JPH11234368A - 送受信方法 - Google Patents

送受信方法

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Publication number
JPH11234368A
JPH11234368A JP10031851A JP3185198A JPH11234368A JP H11234368 A JPH11234368 A JP H11234368A JP 10031851 A JP10031851 A JP 10031851A JP 3185198 A JP3185198 A JP 3185198A JP H11234368 A JPH11234368 A JP H11234368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
incoming
pattern
transmitting
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP10031851A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Motoyama
衡 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Mobile Communications Ltd
Original Assignee
NEC Mobile Communications Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Mobile Communications Ltd filed Critical NEC Mobile Communications Ltd
Priority to JP10031851A priority Critical patent/JPH11234368A/ja
Publication of JPH11234368A publication Critical patent/JPH11234368A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者が任意に着信音等の呼出形態を設定す
ることができなかった。 【解決手段】 発信側が着信パターンを付加させつつ通
信データを発信すると、この発信データを受信した受信
側は、同発信データに含まれる着信パターンを解析し、
この解析の結果得られた手法で着信の報知を行うため、
発信者が任意に着信側の着信パターンを設定することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置に関
し、特に、所定形態で呼出を行う送信手段と、同呼出に
応答することで同送信手段との間の通信接続を行い、互
いに通信情報を送受信する受信手段とを具備する送受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の送受信装置とし
て、特開昭62−222746号公報に開示された電話
機に適用される送受信装置が知られている。
【0003】この送受信装置100は、図10に示すよ
うに、加入者回路200と、加入者回路200に接続さ
れた送信部310と受信部320とを備える電話機30
0とから構成され、送信部310は着信音を指定して着
信音指定信号を加入者回路200に送信し、受信部32
0は加入者回路200から受信された着信音指定信号に
基づき、あらかじめ備えている着信音の中から対応する
ものを選択して発生させる。
【0004】送信部310は、図示しないダイヤルに接
続された着信音指定信号生成部310aと、着信音指定
信号生成部310aと加入者回路200との間に介在さ
れる表示ダイヤル信号送信部310bとを備え、同ダイ
ヤルにより指定された着信音に基づいて着信音指定信号
を生成させると、同着信音指定信号をダイヤル信号に付
加して表示ダイヤル信号を送信する。
【0005】受信部320は、それぞれに異なる着信音
を発生させる着信音発生部320aと、着信音発生部3
20aに接続された着信音制御部320bと、着信音制
御部320bと加入者回路200との間に介在される表
示ダイヤル信号受信部320cとを備え、加入者回路2
00から受信したダイヤル信号より着信音指定信号を分
離し、対応する着信音を選択して発生させる。
【0006】また、特開平2−281894号公報に開
示されたボタン電話装置に適用される送受信装置では、
外線から受信した呼出信号の周期をあらかじめ格納して
いる着信音の種別データに照合し、対応する着信音を選
択して発生させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の送受信装置においては、次のような課題があっ
た。前者の送受信装置100では、あらかじめ備えてい
る着信音の中から着信音指定信号に対応するものを選択
して発生させるにすぎず、後者の送受信装置では、呼出
信号の周期に対応する着信音を選択して発生させるにす
ぎなかった。このため、いずれの場合にも発信者が任意
に着信音等の呼出形態を設定することができなかった。
【0008】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、発信者が任意に呼出形態を設定可能な送受信装
置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定形態で呼出を行う送
信手段と、同呼出に応答することで同送信手段との間の
通信接続を行い、互いに通信情報を送受信する受信手段
とを具備する送受信装置において、上記送信手段は、上
記所定形態を設定する呼出設定手段と、同呼出設定手段
にて設定された所定形態に基づく呼出情報を発信する発
信手段とを具備し、上記受信手段は、上記呼出情報を着
信する着信手段と、同着信手段にて着信された呼出情報
に基づいて呼出を行う呼出実行手段とを具備する構成と
してある。
【0010】すなわち、送信手段は、呼出設定手段にて
呼出の所定形態を設定し、発信手段によって同呼出設定
手段にて設定された所定形態に基づく呼出情報を発信す
る。一方、受信手段は、着信手段にて上記呼出情報を着
信し、呼出実行手段にて同着信手段にて着信された呼出
情報に基づいて呼出を行う。そして、利用者が同呼出に
応答することで同送信手段との間の通信接続を行い、互
いに通信情報を送受信する。
【0011】上記呼出設定手段は、着信側における呼出
の所定形態を設定可能な構成であれば良く、この所定形
態を設定可能なキー群で構成されるもの等が含まれる。
【0012】ここで言う所定形態は、着信したことを利
用者に報知するパターンであれば良い。同所定形態の一
例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記
載の送受信装置において、上記呼出設定手段は、着信音
の鳴動パターンを設定する構成としてある。
【0013】すなわち、上記呼出設定手段は、上記呼出
の所定形態として着信音の鳴動パターンを設定する。
【0014】このように、上記所定形態を着信音の鳴動
パターンで構成すると、送信側が指定した着信音で受信
側を呼び出すことができるという点で適例であるが、同
所定形態は必ずしも着信音の鳴動パターンに限られる必
要はなく、本来の所定形態の観点においては、バイブレ
ータの振動パターンや着信表示パターン等であっても良
い。
【0015】上記着信音の鳴動パターンは、利用者が自
作したものであっても良いし、送信側にあらかじめ備え
られたものから選択するものであっても良い。
【0016】前者の場合にかかる呼出設定手段の構成の
一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項2に
記載の送受信装置において、上記呼出設定手段は、所望
の音階を作成する構成としてある。すなわち、利用者
は、上記呼出設定手段にて所望の音階を作成する。
【0017】上記呼出設定手段が、鳴動パターン、バイ
ブレータの振動パターン及び着信表示パターン等に基づ
いて上記所定形態の設定を行う場合にかかる構成の一例
として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の送受信装置において、上記呼出
設定手段は、着信音モード、バイブレータモード及びサ
イレントモードの中のいずれかを選択するとともに、選
択したモードに基づいて上記所定形態を設定する構成と
してある。
【0018】すなわち、利用者は、上記呼出設定手段に
て、着信音モード、バイブレータモード及びサイレント
モードの中のいずれかを選択すると、選択されたモード
に基づいて上記所定形態が設定される。
【0019】上記発信手段は、上記呼出設定手段にて設
定された所定形態に基づいて呼出情報を発信することが
できれば良く、呼出情報だけを送信するものであっても
良いし、発信元の情報とともに同呼出情報を送信するも
の等であっても良い。
【0020】後者の場合にかかる発信手段の構成の一例
として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の送受信装置において、上記発信
手段は、発信元情報に続いて上記呼出情報を発信する構
成としてある。
【0021】すなわち、上記発信手段は、発信元情報に
続いて上記呼出情報を発信する。例えば、電話通信網を
介する場合、発信元の電話番号に続けて呼出情報を送信
するものであっても良い。
【0022】上記着信手段は、上記呼出情報を着信可能
な構成であれば良く、着信した呼出情報を当該着信時だ
けに用いるものであっても良いし、内部メモリ等に格納
可能なものであっても良い。
【0023】後者の場合にかかる着信手段の構成の一例
として、請求項6にかかる発明は、請求項1〜請求項5
に記載の送受信装置において、上記着信手段は、着信し
た上記呼出情報を格納して編集する格納編集手段を備え
る構成としてある。
【0024】すなわち、上記格納編集手段は、上記着信
手段にて着信された上記呼出情報を格納して編集する。
そして、利用者は、必要に応じてこの編集された呼出情
報を自らの呼出形態として用いる。
【0025】上記呼出実行手段は、上記着信手段にて着
信された呼出情報に基づいて呼出の所定形態を実行する
ことができれば良く、例えば、設定された呼出の所定形
態に応じて、着信音の鳴動、バイブ振動及び着信表示等
を行うものであっても良い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるPHS端末装置の通信形態を模式図により示し、図
2は、各PHS端末装置の構成をブロック図により示し
ている。
【0027】PHS端末装置10は、送信する通信デー
タの設定を行う送信データ設定部11と、設定された通
信データを基地局20に向けて送信するデータ送信部1
2と、基地局20から通信データを受信するデータ受信
部13と、受信された通信データに基づいて着信を報知
する着信報知部14と、同通信データの解析や各種デー
タの送受信制御等を行う制御部15とを備え、通信デー
タを設定してから基地局20に向けて送信するととも
に、基地局20から通信データを受信すると、受信され
た通信データを解析し、解析結果に基づいて着信を報知
する。
【0028】送信データ設定部11は、着信音モード、
バイブレータモード及びサイレントモードのいずれかを
選択して着信パターンを設定可能なモードキーと、着信
音モードを選択した場合に着信音を作成可能な複数の音
階キーと、相手先電話番号を設定可能なダイヤルキーと
を備え、着信パターンの設定、着信音の作成及びデータ
送信先の設定等を行う。この意味で、送信データ設定部
11は、本発明にいう呼出設定手段を構成している。
【0029】データ送信部12は、送信アンテナに接続
された送信回路を備え、送信データ設定部11にて設定
された着信パターンを付加させ、図3に示すような通信
データを基地局20に向けて発信する。従って、着信パ
ターンを含む通信データを発信するデータ送信部12
は、この意味で、本発明にいう発信手段を構成してい
る。
【0030】データ受信部13は、受信アンテナに接続
された受信回路を備え、基地局20から通信データを受
信する。従って、着信パターンを含む通信データを受信
するデータ受信部13は、この意味で、本発明にいう着
信手段を構成している。
【0031】着信報知部14は、着信音を発生させる着
信音発生回路と、PHS端末装置10全体を振動させる
バイブレータ回路とを備え、受信された上記通信データ
に設定されたモードに合わせて着信音の発生やPHS端
末装置10の振動等を行う。なお、同通信データにサイ
レントモードが設定されている場合には、いずれの回路
も作動させず、図示しない表示パネルに着信表示等を行
う。
【0032】制御部15は、基地局20から受信した通
信データを解析や各種データの送受信制御等を行うCP
U15aと、同通信データの解析時にワークエリア等と
して機能するRAM15bと、送信データ設定部11で
作成した着信音や同通信データの解析結果等を記憶する
EEPROM15cとを備えている。
【0033】かかる構成により、着信パターンを送出す
る場合、図4に示すように、上記モードキーにより設定
された着信パターンを確認し(ステップS100)、利
用者により自作着信音が作成されたときには同自作着信
音を着信パターンとしてEEPROM15cに記憶させ
(ステップS110,ステップS120)、発信時に送
信メッセージとして同着信パターンを付加させつつ基地
局20へ向けて発信させる(ステップS130,ステッ
プS140)。
【0034】一方、着信パターンを受信する場合、図5
に示すように、基地局20から着信を受信し(ステップ
S200)、着信パターンが付加されているか否かを解
析する。ここで、着信パターンが付加されているときに
は(ステップS210)、この着信パターンをEEPR
OM15cに記憶し(ステップS220)、受信メッセ
ージを解析するとともに(ステップS230)、指定さ
れた着信パターンで報知を行う(ステップS240)。
【0035】図6は、上記受信メッセージの解析及び着
信報知を行う際の手順をフローチャートにより示してい
る。
【0036】データ受信部13から通信データを取得す
ると、同通信データについてエラーチェックを行い、N
G(不正データ)である場合には破棄し、OKであれば
着信パターン別に分類する。分別された着信パターン
は、自作メッセージか固定メッセージであるかに振り分
けられてから、EEPROM15cにデータ格納され
る。そして、実行用着信データを作成し、それぞれに着
信音鳴動及びバイブ振動等を実行する。
【0037】従って、受信された通信データに基づいて
着信パターンを実行する着信報知部14と、同着信報知
部14を制御する制御部15とは、この意味で、本発明
にいう呼出実行手段を構成している。
【0038】次に、本実施形態にかかるPHS端末装置
10において、端末Aから端末Bへ着信パターンを付加
して発着信するときの動作を図7と図8を参照しながら
説明する。また、図9は、同発着信時のデータ通信状況
をシーケンス図により示している。
【0039】発信時、利用者が着信パターンを付加して
送出するように設定し(ステップS300)、自作の着
信パターンを送出するのか、固定された着信パターンを
送出するのかを選択する(ステップS310)。そし
て、着信音モード、バイブレータモード、あるいはサイ
レントモードの中のいずれかのモードをモードキーによ
り選択する(ステップS320)。
【0040】ここで、利用者が着信音を選択するととも
に、音階キーにより所望の音階を作成すると(ステップ
S330)、制御部15は作成された自作着信音をEE
PROM15cに記憶させる。すると、データ送信部1
2は、発番号通知の後にこの着信音データを付加しつ
つ、基地局20を介して着信側端末Bへ向けて発信す
る。
【0041】着信、発番号及び着信パターンのすべてを
受信した端末Bは、着信状態に移行したことを着信応答
という形で端末Aへ通知する。確認メッセージを送信
後、端末Bは端末Aで指定された着信音で鳴動を開始す
る。
【0042】着信の際、利用者は基地局20を介して受
信した通信データに含まれる着信パターンをEEPRO
M15cに記憶するか否かを決定する(ステップS40
0)。記憶する場合、端末Bはこの着信パターンを相手
番号とセットでEEPROM15cに記憶し(ステップ
S410)、次に同発番号から着信パターンを指定しな
いで発信があった場合でも以前に記憶された着信パター
ンと相手発番号とを比較解析し、対応する着信パターン
で着信報知を行う。
【0043】また、利用者がこの着信パターンを後で自
ら使用したい場合には、自分編集用としてEEPROM
15cに記憶させて着信パターンの保存作業を終了する
(ステップS420,ステップS430)。
【0044】このように、発信側が着信パターンを付加
させつつ通信データを発信すると、この発信データを受
信した受信側は、同発信データに含まれる着信パターン
を解析し、この解析の結果得られた手法で着信の報知を
行うため、発信者が任意に着信側の着信パターンを設定
することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、発信者が
任意に呼出形態を設定可能な送受信装置を提供すること
ができる。また、請求項2にかかる発明によれば、送信
側が指定した着信音で受信側を呼び出すことができる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、所望の音階を
作成して着信音を設定することができる。さらに、請求
項4にかかる発明によれば、モード設定を行うことによ
り、所望の呼出形態を設定することができる。さらに、
請求項5にかかる発明によれば、発信元情報とともに呼
出情報を発信することができる。さらに、請求項6にか
かる発明によれば、編集された呼出情報を自らの呼出形
態として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるPHS端末装置の通信形態
を示す模式図である。
【図2】PHS端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】通信データの信号フォーマットを示す模式図で
ある。
【図4】着信パターンを送出手順を示すフローチャート
である。
【図5】着信パターンを受信手順を示すフローチャート
である。
【図6】受信メッセージの解析及び着信報知を行う際の
手順を示すフローチャートである。
【図7】発信側の着信パターン設定操作を示すフローチ
ャートである。
【図8】受信側の着信パターン記憶操作を示すフローチ
ャートである。
【図9】発着信時のデータ通信状況を示すシーケンス図
である。
【図10】従来例にかかる送受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 PHS端末装置 11 送信データ設定部 12 データ送信部 13 データ受信部 14 着信報知部 15 制御部 15a CPU 15b RAM 15c EEPROM 20 基地局
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 送受信方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信方法に関
し、特に、所定形態で呼出を行う送信手段と、同呼出に
応答することで同送信手段との間の通信接続を行い、互
いに通信情報を送受信する受信手段とを用いた送受信
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の送受信装置とし
て、特開昭62−222746号公報に開示された電話
機に適用される送受信装置が知られている。
【0003】この送受信装置100は、図10に示すよ
うに、加入者回路200と、加入者回路200に接続さ
れた送信部310と受信部320とを備える電話機30
0とから構成され、送信部310は着信音を指定して着
信音指定信号を加入者回路200に送信し、受信部32
0は加入者回路200から受信された着信音指定信号に
基づき、あらかじめ備えている着信音の中から対応する
ものを選択して発生させる。
【0004】送信部310は、図示しないダイヤルに接
続された着信音指定信号生成部310aと、着信音指定
信号生成部310aと加入者回路200との間に介在さ
れる表示ダイヤル信号送信部310bとを備え、同ダイ
ヤルにより指定された着信音に基づいて着信音指定信号
を生成させると、同着信音指定信号をダイヤル信号に付
加して表示ダイヤル信号を送信する。
【0005】受信部320は、それぞれに異なる着信音
を発生させる着信音発生部320aと、着信音発生部3
20aに接続された着信音制御部320bと、着信音制
御部320bと加入者回路200との間に介在される表
示ダイヤル信号受信部320cとを備え、加入者回路2
00から受信したダイヤル信号より着信音指定信号を分
離し、対応する着信音を選択して発生させる。
【0006】また、特開平2−281894号公報に開
示されたボタン電話装置に適用される送受信装置では、
外線から受信した呼出信号の周期をあらかじめ格納して
いる着信音の種別データに照合し、対応する着信音を選
択して発生させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の送受信装置においては、次のような課題があっ
た。前者の送受信装置100では、あらかじめ備えてい
る着信音の中から着信音指定信号に対応するものを選択
して発生させるにすぎず、後者の送受信装置では、呼出
信号の周期に対応する着信音を選択して発生させるにす
ぎなかった。このため、いずれの場合にも発信者が任意
に着信音等の呼出形態を設定することができなかった。
【0008】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、発信者が任意の形態で呼出しを行うための受信
メッセージの解析および着信報知を行う送受信方法の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定形態で呼出を行う送
信手段と、この呼出に応答することで前記送信手段との
間の通信接続を行い、互いに通信データを送受信する受
信手段とを用いた送受信方法において、受信した前記通
信データについてエラーチェックを行い、不正データは
破棄するともに、正常データは着信パターン別に分類
し、次いで、分類した着信パターンを、自作メッセージ
か固定メッセージかによって振り分け、その後、これら
メッセージを記憶手段にデータ格納し、さらに、実行用
着信データを作成して着信パターンに対応した着信報知
を実行する方法としてある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる方法を実施するためのPHS端末装置の通信形態を
模式図により示し、図2は、各PHS端末装置の構成を
ブロック図により示している。
【0011】 PHS端末装置10は、送信する通信デー
タの設定を行う送信データ設定部11と、設定された通
信データを基地局20に向けて送信するデータ送信部1
2と、基地局20から通信データを受信するデータ受信
部13と、受信された通信データに基づいて着信を報知
する着信報知部14と、同通信データの解析や各種デー
タの送受信制御等を行う制御部15とを備え、通信デー
タを設定してから基地局20に向けて送信するととも
に、基地局20から通信データを受信すると、受信され
た通信データを解析し、解析結果に基づいて着信を報知
する。
【0012】 送信データ設定部11は、着信音モード、
バイブレータモード及びサイレントモードのいずれかを
選択して着信パターンを設定可能なモードキーと、着信
音モードを選択した場合に着信音を作成可能な複数の音
階キーと、相手先電話番号を設定可能なダイヤルキーと
を備え、着信パターンの設定、着信音の作成及びデータ
送信先の設定等を行う。この意味で、送信データ設定部
11は、本発明にいう呼出設定手段を構成している。
【0013】 データ送信部12は、送信アンテナに接続
された送信回路を備え、送信データ設定部11にて設定
された着信パターンを付加させ、図3に示すような通信
データを基地局20に向けて発信する。従って、着信パ
ターンを含む通信データを発信するデータ送信部12
は、この意味で、本発明にいう発信手段を構成してい
る。
【0014】 データ受信部13は、受信アンテナに接続
された受信回路を備え、基地局20から通信データを受
信する。従って、着信パターンを含む通信データを受信
するデータ受信部13は、この意味で、本発明にいう着
信手段を構成している。
【0015】 着信報知部14は、着信音を発生させる着
信音発生回路と、PHS端末装置10全体を振動させる
バイブレータ回路とを備え、受信された上記通信データ
に設定されたモードに合わせて着信音の発生やPHS端
末装置10の振動等を行う。なお、同通信データにサイ
レントモードが設定されている場合には、いずれの回路
も作動させず、図示しない表示パネルに着信表示等を行
う。
【0016】 制御部15は、基地局20から受信した通
信データを解析や各種データの送受信制御等を行うCP
U15aと、同通信データの解析時にワークエリア等と
して機能するRAM15bと、送信データ設定部11で
作成した着信音や同通信データの解析結果等を記憶する
EEPROM15cとを備えている。
【0017】 かかる構成により、着信パターンを送出す
る場合、図4に示すように、上記モードキーにより設定
された着信パターンを確認し(ステップS100)、利
用者により自作着信音が作成されたときには同自作着信
音を着信パターンとしてEEPROM15cに記憶させ
(ステップS110,ステップS120)、発信時に送
信メッセージとして同着信パターンを付加させつつ基地
局20へ向けて発信させる(ステップS130,ステッ
プS140)。
【0018】 一方、着信パターンを受信する場合、図5
に示すように、基地局20から着信を受信し(ステップ
S200)、着信パターンが付加されているか否かを解
析する。ここで、着信パターンが付加されているときに
は(ステップS210)、この着信パターンをEEPR
OM15cに記憶し(ステップS220)、受信メッセ
ージを解析するとともに(ステップS230)、指定さ
れた着信パターンで報知を行う(ステップS240)。
【0019】 図6は、上記受信メッセージの解析及び着
信報知を行う際の手順をフローチャートにより示してい
る。
【0020】 データ受信部13から通信データを取得す
ると、同通信データについてエラーチェックを行い、N
G(不正データ)である場合には破棄し、OKであれば
着信パターン別に分類する。分別された着信パターン
は、自作メッセージか固定メッセージであるかに振り分
けられてから、EEPROM15cにデータ格納され
る。そして、実行用着信データを作成し、それぞれに着
信音鳴動及びバイブ振動等を実行する。
【0021】 従って、受信された通信データに基づいて
着信パターンを実行する着信報知部14と、同着信報知
部14を制御する制御部15とは、この意味で、本発明
にいう呼出実行手段を構成している。
【0022】次に、 PHS端末装置10において、端末
Aから端末Bへ着信パターンを付加して発着信するとき
の動作を図7と図8を参照しながら説明する。また、図
9は、同発着信時のデータ通信状況をシーケンス図によ
り示している。
【0023】 発信時、利用者が着信パターンを付加して
送出するように設定し(ステップS300)、自作の着
信パターンを送出するのか、固定された着信パターンを
送出するのかを選択する(ステップS310)。そし
て、着信音モード、バイブレータモード、あるいはサイ
レントモードの中のいずれかのモードをモードキーによ
り選択する(ステップS320)。
【0024】 ここで、利用者が着信音を選択するととも
に、音階キーにより所望の音階を作成すると(ステップ
S330)、制御部15は作成された自作着信音をEE
PROM15cに記憶させる。すると、データ送信部1
2は、発番号通知の後にこの着信音データを付加しつ
つ、基地局20を介して着信側端末Bへ向けて発信す
る。
【0025】 着信、発番号及び着信パターンのすべてを
受信した端末Bは、着信状態に移行したことを着信応答
という形で端末Aへ通知する。確認メッセージを送信
後、端末Bは端末Aで指定された着信音で鳴動を開始す
る。
【0026】 着信の際、利用者は基地局20を介して受
信した通信データに含まれる着信パターンをEEPRO
M15cに記憶するか否かを決定する(ステップS40
0)。記憶する場合、端末Bはこの着信パターンを相手
番号とセットでEEPROM15cに記憶し(ステップ
S410)、次に同発番号から着信パターンを指定しな
いで発信があった場合でも以前に記憶された着信パター
ンと相手発番号とを比較解析し、対応する着信パターン
で着信報知を行う。
【0027】 また、利用者がこの着信パターンを後で自
ら使用したい場合には、自分編集用としてEEPROM
15cに記憶させて着信パターンの保存作業を終了する
(ステップS420,ステップS430)。
【0028 】このように、発信側が着信パターンを付加
させつつ通信データを発信すると、この発信データを受
信した受信側は、同発信データに含まれる着信パターン
を解析し、この解析の結果得られた手法で着信の報知を
行うため、発信者が任意に着信側の着信パターンを設定
することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
信した通信データを着信パターン別に分類するととも
に、自作メッセージか固定メッセージかに振り分けてか
ら記憶手段に格納し、かつ着信パターンに応じて鳴動あ
るいは振動等により着信を報知する。したがって、発信
者からの任意の形態による呼出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる方法を実施するためのPH
S端末装置の通信形態を示す模式図である。
【図2】PHS端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】通信データの信号フォーマットを示す模式図で
ある。
【図4】着信パターンを送出手順を示すフローチャート
である。
【図5】着信パターンを受信手順を示すフローチャート
である。
【図6】受信メッセージの解析及び着信報知を行う際の
手順を示すフローチャートである。
【図7】発信側の着信パターン設定操作を示すフローチ
ャートである。
【図8】受信側の着信パターン記憶操作を示すフローチ
ャートである。
【図9】発着信時のデータ通信状況を示すシーケンス図
である。
【図10】従来例にかかる送受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 10 PHS端末装置 11 送信データ設定部 12 データ送信部 13 データ受信部 14 着信報知部 15 制御部 15a CPU 15b RAM 15c EEPROM 20 基地局

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形態で呼出を行う送信手段と、同呼
    出に応答することで同送信手段との間の通信接続を行
    い、互いに通信情報を送受信する受信手段とを具備する
    送受信装置において、 上記送信手段は、上記所定形態を設定する呼出設定手段
    と、同呼出設定手段にて設定された所定形態に基づく呼
    出情報を発信する発信手段とを具備し、 上記受信手段は、上記呼出情報を着信する着信手段と、
    同着信手段にて着信された呼出情報に基づいて呼出を行
    う呼出実行手段とを具備することを特徴とする送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の送受信装置におい
    て、 上記呼出設定手段は、着信音の鳴動パターンを設定する
    ことを特徴とする送受信装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の送受信装置におい
    て、 上記呼出設定手段は、所望の音階を作成することを特徴
    とする送受信装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の送受信装置において、 上記呼出設定手段は、着信音モード、バイブレータモー
    ド及びサイレントモードの中のいずれかを選択するとと
    もに、選択したモードに基づいて上記所定形態を設定す
    ることを特徴とする送受信装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の送受信装置において、 上記発信手段は、発信元情報に続いて上記呼出情報を発
    信することを特徴とする送受信装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の送受信装置において、 上記着信手段は、着信した上記呼出情報を格納して編集
    する格納編集手段を備えることを特徴とする送受信装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002007414A1 (fr) * 2000-07-14 2002-01-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede pour service d'information utilisant un terminal de communication portatif
JP2005328270A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hitachi Ltd 触覚刺激通信装置

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