JPH11232059A - 印刷制御装置及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ毎にプロパティシートの内容を自由に
カスタマイズできるようにして操作性を高めた印刷制御
装置を提供する。 【解決手段】 ユーザが所望の設定項目画像を選択する
と、登録位置決定部１４が、その設定項目画像に関する
登録設定情報を取得する。そして、最初の設定項目画像
の登録位置の座標を計算し、以後、他の設定項目画像に
ついての登録位置の座標値を累積させる。座標累積値が
予め定められているユーザプロパティシートの有効表示
領域を越えない場合はその設定項目画像をユーザプロパ
ティシートに登録する。この処理を選択された設定項目
画像について繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷条件を設定す
るためのプロパティシートをユーザが自由にカスタマイ
ズすることができる印刷制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近の印刷制御装置の中には、アプリケ
ーションプログラム（以下、ＡＰ）で作成された印刷対
象データに基づいて拡大あるいは縮小印刷させたり、１
枚の印刷用紙に複数ページ分の印刷領域を形成させた
り、あるいは用途に応じて印刷品質を変えたりして、印
刷形態に種々の付加価値を付けることが一般的になって
いる。この場合、付加価値を付けるための印刷条件の設
定用シート（以下、プロパティシート）は、一般的なユ
ーザの利用形態を想定して複数用意されており、レイア
ウトも予め定められている。ユーザは、この用意された
複数のプロパティシートから自己が所望する付加価値の
設定項目画像が登録されているものを選択的に表示し
て、必要な設定作業を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
印刷制御装置は、プロパティシート上の設定項目画像お
よびそのレイアウトが予め決められているため、ユーザ
によっては、操作性の悪いインタフェースとなる場合が
あり、用意された印刷条件を有効に活用できない（ある
いはしない）おそれがあった。

【０００４】そこで、本発明は、ユーザ毎にプロパティ
シートの内容を自由にカスタマイズできるようにして操
作性を高めた印刷制御装置を提供することを課題とす
る。

【０００５】本発明の他の課題は、上記印刷制御装置を
汎用のコンピュータ上で実現するための記録媒体を提供
することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明が提供する印刷制
御装置は、印刷品質等の印刷条件を設定するための設定
項目画像を所定のプロパティシートに表示する手段を備
えた印刷制御装置において、個々のユーザに固有のユー
ザプロパティシートを新規作成するとともに、前記設定
項目画像を任意に選択して前記ユーザプロパティシート
上に登録するカスタマイズ手段を設けたことを特徴とす
る。

【０００７】本発明の他の印刷制御装置は、前記表示さ
れた設定項目画像の使用頻度を印刷条件毎に検出する頻
度検出手段と、個々のユーザに固有のユーザプロパティ
シートを新規作成するとともに、相対的に使用頻度の高
い所定数の設定項目画像を前記ユーザプロパティシート
上に登録するカスタマイズ手段を設けたことを特徴とす
る。

【０００８】上記各印刷制御装置において、前記カスタ
マイズ手段は、例えば、表示領域の形状及び該表示領域
の原点からの描画オブジェクトの相対位置を含む登録位
置情報を、個々の設定項目画像毎に保持する登録設定情
報保持手段と、前記ユーザプロパティシートに表示すべ
き設定項目画像を取得する手段と、取得した設定項目画
像の登録位置情報に基づいて当該設定項目画像の登録位
置を決定する登録位置決定手段とを備えて構成されるも
のである。前記登録位置決定手段は、前記取得した設定
項目画像の登録位置の座標累積値と前記ユーザプロパテ
ィシートの有効表示領域の位置情報とを比較する手段を
有し、この比較結果に応じて当該ユーザプロパティシー
ト上に登録し得る設定項目画像の数を制限するようにな
っている。

【０００９】本発明が提供する記録媒体は、下記の処理
をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録さ
れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。

【００１０】（１−１）印刷品質等の印刷条件を設定す
るための設定項目画像を所定のプロパティシートに表示
する処理、（１−２）個々のユーザに固有のユーザプロ
パティシートを新規作成する処理、（１−３）前記設定
項目画像を任意に選択して前記ユーザプロパティシート
上に登録する処理。

【００１１】また、本発明が提供する記録媒体は、下記
の処理をコンピュータに実行させるためのプログラムが
記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。

【００１２】（２−１）印刷品質等の印刷条件を設定す
るための設定項目画像を所定のプロパティシートに表示
する処理、（２−２）前記表示された設定項目画像の使
用頻度を印刷条件毎に検出する処理、（２−３）個々の
ユーザに固有のユーザプロパティシートを新規作成する
処理、（２−４）相対的に使用頻度の高い所定数の設定
項目画像を前記ユーザプロパティシート上に表示させる
処理。

【００１３】前記プログラムは、表示領域の形状及び該
表示領域の原点からの描画オブジェクトの相対位置を含
む登録位置情報を、個々の設定項目画像毎に保持する処
理、前記ユーザプロパティシートに表示すべき設定項目
画像を取得する処理、取得した設定項目画像の登録位置
情報に基づいて当該設定項目画像の登録位置を決定する
処理をさらに前記コンピュータに実行させる。設定項目
画像の登録位置の決定に際しては、前記取得した設定項
目画像の登録位置の座標累積値と前記ユーザプロパティ
シートの有効表示領域の位置情報とを比較し、当該ユー
ザプロパティシート上に登録し得る設定項目画像の数を
制限するようにする。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明が適用される印刷シ
ステムの一例を図１に示す。この印刷システムは、ホス
トコンピュータ１と印刷装置２とをプリンタケーブルを
介して接続して構成される。

【００１５】印刷装置２は、ホストコンピュータ１から
印刷対象データ及び印刷条件の情報を受信したときに、
所定の印刷プロセスを実行して印刷用紙に画像を形成す
る。印刷装置２は、シリアルプリンタ、ページプリンタ
その他の電子複写型プリンタのいずれであってもよく、
また、ホストコンピュータ１との接続形態も、スタンド
アロン状態、ネットワーク接続状態のいずれであっても
よい。

【００１６】ホストコンピュータ１は、所定のシステム
プログラムを通じてプログラムの実行、その制御及び監
視を行う。具体的には、図示しないシステムボード上に
配置されたＣＰＵ（Central processing Unit），ＲＡ
Ｍ（Randum Access Memory），ＲＯＭ（Read Only Memo
ry）と、内蔵又は外付けのハードディスク（ＨＤ）３と
を具備し、ＣＰＵが所要のプログラムを適宜ＨＤ３から
読み出して所要の処理を実行するようになっている。Ｈ
Ｄ３には、ＡＰと、本発明の印刷制御装置を実現するた
めの印刷制御プログラム（プリンタドライバ）等が記録
されている。

【００１７】ホストコンピュータ１には、また、モニタ
画面を具備した表示装置４、各種設定情報を入力するた
めのデータ入力装置５、ＣＤ−ＲＯＭドライブ及びＦＤ
Ｄを含むメディア読取装置６、構内ネットワークとの接
続インタフェースとなる通信制御装置７とが接続されて
いる。表示装置４は、システムプログラム、ＡＰ、ある
いは印刷制御プログラム等の指示に呼応して所定のダイ
アログウインドウを表示するように構成されている。デ
ータ入力装置５は、キーボード、マウスその他のポイン
ティングデバイスである。

【００１８】なお、上記印刷制御プログラムは、通常、
フレキシブルディスク（ＦＤ）やＣＤ−ＲＯＭに、ホス
トコンピュータ１が読み取り可能な形態で記録されて流
通し、印刷装置２を使用する際に、メディア読取装置
６、あるいは通信制御装置７を通じてホストコンピュー
タ１が読み取ることで上記ＨＤ３にインストールされる
ものである。

【００１９】次に、上記ホストコンピュータ１が上記印
刷制御プログラムを読み込むことによって実現される印
刷制御装置の実施の形態を説明する。

【００２０】この印刷制御装置１０は、図２に示すよう
に、印刷管理部１１、描画処理部１２、フォント管理部
１３、登録位置決定部１４、データ編集部１５、転送処
理部１６の各機能ブロックと、スプールファイル１７、
登録設定情報格納部１８、頻度情報格納部１９、付加情
報格納部２０を有している。なお、図２は、本発明を実
施する上で必要な構成要素のみを掲げてある。

【００２１】スプールファイル１７は、印刷管理部１１
で生成された装置宛のデータを一時的に保存しておくも
のであり（スプール処理）、登録設定情報格納部１８
は、ユーザプロファイルシートに設定項目画像を登録す
る場合に参照される登録位置情報を設定項目（画像）毎
に保持したものである。この登録設定情報は、例えば
「印刷部数」の設定項目画像の場合は、（ａ）“印刷部
数”の文字列と外枠線を含んだ設定項目領域全体で必要
な表示領域、（ｂ）表示領域の原点からの描画オブジェ
クト（文字列・枠線・コントロールボックス等）の相対
位置、（ｃ）コントロールの種類（「印刷部数」の場合
はテキストボックス）に必要な初期値・最大文字数・入
力文字の制限等の情報であり、ユーザプロファイルシー
トにおける設定項目画像の登録数を制限する際に使用さ
れるものである。

【００２２】頻度情報格納部１９は、ユーザプロファイ
ルシートを自動的に作成する場合に参照されるもので、
既に用意されている印刷条件の設定項目画像をユーザが
選択する度にカウントアップされる選択回数を保持する
ものである。付加情報格納部２０は、ユーザプロファイ
ルシートや既に用意されているプロパティシート上でユ
ーザが設定した印刷条件の設定内容、つまり印刷対象デ
ータに付加すべき情報を格納したものである。

【００２３】各機能ブロック１１〜１６の内容は下記の
とおりである。

【００２４】印刷管理部１１は、印刷制御に関わる装置
内の統括制御を行うとともに、ＡＰあるいはデータ入力
装置５からの入力内容を理解してビットマップデータの
作成や印刷装置２に印刷プロセスを実行させるための制
御コードへの変換を行うものである。これは、通常、プ
リンティングマネージャと称される。

【００２５】描画処理部１２は、予め用意されたプロパ
ティシートや設定用ダイヤログの作成、所要の画像デー
タの作成、ユーザの指示に基づくユーザプロパティシー
トの作成を行うとともに、作成した画像を表示装置４に
表示させるものである。また、データ入力装置５を通じ
て入力された設定内容をプロパティシートやユーザプロ
パティシートの画像上に反映させる機能をも有する。画
像データの作成に際しては、フォント管理１３から必要
なフォントデータを抽出する。

【００２６】登録位置決定部１４は、登録設定情報格納
部１８の格納情報または頻度情報格納部１９の格納情報
に基づいてユーザプロパティシート上における設定項目
画像の登録位置を決定する。但し、設定項目画像の登録
位置の座標累積値がユーザプロパティシートの有効表示
領域を越える場合は、登録できる設定項目画像の数を制
限する。

【００２７】データ編集部１５は、設定内容に応じて印
刷対象データに対応するイメージデータ（ビットマップ
データ）を編集するものであり、転送処理部１６は、ス
プールファイル１７内のデータを印刷装置２に転送する
ものである。

【００２８】次に、本実施形態の印刷制御装置１０の動
作を説明する。この印刷制御装置１０は、ユーザが意識
しなくとも自動的にユーザプロファイルシートを作成
し、これをカスタマイズすることができる。まず、図３
を参照してこの場合の印刷制御装置１０の処理手順を説
明する。

【００２９】ユーザが予め用意されている設定項目画像
を選択して印刷条件の設定作業を行う度に（ステップＳ
１０１：Yes）、頻度情報格納部１９における当該設定
項目の選択回数がカウントアップされる（ステップＳ１
０２）。登録位置決定部１４は、この頻度情報格納部１
９のカウント値が高い所定数の設定項目（画像）を特定
する（ステップＳ１０３）。そして、特定した各設定項
目に関する登録設定情報を登録設定情報格納部１８より
取得し（ステップＳ１０４）、登録位置の座標値をカウ
ント値の高いものから順に計算（累積）する（ステップ
Ｓ１０５）。累積値が予め定められているユーザプロパ
ティシートの有効表示領域を越えない場合は、その設定
項目画像を該当位置へ登録する（ステップＳ１０６：Ye
s、Ｓ１０７）。特定可能な次のカウント値の設定項目
画像についてステップＳ１０５以降の処理を繰り返し
（ステップＳ１０８：Yes）、該当する設定項目画像が
なくなった時点、あるいは累積値が有効表示領域を越え
た時点でカスタマイズ処理を終える（ステップＳ１０
６：No、Ｓ１０８：No）。この処理を定期的に、あるい
は印刷条件の設定作業がなされる度に繰り返す。

【００３０】このようにしてカスタマイズされたユーザ
プロパティシートの例を図４に示す。図示の例では、
「カスタム」のタブＴ１を選択することで表示されるユ
ーザプロパティシート４１の有効表示領域に、印刷用紙
の種類を設定するための「用紙種類」、印刷階調を設定
するための「印刷品質」、自動的に写真階調にするかど
うかを設定するための「オートフォトファイン」、用紙
サイズを設定するための「用紙サイズ」、印刷部数を設
定するための「印刷部数」、印刷方向を設定するための
「印刷方向」の各設定項目画像が自動的に登録される。
なお、これらの設定項目画像は、標準仕様のタブＴ２〜
Ｔ５を選択することで表示されるプロパティシートのい
ずれかに登録されているものである。つまり、他のプロ
パティシートからユーザプロパティシート４１に受け渡
されたものである。その際、図５に示すように、同一の
設定項目画像が使用するデータ構造体は共通のものを用
いるようにし、矛盾が起きないようにしている。このデ
ータ構造体は、予め付加情報格納部２０に格納されてい
るものである。

【００３１】ユーザプロパティシート４１に未登録の設
定項目画像が既に登録されている設定項目画像よりも選
択頻度が高くなった場合は、自動的にユーザプロパティ
シート４１の内容が頻度の高いものに変更される。

【００３２】次に、自動によらないユーザプロパティシ
ートのカスタマイズ処理の手順を図６を参照して説明す
る。前提として、「プリンタ」の印刷条件設定時に図７
に示すような基本設定用のプロパティシート４２が初期
表示されるものとする。

【００３３】ユーザが図７のカスタマイズタブＴ６を選
択すると、図８に示すようなダイヤログ４３が表示され
る（ステップＳ２０１）。ユーザがこのダイヤログ４３
から所望の設定項目を選択すると（ステップＳ２０
２）、登録位置決定部１４は、登録設定情報格納部１８
から選択された設定項目に関する登録設定情報を取得す
る（ステップＳ２０３）。そして、最初の設定項目画像
の登録位置の座標を計算し（ステップＳ２０４）、以
後、他の設定項目画像についての登録位置の座標値を累
積させる（ステップＳ２０５）。座標累積値が予め定め
られているユーザプロパティシートの有効表示領域を越
えない場合はその設定項目画像を登録する（ステップＳ
２０６：Yes、Ｓ２０７）。この処理を選択された設定
項目について繰り返し（ステップＳ２０８：No）、すべ
ての設定項目についての登録が終了した場合（ステップ
Ｓ２０８：Yes）、あるいは累積値が予め定められてい
るユーザプロパティシートの有効表示領域を越えた時点
でカスタマイズ処理を終了する（ステップＳ２０６：N
o）。これにより、ユーザが選択した設定項目の画像が
登録されたユーザプロファイルシートが作成される。

【００３４】なお、この手動のカスタマイズ処理は、上
記自動作成処理との併用、つまり、自動登録された設定
項目画像を部分的に修正する場合にも選択可能である。

【００３５】上記のようにしてカスタマイズされたユー
ザプロパティシートを用いて印刷条件を設定した後は、
通常の印刷条件設定後と同様の手順で印刷処理が実行さ
れる。

【００３６】つまり、ＡＰ等が描画処理部１２を通じて
印刷管理部１１へ印刷要求を発行すると、印刷管理部１
１は、この印刷要求に基づくデータを一旦スプールファ
イル１７に保存する。そして、すべてのデータのスプー
ルが終了した場合は、スプールファイル１５から順次デ
ータを読み出してビットマップデータを作成する。ビッ
トマップデータ作成後は、ユーザプロファイルシートを
通じて設定された内容に従って、データ編集部１５でビ
ットマップデータの編集を行う。例えば拡大印刷が設定
されている場合は拡大比率を計算してビットマップデー
タが線形に拡大されるように編集する。ビットマップデ
ータの編集の終了通知をデータ編集部１５から受け取る
と、印刷管理部１１は、編集後のビットマップデータを
制御コードに変換し、順次転送処理部１６を通じて印刷
装置２に転送する。印刷装置２では、転送されてきた制
御コードを解釈し、印刷プロセスを実行する。以上の処
理を印刷処理の必要がなくなるまで繰り返す。

【００３７】このように、本実施形態の印刷制御装置１
０では、ユーザがプロパティシートを自由にカスタマイ
ズできるので、操作性の良いインタフェースを実現でき
るようになる。

【００３８】本発明は、以上のとおりであるが、本発明
は、必ずしも上記実施形態に限定されるものではなく、
種々の形態での実施が可能である。例えば、上記実施形
態では、予め用意したプロパティシートからユーザが設
定項目画像を選択してユーザプロファイルシートに登録
する場合について説明したが、予めカスタマイズタブを
選択することによって表示されるユーザプロパティシー
ト上に、登録可能な複数の設定項目画像を固定的に用意
しておき、ユーザが所望の設定項目画像毎に表示可／不
可の制限を行うようにしてもよい。

【００３９】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ユーザが必要に応じてプロパティシートの内
容を自由にカスタマイズできるので、印刷条件を設定す
る際の操作性を従来よりも格段に高めることができるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される印刷システムの構成概要
図。

【図２】本実施形態による印刷制御装置の機能ブロック
図。

【図３】自動的にユーザプロファイルシートを作成して
設定項目画像を登録する場合の印刷制御装置の処理手順
説明図。

【図４】自動的に作成されたユーザプロパティシートの
例を示す説明図。

【図５】ユーザプロファイルシートと通常のプロファイ
ルシートで同一の設定項目画像については共通のデータ
構造体を使用することを示した説明図。

【図６】自動によらないユーザプロパティシートの作成
処理及び設定項目画像の登録処理の手順説明図。

【図７】手動でユーザプロパティシートを作成する場合
の初期プロパティシートの説明図。

【図８】カスタマイズタブを選択したときに表示される
ダイヤログの説明図。

【符号の説明】

１ ホストコンピュータ ２ 印刷装置 ３ ハードディスク ４ 表示装置 ５ データ入力装置 ６ メディア読取装置 ７ 通信制御装置 １０ 印刷制御装置 １１ 印刷管理部 １２ 描画処理部 １３ フォント管理部 １４ 登録位置決定部 １５ データ編集部 １６ 転送処理部 １７ スプールファイル １８ 登録設定情報格納部 １９ 頻度情報格納部 ２０ 付加情報格納部 ４１ ユーザプロファイルシート ４２ 初期プロファイルシート ４３ 設定項目登録用のダイヤログ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷品質等の印刷条件を設定するための
   設定項目画像を所定のプロパティシート上に表示する手
   段を備えた印刷制御装置において、 個々のユーザに固有のユーザプロパティシートを新規作
   成するとともに、前記設定項目画像を任意に選択して前
   記ユーザプロパティシート上に登録するカスタマイズ手
   段を設けたことを特徴とする印刷制御装置。
2. 【請求項２】 印刷品質等の印刷条件を設定するための
   設定項目画像を所定のプロパティシートに表示する手段
   を備えた印刷制御装置において、 前記表示された設定項目画像の使用頻度を印刷条件毎に
   検出する頻度検出手段と、 個々のユーザに固有のユーザプロパティシートを新規作
   成するとともに、相対的に使用頻度の高い所定数の設定
   項目画像を前記ユーザプロパティシート上に登録するカ
   スタマイズ手段を設けたことを特徴とする印刷制御装
   置。
3. 【請求項３】 前記カスタマイズ手段は、 表示領域の形状及び該表示領域の原点からの描画オブジ
   ェクトの相対位置を含む登録位置情報を、個々の設定項
   目画像毎に保持する登録設定情報保持手段と、 前記ユーザプロパティシートに表示すべき設定項目画像
   を取得する手段と、 取得した設定項目画像の登録位置情報に基づいて当該設
   定項目画像の登録位置を決定する登録位置決定手段とを
   有することを特徴とする請求項１または２記載の印刷制
   御装置。
4. 【請求項４】 前記登録位置決定手段は、前記取得した
   設定項目画像の登録位置の座標累積値と前記ユーザプロ
   パティシートの有効表示領域の位置情報とを比較する手
   段を有し、比較結果に応じて当該ユーザプロパティシー
   ト上に登録し得る設定項目画像の数を制限することを特
   徴とする請求項３記載の印刷制御装置。
5. 【請求項５】 前記プロパティシートに登録された設定
   項目画像と前記ユーザプロパティシート上の同一の設定
   項目画像が、それぞれ同一データ構造体とリンクしてい
   ることを特徴とする請求項１ないし４のいずれかの項記
   載の印刷制御装置。
6. 【請求項６】 印刷品質等の印刷条件を設定するための
   設定項目画像を所定のプロパティシート上に表示する処
   理、 個々のユーザに固有のユーザプロパティシートを新規作
   成する処理、 前記設定項目画像を任意に選択して前記ユーザプロパテ
   ィシート上に登録する処理を、コンピュータに実行させ
   るためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り
   可能な記録媒体。
7. 【請求項７】 印刷品質等の印刷条件を設定するための
   設定項目画像を所定のプロパティシートに表示する処
   理、 前記表示された設定項目画像の使用頻度を印刷条件毎に
   検出する処理、 個々のユーザに固有のユーザプロパティシートを新規作
   成する処理、 相対的に使用頻度の高い所定数の設定項目画像を前記ユ
   ーザプロパティシート上に登録する処理を、コンピュー
   タに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュ
   ータ読み取り可能な記録媒体。
8. 【請求項８】 前記プログラムは、表示領域の形状及び
   該表示領域の原点からの描画オブジェクトの相対位置を
   含む登録位置情報を、個々の設定項目画像毎に保持する
   処理、 前記ユーザプロパティシートに表示すべき設定項目画像
   を取得する処理、 取得した設定項目画像の表示位置情報に基づいて当該設
   定項目画像の登録位置を決定する処理をさらに前記コン
   ピュータに実行させるものであることを特徴とする請求
   項６または７記載の記録媒体。
9. 【請求項９】 前記プログラムは、前記取得した設定項
   目画像の登録位置の座標累積値と前記ユーザプロパティ
   シートの有効表示領域の位置情報とを比較し、当該ユー
   ザプロパティシート上に登録し得る設定項目画像の数を
   制限する処理を前記コンピュータに実行させるものであ
   ることを特徴とする請求項８記載の記録媒体。