JPH1123298A - 車両の変位角計測装置 - Google Patents

車両の変位角計測装置

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JPH1123298A
JPH1123298A JP9190699A JP19069997A JPH1123298A JP H1123298 A JPH1123298 A JP H1123298A JP 9190699 A JP9190699 A JP 9190699A JP 19069997 A JP19069997 A JP 19069997A JP H1123298 A JPH1123298 A JP H1123298A
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JP
Japan
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vehicle
angular velocity
correction value
displacement angle
signal
Prior art date
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Application number
JP9190699A
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English (en)
Inventor
Akinori Takeda
彰憲 竹田
Maki Ono
真樹 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Publication of JPH1123298A publication Critical patent/JPH1123298A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーションシステムに用いられる車両の
変位角計測装置は、シャイロセンサの角速度信号を補正
するための補正値を正確に設定することにより、角速度
信号から算出される変位角を高精度に計測する。 【解決手段】 ナビゲーションシステム1を制御するコ
ントローラ4の入力側にはGPSレシーバ2、FM受信
機3、地図データ5、磁気コンパス8、車速センサ9、
ジャイロセンサ10、傾斜センサ11等を接続し、出力
側には地図データ5、モニタ6、スピーカ7等を接続す
る。そして、車速センサ9により車両が停止している状
態にあると共に傾斜センサ11により車両が水平状態で
あるときに、ジャイロセンサ10から出力される角速度
信号を補正値として設定する。この補正値を用いて角速
度信号の補正を行い、誤差分をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のナビゲー
ションシステム等に用いて好適な車両の変位角計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車、航空機、船舶等の各種
の移動体のためのナビゲーションシステムとして、人工
衛星を利用したGPSナビゲーションシステムが広く知
られている。このGPSナビゲーションシステムに用い
られるGPSレシーバは、通常3個以上のGPS衛星か
らの測位情報を受信し、各GPS衛星と受信点との間の
受信機の時刻、オフセットを含んだ疑似距離データおよ
び各GPS衛星からの測位情報によって受信点の位置を
計測し、例えば車両位置を測位するように構成されてい
る。
【0003】しかし、GPSレシーバは、受信環境、気
象条件等の変動により、各GPS衛星に対して常に最適
な受信状態を確保できるとは限らない。このため、従来
技術によるナビゲーションシステムには、自己の位置を
測位するための自立型センサを併用し、GPSレシーバ
による測位手段と自立型センサによる測位手段とのいず
れか一方の高精度なデータを用いることにより測位精度
を高め、より正確に車両位置を計測するものがある。
【0004】この自立型センサとしては、例えば、自動
車に取付けられ、方位を検出する地磁気センサ、自動車
を舵取りするときの角速度を検出するジャイロセンサ、
車両の走行速度を検出する車速センサ等が用いられてい
る。
【0005】また、この種のナビゲーションシステムで
は、GPSによる測位手段と自立型センサによる測位手
段とを切換えるためにPDOP(Position Dilution Of
Precision)値を用い、PDOP値が所定値以下ならば
GPSレシーバによるGPS測位手段を用い、PDOP
値が所定値を越えた場合には、自立型センサによる測位
手段を用いて自動車の車両位置の計測を行っている。
【0006】なお、前記PDOP値は、4個以上のGP
S衛星までの距離を同時に測定して受信点の3次元位置
を決定するGPS3次元測位において、衛星位置の誤差
が受信点の測位精度にどのように反映されるかの目安を
与える数値であり、位置の精度低下率を表す。このた
め、PDOPの数値が大きいほど測位の誤差は大きくな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した自
立型センサのうちジャイロセンサは、車両に加わる角速
度を検出するもので、このジャイロセンサから出力され
る検出信号を積分することによって、車両が移動したと
き進行方向の角度変化を変位角として計測するものであ
る。
【0008】しかし、前記ジャイロセンサは、温度変化
等に対して検出信号が変動する温度依存性を有している
ため、検出信号は温度依存性による誤差分を含んだ信号
となる。
【0009】この誤差分を検出信号から除去するため
に、例えば特開平3−282370号公報に示すよう
に、信号補正処理を行って正確な角速度を得る構成とし
たものが知られている。また、この信号補正処理に用い
られる補正値は、車両が停止したときにジャイロセンサ
から出力される検出信号により設定され、この補正値を
ジャイロセンサから出力される検出信号に減算すること
により、検出信号の補正を行っている。
【0010】一方、車両が坂道等で傾斜した状態で停車
したときには、ジャイロセンサから出力される検出信号
には、温度変化や経時劣化等による誤差分と共に、車両
の傾斜による誤差分が重畳されている。このため、車両
が停止したときに設定される補正値には、温度変化等に
よる誤差分だけでなく、車両の傾斜による誤差分も含ま
れている。従って、この補正値によって検出信号の補正
を行った場合には、角速度を正確に計測することができ
ないという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は車両に加わる角速度を正確に検
出し、この角速度を積分することにより車両の変位角を
計測することのできる車両の変位角計測装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による車両の変位角計測装置は、図1の
機能ブロック図に示す如く、車両に加わる角速度を検出
信号として検出する角速度検出手段101と、該角速度
検出手段101から出力される検出信号中の誤差分を補
正するための補正値を予め設定する補正値設定手段10
2と、前記角速度検出手段101から出力される検出信
号の信号値と該補正値設定手段102により設定された
補正値とを用いて検出信号の補正を行う信号補正手段1
03と、該信号補正手段103から出力される補正後の
検出信号を積分することにより、車両が移動したとき進
行方向の角度変化を変位角として演算する変位角演算手
段104とから構成している。
【0013】そして、請求項1が採用する手段の特徴
は、補正値設定手段102を、車両に角速度が作用して
いるか否かを判定する角速度判定手段105と、車両が
水平状態にあるか否かを判定する水平状態判定手段10
6と、前記角速度判定手段105によって角速度が作用
していないと判定すると共に前記水平状態判定手段10
6によって車両が水平状態にあると判定したときに、角
速度検出手段101から出力される検出信号の信号値を
補正値として記憶する補正値記憶手段107とから構成
したことにある。
【0014】このように、補正値設定手段102により
設定される補正値は、角速度判定手段105により角速
度が作用していないと判定すると共に水平状態判定手段
106により車両が水平状態にあると判定したときに、
補正値記憶手段107により角速度検出手段101から
出力される検出信号の信号値を補正値として記憶する。
そして、信号補正手段103により角速度検出手段10
1から出力される検出信号に該補正値記憶手段107で
記憶された補正値を用いて誤差分を除去し、車両に加わ
る角速度を検出する。さらに、変位角演算手段104で
は、この信号補正手段103から出力される補正後の検
出信号を積分することにより、変位角を計測することが
できる。
【0015】請求項2の発明は、信号補正手段103
を、角速度検出手段101から出力される検出信号の信
号値と補正値設定手段102により設定された補正値と
を加算または減算することにより、検出信号の補正を行
う構成としたことにある。
【0016】信号補正手段103をこのように構成する
ことにより、角速度検出手段101から出力される検出
信号と補正値設定手段102により記憶された補正値と
を加算または減算することによって、誤差分を除去し、
車両に加わる角速度を検出する。
【0017】請求項3の発明は、水平状態判定手段10
6を、車両に設けた傾斜角検出手段から検出される傾斜
角が、車両が水平状態にあると許容することができる所
定角度内にあるときに、車両が水平状態にあると判定す
る構成としたことにある。
【0018】即ち、水平状態判定手段106では、傾斜
検出手段から出力される車両の傾斜角が水平状態にある
と判定すると共に角速度判定手段105により角速度が
加わっていないと判定したときにのみ、角速度検出手段
101から出力される検出信号の信号値を補正値として
補正値記憶手段107により記憶することができる。
【0019】請求項4の発明は、角速度判定手段105
を、車両に設けられた車速センサを用いて車両が走行し
ているときには車両に角速度が作用しているものとして
判定する構成としたことにある。
【0020】請求項5の発明は、角速度判定手段105
を、車両のハンドルに設けられた操舵角センサを用いて
車両を操舵しているときには車両に角速度が作用してい
るものとして判定する構成としたことにある。
【0021】請求項6の発明は、角速度判定手段を、
左,右の車輪近傍に設けられた右車輪速センサ,左車輪
速センサを用いて車輪速差があるときには車両に角速度
が作用しているものとして判定する構成としたことにあ
る。
【0022】請求項4〜6のように、角速度判定手段1
05を構成したから、車速、操舵角または車輪速差を監
視することにより、車両に角速度が作用しているか否か
を判定する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるナビゲーショ
ンシステムの実施の形態を、図2ないし図10を参照し
つつ、詳細に説明する。
【0024】まず、図2ないし図6に基づいて、第1の
実施例による車両の変位角計測装置を用いたナビゲーシ
ョンシステムを、例に挙げて説明する。
【0025】1は図示しない車両に装着されたナビゲー
ションシステム、2はGPSレシーバで、該GPSレシ
ーバ2はGPSアンテナ2Aにより地球上、約2020
0kmにあるGPS衛星(図示せず)からの電波を受信
し、測位情報のみを後述するコントローラ4に出力す
る。また、該GPSレシーバ2は、後述するFM受信機
3、コントローラ4と共にGPSによる測位手段を構成
する。
【0026】3はFM受信機で、該FM受信機3はFM
アンテナ3AによりFM多重放送を受信し、GPS補正
情報のみをコントローラ4に出力する。このGPS補正
情報は、GPS衛星から発信される測位情報を、常時補
正するものである。
【0027】4はコントローラを示し、該コントローラ
4は、例えばマイクロコンピュータによって構成され、
入力側にはGPSレシーバ2、FM受信機3、後述する
地図データ5、磁気コンパス8、車速センサ9、ジャイ
ロセンサ10、傾斜センサ11等が接続され、出力側に
は地図データ5、モニタ6、スピーカ7等が接続されて
いる。
【0028】また、前記コントローラ4内に設けられた
記憶装置4Aには、図3に示す車両位置測位処理、図4
に示す自立測位処理、図5に示す変位角計測処理、図6
に示す補正値設定処理等のプログラムと、地図データ5
による照合処理、誘導処理(いずれも詳細は図示せず)
等が格納されている。また、前記記憶装置4A内の記憶
エリア(図示せず)には、ジャイロセンサ10から出力
される検出信号としての角速度信号Va を補正する補正
値V0 、補正値V0 の設定処理に用いられる車両の所定
傾斜角度α0 等の各種設定値が記憶されている。なお、
前記所定傾斜角度α0 は、車両が水平状態にあると許容
することができる角度(例えば、±5度)に設定され、
また該所定傾斜角度α0 は、ジャイロセンサ10から出
力される角速度信号Va に車両の傾斜による誤差分が重
畳しない角度に設定されている。
【0029】5は地図データで、該地図データ5は図示
しないCD−ROMドライブに収容され、誘導時には車
両位置と地図とを照合し、誘導メッセージをモニタ6と
スピーカ7から車両の運転者に報知する。
【0030】8は磁気コンパスで、該磁気コンパス8は
基準方位(北の方位)を検出し、この基準方位に対して
車両が正面を向いている進行方位を算出する。
【0031】9は車速センサで、該車速センサ9は車両
の車輪近傍に装着され、該車速センサ9は車速を検出
し、この車速を積分することにより移動距離を算出する
ものである。
【0032】10は角速度検出手段としてのジャイロセ
ンサで、該ジャイロセンサ10は車両の移動中に、車両
のハンドルを操舵して進行方向を変えたときに生じる角
速度を検出するもので、この角速度を積分することによ
り、車両が移動したとき進行方向の角度変化を変位角と
して算出し、該車両の変位角を計測する。
【0033】ここで、磁気コンパス8、車速センサ9お
よびジャイロセンサ10は自立型センサをなし、該自立
型センサは前記コントローラ4と共に自立型センサによ
る測位手段を構成している。
【0034】11は車両に装着された傾斜センサで、該
傾斜センサ11は車両の前,後,左,右の傾き状態を検
出するもので、例えば、車両が坂道を走行するとき等の
傾斜角度を検出するものである。
【0035】次に、このように構成されるナビゲーショ
ンシステム1の動作を、図3ないし図6に示すプログラ
ムを参照しつつ説明する。
【0036】始めに、図3を用いて、本実施例のメイン
ルーチンとなる車両位置測位処理について説明する。
【0037】まず、ステップ1では、GPS衛星から測
位情報を読込み、ステップ2では、0<PDOP<3内
にあるか否かを判定する。ここで、PDOP値とは、位
置の精度低下率を示すもので、GPSによる測位手段に
一般的に用いられる係数である。
【0038】ここで、ステップ2で「NO」と判定した
ときには、受信されるGPS衛星の個数が少なく、正確
な測位処理を行うことができないから、ステップ3に移
り、図4に示す自立測位処理を行った後に、後述のステ
ップ6以降の処理を行う。
【0039】一方、ステップ2で「YES」と判定した
ときには、GPS衛星によって正確な測位が行うことが
できるから、ステップ4に移る。このステップ4では、
FM受信機3で受信したFM多重放送中のGPS補正情
報を読込み、読込んだGPS補正情報により、GPS衛
星から発信される測位情報の誤差補正を行う。
【0040】また、ステップ5では、10回のGPS測
位位置の平均値を算出し車両位置を演算する。ステップ
6では、ステップ4,5のGPS測位処理によって測位
された車両位置、またはステップ3の自立測位処理によ
って測位された車両位置とのいずれか一方を車両位置と
して設定し、この値を記憶エリアに記憶する。
【0041】さらに、ステップ7では、ステップ6で設
定した車両位置と地図データ5とを照合することによ
り、車両の所在位置を地図上に細かく示すことができ
る。さらに、ステップ8では、モニタ6による映像とス
ピーカ7による音声によって誘導メッセージを運転者に
報知してナビゲーションを行い、ステップ9でリターン
する。
【0042】このように、本実施例によるナビゲーショ
ンシステム1では、GPS衛星による測位手段と自立型
センサによる測位手段とのいずれか一方の測位手段を用
いて車両位置を測位することにより、正確な車両位置を
計測することができる。
【0043】次に、図4を用いて、図3中のステップ3
による自立測位処理について説明する。
【0044】まず、ステップ11では、磁気コンパス8
から方位データを読込み、ステップ12でこの方位デー
タから車両が基準方位に対してどの方位を向いているか
を進行方位として算出する。ステップ13では、車速セ
ンサ9から車速データを読込み、ステップ14では、こ
の車速データを積分することにより、車両の移動距離を
算出する。ステップ15では、図5に示す後述の変位角
計測処理により車両の変位角θを計測する。さらに、ス
テップ16では、移動前の進行方位、移動距離、変位角
θの各データから車両位置を測位し、ステップ17のリ
ターンでステップ6に移り、記憶エリアにこの車両位置
を記憶する。
【0045】次に、図5により、図4中のステップ15
による変位角計測処理について補正値V0 が正の場合を
例に挙げて説明する。
【0046】ステップ21では、ジャイロセンサ10か
ら角速度信号Va を読込み、ステップ22では、この角
速度信号Va に、後述するステップ24によって設定さ
れる補正値V0 を減算することにより補正を行う。
【0047】さらに、ステップ23では、補正後の角速
度信号Va を積分して変位角θを演算し、ステップ24
では、ステップ22に用いる補正値V0 を図6に示す処
理によって設定し、ステップ25で、図4中のステップ
16にリターンする。
【0048】さらに、図6を用いて、図5中のステップ
24による補正値V0 の設定処理について説明する。
【0049】ステップ31は車速センサ9から車速vを
読込み、ステップ32では読込んだ車速vが零か否かを
判定し、ステップ32で「NO」と判定した場合、即ち
車両が走行しているときには該車両には角速度が作用し
ているとして、補正値V0 の新たな設定を行わず、今ま
での補正値V0 を用いて図5中のステップ22で角速度
信号Va の補正を行うべく、ステップ37でリターンす
る。
【0050】一方、ステップ32で「YES」と判定し
た場合、即ち車両が停止していると判定したときには、
ステップ33に移る。ステップ33では、傾斜センサ1
1から車両の傾斜角αを読込み、ステップ34では車両
が所定傾斜角度α0 (例えば、±5度)よりも傾斜して
いるか否かを判定することによって、車両が水平状態に
なっているか否かを判定する。
【0051】そして、ステップ34で「NO」と判定し
た場合には、車両の傾斜がα0 度以上となって傾斜して
いるから、ステップ37に移ってリターンされる。一
方、ステップ34で「YES」と判定した場合、即ち車
両の傾斜角αが、−α0 <α<+α0 の範囲にあり、車
両が水平状態にあると判定したときには、ステップ35
に移る。
【0052】そして、ステップ35では、車両に角速度
が作用せず、かつ車両が水平状態にあると判定した場合
であるから、ジャイロセンサ10から出力される角速度
信号Va を読込み、ステップ36では、ステップ35で
読込んだ角速度信号Va の信号値を補正値V0 として設
定する。そして、ステップ37でリターンする。
【0053】このように、本実施例では、車速センサ9
からの車速vによって車両が走行している状態か否かを
判定し、停車しているときを車両に角速度が作用してい
ない状態として判定することができる。
【0054】そして、補正値V0 は、車両に角速度が作
用していない状態で、かつ車両が水平状態であるとき
に、ジャイロセンサ10から出力される角速度信号Va
の符号を判定した値によって設定されている。
【0055】これにより、補正値V0 には、車両の傾斜
時にジャイロセンサ10から出力される角速度信号Va
中の誤差分を除去でき、補正値V0 を車両に角速度が作
用していないときの温度変化や経時変化等による誤差分
のみの値として設定することができる。
【0056】そして、図5による変位角計測処理では、
ステップ22によって、角速度信号Va に補正値V0 を
減算して補正を行っているから、補正後の角速度信号V
a 中には車両の傾斜による誤差分は含まれていない。
【0057】また、ジャイロセンサ10により車両に作
用する角速度を角速度信号Va として検出し、この角速
度信号Va を補正値V0 で補正した後に、この値を積分
することにより、車両の変位角θを正確に計測すること
ができる。
【0058】さらに、図6による補正値設定処理は、車
両が水平状態で停車する毎に、補正値V0 の更新を行っ
ているから、ジャイロセンサ10が経時劣化によって角
速度信号Va が変化したときでも、その変動を補正する
ことができる。
【0059】一方、図4に示すように、GPSによる測
位手段と自立型センサによる測位手段とを組合せて行う
ことにより、車両位置の精度を高めて測位することがで
き、ナビゲーションシステムの信頼性を高めることがで
きる。
【0060】なお、第1の実施例では、図5中のステッ
プ21が角速度検出手段の具体例であり、ステップ22
が信号補正手段の具体例であり、ステップ23が変位角
演算手段の具体例であり、ステップ24が補正値設定手
段の具体例である。
【0061】また、図6中のステップ31,32が角速
度判定手段の具体例であり、ステップ33,34が水平
状態判定手段の具体例であり、ステップ35,36が補
正値記憶手段の具体例である。
【0062】次に、図7、図8を用いて、本発明による
第2の実施例について説明するに、本実施例の特徴は、
角速度判定手段を、車両のハンドル(図示せず)近傍に
設けた操舵角センサから検出される操舵角によって、ハ
ンドルが操舵されているか否かを判定する構成としたこ
とにある。なお、本実施例では前述した第1の実施例と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0063】21は本実施例によるナビゲーションシス
テムで、該ナビゲーションシステム21は、前述した第
1の実施例によるナビゲーションシステム1とほぼ同様
に構成されている。そして、ナビゲーションシステム2
1を制御するコントローラ4の入力側にはGPSレシー
バ2、FM受信機3、地図データ5、磁気コンパス8、
車速センサ9、ジャイロセンサ10、傾斜センサ11、
後述の操舵角センサ22等が接続され、出力側には地図
データ5、モニタ6、スピーカ7等が接続されている。
【0064】また、前記コントローラ4内に設けられた
記憶装置4Aには、第1の実施例で述べた車両位置測位
処理、自立測位処理、変位角計測処理、さらに後述の図
8に示す補正値設定処理等のプログラムと、地図データ
5による照合処理、誘導処理(いずれも詳細は図示せ
ず)等が格納されている。また、前記記憶装置4A内の
記憶エリア(図示せず)には、ジャイロセンサ10から
出力される角速度信号Va を補正する補正値V0 、補正
値V0 の設定処理に用いられる車両の所定傾斜角度α0
、ハンドルの所定操舵角度β0 等の各種設定値が記憶
されている。
【0065】なお、前記所定操舵角度β0 は、車両が直
進状態にあると許容することができる操舵角度(例え
ば、±3度)に設定されている。
【0066】22は車両のハンドル近傍に設けられた操
舵角センサを示し、該操舵角センサ22はハンドルの操
舵角βに対応した信号を出力するもので、光学センサや
磁気センサ等により構成されている。
【0067】このように構成される本実施例によるナビ
ゲーションシステム21においても、前述した第1の実
施例と同様に車両位置を測位することができるものの、
本実施例では、補正値設定処理を図8のようにして行
う。そこで、補正値V0 の設定処理について図8を参照
しつつ説明する。
【0068】まず、ステップ41は操舵角センサ22か
らハンドルの操舵角βを読込み、ステップ42では読込
んだ操舵角βが所定操舵角β0 (例えば、±3度)より
も操舵されているか否かを判定することによって、車両
が直進状態で走行しているか否かを判定し、ステップ4
2で「NO」と判定した場合、即ち車両がカーブ走行や
交差点で曲がる動作を行い該車両に角速度が作用してい
ると判定したときには、補正値V0 の設定を行わないか
ら、ステップ47でリターンする。
【0069】一方、ステップ42で「YES」と判定し
た場合、即ち車両が直進状態で走行しているとき、即ち
車両に角速度が作用していないと判定したときには、ス
テップ43に移る。
【0070】ステップ43では、傾斜センサ11から車
両の傾斜角αを読込み、ステップ44では車両が所定傾
斜角度α0 (例えば、±5度)よりも傾斜しているか否
かを判定することによって、車両が水平状態になってい
るか否かを判定する。そして、ステップ44で「NO」
と判定した場合には、車両の傾斜がα0 度以上となって
傾斜しているから、ステップ47に移ってリターンす
る。
【0071】一方、ステップ44で「YES」と判定し
た場合、即ち車両の傾斜角αが、−α0 <α<+α0 の
範囲にあり、車両が水平状態にあると判定したときに
は、ステップ45に移る。
【0072】そして、ステップ45では、車両に角速度
が作用せず、かつ車両が水平状態にあると判定した場合
であるから、ジャイロセンサ10から出力される角速度
信号Va を読込み、ステップ46では、ステップ45で
読込んだ角速度信号Va の信号値を補正値V0 として設
定する。そして、ステップ47でリターンする。
【0073】かくして、本実施例によるナビゲーション
システム21では、操舵角センサ22から出力される操
舵角βによって車両が直進走行しているか否かを判定す
ることにより車両に角速度が加わっている状態か否かを
判定し、操舵角βが小さいときには、車両に角速度が作
用していない状態として判定することができる。そし
て、車両に角速度が作用していない状態で、かつ車両が
水平状態であるときに、ジャイロセンサ10から出力さ
れる角速度信号Va の符号を反転した値によって設定し
ている。
【0074】このように設定される補正値V0 は、車両
の傾斜時にジャイロセンサ10から出力される角速度信
号Va 中の誤差分を除去でき、補正値V0 を車両に角速
度が作用していないときの温度変化や経時変化等による
誤差分のみの値として設定することができる。
【0075】この結果、ジャイロセンサ10により車両
に作用する角速度を角速度信号Vaとして検出し、この
角速度信号Va を前述したように設定された補正値V0
で補正した後に、この値を積分することにより、車両の
変位角θを正確に計測することができる。さらに、この
変位角θを用いて車両位置を正確に測位することができ
る。
【0076】しかも、本実施例では、車両の走行中であ
っても、車両が直進状態で平坦な道を走行する毎に、補
正値V0 の更新を行っているから、ジャイロセンサ10
が経時劣化によって角速度信号Va が変化したときで
も、その変化を常に補正することができ、より高精度な
車両位置計測を行うことができる。
【0077】なお、図8中のステップ41,42が角速
度判定手段の具体例であり、ステップ43,44が水平
状態判定手段の具体例であり、ステップ45,46が補
正値記憶手段の具体例である。
【0078】次に、図9、図10を用いて、本発明によ
る第3の実施例について説明するに、本実施例の特徴
は、角速度判定手段を、前側左,右の車輪近傍に設けた
左車輪速センサ,右車輪速センサから出力される信号に
よって、ハンドルが操舵されているか否かを判定する構
成としたことにある。なお、本実施例では前述した第1
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0079】31は本実施例によるナビゲーションシス
テムで、該ナビゲーションシステム31は、前述した第
1の実施例によるナビゲーションシステム1とほぼ同様
に構成されている。そして、ナビゲーションシステム3
1を制御するコントローラ4の入力側にはGPSレシー
バ2、FM受信機3、地図データ5、磁気コンパス8、
車速センサ9、ジャイロセンサ10、傾斜センサ11、
後述の左車輪速センサ32,右車輪速センサ33、操舵
角センサ22等が接続され、出力側には地図データ5、
モニタ6、スピーカ7等が接続されている。
【0080】また、前記コントローラ4内に設けられた
記憶装置4Aには、第1の実施例で述べた車両位置測位
処理、自立測位処理、変位角計測処理、さらに後述の図
10に示す補正値設定処理等のプログラムと、地図デー
タ5による照合処理、誘導処理(いずれも詳細は図示せ
ず)等が格納されている。また、前記記憶装置4A内の
記憶エリア(図示せず)には、ジャイロセンサ10から
出力される角速度信号Va を補正する補正値V0 、補正
値V0 の設定処理に用いられる車両の所定傾斜角度α0
、所定車輪速差γ0 等の各種設定値が記憶されてい
る。
【0081】なお、前記所定車輪速差γ0 は、車両に角
速度が作用していないとみなされる車輪速差(例えば、
操舵角とみなした場合には±3度)に設定されている。
【0082】32は前側の左側車輪近傍に設けられた左
車輪速センサ、33は前側の右側車輪近傍に設けられた
右車輪速センサをそれぞれ示し、該車輪速センサ32,
33はハンドルの車輪の回転数に対応した左車輪速信号
vL ,右車輪速信号vR をパルス波として検出するもの
で、光学センサや磁気センサ等により構成されている。
そして、車輪速センサ32,33から出力される左車輪
速信号vL ,右車輪速信号vR の差からハンドルの車輪
速差γを算出できる。
【0083】このように構成される本実施例によるナビ
ゲーションシステム31においても、前述した第1の実
施例と同様の測位動作によって車両位置を測位すること
ができるものの、本実施例の特徴は、前述した変位角計
測処理中のステップ24に示す補正値設定処理を、図1
0のようにしたことである。そこで、補正値V0 の設定
処理について図10を参照しつつ説明する。
【0084】まず、ステップ51では左車輪速センサ3
2から左車輪速信号vL を読込み、ステップ52では右
車輪速センサ33から右車輪速信号vR を読込む。ステ
ップ53では読込んだ左車輪速信号vL ,右車輪速信号
vR からハンドルの操舵角を表す車輪速差γを演算す
る。
【0085】ステップ54では演算した車輪速差γが所
定車輪速差γ0 (例えば、±3度)よりも操舵されてい
るか否かを判定することによって、車両が直進状態で走
行しているか否かを判定し、ステップ54で「NO」と
判定した場合、即ち車両がカーブ走行や交差点で曲がる
動作を行い該車両に角速度が作用していると判定したと
きには、補正値V0 の設定を行わないから、ステップ5
9でリターンする。
【0086】一方、ステップ54で「YES」と判定し
た場合、即ち車両が直進状態で走行し、角速度が作用し
ていないと判定したときには、ステップ55に移る。ス
テップ55では、傾斜センサ11から車両の傾斜角αを
読込み、ステップ56では車両が所定傾斜角度α0 (例
えば、±5度)よりも傾斜しているか否かを判定するこ
とにより、車両が水平状態になっているか否かを判定す
る。そして、ステップ56で「NO」と判定した場合に
は、車両の傾斜が所定傾斜角度α0 以上となって傾斜し
ているから、ステップ59に移ってリターンする。
【0087】一方、ステップ56で「YES」と判定し
た場合、即ち車両の傾斜角αが、−α0 <α<+α0 の
範囲にあり、車両が水平状態にあると判定したときに
は、ステップ57に移る。
【0088】そして、ステップ57では、車両に角速度
が作用せず、かつ車両が水平状態にあると判定した場合
であるから、ジャイロセンサ10から出力される角速度
信号Va を読込み、ステップ58では、ステップ45で
読込んだ角速度信号Va の信号値の符号を反転させて補
正値V0 として設定する。そして、ステップ59でリタ
ーンする。
【0089】かくして、本実施例によるナビゲーション
システム31では、車輪速センサ32,33から得られ
る車輪速差γによって車両が直進走行しているか否かを
判定することにより車両に角速度が加わっている状態か
否かを判定し、車輪速差γが小さいときには、車両に角
速度が作用していない状態として判定することができ
る。そして、車両に角速度が作用していない状態で、か
つ車両が水平状態であるときに、ジャイロセンサ10か
ら出力される角速度信号Va の符号を反転した値によっ
て設定している。
【0090】このように設定される補正値V0 は、車両
の傾斜時にジャイロセンサ10から出力される角速度信
号Va 中の誤差分を除去でき、補正値V0 を車両に角速
度が作用していないときの温度変化や経時変化等による
誤差分のみの値として設定することができる。
【0091】この結果、ジャイロセンサ10により車両
に作用する角速度を角速度信号Vaとして検出し、この
角速度信号Va を前述したように設定された補正値V0
で補正した後に、この値を積分することにより、車両の
変位角θを正確に計測することができる。さらに、この
変位角θを用いて車両位置を正確に測位することができ
る。
【0092】しかも、本実施例では、車両の走行中であ
っても、車両が直進状態で平坦な道を走行する毎に、補
正値V0 の更新を行っているから、ジャイロセンサ10
が経時劣化によって角速度信号Va が変化したときで
も、その変動を補正することができ、より高精度な車両
位置計測を行うことができる。
【0093】なお、図10中のステップ51〜54が角
速度判定手段の具体例であり、ステップ55,56が水
平状態判定手段の具体例であり、ステップ57,58が
補正値記憶手段の具体例である。
【0094】また、第3の実施例では、前側左,右の車
輪近傍に左車輪速センサ32、右車輪速センサ33を設
け、センサ32,33から出力される左車輪速信号vL
,右車輪速信号vR の差から車輪速差γを算出するよ
うにしているが、左車輪速信号vL ,右車輪速信号vR
の平均値から車速を算出することにより、車速センサ9
を省略してもよい。さらに、左車輪速センサ32、右車
輪速センサ33は前側左,右の車輪だけでなく、後側
左,右の車輪に設けてもよい。
【0095】また、各実施例では、図5のステップ22
による角速度信号Va の補正演算をVa −V0 の減算と
したが、本発明はこれに限らず、加算でもよく、この場
合には、図6のステップ36、図8のステップ46、図
10のステップ58による補正値V0 の設定は、それぞ
れ前のステップで読込んだ角速度信号Va の値の符号を
反転させて設定すればよい。
【0096】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、補正値設定手段では、角速度判定手段によって
角速度が作用していない状態にあると共に水平状態判定
手段によって車両が水平状態にあると判定したときに、
角速度検出手段から出力される検出信号の信号値を補正
値として設定しているから、該補正値を車両に角速度が
作用していないときの温度変化や経時変化等による誤差
分のみの値として設定することができ、信号補正手段に
よって補正値を用いて補正された検出信号は、車両の傾
斜時に角速度検出手段から出力される検出信号中の誤差
分を除去して、角速度に対応した検出信号を得ることが
できる。そして、この補正後の検出信号を変位角演算手
段によって積分することにより車両の変位角を算出で
き、この値と共に、進行方位、移動距離等を用いて車両
位置を高精度に測位することができる。
【0097】請求項2の発明では、信号補正手段を角速
度検出手段から出力される検出信号の信号値と補正値設
定手段により設定された補正値とを加算または減算する
ことにより、検出信号の補正を行うことができ、誤差分
を除去し、車両に加わる角速度を検出することができ
る。
【0098】請求項3の発明では、水平状態判定手段
を、車両の傾斜が車両が水平状態にあると許容すること
ができる所定角度内にあるときに、車両が水平状態にあ
ると判定する構成としたから、補正値設定手段では、車
両が水平状態であると共に角速度が加わっていないと判
定したときにのみ、補正値を記憶する。そして、この補
正値を用いて信号補正手段で角速度検出手段から出力さ
れる検出信号の補正を行うことにより、温度変化や経時
劣化による誤差分を除去することができる。
【0099】請求項4の発明では、角速度判定手段を、
車両に設けた車速センサから検出される車速によって、
車両が走行しているときには車両に角速度が作用してい
るものとして判定し、請求項5の発明では、角速度判定
手段を、車両のハンドル近傍に設けた操舵角センサから
検出される操舵角によって、ハンドルが操舵されている
ときには車両に角速度が作用しているものとして判定
し、請求項6の発明では、角速度判定手段を、左,右の
車輪近傍に設けた左車輪速センサ,右車輪速センサから
出力される車輪速差があるときには車両に角速度が作用
しているものとして判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の変位角計測装置を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】第1の実施例による車両の変位角計測装置を用
いたナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【図3】車両位置測位処理を示す流れ図である。
【図4】自立測位処理を示す流れ図である。
【図5】変位角計測処理を示す流れ図である。
【図6】補正値設定処理を示す流れ図である。
【図7】第2の実施例による車両の変位角計測装置を用
いたナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【図8】補正値設定処理を示す流れ図である。
【図9】第3の実施例による車両の変位角計測装置を用
いたナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【図10】補正値設定処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1,21,31 ナビゲーションシステム 2 GPSレシーバ 4 コントローラ 9 車速センサ 10 ジャイロセンサ(角速度検出手段) 11 傾斜センサ 22 操舵角センサ 32 左車輪速センサ 33 右車輪速センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に加わる角速度を検出信号として検
    出する角速度検出手段と、該角速度検出手段から出力さ
    れる検出信号中の誤差分を補正するための補正値を予め
    設定する補正値設定手段と、前記角速度検出手段から出
    力される検出信号の信号値と該補正値設定手段により設
    定された補正値とを用いて検出信号の補正を行う信号補
    正手段と、該信号補正手段から出力される補正後の検出
    信号を積分することにより、車両が移動したとき進行方
    向の角度変化を変位角として演算する変位角演算手段と
    からなる車両の変位角計測装置において、 前記補正値設定手段は、前記車両に角速度が作用してい
    るか否かを判定する角速度判定手段と、前記車両が水平
    状態にあるか否かを判定する水平状態判定手段と、前記
    角速度判定手段によって角速度が作用していないと判定
    すると共に前記水平状態判定手段によって車両が水平状
    態にあると判定したときに、前記角速度検出手段から出
    力される検出信号の信号値を補正値として記憶する補正
    値記憶手段とから構成したことを特徴とする車両の変位
    角計測装置。
  2. 【請求項2】 前記信号補正手段は、前記角速度検出手
    段から出力される検出信号の信号値と前記補正値設定手
    段により設定された補正値とを加算または減算すること
    により、検出信号の補正を行う構成としてなる請求項1
    記載の車両の変位角計測装置。
  3. 【請求項3】 前記水平状態判定手段は、車両に設けた
    傾斜角検出手段から検出される傾斜角が、車両が水平状
    態にあると許容することができる所定角度内にあるとき
    に、車両が水平状態にあると判定する構成としてなる請
    求項1または2記載の車両の変位角計測装置。
  4. 【請求項4】 前記角速度判定手段は、車両に設けられ
    た車速センサを用いて車両が走行しているときには車両
    に角速度が作用しているものとして判定する構成として
    なる請求項1,2または3記載の車両の変位角計測装
    置。
  5. 【請求項5】 前記角速度判定手段は、車両のハンドル
    に設けられた操舵角センサを用いて車両を操舵している
    ときには車両に角速度が作用しているものとして判定す
    る構成としてなる請求項1または2記載の車両の変位角
    計測装置。
  6. 【請求項6】 前記角速度判定手段は、左,右の車輪近
    傍に設けられた右車輪速センサ,左車輪速センサを用い
    て車輪速差があるときには車両に角速度が作用している
    ものとして判定する構成としてなる請求項1または2記
    載の車両の変位角計測装置。
JP9190699A 1997-07-01 1997-07-01 車両の変位角計測装置 Pending JPH1123298A (ja)

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