JPH11233718A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
- Publication number
- JPH11233718A JPH11233718A JP3012698A JP3012698A JPH11233718A JP H11233718 A JPH11233718 A JP H11233718A JP 3012698 A JP3012698 A JP 3012698A JP 3012698 A JP3012698 A JP 3012698A JP H11233718 A JPH11233718 A JP H11233718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffusion region
- line width
- island
- resistance
- integrated circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
ア性が重要視される抵抗素子の、抵抗値のペア性の劣化
を抑制する。 【解決手段】 エピタキシャル層をP+分離領域3とL
OCOS酸化膜5とによって素子分離し、多数のアイラ
ンド4a〜4fを形成する。アイランド4aに差動増幅
回路の負荷抵抗を構成する為の第1の抵抗素子となる拡
散領域8を形成する。別のアイランド4fには別用途の
第2の抵抗素子となる拡散領域10を形成する。そし
て、拡散領域8の線幅W3は拡散領域10の線幅W4よ
りも太くする。更に、素子分離と拡散領域との距離L2
を、選択拡散するときのレジスト膜の膜厚が、素子分離
の段差による影響を受けない程度の距離まで遠ざけて配
置する。
Description
成する負荷抵抗等のように、抵抗値のペア性がばらつく
ことによって回路特性が劣化する現象を防止した半導体
集積回路に関する。
される差動増幅回路は、図2に示すように、第1と第2
のトランジスタTR1、TR2のエミッタを共通にして
定電流トランジスタTR3に接続し、各トランジスタT
R1、TR2の各コレクタを各々負荷抵抗R1、R2を
介して電源電位Vccに接続した構成を基本構造とす
る。入力端子である各トランジスタTR1、TR2のベ
ース間に印加される信号の差を増幅してトランジスタT
R1、TR2のコレクタから出力信号を取り出すことに
より、各トランジスタの変動要因を相殺してその出力に
は影響を出さないようにすることが可能である。
バランスが崩れると出力の中点電位がシフトし、所望の
回路特性が得られなくなるので、トランジスタTR1、
TR2の特性のペア性及び負荷抵抗R1、R2の特性の
ペア性には最大限の注意を払う必要がある(例えば、特
開昭60−200563号)。尚、深い手校R1、R2
のペア性とは、負荷抵抗R1の抵抗値と負荷抵抗R2の
抵抗値とが設計した比(例えば、1対1)に対してどの
程度ばらついているかを言う。
収納した、バイポーラ型集積回路の断面図を示した。す
なわち、1はP型の半導体基板であり、基板1上に形成
したN型エピタキシャル層2をP+分離領域3で分離し
てアイランド4を形成し、更に分離領域3の上部にLO
COS酸化膜5を配置してある。6はN+埋め込み層あ
る。そして、アイランド4内に抵抗素子として拡散抵抗
を形成する場合は、エピタキシャル層2の上にホトレジ
スト層7を形成し、該レジスト層7にホトマスクで所望
のパターンを露光し、これを現像してレジスト層7に開
口部を形成し、該開口部を通してボロンなどの不純物を
選択的にアイランド4表面に導入し、導入した不純物を
熱拡散して拡散領域8を形成することにより、抵抗素子
を形成している。
は、製造上のばらつきによってある程度変動することは
避けられない状況にある。その中にあって、ホトレジス
ト層7の加工精度や拡散ばらつきに起因する線幅のばら
つきが、抵抗値を変動させる大きな要因となっている。
通常は、抵抗素子R1、R2共に同程度の変動を受ける
ように両者を近接配置しているが、ばらつきの程度によ
っては受ける変動量に差が生じて抵抗素子R1、R2の
ペア性を損なうという欠点があった。
技術を併用した場合、LOCOS酸化膜がアイランド4
の周囲に高い表面段差を形成する。このような段差が存
在する箇所にスピンオン塗布法でレジスト膜7を形成す
ると、LOCOS酸化膜5の近傍で膜厚t1が設計値よ
り厚くなり、LOCOS酸化膜5から離れたアイランド
4中央付近では膜厚t2が薄くなる(設計値に等しくな
る)という現象が生じる。通常、レジスト膜7の膜厚は
露光に用いる光の1/4・λ(λは波長)の整数倍の膜
厚で設計するが、この膜厚より厚くても薄くてもその定
在波効果によって光量が不足し、現像後の開口部の線幅
が設計値より細くなる方向に作用する。
OCOS酸化膜5近傍にレイアウトした拡散領域8の線
幅W1は細くなり、LOCOS酸化膜5から遠方にレイ
アウトした拡散領域8の線幅W2はあまり細くならず
に、上記のペア性の悪化を拡大するという欠点がある。
尚、定在波現象によるばらつきの発生は、微細化を追求
するためにレジスト膜7の膜厚を薄くしたプロセス設計
にした際に顕在化する。
課題に鑑み成されたもので、一導電型の拡散領域からな
り、ペア性が要求される第1の抵抗素子と、ペア性が要
求されない第2の抵抗素子とを同一基板上に集積化した
半導体集積回路において、前記第1の抵抗素子を構成す
る拡散領域の線幅を、前記第2の抵抗素子を構成する拡
散領域の線幅より大であることを特徴とする半導体集積
回路。
細に説明する。図1は、差動増幅回路を構成するための
回路素子を配置した個所のパターンを示す平面図であ
る。基本的な断面構造は図3と同様で、エピタキシャル
層2をP+分離領域3とLOCOS酸化膜5からなる素
子分離で囲むことによりアイランド4a、4b、4c、
4d、4e、4fを形成したものである。
抗R1、R2(第1の抵抗素子)を構成するためのP型
の拡散領域8が複数本、平行に配置される。ペアとなる
拡散領域8は近接して隣に配置される。拡散領域8の両
端はコンタクトホール9を配置するために拡張されてい
る。アイランド4b、4c、4d、4eには各々、P型
のベース領域B、N+型のエミッタ領域E、およびN+
型コレクタコンタクト領域Cが選択拡散によって形成さ
れ、アイランド4をコレクタとする縦型のNPNトラン
ジスタが構成されている。アイランド4b、4cのトラ
ンジスタが対になって一つの差動対を構成し、アイラン
ド4d、4eのトランジスタが対になってもう一つの差
動対を構成する。他のアイランド4fには、P型の拡散
領域10によって、ペア性が要求されない、他の用途と
しての第2の抵抗素子が収納されている、アイランド4
aに形成した拡散領域8の一端は、回路図に従って電源
電位VCCに接続される電極配線11にコンタクトホー
ル9を通してオーミック接続される。拡散領域8の他端
は、同じくコンタクトホール9を通して電極配線にオー
ミックコンタクトし、該電極配線によって対応するNP
Nトランジスタの各コレクタCに接続されている。ま
た、図示していないが、差動増幅回路に対する入出力用
の電極配線なども配置されている。
域8(第1の抵抗素子)は線幅W3を太くし、アイラン
ド4fに形成した拡散領域10(第2の抵抗素子)は線
幅W4を細く形成してある。尚、同一の設計ルールであ
れば抵抗素子を形成するための線幅はあらかじめ任意の
線幅に設定されているのが一般的であり、該設定線幅で
形成した抵抗素子が拡散領域10である。一例として、
線幅W4が4μの設計ルールの時に、線幅W3を8μと
して設計した。誠意幅W3と線幅W4との比は、少なく
とも倍以上とする。
大体一定の幅で線幅が変動する。この変動量を片側でマ
イナス0.5μと仮定すると、拡散領域10では線幅W
4が4μから3μに縮小する。この変化比率は線幅の2
5%にも相当する。これに対して拡散領域8では、同じ
く片側でマイナス0.5μ変動してもその変化比率は1
2.5%にすぎない。線幅の変化は素子の抵抗値と密接
に関係するので、変化比率が少ないことは、線幅のばら
つきに対して抵抗値の変化が小さいことを意味する。
相違しても抵抗値に対する影響の差が小さくなり、抵抗
値の変化量の差は従来のもの(上記設定線幅W4で負荷
抵抗R1、R2を構成した場合)より小さくなる。よっ
て負荷抵抗R1、R2のペア性の悪化を小さくすること
ができるのである。以下に、本願請求項3、4の構成を
説明する。同じく図1を参照して、アイランド4aが図
3(A)に示したLOCOS酸化膜5を併用した素子分
離で分離されているものとする。そして、アイランド4
aに形成した拡散領域8の端とアイランド4aの端との
距離L1(CAD図面上における拡散領域8の端とLO
COS酸化膜5の端との距離)を、アイランド4fに形
成した拡散領域10の端とアイランド4fの端との距離
L2に比較して大きく設計した。この距離L1は、素子
分離端に最も近い拡散領域8の上部で、レジスト膜7の
膜厚(図3(A)のt3)がアイランド4の中心付近の
平坦面で形成されるレジスト膜7の膜厚(図3(A)の
t2)にほぼ一致するような距離まで遠ざける。プロセ
スとしてレジスト膜厚を1.1μとして設計し、LOC
OS酸化膜5が形成する段差の高さが6000Åあった
ときに、拡散領域8との距離L1を15μ以上で設計し
た。ペア性を考慮しないアイランド4fの拡散領域で
は、距離L2を5μで設計した。距離L1と距離L2と
の比は、少なくとも倍以上とする。
レジスト膜7の膜厚に差異が生じないので、露光時の定
在波効果による影響を回避することができる。斯かる設
計によれば、拡散領域8のペア性のばらつきを、プラス
マイナス1%以内にまで維持することが可能になった。
尚、上記実施例はNPNトランジスタを例に説明した
が、PNPトランジスタを用いた差動増幅回路でも同様
である、更に、差動増幅回路のみならず、抵抗値のペア
性が重要視される他の回路、例えば電流ミラー回路の負
荷抵抗やレベルシフト回路の負荷抵抗等にも応用できる
ものである。
負荷抵抗R1、R2の様に、互いの抵抗値のペア性が重
要視される抵抗素子について、他の用途で用いられる抵
抗素子に比べて意図的に線幅を太くしたパターンで構成
したので、線幅のばらつきの差による抵抗値の変化の差
が小さくなり、従来よりペア性の劣化を小さくすること
ができる。
配置したパターン設計とすることにより、ホトレジスト
膜7の定在波効果によるばらつきの発生をも抑制して、
前記ペア性の劣化を更に小さくすることができる。よっ
て、集積回路に組み込まれた回路の特性の劣化を防止す
ることができる利点を有するものである。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 一導電型の拡散領域からなり、ペア性が
要求される第1の抵抗素子と、前記負荷抵抗とは別の用
途で前記ペア性が要求されない第2の抵抗素子とを同一
基板上に集積化した半導体集積回路であって、 前記第1の抵抗素子を構成する拡散領域の線幅を、前記
第2の抵抗素子を構成する拡散領域の線幅より太くした
ことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記ペア性が要求される第1の抵抗素子
が、差動増幅回路を構成する一対のトランジスタに接続
される負荷抵抗であることを特徴とする請求項1記載の
半導体集積回路。 - 【請求項3】 前記アイランドが、表面段差を有する素
子分離によって分離されており、前記第1の抵抗素子を
構成する拡散領域と、前記アイランドを区画する素子分
離との距離が、前記第2の抵抗素子を構成する拡散領域
と前記アイランドを区画する素子分離との距離に比べて
大であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
路。 - 【請求項4】 前記素子分離がLOCOS酸化膜である
ことを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03012698A JP3349423B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03012698A JP3349423B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11233718A true JPH11233718A (ja) | 1999-08-27 |
JP3349423B2 JP3349423B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=12295093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03012698A Expired - Fee Related JP3349423B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3349423B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007318019A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Seiko Instruments Inc | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP03012698A patent/JP3349423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007318019A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Seiko Instruments Inc | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3349423B2 (ja) | 2002-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06216138A (ja) | トランジスタ及びその製造方法 | |
US6662344B2 (en) | Semiconductor device and method for fabricating the same | |
JP3349423B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
CA1097752A (en) | Current mirror circuit | |
US4345166A (en) | Current source having saturation protection | |
US4547743A (en) | Variable resistance gain control integrated circuit | |
US5068702A (en) | Programmable transistor | |
JPH11233717A (ja) | 半導体集積回路 | |
US4513306A (en) | Current ratioing device structure | |
JPH0311107B2 (ja) | ||
GB2150779A (en) | Leakage current compensation method and structure for integrated circuits | |
US4851893A (en) | Programmable active/passive cell structure | |
JP2780553B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPS58186947A (ja) | 半導体装置 | |
JPH027553A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2906503B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH06151786A (ja) | マスタースライス方式集積回路装置 | |
JPS6366947A (ja) | プログラマブルトランジスタ | |
JPS6256666B2 (ja) | ||
JPH0614496Y2 (ja) | 電流ミラ−回路 | |
JPS61150229A (ja) | 集積回路 | |
JPH0442828B2 (ja) | ||
JPH0376585B2 (ja) | ||
JPH0157505B2 (ja) | ||
JPS609165A (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070913 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120913 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120913 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130913 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |