JPH1123229A - 膜厚測定方法 - Google Patents

膜厚測定方法

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JPH1123229A
JPH1123229A JP19772497A JP19772497A JPH1123229A JP H1123229 A JPH1123229 A JP H1123229A JP 19772497 A JP19772497 A JP 19772497A JP 19772497 A JP19772497 A JP 19772497A JP H1123229 A JPH1123229 A JP H1123229A
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JP
Japan
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intensity
work
film thickness
detector
detected
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Application number
JP19772497A
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English (en)
Inventor
Yojiro Iwamoto
洋次郎 岩本
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明な面の膜厚を測定する場合に測定精度が
高く測定時間が短い測定方法を提供する。 【解決手段】 白色光を光源とする干渉縞検出方式の検
出器を用いて、ワークの同一位置における干渉縞の第1
番目の強度31と第2番目の強度32とを検出し、2つ
の強度を検出したときの検出器の走査位置の差から、ワ
ークの膜厚hを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム等の薄く
透明なワークの厚さやワークの表面にコーティングされ
た透明な膜の厚さ(本明細書ではこれらを「膜厚」とい
う)を測定する方法に係わり、特に面の膜厚を測定する
方法に関するものである。
【従来の技術】
【0002】膜厚を測定する方法としては、焦点検出方
式や偏光解析方式がある。焦点検出方式は、焦点深度を
検出する方式の光学検出器を用い、ワークと検出器との
距離を変化させて焦点信号強度をCCDカメラで検出
し、焦点が一致して信号強度が最大になったときの検出
器の位置を位置検出機構で検出する方法であり、膜の表
面と下面の位置を検出してその差から膜厚を算出するも
のである。また、偏光解析方式は、偏光させたレーザを
ワークに照射し、その反射光の偏光状態を解析すること
によって膜厚を算出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焦点検
出方式は面測定は可能であるが分解能はあまり高くない
(高倍率にした場合でも1μm程度)。また、偏光解析
方式は分解能は高い(1nm程度)が1点ずつしか測定
できないため、面の膜厚を測定しようとすると大幅に時
間がかかる。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、透明な面の膜厚を測定する場合に測定精度が高
く測定時間が短い測定方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、白色光を光源とする干渉縞検出方式の検出
器を用い、ワークの同一位置における干渉縞の第1番目
の強度と第2番目の強度とを検出して、2つの強度を検
出したときの検出器の走査位置の差から、ワークの膜厚
を算出するようにする。
【0008】白色光を光源とする干渉縞検出方式では、
1つの光源からの光をワークと参照ミラー(検出器内)
とに分光させ、それらの反射光によって干渉縞を発生さ
せるとともに、干渉縞からの信号強度をCCDカメラで
検出する。この信号強度は所定の基準位置(検出器内)
からのワークと参照ミラーの距離の差によって変化する
ので、CCDカメラ内の測定点ごとに、強度が最大にな
るときのワークと参照ミラーとの距離の差を位置検出機
構で検出する。測定に際しては、ワークと検出器との距
離を変化させるか、参照ミラーと基準位置との距離を変
化させるか(これらを「走査」という)、いずれかを行
う。
【0009】白色光を光源とする干渉縞検出方式では、
このようにしてワーク表面形状を測定するが、透明の膜
の場合は膜の下面からの反射光も検出できるので、膜の
表面と同様に膜の下面の形状も検出することが可能にな
る。その場合、干渉縞の強度は表面からの反射光による
ときが最大で、下面からの反射光によるときが2番目に
強くなる。したがって、この2つの強度のときの検出器
の走査位置を検出することによって、その差から膜厚を
求めることができる。なお、白色光は干渉範囲が極めて
狭いので精密な検出に適している。分解能は10nm程
度ある。また、検出可能厚さは2μm程度以上である。
【0010】また、この方式では、CCDカメラの分解
能の分だけ多数の点の膜厚を一回の測定で得ることがで
きるが、検出器の対物レンズの視野は限られているの
で、その視野以上の広い範囲を測定しようとする場合に
は、検出器とワークとを相対的に移動させて順次測定
し、それらの測定データをつなぎ合わせてワーク全体の
膜厚を得るようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る膜厚測定方法に用い
る装置の構成を図1に示す。図1において、ベース11
に、水平方向の少なくともX軸方向(通常は互いに直角
な2軸方向)に移動自在なワークテーブル13が設けら
れ、ワークテーブル13にワークWが載置されている。
ワークWは表面に透明の薄い膜がコーティングされてい
るものである。また、ベース11にはコラム12が立設
され、コラム12に検出器20がZ方向(ワークテーブ
ル13の移動方向に垂直な方向)移動自在(案内機構は
図示省略)に設けられている。検出器20は送りナット
14が取り付けられ、送りナット14に螺合しモーター
16で駆動される送りネジ15によって、Z方向に駆動
される。さらに、検出器20にはスケール17が取り付
けられ、コラム12に設けられた読取りヘッド18によ
ってZ方向の位置が検出される。
【0012】また、制御関係として、検出器20から得
られた画像データを処理する画像データ処理部31、モ
ーター16を駆動する駆動制御部33、読取りヘッド1
8の信号から測定ヘッド20のZ方向の位置や変位量を
算出する位置算出部32、これら全体を制御する測定制
御部34が備えられている。
【0013】ところで、検出器20は、図2に示すよう
に、白色光源であるランプ21、コリメートレンズ2
2、ハーフミラー23、参照ミラー24、結像レンズ2
5、CCDカメラ26から構成されており、次のように
してワーク表面Waの形状を検出する。すなわち、ラン
プ21から出た光はコリメートレンズ22を介してハー
フミラー23に入り、ハーフミラー23で反射してワー
ク表面Waに向かう光とハーフミラー23を通過して参
照ミラー24に向かう光に分けられる。ワーク表面Wa
向かった光はワーク表面Waで反射し今度はハーフミラ
ー23を通過して結像レンズ25を介しCCDカメラ2
6に入る。また、ハーフミラー23を通過して参照ミラ
ー24に向かった光は参照ミラー24で反射し今度はハ
ーフミラー23で反射して結像レンズ25を介しCCD
カメラ26に入る。
【0014】この結果、ハーフミラー23からのワーク
表面Waまでの距離Hと参照ミラー24までの距離Lと
の差によって、干渉縞が発生する。この干渉縞からは種
々の強度の信号が発生するので、距離H又は距離Lを変
化させて(図1及び図2の構成の装置では距離Hを変化
させている)、検出器20の視野内の各測定点(CCD
カメラの分解能により数が設定される)ごとに、それぞ
れの強度とそのときの検出器20のZ方向位置との関係
を記憶していく。そして、ワーク表面Waのみの測定の
場合は1番強度の強い点を特定してそのときの検出器2
0のZ方向位置からワーク表面Waを設定する。
【0015】しかし、この場合はワーク表面Waと膜の
下面Wbからも反射光が検出されるので、干渉縞の2番
目の強度の点も特定してそのときの検出器20のZ方向
位置からワーク表面Wbも設定する。そして、その差か
ら膜厚hを求める。
【0016】図3は検出された1つ測定点の干渉縞の強
度を表したグラフで、縦軸が走査方向距離H、横軸が干
渉縞強度Pである。干渉縞30は種々の強度のものが現
れているが、第1番目の強度31と第2番目の強度32
とが検出され、それらの走査方向距離の差が膜厚hとし
て算出される。
【0017】1つの測定位置の測定が完了すると、ワー
クWをワークテーブル13によって次の測定位置に移動
し、次の測定位置の測定を行う。
【0018】なお、以上説明した実施の形態では、ハー
フミラー23からワーク表面方向の距離を変化させる構
成(検出器移動形)であったが、参照ミラー24を駆動
してハーフミラー23から参照ミラー24までの距離L
を変化させるとともにその変位量を検出する構成(参照
ミラー移動形)の装置の場合にも、本発明は適用でき
る。
【0019】また、以上説明した実施の形態では、水平
方向に移動自在なワークテーブル13が設けてワークW
を移動できる構成であったが、ワークテーブル13が固
定の構成でも本発明が適用できることはいうまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、面
の膜厚測定方法において、白色光を光源とする干渉縞検
出方式の検出器を用い、ワークの同一位置における干渉
縞の第1番目の強度と第2番目の強度とを検出して、2
つの強度を検出したときの検出器の走査位置の差から、
ワークの膜厚を算出するようにした。したがって、偏光
解析方式に対して測定精度は多少低いが面測定が可能で
あり、焦点検出方式よりも大幅に測定精度が高い膜厚測
定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る膜厚測定方法に用いる装置の実施
の形態の構成図
【図2】図1の検出器の構成及び測定原理説明図
【図3】本発明に係る膜厚測定方法の実施の形態の説明
【符号の説明】
H………走査方向距離 P………干渉縞強度 31……第1番目の強度の干渉縞 32……第2番目の強度の干渉縞 h………膜厚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの透明な膜厚を測定する方法であつ
    て、 白色光を光源とする干渉縞検出方式の検出器によって、
    ワークの同一位置における干渉縞の第1番目の強度と第
    2番目の強度とを検出し、 前記第1番目の強度を検出したときの前記検出器の走査
    位置と、前記第2番目の強度を検出したときの前記検出
    器の走査位置との差から、ワークの膜厚を測定すること
    を特徴とする膜厚測定方法。
  2. 【請求項2】前記検出器とワークとを相対的に移動させ
    ることによって、前記検出器の視野より広い範囲のワー
    クの膜厚を測定することを特徴とする請求項1に記載の
    膜厚測定方法。
JP19772497A 1997-07-08 1997-07-08 膜厚測定方法 Pending JPH1123229A (ja)

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JP19772497A JPH1123229A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 膜厚測定方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292296A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Toray Eng Co Ltd 透明膜の膜厚測定方法およびその装置
JP2010014536A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Yamagata Prefecture 加工装置に搭載される被測定物の計測方法および計測装置
JP2011221027A (ja) * 2003-09-15 2011-11-04 Zygo Corp 表面の干渉分析のための方法およびシステムならびに関連する応用例

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008292296A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Toray Eng Co Ltd 透明膜の膜厚測定方法およびその装置
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