JPH11230380A - 風量調整ダンパ - Google Patents

風量調整ダンパ

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JPH11230380A
JPH11230380A JP5157898A JP5157898A JPH11230380A JP H11230380 A JPH11230380 A JP H11230380A JP 5157898 A JP5157898 A JP 5157898A JP 5157898 A JP5157898 A JP 5157898A JP H11230380 A JPH11230380 A JP H11230380A
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JP
Japan
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balloon
air
damper
passage
draft
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Pending
Application number
JP5157898A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Motomura
敏之 本村
Takashi Fukumoto
隆 福本
Yoriaki Matsuura
頼昭 松浦
Teruhiko Kikuchi
輝彦 菊地
Junji Kawamura
潤二 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気流の偏流をなくし、それによって圧力損失
を少なくし、ダンパの振動,風切り音等の発生をなく
し、さらには応答性のよい風量調整ダンパを提供するこ
と。 【解決手段】気流通路の中心に風船を配設し、該風船を
膨縮させて流体通路面積を変化させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風量調整ダンパに
関するもので、詳しくは気流通路内の気流の風量を調整
するダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の風量調整ダンパは、図6に示すよ
うに、気流通路1内に板状ダンパ2を回動自在に配設
し、該ダンパ2を回動させることによって、気流通路面
積を変化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
風量調整ダンパでは、板状のダンパ2を採用しているた
め、気流の進路が偏り偏流を生じるばかりでなく、それ
に伴う渦抵抗が生じそれだけ圧力損失が大きくなり、さ
らにはダンパ2に振動が生じる。また、風切り音が発生
するという問題がある。
【0004】また、上記ダンパ2を閉成する方向に回動
させる際には特に、気流の流れに抗してダンパ2を回動
させなくてはならず、大きな動力を必要とする。したが
って、応答性が低下する虞れがある。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたもので、従来技術の問題点を解
消して、気流の偏流をなくし、それによって圧力損失を
少なくし、ダンパの振動,風切り音等の発生をなくし、
さらには応答性のよい風量調整ダンパを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、気流通路の中心に風船を配設し、該風船を
膨縮させて気流通過面積を変化させるようにしたことを
特徴とする。この発明によれば、気流通路の中心で風船
が膨張するため、該風船と気流通路の内周壁との間隙、
即ち気流通路は常に均一になるため偏流は殆ど生じるこ
となく、ダンパの振動,及び風切り音の発生が防止され
る。
【0006】また、前記風船を気流方向切断面が楕円形
或いは真円形等の円形になるように形成し、かつその長
軸が前記気流通路の軸芯に一致するように設置させてい
るので、風船周面付近を流れる気流は風船の形状に沿っ
て進行するので抵抗が極めて少ない。さらにまた、前記
風船を電磁閉止弁を介してコンプレッサに接続し、かつ
前記気流通路の前記風船に対して下流側に流速センサを
設置するとともに、該流速センサをコントローラに接続
し、該コントローラで前記流速センサによる流速検出値
と前記コントローラで設定した設定値とを比較して、そ
れによって前記電磁閉止弁を開閉させるようにしてい
る。従って、風船が気流通路周面方向に均等に膨張され
るので、気流による抵抗が少なく、応答性が極めてよ
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る風量調整ダンパの好ましい実施の形態を詳説する。
図1は、本発明に係る風量調整ダンパの模式図である。
この風量調整ダンパでは、風道(気流通路)11の中心
にダンパ12として風船12aが設置されている。風船
12aは、ゴム等の伸縮可能な材質によって形成され、
その形状は膨らんだ状態で、断面が楕円形、即ち略ラク
ビーボール状を成す。風船12aの両端には硬質プラス
チックまたは金属等によって形成された紡錘状のブラケ
ット12bが配設されている。
【0008】一方、風道11には、該風道11を横切る
ように風道11の中心でパイプ13a,13bを十字型
に組んで構成した一対のダンパ支持枠14が貫設されて
いる。そして、そのダンパ支持枠14に上記ダンパ12
のブラケット12bが設置され、それによって風船12
aの長軸が風道11の軸芯に合致するように位置されて
いる。
【0009】さらに、上記ダンパ支持枠14を構成する
パイプ13aは、風船12a内に空気を供給したり、風
船12a内の空気を排出したりするための通路15を兼
ねている。即ち、縦パイプ13aと横パイプ13bとの
会合部に風船12aの内方に向けて空気供給パイプ16
と空気排出パイプ17とを連結させるとともに、縦パイ
プ13aの下部と横パイプ13bの両端部を各々閉塞す
ることによって、縦パイプ13aの上部に上記空気供給
パイプ16と空気排出パイプ17に連通する通路15を
形成している。そして、上記縦パイプ13aの通路15
には、閉止弁18,19が介在され、該閉止弁18,1
9を介して空気供給コンプレッサ20および空気排出コ
ンプレッサ21に各々接続されている。
【0010】このように構成された上記風量調整ダンパ
では、閉止弁19を閉弁した状態で、閉止弁18を開弁
すると、通路15を介してコンプレッサ20から風船1
2a内に空気が圧送される。すると、風船12aは、図
2に点線で示したように、膨張して風道11の気流通路
面積を減少させる。また、閉止弁18を閉弁した状態
で、閉止弁19を開弁すると、風船12a内の空気は通
路15を介してコンプレッサ21から外部へ排出され
る。したがって、風船12aは、図2に実線で示したよ
うに、縮小して風道11の気流通路面積を拡大する。な
お、上記実施の形態では、コンプレッサ21を使用して
風船12a内の空気を強制的に外部へ排出させている
が、閉止弁19を開弁すれば、風船12a内の空気は自
然と外部へ放出されるので、コンプレッサ21は必ずし
も必要としない。
【0011】このような風量調整ダンパは、上記閉止弁
18,19を手動によって操作して風量を調整すること
は勿論のこと、例えば、図3および図4に示したように
自動制御を行うこともできる。図3に示した制御は、風
道11内の風量を予め設定されたプログラムに応じて制
御するもので、風道11の下流に風速センサ22を配設
し、該センサ22からの信号をコントローラ23に入力
させ、そのセンサ22での検出値とコントローラ23で
予め設定した設定値と比較し、センサ22からの検出値
がコントローラ23の設定値よりも大きい場合には、閉
止弁19を閉止し、閉止弁18を開く。すると、閉止弁
18を介して圧縮空気が供給され、それによって風船1
2aが膨張する。したがって、気流通路面積が縮小され
て風道11を流れる気流の風量が減少される。また、セ
ンサ22からの検出値がコントローラ23の設定値より
も小さい場合には、閉止弁18を閉止し、閉止弁19を
開く。すると、閉止弁19を介して風船12a内の圧縮
空気が排出され、それによって風船12aが縮小する。
したがって、気流通路面積が拡大されて風道11を流れ
る気流の風量が増量される。
【0012】図4に示した制御は、室温に対応して気流
の風量を制御するもので、図3に示した制御装置に加え
て温度センサ24をコントローラ23に接続している。
そして、温度センサ24からの検出値に基づいた設定値
と風速センサ22からの検出値とをコントローラで比較
し、それによって閉止弁18,19を開閉させて風道1
1内の風量を制御する。
【0013】なお、上記実施の形態では、空気供給系と
空気排出系とを独立して設けているが、図5に示したよ
うに、両系の通路15,15を合流させ、合流させた通
路に3位置切換え電磁弁25を介在させ、該電磁弁25
を介してコンプレッサ26に接続させてもよい。この電
磁弁25では、第1位置25aはコンプレッサ26を風
船12aに連通させ、該風船12aに圧縮空気を供給
し、第2位置はコンプレッサ26と風船12a間を遮断
するとともに、風船12aと外部とを遮断し、第3位置
は風船12aを外部へ開放する。
【0014】上記実施の形態は、本発明を例示したもの
で、上記の他に各種態様が考えられる。例えば、上記閉
止弁18,19として風量制御弁を採用し、必要に応じ
て風船12aに供給する単位時間当たりの空気の量を制
御することもできる。また、クリーンルーム等では、常
時室内に清浄空気を供給して室内を外部よりも少し高い
圧力に維持しているが、ドア等を開閉した場合には、一
時的に室内の空気が外部へ放出される。その際には、室
内に清浄空気を補充する必要がある。このような場合に
は、ドアの開閉を検知して、その検知信号に基づいて上
記閉止弁18を開弁させるようにすればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
風量調整ダンパでは、気流通路の中心に風船を配設し、
該風船を膨縮させて気流通過面積を変化させるようにし
ている。したがって、気流通路の中心で風船が膨張する
ため、該風船と気流通路の内周壁との間隙、即ち気流通
路は常に均一になり、偏流は殆ど生じることなく、ダン
パの振動や風切り音の発生が防止される。
【0016】また、本発明の請求項2の風量調整ダンパ
では、前記風船を断面が円形になるように形成し、かつ
その長軸が前記気流通路の軸芯に一致するように設置さ
せている。したがって、風船周面付近を流れる気流は風
船の形状に沿って進行するので抵抗が極めて少なく、圧
力損失が少ない。さらにまた、本発明の請求項3の風量
調整ダンパでは、前記風船を電磁閉止弁を介してコンプ
レッサに接続し、かつ前記気流通路の前記風船に対して
下流側に流速センサを設置するとともに、該流速センサ
をコントローラに接続し、該コントローラで前記流速セ
ンサによる流速検出値と前記コントローラで設定した設
定値とを比較して、それによって前記電磁閉止弁を開閉
させるようにしている。したがって、風船が気流通路周
面方向に均等に膨張されるので、気流による抵抗が少な
く、極めて応答性のよい制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る風量調整ダンパを模式的に示した
斜視図である。
【図2】本発明に係る風量調整ダンパの作用を説明する
図である。
【図3】本発明に係る風量調整ダンパの制御の一例を示
した管路図である。
【図4】本発明に係る風量調整ダンパの制御の他の例を
示した管路図である。
【図5】本発明に係る風量調整ダンパにおける風船の膨
縮制御の他の例を示した管路図である。
【図6】従来の風量調整ダンパを概念的に示した断面図
である。
【符号の説明】
11…風道(気流通路) 12…ダンパ 12a…風船 12b…ブラケット 13a,13b…パイプ 14…ダンパ支持枠 15…通路 16…空気供給パイプ 17…空気排出パイプ 18,19…閉止弁 20…空気供給コンプレッサ 21…空気排出コンプレッサ 22…風速センサ 23…コントローラ 24…温度センサ 25…3位置切換え電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 輝彦 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 川村 潤二 東京都豊島区北大塚2丁目17番10号高栄ビ ル 日和エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気流通路の中心に風船を配設し、該風船を
    膨縮させて気流通過面積を変化させるようにしたことを
    特徴とする風量調整ダンパ。
  2. 【請求項2】前記風船を断面が円形になるように形成
    し、かつその長軸が前記気流通路の軸芯に一致するよう
    に設置させたことを特徴とする請求項1に記載の風量調
    整ダンパ。
  3. 【請求項3】前記風船を電磁閉止弁を介してコンプレッ
    サに接続し、かつ前記気流通路の前記風船に対して下流
    側に流速センサを設置するとともに、該流速センサをコ
    ントローラに接続し、該コントローラで前記流速センサ
    による流速検出値と前記コントローラで設定した設定値
    とを比較して、それによって前記電磁閉止弁を開閉する
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    風量調整ダンパ。
JP5157898A 1998-02-17 1998-02-17 風量調整ダンパ Pending JPH11230380A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053530A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ace:Kk 排気圧力/流量コントローラ
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KR20210009413A (ko) * 2019-05-17 2021-01-26 주식회사 휴존 반도체 장치용 배기 댐퍼
KR20210067421A (ko) * 2019-11-29 2021-06-08 삼성중공업 주식회사 유량조절댐퍼
CN113729258A (zh) * 2021-08-20 2021-12-03 缙云县华敏电子有限公司 一种低能耗烟叶烘干系统及方法

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