JPH11232964A - スライド式スイッチ - Google Patents

スライド式スイッチ

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JPH11232964A
JPH11232964A JP7824598A JP7824598A JPH11232964A JP H11232964 A JPH11232964 A JP H11232964A JP 7824598 A JP7824598 A JP 7824598A JP 7824598 A JP7824598 A JP 7824598A JP H11232964 A JPH11232964 A JP H11232964A
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JP
Japan
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contact
piece
spring
spring piece
hole
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JP7824598A
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English (en)
Inventor
Akira Oshitani
明良 押谷
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ACE FIVE KK
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ACE FIVE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触信頼性をより高め、吸着方式による自動実
装を容易とさせるスライド式スイッチを提供する。 【解決手段】両側面を貫通する貫通孔(7)を有するケ
ース(2)と、貫通孔に装填される棒状のスライダー
(11)と、バネ片(21)を具備した接触バネ(2
0)と、バネ片の先端部(23)に近接せしめる接触片
(26)を具備した接触子(25)とで構成し、スライ
ダーが貫通孔内を移動する際に、スライダーの作用部
(13)がバネ片の突部(22)に当接し、連動してバ
ネ片の先端部が接触子の接触片に当接することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スライダーの移
動により電気回路を開閉せしめるスライド式スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6にスライド式スイッチの従来例にお
ける一回路分の横断面を示す。第1の端子(61)と第
2の端子(62)は、下ケース(69)の内部上面に第
1の接触面(63)と第2の接触面(64)が位置する
ように、上ケース(68)と下ケース(69)に挟まれ
保持されている。また、弓状に湾曲した中継端子(6
7)は、その中央部でT形スライダー(60)に固定さ
れ、第1の接触面(63)および第2の接触面(64)
に上置きされた後、上ケース(68)がT形スライダー
(60)ごと下ケース(69)に押し当たるよう融着さ
れることにより、第1の接触面(63)および第2の接
触面(64)を押圧している。
【0003】T形スライダー(60)が図示されるごと
く閉方向(70)に移動した位置にあるとき、すなわ
ち、中継端子(67)の両腕部が第1の接触面(63)
と第2の接触面(64)に当接している状態において
は、第1の端子(61)と第2の端子(62)とは電気
的に導通可能で、いわゆる、スイッチとして閉回路状態
となる。そして、T形スライダー(60)が開方向(7
1)に戻されたときは、中継端子(67)の片腕が第2
の接触面(64)から離れ、第1の端子(61)と第2
の端子(62)とは電気的に不導通で開回路状態とな
る。
【0004】この従来例の構造によれば、スイッチとし
ての接続導体は、第1の端子(61)と第2の端子(6
2)および中継端子(67)の三体により構成されてお
り、これらの相互間には、第1の接触部(65)と第2
の接触部(66)の二つの接触部が存在することにな
る。接触の信頼性からいえば、接触部の数が少ない程接
触不良となる確率が低くなることは周知のごとくであ
り、中継端子(67)を介在させる方式は、この点で不
利となる。
【0005】また、この従来例の構造によれば、上ケー
ス(68)の上面にはT形スライダー(60)の往復移
動操作のため、開口部(72)が設けられている。近
年、基板搭載部品の自動実装が盛んとなる中、搭載部品
の上面は吸着ノズルを当てるための平坦で広い吸着面を
備えることが望ましい。よって、従来例の開口部(7
2)の存在は不都合なものであり、上面に対し吸着用テ
ープを貼り付ける等の対処が必要とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来例の
構造によるスライド式スイッチは、接触部の数を一つに
減らして接触信頼性を高めることが困難であり、また、
吸着ノズルによる基板への自動実装に際し、吸着用テー
プの貼り付け、実装後の吸着用テープの取り外し等コス
ト増を招くものであった。
【0007】
【発明の目的】よって、本発明の目的とするところは、
上述のごとき従来技術の有する問題点を解決するもので
あって、接触信頼性をより高め、吸着方式による自動実
装を容易とさせるスライド式スイッチを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、実装する基板の表面と対面する面を底面とし底面に
隣接する第1の側面と第1の側面の反対側の第2の側面
との間を貫通する貫通孔を有するケースと、貫通孔に装
填され貫通孔の貫通方向において所定量の往復移動をせ
しめる棒状のスライダーと、貫通孔に装填され第1の側
面側に突出する第1の端部とさらに第1の端部と連結し
て第2の側面方向に延びるバネ片とを具備した接触バネ
と、貫通孔に装填され第2の側面側に突出する第2の端
部とさらに第2の端部と連結して第1の側面方向に延び
る接触片とを具備した接触子とで構成し、接触バネのバ
ネ片はその中間部分に突部を有し、接触子の接触片はバ
ネ片の先端部に近接するよう配され、スライダーはその
長手方向の側部に厚肉となる作用部を有しかつバネ片に
沿うよう配され、スライダーが貫通孔内で第2の側面方
向に移動する際に作用部がバネ片の突部に当接し連動し
てバネ片の先端部が接触子の接触片に当接することによ
り達成される。
【0009】
【作用】本発明のスライド式スイッチは、実装する回路
基板の配線パターン上の所定の区間に搭載され、機械的
操作によりその配線路の電気的開閉を可能とさせるもの
である。本スライド式スイッチのケースの両側面には、
回路基板の配線パターンと半田付け等により半永久的接
続するための接続端部が、ケースの両側面間を貫通する
貫通孔に対応した位置で突出している。そして、一方の
側面側の接続端部である第1の端部から貫通孔内に伸長
するバネ片は、貫通孔内にて弾性変位が可能となるよう
にそのバネ片の根元部分でケースに保持されている。さ
らに、もう一方の側面側の接続端部である第2の端部か
ら貫通孔内に伸長する接触片は、バネ片の先端部とその
長手方向で重なる配置にてケースに保持されている。そ
して、バネ片に沿う配置で貫通孔に挿入される棒状のス
ライダーは、その長手方向におけるその側面に段差が形
成され、厚肉断面となるその段差の頂部は、本スイッチ
が閉状態を得るときにはバネ片の中間部分に配された突
部に当接せしめるものとして、また、本スイッチが開状
態を得るときにはバネ片の根元部分とその突部との間で
バネ片に近接せしめるものとして所定の位置に設けられ
ている。そして、これらの貫通孔に装填される構成部品
は、ケースの側面方向から組み込まれるものであり、ケ
ースの上面に従来例のような開口孔を形成させるもので
はない。
【0010】そして、貫通孔に装填されたスライダーの
段差頂部がバネ片の根元部分とその突部との間に位置し
たとき、バネ片の先端部と接触片とは、好ましくは僅か
な空間を残し近接する配置としている。この状態でバネ
片と接触片は、電気的に不導通であり、ケース両側面の
接続端部に接続される配線回路は開回路となる。そし
て、この状態からスライダーを第2の端部方向、すなわ
ち、スライダーの段差頂部がバネ片の突部に当接する方
向に移動させると、段差頂部はバネ片の突部の表面を摺
動しながら押圧し、押圧されたバネ片は、その根元部分
を支点として弾性変位がなされる。そしてバネ片の先端
部も当然ながら連動変位し、近接していた接触片に当接
することが可能となる。このようにスライダーの段差頂
部とバネ片の突部、および、バネ片の先端部と接触片の
位置関係と、スライダーの移動量との相対関係を所定の
設定とすれば、スライダーの移動によりバネ片と接触片
とは電気的に導通可能となり、接続端部に接続される配
線回路は閉回路となる。そして、スライダーを元の位置
に戻すとバネ片の弾性復元力によりその先端部が接触片
から離れ、配線回路は開回路に戻りスイッチとしての開
閉機能が果たされる。上述のごとく本発明のスライド式
スイッチの接続導体は、基本的に接触バネと接触子の二
体のみで構成されているのにもかかわらず、スライダー
の往復移動により配線回路の電気的開閉を自在なものと
している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとずき本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明によるスライド
式スイッチの第1の実施例を示した分解斜視図、図2は
第1の実施例の正面図、図3は図2におけるX−X′線
に沿う部分断面図(開状態)、図4は図2におけるX−
X′線に沿う部分断面図(閉状態)、図5は本発明によ
るスライド式スイッチの第2の実施例を示した分解斜視
図である。
【0012】図1において、上面(4)に平坦面を有す
るケース(2)は、第1の側面(5)と第2の側面
(6)との間を貫通する複数の貫通孔(7)が配列さ
れ、各貫通孔(7)には、接触バネ(20)と接触子
(25)およびスライダー(11)が装填され、スライ
ド式スイッチ(1)を構成している。そして、接触バネ
(20)の第1の端部(24)と接触子(25)の第2
の端部(27)とは、実装する基板(8)上の配線パタ
ーン(9)に半田付け接続されるようケース(2)の両
側面より突出して配されている。また、接触バネ(2
0)は、対向して伸長する二片のバネ片(21)を具備
し、接触子(25)も対向する二片の接触片(26)を
具備している。
【0013】図2は、組立完成されたスライド式スイッ
チ(1)が基板(8)に実装された状態において、第1
の側面(5)側より見た正面図であり、貫通孔(7)
は、基板(8)の表面に対し水平方向に所定の間隔で配
列されている。図3はスライド式スイッチ(1)が開回
路状態であるときの配置を示したもので、スライダー
(11)は、その長手方向の側部(12)に配された段
差の谷部(15)にバネ片(21)の突部(22)が収
まる位置で、対向する二片のバネ片(21)に挟まれ保
持されている。この状態において、二片のバネ片(2
1)のそれぞれの突部(22)から対向しつつ互いに離
れる方向に延長した先端部(23)は、二片の接触片
(26)に対し、それぞれその内側に近接して配されて
いる。この配置において先端部(23)と接触片(2
6)とは、電気的に不導通である。
【0014】図4は、図3の状態からスライダー(1
1)を第2の端部(27)方向に外力により移動させた
状態を示しており、スライダー(11)は、その段差の
頂部(14)がバネ片(21)の突部(22)を摺動
し、その作用部(13)が二片のバネ片(21)を押し
広げる状態になるまで移動している。この状態におい
て、二片のバネ片(21)の先端部(23)も連動して
広がり、先端部(23)は、接触片(26)に当接し電
気的に導通可能となる。
【0015】図5は、第2の実施例を示したものであ
り、ケース(32)に配列される複数の貫通孔(37)
の配列間隔を図1に示される第1の実施例と比較し狭
め、より小型化したものである。接触バネ(50)は一
片のバネ片(51)を具備し、接触子(55)は一片の
接触片(56)を具備し、スライダー(41)はその片
側面に厚肉となる作用部(43)を配している。スライ
ダー(41)が移動し、バネ片(51)の先端部(5
3)が接触子(55)の接触片(56)に当接する機構
は、第1の実施例の機構と基本的に同様であるが、ケー
ス(32)内に装填される構成部品をより簡素化構造と
したため小型化を実現している。
【0016】本発明のスライド式スイッチは、第1およ
び第2の実施例に示したごとく、その接続導体を接触バ
ネ(20,50)と接触子(25,55)の二体で構成
し、スイッチとしての接触部は、この二体間のみとして
いる。また、ケース(2,32)は、その上面(4,3
4)において自動実装用の吸着面を充分確保している。
さらに、従来例と比べ構成部品点数が少ないため、開発
コストおよび製品コストの低減が可能となる。
【0017】なお、スライダー(11,41)の往復移
動は、その長手方向の両端部に対し、指先や先細状工具
等を押し当て、貫通孔(7,37)の貫通方向に力を加
えることにより操作できるものであり、また、スライダ
ー(11,41)と、貫通孔(7,37)内面もしくは
接触バネ(20,50)との関係において、それらの任
意の箇所に凹凸を設けることにより操作感覚を向上させ
ても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構成部品点数が少ないにもかかわらず、接触信頼性をよ
り高め、かつ、吸着方式による自動実装化を容易とさせ
るスライド式スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライド式スイッチの第1の実施
例を示した分解斜視図
【図2】本発明による第1の実施例を示した正面図
【図3】図2におけるX−X′線に沿う部分断面図(開
状態)
【図4】図2におけるX−X′線に沿う部分断面図(閉
状態)
【図5】本発明によるスライド式スイッチの第2の実施
例を示した分解斜視図
【図6】従来のスライド式スイッチの一例を示した横断
面図
【符号の説明】
(1,31)スライド式スイッチ (2,32)ケース (3)底面 (4,34)上面 (5)第1の側面 (6)第2の側面 (7,37)貫通孔 (8)基板 (9)配線パターン (11,41)スライダー (12)側部 (13,43)作用部 (14)段差の頂部 (15)段差の谷部 (20,50)接触バネ (21,51)バネ片 (22)突部 (23,53)先端部 (24)第1の端部 (25,55)接触子 (26,56)接触片 (27)第2の端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装する基板(8)の表面と対面する面
    を底面(3)とし、底面(3)に隣接する第1の側面
    (5)と第1の側面(5)の反対側の第2の側面(6)
    との間を貫通する貫通孔(7)を有するケース(2)
    と、 貫通孔(7)に装填され、貫通孔(7)の貫通方向にお
    いて所定量の往復移動をせしめる棒状のスライダー(1
    1)と、 貫通孔(7)に装填され、第1の側面(5)側に突出す
    る第1の端部(24)とさらに第1の端部(24)と連
    結して第2の側面(6)方向に延びるバネ片(21)と
    を具備した接触バネ(20)と、 貫通孔(7)に装填され、第2の側面(6)側に突出す
    る第2の端部(27)とさらに第2の端部(27)と連
    結して第1の側面(5)方向に延びる接触片(26)と
    を具備した接触子(25)とで構成されるスライド式ス
    イッチであって、 接触バネ(20)のバネ片(21)は、その中間部分に
    突部(22)を有し、 接触子(25)の接触片(26)は、バネ片(21)の
    先端部(23)に近接するよう配され、 スライダー(11)は、その長手方向の側部(12)に
    厚肉となる作用部(13)を有しかつバネ片(21)に
    沿うよう配され、 スライダー(11)が貫通孔(7)内で第2の側面
    (6)方向に移動する際に、作用部(13)がバネ片
    (21)の突部(22)に当接し、連動してバネ片(2
    1)の先端部(23)が接触子(25)の接触片(2
    6)に当接することを特徴とするスライド式スイッチ。
JP7824598A 1998-02-19 1998-02-19 スライド式スイッチ Pending JPH11232964A (ja)

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JP7824598A JPH11232964A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 スライド式スイッチ

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JP7824598A Pending JPH11232964A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 スライド式スイッチ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102737894A (zh) * 2012-06-11 2012-10-17 湖北三江航天红林探控有限公司 分段接通式拉力开关

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102737894A (zh) * 2012-06-11 2012-10-17 湖北三江航天红林探控有限公司 分段接通式拉力开关

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