JPH11233126A - 固体高分子型燃料電池 - Google Patents

固体高分子型燃料電池

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JPH11233126A
JPH11233126A JP10031525A JP3152598A JPH11233126A JP H11233126 A JPH11233126 A JP H11233126A JP 10031525 A JP10031525 A JP 10031525A JP 3152598 A JP3152598 A JP 3152598A JP H11233126 A JPH11233126 A JP H11233126A
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秀雄 前田
Kenro Mitsuta
憲朗 光田
Hisatoshi Fukumoto
久敏 福本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、水分の供給と排出とがスムーズ
で、安定した高い特性をだし、発電効率の高い固体高分
子型燃料電池を得る。 【解決手段】 単電池とセパレータ板30とを交互に複
数積層して積層体41を構成している。各セパレータ板
30には、一面側に第1、第2および第3分割ガス流路
31a〜31cからなる酸化剤ガス流路31が形成さ
れ、他面側に同様に3つの分割ガス流路からなる燃料ガ
ス流路が形成されている。酸化剤ガス流路31を構成す
る第1、第2および第3分割ガス流路31a〜31c
は、絶縁板44、45に設けられた共通流路46、47
により直列に接続されている。燃料ガス流路を構成する
分割ガス流路も、同様に直列に接続されている。そし
て、分割ガス流路を流れるガスの流れ方向が重力に対し
て全て順方向となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気化学的な反
応を利用して発電する例えば電気自動車等で使用される
固体高分子型燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、一対の電極が電解質を介し
て対峙されてなり、燃料を一方の電極(アノード)に供
給し、酸化剤を他方の電極(カソード)に供給して、燃
料の酸化を電池内で電気化学的に反応させることにより
化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する装置で
ある。この燃料電池には、電解質によりいくつかの型が
あるが、近年高出力が得られる燃料電池として、電解質
に固体高分子電解質膜を用いた固体高分子型燃料電池が
注目されている。この固体高分子型燃料電池において
は、アノードに燃料としての水素ガスを供給し、カソー
ドに酸化剤としての酸素ガスを供給し、外部回路により
電流を取り出すとき、アノードでは式(1)の反応が生
じ、カソードでは式(2)の反応が生じる。 H2→2H++2e- ・・・式(1) 2H++2e-+1/2O2→H2O ・・・式(2)
【0003】このとき、アノード上で水素がプロトンと
なり、水を伴って固体高分子電解質膜中をカソードまで
移動し、カソードで酸素と反応して水を生じる。従っ
て、このような固体高分子型燃料電池の運転には、反応
ガスの供給と排出、電流の取り出しが必要となる。特
に、固体高分子型燃料電池では、固体高分子電解質膜が
水の含有量にほぼ比例してイオン伝導性を発揮し、その
水の含有量が気相中の相対湿度に比例するので、供給ガ
スを十分に加湿する必要がある。一方、運転温度が水の
沸点以下であることから、カソードで発生した水は、液
滴となり電極へのガスの拡散を阻害する恐れがあるの
で、カソードでは、加湿とともに、水の排出も必要とな
る。
【0004】そこで、上述したような固体高分子型燃料
電池に必要な条件を満たすために、数々の工夫が試みら
れていた。まず、水の供給方法としては、特開平6−3
38338号公報(従来例1)に記載されているよう
に、ガスの流路に隣接して水の流路を設け、水の流路か
ら直接水を供給する方法が提案されている。図10は従
来例1の固体高分子型燃料電池におけるガス流路を示す
断面図である。図10において、カソード3とアノード
4とがプロトン導電性に固体高分子電解質膜からなる電
解質体5を介して対峙するように配設されて単電池10
が構成されている。そして、水が通るように多孔質カー
ボン材料からなるガスセパレータ板1、2が単電池10
を介して対峙するように配設されている。ガスセパレー
タ板1には、カソード3に酸化剤ガスである例えば酸素
ガスを供給する酸化剤ガス流路11が溝状に形成されて
いる。また、ガスセパレータ板2には、アノード4に燃
料ガスである例えば水素ガスを供給する燃料ガス流路1
2が溝状に形成されている。さらに、それぞれ水流路1
3、14を有するセパレータ板6、7がガスセパレータ
板1、2の外側に配設されている。
【0005】ここで、従来例1の固体高分子型燃料電池
の動作について説明する。酸素ガスが酸化剤ガス流路1
1に供給され、水素ガスが燃料ガス流路12に供給され
る。このとき、カソード3とアノード4とを電気的に外
部で接続すると、カソード3側では式(1)の反応が生
じ、アノード4側では式(2)の反応が生じる。この反
応が成立するためには、電解質体5に水分が含まれてい
ることが必要であるが、水流路13、14を流れる水が
ガスセパレータ板1、2中を浸透してカソード3および
アノード4を経て電解質体5に到達することで、電解質
体5の湿潤維持を図っている。
【0006】他の水の供給方法としては、特開平3−1
82052号公報(従来例2)に記載されている水の供
給方法がある。この従来例2の固体高分子型燃料電池で
は、図11に示されるように、疎水性のガス拡散層8を
アノード4とガスセパレータ板2との間に介挿し、この
ガス拡散層8に拡散層を貫通する親水性部分9を複数分
散配置し、それぞれの親水性部分9に直接水が接するよ
うにガスセパレータ板2の一部に連通路15を点在させ
ている。そして、水流路14を流れる水が連通路15、
親水性部分9およびアノード4を通って電解質体5に到
達することで、電解質体5の湿潤維持を図っている。さ
らに他の水の供給方法としては、特開平7−14597
号公報(従来例3)に記載されているように、ガス中に
計量した水の微滴を噴射する水の供給方法が提案されて
いる。
【0007】一方、カソード3での水の排出方法に関し
ては、特開平3−205763号公報(従来例4)に記
載されているように、ガス流路形状を工夫して水を排出
しようとする試みが提案されている。図12は従来例4
の固体高分子型燃料電池におけるガスセパレータ板を示
す上面図である。図12において、ガスセパレータ板1
の主表面20のカソード3を支持する電極支持部分21
には、酸化剤ガス流路11が蛇腹状に形成されている。
そして、流体を供給する流体供給口22がガスセパレー
タ板1の電極支持部分21を外れた位置に形成され、流
体を排出する流体排出口25がガスセパレータ板1の電
極支持部分21を外れた位置に形成されている。さら
に、流体入口23が流体供給口22と酸化剤ガス流路1
1の一端とを連通するようにガスセパレータ板1の主表
面20に形成され、流体出口24が流体排出口25と酸
化剤ガス流路11の他端とを連通するようにガスセパレ
ータ板1の主表面20に形成されている。そして、酸化
剤ガス流路11を蛇腹状に形成することによりガスセパ
レータ板1の縦横寸法より長くし、ガス流速を増加させ
て境膜を薄くすることにより、反応に必要なガスの拡散
を促進するとともに、カソード3で発生した水を効率よ
く排出させている。なお、ガスセパレータ板2も同様に
構成されている。
【0008】ここで、従来例4の固体高分子型燃料電池
の動作について説明する。ガスセパレータ板1の流体供
給口22から供給された酸素ガスは、流体入口23を通
って酸化剤ガス流路11に導かれ、カソード3に供給さ
れる。一方、水を含んだ水素ガスは、酸素ガスと同様
に、燃料ガス流路12に導かれ、アノード4に供給され
る。カソード3とアノード4とが電気的に外部で接続さ
れているので、カソード3側では式(2)の反応が生
じ、酸化剤ガス流路11を通って未反応ガスが流体出口
24より流体排出口25に排出される。このとき、未反
応ガスの流速が速いため、液体の水も同時に排出され
る。
【0009】また、特開平8−138692号公報(従
来例5)に記載されているように、ガスの流路表面を親
水性にし、さらに流路方向を鉛直下方に傾斜させて、重
力を利用して水を排出させる水の排出方法が提案されて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1、2
の場合においては、水を供給するために余分な動力を消
費するという課題や、積層体の積層数に応じて余分な流
体配管を設置する必要があり、装置の小型・軽量化が図
られないとともに最適な水分量の調整が困難となるとい
う課題もあった。さらに、燃料ガスに水を与えると、ア
ノード4からカソード3へ移動する水の量が増加するの
で、カソード3での水の排出はさらに困難となるという
課題もあった。また、従来例3の場合では、水分量を軽
量することで総量としては最適な水分を付与することが
できるが、セル内のガス流路の上流に多量の水分を与え
るためにガスの流通が不十分になったり、逆に下流側で
は水が不足して抵抗が上昇して特性が低下するという課
題があった。また、従来例4の場合では、ガス流路を蛇
腹状とすることで特性は高くなるが、複雑なか加工を必
要とし、コストが高くなるという課題があった。また、
従来例5の場合では、ガス流路の端部での水切れが悪く
なり、一定以上のガス流速をつけなければ水が溜まって
しまうが、電池平面を単純に横切る複数の並行流路とな
るため、ガスの流速が落ちて端部の水の量によって流路
間の流量分布に偏りが生じる恐れがあるという課題があ
った。
【0011】さらに、燃料として取り扱いの容易な液体
燃料を用いる場合、例えばメタノールを用いる場合で
は、改質器で水と反応させて式(3)の反応により水素
を発生させ、水素を製造しながら発電することがある。
その場合、式(4)に示されるシフト反応により一酸化
炭素が副生成物として発生する。この発生した一酸化炭
素は固体高分子型燃料電池の電極に被毒を起こさせ、特
性の低下をもたらすので、選択酸化等の処理により数1
0ppmレベルの濃度に低減してから固体高分子型燃料
電池に供給している。 CH3OH+H2O→3H2+CO2 ・・・式(3) H2+CO2⇔H2O+CO ・・・式(4) しかし、固体高分子型燃料電池内では、反応の進行に伴
って水素が消費されるので、ガス流路の下流では、一酸
化炭素濃度が増大して被毒が進行し、電流が上流側に偏
り、全体としての特性が低下する。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、小型軽量で多量生産が可能な高
電圧・高出力の固体高分子型燃料電池を得ることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る固体高分
子型燃料電池は、ガス拡散性で電子伝導性を有する電極
を固体高分子電解質膜の両面に配した単電池と、一面に
酸化剤ガス流路が設けられ、他面に燃料ガス流路が設け
られたガス流路板とを交互に複数積層してなる積層体を
備えた固体高分子型燃料電池において、上記酸化剤ガス
流路および上記燃料ガス流路の少なくとも一方のガス流
路が複数の分割ガス流路に分割され、該ガス流路を構成
する上記複数の分割ガス流路が上記ガス流路板それぞれ
の1つの分割ガス流路のガス排出口と他の分割ガス流路
のガス供給口とを連通する単電池外の共通流路により直
列に接続され、かつ、上記酸化剤ガス流路および上記燃
料ガス流路の上記単電池内のガス流路部を流れるガスの
流れ方向がともに重力に対して全て順方向となるように
構成されているものである。
【0014】また、ガスの湿度を調整する湿度調整手段
が上記共通流路に設けられているものである。
【0015】また、上記湿度調整手段は、酸化剤ガスと
燃料ガスとの間で水分の受け渡しを行わせて、酸化剤ガ
スおよび燃料ガスの湿度を調整するものである。
【0016】また、CO除去手段が上記共通流路に設け
られ、燃料ガス中のCO濃度を低減できるように構成さ
れているものである。
【0017】また、上記CO除去手段は、ガス拡散性で
電子伝導性を有する電極を水分透過性の固体高分子電解
質膜の両面に配し、開閉器により両電極間を周期的に短
絡させるようにした電気化学デバイスと、該電気化学デ
バイスの両電極部にそれぞれガスを供給するガス流路と
を備え、上記電気化学デバイスの一方の電極部に上記酸
化剤ガス流路から排出された酸化剤ガスを流し、他方の
電極部に燃料ガスを流して酸化剤ガスと燃料ガスとの間
で水分の受け渡しを行わせると同時に、上記開閉器によ
り上記電気化学デバイスの両電極間を周期的にパルス状
に短絡させて燃料ガス中のCOを選択的に酸化除去させ
るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る固
体高分子型燃料電池に適用されるセパレータ板を示す平
面図である。図1において、酸化剤ガス流路31が、ガ
ス流路板としての硬質なカーボン製のセパレータ板30
の一方の表面のカソード3と接触する領域(ガス流路
部)に、第1、第2および第3分割ガス流路31a、3
1b、31cに3分割されて設けられている。第1分割
ガス流路31aは、例えば幅28mm、長さ170mm
の領域の中に、幅1.2mm、深さ1mmの溝が20本
等間隔に形成されて構成されている。この流路は全て直
線で構成している。第2および第3分割ガス流路31
b、31cも同様に構成されている。そして、このセパ
レータ板30を単電池と重ねあわせることにより、第
1、第2および第3分割ガス流路31a、31b、31
cの3つの分割ガス流路を合わせて、150mm角の酸
化剤ガス流路31を構成している。空気供給口33a、
33b、33cが、互いに分離されて第1、第2および
第3分割ガス流路31a、31b、31cの一端にそれ
ぞれ連結するようにセパレータ板30に穿設されてい
る。また、空気排出口34a、34b、34cが、互い
に分離されて第1、第2および第3分割ガス流路31
a、31b、31cの他端にそれぞれ連結するようにセ
パレータ板30に穿設されている。燃料供給口37a、
37b、37cが、互いに分離されてセパレータ板30
の第1分割ガス流路31a側の1辺の縁部に穿設されて
いる。また、燃料供給口38a、38b、38cが、互
いに分離されてセパレータ板30の第3分割ガス流路3
1c側の1辺の縁部に穿設されている。
【0019】燃料ガス流路32が、セパレータ板30の
他方の表面のアノード4と接触する領域(ガス流路部)
に、酸化剤ガス流路31と直交するように、かつ、第
1、第2および第3分割ガス流路32a、32b、32
cに3分割されて設けられている。そして、第1、第2
および第3分割ガス流路32a、32b、32cの一端
がそれぞれ燃料供給口37a、37b、37cに連結さ
れ、他端がそれぞれ燃料排出口38a、38b、38c
に連結されている。そして、第1分割ガス流路32a
は、例えば幅28mm、長さ170mmの領域の中に、
幅1.2mm、深さ1mmの溝が20本等間隔に形成さ
れて構成されている。この流路は全て直線で構成してい
る。第2および第3分割ガス流路32b、32cも同様
に構成されている。そして、このセパレータ板30を単
電池と重ねあわせることにより、第1、第2および第3
分割ガス流路32a、32b、32cの3つの分割ガス
流路を合わせて、150mm角の燃料ガス流路32を構
成している。また、冷却水供給口39が、空気排出口3
4a、34b、34cが設けられた辺と燃料排出口38
a、38b、38cが設けられた辺との角部に穿設さ
れ、冷却水排出口40が、空気供給口33a、33b、
33cが設けられた辺と燃料供給口37a、37b、3
7cが設けられた辺との角部に穿設されている。そし
て、このセパレータ板30は、冷却水排出口40が上
に、冷却水供給口39が下にくるように配置され、酸化
剤ガス流路31は水平面に対して45度の傾斜をもつ。
このとき、燃料ガス流路32は酸化剤ガス流路31と直
交し、同様に水平面に対して45度の傾斜をもつ。
【0020】図2および図3はこの実施の形態1に係る
固体高分子型燃料電池における空気の流れを模式的に示
す図であり、図2では、複数の単電池10、セパレータ
30、冷却板や集電板等の記載を省略し、1枚のセパレ
ータ板30に集約して記載している。ポリカーボネート
製の絶縁板44のセパレータ板30に接する面には、セ
パレータ板30の空気排出口34bと空気供給口33c
とを直線的に連通する単電池外の共通流路47が設けら
れている。また、絶縁板44のセパレータ板30に接し
ない面には、絶縁板44に穿設された貫通孔を介してセ
パレータ板30の燃料排出口38bと燃料供給口37c
とを直線的に連通する単電池外の共通流路49が設けら
れている。さらに、絶縁板44には、セパレータ板30
の空気供給口33a、燃料供給口37a、冷却水供給口
39および冷却水排出口40と対向する位置に貫通孔4
4a、44b、44c、44dが穿設されている。一
方、ポリカーボネート製の絶縁板45のセパレータ板3
0に接する面には、セパレータ板30の空気排出口34
aと空気供給口33bとを直線的に連通する単電池外の
共通流路46が設けられている。また、絶縁板45のセ
パレータ板30に接しない面には、絶縁板45に穿設さ
れた貫通孔を介してセパレータ板30の燃料排出口38
aと燃料供給口37bとを直線的に連通する単電池外の
共通流路48が設けられている。さらに、絶縁板45に
は、セパレータ板30の空気排出口34c、燃料排出口
38c、冷却水供給口39および冷却水排出口40と対
向する位置に貫通孔45a、45b、45c、45dが
穿設されている。チタン製の押え板42には、セパレー
タ板30の空気供給口33a、燃料供給口37a、冷却
水供給口39および冷却水排出口40と対向する位置に
貫通孔42a、42b、42c、42dが穿設されてい
る。また、チタン製の押え板43には、セパレータ板3
0の空気排出口34c、燃料排出口38c、冷却水供給
口39および冷却水排出口40と対向する位置に貫通孔
43a、43b、43c、43dが穿設されている。
【0021】この実施の形態1に係る固体高分子型燃料
電池の積層体41は、カソード3とアノード4とがプロ
トン導電性の固体高分子電解質膜5を介して対峙するよ
うに配設されて構成された単電池10とセパレータ板3
0とを交互に複数重ね合わせて積層し、電流取り出し用
の集電板(図示せず)を介して絶縁板44、45をその
両端に配し、さらに押え板42、43を絶縁板44、4
5の外側に配した後、押え板42、43間を締着一体化
して構成されている。そして、この積層体41は、20
枚の単電池10がセパレータ板30を介して積層されて
構成され、単電池10およびセパレータ板30の積層方
向を水平として、冷却水排出口40が上に、冷却水供給
口39が下にくるように配置されている。なお、一端に
配されるセパレータ板30の絶縁板44と接する面は、
燃料ガス流路32が設けられず、平坦面に形成され、他
端に配されるセパレータ板30の絶縁板45と接する面
は、燃料ガス流路32は設けられず、平坦面に形成され
ている。また、図示していないが冷却板も適当な間隔で
介装されている。
【0022】このように構成された積層体41において
は、第1分割ガス流路31a、32aの排出側と第2分
割ガス流路31b、32bの供給側とが単電池外の共通
流路46、48で連通され、第2分割ガス流路31b、
32bの排出側と第3分割ガス流路31c、32cの供
給側とが単電池外の共通流路47、49で連通され、第
1、第2および第3分割ガス流路31a〜31c、32
a〜32cがそれぞれ直列に接続されて酸化剤ガスとし
ての空気と燃料ガスとしての水素のガス流路を構成して
いる。そして、積層体41の積層方法が水平となり、か
つ、酸化剤ガス流路31の第1、第2および第3分割ガ
ス流路31a〜31cと燃料ガス流路32の第1、第2
および第3分割ガス流路32a〜32cとを流れるガス
の流れ方向が重力方向に対して全て45度の角度を有し
て互いに直交するように構成されている。
【0023】つぎに、動作について説明する。酸化剤ガ
スとしての空気は、加湿されて押え板42および絶縁板
44の貫通孔42a、44aを介して積層体41に供給
される。そして、空気は、各セパレータ板30の空気供
給口33aに導かれ、各第1分割ガス流路31aを通っ
て空気排出口34aに至る。各セパレータ板30の空気
排出口34aに到達した空気は、絶縁板45に設けられ
た単電池外の共通流路46を通って各セパレータ板30
の空気供給口33bに導かれ、各第2分割ガス流路31
bを通って空気排出口34bに至る。そして、各セパレ
ータ板30の空気排出口34bに到達した空気は、絶縁
板44に設けられた単電池外の共通通路47を通って各
セパレータ板30の空気供給口33cに導かれ、各第3
分割ガス流路31cを通って空気排出口34cに至る。
その後、各セパレータ板30の空気排出口34cに到達
した空気は、絶縁板45および押え板43の貫通孔45
a、43aを介して積層体41から排出される。一方、
燃料ガスとしての水素は、加湿されて押え板42および
絶縁板44の貫通孔42b、44bを介して積層体41
に供給される。そして、水素は、各セパレータ板30の
水素供給口37aに導かれ、各第1分割ガス流路32a
を通って水素排出口38aに至る。各セパレータ板30
の水素排出口38aに到達した水素は、絶縁板45に設
けられた単電池外の共通流路48を通って各セパレータ
板30の水素供給口37bに導かれ、各第2分割ガス流
路32bを通って水素排出口38bに至る。そして、各
セパレータ板30の水素排出口38bに到達した水素
は、絶縁板44に設けられた単電池外の共通通路49を
通って各セパレータ板30の水素供給口37cに導か
れ、各第3分割ガス流路32cを通って水素排出口38
cに至る。その後、各セパレータ板30の水素排出口3
8cに到達した水素は、絶縁板45および押え板43の
貫通孔45b、43bを介して積層体41から排出され
る。また、冷却水は、押え板42および絶縁板44の貫
通孔42c、44cを介して各セパレータ板30の冷却
水供給口39に供給され、各冷却板内を流通して単電池
10を冷却した後、各セパレータ板30の冷却水排出口
40から絶縁板45および押え板43の貫通孔45d、
43dを介して積層体41外に排出されるようになって
いる。
【0024】ここで、積層体41に空気を100l/m
in、水素を26l/min供給して集電板(図示せ
ず)から110Aの電流を取り出すと、スタックは約1
3Vの出力電圧を示した。そして、式(1)、(2)の
燃料電池反応により単電池10当たり0.6g/min
の水が発生し、そのほとんどがカソード側、即ち酸化剤
ガス流路31に水滴となって出てくる。このとき、単電
池10の電極と接触するガス流路部分、即ち酸化剤ガス
流路31の第1、第2および第3分割ガス流路31a、
31b、31cと燃料ガス流路32の第1、第2および
第3分割ガス流路32a、32b、32cでは、空気の
流速は約3.7m/s、水素の流速は1.2m/sとな
り、45度の傾斜により重力とあいまって水滴は単電池
外に排出され、13Vの出力電圧を一定に保持すること
ができた。即ち、各第1分割ガス流路32aに出てきた
水滴は、空気排出口34a内を流れて共通流路46に導
かれる。このとき、共通流路46では、流れ方向が水平
に対し約30度で重力に対して逆方向となるので、水は
共通流路46の入り口部分に溜まる。同様に、各第2分
割ガス流路32bに出てきた水滴は、空気排出口34b
内を流れて共通流路47に導かれ、共通流路47の入り
口部分に溜まる。そこで、例えば共通流路46、47の
入り口部分と外部とを連通するように絶縁板44、45
および押え板42、43に排出口を設け、該排出口を栓
で塞口するようにし、該栓を適宜外して、溜まった水を
間欠的に排出することにより、流路の流通性を維持する
ことができる。なお、各第3分割ガス流路32cに出て
きた水滴や空気の流れによって共通流路46、47を介
して第3分割ガス流路32cに流入してきた水滴は、第
3分割ガス流路32cの傾斜および空気の流れによって
貫通孔45a、43aを通って積層体41の外部に排出
される。
【0025】このように、この実施の形態1によれば、
酸化剤ガス流路31および燃料ガス流路32を構成する
第1、第2および第3分割ガス流路31a〜31c、3
2a〜32cが、単電池外の共通流路46、47、4
8、49により、それぞれ直列に接続されて空気と水素
のガス流路を構成している。そして、酸化剤ガス流路3
1の第1、第2および第3分割ガス流路31a〜31c
と燃料ガス流路32の第1、第2および第3分割ガス流
路32a〜32cとを流れるガス流れ方向が重力方向に
対して全て45度の角度を有して互いに直交するように
なっている。そこで、上述のガス流路構造を採用するこ
とより、ガス流路に生じた水滴が重力の力とガス流速と
により迅速に電池外に排出され、効率の高い発電ができ
る。そして、特別な水滴の排出機構を設ける必要がない
ので、装置の小型・軽量化が図られる。また、上述のガ
ス流路構造を採用することにより、ガス流路の流通性が
維持されてガス流路間の流量分布が一様となるので、安
定した特性を保持することができる。
【0026】この実施の形態1では、硬質なカーボン材
を切削加工してセパレート板30を作製しているが、こ
のセパレート板30は流路が単純な直線のみで構成され
ているので、膨張黒鉛をプレス成形したり、金属材料を
プレス成形したり、あるいは連続プレスにより直線流路
をもった板を貼り合わせて作製でき、低コスト化が図ら
れる。なお、ガス、水の供排出口を形成するセパレータ
板30の辺縁部分は、バイトン等のエラストマーで構成
することもできる。また、ポリカーボネート製の絶縁板
44、45も切削加工や一般的なプレス成形により作製
でき、低コスト化が図られる。
【0027】なお、上記実施の形態1では、燃料ガスと
して水素を用いるものとしているが、燃料ガスに不純物
である二酸化炭素を水素の3分の1添加した場合でも、
燃料ガスの流通が各流路で一様に分布しており、安定し
た特性を保持することができた。また、上記実施の形態
1による積層体41を酸化剤ガス流路31を流れる空気
の流れ方向が水平となるように配置したところ、水滴の
一部が単電池10内の残留し、特性が不安定となり、3
0分後にはスタック電圧が約11Vに低下する結果が得
られた。そこで、上記実施の形態1では、積層体41が
その積層方向を水平として配置するものとしているが、
積層体41は必ずしも積層方向を水平として配置する必
要はなく、酸化剤ガス流路31および燃料ガス流路32
を流れるガスの流れ方向が重力に対して傾斜していれ
ば、積層体41は積層方向を水平に対して傾斜させるよ
うに配置してもよい。
【0028】また、上記実施の形態1では、酸化剤ガス
流路31および燃料ガス流路32の両流路を分割構成
し、かつ、酸化剤ガス側および燃料ガス側の分割ガス流
路をそれぞれ直列に接続するものとしているが、絶縁板
および押え板の共通流路形状を変更し、酸化剤ガス側お
よび燃料ガス側の一方の分割ガス流路を直列に接続し、
他方の分割ガス流路にはガスを並列に流すようにした場
合でも、出力電圧の低下が極めて少なく抑えられる結果
が得られた。さらに、絶縁板および押え板の共通流路形
状を変更し、酸化剤ガス側および燃料ガス側の分割ガス
流路に、空気と水素とをそれぞれ並列に流すようにした
ところ、水素の流速は約0.3m/sと低下し、24時
間後には12Vの特性が低下した。さらに、燃料ガス側
に二酸化炭素を水素の3分の1添加したところ、10分
でマイナスの電圧を示す電池が続出し、7Vにまで特性
が低下した。
【0029】実施の形態2.この実施の形態2では、上
記実施の形態1の構成に加えて、燃料ガスおよび酸化剤
ガス用の加湿部を積層体41内部に設け、水供給手段を
有する多孔質の加湿層を共通流路48、49に設け、さ
らに脱水層を共通流路46、47に設けるものとしてい
る。なお、加湿層および脱水層は湿度調整手段を構成し
ている。ここで、図4はこの実施の形態2による積層体
41における燃料ガスおよび酸化剤ガスの流れを示して
いる。なお、図4には、説明を分かりやすくするため
に、燃料ガスおよび酸化剤ガスの流れを本来セパレート
板30の表裏にあるガス流路を分けて示している。
【0030】つぎに、この実施の形態2の動作について
説明する。この固体高分子型燃料電池の運転温度は70
℃としている。まず、燃料ガスとしての水素は、加湿部
で加湿温度(露点)65℃に加湿され、第1分割ガス流
路32aに供給され、露点が55℃に低下して第1分割
ガス流路32aから排出される。第1分割ガス流路32
aから排出された水素は、共通流路48で加湿層を通過
することにより加湿され、露点65℃に調整されて第2
分割ガス流路32bに供給される。そして、水素は、第
2分割ガス流路32bを流通することにより、露点が5
5℃に低下して第2分割ガス流路32bから排出され
る。第2分割ガス流路32bから排出された水素は、共
通流路49で加湿層を通過することにより加湿され、露
点65℃に調整されて第3分割ガス流路32cに供給さ
れる。一方、酸化剤ガスとしての空気は、加湿部で加湿
温度(露点)60℃に加湿され、第1分割ガス流路31
aに供給され、液滴分をガス換算すると露点が75℃に
増大して第1分割ガス流路31aから排出される。露点
の上がった空気は、共通流路46で脱水層を通過するこ
とにより脱水され、露点60℃に調整されて第2分割ガ
ス流路31bに供給される。そして、空気は、第2分割
ガス流路31bを流通することにより、露点が75℃に
増大して第2分割ガス流路31bから排出される。第2
分割ガス流路31bから排出された空気は、共通流路4
7で脱水層を通過することにより脱水され、露点75℃
に調整されて第3分割ガス流路31cに供給される。
【0031】この実施の形態2による固体高分子型燃料
電池を、上記実施の形態1と同じガス供給量で同じ電流
値で運転したところ、スタック電圧が13.5Vに向上
し、さらに酸化剤ガス流路31内での水分量が減ったの
で500時間の運転を行っても特性の低下がなかった。
このように、この実施の形態2によれば、ガス流路の上
流から下流にかけての湿度の分布が一様となり、特性が
向上され、効率の高い発電ができる。
【0032】実施の形態3.この実施の形態3では、上
記実施の形態1の構成に加えて、図5に示されるよう
に、酸化剤ガス用の加湿部を積層体41内部に設け、第
1分割ガス流路31aの空気排出側と第1分割ガス流路
32aの水素供給側との間に第1水交換部50aを設
け、第2分割ガス流路31bの空気排出側と第2分割ガ
ス流路32bの水素供給側との間に第2水交換部50b
を設け、第3分割ガス流路31cの空気排出側と第3分
割ガス流路32cの水素供給側との間に第3水交換部5
0cを設けるものとしている。これらの第1、第2およ
び第3水交換部50a、50b、50cは湿度調整手段
を構成している。なお、図5においても、この実施の形
態3による積層体41における燃料ガスおよび酸化剤ガ
スの流れを本来セパレート板30の表裏にあるガス流路
を分けて示している。ここで、第1、第2および第3水
交換部50a、50b、50cは、空気と水素との間で
水分の受け渡しを行うものである。第2水交換部50b
を例にとれば、図6に示されるように、水を透過させガ
スを透過させない機能膜51を挟んで共通流路47と共
通流路48とを形成して構成され、空気および水素を共
通流路47、48に対向流れ的に流し、空気中に含まれ
る水分を機能膜51を介して水素側に移動させ、空気の
脱水と水素の加湿を行わせるものである。なお、第1お
よび第3水交換部50a、50cも同様に構成される。
【0033】つぎに、この実施の形態3の動作について
説明する。この固体高分子型燃料電池の運転温度は70
℃としている。まず、酸化剤ガスとしての空気は、加湿
部で加湿温度(露点)60℃に加湿され、第1分割ガス
流路31aに供給され、露点が75℃に増大して第1分
割ガス流路31aから排出されて第1水交換部50aに
供給される。この第1水交換部50aに乾燥した燃料ガ
スとしての水素が供給されると、空気中の余分な水分が
機能膜51を介して水素側に移動し、空気は脱水され、
水素は加湿される。つまり、図7に示されるように、空
気は、第1水交換部50aを流通しつつ露点が低下し、
露点60℃となって第1水交換部50aから排出され、
一方水素は、第1水交換部50aを流通しつつ露点が上
昇し、露点65℃となって第1水交換部50aから排出
される。同様に、第1水交換部50aで露点65℃に調
整された水素は、第1分割ガス流路32aに供給され、
露点が55℃に低下して第1分割ガス流路32aから第
2水交換部50bに供給される。そして、水素は、第2
水交換部50bで第2分割ガス流路31bから排出され
た空気との間で水分の受け渡しが行われ、露点65℃に
調整された後第2分割ガス流路32bに供給される。さ
らに、第2分割ガス流路32bに供給された水素は、露
点が55℃に低下して第2分割ガス流路32bから第3
水交換部50cに供給される。そして、水素は、第3水
交換部50cで第3分割ガス流路31cから供給された
空気との間で水分の受け渡しが行われ、露点65℃に調
整された後第3分割ガス流路32cに供給される。一
方、第1水交換部50aで露点60℃に調整された空気
は、第2分割ガス流路31bに供給され、露点が75℃
に増大して第2分割ガス流路31bから第2水交換部5
0bに供給される。そこで空気は、第2水交換部50b
で第1分割ガス流路32aから排出された水素との間で
水分の受け渡しが行われ、露点60℃に調整された後、
第3分割ガス流路31cに供給される。さらに、第3分
割ガス流路31cに供給された空気は、露点が75℃に
増大して第3分割ガス流路31cから第3水交換部50
cに供給される。そして、空気は、第3水交換部50c
で第2分割ガス流路32bから供給された水素との間で
水分の受け渡しが行われ、露点60℃に調整されて積層
体41外に排出される。
【0034】この実施の形態3による固体高分子型燃料
電池を、上記実施の形態1と同じガス供給量で同じ電流
値で運転したところ、各分割区間での電流分布が一様と
なり、スタック電圧が13.5Vに向上し、さらに酸化
剤ガス流路31内での水分量が減ったので500時間の
運転を行っても特性の低下がなかった。その上、加湿の
ための動力を低減することができたので、5%も効率を
向上させることができた。
【0035】なお、第1、第2および第3水交換部50
a、50b、50cにおいて、空気は露点が60℃に、
水素は露点が65℃に湿度調整されるが、余分な水滴は
水交換部の空気側の流路内に残る。この場合、例えば、
空気側の流路の重力方向の最下部に水溜めを設け、この
水溜めに溜まった水を間欠的に水抜きすることで、流路
の閉塞を防止できる。
【0036】実施の形態4.この実施の形態4では、第
1、第2および第3水交換部50a、50b、50cに
代えて、第1、第2および第3水交換CO除去器60
a、60b、60cを用いる点を除いて、上記実施の形
態3と同様に構成されている。即ち、図8に示されるよ
うに、酸化剤ガス用の加湿部を積層体41内部に設け、
第1分割ガス流路31aの空気排出側と第1分割ガス流
路32aの水素供給側との間に第1水交換CO除去器6
0aを設け、第2分割ガス流路31bの空気排出側と第
2分割ガス流路32bの水素供給側との間に第2水交換
CO除去器60bを設け、第3分割ガス流路31cの空
気排出側と第3分割ガス流路32cの水素供給側との間
に第3水交換CO除去器60cを設けている。これらの
第1、第2および第3水交換CO除去器50a、50
b、50cはCO除去手段を構成している。なお、図8
においても、この実施の形態4による積層体41におけ
る燃料ガスおよび酸化剤ガスの流れを本来セパレート板
30の表裏にあるガス流路を分けて示している。ここ
で、第1、第2および第3水交換CO除去器60a、6
0b、60cは、水素中に含まれるCOを除去するとと
もに、空気と水素との間で水分の受け渡しを行うもので
ある。第2水交換CO除去器60bを例にとれば、図9
に示されるように、白金担持触媒からなる電極62とP
tRu合金担持触媒からなる電極63とが固体高分子電
解質膜であるナフィオン115(デュポン社の登録商
標)等のイオン交換膜61の両面に形成され、開閉器と
してのトランジスタスイッチ64が両電極間を短絡でき
るように接続されてなる電気化学デバイスを有し、この
電気化学デバイスを挟んで共通流路47と共通流路48
とを形成して構成されている。なお、第1および第3水
交換CO除去器60a、60cも同様に構成される。
【0037】つぎに、この実施の形態4の動作を説明す
る。この固体高分子型燃料電池の運転温度は80℃とし
ている。まず、酸化剤ガスとしての空気は、加湿部で加
湿温度(露点)70℃に加湿され、第1分割ガス流路3
1aに供給され、露点が82℃に増大して第1分割ガス
流路31aから排出されて第1水交換CO除去器60a
に供給される。この第1水交換CO除去器60aに燃料
ガスとしてのメタノールを改質した改質ガス(水素65
%、二酸化炭素22%、窒素17%、一酸化炭素100
ppm、露点55℃)が供給されると、空気中の余分な
水分がイオン交換膜61を介して燃料ガス側に移動し、
空気は露点70℃に減少され、燃料ガスは露点75℃に
増加される。このとき、トランジスタスイッチ64を
0.5秒周期で2ms間短絡すると、電極62上では式
(2)に示すカソード反応が生じ、電極63上では吸着
したCOが燃料ガス中の水素により優先して式(5)に
示す反応により酸化されて除去される。 H2O+CO→2H++CO2 ・・・式(5) これにより、燃料ガスの組成は、CO濃度が30ppm
に低減されて単電池10の第1分割ガス流路32aに供
給される。そして、第1分割ガス流路32aから排出さ
れた燃料ガスは、水素が消費されて、組成が(水素52
%、二酸化炭素28%、窒素20%、一酸化炭素80p
pm、露点55℃)と変化し、第2水交換CO除去器6
0bに供給される。第2水交換CO除去器60bに供給
された燃料ガスは、そこで第2分割ガス流路31bから
排出された空気と水分の受け渡しを行って露点が75℃
に増加され、さらにCOが除去されてCO濃度が30p
pmに低減され、第2分割ガス流路32bに供給され
る。ついで、第2分割ガス流路32bから排出された燃
料ガスは、水素が消費されて、二酸化炭素および一酸化
炭素が増加され、露点が55℃となって、第3水交換C
O除去器60cに供給される。第3水交換CO除去器6
0cに供給された燃料ガスは、そこで第3分割ガス流路
31cから排出された空気と水分の受け渡しを行って露
点が75℃に増加され、さらにCOが除去されてCO濃
度が30ppmに低減され、第3分割ガス流路32cに
供給される。一方、空気は、第1、第2および第3分割
ガス流路31a、31b、31cで露点が82に増加さ
れ、第1、第2および第3水交換CO除去器60a、6
0b、60cで燃料ガスとの間で水の受け渡しを行って
露点が70℃に低減されて流通する。
【0038】この実施の形態4による固体高分子型燃料
電池を、上記実施の形態1と同じガス供給量で同じ電流
値で運転したところ、COを含有する燃料ガスを用いた
にも拘わらず、スタック電圧は12.5Vを示した。な
お、トランジスタスイッチ64によりパルス状の短絡を
行わなかった場合は、第1、第2および第3分割ガス流
路32a、32b、32cの入り口におけるCO濃度
は、それぞれ100ppm、130ppm、160pp
mと増大し、スタック電圧は11Vと燃料ガスとして水
素を供給した場合に比べて大きく低下する結果が得られ
た。
【0039】なお、この実施の形態4では、水分の受け
渡しと同時に電気化学デバイスの電極間のパルス状の短
絡によるCOの酸化により燃料ガス中のCO除去を行わ
せるものとしているが、水分の受け渡しを伴わない場合
でもよく、またCOの除去に燃料ガスに微量の酸素を吹
き込む方法を採用することも可能である。
【0040】なお、上記各実施の形態では、酸化剤ガス
流路31および燃料ガス流路32がそれぞれ3つの分割
ガス流路で構成され、互いに直交するものとしている
が、分割ガス流路が直列に接続され、かつ、ガス流路を
流れるガスの流れが重力に対して全て順方向であれば、
ガス流路の分割数や酸化剤ガス流路と燃料ガス流路との
関係は上記各実施の形態の構成に限定されるものではな
い。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】この発明によれば、ガス拡散性で電子伝導
性を有する電極を固体高分子電解質膜の両面に配した単
電池と、一面に酸化剤ガス流路が設けられ、他面に燃料
ガス流路が設けられたガス流路板とを交互に複数積層し
てなる積層体を備えた固体高分子型燃料電池において、
上記酸化剤ガス流路および上記燃料ガス流路の少なくと
も一方のガス流路が複数の分割ガス流路に分割され、該
ガス流路を構成する上記複数の分割ガス流路が上記ガス
流路板それぞれの1つの分割ガス流路のガス排出口と他
の分割ガス流路のガス供給口とを連通する単電池外の共
通流路により直列に接続され、かつ、上記酸化剤ガス流
路および上記燃料ガス流路の上記単電池内のガス流路部
を流れるガスの流れ方向がともに重力に対して全て順方
向となるように構成されているので、排水用の特別な流
体配管を設けることなく、ガス流路に生じた水滴が重力
の力とガス流速とにより迅速に電池外に排出され、効率
の高い発電が可能となり、小型軽量で、大量生産が可能
な高電圧・高出力の固体高分子型燃料電池が得られる。
【0043】また、ガスの湿度を調整する湿度調整手段
が上記共通流路に設けられているので、ガスの上流から
下流にかけての湿度の分布が一様となり、特性の向上が
図られ、効率の高い発電が可能となる。
【0044】また、上記湿度調整手段は、酸化剤ガスと
燃料ガスとの間で水分の受け渡しを行わせて、酸化剤ガ
スおよび燃料ガスの湿度を調整するので、反応ガスの湿
度調整に余分な動力が要らず、効率よく発電が行える。
【0045】また、CO除去手段が上記共通流路に設け
られ、燃料ガス中のCO濃度を低減できるように構成さ
れているので、燃料ガス中のCOを多段階に除去でき、
電流の分布が一様となり、高い効率で発電できる。
【0046】また、上記CO除去手段は、ガス拡散性で
電子伝導性を有する電極を水分透過性の固体高分子電解
質膜の両面に配し、開閉器により両電極間を周期的に短
絡させるようにした電気化学デバイスと、該電気化学デ
バイスの両電極部にそれぞれガスを供給するガス流路と
を備え、上記電気化学デバイスの一方の電極部に上記酸
化剤ガス流路から排出された酸化剤ガスを流し、他方の
電極部に燃料ガスを流して酸化剤ガスと燃料ガスとの間
で水分の受け渡しを行わせると同時に、上記開閉器によ
り上記電気化学デバイスの両電極間を周期的にパルス状
に短絡させて燃料ガス中のCOを選択的に酸化除去させ
るので、酸化剤ガスは水分が減少し、燃料ガスは湿度が
高くなって最適の水分条件となり、高い特性が得られる
とともに、燃料ガス中のCO濃度が減少してさらに高い
特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る固体高分子型
燃料電池に適用されるセパレータ板を示す平面図であ
る。
【図2】 この実施の形態1に係る固体高分子型燃料電
池における空気の流れを模式的に示す図である。
【図3】 この実施の形態1に係る固体高分子型燃料電
池における空気の流れを模式的に示す図である。
【図4】 この実施の形態2に係る固体高分子型燃料電
池における空気と燃料の流れを模式的に示す図である。
【図5】 この実施の形態3に係る固体高分子型燃料電
池における空気と燃料の流れを模式的に示す図である。
【図6】 この実施の形態3に係る固体高分子型燃料電
池に適用される水交換器の構造を模式的に示す断面図で
ある。
【図7】 この実施の形態3に係る固体高分子型燃料電
池に適用される水交換器内での空気と燃料ガスとの露点
の変化を示す図である。
【図8】 この実施の形態4に係る固体高分子型燃料電
池における空気と燃料の流れを模式的に示す図である。
【図9】 この実施の形態4に係る固体高分子型燃料電
池に適用される水交換CO除去器の構造を模式的に示す
断面図である。
【図10】 従来例1の固体高分子型燃料電池における
ガス流路を示す断面図である。
【図11】 従来例2の固体高分子型燃料電池における
ガス流路を示す断面図である。
【図12】 従来例4の固体高分子型燃料電池における
ガスセパレータ板を示す上面図である。
【符号の説明】
3 カソード(電極)、4 アノード(電極)、5 固
体高分子電解質膜、10 単電池、30 セパレータ板
(ガス流路板)、31 酸化剤ガス流路、31a 第1
分割ガス流路、31b 第2分割ガス流路、31c 第
3分割ガス流路、32 燃料ガス流路、32a 第1分
割ガス流路、32b 第2分割ガス流路、32c 第3
分割ガス流路、41 積層体、46、47、48、49
共通流路、50a 第1水交換器(湿度調整手段)、
50b 第2水交換器(湿度調整手段)、50c 第3
水交換器(湿度調整手段)、60a 第1水交換CO除
去器(CO除去手段)、60b 第2水交換CO除去器
(CO除去手段)、60c第3水交換CO除去器(CO
除去手段)、61 イオン交換膜(固体高分子電解質
膜、電気化学デバイス)、62、63 電極(電気化学
デバイス)、64トランジスタスイッチ(開閉器、電気
化学デバイス)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス拡散性で電子伝導性を有する電極を
    固体高分子電解質膜の両面に配した単電池と、一面に酸
    化剤ガス流路が設けられ、他面に燃料ガス流路が設けら
    れたガス流路板とを交互に複数積層してなる積層体を備
    えた固体高分子型燃料電池において、 上記酸化剤ガス流路および上記燃料ガス流路の少なくと
    も一方のガス流路が複数の分割ガス流路に分割され、該
    ガス流路を構成する上記複数の分割ガス流路が上記ガス
    流路板それぞれの1つの分割ガス流路のガス排出口と他
    の分割ガス流路のガス供給口とを連通する単電池外の共
    通流路により直列に接続され、かつ、上記酸化剤ガス流
    路および上記燃料ガス流路の上記単電池内のガス流路部
    を流れるガスの流れ方向がともに重力に対して全て順方
    向となるように構成されていることを特徴とする固体高
    分子型燃料電池。
  2. 【請求項2】 ガスの湿度を調整する湿度調整手段が上
    記共通流路に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の固体高分子型燃料電池。
  3. 【請求項3】 上記湿度調整手段は、酸化剤ガスと燃料
    ガスとの間で水分の受け渡しを行わせて、酸化剤ガスお
    よび燃料ガスの湿度を調整するものであることを特徴と
    する請求項2記載の固体高分子型燃料電池。
  4. 【請求項4】 CO除去手段が上記共通流路に設けら
    れ、燃料ガス中のCO濃度を低減できるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の固体高分子型燃
    料電池。
  5. 【請求項5】 上記CO除去手段は、ガス拡散性で電子
    伝導性を有する電極を水分透過性の固体高分子電解質膜
    の両面に配し、開閉器により両電極間を周期的に短絡さ
    せるようにした電気化学デバイスと、該電気化学デバイ
    スの両電極部にそれぞれガスを供給するガス流路とを備
    え、 上記電気化学デバイスの一方の電極部に上記酸化剤ガス
    流路から排出された酸化剤ガスを流し、他方の電極部に
    燃料ガスを流して酸化剤ガスと燃料ガスとの間で水分の
    受け渡しを行わせると同時に、上記開閉器により上記電
    気化学デバイスの両電極間を周期的にパルス状に短絡さ
    せて燃料ガス中のCOを選択的に酸化除去させることを
    特徴とする請求項4記載の固体高分子型燃料電池。
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