルの切り換えを行わず、
元の表示画面に戻る。
【0059】このようにして、自動選局モード中に自動
選局ボタン201が押されない場合、自動的に自動選局
モードを終了することができる。この例では、選択可能
チャンネルがすべての受信チャンネルに切り換わり、一
巡したときに自動的に自動選局モードを終了するように
しているが、二巡、三巡したときに終了するように制御
することももちろん可能である。
【0060】また一定時間内に自動選局ボタン201が
押されない場合に、(ステップ901)で一定時間が経
過したか否かを判断することで、自動的に終了すること
も可能である。
【0061】以上説明したようにして、自動選局モード
中に自動選局ボタン201が押されず、チューナーの受
信チャンネルをすべて切り換えた場合や一定時間が経過
した場合、自動選局モードを自動的に停止し、自動選局
モード動作前の状態に戻すことができる。
【0062】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。第2の実施の形態で
は、どの子画面が選択可能かを示す選択チャンネル表示
画像を子画面に多重するようにした例である。
【0063】図10に、表示画像の一例を示す。図10
では子画面3CHが選択可能な子画面で色付き枠状画像
を多重した例で、この色付き枠も子画面の表示位置に合
わせて移動する。
【0064】第2の実施の形態におけるマイクロプロセ
ッサ121の制御動作は、第1の実施の形態の図3と同
様で、(ステップ305)の副画面処理の制御動作のみ
異なる。図11に、この副画面処理の制御動作の一例を
示す。また第1の実施の形態のように主画面部に選択チ
ャンネル表示画像を多重する必要がないので、図3の
(ステップ304)、(ステップ309)は必要ない。
図11において、第1の実施の形態の図5と同じステッ
プは同じ番号を付加し、説明を省略する。
【0065】(ステップ1101)では(ステップ50
3)で切り換えたチューナー111の受信チャンネルと
図3の(ステップ306)で判別した選択チャンネルが
一致しているか否かを判断し、一致しているときは(ス
テップ1102)に進み、色付き枠状画像を多重する。
一致していないときは、(ステップ1103)に進み色
付き枠状画像を多重をやめる。
【0066】図12に、第2の実施の形態の主画面映像
処理回路102と副画面映像処理回路112の具体的な
一実施例を示す。この例は図6を基本にしており、図6
と同じ動作をするものは同じ番号を付加し、説明を省略
する。
【0067】映像処理回路113の出力は、色付き枠多
重処理回路1201に供給される。色付き枠多重処理回
路1201は、マイクロプロセッサ121から出力され
るCHSEL信号によって、チューナー111の受信チ
ャンネルが選択チャンネルと一致したとき、色付き枠を
映像処理回路113出力に多重し、その他のチャンネル
のときは、色付き枠は多重しないように動作する。
【0068】図13に、CHSEL信号とCS2信号、
WE信号の波形図を示す。マイクロプロセッサ121か
ら出力されるCS2信号が、1CH,2CH,3CH,
4CH,5CH、1CH,2CH・・・と切り換わり、
メモリ116に書き込むためのWE信号がマイクロプロ
セッサ121から出力される。例えばこのとき選択チャ
ンネルは1CHで、マイクロプロセッサ121から図1
3のようなCHSEL信号が出力される。ここではCH
SEL信号が“H”のとき色付き枠を多重し、“L”の
ときは色付き枠は多重しないものとする。このようにし
て、チューナー111の受信チャンネルと選択チャンネ
ルが一致したときは、色付き枠を多重してメモリ116
の書き込む。メモリ116からは色付き枠を多重した子
画面1CHが出力される。色付き枠を多重してメモリ1
16に書き込むので、子画面とともに色付き枠状画像も
移動するようにCRT125に表示される。
【0069】また第2の実施の形態の他の実施例とし
て、図14の表示画像のように選択チャンネルの子画面
の輝度レベルを高く、あるいはそれ以外の子画面の輝度
レベルを低くすることによって、どの子画面のチャンネ
ルが選択可能かを表すことができる。
【0070】この例の場合、マイクロプロセッサ121
の制御動作は先述した図11と同様である。本実施の形
態の場合は、受信チャンネルと選択チャンネルが一致し
たときは、副画面映像処理回路112は、子画面の輝度
レベルを高くし、不一致のときはそのまま出力する。あ
るいは逆に一致したときは、そのまま出力し、不一致の
ときは輝度レベルを低くするように制御することにより
図14の表示画像を表示することができる。
【0071】例えば、図11の色付き枠多重処理発生回
路1101の代わりに、映像処理回路113出力の輝度
レベルを制御する輝度レベル制御回路を用いることで実
現可能である。
【0072】また第2の実施の形態の他の実施例とし
て、図15の表示画像のように選択チャンネルの子画面
の画像サイズを他の子画面の画像サイズよりも大きく表
示して、どの子画面のチャンネルが選択可能かを表すこ
とができる。
【0073】この例の場合、マイクロプロセッサ121
の制御動作は、先述した図11と同様である。本実施例
の場合は、受信チャンネルと選択チャンネルが一致した
ときは、副画面映像処理回路112は、子画面の画像サ
イズを大きくし、不一致のときは第1の実施形態と同じ
通常の画像サイズで出力する。あるいは逆に一致したと
きは、通常の画像サイズのまま出力し、不一致のときは
画像サイズを小さくするように制御することにより図1
5の表示画像を表示することができる。
【0074】例えば、図12のメモリコントロール回路
118にCHSEL信号を入力し、メモリ116へのデ
ータの書き込みを、一致したときと不一致したときでは
書き込み制御を切り換え、圧縮率を異なるようにメモリ
116を制御することで実現可能である。
【0075】以上説明したようにして、選択チャンネル
とチューナー111の受信チャンネルが一致したか否か
を判定し、その判定結果から副画面映像処理回路112
を制御することによって、選択可能な子画面と他の子画
面とで表示状態を異ならしめるように表示することが可
能である。
【0076】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について図16〜図19、32を参照しな
がら説明する。第1の実施の形態で自動選局モードを実
現する手段について説明したが、チューナー111の受
信チャンネルが多数ある場合は、目的のチャンネルが選
択可能になるまでに時間がかかる場合がある。そこで、
第3の実施の形態では、目的のチャンネルが選択可能に
なるまでにかかる時間を短縮するモード(以下、高速自
動選局モードと呼ぶ)を設けたものである。
【0077】第3の実施の形態の構成は図1と同じで、
リモコン120とマイクロプロセッサ121の制御動作
が異なる。図1のリモコン120には、例えば図16に
示すような、高速自動選局モード動作を開始/停止させ
る高速ボタン1601を設ける。視聴者が自動選局モー
ド中にこの高速ボタン1601を押すと、指示信号HS
Cがマイクロプロセッサ121に送信され、高速自動選
局モードを開始する。また高速自動選局モード中に再度
高速ボタン1601を押すと、通常の自動選局モードに
戻るように動作する。
【0078】図17に、副画面映像処理回路112とマ
イクロプロセッサ121の制御動作の流れを示す。ここ
では、受信チャンネルを1CHから5CHに切り換える
場合の例について説明する。図18は、CRT125に
表示されている表示画像の例を示す。以下、図18を参
照しながら、図17について説明する。図17におい
て、第1の実施形態の図3と同じ動作を行うステップは
同じ番号を付加し、説明を省略する。
【0079】第1の実施の形態と同じく、図18(a)
の表示画像のとき視聴者が図16のリモコン120の自
動選局ボタン201を押し、(ステップ302)から
(ステップ304)に進み、表示モードを切り換え、選
択チャンネル表示画像を多重し、(ステップ1701)
に進む。(ステップ1701)では、高速ボタン160
1を押したか否かを判断し、現在のモードによって自動
選局モードと高速自動選局モードを切り換える。
【0080】図19に、(ステップ1701)の制御動
作の一例を示す。(ステップ1901)では、高速ボタ
ン1601を押したか否かを判断する。現時点では視聴
者は高速ボタン1601を押さず(ステップ1902)
に進み、現在のモードが高速自動選局モードか否かを判
断する。現時点では、自動選局モードなので図17の
(ステップ305)に進む。(ステップ305)→(ス
テップ306)→(ステップ307)と進み、(ステッ
プ1701)に戻り自動選局モードを続ける。CRT1
25に表示される表示画像が図18(b)→図18
(c)→図18(d)と切り換わり、選局チャンネルが
1CHから2CHに切り換わる。
【0081】ここで視聴者が高速ボタン1601を押
し、図19の(ステップ1901)から(ステップ19
03)に進む。(ステップ1903)では(ステップ1
902)と同じく、現在のモードが高速自動選局モード
か否かを判断する。現時点では自動選局モードなので
(ステップ1904)に進み、子画面の移動速度を早く
するように副画面映像処理回路112を制御する。
【0082】図32を用いて、具体的な例を挙げ説明す
る。第1の実施の形態の図8で説明したように、自動選
局モード時は例えばOFFSET信号の設定値を200
とし、OFFSET信号を1フィールド毎に積分するも
のとすると、CRT125の表示画面上では1フィール
ド毎に子画面の表示位置が1ラインづつ上方に移動して
いる。これに対し、高速自動選局モード時に例えばOF
FSET信号の設定値を400に設定し、例えばnフィ
ールド目が図32(a)のようにメモリアドレス0〜4
7999番地のデータを読み出すとすると、n+1フィ
ールド目では図32(b)のようにメモリアドレス40
0〜48199番地のデータを読み出し、子画面の表示
位置が2ライン上に移動したようにCRT125に表示
される。同様に600に設定した場合は3ライン、80
0に設定した場合は4ラインづつ1フィールド毎に移動
したように表示できる。
【0083】したがって、OFFSET信号の設定値を
自動選局モード時より大きい値に設定すると、1フィー
ルド毎の子画面の表示位置の移動量が大きくなり、子画
面の移動速度が速くなる。図19に、戻る。(ステップ
1904)から図17の(ステップ1702)に進む。
【0084】(ステップ1702)では(ステップ30
5)と同じく第1の実施の形態の図5と同様の処理を行
う。ただし、図19の(ステップ1904)で子画面の
移動速度が速くなっているので、図7のCS2信号のチ
ャンネルの組み合わせの切り替え周期は、自動選局モー
ド時よりも短い時間T2(ただし、T2<T1)で切り
換えている。また高速自動選局モード開始時のチューナ
ー111の受信チャンネルは、(ステップ305)の受
信チャンネルの組み合わせから開始する。図18の例で
は、図18(d)の表示画像のときから高速自動選局モ
ードを開始するので、(ステップ1702)のチューナ
ー111の受信チャンネルを6CH,2CH,3CH,
4CH,5CH,6CH,2CH・・・と順次切り換
え、時間T2後では6CH,7CH,3CH,4CH,
5CH,6CH,7CH・・・と受信チャンネルの順次
切り換えの組み合わせを変える。(ステップ1702)
→(ステップ306)→(ステップ307)へと進み、
(ステップ1701)に戻る。
【0085】この時点ではすでに視聴者は高速ボタン1
601から指を離し、図19では(ステップ1901)
→(ステップ1902)へと進む。現時点では高速自動
選局モードとなっているので、(ステップ1702)へ
と進む。
【0086】このようにして、高速自動選局モード時は
(ステップ1701)→(ステップ1702)→(ステ
ップ306)→(ステップ307)→(ステップ170
1)と動作を繰り返し、CRT125に表示されている
子画面の表示位置の移動速度を自動選局モード時よりも
早くするように制御する。
【0087】図18(d)から高速自動選局モードを開
始し、図18(e)へと表示画像が変わり、図18
(d)から時間T2後には図18(f)の表示画像に切
り換わる。以下、同様にして、図18(f)→図18
(g)→図18(h)に表示画像が切り換わり、選択チ
ャンネルが3CHから4CHへと切り換わる。
【0088】このとき、視聴者が再び高速ボタン160
1を押し、図19の(ステップ1901)から(ステッ
プ1903)へ進む。現時点では高速自動選局モード中
なので、(ステップ1905)に進む。(ステップ19
05)では(ステップ1904)とは逆に、子画面の移
動速度を遅くするように副画面映像処理回路112を制
御し、自動選局モードの移動速度に戻り(ステップ30
5)に進む。(ステップ305)では選択チャンネルか
ら受信チャンネルを4CH,5CH,6CH,7CH,
8CH、4CH,5CH・・・となるように切り換え
る。
【0089】したがって高速自動選局モード中に再度高
速ボタン1601を押すと、(ステップ1701)→
(ステップ305)→(ステップ306)→(ステップ
307)→(ステップ1701)と自動選局モードに戻
る。表示画像が図18(h)→図18(i)→図18
(j)となり、選局チャンネルが4CHから5CHに切
り換わる。ここで視聴者が第1の実施の形態と同様にし
て自動選局ボタン201を押し、(ステップ307)→
(ステップ308)→(ステップ309)→(ステップ
310)と進み、図18(j)から図18(k)の表示
画像に切り換わる。
【0090】よって、視聴者の指示によって、自動選局
モードと高速自動選局モードが切り換えられ、高速自動
選局モード中は子画面の移動速度を速め、チューナー1
11の切り換えが早くなるので、目的の受信チャンネル
が選択チャンネルになるまでにかかる時間を短縮するこ
とができる。
【0091】また第1の実施の形態と同じ図2のリモコ
ン120を用い、自動選局ボタン201の操作方法だけ
で自動選局モードと高速自動選局モードを切り換えるこ
とも可能である。
【0092】図20と図21を用いて、第3の実施の形
態の別の実施例について説明する。本実施例では、自動
選局ボタン201を押し続けた期間によって、自動選局
モードと高速自動選局モードを切り換えるものである。
図20、21において、図17、図19と同じ動作を行
うステップは同じ番号を付加し、説明を省略する。
【0093】図20の(ステップ1701)では高速自
動選局モードに切り換えるか否かの制御処理が図17と
異なる。図20の(ステップ1701)の制御動作を、
図21に示す。
【0094】図21では図19の(ステップ1901)
に代わり、(ステップ2101)で視聴者が自動選局ボ
タン201を押してから指を離すまでの期間を計測し、
その期間が一定期間以上か否かにより、(ステップ19
02)に進むか(ステップ1903)に進むかを判断す
る。その他は図19と同様の処理を行い、自動選局モー
ドか高速自動モードかを制御する。
【0095】図20に戻り、モードに応じて(ステップ
305)か(ステップ1702)の副画面処理を行い、
(ステップ306)で選択チャンネルの判別を行い、
(ステップ2001)に進む。(ステップ2001)で
は、自動選局ボタン201を押し続けた時間が一定時間
以内か否かを判断する。自動選局ボタン201を押さな
い場合は、(ステップ1701)に戻り現状のモードを
維持する。一定期間以上押した場合は、(ステップ17
01)に戻り、先述したようにして自動選局モードから
高速自動選局モードへ、あるいは逆に高速自動選局モー
ドから自動選局モードへ切り換える。自動選局ボタン2
01を押し、その押し続けた期間が一定時間以内の場合
に、視聴者が好みのチャンネルを選択したと判断し、
(ステップ308)に進み、(ステップ309)、(ス
テップ310)を経て、視聴者が選択したチャンネルに
切り換える。
【0096】よって、高速ボタン1601を設けなくて
も自動選局ボタン201だけで、自動選局モードと高速
自動選局モードの切り換えを行うことができる。
【0097】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について図22〜25、33を参照しなが
ら説明する。例えば、目的のチャンネルが3CHとし、
選択チャンネルが1CH→2CH→3CH→4CHと目
的のチャンネルを過ぎてしまったとき、第1の実施の形
態ではもう一巡させて目的のチャンネルになるまで待た
なければならなかった。そこで第4の実施の形態では、
視聴者が自動選局モード中にリモコンを操作すると、4
CH→3CH→2CH→1CHとなるように、受信チャ
ンネルを切り換える順序を自動選択モード時と逆順にす
るモード(以下、逆方向自動選局モードと呼ぶ)を設け
たものである。また自動選局モードは子画面の表示位置
がCRT125の表示画面の上方に移動していくのに対
し、逆方向自動選局モードでは子画面の表示位置が下方
に移動していくように表示するものである。
【0098】第4の実施の形態の構成は図1と同じで、
リモコン120とマイクロプロセッサ121の制御動作
が異なる。図1のリモコン120には、例えば図22に
示すような、逆方向自動選局モード動作を開始/停止さ
せる逆方向ボタン2201を設ける。視聴者が自動選局
モード中にこの逆方向ボタン2201を押すと、指示信
号UDCがマイクロプロセッサ121に送信され、逆方
向自動選局モードを開始する。また逆方向自動選局モー
ド中に再度逆方向ボタン2201を押すと、自動選局モ
ードに戻るように動作する。
【0099】図23に、副画面映像処理回路112とマ
イクロプロセッサ121の制御動作の流れを示す。ここ
では、選択チャンネルが1CHから4CHまで切り換わ
り、4CHから3CHに戻って表示モード1に切り換え
表示する場合の例について説明する。図24は、この例
でのCRT125に表示されている画像を示す。以下、
図24を参照しながら、図23について説明する。図2
3において、第1の実施の形態の図3と同じ動作を行う
ステップは同じ番号を付加し、説明を省略する。
【0100】第1の実施の形態と同じく、図24(a)
の表示画像のとき、視聴者が図22のリモコン120の
自動選局ボタン201を押し、(ステップ302)から
(ステップ304)に進み、表示モードを切り換え、選
択チャンネル表示画像を多重し、(ステップ2301)
に進む。(ステップ2301)では、逆方向ボタン22
01を押したか否かを判断し、現在のモードによって自
動選局モードか逆方向自動選局モードかを切り換える。
【0101】図25に、(ステップ2301)の制御動
作の一例を示す。(ステップ2501)では、逆方向ボ
タン2201を押したか否かを判断する。現時点では視
聴者は逆方向ボタン2201を押さず(ステップ250
2)に進み、現在のモードが逆方向自動選局モードか否
かを判断する。現時点では自動選局モードなので図23
の(ステップ305)に進む。(ステップ305)→
(ステップ306)→(ステップ307)と進み、(ス
テップ2301)に戻り自動選局モードを続ける。CR
T125に表示される表示画像が図24(b)→図24
(c)→図24(d)→図24(e)→図24(f)→
図24(g)と切り換わり、選局チャンネルが1CH→
2CH→3CH→4CHに切り換わる。
【0102】ここで、視聴者が逆方向ボタン2201を
押し、図25の(ステップ2501)から(ステップ2
503)に進む。(ステップ2503)では(ステップ
2502)と同じく、現在のモードが逆方向自動選局モ
ードか否かを判断する。現時点では自動選局モードなの
で(ステップ2504)に進み、子画面の移動方向を逆
方向に切り換えるようにに副画面映像処理回路112を
制御する。
【0103】図33を用いて、具体的な例を挙げ説明す
る。第1の実施の形態の図8で説明したように、自動選
局モード時は例えばOFFSET信号の設定値を200
とし、OFFSET信号を1フィールド毎に積分するも
のとすると、CRT125の表示画面上では1フィール
ド毎に子画面の表示位置が1ラインづつ上方に移動して
いる。これに対し、逆方向自動選局モード時に例えばO
FFSET信号の設定値を−200に設定し、例えばn
フィールド目が図33(a)のようにメモリアドレス0
〜47999番地のデータを読み出すとすると、n+1
フィールド目では図33(b)のようにメモリアドレス
780000〜79999、0〜47799番地のデー
タを読み出し、子画面の表示位置が1ライン下に移動し
たようにCRT125に表示される。
【0104】したがって、OFFSET信号の設定値を
自動選局モード時の負の値に設定すると、子画面の表示
位置の移動方向が逆になる。(ステップ2504)から
図23の(ステップ2302)に進み、逆方向自動選局
モード用の副画面処理を行う。
【0105】図25に戻る。(ステップ2504)から
図23の(ステップ2302)に進む。
【0106】(ステップ2302)では(ステップ30
5)と同じく第1の実施形態の図5と同様の処理を行
う。ただし、図25の(ステップ2503)で子画面の
移動方向が逆になっているので、図5の(ステップ50
3)のチューナー111の受信チャンネルをの切り換え
順序が、自動選局モード時逆にチャンネルダウンとなる
ように制御する。図24の例では、図24(h)の表示
画像のときから逆方向自動選局モードを開始するので、
(ステップ2302)のチューナー111の受信チャン
ネルは6CH、7CH,3CH,4CH,5CH,6C
H,7CH・・・と順次切り換えられ、時間T1後では
6CH、2CH,3CH,4CH,5CH,6CH,2
CH・・・、さらに時間T1後では1CH、2CH,3
CH,4CH,5CH,1CH,2CH・・・となるよ
うに受信チャンネルの順次切り換えの組み合わせを変え
る。(ステップ2302)→(ステップ306)→(ス
テップ307)へと進み、(ステップ2301)に戻
る。
【0107】この時点ではすでに視聴者は逆方向ボタン
1601から指を離しており、図25では(ステップ2
501)→(ステップ2502)へと進む。現時点では
逆方向自動選局モードになっているので、(ステップ2
302)へと進む。
【0108】このようにして、逆方向自動選局モード時
は(ステップ2301)→(ステップ2302)→(ス
テップ306)→(ステップ307)→(ステップ23
01)の動作を繰り返し、CRT125に表示されてい
る子画面の表示位置の移動する方向を自動選局モード時
と逆方向にするように制御する。
【0109】図24(h)から逆方向自動選局モードを
開始し、図24(i)→図24(j)へと表示画像が変
わり、選択チャンネルが4CHから3CHへと切り換わ
る。ここで視聴者が自動選局ボタン201を押し、図2
4(j)から図24(k)の表示画像に切り換わる。
【0110】よって、視聴者の指示によって、自動選局
モードと逆方向自動選局モードが切り換えられ、逆方向
自動選局モード中は子画面の移動方向を逆転し、チュー
ナー111の切り換え順序を逆転するので、目的の受信
チャンネルが選択チャンネルになるまでにかかる時間を
短縮することができる。
【0111】また、逆方向自動選局モード中に逆方向ボ
タン2201を押した場合、図25の(ステップ250
1)→(ステップ2503)→(ステップ2505)へ
進む。
【0112】(ステップ2505)では自動選局モード
時の移動方向に成るように切り替える。図23の(ステ
ップ305)に進み、自動選局モードに切り替わる。
【0113】また第3の実施の形態と同様に、自動選局
ボタン201の操作方法だけで自動選局モードと逆方向
自動選局モードを切り換えることも可能である。
【0114】図26と図27を用いて、第4の実施形態
の別の実施例について説明する。リモコン120は第1
の実施の形態の図2を用い、自動選局ボタン201を押
し続けた期間によって、自動選局モードと逆方向自動選
局モードを切り換える。図26、27において、図1
7、19、20、21、23、25と同じ動作を行うス
テップは同じ番号を付加し、説明を省略する。
【0115】図26の(ステップ2301)では逆方向
自動選局モードに切り換えるか否かの制御処理が、図2
5と異なる。図26の(ステップ2301)の制御動作
を図27に示す。
【0116】図27では、図25の(ステップ250
1)に代わり、第3の実施の形態の図21と同じく(ス
テップ2101)で視聴者が自動選局ボタン201を押
した期間が一定期間以上か否か判断し、(ステップ25
02)に進むか(ステップ2503)に進むかを決定す
る。その他は図25と同様の処理を行い、自動選局モー
ドか逆方向自動モードかを制御する。
【0117】よって、逆方向ボタン2201を設けなく
ても自動選局ボタン201だけで、自動選局モードと逆
方向自動選局モードの切り換えを行うことができる。
【0118】また今までの実施の形態では、選択チャン
ネルの子画面は、自動選局モード時も逆方向自動選局モ
ード時も同じ子画面としていた。図24の例では、一番
上の子画面を選択チャンネルの子画面としていたため、
逆方向自動選局モード時は目的のチャンネルがCRT1
25に表示画面内に表示されてすぐに選択チャンネルと
なり、視聴者が目的のチャンネルか否かを判断する時間
が少なくなる。そこで、ここでは逆方向自動選局モード
時は、選択チャンネルの子画面の位置を自動選局モード
時と切り換え、一番下の子画面を選択チャンネル子画面
に切り換える例について説明する。
【0119】図34と図35を用いて、説明する。図3
4はCRT125の表示画像例を示し、図24(h)か
ら図24(k)に至るまでの例である。マイクロプロセ
ッサ121の制御動作は図23、25と同じであり、
(ステップ2301)が異なる。図35はこの例におけ
る(ステップ2301)の制御動作の一例である。
【0120】図24と同じく、自動選局モード中の図3
4(a)の表示画像のとき視聴者が逆方向ボタン220
1を押し、逆方向自動選局モード動作を開始する。図3
5では、(ステップ2501)→(ステップ2503)
→(ステップ2504)→(ステップ3501)と進
む。(ステップ3501)では、選択チャンネル表示画
像位置を図35(b)のように一番下の子画面の位置に
なるように表示位置を切り換える。(ステップ350
1)→(ステップ2302)→(ステップ306)へ進
む。このとき(ステップ306)では選択チャンネルを
4CHから6CHに切り換え、このチャンネルから時間
T1ごとに逆順にし5CH,4CH,3CH・・・と選
択チャンネルを切り換える。(ステップ306)→(ス
テップ307)→(ステップ2301)と逆方向自動選
局モードを続け、図34(b)→図34(c)→図34
(d)→図34(e)→図34(f)→図34(g)→
図34(h)と進み、選択チャンネルも6CH→5CH
→4CH→3CHと切り替わる。図24の例と同じく、
この図34(h)の表示画像のときに、視聴者が自動選
局ボタン201を押し、図34(i)の表示画像に切り
替わる。
【0121】また逆方向自動選局モード時に再度逆方向
ボタン2201を押し、自動選局モードに切り換えると
きは、(ステップ2501)→(ステップ2503)→
(ステップ2505)→(ステップ3502)と進む。
(ステップ3502)では、選択チャンネル画像表示位
置を、自動選局モード時の子画面位置に戻すように動作
する。
【0122】よって、自動選局モードと逆方向自動選局
モードとで、選択チャンネルの子画面位置の切り換えを
行うことができる。
【0123】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について図28〜30を参照しながら説明
する。
【0124】第1の実施の形態では視聴者が図2のリモ
コン120を操作して、自動選局モードを動作させて表
示CRT125に表示するチャンネルを切り換えた後、
もとの表示チャンネルに戻すためには再度自動選局モー
ドを動作させる必要があった。そこで第5の実施の形態
では、自動選局モード開始時に現在の表示チャンネルを
記憶し、自動選局モード動作停止後、視聴者が前の表示
チャンネルに戻したいとき、単純な操作で行えるように
したものである。
【0125】その操作は例えば、図28のように第1の
実施の形態の図2のリモコン120に前チャンネルボタ
ン2801を追加し、自動選局モード停止後、視聴者が
前チャンネルボタン2801を押すだけで行う。
【0126】図29、図30を用いて、第5の実施の形
態における副画面映像処理回路112とマイクロプロセ
ッサ121の制御動作について説明する。図29は、第
5の実施の形態における副画面映像処理回路112とマ
イクロプロセッサ121の制御動作の手順を示すもので
ある。図30は、この例でのCRT125に表示されて
いるチャンネルの画像を示す。図29において、第1の
実施の形態の図3と同様のステップは、同じ番号を付加
し説明を省略する。
【0127】CRT125には、図30(a)の受信チ
ャンネルの表示画像が表示されている。ここで、第1の
実施の形態で説明したときと同様にして、視聴者が自動
選局ボタン201を押し、自動選局モードを開始し、
(ステップ302)から(ステップ305)まで進み、
(ステップ305)〜(ステップ307)を繰り返す。
第1の実施の形態で挙げた例と同様、CRT125の表
示画像が図30(b)から図30(f)まで進む。ここ
で、視聴者が再び自動選局ボタン201を押し、図29
の(ステップ307)から次の(ステップ2901)に
進む。(ステップ2901)ではチューナー101の現
在の受信チャンネルを記憶する。以下、第1の実施形態
と同様に(ステップ308)→(ステップ309)→
(ステップ310)と進み、図30(g)の表示画像に
切り換わり、自動選局モードを停止する。
【0128】再び(ステップ302)に戻る。ここでは
視聴者はまだ自動選局ボタン201を押さず、(ステッ
プ302)から(ステップ2902)に進む。(ステッ
プ2902)では視聴者が図28のリモコン120の前
チャンネルボタン2801を押したか否か判断する。前
チャンネルボタン2801を押さないときは、再び(ス
テップ302)に戻り、視聴者がリモコン120を操作
しない限り、第1の実施の形態と同様図30(g)の表
示画像を表示し続ける。
【0129】ここで視聴者が前チャンネルボタン280
1を押すと、次の(ステップ2903)に進む。(ステ
ップ2903)では(ステップ2901)で記憶した自
動選局モード動作前のチューナー101の受信チャンネ
ルを読み出し、(ステップ2904)に進む。(ステッ
プ2904)ではチューナー101の受信チャンネルを
(ステップ2903)で読み出した受信チャンネルに切
り換える。したがってCRT125の表示画面では、図
30(g)の表示画像から図30(h)の表示画像に切
り換わり、自動選局モード開始前の図30(a)の表示
画像に戻る。
【0130】また、この実施の形態ではチューナー10
1の受信チャンネルを記憶する処理(ステップ290
1)を、(ステップ307)と(ステップ308)の間
で行っているが、(ステップ302)から(ステップ3
08)の間であればどこでも同じである。
【0131】よって、自動選局モード動作停止前に表示
している受信チャンネルの情報を記憶して、自動選局モ
ード停止後に、前チャンネルボタンを押したときは、記
憶した情報を読み出し自動選局モード開始前の状態に戻
すように制御することができる。
【0132】また、本発明の第1〜第5の実施の形態で
はリモコン120に自動選局ボタン201、高速ボタン
1601等の操作ボタンを設けているが、これらをテレ
ビジョン受像機本体に設けた場合においても、本発明を
実現することはもちろん可能である。
【0133】また、本発明の第1〜第5の実施の形態で
は子画面の表示位置を垂直方向に並べ、垂直方向に移動
する例を用いて説明したが、例えば、図31の別の表示
例のように子画面を水平に並べ、水平方向に移動するよ
うに表示することももちろん可能である。
【0134】また、本発明の第1〜第5の実施の形態で
はCRT125への表示は飛び越し走査の場合について
説明したが、順次走査に変換して表示する場合において
も、本発明を実現することはもちろん可能である。
【0135】また、本発明の第1〜第5の実施の形態で
は表示手段にCRTを用いて説明したが、液晶ディスプ
レイやプラズマディスプレイを用いた場合でも、本発明
を実現することはもちろん可能である。
【0136】以上述べたように、複数の受信チャンネル
から検索し目的のチャンネルに切り換えるために、視聴
者がリモコン等のボタンを操作し、複数の子画面を表示
する表示形式に切り換え、子画面の表示位置を移動しつ
つ各子画面の受信チャンネルを順次切り換えを行う。視
聴者が希望する受信チャンネルを表示する子画面が選択
可能な表示位置に移動してきたとき、再度リモコン等の
ボタンを操作し、希望する受信チャンネルに切り換え
る。
【0137】これによって、簡単な操作で希望する受信
チャンネルの検索と選択した受信チャンネルへの切り換
えが可能である。
【0138】
【発明の効果】以上本発明によれば、子画面の表示が見
やすく、操作するボタンの数を少なくし、リモコン等の
操作方法を単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略的構成図を示す。
【図2】第1の実施の形態におけるリモコンの外観図を
示す。
【図3】第1の実施の形態における副画面映像処理回路
112とマイクロプロセッサ121の制御動作を説明す
るための図である。
【図4】第1の実施形態における表示画像例を示す図で
ある。
【図5】第1の実施形態におけるマイクロプロセッサ1
21の副画面処理の制御動作を示す図である。
【図6】図1の主画面映像処理回路102と副画面映像
処理回路112の具体的な一実施例の構成図である。
【図7】第1の実施形態の動作を説明するための波形図
である。
【図8】第1の実施形態のメモリ116の動作を説明す
るための図である。
【図9】第1の実施形態における他の実施例のマイクロ
プロセッサ121の制御動作を示す図である。
【図10】第2の実施形態における表示画像例を示す図
である。
【図11】第2の実施形態における副画面映像処理回路
112とマイクロプロセッサ121の制御動作を説明す
るための図である。
【図12】第2の実施形態における主画面映像処理回路
102と副画面映像処理回路121の具体的な一実施例
の構成図である。
【図13】第2の実施形態の動作を説明するための波形
図である。
【図14】第2の実施形態の他の実施例における表示画
像例を示す図である。
【図15】第2の実施形態の他の実施例における表示画
像例を示す図である。
【図16】第3の実施形態におけるリモコンの外観図で
ある。
【図17】第3の実施形態における副画面映像処理回路
112とマイクロプロセッサ121の制御動作を説明す
るための図である。
【図18】第3の実施形態における表示画像例を示す図
である。
【図19】第3の実施形態におけるマイクロプロセッサ
121の動作を説明するための図である。
【図20】第3の実施形態の他の実施例における副画面
映像処理回路112とマイクロプロセッサ121の制御
動作を説明するための図である。
【図21】第3の実施形態の他の実施例におけるマイク
ロプロセッサ121の動作を説明するための図である。
【図22】第4の実施形態におけるリモコンの外観図で
ある。
【図23】第4の実施形態における副画面映像処理回路
112とマイクロプロセッサ121の制御動作を説明す
るための図である。
【図24】第4の実施形態における表示画像例を示す図
である。
【図25】第4の実施形態におけるマイクロプロセッサ
121の副画面処理の制御動作を示す図である。
【図26】第4の実施形態の他の実施例における副画面
映像処理回路112とマイクロプロセッサ121の制御
動作を説明するための図である。
【図27】第4の実施形態の他の実施例におけるマイク
ロプロセッサ121の動作を説明するための図である。
【図28】第5の実施形態におけるリモコンの外観図で
ある。
【図29】第5の実施形態における副画面映像処理回路
112とマイクロプロセッサ121の制御動作を説明す
るための図である。
【図30】第5の実施形態における表示画像例を示す図
である。
【図31】本発明の子画面表示手段の他の表示画像例を
示す図である。
【図32】第3の実施形態のメモリ116の動作を説明
するための図である。
【図33】第4の実施形態のメモリ116の動作を説明
するための図である。
【図34】第4の実施形態の他の実施例例における表示
画像例を示す図である。
【図35】第4の実施形態の他の実施例におけるマイク
ロプロセッサ121の副画面処理の制御動作を示す図で
ある。
【図36】従来のテレビジョン受像機の表示形式の例を
示す図である。
【図37】従来例におけるリモコンの外観図である。
【図38】従来例におけるチャンネル検索及び画像入れ
替え動作を説明するための図である。
【符号の説明】
101、111・・・チューナー、102・・・主画面
映像処理回路、112・・・副画面映像処理回路、10
3,113・・・映像処理回路、104,114・・・
同期処理回路、105・・・水平・垂直圧縮処理回路、
115・・・D/A変換回路、116・・・メモリ、1
17・・・D/A変換回路、118・・・メモリコント
ロール回路、120・・・リモコン、121・・・マイ
クロプロセッサ、121・・・合成処理回路、124・
・・映像出力回路、125・・・CRT、1201・・
・色付き枠多重処理回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入来した複数の映像信号を子画面に変換
    し、前記子画面を複数表示する表示手段と前記複数の子
    画面のうちの1つを選択する選択手段と、 前記表示手段を制御するための情報入力手段とを備え、 前記情報入力手段より指示がなされたときは、前記表示
    手段は前記子画面の表示位置が任意の時間毎に移動する
    ように表示しつつ、前記複数の映像信号を順次切り換え
    るように動作し、前記選択手段により任意の子画面を選
    択したときは、前記表示手段の動作を停止し、選択され
    た子画面の映像信号を表示画面に拡大表示することを特
    徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記複数の子画面のう
    ちの1つが表示画面の所定の表示範囲にあることを判別
    する判別手段を備え、前記判別した子画面を選択するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 前記表示手段が動作中に前記選択手段が
    選択動作を行わず、前記複数の映像信号をすべて子画面
    に変換し表示画面に表示し終えた場合は、前記表示手段
    の動作を自動的に停止することを特徴とする請求項1に
    記載のテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 前記表示手段が動作中に前記選択手段が
    選択動作を行わず、一定時間に達した場合、前記表示手
    段の動作を自動的に停止することを特徴とする請求項1
    に記載のテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】 前記判別手段で判別可能な表示範囲内に
    ある子画面に枠状画像を多重するようにして表示するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のテレビジョン
    受像機。
  6. 【請求項6】 前記判別手段で判別可能な表示範囲内に
    ある子画面と他の子画面との輝度が異なるようにして表
    示することを特徴とする請求項1または2に記載のテレ
    ビジョン受像機。
  7. 【請求項7】 前記判別手段で判別可能な表示範囲内に
    ある子画面と他の子画面との画像サイズが異なるように
    して表示することを特徴とする請求項1または2に記載
    のテレビジョン受像機。
  8. 【請求項8】 入来した複数の映像信号を子画面に変換
    し、前記子画面を複数表示する第1と第2の表示手段と
    前記複数の子画面のうちの1つを選択する選択手段と、 前記第1の表示手段を制御するための情報入力手段と、 前記第1と第2の表示手段の動作を切り換えるための制
    御手段とを備え、 前記情報入力手段より指示がなされたときは、前記第1
    の表示手段が動作し、前記第1の表示手段が動作中に、
    前記制御手段より指示がなされたときは、前記第2の表
    示手段に切り換え、前記第2の表示手段が動作中に、前
    記制御手段より指示がなされたときは、前記第1の表示
    手段に切り換えることを特徴とするテレビジョン受像
    機。
  9. 【請求項9】 前記第1の表示手段動作時は前記複数の
    子画面を表示画面に垂直あるいは水平方向に並べるよう
    に配置し、前記複数の子画面を移動するように表示し、 前記第2の表示手段動作時は前記第1の表示手段動作時
    と同一方向に移動し、前記複数の子画面の移動量が大き
    くなるように表示することを特徴とする請求項8に記載
    のテレビジョン受像機。
  10. 【請求項10】 前記第1の表示手段動作時は前記複数
    の子画面を表示画面に垂直あるいは水平方向に並べるよ
    うに配置し、前記複数の子画面を移動するように表示
    し、 前記第2の表示手段動作時は前記第1の表示手段動作時
    と逆方向に移動するように表示することを特徴とする請
    求項8に記載のテレビジョン受像機。
  11. 【請求項11】 前記選択手段は、前記複数の子画面の
    うちの1つが表示画面の所定の表示範囲にあることを判
    別する判別手段を備え、前記第1の表示手段動作時と前
    記第2の表示手段動作時では、判別する任意の表示範囲
    が異なることを特徴とする請求項10に記載のテレビジ
    ョン受像機。
  12. 【請求項12】 入来した複数の映像信号を子画面に変
    換し、前記子画面を複数表示する表示手段と前記複数の
    子画面のうちの1つを選択する選択手段と、 前記表示手段を制御するための情報入力手段と、 前記表示手段の動作前の表示画面の状態を記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段を制御する記憶情報制御手段を備え、 前記情報入力手段より指示がなされたときは、前記表示
    手段が動作し、前記選択手段により任意の子画面を選択
    し、前記表示手段の動作を停止し、 前記表示手段の動作停止後に、前記記憶情報制御手段よ
    り指示がなされた場合は、前記記憶手段の記憶情報を呼
    び出し、前記表示手段の動作開始前の状態の表示画面に
    切り換えることを特徴とするテレビジョン受像機。
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