JPH11232275A - 自然言語翻訳装置 - Google Patents

自然言語翻訳装置

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JPH11232275A
JPH11232275A JP10028093A JP2809398A JPH11232275A JP H11232275 A JPH11232275 A JP H11232275A JP 10028093 A JP10028093 A JP 10028093A JP 2809398 A JP2809398 A JP 2809398A JP H11232275 A JPH11232275 A JP H11232275A
Authority
JP
Japan
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translation
sentence
natural language
data
programs
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Application number
JP10028093A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishida
宏之 西田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 翻訳対象となる文章のジャンルの相違を考慮
することにより、翻訳の精度および効率の向上と、ユー
ザが所望する記述形態の文章を容易に得ることとを可能
にする。 【解決手段】 翻訳対象となる文章を入力するための入
力手段10と、予め異なる記述形態の文章への翻訳を行
うための複数種類の翻訳プログラム21a,21b…を
格納している記憶手段20と、これらの翻訳プログラム
21a,21b…のうちのいずれか1つを指定するため
の指定手段13,31bと、指定された翻訳プログラム
を実行して翻訳を行う処理手段31aと、指定された翻
訳プログラムによる記述形態に対応して翻訳された他の
自然言語の文章を出力する出力手段40とを備えて、自
然言語翻訳装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いて自然言語の翻訳を行う自然言語翻訳装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(PC)
やワークステーション(WS)等の普及に伴い、コンピ
ュータ上において、ある自然言語で記述された文章を他
の自然言語で記述された文章に翻訳する自然言語翻訳装
置が広く用いられている。なお、自然言語とは、歴史
的、社会的に形成されて存在する言語をいい、例えば日
本語や英語がこれに該当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自然言語で
記述される文章には、例えば小説、詩、戯曲、技術論
文、新聞記事、手紙(メール)などのように様々なジャ
ンルのものがある。また、これらの文章は、各ジャンル
毎にその記述形態が異なっている。例えば、日本語の文
章であれば、技術論文は語尾が体言止めで記述された
り、手紙はですます体(口語文体)で記述される等の如
くである。
【0004】しかしながら、上述した従来の自然言語翻
訳装置では、予めインストールされた1つの翻訳プログ
ラムに従って、英文和訳あるいは和文英訳等の翻訳を行
うようになっている。すなわち、翻訳対象となる文章の
ジャンルの相違については、考慮していない。したがっ
て、その翻訳プログラムが対応していないジャンルの文
章については、そのジャンルで特徴的な記述形態、さら
に詳しくはそのジャンルで多用される言い回し、慣用
句、単語等に対応することができず、正確な翻訳ができ
ない可能性がある。また、対応していないジャンルの文
章については、翻訳の処理効率も非常に悪いものとなっ
てしまい、結果として迅速な翻訳処理を行うことができ
ない。さらには、対応していないジャンルの文章を得る
ためには、ユーザが翻訳後の文章に対して記述形態等の
修正を加える必要があるので、ユーザにとっては非常に
煩わしいものとなってしまう。
【0005】そこで、本発明は、翻訳対象となる文章の
ジャンルの相違を考慮し、各ジャンルに対応した翻訳を
可能にすることにより、翻訳の精度および効率が向上
し、しかもユーザが所望する記述形態の文章を容易に得
ることのできる自然言語翻訳装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された自然言語翻訳装置で、ある自然
言語で記述された文章を他の自然言語で記述された文章
に翻訳するものであって、前記ある自然言語で記述され
た文章を原語データとして入力するための入力手段と、
予め複数種類の翻訳プログラムを格納している記憶手段
と、前記記憶手段が格納している翻訳プログラムのうち
のいずれか1つを指定するための指定手段と、前記指定
手段で指定された翻訳プログラムを前記記憶手段内から
取り出して実行し、前記入力手段で入力された原語デー
タに対する翻訳を行って、その原語データから訳語デー
タを得る処理手段と、前記処理手段が得た訳語データを
前記他の自然言語で記述された文章として出力する出力
手段とを備えるとともに、前記複数種類の翻訳プログラ
ムは、それぞれが異なる記述形態の文章への翻訳を行う
ためのものであることを特徴とするものである。
【0007】上記構成の自然言語翻訳装置によれば、入
力手段で原語データが入力され、しかも指定手段で翻訳
プログラムが指定されると、指定された翻訳プログラム
を処理手段が実行して入力された原語データに対する翻
訳を行う。そして、その翻訳によって得られた訳語デー
タが、翻訳後の文章として出力手段から出力される。た
だし、記憶手段内には、予め複数種類の翻訳プログラム
が記憶されている。しかも、これらの翻訳プログラム
は、それぞれが異なる記述形態の文章への翻訳を行うた
めのものである。したがって、この自然言語翻訳装置で
は、指定手段で指定された翻訳プログラム、すなわち指
定手段での指定に対応した記述形態による翻訳結果が出
力手段から出力されることとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る自然言語翻訳装置について説明する。ただし、ここで
は、英語で記述された文章を日本語で記述された文章に
翻訳する自然言語翻訳装置に本発明を適用した場合を例
に挙げて説明する。
【0009】本実施の形態の自然言語翻訳装置は、PC
またはWS上において実現されるもので、図1に示すよ
うに、入力手段10と、記憶手段20と、処理手段30
と、出力手段40と、これらを互いに接続するバス(通
信回線)50と、を備えているものである。
【0010】入力手段10は、英語で記述された文章を
原語データとして入力するためのもので、ネットワーク
インタフェース(以下、インタフェースをI/Fと略
す)11と、OCR(Optical Character Reader)12
と、キーボード・マウス13とからなるものである。た
だし、入力手段10は、これらのうちのいずれか1つか
らなるものであってもよい。
【0011】ネットワークI/F11は、LAN(ロー
カルエリアネットワーク)や公衆回線網等のネットワー
クを介して、そのネットワーク上の外部装置から原語デ
ータを受信するものである。OCR12は、帳票等に記
載された文字を光学的に読み取って文字認識を行うこと
により原語データを得るものである。キーボード・マウ
ス13は、ユーザが操作するもので、その操作によって
原語データの生成等を行うためのものである。
【0012】また、記憶手段20は、ハードディスク装
置等の大容量記憶装置からなるもので、予め複数種類の
翻訳プログラム21a,21b…と、これらに対応する
複数種類の辞書22a,22b…とを記憶しているもの
である。
【0013】複数種類の翻訳プログラム21a,21b
…は、それぞれが英文和訳を行うためのものである。た
だし、各翻訳プログラム21a,21b…は、それぞれ
が異なる記述形態の文章への翻訳を行うためのものであ
る。つまり、各翻訳プログラム21a,21b…は、例
えば小説、詩、戯曲、技術論文、新聞記事、手紙(メー
ル)といったような文章のジャンルの相違を考慮したも
ので、各ジャンルによって異なる記述形態、すなわち各
ジャンル毎に多用される言い回し、慣用句、単語等に対
応しつつ翻訳を行うためのものである。
【0014】複数種類の辞書22a,22b…は、各翻
訳プログラム21a,21b…を実行する際に必要とな
る単語辞書として機能するものである。ただし、これら
の辞書22a,22b…は、それぞれが個別の翻訳プロ
グラム21a,21b…に対応するものであっても、あ
るいはいくつかの翻訳プログラム21a,21b…で共
用するものであってもよい。
【0015】また、処理手段30は、PC本体またはW
S本体からなるもので、CPU(Central Processing U
nit)31と、1次記憶バッファ32と、環境情報データ
33と、を有しているものである。さらに、CPU31
は、翻訳実行部31a、環境条件設定部31bおよび文
法・校正チェック部31cとしての機能を有しているも
のである。
【0016】翻訳実行部31aは、記憶手段20内から
翻訳プログラム21a,21b…を取り出して実行する
ことにより、入力手段10で入力された原語データに対
する翻訳を行って、その原語データから日本語文章を出
力するための訳語データを得るものである。なお、翻訳
実行部31aにおける翻訳手法および手順については、
周知技術を利用したものであるため、ここではその詳細
な説明を省略する。
【0017】環境条件設定部31bは、翻訳実行部31
aが翻訳を行うのにあたって、その環境条件の設定を行
うものである。環境条件としては、例えば翻訳実行部3
1aが実行する翻訳プログラム21a,21b…の特定
がある。なお、環境条件設定部31bでは、環境条件の
設定の際、詳細を後述するように、ユーザに文章のジャ
ンルの指定を行わせるようになっている。
【0018】文法・校正チェック部31cは、翻訳実行
部31aでの翻訳によって得られた訳語データが所定の
条件を満たすか否かを判断するものである。所定の条件
を満たすか否かは、訳語データに日本語の文法上または
文章上の不都合があるか否かによって判断される、つま
り、文法・校正チェック部31cでは、最適化等の周知
技術を利用して、訳語データに対する日本語の文法上ま
たは文章上の不都合の有無をチェックし、このような不
都合があれば訳語データが所定の条件を満たしていない
と判断するようになっている。
【0019】1次記憶バッファ32は、翻訳実行部31
aおよび文法・校正チェック部31cのワークエリアと
して用いられるもので、原語データおよび訳語データを
一時的に格納するものである。
【0020】環境情報データ33は、環境条件設定部3
1bでの環境条件の設定に必要なデータである。具体的
には、文章のジャンルと複数種類の翻訳プログラム21
a,21b…との対応関係を特定するためのデータ(以
下、特定データと称す)や、各翻訳プログラム21a,
21b…間における優先順位を特定するためのデータ
(以下、優先順位データと称す)等からなるものであ
る。なお、これらの環境情報データ33は、処理手段3
0の図示しないメモリ内あるいは記憶手段20内の所定
領域に予め書き込まれているものとする。
【0021】また、出力手段40は、翻訳実行部31a
での翻訳によって得られた訳語データを日本語で記述さ
れた文章として出力するものであり、ディスプレイ41
と、スピーカ42と、プリンタ43とからなるものであ
る。ただし、出力手段40は、これらのうちのいずれか
1つからなるものであってもよい。
【0022】ディスプレイ41は、翻訳後の日本語文章
をはじめとした各種情報を画面上に表示することによ
り、ユーザに対する出力を行うものである。スピーカ4
2は、翻訳後の日本語文章を音声によって出力するもの
である。プリンタ43は、翻訳後の日本語文章を用紙上
に印刷して出力するものである。
【0023】次に、以上のように構成された自然言語翻
訳装置における処理動作例について、図2のフローチャ
ートを参照しながら説明する。ただし、ここでは、ユー
ザによって指定された文章のジャンルに翻訳プログラム
21aが対応しているものとして説明する。
【0024】この自然言語翻訳装置では、入力手段10
で翻訳対象となる文章が入力されると(ステップ10
1、以下ステップをSと略す)、その入力によって得ら
れた原語データを、1次記憶バッファ32が一時的に格
納する。
【0025】1次記憶バッファ32が原語データを格納
すると、続いて、環境条件設定部31bは、環境条件の
設定を行う。先ず、環境条件設定部31bは、ユーザに
文章のジャンルを指定させる(S102)。詳しくは、
環境情報データ33における特定データ等に基づいて、
この自然言語翻訳装置が対応可能なジャンルの全種類を
ディスプレイ41上に表示して、その中からいずれか1
つのジャンルをユーザにキーボード・マウス13で指定
させる。
【0026】このとき、ユーザは、ジャンルの指定を以
下のようにして行えばよい。例えば、翻訳対象となる文
章の概略を読むか、あるいはその文章の見出しや書式等
の情報を取得することにより、その文章のジャンルを判
断し、その判断結果に従って翻訳対象となる文章のジャ
ンルと一致するものを指定する。または、翻訳対象とな
る文章のジャンルに拘わらず、ユーザが所望するジャン
ルを指定する。
【0027】なお、環境条件設定部31bは、ユーザに
よるジャンルの指定に併せて、翻訳に必要となる辞書2
2a,22b…(例えば、医学用語や法律用語等の専門
辞書)をユーザに指定させるようにしてもよい。つま
り、環境条件設定部31bは、自然言語翻訳装置におい
て一般的に行われている辞書指定が必要な場合には、そ
の辞書指定をこの時点(ジャンル指定の時点)で行わせ
ればよい。
【0028】ユーザによるジャンルの指定があると、環
境条件設定部31bは、環境情報データ33における特
定データを基に、指定されたジャンルに対応する翻訳プ
ログラム21aを特定し、その特定結果を翻訳実行部3
1aに通知する。
【0029】環境条件設定部31bからの通知がある
と、翻訳実行部31aは、その通知によって特定された
翻訳プログラム21aを記憶手段20内から取り出して
実行し(S103)、1次記憶バッファ32に格納され
ている原語データに対する翻訳を行って、その原語デー
タから訳語データを得る(S104)。このとき、翻訳
実行部31aでは、ユーザに指定されたジャンルに対応
する翻訳プログラム21aにより原語データに対する翻
訳を行っている。よって、その翻訳によって得られる訳
語データは、指定されたジャンルで特徴的な記述形態に
対応したものとなる。
【0030】そして、翻訳実行部31aは、このような
翻訳を、翻訳対象となる原語データの全てについて終了
するまで繰り返す(S105)。なお、この翻訳によっ
て得られた訳語データは、1次記憶バッファ32内に一
時的に格納される。
【0031】翻訳実行部31aによる翻訳が終了する
と、次いで、文法・校正チェック部31cは、その翻訳
によって得られた訳語データに対して、日本語の文法上
または文章上の不都合の有無をチェックし(S10
6)、このような不都合があるか否か、すなわち訳語デ
ータが所定の条件を満たしているか否かを判断する(S
107)。
【0032】この判断の結果、訳語データに不都合がな
く所定の条件を満たしていれば、出力手段40は、その
訳語データを翻訳実行部31aでの翻訳結果、すなわち
日本語で記述された文章で、しかもユーザに指定された
ジャンルによる記述形態に対応した文章として、ユーザ
に対して出力する(S108)。
【0033】ただし、訳語データが所定の条件を満たし
ていなければ、文法・校正チェック部31cはその旨を
環境条件設定部31bに通知するとともに、環境条件設
定部31bはその通知に応じて新たな環境条件の設定を
行う。すなわち、環境条件設定部31bは、環境情報デ
ータ33における優先順位データに基づいて、先に実行
した翻訳プログラム21aの次に優先順位の高い翻訳プ
ログラム21b…を特定し、その特定結果を翻訳実行部
31aに通知する。その後、翻訳実行部31aは、その
通知によって特定された新たな翻訳プログラム21b…
を記憶手段20内から取り出して実行し(S109)、
これにより上述の場合と同様に、再び原語データに対す
る翻訳を行う(S104)。そして、以下、上述したス
テップを繰り返す(S105〜S109)。なお、優先
順位が最下位の翻訳プログラムによって得られた訳語デ
ータが所定の条件を満たしていない場合には、ユーザに
その旨をアラームとして通知するか、あるいはその次に
優先順位が最上位の翻訳プログラムに戻って翻訳を行う
ようにすればよい。
【0034】このようにして、この自然言語翻訳装置で
は、入力手段10で入力された英語の文章に対する翻訳
を行い、その翻訳結果、すなわち日本語の文章を出力手
段40から出力する。
【0035】以上のように本実施の形態の自然言語翻訳
装置では、記憶手段20が予め複数種類の翻訳プログラ
ム21a,21b…を記憶しており、しかもこれらの翻
訳プログラム21a,21b…が異なる記述形態の文章
への翻訳を行うためのもの、すなわち異なる文章ジャン
ルに対応したものとなっている。そして、翻訳対象とな
る文章についての翻訳を行うのにあたって、翻訳実行部
31aは、ユーザによって指定された文章ジャンルに対
応する翻訳プログラム21a,21b…を実行するよう
になっている。
【0036】したがって、この自然言語翻訳装置では、
文章ジャンルの指定に際し、ユーザが翻訳対象となる文
章のジャンルと同一ジャンルを指定すれば、翻訳対象と
なる文章にそのジャンルのみで多用される言い回し、慣
用句、単語等が含まれていても、これに対応した翻訳プ
ログラム21a,21b…によって翻訳を行うことがで
きるので、正確な翻訳を確実に行うことができる。しか
も、そのジャンルに対応した翻訳プログラム21a,2
1b…で翻訳することにより、非対応の翻訳プログラム
で翻訳する場合に比べて、翻訳の処理効率が向上し、結
果として迅速な翻訳処理を実現することができる。つま
り、この自然言語翻訳装置を用いて翻訳を行えば、従来
よりも翻訳の精度および効率を向上させることが可能と
なる。
【0037】さらに、この自然言語翻訳装置では、文章
ジャンルの指定に際し、ユーザが所望する文章ジャンル
を指定すれば、そのジャンルに対応した記述形態で翻訳
後の文章が出力される。つまり、1つの翻訳対象となる
文章から、複数種類の記述形態による翻訳文を得ること
もできる。したがって、翻訳対象となる文章をユーザに
とって読み易い文章に翻訳することが可能となるので、
例えばユーザが翻訳後の文章に対して記述形態等の修正
を加えるといったことを行う必要がなくなり、結果とし
てユーザにとって非常に便利なものとなる。
【0038】また、本実施の形態の自然言語翻訳装置で
は、文法・校正チェック部31cが訳語データに対する
チェックを行うとともに、そのチェック結果が所定の条
件を満たしていない場合に、翻訳実行部31aが他の翻
訳プログラム21b…による再翻訳を行うようになって
いる。つまり、この自然言語翻訳装置では、例えばユー
ザによるジャンル指定が適切でなかった場合であって
も、文法・校正チェック部31cによるチェック結果に
応じて翻訳実行部31aが再翻訳を行う。
【0039】したがって、この自然言語翻訳装置では、
文法・校正チェック部31cによるチェックを行うこと
により、翻訳の精度がより一層向上することとなる。ま
た、ユーザによる指示等を必要とすることなく、予め設
定されている各翻訳プログラム21a,21b…の間に
おける優先順位に従って、翻訳実行部31aが再翻訳を
順に行うので、迅速な再翻訳処理が可能になるととも
に、そのためにユーザが煩わしさを感じてしまうことも
なく、ユーザにとってはより一層便利なものとなる。
【0040】なお、本実施の形態では、英語文章を日本
語文章に翻訳する場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、日本語文章
を英語文章に翻訳する場合であれば、記憶手段20内の
翻訳プログラム21a,21b…および辞書22a,2
2b…を和文英訳のためのものに変更することで対応す
ることができる。また、他の自然言語、例えばフランス
語やドイツ語等についても同様に対応することが考えら
れる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自然言
語翻訳装置は、記憶手段が予め異なる記述形態の文章に
対応する複数種類の翻訳プログラムを記憶しているとと
もに、そのうちから指定手段で指定された翻訳プログラ
ムを処理手段が実行することにより、入力手段で入力さ
れた原語データに対する翻訳を行うようになっている。
したがって、この自然言語翻訳装置では、翻訳対象とな
る文章の記述形態に対応した翻訳プログラムでの翻訳が
可能となるので、正確かつ迅速な翻訳処理を実現するこ
とができ、従来よりも翻訳の精度および効率を向上させ
ることができる。さらに、翻訳対象となる文章をユーザ
が所望する記述形態の文章に翻訳することが容易に可能
となるので、例えばユーザが翻訳後の文章に対して記述
形態等の修正を加えるといった必要がなくなり、結果と
してユーザにとって非常に便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自然言語翻訳装置の実施の形態
の一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自然言語翻訳装置において、ある自
然言語で記述された文章を他の自然言語で記述された文
章に翻訳する場合の処理動作例の手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 入力手段 11 ネットワークI/F 12 OCR 13 キーボード・マウス 20 記憶手段 21a,21b 翻訳プログラム 22a,22b 辞書 30 処理手段 31 CPU 31a 翻訳実行部 31b 環境条件設定部 31c 文法・校正チェック部 33 環境情報データ 40 出力手段 41 ディスプレイ 42 スピーカ 43 プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある自然言語で記述された文章を他の自
    然言語で記述された文章に翻訳する自然言語翻訳装置で
    あって、 前記ある自然言語で記述された文章を原語データとして
    入力するための入力手段と、 予め複数種類の翻訳プログラムを格納している記憶手段
    と、 前記記憶手段が格納している翻訳プログラムのうちのい
    ずれか1つを指定するための指定手段と、 前記指定手段で指定された翻訳プログラムを前記記憶手
    段内から取り出して実行し、前記入力手段で入力された
    原語データに対する翻訳を行って、該原語データから訳
    語データを得る処理手段と、 前記処理手段が得た訳語データを前記他の自然言語で記
    述された文章として出力する出力手段とを備えるととも
    に、 前記複数種類の翻訳プログラムは、それぞれが異なる記
    述形態の文章への翻訳を行うためのものであることを特
    徴とする自然言語翻訳装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段での翻訳によって得られた
    訳語データが所定の条件を満たすか否かを判断するチェ
    ック手段を備えるとともに、 前記処理手段は、前記訳語データが所定の条件を満たし
    ていないと前記チェック手段が判断した場合に、前記複
    数種類の翻訳プログラムのそれぞれについて予め設定さ
    れている優先順位に従って、前記複数種類の翻訳プログ
    ラムのうちの他の翻訳プログラムにより再翻訳を行うも
    のであることを特徴とする請求項1記載の自然言語翻訳
    装置。
JP10028093A 1998-02-10 1998-02-10 自然言語翻訳装置 Pending JPH11232275A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10372827B2 (en) 2012-10-31 2019-08-06 International Business Machines Corporation Translating phrases from image data on a GUI
JP2021135614A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 Kotozna株式会社 翻訳システム

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US10372827B2 (en) 2012-10-31 2019-08-06 International Business Machines Corporation Translating phrases from image data on a GUI
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