JPH11230792A - 土石流検知システム - Google Patents
土石流検知システムInfo
- Publication number
- JPH11230792A JPH11230792A JP3593698A JP3593698A JPH11230792A JP H11230792 A JPH11230792 A JP H11230792A JP 3593698 A JP3593698 A JP 3593698A JP 3593698 A JP3593698 A JP 3593698A JP H11230792 A JPH11230792 A JP H11230792A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- river
- sensor
- avalanche
- detection signal
- stone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】土石流の発生を簡易な構成で素早く検知する土
石流検知システムを提供すること。 【解決手段】対象となる河川Aの水面に接する物体
(B)に設けられ、前記河川Aにて土石流が発生したこ
とにより前記物体(B)に伝播した音波を検出する検出
手段(1)と、この検出手段(1)の検出信号を送信す
る送信手段(1)と、この送信手段(1)で送信された
前記検出信号を受信する受信手段(2)と、を具備。
石流検知システムを提供すること。 【解決手段】対象となる河川Aの水面に接する物体
(B)に設けられ、前記河川Aにて土石流が発生したこ
とにより前記物体(B)に伝播した音波を検出する検出
手段(1)と、この検出手段(1)の検出信号を送信す
る送信手段(1)と、この送信手段(1)で送信された
前記検出信号を受信する受信手段(2)と、を具備。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川での土石流の
発生を検知する土石流検知システムに関する。
発生を検知する土石流検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシステムでは、例えば土
石流の発生する危険性のある河川に沿って発光器と受光
器を対向するように設け、発光器から受光器への赤外信
号が所定時間以上継続して遮断されたときに土石流が発
生したものとみなし、警報を発している。また、河床の
深さが所定値より浅くなったことを検知した場合に、危
険な状態であると判定し、警報を発する装置も提案され
ている。
石流の発生する危険性のある河川に沿って発光器と受光
器を対向するように設け、発光器から受光器への赤外信
号が所定時間以上継続して遮断されたときに土石流が発
生したものとみなし、警報を発している。また、河床の
深さが所定値より浅くなったことを検知した場合に、危
険な状態であると判定し、警報を発する装置も提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の土石流検知シス
テムは、河川で土石流が発生したことを瞬時に検知でき
るものではなく、実際の土石流発生から検知までに時間
を要する。また、システムの構成も複雑であり、設置工
事が困難であるという問題がある。本発明の目的は、土
石流の発生を簡易な構成で素早く検知する土石流検知シ
ステムを提供することにある。
テムは、河川で土石流が発生したことを瞬時に検知でき
るものではなく、実際の土石流発生から検知までに時間
を要する。また、システムの構成も複雑であり、設置工
事が困難であるという問題がある。本発明の目的は、土
石流の発生を簡易な構成で素早く検知する土石流検知シ
ステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の土石流検知システムは以下の
如く構成されている。本発明の土石流検知システムは、
対象となる河川の水面に接する物体に設けられ、前記河
川にて土石流が発生したことにより前記物体に伝播した
音波を検出する検出手段と、この検出手段の検出信号を
送信する送信手段と、この送信手段で送信された前記検
出信号を受信する受信手段と、から構成されている。
達成するために、本発明の土石流検知システムは以下の
如く構成されている。本発明の土石流検知システムは、
対象となる河川の水面に接する物体に設けられ、前記河
川にて土石流が発生したことにより前記物体に伝播した
音波を検出する検出手段と、この検出手段の検出信号を
送信する送信手段と、この送信手段で送信された前記検
出信号を受信する受信手段と、から構成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る土石流検知システムの構成を示す図である。図1で
は、土石流の発生する危険性のある河川Aの川岸の岩B
の上部にAE(Acoustic Emission)
センサ1が埋め込まれて取り付けられている。なお、岩
Bは河川Aの川底上に在り、その下部が水に浸され、上
部は水面より上にある。AEセンサ1にはアンテナを有
する送信器が備えられており、AEセンサ1から所定距
離離れた近傍にはアンテナを有する受信器2が設置され
ている。受信器2は、モデム3及び電話回線4を介して
遠隔地にある監視センター5接続されている。
る土石流検知システムの構成を示す図である。図1で
は、土石流の発生する危険性のある河川Aの川岸の岩B
の上部にAE(Acoustic Emission)
センサ1が埋め込まれて取り付けられている。なお、岩
Bは河川Aの川底上に在り、その下部が水に浸され、上
部は水面より上にある。AEセンサ1にはアンテナを有
する送信器が備えられており、AEセンサ1から所定距
離離れた近傍にはアンテナを有する受信器2が設置され
ている。受信器2は、モデム3及び電話回線4を介して
遠隔地にある監視センター5接続されている。
【0006】図1の河川Aにて土石流が発生すると、土
石流中に含まれている複数の石Cが岩Bに衝突し摩擦が
発生する。これにより、岩Bの内部を超音波が伝播し、
その超音波をAEセンサ1が検知する。このAEセンサ
1の検知信号は、AEセンサ1の送信器からアンテナを
介して送信され、受信器2にてアンテナを介して受信さ
れる。受信器2で受信された前記検知信号は、モデム3
及び電話回線4を介して監視センター5へ伝達される。
石流中に含まれている複数の石Cが岩Bに衝突し摩擦が
発生する。これにより、岩Bの内部を超音波が伝播し、
その超音波をAEセンサ1が検知する。このAEセンサ
1の検知信号は、AEセンサ1の送信器からアンテナを
介して送信され、受信器2にてアンテナを介して受信さ
れる。受信器2で受信された前記検知信号は、モデム3
及び電話回線4を介して監視センター5へ伝達される。
【0007】図2は、AEセンサ1の検知信号を示す図
である。図2に示すように、河川Aの正常時には検知信
号が常に低レベルにあり、特に変化はない。しかし土石
流が発生すると、石Cの岩Bへの衝突により検知信号に
大幅な変化が生じ、土石流発生を判定するためのトリガ
レベルを越えることが多くなる。よって、監視センター
5の監視者は、前記検知信号を所定のモニター等で監視
することにより、土石流の発生を発生直後に認識するこ
とができる。
である。図2に示すように、河川Aの正常時には検知信
号が常に低レベルにあり、特に変化はない。しかし土石
流が発生すると、石Cの岩Bへの衝突により検知信号に
大幅な変化が生じ、土石流発生を判定するためのトリガ
レベルを越えることが多くなる。よって、監視センター
5の監視者は、前記検知信号を所定のモニター等で監視
することにより、土石流の発生を発生直後に認識するこ
とができる。
【0008】また本実施の形態による構成は、AEセン
サ1を岩Bに設置し、その近傍に受信器2とモデム3を
設置し電話回線4に接続するだけの簡易なものであるた
め、設置工事を容易に行なえる。
サ1を岩Bに設置し、その近傍に受信器2とモデム3を
設置し電話回線4に接続するだけの簡易なものであるた
め、設置工事を容易に行なえる。
【0009】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである。
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである。
【0010】実施の形態に示された土石流検知システム
は、対象となる河川Aの水面に接する物体(B)に設け
られ、前記河川Aにて土石流が発生したことにより前記
物体(B)に伝播した音波を検出する検出手段(1)
と、この検出手段(1)の検出信号を送信する送信手段
(1)と、この送信手段(1)で送信された前記検出信
号を受信する受信手段(2)と、から構成されている。
は、対象となる河川Aの水面に接する物体(B)に設け
られ、前記河川Aにて土石流が発生したことにより前記
物体(B)に伝播した音波を検出する検出手段(1)
と、この検出手段(1)の検出信号を送信する送信手段
(1)と、この送信手段(1)で送信された前記検出信
号を受信する受信手段(2)と、から構成されている。
【0011】したがって上記土石流検知システムによれ
ば、前記検出手段(1)の検出信号を送受信する簡易な
構成により、対象となる河川Aの遠隔地(5)において
前記検出信号を監視することで、土石流の発生を発生後
に素早く検知することができる。
ば、前記検出手段(1)の検出信号を送受信する簡易な
構成により、対象となる河川Aの遠隔地(5)において
前記検出信号を監視することで、土石流の発生を発生後
に素早く検知することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の土石流検知システムによれば、
設置工事が容易である簡易な構成により、対象となる河
川の遠隔地において土石流の発生を素早く検知すること
ができる。
設置工事が容易である簡易な構成により、対象となる河
川の遠隔地において土石流の発生を素早く検知すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る土石流検知システム
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係るAEセンサの検知信
号を示す図。
号を示す図。
A…河川 B…岩 C…石 1…AEセンサ 2…受信器 3…モデム 4…電話回線 5…監視センター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉村 忠士 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 塚野 正純 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内
Claims (1)
- 【請求項1】対象となる河川の水面に接する物体に設け
られ、前記河川にて土石流が発生したことにより前記物
体に伝播した音波を検出する検出手段と、 この検出手段の検出信号を送信する送信手段と、 この送信手段で送信された前記検出信号を受信する受信
手段と、 を具備したことを特徴とする土石流検知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3593698A JPH11230792A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 土石流検知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3593698A JPH11230792A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 土石流検知システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230792A true JPH11230792A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12455914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3593698A Withdrawn JPH11230792A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 土石流検知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11230792A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2467419A (en) * | 2009-01-29 | 2010-08-04 | Univ Loughborough | Monitoring soil slope displacement rate by detecting acoustic emissions |
CN105464040A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-04-06 | 武汉大学 | 冲积河道崩岸过程的数值计算方法 |
WO2020189679A1 (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 公立大学法人公立諏訪東京理科大学 | 土石流通知システム及び土石流センサ |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP3593698A patent/JPH11230792A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2467419A (en) * | 2009-01-29 | 2010-08-04 | Univ Loughborough | Monitoring soil slope displacement rate by detecting acoustic emissions |
WO2010086584A2 (en) | 2009-01-29 | 2010-08-05 | Loughborough University | Apparatus and method for monitoring soil slope displacement rate by detecting acoustic emissions |
GB2467419B (en) * | 2009-01-29 | 2011-05-18 | Univ Loughborough | Apparatus and method for monitoring soil slope displacement rate by detecting acoustic emissions |
CN105464040A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-04-06 | 武汉大学 | 冲积河道崩岸过程的数值计算方法 |
WO2020189679A1 (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 公立大学法人公立諏訪東京理科大学 | 土石流通知システム及び土石流センサ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |