JPH11233718A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH11233718A
JPH11233718A JP3012698A JP3012698A JPH11233718A JP H11233718 A JPH11233718 A JP H11233718A JP 3012698 A JP3012698 A JP 3012698A JP 3012698 A JP3012698 A JP 3012698A JP H11233718 A JPH11233718 A JP H11233718A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動増幅回路の負荷抵抗のように抵抗値のペ
ア性が重要視される抵抗素子の、抵抗値のペア性の劣化
を抑制する。 【解決手段】 エピタキシャル層をP+分離領域3とL
OCOS酸化膜5とによって素子分離し、多数のアイラ
ンド4a〜4fを形成する。アイランド4aに差動増幅
回路の負荷抵抗を構成する為の第1の抵抗素子となる拡
散領域8を形成する。別のアイランド4fには別用途の
第2の抵抗素子となる拡散領域10を形成する。そし
て、拡散領域8の線幅W3は拡散領域10の線幅W4よ
りも太くする。更に、素子分離と拡散領域との距離L2
を、選択拡散するときのレジスト膜の膜厚が、素子分離
の段差による影響を受けない程度の距離まで遠ざけて配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動増幅回路を構
成する負荷抵抗等のように、抵抗値のペア性がばらつく
ことによって回路特性が劣化する現象を防止した半導体
集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラリニア集積回路において多用
される差動増幅回路は、図2に示すように、第1と第2
のトランジスタTR1、TR2のエミッタを共通にして
定電流トランジスタTR3に接続し、各トランジスタT
R1、TR2の各コレクタを各々負荷抵抗R1、R2を
介して電源電位Vccに接続した構成を基本構造とす
る。入力端子である各トランジスタTR1、TR2のベ
ース間に印加される信号の差を増幅してトランジスタT
R1、TR2のコレクタから出力信号を取り出すことに
より、各トランジスタの変動要因を相殺してその出力に
は影響を出さないようにすることが可能である。
【0003】このような差動増幅回路は、2つの素子の
バランスが崩れると出力の中点電位がシフトし、所望の
回路特性が得られなくなるので、トランジスタTR1、
TR2の特性のペア性及び負荷抵抗R1、R2の特性の
ペア性には最大限の注意を払う必要がある(例えば、特
開昭60−200563号)。尚、深い手校R1、R2
のペア性とは、負荷抵抗R1の抵抗値と負荷抵抗R2の
抵抗値とが設計した比(例えば、1対1)に対してどの
程度ばらついているかを言う。
【0004】図3(A)に、上記負荷抵抗R1、R2を
収納した、バイポーラ型集積回路の断面図を示した。す
なわち、1はP型の半導体基板であり、基板1上に形成
したN型エピタキシャル層2をP+分離領域3で分離し
てアイランド4を形成し、更に分離領域3の上部にLO
COS酸化膜5を配置してある。6はN+埋め込み層あ
る。そして、アイランド4内に抵抗素子として拡散抵抗
を形成する場合は、エピタキシャル層2の上にホトレジ
スト層7を形成し、該レジスト層7にホトマスクで所望
のパターンを露光し、これを現像してレジスト層7に開
口部を形成し、該開口部を通してボロンなどの不純物を
選択的にアイランド4表面に導入し、導入した不純物を
熱拡散して拡散領域8を形成することにより、抵抗素子
を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】抵抗領域8の抵抗値
は、製造上のばらつきによってある程度変動することは
避けられない状況にある。その中にあって、ホトレジス
ト層7の加工精度や拡散ばらつきに起因する線幅のばら
つきが、抵抗値を変動させる大きな要因となっている。
通常は、抵抗素子R1、R2共に同程度の変動を受ける
ように両者を近接配置しているが、ばらつきの程度によ
っては受ける変動量に差が生じて抵抗素子R1、R2の
ペア性を損なうという欠点があった。
【0006】加えて、素子分離としてLOCOS酸化膜
技術を併用した場合、LOCOS酸化膜がアイランド4
の周囲に高い表面段差を形成する。このような段差が存
在する箇所にスピンオン塗布法でレジスト膜7を形成す
ると、LOCOS酸化膜5の近傍で膜厚t1が設計値よ
り厚くなり、LOCOS酸化膜5から離れたアイランド
4中央付近では膜厚t2が薄くなる(設計値に等しくな
る)という現象が生じる。通常、レジスト膜7の膜厚は
露光に用いる光の1/4・λ(λは波長)の整数倍の膜
厚で設計するが、この膜厚より厚くても薄くてもその定
在波効果によって光量が不足し、現像後の開口部の線幅
が設計値より細くなる方向に作用する。
【0007】そのため、図3(B)に示したように、L
OCOS酸化膜5近傍にレイアウトした拡散領域8の線
幅W1は細くなり、LOCOS酸化膜5から遠方にレイ
アウトした拡散領域8の線幅W2はあまり細くならず
に、上記のペア性の悪化を拡大するという欠点がある。
尚、定在波現象によるばらつきの発生は、微細化を追求
するためにレジスト膜7の膜厚を薄くしたプロセス設計
にした際に顕在化する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来の
課題に鑑み成されたもので、一導電型の拡散領域からな
り、ペア性が要求される第1の抵抗素子と、ペア性が要
求されない第2の抵抗素子とを同一基板上に集積化した
半導体集積回路において、前記第1の抵抗素子を構成す
る拡散領域の線幅を、前記第2の抵抗素子を構成する拡
散領域の線幅より大であることを特徴とする半導体集積
回路。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の1実施の形態を詳
細に説明する。図1は、差動増幅回路を構成するための
回路素子を配置した個所のパターンを示す平面図であ
る。基本的な断面構造は図3と同様で、エピタキシャル
層2をP+分離領域3とLOCOS酸化膜5からなる素
子分離で囲むことによりアイランド4a、4b、4c、
4d、4e、4fを形成したものである。
【0010】アイランド4aには差動増幅回路の負荷抵
抗R1、R2(第1の抵抗素子)を構成するためのP型
の拡散領域8が複数本、平行に配置される。ペアとなる
拡散領域8は近接して隣に配置される。拡散領域8の両
端はコンタクトホール9を配置するために拡張されてい
る。アイランド4b、4c、4d、4eには各々、P型
のベース領域B、N+型のエミッタ領域E、およびN+
型コレクタコンタクト領域Cが選択拡散によって形成さ
れ、アイランド4をコレクタとする縦型のNPNトラン
ジスタが構成されている。アイランド4b、4cのトラ
ンジスタが対になって一つの差動対を構成し、アイラン
ド4d、4eのトランジスタが対になってもう一つの差
動対を構成する。他のアイランド4fには、P型の拡散
領域10によって、ペア性が要求されない、他の用途と
しての第2の抵抗素子が収納されている、アイランド4
aに形成した拡散領域8の一端は、回路図に従って電源
電位VCCに接続される電極配線11にコンタクトホー
ル9を通してオーミック接続される。拡散領域8の他端
は、同じくコンタクトホール9を通して電極配線にオー
ミックコンタクトし、該電極配線によって対応するNP
Nトランジスタの各コレクタCに接続されている。ま
た、図示していないが、差動増幅回路に対する入出力用
の電極配線なども配置されている。
【0011】そして、アイランド4aに形成した拡散領
域8(第1の抵抗素子)は線幅W3を太くし、アイラン
ド4fに形成した拡散領域10(第2の抵抗素子)は線
幅W4を細く形成してある。尚、同一の設計ルールであ
れば抵抗素子を形成するための線幅はあらかじめ任意の
線幅に設定されているのが一般的であり、該設定線幅で
形成した抵抗素子が拡散領域10である。一例として、
線幅W4が4μの設計ルールの時に、線幅W3を8μと
して設計した。誠意幅W3と線幅W4との比は、少なく
とも倍以上とする。
【0012】抵抗領域8、10の線幅がばらつくときは
大体一定の幅で線幅が変動する。この変動量を片側でマ
イナス0.5μと仮定すると、拡散領域10では線幅W
4が4μから3μに縮小する。この変化比率は線幅の2
5%にも相当する。これに対して拡散領域8では、同じ
く片側でマイナス0.5μ変動してもその変化比率は1
2.5%にすぎない。線幅の変化は素子の抵抗値と密接
に関係するので、変化比率が少ないことは、線幅のばら
つきに対して抵抗値の変化が小さいことを意味する。
【0013】従って、拡散領域8の線幅の変動が個々で
相違しても抵抗値に対する影響の差が小さくなり、抵抗
値の変化量の差は従来のもの(上記設定線幅W4で負荷
抵抗R1、R2を構成した場合)より小さくなる。よっ
て負荷抵抗R1、R2のペア性の悪化を小さくすること
ができるのである。以下に、本願請求項3、4の構成を
説明する。同じく図1を参照して、アイランド4aが図
3(A)に示したLOCOS酸化膜5を併用した素子分
離で分離されているものとする。そして、アイランド4
aに形成した拡散領域8の端とアイランド4aの端との
距離L1(CAD図面上における拡散領域8の端とLO
COS酸化膜5の端との距離)を、アイランド4fに形
成した拡散領域10の端とアイランド4fの端との距離
L2に比較して大きく設計した。この距離L1は、素子
分離端に最も近い拡散領域8の上部で、レジスト膜7の
膜厚(図3(A)のt3)がアイランド4の中心付近の
平坦面で形成されるレジスト膜7の膜厚(図3(A)の
t2)にほぼ一致するような距離まで遠ざける。プロセ
スとしてレジスト膜厚を1.1μとして設計し、LOC
OS酸化膜5が形成する段差の高さが6000Åあった
ときに、拡散領域8との距離L1を15μ以上で設計し
た。ペア性を考慮しないアイランド4fの拡散領域で
は、距離L2を5μで設計した。距離L1と距離L2と
の比は、少なくとも倍以上とする。
【0014】これにより、拡散領域8を形成するときの
レジスト膜7の膜厚に差異が生じないので、露光時の定
在波効果による影響を回避することができる。斯かる設
計によれば、拡散領域8のペア性のばらつきを、プラス
マイナス1%以内にまで維持することが可能になった。
尚、上記実施例はNPNトランジスタを例に説明した
が、PNPトランジスタを用いた差動増幅回路でも同様
である、更に、差動増幅回路のみならず、抵抗値のペア
性が重要視される他の回路、例えば電流ミラー回路の負
荷抵抗やレベルシフト回路の負荷抵抗等にも応用できる
ものである。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したとおり、差動増幅回路の
負荷抵抗R1、R2の様に、互いの抵抗値のペア性が重
要視される抵抗素子について、他の用途で用いられる抵
抗素子に比べて意図的に線幅を太くしたパターンで構成
したので、線幅のばらつきの差による抵抗値の変化の差
が小さくなり、従来よりペア性の劣化を小さくすること
ができる。
【0016】更に、素子分離の端から意図的に離間して
配置したパターン設計とすることにより、ホトレジスト
膜7の定在波効果によるばらつきの発生をも抑制して、
前記ペア性の劣化を更に小さくすることができる。よっ
て、集積回路に組み込まれた回路の特性の劣化を防止す
ることができる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する為の平面図である。
【図2】差動増幅回路の一例を示す回路図である。
【図3】抵抗素子を示す(A)断面図、(B)平面図で
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の拡散領域からなり、ペア性が
    要求される第1の抵抗素子と、前記負荷抵抗とは別の用
    途で前記ペア性が要求されない第2の抵抗素子とを同一
    基板上に集積化した半導体集積回路であって、 前記第1の抵抗素子を構成する拡散領域の線幅を、前記
    第2の抵抗素子を構成する拡散領域の線幅より太くした
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記ペア性が要求される第1の抵抗素子
    が、差動増幅回路を構成する一対のトランジスタに接続
    される負荷抵抗であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記アイランドが、表面段差を有する素
    子分離によって分離されており、前記第1の抵抗素子を
    構成する拡散領域と、前記アイランドを区画する素子分
    離との距離が、前記第2の抵抗素子を構成する拡散領域
    と前記アイランドを区画する素子分離との距離に比べて
    大であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路。
  4. 【請求項4】 前記素子分離がLOCOS酸化膜である
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318019A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Seiko Instruments Inc 半導体装置の製造方法および半導体装置

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