JPH11230696A - 身体防護纏い着 - Google Patents

身体防護纏い着

Info

Publication number
JPH11230696A
JPH11230696A JP10202604A JP20260498A JPH11230696A JP H11230696 A JPH11230696 A JP H11230696A JP 10202604 A JP10202604 A JP 10202604A JP 20260498 A JP20260498 A JP 20260498A JP H11230696 A JPH11230696 A JP H11230696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protection
protective
plate
garment
strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10202604A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Toyoda
博 豊田
Sekiei In
錫 永 尹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNITEC JAPAN KK
Original Assignee
UNITEC JAPAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNITEC JAPAN KK filed Critical UNITEC JAPAN KK
Priority to JP10202604A priority Critical patent/JPH11230696A/ja
Publication of JPH11230696A publication Critical patent/JPH11230696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で薄く、かつ防弾、防刀等の防護性の高
い防弾チョッキを提供する。 【解決手段】 防弾チョッキ形に裁断された2枚の高強
度布14の間に、真綿で構成された緩衝層部15と防護
体配列部16が重ねて収容してある。防護体配列部16
は一対の高強度布14を高強度糸17で長方形状に縫う
ことにより、高強度布14間を複数の細長空間18に区
画し、その各細長空間18に帯状の防護体19を収容す
ることにより構成してある。また、防護体19はチタン
を60重量%以上含んだ材質により構成してある。この
ように構成することにより、極めて高い防御性と軽量か
つ着心地のより防弾チョッキを構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は身体防護纏い着に関
し、さらに詳しくは防弾チョッキ、防刃チョッキなど身
体を防護する身体防護纏い着に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、上記防弾チョッキ、防刃チョッ
キとしては、防弾鉄板をチョッキの形に裁断、接続して
構成した鉄製チョッキや、強度の高いアラミド繊維等に
より編んだ布材(以下、アラミド繊維布という)を所定
枚数重ねて構成したものなどが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の防弾チョッキでは下記のような課題がある。 (A)上記鉄製チョッキでは、鉄の強度が低くかつ比重
が大きいために、所定の防御性能を得るために鉄板の厚
さを大きくする必要が生じ、結果的にチョッキ全体の重
量が重くなる問題がある。また、大型の鉄板をチョッキ
形に裁断して接続する構成は、要するに鉄の鎧を着るこ
とに他ならず、着心地が悪いという問題がある。
【0004】(B)アラミド繊維布を所定枚数重ねて構
成した防弾チョッキでは、貫通能力の高い銃に対抗する
ために重ねる枚数を増やすこと(例えば30枚程度)が
行われている。このようにアラミド繊維布を多数枚重ね
る構成では、柔軟性のある布材を使用しても着心地が悪
くなるとともに、水に濡れた場合に多量に水分を含んで
しまい重くなるという問題がある。また、この構成では
体の熱が逃げにくくなるため、夏は蒸れて着にくいとい
う問題もある。 (C)さらに、アラミド繊維布を多数枚重ねる構成で
は、銃弾が当たったときに銃弾が体内に入ることは防止
できるものの、アラミド繊維布に直接に銃弾が衝突する
ため被弾のときに身体が受ける衝撃が大きく、被弾時に
装着者の身体的、心理的ショックが大きくなってしまう
問題がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、身体
防護服を提供することにある。具体的な目的の一例を示
すと、以下の通りである。 (a)軽量で薄く、かつ防弾、防刀等において防護性の高
い身体防護纏い着を提供する。 (b)所定の防御性能を保ち、装着性、運動性、および着
心地のよい身体防護纏い着を提供する。 なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手
段は、後述する明細書内の記述において詳しく説明す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明を、例えば、本発
明の実施の形態を示す図1から図15に基づいて説明す
ると、次のように構成したものである。第1発明は、6
0重量%以上のチタンを含んで製造された小形の防護体
19と、身体に装着する形状に形成された少なくとも2
枚の高強度布14a,14とを使用し、前記高強度布1
4a,14bの間に複数の前記防護体19を高強度布1
4a,14bに沿って並べた状態で固定することによ
り、特に身体防護を要する領域11に防護体19を面状
に配列したことを特徴とする。第2発明は、前記防護体
19がチタン焼結合金で構成してあることを特徴とす
る。
【0007】第3発明は、他の防護体19と接続するた
めの接続部30を備えた防護体19を使用し、その接続
部30により防護体19を帯状に連続させたことを特徴
とする。第4発明は、前記接続部30が雄形部と雌形部
との嵌合により行われるものであることを特徴とする。
第5発明は、防護体19を互いに変動自在に接続したこ
とを特徴とする。
【0008】第6発明は、前記身体防護を要する領域1
1において高強度布14a,14b間を複数の細長空間
18に区画し、各細長空間18に他の防護体19と接続
されて帯状になった防護体19を収容したことを特徴と
する。第7発明は、帯状の防護体19の構成をベルトの
ように変動可能に構成したことを特徴とする。第8発明
は、60重量%以上のチタンを含んで製造された板状防
護体42を複数個接続し、少なくとも2枚の高強度布1
4a,14の間に前記接続された板状防護体42を収容
してなる身体防護纏い着であり、前記板状防護体42の
側面に軸受部45を設け、隣り合う板状防護体42のお
互いの軸受部45に軸部材47を通すことにより、複数
の板状防護体42をその側面において回動自在に接続し
たことを特徴とする。第9発明は、前記板状防護体42
が四角形を基本形状とした板状防護体42であり、その
四角形の対向する2つの側面のみに前記軸受部45が設
けられていることを特徴とする。第10発明は、前記四
角形を基本形状とした板状防護体42において、軸受部
45が設けられない残りの2つの側面のうち一方の側面
に雄形部を設け、他方の側面に雌形部を設け、雄形部と
雌形部との嵌合により、前記残りの2つの側面側に位置
する他の板状防護体42と接続するように構成したこと
を特徴とする。
【0009】以下、第1発明〜第10発明について説明
する。第1発明において、身体防護纏い着とは、チョッ
キ(ベスト)形、コート形、ズボン形、パンツ形などの
服、下着形状のみならず、腕カバー形、足カバー形、心
臓パット形、帽子形、平板形などの身体の一部を纏う、
被う、又は防御するような形状も含む意味で用いてい
る。また、第1発明は、チタンを60重量%以上含んで
おれば、防護体19の組成、構造、製造方法は問わな
い。防護体19の形状としては、複数の防護体19を並
べることにより、隙間なく面状に配列できる形状が好ま
しい。
【0010】高強度布14とは一般の絹、木綿、合成樹
脂等の布材に比べて格段に強度が高い材料によって作ら
れた面状の素材をいい、例えば、強度の高い無機、有機
の各種繊維を編んだ繊維層が適用できる。他の構成例に
は、強度の高い合成樹脂により形成された樹脂層、例え
ば熱可塑性樹脂層、熱硬化性樹脂層が例示できる。また
あるいは、前記繊維層、前記樹脂層を適宜組み合わせて
高強度布14を構成することも可能である。前記高強度
布14の一例として例えば、アラミド繊維によって織ら
れた商品名ケプラー(登録商標)がある。身体防護を要
する領域(以下、身体防護領域11という)とは、身体
防護纏い着中において特に防御するところを言い、例え
ば、頭、心臓などの箇所がある部分を言う。チタンを含
む防護体19は焼結合金により構成し、97重量%以上
の粉末チタンの使用するとともに適量のアルミニウムを
含ませて、高密度化、軽量化、弾力性を向上させること
が好ましい。
【0011】防護体19の一例として、複数の中空棒3
0を列状に固定する形態が採用できる。中空棒30の断
面形状は楕円形、円形、六角形形、四角形など、適宜設
定することができる。なお、各中空棒30の接続は焼結
工程で行う場合は、一体的に行うことができる。また、
防護体19の厚さを薄くするために、中空棒30は一列
状に固着した形状に構成することが好ましい。また、中
空棒30を固着した防護体19を使用する場合は、その
防護体19の両端部に前記接続部を設けることが好まし
い。接続部30の構造、作り方は、他の防護体19と接
続することができ、接続部30において防護機能が低下
しないような構成であれば特に限定されない。また、接
続部30が変動できるように構成しておけば、接続され
て面状に配列された防護体19を体の動きに応じて動く
ようにすることができるので装着性が良くなる。例え
ば、短冊形の防護体19を一連に接続したベルトのよう
な構成が例示できる。但し、製造コストを下げかつ強度
を維持するために接続孔、接続凸部、接続凹部などの接
続部30は、焼結工程において一体成形することが好ま
しい。さらに、安価に作ることが要求される場合には、
防護体19以外に他の部材を使用せず、一体成形された
接続部30のみで接続を行える構成が好ましい。また、
身体防護纏い着において、前記複数の細長空間18に区
画する方向は特に限定されない。
【0012】第8発明において、前記軸受部45の形
状、構造は特に限定されない。また、軸部材47の材
質、形状も問わない。要するに軸受部45が形成された
側面において接続された板状防護体42を回動させるも
のであれば特に限定されない。なお、図15に示すよう
に、2つの板状防護体42を接続する場合に、接続する
側面間において刃先が入り込むような大きな隙間がない
ように構成することが好ましい。板状防護体42の基本
形状には三角形、四角形などを含む。図15(C)は基
本形状が正方形である板状防護体42の各側面に軸受部
45をそれぞれ突設し、隣り合う正方形の側面間におい
て、お互いの軸受部45を共通のヒンジピン61で軸支
することにより、板状防護体42の各辺に平行な軸62
回りに回動できるように構成したものである。図15
(D)は基本形状が三角形である板状防護体42の各側
面に軸受部45をそれぞれ突設し、隣り合う三角形の側
面間において、お互いの軸受部45を共通のヒンジピン
61で軸支することにより、板状防護体42の各辺に平
行な軸63回りに回動できるように構成したものであ
る。
【0013】5角以上の多角形で構成された板状防護体
の所定の側面に軸受部を設け、その軸受部により回動自
在に板状防護体を接続してもよい。また、一つの身体防
護纏い着において、異なる形の板状防護体を組み合わせ
て使用することも可能である。例えば、防刃チョッキ内
で動きの激しい箇所は図15(D)に示したように基本
形状が三角形の板状防護体42を使用し、比較的動きの
少ない箇所は図15(C)に示した基本形状が四角形の
板状防護体42を使用することもできる。第9発明とし
て、図15(A)(B)に示すような構成や、図9〜図
12に示す構成が例示できる。第10発明として、図9
〜図12に示す構成が例示できる。
【0014】
【作用および効果】第1発明であれば、60重量%以上
のチタンを含んで製造された小形の防護体を使用してい
るので、鉄などの他の金属を用いた場合に比べて同じ強
度を得るための重量を少なくすることができるので、大
幅な軽量化を達成することができる。さらに、少なくと
も2枚の高強度布の間に防護体を高強度布に沿って並べ
た状態で固定しているので、身体に身につける形態に沿
った形で防護体を配設することができ、着心地のよい状
態で、身体防護を要する領域に防護体を面状に配列する
ことができる。さらに防護体がチタンを含んだ強固なも
ので構成されているので高強度布は少なくとも2枚とす
ることができ、従来のアラミド繊維布を多数枚重ねる構
成のように水に濡れて多量に水分を含んでしまう問題を
低減し、夏に蒸れることも少なくできる。また、チタン
を含んだ強固な防護体で身体が保護されることになるの
で、銃弾が防護体に当たった場合に、その銃弾の圧力を
小形の防護体の全体に拡散させることができるので、従
来のアラミド繊維布を多数枚重ねる構成に比べて被弾時
の身体への衝撃を大幅に緩和できる。第2発明であれ
ば、チタン焼結合金により前記防護体が構成してあるの
で、さらに軽量化することができるとともに、例えば、
ベルトのような細緻な成形が可能になる利点がある。
【0015】第3発明であれば、接続部により防護体を
帯状に連続させることができるので防護体の間を大きな
隙間なく接続することができ、防護性を高めることがで
きる。第4発明であれば、前記接続部が雄形部と雌形部
との嵌合により行われるので簡単かつ安価な構成とする
ことができる。第5発明であれば、防護体を互いに変動
自在に接続した構成としたので、体の動きに合わせて防
護体を変動させることができ、小形の防護体を接続する
構成と相俟って着心地あるいは装着性を高めることがで
きる。
【0016】第6発明であれば、前記身体防護を要する
領域において高強度布間を複数の細長空間に区画し、各
細長空間に帯状に連結された防護体を収容しているの
で、身体防護を要する領域が大面積であっても帯状の防
護体を複数個並べることにより保護することができる。
また、複数の細長空間に区画することにより着心地、運
動性を高めることができる。第7発明であれば、帯状の
防護体の構成をベルトのように変動可能に構成したの
で、変形性、柔軟性に優れる帯状の防護体を構成でき
る。
【0017】第8発明であれば、60重量%以上のチタ
ンを含んで製造された小形の防護体を使用しているの
で、鉄などの他の金属を用いた場合又はアラミド繊維布
を多数枚重ねる構成に比べて同じ強度を得るための重量
を少なくすることができる。また、板状防護体の側面に
軸受部を設け、隣り合う板状防護体のお互いの軸受部に
軸部材を通すことにより、複数の板状防護体をその側面
において回動自在に接続したことにより、各板状防護体
は身体の動きに応じてそれぞれ回動できるので、着心地
のよい身体防護纏い着を提供できる。さらに、板状防護
体の側面位置に他の板状防護体と接続するための軸受部
が設けられているので、板状防護体の表面や裏面に軸受
部を設ける構成に比べて回動動作を円滑に行なうことが
できるとともに、板状防護体の厚さを薄くすることがで
きる。
【0018】第9発明であれば、板状防護体が四角形を
基本形状とした板状防護体とし、その四角形の対向する
2つの側面のみに前記軸受部が設けられている構成とす
ることにより、板状防護体を帯状に接続させることが行
いやすくなる。第10発明であれば、簡単な構成で、前
記軸受部が設けられない側面側においても他の板状防護
体を接続することができる。
【0019】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1は本発明に係る身体防護纏い着の第1
実施形態を示す図であり、防弾チョッキの前面着を示す
正面図、図2は後面着を取り付けた状態の防弾チョッキ
を示す正面図、図3は図1のIII−III線における部分縦
断面図である。図2に示すように、この防弾チョッキ1
は前面着2と後面着3とを帯状の装着材4で着脱自在に
接続してチョッキ形に構成できるようにしてある。装着
材4は、肩部に一対、左右の腰回りにそれぞれ2個づつ
設けられ、この実施形態では装着材4として帯体5にマ
ジックテープ6(登録商標)を取り付けた構成を採用し
てある。
【0020】前面着2はチョッキ形の本体部7に連続し
て股当部8を設けた構成としてある。本体部7には首が
通る首部9と、腕が通る腕部10と、後述する防護体が
収容される身体防護領域11を設けている。また、図2
に示すように必要に応じて、前面着2の心臓に対応する
領域に方形状の袋12が設けられ、その袋12内にチタ
ン金属板13を収めることができるようにしてある。本
体部7は図3に示すように外部に面する表側34に設け
られた表側高強度布38と、人体側である裏側35に設
けられた裏側高強度布39と、緩衝層部15、一次防御
層部40、防護体配列部16をそれぞれチョッキ形に裁
断して、表側34から表側高強度布38、緩衝層部1
5、一次防御層部40、防護体配列部16、裏側高強度
布39の順に配列して、それらの周端域をまとめてアラ
ミド繊維などの高強度糸17(図1参照)で縫うことに
より形成してある。
【0021】高強度布14としては、前記した各層が使
用できる。例を挙げると、無機繊維で構成されるものと
しては、Sグラスファイバー、Eグラスファイバー、ア
ルミナファイバー、ジルコニアシリカファイバー、アル
ミナシリカファイバー、カーボンファイバー、ホウ素フ
ァイバーなどが例示できる。有機繊維としては、高分子
ポリエチレンファイバー、高分子ポリプロピレンファイ
バー、高分子ポリビニルアルコールファイバーなどの樹
脂ファイバーやこのれらのファイバーの組み合わせが使
用できる。強度の高い合成樹脂により形成された樹脂
層、例えば熱可塑性樹脂層としては、ポリエチレンやポ
リアクリレートのような付加重合体等が例示でき、熱硬
化性樹脂層としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等
が例示できる。例えば、高強度布14の一例を商品名で
示すと、上述したケプラー(Kevlar:登録商標)
の他、カプローラン(Caprolan:登録商標)、
アライドシグナル社(AlliedSignal)製の
スペクトラ(Spectra:登録商標)などが例示で
きる。
【0022】緩衝層部15は弾丸、刃物などに対して抵
抗をつけることにより、後にある一次防御層部40、防
護体配列部16を貫通することを防止するためのもので
ある。緩衝層部15としては真綿などが使用できる。真
綿の厚さは5mmから2cm程度である。一次防御層部
40は、高強度布14を複数枚重ねることにより構成し
てあり、この実施形態では、アライドシグナル社(Al
liedSignal)製のスペクトラ(原反)を10
枚〜15枚程度重ねたものを使用している。防護体配列
部16はチョッキ形に裁断された一対の高強度布14
a,14bの間に帯状の防護体19を高強度糸17で袋
状に縫い込んで固定することにより構成してある。図
1、図3に示すように、防護体配列部16は一対の高強
度布14a,14bを高強度糸17で長方形状に縫うこ
とにより、高強度布14a,14b間を複数の細長空間
18に区画し、その各細長空間18に他の防護体19と
接続されて帯状になった防護体19を収容して構成して
ある。この構成により、本体部7の身体防護領域11
は、帯状の防護体19が上下方向に簾状に並んだ構成と
なっている。
【0023】図4、図5はそれぞれ防護体の実施形態を
示す図である。防護体19は60重量%以上のチタンと
適量のアルミニウムを含んで製造された小形のチタン板
で構成してある。この実施形態では、1〜3μmの超微
細チタン粉末に所定量のアルミニウム粉末と所定プラス
チック樹脂を混ぜて混練し、精密金型を使用し、射出成
形機で成形した後、脱脂工程を経て高温、高圧真空熱処
理炉で焼結することによりチタン焼結合金板に構成して
ある。
【0024】図4(A)には接続部30を備えた防護体
19として、接続部30が雄形部と雌形部との嵌合によ
り行われる構成が示してある。この構成では、薄型長方
形チタン板の対向する一方側の面に凸条20を設け、他
方側の面に前記凸条20と嵌合する凹条21を設け、凹
凸の嵌合により、複数の防護板19を帯状に接続するよ
うに構成してある。なお、凸条20と凹条21の嵌合は
遊嵌状態として各防護体19がすこし回動できるように
構成することが好ましい。なお、遊嵌状態でない場合は
防護体19を少し湾曲させることより、防弾チョッキを
装着する場合に着心地が良いように構成するのが好まし
い。なお、図4(B)に示す中空棒31を固着した防護
体19においても、両端部に前記凸条20と凹条21を
設けた構成とすることにより、帯状に連結できる。
【0025】図5(A)(B)は略短冊形の防護体19
を互いに変動自在に連続して接続した構成を示す図であ
り、両図ともに帯状に接続された防護体19が金属製ベ
ルトのように形成してある実施形態を示す図である。図
5(A)はそれぞれチタン焼結合金で構成された大形折
曲体22と小形折曲体23とを互い違いに連結すること
により、全体形状が略ベルト形の防護体19を構成する
ようにしてある。大形折曲体22は横断面が細長C字形
にしてあり、小形折曲体23は横断面が短形C字形に形
成してある。そして大形折曲体22を横一列に並べ、隣
り合う大形折曲体22の端部カール部24,24を小形
折曲体23によって挟みつけることにより、大形折曲体
22を小形折曲体23により遊嵌状態で連結するように
してある。
【0026】図5(B)は略ベルト形の防護体19を、
チタン焼結合金で構成された小形折曲体25で連結する
ことにより構成してある。即ち、横断面が短形C字形で
ある小形折曲体25を横一列に並べ、隣り合う小形折曲
体25の端部カール部26,26を小形折曲体25によ
って挟みつけることにより、遊嵌状態であたかも小形折
曲体25を2層に並べた状態で連結するようにしてあ
る。
【0027】なお、図5は全体形状がベルトに似た構成
の一例を示したものであり、複数の防護体19を互いに
変動自在に接続する構成は各種考えることができる。そ
の場合、各防護体19の接続部30において、各防護体
19が互いに所定角度範囲で回動できるように構成さ
れ、かつ各防護体19が並べられる方向と直交する方向
にも若干変動することができるように構成されているこ
とが好ましい。現在、時計に使用されている金属製ベル
トは、通常このように構成されており、本発明の帯状に
接続された防護体19においても金属製ベルトの構成を
適宜適用することが可能である。この場合、全ての構成
部材をチタン焼結合金で構成する必要はなく、身体防護
領域11(図1参照)において少なくとも一層にチタン
焼結合金が並んで面状に接続されてあれば、防弾、防刃
の効果はあるので、接続部材は別の金属部材、繊維部材
等で構成してもよい。
【0028】なお、この第1実施形態に示す防弾チョッ
キ1の後面着3の構成も、前面着2とほぼ同様に、身体
防護領域11に防護体19を面状に配列した構成として
ある。図6は防弾チョッキの第2実施形態を説明するた
めの前面着の正面図である。この第2実施形態は高強度
布14間を横方向に延びる複数の細長空間18に区画
し、その細長空間18中に所定形状の防護体19を収容
した後、高強度糸17により、各防護体19を縦方向に
区画するように縫うことにより、各防護体19をタイル
状に配置したことを特徴としている。図6においては、
長方形状の防護体19を使用した構成が示してあるが、
その他にも正方形、三角形、六角形、その他の形状が適
宜採用できる。この構成であると各防護体19は独立し
てケプラーなどの高強度布14の袋中に収容されること
になる。
【0029】図4(B)は第2実施形態において使用さ
れる防護体19の一例として、中空棒31を列状に固着
したチタン焼結合金により構成したものを示している。
中空棒31は図4(B)に示す円柱、楕円柱のみならず
中空穴32を有する四角柱、六角柱等を使用してもよ
い。このような防護体19は、上記した焼結工程により
作ることができる。なお、円柱、楕円柱のように曲面を
表側に備えた中空棒31を列状に固着した防護体19を
使用することにより、弾丸が垂直方向の当たった場合で
も弾丸の方向を斜め方向にずらすことができ、貫通力を
低下させることができる。さらに、中空棒31周壁と同
じ厚さの防護板を単純に2枚並べるよりも、中空棒31
を列状に固着した構成を採用する方が、一本一本の中空
棒31を変形させるのに大きな力を要するため、弾丸に
対する防護性能を高めることができる。なお、図6にお
いて、細長空間18中に所定形状の防護体19を収容し
た後、高強度糸17により各防護体19を縦方向に区画
するように縫う場合において、必要に応じて細長空間1
8中に収容する防護体19を帯状に連結したものを採用
することができる。また、上記第1実施形態、第2実施
形態において防護体19を高強度布14間を区画する手
段として高強度糸17を用いた実施形態を示したが、空
間を区画する手段は、高強度糸17のみならず、接着剤
などの他の手段も用いることが可能である。
【0030】図7はこの発明の第3実施形態を示す縦断
面図である。この実施形態の特徴は、第2実施形態に示
したような帯状に連なった防護体19、あるいは第2実
施形態に示したような個別の防護体19において、上側
防護体19の下部が下側防護体19の上部に被さるよう
に防護体19を配列した構成となっている点である。図
7に示す構成では、防護体19を高強度布で構成された
個々の袋36に収容し、その袋36の上部端36aを裏
側高強度布39に縫い付けてある。この構成でも上側防
護体19の下部が下側防護体19の上部に被さるように
してあるので、高強度糸あるいは接着剤等で取り付けた
箇所37が別の防護体19によって被われるので、取り
付けた箇所37が露出することなく、全面を防護体19
で被うことができる。
【0031】図8はこの発明の第4実施形態を示す縦断
面図である。この実施形態の特徴は、第1実施形態で示
した帯状に連なった防護体19、あるいは第2実施形態
で示した個別の防護体19において、上述した防護体配
列部16を複数個重ねて配置し、一の防護体配列部16
aにおいて、区画した箇所33が他の防護体配列部16
bにおいて区画した箇所33と一致しないように、互い
違いに重ねるようにした点である。この構成であると高
強度糸あるいは接着剤等で区画した箇所33が他の防護
体19によって被われるので、略全面を防護体19で被
うことができる。また、この構成であると防弾チョッキ
内に防護体19が2枚、高強度布が6枚あることになる
ので、一枚の防護板19の厚さを図3に示す構成に比べ
て薄くできる。
【0032】図9〜図12はこの発明の第5実施形態を
説明するための図である。図9(A)はこの第5実施形
態に係る防護体の正面図、図9(B)は底面図、図9
(C)は接続した状態を示す図である。図10(A)は
図9(A)のA−A線横断面図、図10(B)は図9
(A)のB−B線横断面図、図10(C)は図9(A)
のC−C線縦断面図、図10(D)は図9(A)のD−
D線縦断面図である。また、図11(A)はこの実施形
態に係る防刃チョッキの一部破断正面図、図11(B)
はその部分拡大図である。図12は図11(A)のC−
C線縦断面図である。
【0033】図11(A)に示すように、この第5実施
形態は、包丁、ナイフなどの刃物を防ぐチョッキとして
構成してある。この防刃チョッキ50は図11、図12
に示すように外部に面する表側34に設けられた表側高
強度布38と、人体側である裏側35に設けられた裏側
高強度布39をそれぞれチョッキ形に裁断するととも
に、身体防護領域に防護体配列部16を設けることによ
り構成してある。防護体配列部16はチョッキ形に裁断
された一対の高強度布14a,14b(図12参照)の
間に帯状に連結された板状防護体42を多段に収容し、
防護体配列部16の周端域を高強度糸17で袋状に縫い
込むことにより構成してある。なお、帯状に連結された
板状防護体42は動かないように隙間がない状態で防護
体配列部16内に収容してある。
【0034】図9(A)に示すように、板状防護体42
は、前述したチタン焼結合金で製造された長方形又は正
方形を基本形状とする薄板で構成してある。図9では長
方形を基本形状として採用してある。その長方形の対向
する2側面(図9(A)では左側面43、右側面44)
にはそれぞれ軸受部45が突出形成してあり、それらの
軸受部45には長方形の長辺に平行に貫通孔46が設け
られている。軸受部45及び貫通孔46はチタン焼結合
金により板状防護体42を製造する場合に一体的に形成
する。
【0035】図9に示す構成では、板状防護体42の左
側は、上側から軸受部45、左側面43、軸受部45、
左側面43という構成になっており、板状防護体42の
右側は上側から右側面44、軸受部45、右側面44、
軸受部45という構成になっているので、図9(C)に
示すように、この同じ板状防護体42を左右に連設する
と、一方の板状防護体42の側面に他方の板状防護体4
2の軸受部45が嵌まった状態となり、軸受部45の各
貫通孔46が一本の管のようにつながって、軸部材47
としてのピン棒が挿通できるようになる。ピン棒が貫通
孔46に挿通された状態では、各板状防護体42はピン
棒の回りに回動することができるので、各板状防護体4
2は比較的自由な動きが可能になり、防刃チョッキの着
心地を良くすることができる。なお、軸部材47として
は金属棒の他、高強度糸などでも構成できる。
【0036】さらに、この図9に示す構成では、板状防
護体42の上側面には雄形部としての凸条48が形成し
てあり、板状防護体の下側面には前記凸条48に嵌合す
る雌形部としての凹条49が形成してある。凸条48と
凹条49はある程度、回動できる状態で嵌合される。こ
の第5実施形態であれば、図11(A)に示すように、
防刃チョッキ50の上下方向に軸部材47が平行に並ぶ
ように設けたので、防刃チョッキ50を着たときに、適
宜、各板状防護体42が軸部材47回りに回動するの
で、胴回りの動きに無理なく対応することができる。ま
た、各板状防護体42の上側面と下側面とを凸条48と
凹条49との嵌合で接続するように構成したので、防護
体配列部16内で板状防護体42の安定性がよくなる。
【0037】さらに、板状防護体42の上下左右の接続
は、刃先が貫通するような隙間がない状態で行われるの
で、防刃チョッキ40として最適である。図中において
符号51は板状防護体42の表面52、裏面53に形成
された補強用リブである。なお、仮に凸条48と凹条4
9がない板状防護体42の構成でも、各板状防護体42
は軸部材47によってその位置が規定され、防護体配列
部16内で動かないようになっているので防刃効果は十
分に発揮できる。
【0038】図13(A)(B)は上記第5実施形態の
変形例を示す図であり、図10(C)(D)に対応する
図である。この変形例は、前記板状防護体の凸条及び凹
条に代えて、板状防護体42の上側面、下側面にそれぞ
れ鉤形の係合部54,55を形成し、板状防護体42の
上下の接続を行うようにした点に特徴がある。その他の
構成は図9〜図12に示した構成と同じである。
【0039】図14はこの発明の第6実施形態を説明す
るための図である。この第6実施形態は前記第4発明の
一例として示してあり、雄形部と雌形部との嵌合により
防護体間の接続が行われるものである。即ち、この第6
実施形態は、チタン焼結合金で製造された四角形防護体
56を使用し、その四角形防護体56の互いに隣り合う
2辺に雄形部を設け、残りの隣り合う2辺に雌形部を設
けてある。そして一の四角形防護体56の雌形部に他の
四角形防護体の雄形部を順次、例えば図中矢印59で示
すようにスライドさせ嵌合させることにより、四角形防
護体56を上下左右に接続していくようにしてある。
【0040】図14に示す実施例では、前記雄形部を隣
り合う2辺に亘って形成された凸条57で構成してあ
り、前記雌形部を前記凸条57と嵌合する凹条58で構
成してある。前記凹条57と凹条58の嵌合は、個々の
四角形防護体56の接続において、ある程度の動きを有
する状態で接続できるようにしてある。また、図14に
示す凹条58は、凹条58を構成する突壁60を互い違
いに切り欠いた構成となっており、図4,図10に示す
ような連続した凹条とはなっていない。この第6実施形
態であれば、前述のような軸部材が不要となるので低コ
ストで実施できる利点がある。
【0041】この発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内におい
て種々の設計変更を施すことが可能である。以下、その
ような実施形態を説明する。 (1)前記第1実施形態では防護体配列部16中に防護
体19を収容し、その前後を高強度布14により被った
構成を示したが、接着剤等を用いて防護体19を直接
に、例えば裏側高強度布39へ接着することにより、高
強度布39に沿って並べた状態で固定してもよい。但
し、その場合でも防護体19の前側には少なくとも1枚
の高強度布を配置することが好ましい。つまり、この構
成では、前側高強度布38、緩衝層部15、防護体19
が接着された裏側高強度布39の構成となる。また、図
3の構成において、適宜、防護体19を厚くしたりして
その強度を高めることにより、一次防御層部40を省略
したり、一次防御層部40における高強度布(スペクト
ラ)の枚数を減らすことができることは明らかである。
【0042】(2)前記実施形態では身体防護領域11
を防弾チョッキの一部に設けた構成を示したが、チタン
焼結合金を用いた防護体19は軽量であるため、防弾チ
ョッキあるいは身体防護服の全ての面を防護体19で覆
った構成としても、全体の重量は従来の防弾チョッキに
比べて大差ないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態を示す防弾チョッ
キの一部縦断正面図である。
【図2】図2は本発明の防弾チョッキの全体構成を示す
正面図である。
【図3】図3は図1のIII−III線における部分縦断面図
である。
【図4】図4(A)は接続部を備えた防護体の一例を示
す斜視図、図4(B)は中空棒を固着した構成の防護体
を示す斜視図である。
【図5】図5(A)(B)はそれぞれ帯状に接続した防
護体の一例としてベルト形のものを示した斜視図であ
る。
【図6】図6は本発明の第2実施形態を示す図であり、
防弾チョッキの前面着の一部縦断正面図である。
【図7】図7はこの発明の第3実施形態を示す概略縦断
面図である。
【図8】図8はこの発明の第4実施形態を示す概略縦断
面図である。
【図9】図9(A)はこの第5実施形態に係る防護体の
正面図、図9(B)は底面図、図9(C)は接続した状
態の側面を示す図である。
【図10】図10(A)は図9(A)のA−A線横断面
図、図10(B)は図9(A)のB−B線横断面図、図
10(C)は図9(A)のC−C線縦断面図、図10
(D)は図9(A)のD−D線縦断面図である。
【図11】図11(A)は第5実施形態に係る防刃チョ
ッキの一部破断正面図、図11(B)はその部分拡大図
である。
【図12】図12は図11(A)のC−C線縦断面図で
ある。
【図13】図13(A)(B)はそれぞれ上記第5実施
形態の変形例を示す図である。
【図14】図14はこの発明の第6実施形態を説明する
ための斜視図である。
【図15】図15(A)〜(D)はそれぞれ板状防護体
の接続における基本的な考え方を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11…身体防護領域、14,14a,14b…高強度
布、18…細長空間、19…防護体、30…接続部、3
1…中空棒、42…板状防護体、45…軸受部、47…
軸部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 60重量%以上のチタンを含んで製造さ
    れた小形の防護体(19)と、身体に装着する形状に形成
    された少なくとも2枚の高強度布(14a,14)とを使
    用し、前記高強度布(14a,14b)の間に複数の前記
    防護体(19)を高強度布(14a,14b)に沿って並べ
    た状態で固定することにより、特に身体防護を要する領
    域(11)に防護体(19)を面状に配列したことを特徴と
    する、身体防護纏い着。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の身体防護纏い着に
    おいて、前記防護体(19)がチタン焼結合金で構成して
    あることを特徴とする身体防護纏い着。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の身体防護纏い着に
    おいて、他の防護体(19)と接続するための接続部(3
    0)を備えた防護体(19)を使用し、その接続部(30)
    により防護体(19)を帯状に連続させたことを特徴とす
    る身体防護纏い着。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の身体防護纏い着に
    おいて、前記接続部(30)が雄形部と雌形部との嵌合に
    より行われるものであることを特徴とする身体防護纏い
    着。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載の身体防護纏い着に
    おいて、防護体(19)を互いに変動自在に接続したこと
    を特徴とする身体防護纏い着。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の身体防護纏い着に
    おいて、前記身体防護を要する領域(11)において高強
    度布(14a,14b)間を複数の細長空間(18)に区画
    し、各細長空間(18)に他の防護体(19)と接続されて
    帯状になった防護体(19)を収容したことを特徴とする
    身体防護纏い着。
  7. 【請求項7】 前記請求項3に記載の身体防護纏い着に
    おいて、前記帯状の防護体(19)の構成をベルトのよう
    に変動可能に構成したことを特徴とする身体防護纏い
    着。
  8. 【請求項8】 60重量%以上のチタンを含んで製造さ
    れた板状防護体(42)を複数個接続し、少なくとも2枚
    の高強度布(14a,14)の間に前記接続された板状防
    護体(42)を収容してなる身体防護纏い着であり、前記
    板状防護体(42)の側面に軸受部(45)を設け、隣り合
    う板状防護体(42)のお互いの軸受部(45)に軸部材
    (47)を通すことにより、複数の板状防護体(42)をそ
    の側面において回動自在に接続したことを特徴とする身
    体防護纏い着。
  9. 【請求項9】 前記請求項8に記載の身体防護纏い着に
    おいて、前記板状防護体(42)が四角形を基本形状とし
    た板状防護体(42)であり、その四角形の対向する2つ
    の側面のみに前記軸受部(45)が設けられていることを
    特徴とする身体防護纏い着。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載の身体防護纏い着
    であって、前記四角形を基本形状とした板状防護体(4
    2)において、軸受部(45)が設けられない残りの2つ
    の側面のうち一方の側面に雄形部を設け、他方の側面に
    雌形部を設け、雄形部と雌形部との嵌合により、前記残
    りの2つの側面側に位置する他の板状防護体(42)と接
    続するように構成したことを特徴とする身体防護纏い
    着。
JP10202604A 1997-12-09 1998-07-17 身体防護纏い着 Pending JPH11230696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10202604A JPH11230696A (ja) 1997-12-09 1998-07-17 身体防護纏い着

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-338392 1997-12-09
JP33839297 1997-12-09
JP10202604A JPH11230696A (ja) 1997-12-09 1998-07-17 身体防護纏い着

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11230696A true JPH11230696A (ja) 1999-08-27

Family

ID=26513481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10202604A Pending JPH11230696A (ja) 1997-12-09 1998-07-17 身体防護纏い着

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11230696A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430906B1 (ko) * 2001-03-10 2004-05-17 주식회사 파이로 방검 및 방탄용 패널
JP2007057133A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toray Ind Inc 耐弾防御部材および耐弾防御衣料
JP2014504222A (ja) * 2010-12-15 2014-02-20 ザ・ボーイング・カンパニー 係合形状を備える繊維を含む複合材料、およびその製造方法
DE102013203493A1 (de) * 2013-03-01 2014-09-04 Uvex Sports Gmbh & Co. Kg Protektor
WO2016159757A1 (en) * 2015-03-31 2016-10-06 Polis Diraja Malaysia (Royal Malaysia Police) Wearable protective device and method of preparation
JP2017155373A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 有限会社ポルテ 作業用プロテクター
CN107650458A (zh) * 2017-08-30 2018-02-02 江苏豪迈实业有限公司 一种柔性防刺面料及其制备方法
KR102087811B1 (ko) * 2018-09-28 2020-03-11 (주)보광아이엔티 착의와 탈의가 편리한 방호복
JP2021196109A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 日本エム・アイ・シー株式会社 防護体および防護衣

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430906B1 (ko) * 2001-03-10 2004-05-17 주식회사 파이로 방검 및 방탄용 패널
JP2007057133A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toray Ind Inc 耐弾防御部材および耐弾防御衣料
JP2014504222A (ja) * 2010-12-15 2014-02-20 ザ・ボーイング・カンパニー 係合形状を備える繊維を含む複合材料、およびその製造方法
DE102013203493A1 (de) * 2013-03-01 2014-09-04 Uvex Sports Gmbh & Co. Kg Protektor
WO2016159757A1 (en) * 2015-03-31 2016-10-06 Polis Diraja Malaysia (Royal Malaysia Police) Wearable protective device and method of preparation
JP2017155373A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 有限会社ポルテ 作業用プロテクター
CN107650458A (zh) * 2017-08-30 2018-02-02 江苏豪迈实业有限公司 一种柔性防刺面料及其制备方法
CN107650458B (zh) * 2017-08-30 2019-07-19 江苏豪迈实业有限公司 一种柔性防刺面料及其制备方法
KR102087811B1 (ko) * 2018-09-28 2020-03-11 (주)보광아이엔티 착의와 탈의가 편리한 방호복
JP2021196109A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 日本エム・アイ・シー株式会社 防護体および防護衣

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5479659A (en) Lightweight ballistic resistant garments and method to produce the same
US5395671A (en) Protective fabric
CA2269527C (en) Concealable protective garment for the groin and method of using the same
CA2304445C (en) Blunt force resistant structure for a protective garment
US6233737B1 (en) Concealable ballistic vest
US8146169B2 (en) Clothing endowed with bulletproof and knife-proof properties
US4989266A (en) Body armor insert
US8555412B2 (en) Unobtrusive high-end ready to wear concealable body amor garment
BG105621A (bg) Специално оформена многопластова защитна жилетка
US6026509A (en) Ballistic resistant garment with multi-panel radial securement stitching
JPH11230696A (ja) 身体防護纏い着
US20090320172A1 (en) Ballistic resistant face mask
US20110099675A1 (en) Ballistic resistant neck protector
JP4050412B2 (ja) 防弾・耐刃防護用防護体
JP3932333B2 (ja) 防護用補強芯材及びこれを用いた防護用衣料
US20170097210A1 (en) Armored Shirt
JP4511718B2 (ja) 特別に賦形された多層の防護服
CN212058488U (zh) 一种防弹插板
CN209131509U (zh) 基于聚氨酯材料的防弹衣
CA2889189C (en) Protective stretchable material and garment made therewith
KR19990062379A (ko) 신체방호복
KR102643750B1 (ko) 카본시트를 이용한 내절단성이 향상된 방검복
CN214120940U (zh) 一种内穿式防弹衣
JP3096378U (ja) 衣 服
CA2858880A1 (en) Composite fabric assembly