JPH11232455A - 印字検査装置 - Google Patents

印字検査装置

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JPH11232455A
JPH11232455A JP10027599A JP2759998A JPH11232455A JP H11232455 A JPH11232455 A JP H11232455A JP 10027599 A JP10027599 A JP 10027599A JP 2759998 A JP2759998 A JP 2759998A JP H11232455 A JPH11232455 A JP H11232455A
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豊文 谷口
Masayuki Hase
雅幸 長谷
Kiyoshi Ishikawa
澄 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度の変化によって色彩が変化するインクを
用いたマークが施されている場合であっても高精度に印
字状態を検査することができる印字検査装置を提供す
る。 【解決手段】 部分画像消去部95は、2値化画像におい
て缶Cの底部の輪郭の2値化像を特定し、マークの領域
に相当する消去領域の2値化像を消去し、段切り出し部
96は、消去処理を行った2値化画像において複数文字列
を特定し、特定した文字列を前記画像から1段ずつ切り
出す。文字切り出し部97には、文字を切り出すための文
字幅が予め定めてあり、文字切り出し部97は文字列が与
えられる都度、その文字列に含まれる各文字を特定し、
特定した文字の幅が前記文字幅以上であるか否かを判断
し、そうである文字のみを一文字ずつ切り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品に印字された
製造日又は製品番号等の印字状態を検査する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】飲料缶,食品用缶等の缶製品の底部に
は、印字装置によって、数字,英字,記号又はそれらの
組み合わせで、製造日,製品番号等が5×7ドット程度
で印字されるが、印字状態が不良である場合、その程度
によっては製造日又は製品番号を判読することができな
いため、印字不良の製品を取り除く必要がある。印字不
良の製品が連続する場合、印字装置を調整しなければな
らないため、印字装置による印字に続けて印字不良製品
の排除が行われる。
【0003】そのような印字不良製品を排除するため
に、以下の装置が実用化されている。即ち、複数の缶
を、底部を上側にして所定の間隔でコンベアに載置し、
該コンベアによって各缶を一列に搬送する。缶の搬送域
には、インクを複数の位置へ射出する印字ヘッドが缶の
底部に対向するように配置してあり、該印字ヘッドによ
って各缶の底部に、予め設定された数字及び記号等が印
字される。印字ヘッドより下流側のコンベアの上方に
は、印字検査装置に備えられた撮像装置が支持部材によ
って支持されており、コンベアによって搬送された缶が
撮像装置の直下の位置に達したとき、撮像装置は缶の底
部を撮像する。撮像装置の出側には、缶の搬送方向と直
交する方向に缶の側部を押す排除用シリンダが、缶の搬
送領域に臨ませて配設してある。
【0004】印字検査装置には辞書が備えられており、
該辞書には、例えば5×7ドットで正常に印字された缶
を撮像して得た画像を2値化し、文字部分を膨張処理し
て各ドットを結合した後、印字位置に基づいて印字方向
を求め、所定の文字枠で各文字を順次切り出すという処
理を行って得た複数の基準パターンが予め登録してあ
る。印字検査器は、検査対象の缶を撮像して得た画像に
ついて前同様の処理を行って得た複数の対象パターンそ
れぞれと、辞書内の対応する基準パターンとの一致度を
それぞれ算出し、算出した一致度が予め定めた閾値より
低い場合、無印字,誤印字及び文字欠け等の重不良であ
ると判定して排除用シリンダを作動させ、重不良の缶を
コンベアから排除させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、低温から高
温になるに従って、例えば黒から赤へ漸次変化するとい
うように温度の変化によって色彩が変化するインク、又
は温度が変化しても色彩が殆ど変化しないインクを用い
て、缶の底部に適宜のマークが施してある場合があり、
このような缶の底部に製造日又は製品番号等を印字する
と、製造日又は製品番号等とマークとが重なることがあ
る。製造日又は製品番号等とマークとが重なっている缶
について、前述した如き従来の印字検査装置によって製
造日又は製品番号等の印字状態を検査すると、実際の印
字状態は良好であるにも拘わらずマークと重なった部分
が重不良であると判定する誤検出が高頻度に発生すると
いう問題があった。
【0006】そのため、マークの色彩に応じた色彩のフ
ィルタを撮像装置に設け、マークの像を消去して製造日
又は製品番号等の像のみを得ることが考えられる。しか
し、そのような印字検査装置では、温度の変化に影響さ
れないインクを用いたマークの像は消去することができ
るが、温度の変化によって色彩が変化するインクを用い
たマークは、環境温度によってその色彩が変化するた
め、前記マークの像を消去することは困難である。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは被印字物に印字して
ある複数の文字を撮像して得た画像から予め定めた領域
の部分画像を消去し、部分画像を消去した画像に含まれ
る文字の像から、良否判定の対象にする文字の像を選定
する構成にすることによって、又は、一致度が閾値以下
であった文字の像の数を計数し、その計数値が予め設定
した文字数以上である場合、印字状態は不良であると判
断し、計数値が前記文字数以下である場合、印字状態は
良好であると判断する構成にすることによって、温度の
変化によって色彩が変化するインクを用いたマークが施
されている場合であっても高精度に印字状態を検査する
ことができる印字検査装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る印字検査
装置は、複数の文字が印字してある被印字物の印字部分
を撮像するようになしてある撮像装置と、該撮像装置が
撮像して得られた画像から各文字の像を各別に切り出す
切り出し手段と、切り出した各文字の像のパターンと予
め設定した標準パターンとを比較した結果に基づいて印
字状態の良否を判定する判定手段とを備える印字検査装
置において、前記画像から予め定めた領域の部分画像を
消去する手段と、部分画像を消去した画像に含まれる文
字の像から、良否判定の対象にする文字の像を選定する
手段とを備えることを特徴とする。
【0009】図10は被印字物の要部を撮像して得た画像
の一例を説明する説明図である。図10に示した如く、輪
郭が円形である缶等の被印字物に、環状のマークが製品
の中心と同心円状に施してあり、「賞味期限 199
7.9.25」及び「製造番号970925011」の
複数の文字が、製品の縁部から所定距離を隔てた位置か
ら製品の略直径方向へ、前記マーク上と交差するように
上下2段に印字してある。
【0010】このような場合、被印字物の回転に拘わら
ず、被印字物の輪郭とマークと印字した各文字との相対
位置は変化しない。そのため、被印字物の輪郭と環状の
マークに対応する領域との相対位置を予め設定してお
き、前記画像において被印字物の輪郭の像を特定し、特
定した輪郭の像に基づいてマークに対応する画像領域を
消去することによって、前記画像からマークの像を除去
する。マークの像を除去した画像から、予め定めた閾値
寸法以上の寸法の文字の像をそれぞれ切り出すか、又
は、マークの像を除去した画像から切り出した文字の像
の内、閾値寸法以上の文字の像を選択する。これによっ
て、その一部がマークの像に重なった文字の像について
良否判定を行うことが防止され、印字状態の誤判定が回
避される。
【0011】このようにして選定した文字の像のパター
ンと予め設定してある標準パターンとの一致度がそれぞ
れ所定値以上である場合、印字状態は良好であると判定
し、所定値未満の一致度が存在する場合、印字不良であ
ると判定する。
【0012】ところで、複数の被印字物を一方向へ搬送
しつつ、被印字物へインクを射出して、各被印字物に複
数の文字を印字する場合、文字が斜めに印字される文字
歪み,各文字からインクが垂れるインク垂れ又は文字に
線が入るスジ入り等の印字不良が発生するが、このよう
な印字不良が文字列に含まれる複数の文字の内の一文字
のみに発生する場合はほとんどなく、各文字にそれぞれ
印字不良が発生する。従って、前述した如く、マークと
重なる文字を除去することによって、如何なる種類のイ
ンクを用いたマークが施してある被印字物に印字した文
字に係る印字不良の誤検出を防止して、高精度に印字状
態を検査することができる。
【0013】第2発明に係る印字検査装置は、複数の文
字が印字してある被印字物の印字部分を撮像するように
なしてある撮像装置と、該撮像装置が撮像して得られた
画像から各文字の像を各別に切り出す手段と、切り出し
た各文字の像のパターンと予め設定した標準パターンと
の一致度を算出する手段と、算出して得られた各一致度
と予め設定した閾値とを比較した結果に基づいて印字状
態の良否を判定する判定手段とを備える印字検査装置に
おいて、前記判定手段は、一致度が閾値以下であった文
字の像の数を計数する手段と、その計数値と予め設定し
た文字数とを比較する手段と、前者が後者以上である場
合、印字状態は不良であると判断し、前者が後者以下で
ある場合、印字状態は良好であると判断する手段とを具
備することを特徴とする。
【0014】図11は、被印字物の要部を撮像して得た画
像の他の例を説明する説明図である。図11に示した如
く、輪郭が円形である缶といった被印字物に円形のマー
クが、被印字物の中心からマークの中心を偏心させて施
してあり、「賞味期限 1997.9.25」及び「製
造番号 970925011」の複数の文字が、被印字
物の縁部から所定距離を隔てた位置から被印字物の略直
径方向へ上下2段に印字してある。そして、本例では、
上段の文字列に含まれる複数の文字の内の「味期限」及
び下段の文字列に含まれる複数の文字の内の「造番号」
と、マークとが重なっている。
【0015】このように、適宜の位置に適宜の形状のマ
ークが施してある複数の被印字物を搬送装置で印字装置
の位置まで搬送し、印字装置によって各被印字物に複数
の文字を印字する場合、搬送装置に載置する向きが各被
印字物で異なり、また、搬送装置で搬送中に各被印字物
が回転するため、各被印字物に印字された文字とマーク
との相対位置が異なる。
【0016】第2発明にあっては、各文字列に含まれる
複数の文字がマークに重なり得る文字数を予め設定して
おく。各文字列別に、その文字列から切り出した複数の
文字の像に係る一致度をそれぞれ算出し、各一致度と予
め設定した閾値とをそれぞれ比較し、一致度が閾値より
小さかった文字の像の数を計数する。そして、計数値が
前記文字数以下である場合、その文字はマークと重なっ
たために一致度が低くなったとして、印字状態は良好で
あると判断する。一方、計数値が前記文字数を越える場
合、マークと重なっていないにも拘わらず一致度が低い
文字があるとして、印字状態は不良であると判断する。
これによって、適宜の位置に適宜の形状のマークが施し
てある被印字物に印字された文字の印字状態を高精度に
検査することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図4及び図5は、本発明に係る印字検
査装置を印字不良製品排除システムに適用した場合を示
す側面図及び平面図であり、図6は印字不良製品排除シ
ステムの制御系を示すブロック図である。移動台33に立
設した複数の脚によって支持されたコンベア1上には、
複数の缶C,C,…が底部を上にして順次載置されるよ
うになっており、各缶C,C,…はコンベア1によって
矢符で示した方向へ搬送される。缶C,C,…の搬送領
域に臨ませて、帯状のガイド31,31が缶C,C,…の直
径に応じた距離を隔てて平行に設けてあり、ガイド31,
31によって各缶C,C,…は一列に搬送される。
【0018】缶C,C,…の搬送域には、印字装置4に
設けられた印字ノズルヘッド5が、コンベア1によって
搬送された缶Cの底部に対向するように、支持部材35に
よって上下移動自在に支持されており、印字ノズルヘッ
ド5より所定距離だけ上流には、缶Cの有無を検出する
一対の第1光電センサ21,21が設けてある。第1光電セ
ンサ21,21の検出信号は、印字すべき文字が予め設定し
てある印字装置本体6に与えられるようになっており、
印字装置本体6は検出信号が与えられてから、コンベア
1の搬送速度に応じて予め定めた時間経過した後、印字
ノズルヘッド5からインクを噴射させて缶Cの底部に所
定の文字を印字させる。
【0019】前記支持部材35には、印字検査装置7に備
えられた撮像装置8が印字ノズルヘッド5より下流側に
支持されており、撮像装置8は、印字ノズルヘッド5に
よって印字された缶Cの底部を撮像する。撮像装置8は
ビデオカメラ及びストロボを備えている。コンベア1の
ビデオカメラの撮像中心より少し下流には第2光電セン
サ22,22が配置してあり、第2光電センサ22,22が缶C
の端部を検出すると、撮像装置8のストロボが作動し、
ビデオカメラによって缶Cの底部が撮像され、得られた
画像は印字状態を検査する印字検査装置本体9に与えら
れる。
【0020】コンベア1の一側の撮像装置8より所定距
離(バッファゾーン)だけ下流には、プッシャ12を往復
させる排除用シリンダ11が、プッシャ12の往復方向が缶
C,C,…の搬送方向と直交する方向であって、プッシ
ャ12が缶C,C,…の周面に当接するように配設してあ
り、コンベア1の他側の排除用シリンダ11より少し下流
には、プッシャ12によって押された缶Cをコンベア1か
ら排出させるための排出路38が取り付けてある。コンベ
ア1の排除用シリンダ11より少し上流には第3光電セン
サ23,23が設けてあり、第3光電センサ23,23による缶
C,C,…の検出信号は排除制御部10に与えられる。排
出路38の入口の両側縁部には第4光電センサ24,24が設
けてあり、該第4光電センサ24,24によって、プッシャ
12による缶Cの排出路38への排出を検出・確認するよう
になっている。
【0021】図1は本発明に係る印字検査装置の構成を
示すブロック図であり、図2及び図3は、図1に示した
印字検査装置による印字の検査手順を示すフローチャー
トである。本実施の形態では、図10に示した如きマーク
が施してある缶C,C,…への印字状態を検査するよう
になしてある。撮像装置8は、前述した如き缶Cの底部
を撮像して得た画像信号をアナログ/ディジタル(A/
D)変換器18に与え、A/D変換器18は与えられた画像
信号を所定階調のディジタル信号に変換して印字検査装
置本体9の画像メモリ92に与えてそこに記憶させる(ス
テップS1〜S3)。
【0022】画像メモリ92に缶Cの底部の画像が記憶さ
れると、CPU91は、2値化部94を起動し、2値化部94
は、予め設定してある閾値に従って画像メモリ92に記憶
されている缶Cの底部の画像を2値化して(ステップS
4)、2値化画像を生成し、それを部分画像消去部95に
与える。部分画像消去部95には、缶Cの底部の輪郭とマ
ークの領域との相対位置、及びマークの領域に対応する
消去領域が予め設定してある。部分画像消去部95は、2
値化画像において缶Cの底部の輪郭の2値化像を特定し
(ステップS5)、特定した輪郭の2値化像及び前記相
対位置に基づいて、マークの領域に相当する消去領域の
2値化像を消去し(ステップS6)、消去後の2値化画
像を、画像から文字列を切り出す段切り出し部96に与え
る。
【0023】段切り出し部96は、部分画像消去部95から
消去処理を行った2値化画像が与えられると、複数の文
字を含む各文字列を特定し、特定した文字列を前記画像
から1段ずつ切り出し(ステップS7,S8)、それら
を各文字列から一つずつ文字を切り出す文字切り出し部
97に与える。文字切り出し部97には、文字を切り出すた
めの文字幅が予め定めてあり、文字切り出し部97は、段
切り出し部96から文字列が与えられる都度、その文字列
に含まれる各文字を特定し、特定した文字の幅が前記文
字幅以上であるか否かを判断し、そうである文字のみを
一文字ずつ切り出す(ステップS9,S10,S11)操作
を繰り返し、切り出した複数の文字の2値化像をフィル
タ部98に与える。フィルタ部98は、与えられた各文字を
構成する複数のドットを膨張処理し(ステップS12)て
各ドットを結合し、ドット間が結合した文字を一致度算
出部99に与える。
【0024】印字検査装置本体9には、複数の基準文字
パターンが登録してある辞書93が設けてある。一致度算
出部99は、フィルタ部98から与えられた各文字のパター
ンと、辞書93内の対応する基準文字パターンとの一致度
を、パターンマッチング法によってそれぞれ算出し(ス
テップS13)、算出して得られた各一致度を、印字状態
の良否を判定する判定部100 に与える。
【0025】判定部100 には、印字状態の良否を判定す
るための閾値が予め設定してあり、判定部100 は、各一
致度と閾値とをそれぞれ比較し(ステップS14)、閾値
より低い一致度が存在する場合は排除対象である重不良
であり(ステップS17)、全ての一致度が閾値より高い
場合は良好であると判定し(ステップS16)、その判定
結果を出力部102 及び後述する判定結果検査部103 に与
える。出力部102 は、判定部100 から判定結果が与えら
れる都度、排除制御部10に所定長のパルスである判定終
了信号を与え、その判定結果が重不良である場合、判定
終了信号より僅かに速いタイミングで、判定終了信号よ
り短いパルスの排除信号を排除制御部10に与える(ステ
ップS18)。
【0026】また、判定結果検査部103 は、判定部100
から与えられた判定結果を記憶し(ステップS19)、記
憶した判定結果が連続して重不良であるか否かを判断し
(ステップS20)、そうである場合、運転制御部3に停
止信号を与えてコンベア1の運転を停止させる(ステッ
プS21)。
【0027】排除制御部10は、印字検査装置本体9から
判定終了信号が与えられる都度、当該判定信号に先行し
て排除信号が与えられたか否かを判断し、それが与えら
れなかった場合、プッシャ12を作動させない不作動指令
を生成してそれを記憶する一方、排除信号が与えられた
場合、プッシャ12を作動させる作動指令を生成してそれ
を記憶すると共に、記憶した作動指令又は不作動指令
を、バッファゾーン内の缶C,C,…の搬送に応じてト
ラッキングする。
【0028】排除制御部10は、第3光電センサ23,23か
らプッシャ12の位置の直前にある缶Cの検出信号が与え
られると、それに対応する指令を読み出し、それが不作
動指令である場合、第3光電センサ23,23から新たな検
出信号が与えられるまで待機する。一方、排除制御部10
は、読み出した指令が作動指令である場合、第3光電セ
ンサ23,23から検出信号が与えられてから、缶Cがプッ
シャ12のセンタまで搬送されるに要する時間が経過した
タミングで作動指令を排除用シリンダ11に与えて、缶C
をコンベア1から排出路38へ排出させることによって、
印字不良の缶Cを排除させる。
【0029】(実施の形態2)図7は実施の形態2を示
すブロック図であり、図8及び図9は、図7に示した印
字検査装置本体による検査手順を示すフローチャートで
ある。本実施の形態では、図11に示した如く、缶の底部
に適宜の形状のマークが、該マークの中心又は重心を缶
の底部の中心から偏心させて施してある場合にも適用し
得るようになしてある。なお、図中、図1に対応する部
分には同じ番号を付してその説明を省略する。
【0030】前同様にして画像メモリ92に缶Cの底部の
画像が記憶される(ステップS31〜S33)と、2値化部
94は、予め設定してある閾値に従って画像メモリ92に記
憶されている缶Cの底部の画像を2値化し(ステップS
34)て2値化画像を生成し、それを段切り出し部96に与
える。段切り出し部96は、2値化画像から複数の文字列
を1段ずつ切り出し(ステップS35,S36)、それらを
文字切り出し部97に与える。文字切り出し部97は、段切
り出し部96から文字列が与えられる都度、その文字列に
含まれる複数の文字を一文字ずつ文字を切り出し(ステ
ップS37,S38)、それらをフィルタ部98に与える。
【0031】フィルタ部98は、与えられた各文字を構成
する複数のドットを膨張処理し(ステップS39)て各ド
ットを結合し、ドット間が結合した文字を一致度算出部
99に与え、一致度算出部99は、フィルタ部98から与えら
れた各文字のパターンと、辞書93内の対応する基準文字
パターンとの一致度を、パターンマッチング法によって
それぞれ算出し(ステップS40)、算出して得られた各
一致度を判定部101 に与える。
【0032】判定部101 には、印字状態の良否を判定す
るための閾値、並びに各文字列に含まれる文字の数、及
び各文字列に含まれる複数の文字の内、缶Cの底部に施
してあるマークと重なり得る最大文字数が予め設定して
ある。判定部101 は、各文字列に含まれる複数の文字の
一致度と閾値とをそれぞれ比較し(ステップS41)、一
致度が閾値以上であった文字の数を計数する(ステップ
S42)。判定部101 は計数して得られた文字数とその文
字列に含まれる文字の数とを比較し(ステップS43)、
両者が同数である場合、印字状態は良好であると判定す
る(ステップS46)。
【0033】一方、判定部101 は、前者が後者より少な
い場合、一致度が閾値未満であった文字の数を計数し
(ステップS44)、得られた文字数と前述した最大文字
数とを比較する(ステップS45)。判定部101 は、一致
度が閾値未満であった文字数が最大文字数以下である場
合、印字状態は良好であると判定し(ステップS46)、
一致度が閾値未満であった文字数が最大文字数を越えた
場合、印字状態は不良であると判定する(ステップS4
7)。そして、判定部101 は、判定結果を出力部102 及
び判定結果検査部103 に与える。
【0034】出力部102 は、判定部101 から判定結果が
与えられる都度、排除制御部10に所定長のパルスである
判定終了信号を与え、その判定結果が重不良である場
合、判定終了信号より僅かに速いタイミングで、判定終
了信号より短いパルスの排除信号を排除制御部10に与え
る(ステップS48)。また、判定結果検査部103 は、判
定部100 から重不良の判定結果が連続して与えられたか
否かを判断し(ステップS49,S50)、そうである場
合、運転制御部3に停止信号を与えてコンベア1の運転
を停止させる(ステップS51)。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く第1発明に係る印字検
査装置にあっては、マークと重なる文字を除去すること
によって、如何なる種類のインクを用いたマークが施し
てある被印字物に印字した文字に係る印字不良の誤検出
を防止して、高精度に印字状態を検査することができ
る。
【0036】第2発明に係る印字検査装置にあっては、
適宜の位置に適宜の形状のマークが施してある製品に印
字された文字の印字状態を高精度に検査することができ
る等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字検査装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した印字検査装置による印字の検査手
順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した印字検査装置による印字の検査手
順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る印字検査装置を印字不良製品排除
システムに適用した場合を示す側面図である。
【図5】本発明に係る印字検査装置を印字不良製品排除
システムに適用した場合を示す平面図である。
【図6】印字不良製品排除システムの制御系を示すブロ
ック図である。
【図7】実施の形態2を示すブロック図である。
【図8】図7に示した印字検査装置本体による検査手順
を示すフローチャートである。
【図9】図7に示した印字検査装置本体による検査手順
を示すフローチャートである。
【図10】被印字物の要部を撮像して得た画像の一例を
説明する説明図である。
【図11】被印字物の要部を撮像して得た画像の他の例
を説明する説明図である。
【符号の説明】
8 撮像装置 9 印字検査装置本体 92 画像メモリ 95 部分画像消去部 96 段切り出し部 97 文字切り出し部 99 一致度算出部 100 判定部 C 缶
フロントページの続き (72)発明者 長谷 雅幸 大阪府大阪市北区長柄西1丁目7番31号 株式会社日立西サービスエンジニアリング 大阪サービスステーション内 (72)発明者 石川 澄 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文字が印字してある被印字物の印
    字部分を撮像するようになしてある撮像装置と、該撮像
    装置が撮像して得られた画像から各文字の像を各別に切
    り出す切り出し手段と、切り出した各文字の像のパター
    ンと予め設定した標準パターンとを比較した結果に基づ
    いて印字状態の良否を判定する判定手段とを備える印字
    検査装置において、 前記画像から予め定めた領域の部分画像を消去する手段
    と、部分画像を消去した画像に含まれる文字の像から、
    良否判定の対象にする文字の像を選定する手段とを備え
    ることを特徴とする印字検査装置。
  2. 【請求項2】 複数の文字が印字してある被印字物の印
    字部分を撮像するようになしてある撮像装置と、該撮像
    装置が撮像して得られた画像から各文字の像を各別に切
    り出す手段と、切り出した各文字の像のパターンと予め
    設定した標準パターンとの一致度を算出する手段と、算
    出して得られた各一致度と予め設定した閾値とを比較し
    た結果に基づいて印字状態の良否を判定する判定手段と
    を備える印字検査装置において、 前記判定手段は、一致度が閾値以下であった文字の像の
    数を計数する手段と、その計数値と予め設定した文字数
    とを比較する手段と、前者が後者以上である場合、印字
    状態は不良であると判断し、前者が後者以下である場
    合、印字状態は良好であると判断する手段とを具備する
    ことを特徴とする印字検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2528261A (en) * 2014-07-14 2016-01-20 Enable Marketing & Promotions Ltd Improvements relating to marking
JP2022505986A (ja) * 2018-10-31 2022-01-14 イシダ ヨーロッパ リミテッド 食品パックに貼られたラベルを検査する方法および装置

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