JPH11232499A - 予約データ記憶媒体発行システム - Google Patents

予約データ記憶媒体発行システム

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JPH11232499A
JPH11232499A JP4425098A JP4425098A JPH11232499A JP H11232499 A JPH11232499 A JP H11232499A JP 4425098 A JP4425098 A JP 4425098A JP 4425098 A JP4425098 A JP 4425098A JP H11232499 A JPH11232499 A JP H11232499A
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JP
Japan
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data storage
storage medium
reservation
reservation data
processing unit
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Application number
JP4425098A
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English (en)
Inventor
Tadashi Maeda
匡 前田
Tetsuo Yoshikawa
哲生 吉川
Yoshiro Tasaka
吉朗 田坂
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Ticket-Dispensing Machines (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の整理券発行システムでは、予約希望時
刻を利用者側から積極的に入力できなかったり、予約が
すでに満員か否かの判断が、その会場毎の固定した最大
収容能力データに基づいて行われており、実際はキャン
セル等により予約時刻に会場に来る人数の方が少なくな
るので、結果として効率的な施設運営が出来なくなって
いた。 【解決手段】 整理券を発行する予約データ記憶媒体発
行装置と、データ処理を行う中央処理装置と、会場への
入場を制御する入場ゲート装置から構成されるシステム
を、中央処理装置では各種の条件下、例えばキャンセル
等の予約以後の不確定要素である、アトラクションの種
類、天候、一日の時間帯、週の曜日、一年のうちの季
節、等を変数とするルールに基づいて、適切な各アトラ
クション会場毎の最大収容能力データの設定(最大予約
受け付け数)を推論するように構成する。この推論には
例えばファジー推論を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテーマパー
ク内のアトラクション入り口等で入場待ち行列が発生す
る場所に設置して待ち行列を解消し、かつ入場キャンセ
ルが発生した場合にも入場者数や稼動率が低下しないよ
うにする予約データ記憶媒体発行システムの分野に関す
る。ここで言う予約データ記憶媒体とは一例を挙げれば
入場予約整理券を含む広い概念を意味する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば大規模な遊戯場のアトラク
ション会場(パビリオン)では、利用者の人気の度合い
に応じて各アトラクション会場への入場には、順番待ち
の長蛇の列を生じたり、また反対に十分な入場者が得ら
れず折角の施設が十分利用されない事態が生ずる。この
ため利用者側からすれば自分の順番が来るまで待ち行列
の中で無駄な時間を過ごさなければならず、またアトラ
クション会場の運営者側からすれば、効率的な施設運用
が出来ないばかりか、利用者が待ち行列に釘付けされて
いるために、その間、彼らが付属売店(例えばレストラ
ンや、お土産品の売店等)でのショッピングの機会が失
われる結果、全体として会場内の売り上げが低下する弊
害があった。そのための各アトラクションへの入場整理
券発行システムがいろいろ考案されている。
【0003】従来の整理券発行システムとしては、次の
様なものが知られている。第1のシステムとしては、特
開平1−134565号公報に開示されているように、
大規模な遊戯場のアトラクション会場(パビリオン)に
おける顧客の利用順位を予約するように構成されたカー
ドシステムであって、識別データが記憶されたカード
と、このカードから識別データを読み取るカードデータ
読取手段と、前記読み取られた識別データが読取順に順
位付けされて記憶される予約データ記憶手段と、前記読
み取られた識別データを前記予約データ記憶手段に順位
付けして記憶すると共に、当該読み取られた識別データ
の順位と予め設定された標準単位所要時間とに基づき予
約時刻を演算する制御手段と、前記演算された予約時刻
を報知する報知手段とを具備している。
【0004】第2のシステムとしては、特開平3−16
4992号公報に開示されているように、ホストコンピ
ュータのデータベース上に、各パビリオン、乗り物の所
要時間、収容能力、場所などの情報を格納しておくこと
により、この情報を入場者の条件(人数、許容能力、優
先順位)によって加工し、整理券発行機から整理券を発
行することで入場者は最小の待ち時間で、最適な順序で
アトラクション会場で行動することが出来る。
【0005】第3のシステムとしては、特開平6−19
940号公報に開示されているように、カード発行手段
によって会場の予約カードとして有効なカードを発行
し、入場予約手段ではカードが会場への入場に際し投入
されると、該会場への入場者を累積加算し、これによっ
てカード投入者の入場可能時刻を印字するようにする。
このため入場者は印字された入場化の時刻に会場へ来る
だけで即入場可能となり、大規模遊技場内における各種
会場の如く、所定の定員を有する会場であって、しかも
入場者を入れ替える会場への入場を、無駄な待ち時間を
過ごすことなくスムーズに行うことが出来る。
【0006】さらに第4のシステムとしては、特開平3
−48385号公報に開示されているように、各会場毎
の予約状況をコンピュータに記憶しておき、入場者が予
約カードとしての磁気カードを予約設定装置へ挿入する
と同時に自分の入場希望時刻を入力し、コンピュータは
入場予約状況に基づきその入場希望時刻にまだ十分な余
地があれば予約カードにその入場予約時刻を書き込み、
利用者はその予約時刻に、会場に設置された端末でその
予約カードを読み取らせて入場するシステムである。な
お第5のシステムとして、特開平4−5784にも同様
なシステムが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第1
から第3のシステムでは、利用者は単に端末側から与え
られる入場予定時刻が印字されている予約カードが与え
られるだけで、自分の選択による時間帯を予約すること
が出来ない。これは特に大規模な遊戯場内で、自分のス
ケジュールに合う入場予約時刻が取れなかったり、また
複数のアトラクション会場の入場予約をする場合には、
各予約時刻が重複してしまったり、さらにまた会場内の
移動時間が考慮されていないため、折角取れた予約時刻
に間に合わないといった不都合が生ずることになる。
【0008】また上記第4および第5のシステムでは、
予約希望時刻を利用者側から積極的に入力できるように
なっているが、もともと予約が満員か否かの判断が、そ
の会場毎の固定した最大収容能力データに基づいて行わ
れており、実際はキャンセル等により予約時刻に会場に
来る人数の方が少なくなるので、結果として効率的な施
設運営が出来なくなる。特にこのようなキャンセル等の
予約以後の不確定要素は、アトラクションの種類、天
候、一日の時間帯、週の曜日、一年のうちの季節、等に
よって微妙に異なり、その会場毎の最大収容能力データ
の設定は(最大予約受け付け数)は、経験的な感によっ
てプラスアルファーを加えて設定されなければならない
という問題点があった。
【0009】さらに大規模遊戯場における複数のアトラ
クション会場への入場をまとめて予約する場合には、上
記引例のように各人が時間指定をしても、その会場移動
に所定の時間がかかり、そのため不慣れな利用者は実際
には回り切れない予約時刻を取ってしまい、結果として
はキャンセルせざるをえなくなる事が起こりうる。従っ
て実際に移動可能なコース設定と予約時刻を確保する必
要があった。
【0010】また頻繁に起こりうる事前キャンセルに対
しても引例のようなシステムでは十分に対応が出来ず、
結果として折角まだ予約受け付けに余裕がある場合にも
予約が受け付けられないという不具合が起こる問題点が
あった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の問題点に着目してなされたもので、以下のような解決
手段で構成されている。すなわち本発明は、例えば整理
券を発行する予約データ記憶媒体発行装置と、データ処
理を行う中央処理装置と、会場への入場を制御する入場
ゲート装置から構成されるシステムで、中央処理装置で
は各種の条件下、例えばキャンセル等の予約以後の不確
定要素である、アトラクションの種類、天候、一日の時
間帯、週の曜日、一年のうちの季節、等を変数とする推
論ルールに基づいて、適切な各アトラクション会場毎の
最大収容能力データの設定(最大予約受け付け数)を推
論するように構成されている。これにより、無駄の無い
最大収容能力データの設定をすることが出来る。
【0012】また中央処理装置には、大規模遊戯場内の
各アトラクション会場の地理的な分布や各アトラクショ
ンの所要時間を考慮に入れたコース設定をチェックする
機能が設けられている。これにより、最初から時間的に
不可能な予約が防止される。
【0013】さらに中央処理装置には、事前キャンセル
処理や、利用者ごとの会場利用ポイント積算に関する機
能を設けることによってリピート客に対するインセンテ
ィブを与えるための処理機能が設けられている。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を以下図面に
基づいて詳述する。図1は本システムの全体図を示して
いる。すなわち予約データ記憶媒体発行装置の一例であ
る予約データ記憶媒体発行装置1は、利用者が希望する
予約時刻を入力した後に、その予約時刻を印字および磁
気的あるいは光学的に記憶したデータ記憶媒体、例えば
予約券あるいは整理券を発行する機能を有する。この予
約データ記憶媒体発行装置1は、遊戯場入口や、遊戯場
内の人が集まる要所要所に設置されている。中央処理装
置2は予約データ記憶媒体発行装置1からの予約時刻問
い合わせに基づき予約可能か否か等について推論を行
い、その結果を予約データ記憶媒体発行装置1へレスポ
ンスする機能を有する。この推論は例えばファジー推論
によって行われる。またこの中央処理装置2は、遊戯場
管理オフィス等に設置されており、必要に応じて管理者
により各アトラクション会場の最大収容能力データ設定
のための条件設定がされる。入場ゲート装置3は利用者
が整理券を読ませることにより、予約時刻を中央処理装
置2で確認し、もしその予約時刻が今回のアトラクショ
ン時刻に合致する場合はゲートを開いて利用者を会場に
入れる機能を有する。
【0015】図2は予約データ記憶媒体発行装置1の詳
細を示している。操作部11はテンキー又は予め時間設
定がされている複数のキーである。これにより各アトラ
クション会場毎の希望予約時刻、キャンセル待ち登録、
発行済み整理券のキャンセル登録、コース設定登録、ル
ートチェック、等の情報を利用者が入力することが出来
る。
【0016】表示部12は例えばCRT等で、利用者が
予約時刻や込み具合を目視確認するためのものである。
利用者は例えば何時の時間帯には、何人のキャンセル待
ちがすでに存在するのかが判り、適切な予約ができるよ
うになっている。ここに表示されている各アトラクショ
ン会場毎の予約受付可能な予約時刻は常にCPU15を
経由して中央処理装置2によってアップデートされてい
る。
【0017】予約データ記憶媒体発行部13は予約が可
能な場合、アトラクション会場名と予約時刻に関する予
約データを記憶するデータ記憶媒体を発行する。例えば
磁気カードやICカード等の発行機である。
【0018】カードリーダ/ライター部14は、例えば
整理券カードが磁気カードなどで出来ている場合には各
アトラクション会場毎の予約時刻変更、キャンセル、等
を行う際に利用者が整理券を挿入して整理券のデータを
変更する際に使用する。
【0019】CPU15は、上記の各ユニットと中央処
理装置2との制御を行うものである。
【0020】図3は中央処理装置2の詳細を示してい
る。これは専用の回路を組んでもいいし、または汎用の
パソコンでもよい。各処理部の機能を以下に説明する。
【0021】推論処理部21は本発明の最も中心的な機
能であるが、ここでは各種の条件下、例えばキャンセル
等の予約以後の不確定要素である、アトラクションの種
類、天候、一日の時間帯、週の曜日、一年のうちの季
節、等を変数とするルールに基づいて、適切な各アトラ
クション会場毎の最大収容能力データの設定(最大予約
受け付け数)を推論するように構成されている。例えば
推論処理にファジー推論を利用する場合には、推論ルー
ルにはファジーのIF、THEN形式で表されたルール
を利用する。このルールは変数をパラメータとするルー
ルで構成されている。例えば推論ルールとして以下のよ
うなルールがある。 IF 天気が晴れ、 THEN キャンセル数が小 曇り、 中 雨、 大 雪、 大 IF 気温が高い、 THENキャンセル数が大 普通、 小 低い 中 IF 時間が朝食時間、 THENキャンセル数が小 昼食時間 大 夕食時間 中 IF 曜日が平日(月-金)、THENキャンセル数が小 土曜日、 中 日曜日、 大 このようなIFの前件部の入力に対して、キャンセルの
度合いをTHEN以下の後件部を対応させてルールを設
定している。なお上記の例では時間、曜日等はパソコン
上で自動設定される。
【0022】図4、図5は上記キャンセルの度合いを示
すメンバーシップ関数を表わした図である。このメンバ
ーシップ関数は、IFの前件部で各パラメーター毎に入
力された入力情報に対して、各パラメータ毎にキャンセ
ル度合いをTHENの後件部で推論する。各パラメータ
毎に推論した結果をもとに総合推論を行い適切なキャン
セル度合いを推論する。以下はこのメンバーシップ関数
の見方について詳述する。
【0023】図4(a)に示すように、天候パラメータ
の前件部メンバーシップ関数において入力情報(i)が
入力されるとその入力情報と交わる点(A)と点
(B)、すなわち天気が晴れた時のキャンセル度合い
と、曇りの時のキャンセル度合いをルールに従って導い
たものが後件部メンバーシップ関数となり、ここでは横
軸にキャンセル数、縦軸に適合度として表されている。
この事例では後件部でキャンセル度合い(小)の適合度
を0.8、キャンセル度合い(中)の適合度を0.3と
それぞれ推論することが出来る。
【0024】また図4(b)では、温度パラメータ前件
部メンバーシップ関数において入力情報(ii)が入力
されるとその入力情報と交わる点(C)と点(D)、す
なわち気温が高い時のキャンセル度合いと、気温が普通
の時のキャンセル度合いをルールに従って導いたものが
後件部メンバーシップ関数となり、ここでは横軸にキャ
ンセル数、縦軸に適合度として表されている。この事例
では後件部でキャンセル度合い(小)の適合度を0.
6、キャンセル度合い(大)の適合度を0.2とそれぞ
れ推論することが出来る。
【0025】さらに図4(c)では、時間パラメータ前
件部メンバーシップ関数において入力情報(iii)が
入力されるとその入力情報と交わる点(E)、すなわち
昼食時間の時のキャンセル度合いをルールに従って導い
たものが後件部メンバーシップ関数となり、ここでは横
軸にキャンセル数、縦軸に適合度として表されている。
この事例では後件部でキャンセル度合い(大)の適合度
を0.7と推論することが出来る。
【0026】さらに図5(a)では、曜日パラメータ前
件部メンバーシップ関数において入力情報(iv)が入
力されるとその入力情報と交わる点(F)、すなわち曜
日におけるキャンセル度合いをルールに従って導いたも
のが後件部メンバーシップ関数となり、ここでは横軸に
キャンセル数、縦軸に適合度として表されている。この
事例では後件部でキャンセル度合い(小)の適合度を
0.4、キャンセル度合い(大)の適合度を0.4とそ
れぞれ推論することが出来る。
【0027】以上のように、上記図4(a)から図5
(a)の各パラメータ毎のキャンセル度合いの適合数に
ついて図5(b)に示すように、総合推論を行い適切な
キャンセル度合いを推論するように構成されている。す
なわちこの場合は例えばいわゆる「最大グレード実行
法」を採用すれば、上記の場合最大の適合値は0.8と
なり見込みキャンセル数は「小」となり0となる。なお
後件部の具体的なキャンセル数は任意に過去の経験則か
ら決定することが出来る。そしてこのように設定された
見込みキャンセル数が、標準最大収容能力数に加算され
てその日、その時刻の各アトラクション会場毎の最大収
容能力データ(最大予約受け付け数)が設定される。従
ってこのルールさえ予め決定しておけば、あとは必要に
応じて前件部を入力すれば自動的に最大収容能力データ
が設定され、そのMAX数まで予約受付がされる。なお
各アトラクション会場とも、整理券無しで入場可能な人
数を別枠で設けておき、これとは別枠で一定の整理券発
行枚数を決定してもよい。このバランスは各アトラクシ
ョン毎に決定するのがよい。
【0028】図3は中央処理装置のブロック図である。
入力部22はオペレータによって、必要なデータを入力
するためのキーボードである。
【0029】チェックイン処理部23は実際に整理券が
使用されたかを登録し、後述の入場ゲート装置3とのイ
ンターフェースをとる機能を有する。
【0030】ポイント積算処理部24は、例えば利用客
に記憶媒体付きのメンバーズカードを配布して、アトラ
クション毎に一定の得点ポイントと与えるシステムで、
入場ゲート装置3から与えられる信号でポイントが加算
されるような構成になっている。
【0031】キャンセル処理部25は、すでに発行済み
の整理券が予約データ記憶媒体発行装置1へ挿入されキ
ャンセル操作が行われると、そのデータに基づいてキャ
ンセル処理が行われて、後の利用者が整理券を入手出来
るように処理される。あるいは利用者からの電話による
キャンセルを本システムのオペレータがマニュアルで入
力することも出来る。
【0032】予約独占防止処理部26は、例えばあるア
トラクション会場について、必要以上数の整理券を一人
占めするような事がないようにチェックする機能であ
る。このためには、例えば整理券を発行する前に、各人
が一枚ずつ持っている遊戯場入場券(磁気ストライプ付
き)を予約データ記憶媒体発行装置1で読ませた上で、
整理券を発行するようなシステムにしてもよい。すなわ
ちその遊戯場入場券には連番が記憶されており、同一の
連番にたいしては一枚の整理券だけを発行するようにし
てもよい。
【0033】コースチェック処理部27は、複数箇所の
アトラクション会場の予約時刻がその時間から実際に回
れるのかをチェックするための機能である。ここにはデ
ータベースとして、各パビリオン、乗り物の所要時間、
収容能力、場所、等が格納されている。これによって利
用者が予約しようとする内容が、時間的に又は広い遊戯
場内の地理的な条件から、現実的でない予約をチェック
する事が出来る。
【0034】コース設定処理部28は、予約データ記憶
媒体発行装置1からのコース設定リクエストの入力に基
づき、各アトラクション会場の込み具合から判断して最
も効率的なルートをリコメンドして、パッケージとして
各アトラクション会場の整理券を発行する処理を行う機
能である。これは上記データベースにより最適なルート
が決定される。
【0035】CPU15は上記の各ユニットを制御する
機能を有するとともに、アトラクション会場毎の予約可
能な予約時刻を予約データ記憶媒体発行装置1に対し送
信し、データのアップデートを常時行っている。
【0036】図6は入場ゲート装置3の詳細を示してい
る。これは各アトラクション会場の入口に設置される。
【0037】カードリーダ/ライター部14はアトラク
ション会場を訪問する各利用者が保持する整理券を読み
取る。その結果はCPU15を経由して中央処理装置2
で処理される。
【0038】表示部12はその整理券に記録されている
情報や、中央処理装置2からの各種情報を表示する。
【0039】ゲート開閉部33はカードリーダ/ライタ
ー部14で読み取られた整理券に記録された予約時刻
が、そのアトラクション会場の今回の時間帯に合致して
いると判断された時、CPU15から指示を受けて、会
場ゲートをその整理券保持者に開放し入場を許可する。
【0040】CPU15は上記の各ユニットと中央処理
装置2との間で制御を行う。
【0041】次に各処理手順を詳述する。 (1) 整理券発行処理 遊戯場の入口または遊戯場内の要所要所に設置された予
約データ記憶媒体発行装置1で、各利用者は整理券の発
行を各自で行う。予約データ記憶媒体発行装置1には各
アトラクション会場の選択キー、およびその開演時間が
表示部12上に表示されている。表示部12はCRT上
のタッチパネル(操作部11)になっていて、夫々利用者
がアトラクション会場ごとに予約時刻を選択できるよう
にガイダンスが付いている。この表示は中央処理装置2
で予約受け付け可能な空席があると判断される限り常に
アップデートされており、予約定員を越えれば表示部1
2にはその旨表示される。予定定員はすでに述べたよう
に、中央処理装置2内でその日の条件、例えばキャンセ
ル等の予約以後の不確定要素である、アトラクションの
種類、天候、一日の時間帯、週の曜日、一年のうちの季
節、等をファジー変数とするファジールールに基づい
て、適切な各アトラクション会場毎の最大収容能力デー
タの設定(最大予約受け付け数)がファジー推論され
て、決定されるように構成されている。
【0042】利用者らがアトラクション会場と予約時刻
を選択し終えると、その予約内容は予約データ記憶媒体
発行部13で予約データ記憶媒体に記憶されて、例えば
整理券として発行される。この整理券は各アトラクショ
ン会場に設置された入場ゲート装置3で読まれて入場の
可否が判断される。
【0043】(2)整理券のキャンセル処理 一旦整理券が発行された後、利用者がキャンセルしたい
場合には、整理券を予約データ記憶媒体発行装置1のカ
ードリーダ/ライター部14へ挿入しキャンセル処理を
する。そのデータは中央処理装置2へ送られ、その時間
帯の予約データがキャンセルされる。その後、利用者は
必要に応じて新たな予約時刻を選択して整理券の発行を
要求できる。アプリケーションによっては、キャンセル
があった場合には、そのキャンセル分を別枠として、キ
ャンセル待ちをしている利用者に割り振ってもよい。こ
のキャンセル待ちの利用者は、整理券発行時には、キャ
ンセル待ちの用の整理券を受け取る。そのキャンセル待
ちの整理券にはアトラクション会場名とキャンセル待ち
番号だけが表示されている。この場合、キャンセルが発
生した場合には、その情報は入場ゲート装置3の表示部
12に順次表示されキャンセル番号順に入場が許可され
る。
【0044】(3)コース設定処理 利用者は自分の見たい複数のアトラクション会場名を予
約データ記憶媒体発行装置1の操作部11から入力す
る。その入力に基づき中央処理装置2は各会場の空き予
約時刻と各会場間の移動時間、各アトラクションの所要
時間、およびその操作が行われた予約データ記憶媒体発
行装置1の会場内のロケーション等より最適のコースを
セットとして割り出す。その結果は整理券に印字および
磁気ストライプ上にエンコードされ予約データ記憶媒体
発行部13から整理券が発行される。また別のアプリケ
ーションでは、利用者は複数のアトラクション会場名と
おおよその希望予約時刻を入力して、中央処理装置2は
その時刻に一番近い予約時刻に決定してもよい。
【0045】(4)利用ポイント積算処理 アプリケーションによっては、利用者が整理券発行を求
める前に、磁気カードでできた入場券、または専用の会
員カードをまず読ませてから整理券発行が出来るように
構成してもよい。そのそれらの入場券または会員カード
には会員番号が記録されており、来場毎に一定のポイン
トを加算することが出来る。これによって、後日一定の
ポイントごとに一定の付加的なサービスが受けられるよ
うにしてもよい。
【0046】(5)予約独占防止処理 一人で多くのアトラクション会場の予約時刻を独占しな
いように予約独占防止処理がされている。この場合、利
用者の特定が必要であるので、例えば磁気ストライプ付
きの遊戯場の入場券や会員カードを先に予約データ記憶
媒体発行装置1で読ませてから、上記の整理券発行処理
を行う。その場合、同一のアトラクション会場へ同一入
場券または会員カードで複数の同一指定時刻を予約しよ
うとすると、中央処理装置2では予約独占とみなして、
予約を拒絶するようにシステム構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上記説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0048】最大整理券発行枚数が固定ではなく、アト
ラクションの種類、天候、一日の時間帯、週の曜日、一
年の季節、等による不確定要素をファジー変数とするフ
ァジールールに基づいて決定されるので、その最大整理
券発行枚数が実際にアトラクション会場に来る利用者の
数に近くなり、無駄の少ない予約業務が可能となる。
【0049】またキャンセル処理により整理券発行後、
その分を追加の整理券として発行でき、さらにはそのキ
ャンセル分をキャンセル待ちとして別枠で管理して、会
場入口でキャンセル待ちしている利用者へ割り振ること
もできるので、いっそう効率的な予約業務を行うことが
出来る。
【0050】さらに特に広大な遊戯場施設の場合、不慣
れな利用者はアトラクション会場の地理的な分布を熟知
していないため、移動時間から判断して、次のアトラク
ション会場で最初から不可能な予約時刻をとることがあ
るが、本発明では自動的にコース設定処理がされ、この
ような無駄が回避される。
【0051】さらにリピート客に対して、利用ポイント
積算処理により利用ポイント制を導入することが、大き
なセールスインセンティブを与えることが出来る。
【0052】さらに予約独占防止処理により、従来の一
人で不正に多くの予約を独占してしまうという弊害が防
止され、結果として遊戯場施設の効率的な運用が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体システムのブロック図を示す。
【図2】予約データ記憶媒体発行装置のブロック図を示
す。
【図3】中央処理装置のブロック図を示す。
【図4】推論処理部で使われるメンバーシップ関数を示
す。
【図5】推論処理部で使われるメンバーシップ関数を示
す。
【図6】入場ゲート装置のブロック図を示す。
【符号の説明】
1 予約データ記憶媒体発行装置 2 中央処理装置 3 入場ゲート装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の予約時刻データを有する予約デー
    タ記憶媒体を発行する予約データ記憶媒体発行装置と、 上記予約データ記憶媒体発行装置で発行する予約データ
    記憶媒体の最大発行枚数を推論によって決定する中央処
    理装置と、 上記データ記憶媒体の予約時刻データを読み取って入場
    のための所定の処理を行う入場ゲート装置、を設けた予
    約データ記憶媒体発行システム。
  2. 【請求項2】 上記予約データ記憶媒体が整理券である
    請求項1記載の予約データ記憶媒体発行システム。
  3. 【請求項3】 上記整理券が磁気カードである請求項2
    記載の予約データ記憶媒体発行システム。
  4. 【請求項4】 上記整理券がICカードである請求項2
    記載の予約データ記憶媒体発行システム。
  5. 【請求項5】 上記整理券が光カードである請求項2記
    載の予約データ記憶媒体発行システム。
  6. 【請求項6】 上記中央処理装置での推論がファジー推
    論により行われる請求項1記載の予約データ記憶媒体発
    行システム。
  7. 【請求項7】 アトラクションの種類、天候、一日の時
    間帯、週の曜日、一年のうちの季節、等による不確定要
    素を変数とするルールに基づいて、上記推論を行うこと
    によりキャンセル数を決定し、上記予約データ記憶媒体
    の最大発行枚数を決定する請求項1記載の予約データ記
    憶媒体発行システム。
  8. 【請求項8】 上記中央処理装置がさらに予約データ記
    憶媒体のキャンセル処理を行う請求項1記載の予約デー
    タ記憶媒体発行システム。
  9. 【請求項9】 上記中央処理装置がさらにキャンセル待
    ち処理を別途行う請求項8記載の予約データ記憶媒体発
    行システム。
  10. 【請求項10】 上記中央処理装置がさらに予約データ
    記憶媒体のコースチェック処理を行う請求項1記載の予
    約データ記憶媒体発行システム。
  11. 【請求項11】 上記中央処理装置がさらに予約データ
    記憶媒体のコース設定処理を行う請求項1記載の予約デ
    ータ記憶媒体発行システム。
  12. 【請求項12】 上記コース設定処理が希望予約時刻に
    基づいて行われる請求項10記載の予約データ記憶媒体
    発行システム。
  13. 【請求項13】 当該中央処理装置がさらに利用ポイン
    ト積算処理を行う請求項1記載の予約データ記憶媒体発
    行システム。
  14. 【請求項14】 当該中央処理装置がさらに予約独占防
    止処理を行う請求項1記載の予約データ記憶媒体発行シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056640A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nec Infrontia Corp 電話受付け方法およびその方法を用いた装置
JP6214021B1 (ja) * 2017-02-01 2017-10-18 ヤフー株式会社 発行装置、発行方法及び発行プログラム
JP2020052618A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社リクルート 順番管理システム、順番管理装置、およびプログラム

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