JPH11230676A - ロータリーキルンの操業制御方法及び装置 - Google Patents

ロータリーキルンの操業制御方法及び装置

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JPH11230676A
JPH11230676A JP3310998A JP3310998A JPH11230676A JP H11230676 A JPH11230676 A JP H11230676A JP 3310998 A JP3310998 A JP 3310998A JP 3310998 A JP3310998 A JP 3310998A JP H11230676 A JPH11230676 A JP H11230676A
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rotary kiln
kiln
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哲雄 大桐
Yasushi Yamamoto
泰史 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、稼働中のロータリーキルン内壁
面への付着物の形成・成長を検出してこれを除去するこ
とにより安定した連続的な焼成操業を行うことができる
ロータリーキルンの操業制御方法及び装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 ロータリーキルン1の特定の長さ方向位
置において周方向に沿って分布する複数の測定点でのシ
ェル温度が温度計9によって連続的に測定され、コント
ローラ10は温度計9から入力された各測定点のシェル
温度のうちの最低値が予め設定されている付着物除去操
作開始基準値を下回ると、原料計量供給機4、キルンモ
ータ2及び流量調整弁6を制御してロータリーキルン1
内の熱負荷を増加することによりキルン内壁面の付着物
を熔融剥離した後、ロータリーキルン1内の熱負荷を急
激に減少させて剥離した付着物の表面を冷却硬化し、ク
リンカとしてロータリーキルン1から排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータリーキル
ンの操業制御方法及び装置に係り、特にロータリーキル
ン内壁面の付着物を除去して安定した連続的な焼成操業
を行うことができる制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント原料等の被焼成原料を送入して
焼成を行うロータリーキルンにおいては、原料の一部が
付着物としてロータリーキルンの内壁面に付着成長し、
この付着物が成長すると原料の移送を妨げたり、通風障
害を生じてロータリーキルンの安定した操業が困難にな
る。ロータリーキルンの内壁面に付着物が形成される
と、付着物が保温材として作用するために、ロータリー
キルンのシェル温度が低下する。そこで、従来は、稼働
中のロータリーキルンの全体的なシェル温度を測定し、
シェル温度から付着物の生成状況を推定し、許容値を越
える付着物が生成されたと判断されると、一時的にロー
タリーキルンの操業を停止して付着物を除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
リーキルンの全体的なシェル温度からでは、付着物の量
を正確に把握することができず、付着物を効率的に除去
することは困難であった。また、ロータリーキルンの口
元すなわち焼成品の排出側端部に設けられた点検窓から
目視により付着物の生成状況を観察する方法もあるが、
ロータリーキルン内はバーナーからのフレームや飛散ダ
ストによって視界が限定されるため、付着物の量の正確
な把握は困難である。さらに、特開昭56−13710
6号公報には、大気温度とロータリーキルンの炉内ガス
温度とロータリーキルンの鉄皮外表面温度とを測定して
稼働中のロータリーキルン内の付着物の厚さを検出する
方法が開示されているが、炉内ガス温度をキルン全体に
わたって正確に測定することが困難であり、稼働中の実
生産キルンにこの方法を適用するのは非現実的である。
【0004】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、稼働中のロータリーキルン内壁面
への付着物の形成・成長を検出してこれを除去すること
により安定した連続的な焼成操業を行うことができるロ
ータリーキルンの操業制御方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るロータリ
ーキルンの操業制御方法は、稼働中のロータリーキルン
の外周面全体にわたって分布する複数の測定点における
シェル温度をそれぞれ連続的に測定し、ロータリーキル
ンの外周面の所定のエリア内における各測定点でのシェ
ル温度に基づいてキルン内壁面の付着物の生成状況を評
価するための評価値を演算し、演算された評価値が予め
設定された付着物除去操作開始基準値を下回ると、通常
運転からロータリーキルン内の熱負荷を増加してキルン
内壁面の付着物を熔融剥離した後にロータリーキルン内
の熱負荷を急激に減少させて剥離した付着物の表面を冷
却硬化しこれをクリンカとしてロータリーキルンから排
出除去する付着物除去操作を行う方法である。
【0006】さらに、付着物除去操作を開始した後に、
演算された評価値が予め設定された付着物除去操作終了
基準値を上回ると、付着物が全てクリンカとしてロータ
リーキルンから排出除去されたと判断して付着物除去操
作を終了し通常運転に戻るようにすることもできる。
【0007】評価値としては、ロータリーキルンの特定
の長さ方向位置において周方向に沿って分布する複数の
測定点でのシェル温度の最低値を用いることができる。
あるいは、ロータリーキルンの特定の長さ方向位置にお
いて周方向に沿って分布する複数の測定点でのシェル温
度の最低値を最高値で割った値の時間平均値を評価値と
することもできる。さらに、所定のエリア内で各測定点
におけるシェル温度の加重平均値とそのエリアの表面積
との積を評価値として用いることもできる。
【0008】また、この発明に係るロータリーキルンの
操業制御装置は、稼働中のロータリーキルンの外周面全
体にわたって分布する複数の測定点におけるシェル温度
をそれぞれ連続的に測定するための温度計と、焼成用バ
ーナーへ供給される燃料の量を調整する流量調整弁と、
ロータリーキルン内へ原料を供給する原料計量供給機
と、ロータリーキルンを回転させるキルンモータと、温
度計により測定されたシェル温度からキルン内壁面の付
着物の生成状況を評価するための評価値を演算すると共
に演算された評価値が予め設定された付着物除去操作開
始基準値を下回ると流量調整弁、原料計量供給機及びキ
ルンモータを制御することによりロータリーキルン内の
熱負荷を増加してキルン内壁面の付着物を熔融剥離した
後にロータリーキルン内の熱負荷を急激に減少させて剥
離した付着物の表面を冷却硬化しこれをクリンカとして
ロータリーキルンから排出除去するコントローラとを備
えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係るロ
ータリーキルンの操業制御装置の構成を示す。セメント
原料等の被焼成原料の焼成を行うロータリーキルン1は
キルンモータ2によりその中心軸の回りに回転自在に設
けられている。ロータリーキルン1の窯尻にはプレヒー
タ3が連結され、このプレヒータ3を介して原料計量供
給機4からロータリーキルン1内に被焼成原料が供給さ
れるようになっている。ロータリーキルン1のクリンカ
落口側端部には焼成用バーナー5が設けられ、このバー
ナー5に流量調整弁6を介して重油タンク7が接続され
ている。また、ロータリーキルン1のクリンカ落口側に
ロータリーキルン1内で生成されたクリンカを冷却する
ためのクーラー8が設けられている。
【0010】ロータリーキルン1の側方には、ロータリ
ーキルン1の外周面全体を監視可能な温度計9が配置さ
れており、キルンモータ2、原料計量供給機4及び流量
調整弁6を制御するコントローラ10がこの温度計9に
接続されている。また、ロータリーキルン1の窯尻付近
には窯尻温度計11及び窯尻ドラフト13が、クリンカ
落口付近には焼点温度計12がそれぞれ配置され、これ
ら窯尻温度計11、焼点温度計12及び落口クリンカ温
度計14がコントローラ10に接続されている。
【0011】図2に示されるように、コントローラ10
は、温度計9、11、12及び14からそれぞれキルン
シェル温度、窯尻温度、焼点温度及び落口クリンカ温度
が入力されるA/D変換器21に演算器22、比較器2
3及び判定器24が順次接続され、さらに判定器24に
キルンモータ2、原料計量供給機4及び流量調整弁6を
操作するための操作器25が接続された構成を有してい
る。
【0012】温度計9は、ロータリーキルン1の外周面
全体、すなわちキルンの長さ方向及び周方向に沿って分
布する複数の測定点毎にキルンのシェル温度を測定する
ことができる。稼働中のロータリーキルン1のある時点
におけるシェル温度は、そのキルンの構造に応じてキル
ンの長さ方向のみならず周方向にも特有の分布を有して
いるが、特定の測定点におけるシェル温度も、図3に示
されるように、操業時間の経過と共に大きく変動する。
これは、被焼成原料の焼成に伴ってロータリーキルン1
の内壁面に原料の一部が付着物として付着し、次第に成
長して厚くなるために、この付着物の層が保温材として
作用するからである。付着物の付着成長はシェル温度の
低下として現れる。この付着物の成長をそのまま放置す
ると、ロータリーキルン1内における原料の移送や通風
が妨げられ、ロータリーキルン1の安定した操業が困難
になる。
【0013】そこで、ロータリーキルン1の特定の長さ
方向位置において周方向に沿って分布する複数の測定点
でのシェル温度に対して例えば下限値Tmin =150℃
が付着物除去の必要を生じた付着物除去操作開始基準値
として予めコントローラ10内に記憶されており、コン
トローラ10は稼働中のロータリーキルン1から温度計
9で測定された特定の測定点におけるシェル温度が下限
値Tmin より低くなったことを判別すると、ロータリー
キルン1を稼働しつつ付着物の除去操作を行う。以下、
この実施の形態1に係るロータリーキルンの操業制御装
置の動作について詳細に説明する。
【0014】通常は、コントローラ10によってキルン
モータ2、原料計量供給機4及び流量調整弁6が制御さ
れ、ロータリーキルン1が所定の回転数で回転し、ロー
タリーキルン1内に所定量の原料が供給され、焼成用バ
ーナー5に所定量の重油が供給されてロータリーキルン
1内で原料の焼成が行われる。焼成された原料はクリン
カとなってロータリーキルン1から排出され、クーラー
8で冷却される。このような焼成工程に際して、ロータ
リーキルン1の特定の長さ方向位置において周方向に沿
って分布する複数の測定点でのシェル温度が温度計9に
よって連続的に測定され、コントローラ10に入力され
る。コントローラ10は、図4に示すフローチャートの
ステップS1において、温度計9から入力された各測定
点のシェル温度をA/D変換器21でA/D変換した
後、演算器22でこれらの温度のうちの最低値を評価値
Dとして演算し、ステップS2で比較器23によりこの
評価値Dを予め設定されている付着物除去操作開始基準
値すなわち下限値Tmin と比較する。判定器24により
評価値Dが基準値以上であると判定されれば、ロータリ
ーキルン1の内壁面に付着した付着物はまだ操業に支障
を来すほど成長していないと判断して、そのまま焼成工
程を続行する。そして、評価値Dが下限値Tmin 以上で
ある限り、ステップS1〜S2が繰り返される。
【0015】判定器24による判定の結果、例えば図3
の時刻t1及びt2のように、評価値Dが下限値Tmin
を下回った場合には、安定した操業を行うためにロータ
リーキルン1の内壁面から付着物を除去する必要が生じ
たと判断して、ステップS3に進み、操作器25によっ
て付着物除去操作を行う。すなわち、キルンモータ2、
原料計量供給機4及び流量調整弁6を制御することによ
りロータリーキルン1内の熱負荷を増加してキルン内壁
面の付着物を熔融剥離した後、ロータリーキルン1内の
熱負荷を急激に減少させてキルン内壁面から剥離した付
着物の表面を冷却硬化し、これをクリンカとしてロータ
リーキルン1からクーラー8へ排出させる。
【0016】このようにして付着物除去操作を開始した
後、ステップS4において比較器23により、演算器2
2で演算された評価値Dを今度は予め設定されている付
着物除去操作終了基準値Tend と比較する。判定器24
により評価値Dが付着物除去操作終了基準値Tend 以下
であると判定されれば、ロータリーキルン1の内壁面に
付着した付着物はまだ完全に除去されていないと判断し
て、そのまま付着物除去操作を続行する。そして、評価
値Dが付着物除去操作終了基準値Tend を上回ったと判
定されると、付着物は完全に除去されたと判断し、ステ
ップS5で操作器25により焼成用バーナー5へ供給す
る重油量、ロータリーキルン1の回転数並びにロータリ
ーキルン1への原料送入量をそれぞれ通常の焼成時の状
態に復帰させる。以上のようにして、ロータリーキルン
1を稼働しつつキルン内壁面の付着物の形成・成長を検
出してこれを除去することができ、これにより安定した
連続的な焼成操業が可能となる。
【0017】なお、コントローラ10は、評価値Dが付
着物除去操作開始基準値より低くなった場合にキルン内
壁面から付着物を除去する必要が生じたと判断して自動
的に付着物除去操作を行ったが、これに限るものではな
く、評価値Dが付着物除去操作開始基準値より低くなっ
た場合に、まず警報を発し、この警報に基づいてオペレ
ータが付着物の除去に必要な操作を行うようにしてもよ
い。
【0018】実施の形態2.上述した実施の形態1で
は、キルン内壁面の付着物の生成状況を評価するための
評価値として、ロータリーキルン1の特定の長さ方向位
置において周方向に沿って分布する複数の測定点でのシ
ェル温度の最低値を用い、この評価値を予め設定されて
いる下限値Tmin と比較したが、これに限るものではな
い。この実施の形態2においては、ロータリーキルン1
の特定の長さ方向位置において周方向に沿って分布する
複数の測定点でのシェル温度のうちの最低値を最高値で
割った値の時間平均値を評価値としている。具体的に
は、複数の測定点のシェル温度の最高値をTa、最低値
をTbとして、Tb/Taの所定時間、例えば60分間
あるいは30分間の平均値を評価値Eとする。この理由
は、このような評価値Eを用いれば、天候、気温、風等
の外乱の影響を受けずに評価できるからである。
【0019】コントローラ10は、予め付着物除去操作
開始基準値Estとして例えば0.5を記憶しており、図
5のステップS11において評価値Eを演算し、ステッ
プS12で評価値Eを付着物除去操作開始基準値Estと
比較し、評価値Eがこの基準値Estより低くなった場合
にキルン内壁面から付着物を除去する必要が生じたと判
断して、ステップS13で実施の形態1と同様にロータ
リーキルン1を稼働しつつ付着物除去操作を行う。さら
に、ステップS14において評価値Eが予め設定されて
いる付着物除去操作終了基準値Eend を上回ったと判定
されると、ステップS15で焼成用バーナー5へ供給す
る重油量、ロータリーキルン1の回転数並びにロータリ
ーキルン1への原料送入量がそれぞれ通常の焼成時の状
態に戻される。これにより安定した連続的な焼成操業が
可能となる。
【0020】実施の形態3.この実施の形態3では、ロ
ータリーキルン1の外周面の所定のエリア内に存在する
各測定点におけるシェル温度の加重平均値とそのエリア
の表面積との積を評価値として用いている。稼働中のロ
ータリーキルン1のある時点におけるシェル温度は、一
般にそのキルンの構造に応じてキルンの長さ方向のみな
らず周方向にも特有の分布を有している。そこで、その
特有の分布を考慮し、所定のエリア内に存在する複数の
測定点にそれぞれ重み付けをしてこれらの測定点におけ
るシェル温度の加重平均をとり、加重平均したシェル温
度とそのエリアの表面積の積を演算し、これを評価値F
として用いることにより、付着物の生成状況を正確に把
握することができる。
【0021】コントローラ10は、予め付着物除去操作
開始基準値Fstを記憶しており、図6のステップS21
において評価値Fを演算し、ステップS22で評価値F
を付着物除去操作開始基準値Fstと比較し、評価値Fが
この基準値Fstより低くなった場合にキルン内壁面から
付着物を除去する必要が生じたと判断して、ステップS
23で実施の形態1と同様にロータリーキルン1を稼働
しつつ付着物除去操作を行う。さらに、ステップS24
において評価値Fが予め設定されている付着物除去操作
終了基準値Fend を上回ったと判定されると、ステップ
S25で焼成用バーナー5へ供給する重油量、ロータリ
ーキルン1の回転数並びにロータリーキルン1への原料
送入量がそれぞれ通常の焼成時の状態に戻される。これ
により安定した連続的な焼成操業が可能となる。
【0022】実施の形態4.この実施の形態4では、図
7のステップS31においてコントローラ10がロータ
リーキルン1の特定の長さ方向位置において周方向に沿
って分布する複数の測定点でのシェル温度のうちの最高
値Tを検出し、ステップS32でこの最高値Tを予め設
定されている上限値Tmax との比較を行う。最高値Tが
上限値Tmaxを越えた場合に、ステップS33でロータ
リーキルン1の内壁面を構成する耐火材に何らかの異常
が生じたと判定することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、稼働中のロータリーキルンを停止することなく、キ
ルン内壁面の付着物の形成・成長を検出してこれを除去
することができ、安定した連続的な焼成操業が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るロータリーキル
ンの操業制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る操業制御装置に用いられた
コントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1における温度計で測定されたシェ
ル温度の時間的変化を示す図である。
【図4】実施の形態1におけるコントローラの動作を示
すフローチャートである。
【図5】実施の形態2におけるコントローラの動作を示
すフローチャートである。
【図6】実施の形態3におけるコントローラの動作を示
すフローチャートである。
【図7】実施の形態4におけるコントローラの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン 2 キルンモータ 3 プレヒータ 4 原料計量供給機 5 焼成用バーナー 6 流量調整弁 7 重油タンク 8 クーラー 9 温度計 10 コントローラ 11 窯尻温度計 12 焼点温度計 13 窯尻ドラフト 14 落口クリンカ温度計 21 A/D変換器 22 演算器 23 比較器 24 判定器 25 操作器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼働中のロータリーキルンの外周面全体
    にわたって分布する複数の測定点におけるシェル温度を
    それぞれ連続的に測定し、 ロータリーキルンの外周面の所定のエリア内における各
    測定点でのシェル温度に基づいてキルン内壁面の付着物
    の生成状況を評価するための評価値を演算し、 演算された評価値が予め設定された付着物除去操作開始
    基準値を下回ると、通常運転からロータリーキルン内の
    熱負荷を増加してキルン内壁面の付着物を熔融剥離した
    後にロータリーキルン内の熱負荷を急激に減少させて剥
    離した付着物の表面を冷却硬化しこれをクリンカとして
    ロータリーキルンから排出除去する付着物除去操作を行
    うことを特徴とするロータリーキルンの操業制御方法。
  2. 【請求項2】 付着物除去操作を開始した後に、演算さ
    れた評価値が予め設定された付着物除去操作終了基準値
    を上回ると、付着物が全てクリンカとしてロータリーキ
    ルンから排出除去されたと判断して付着物除去操作を終
    了し通常運転に戻る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ロータリーキルンの特定の長さ方向位置
    において周方向に沿って分布する複数の測定点でのシェ
    ル温度の最低値を評価値とする請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 ロータリーキルンの特定の長さ方向位置
    において周方向に沿って分布する複数の測定点でのシェ
    ル温度の最低値を最高値で割った値の時間平均値を評価
    値とする請求項1または2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 所定のエリア内で各測定点におけるシェ
    ル温度を加重平均すると共に加重平均したシェル温度と
    そのエリアの表面積との積を演算してこれを評価値とす
    る請求項1または2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 稼働中のロータリーキルンの外周面全体
    にわたって分布する複数の測定点におけるシェル温度を
    それぞれ連続的に測定するための温度計と、 焼成用バーナーへ供給される燃料の量を調整する流量調
    整弁と、 ロータリーキルン内へ原料を供給する原料計量供給機
    と、 ロータリーキルンを回転させるキルンモータと、 前記温度計により測定されたシェル温度からキルン内壁
    面の付着物の生成状況を評価するための評価値を演算す
    ると共に演算された評価値が予め設定された付着物除去
    操作開始基準値を下回ると前記流量調整弁、原料計量供
    給機及びキルンモータを制御することによりロータリー
    キルン内の熱負荷を増加してキルン内壁面の付着物を熔
    融剥離した後にロータリーキルン内の熱負荷を急激に減
    少させて剥離した付着物の表面を冷却硬化しこれをクリ
    ンカとしてロータリーキルンから排出除去するコントロ
    ーラとを備えたことを特徴とするロータリーキルンの操
    業制御装置。
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