JPH11230025A - 高圧ポンプ、高圧ポンプの軸シール方法及び内燃機関の燃料供給用高圧ポンプ - Google Patents

高圧ポンプ、高圧ポンプの軸シール方法及び内燃機関の燃料供給用高圧ポンプ

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JPH11230025A
JPH11230025A JP10029506A JP2950698A JPH11230025A JP H11230025 A JPH11230025 A JP H11230025A JP 10029506 A JP10029506 A JP 10029506A JP 2950698 A JP2950698 A JP 2950698A JP H11230025 A JPH11230025 A JP H11230025A
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JP
Japan
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shaft
pressure
pressure pump
fuel
pump
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JP10029506A
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English (en)
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Yukio Takahashi
由起夫 高橋
Minoru Hashida
橋田  稔
Hidenori Machimura
英紀 町村
Takeshi Yamamura
武史 山村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量の高圧ポンプを提供し、作動流体で摺動
部等を潤滑することを目的とする。 【解決手段】ベローズレスで、偏心した中心を持つ球体
継手を用いる構成とした。また、軸シールを2つ設け、
その間の空間を燃料タンクへ連通して軸シール12の両
側の圧力差をなくすよう構成した。 【効果】吐出容量が大幅に向上すると共に、構造簡単で
製造コストを抑えることができる。また、燃料漏れが低
減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧ポンプに係り、
例えば自動車ガソリンエンジン用筒内直接噴射装置の高
圧ガソリンポンプとして使用するに好適な高圧ポンプに
関する。
【0002】また、高圧ポンプに用いる軸シール方法に
係り、例えば自動車ガソリンエンジン用筒内直接噴射装
置の高圧ガソリンポンプに用いるに好適な軸シール方法
に関する。
【0003】
【従来の技術】例えば自動車ガソリンエンジン用筒内直
接噴射装置では、気筒内の圧縮行程時にもガソリンを噴
射する必要があるため運転状態によっては10[MP
a]あるいはそれ以上の高い圧力でガソリンを供給する
高圧ポンプが必要となる。また、ポンプ内に供給される
ガソリン自体も大気圧より高い圧力(例えば0.3[MP
a])を有する。
【0004】このような高圧ポンプは特開平9−112408
号公報等で知られるように本願出願人によって既に提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の高圧
ポンプでは、ポンプ機構のプランジャに作用する流体の
圧縮圧力が駆動機構の摺動部に大きな荷重として作用す
るので、転がり軸受に耐久性が要求され、径の大きな転
がり軸受を使用し、高精度の潤滑油で潤滑する必要があ
った。このため回転軸シール部を含む駆動機構の摺動部
と高圧の作動流体(上記従来例では、ガソリン)が供給
されるポンプ機構部とを金属ベローズで隔絶するよう構
成していた。
【0006】このような構造では上記転がり軸受と金属
ベローズが共にポンプのコスト高,組立性の低効率,機
体の小型化に対する制約,部品点数の上昇を招いてい
た。
【0007】そこで本発明の第1の目的は、作動流体
(例えば、ガソリン)で駆動機構の軸シール部や摺動部
を潤滑できるようにして上記問題点を除去する点にあ
る。
【0008】また本発明の第2の目的は、大気圧より高
い圧力を有する低粘度の潤滑油(例えば、ガソリン)で
軸シール部を潤滑する内燃機関の燃料供給用高圧ポンプ
を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明では、筺体に回転可能に支承された駆動
軸と、前記駆動軸の回転に従って揺動する揺動体と、前
記揺動体の揺動運動に伴って往復動する少なくとも1つ
のプランジャを有するポンプ機構から成り、前記駆動軸
と前記揺動体との間に軸継手を有する高圧ポンプにおい
て、前記軸継手は、中心に軸挿通用の軸孔を有する球体
と、前記駆動軸若しくは前記揺動体の何れか一方に形成
された前記球体を受容する半球状の凹部を有する球体受
容部と、前記駆動軸と前記揺動体のうち前記球体受容部
を持たない方に形成され前記軸孔に回転可能に挿通され
る軸とから成り、前記駆動軸の回転軸心から前記球体の
中心が所定の寸法だけ偏心している構成とした。また、
第1の目的を達成するために別の発明では、作動流体を
貯留する容器から作動流体を吸入して給送する高圧ポン
プの駆動軸をシールする方法において、前記ポンプの回
転軸の周囲を少なくとも2つの軸シールでシールし、前
記軸シールの間に形成された空間に前記容器内の空間の
圧力を印加するように構成した。
【0010】また、第2の目的を達成するために別の発
明では、外部から回転運動を動力として受け取り、燃料
タンクから燃料噴射装置へ高圧の燃料を供給する内燃機
関の燃料供給用高圧ポンプであって外部からの回転運動
を伝達するための軸を有するものにおいて、大気圧側に
設けられ前記軸の周囲をシールする第1の軸シールと、
燃料吸入圧側に設けられ前記軸の周囲をシールする第2
の軸シールとを備え、前記第1と第2の軸シール間に形
成された空間と前記燃料タンクとを連通した。
【0011】このように構成した本発明によれば、球体
継手部の摺動部の最大PV値を従来の摺動部の1/10
以下にすることが可能となった。よって低粘度の作動流
体(例えば、ガソリン)で潤滑できるようになった。つ
まり、PV値が低いので低粘度の作動流体でも摺動部の
焼き付きを防止でき、滑り軸受を用いて高圧ポンプ(例
えば、内燃機関の燃料供給用高圧ポンプ)の軸受を構成
することが可能となった。
【0012】また別の発明では、ポンプ内低圧側圧力
(ポンプ吸入圧)により第2の軸シールから流体が漏れ
たとしても、第1の軸シールの両側は共に大気圧であ
り、第1と第2の軸シール間に設けた連通路で流体供給
源に流体が戻されるので、第1の軸シールからの流体漏
れが低減できる。
【0013】また別の発明では、この発明を自動車の高
圧ガソリンポンプに実施した場合、第1の軸シールの大
気圧側は、エンジンカム軸側カバー内に第1・第2の軸
シール間を燃料タンクに接続するよう構成すれば大気中
に直接燃料漏れを起こすことがないので安全である。仮
に第2の軸シールからの漏れ量が多い場合、ポンプ内低
圧側圧力が燃料の気泡発生限界以下と低圧になるので、
燃料の発泡でエンジン駆動上十分な燃料をポンプ室内へ
供給できなくなる。つまりシリンダにも燃料を供給でき
ないことになるので、エンジンが不調となり遂にはエン
ジンが停止する。するとカム軸によって駆動されるポン
プもその機能を停止することとなり、第2の軸シールか
らの漏れもおさまる。従って、大気中に直接燃料漏れを
起こすことがないので安全である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図5を用いて本発明の実施
例について説明する。
【0015】図1に高圧ポンプの構造を示す。エンジン
カム軸からの駆動力を伝達するために回転する駆動軸2
にカップリング6がピン4を介して、駆動軸2に対して
ガタになるように連結されている。ピン4はカップリン
グ6側に圧入され、ピン4が剪断してもピンが飛び出さ
ないように嵌合されている。
【0016】駆動軸2は第1・第2のラジアル軸受8・
10で回転自在に支持されている。前記軸受8・10の
間に第1・第2の軸シール12・14を設けている。駆
動軸2の軸方向の動きをある程度規制するために、駆動
軸2の前記軸受8のカップリング側に嵌合するトメワ1
6を設けると同時に、前記軸受10の反カップリング側
にツバ47(図4)を設けている。筺体(ボディ)18
は前記軸受8・10を支持すると共に前記軸シール12
・14を固定している。
【0017】駆動軸2には球体20が挿入できるように
球面孔(半球状の凹部,球体受容部)2−aを設け、球体
20を挿入する。球面孔2−aの中心は、駆動軸2の軸
心から所定の寸法だけ偏心している。従って、挿入され
た球体20の中心は駆動軸2の回転軸心から所定の寸法
だけ偏心することになる。この偏心量が大きいほど揺動
板の傾斜角も大きくなる。軸孔20−aには、揺動板2
2の片面(球面)側から伸びる揺動板軸22−aが挿通
している。この偏心配置された球体20を用いた球体継
手構造により回転運動が揺動運動に変換される。
【0018】本実施例では、駆動軸2に球体受容部が設
けられているが、逆に、揺動体21に球体受容部が設け
られていても良い。その際には、軸孔20−aに挿通さ
れる軸を駆動軸2の方に、駆動軸2の回転軸心から偏心
させて設けなければならない。そのように構成すること
によって、球体20の中心は常に駆動軸2の回転軸心か
ら偏心して配置される。
【0019】揺動板22はボディ18側と接触する球面
部22−bとスリッパ24と接触するように平面部22
−cからなっている。シリンダ26に設けたボア26−
a内でプランジャ28は軸方向に動けるのでスリッパ2
4を用いることによって、揺動板22の揺動運動はプラ
ンジャ28の往復運動に変換される。ボディ18には球
面部22−bを支持する軸受が形成されている。これ
は、ボディ18と球面部22−bが接触することによっ
てプランジャ28で発生するプランジャ内圧力による軸
力の一部をボディで支持することができ、駆動軸2に掛
かる負荷を分散する構造としている。軸力をボディで支
持するのであればボディ18と球面部22−bの間に別
部材(ベアリング等)を設けてもボディに軸受が形成さ
れているのと同様である。
【0020】ボディ18とシリンダ26及び揺動板22
間に形成された吸入空間34からプランジャ28に燃料
を供給できるように、揺動板22には円周上の吸入溝2
2−dを設け、スリッパ24の中央部には吸入孔24−
aを設け、プランジャ28には吸入通路28−aを設
け、プランジャ28へと燃料を導く吸入通路を形成し
た。プランジャ28内にはボール30とスプリング32
から構成された吸入弁が設けてある。揺動板22に設け
た吸入溝22−dをスリッパ24の底面に設けても機能
的には同様である。吸入空間34とポンプ燃料入口部3
6とは燃料通路によって連通されている。
【0021】図2〜図4で各機構部への燃料供給による
潤滑法について説明する。吸入空間34内燃料は各部の
摺動部に供給され、摺動部の潤滑および冷却に使用され
る。このため揺動板軸22−aへ燃料導入穴38を設
け、この導入穴38と軸孔20−aに燃料を導入するた
め、揺動板軸22−aに半径方向の貫通孔40を設けて
いる。駆動軸2の球面孔2−aには、第2の軸シール4
4へ連通する連通穴42を設け、軸シール潤滑及び冷却
を行っている。
【0022】また、駆動軸2の一部を図4のように切り
欠いた通路46を設け、第2の軸シール室44から吸入
空間34への戻り通路を兼ねた潤滑経路を形成してい
る。更に前記潤滑経路は、駆動軸2と揺動板球面部22
−bとボディ18とで形成された揺動板空間へ導入さ
れ、前記揺動板空間と揺動板22に設けた吸入溝22−
dとを連通する連通路50を設け、スリッパ24からの
燃料吸入時に、前述の潤滑燃料通路構成で各摺動部を燃
料で潤滑する構成としている。
【0023】このような燃料経路構成をとることで潤滑
面での燃料循環が可能になるが、前記燃料経路構成では
全て吸入燃圧が作用するため第2の軸シール室44にも
吸入燃圧(0.3[MPa]程度)が作用する。前記軸シ
ール14から燃料漏れが発生したときのポンプ外への燃
料漏れを防止するため、前記軸シール14と前記軸シー
ル12との間に形成された空間とタンクとを連通する大
気圧連通路52をボディ18内部に設けている。前記軸
シール14と前記軸シール12との間に形成された空間
とタンクとを連通するという意味は、システム図5の示
すように低圧プレッシャレギュレータ63からタンクへ
と燃料を戻す通路に連通することを含め、前記軸シール
14と前記軸シール12との間に形成された空間にタン
ク内の燃圧を印加することである。
【0024】前記軸シール12のカップリング側はエン
ジンのカム軸側カバー内に位置し、エンジンのカム軸潤
滑用のエンジンオイルが供給されるようになっている。
燃料タンク内の圧力は、エンジンの熱で燃料が温められ
ること等によって圧力に多少の変動はあるが、高圧ポン
プボディ内部でほぼ大気圧に保たれている。よって、こ
のタンク内圧力を大気圧とみなす。このためポンプの外
部に繋がる前記軸シール12の内側の圧力が外側の大気
圧と同じ圧力になり、つまり前記軸シール12は内外の
圧力差がなくなり、燃料漏れを低減できる構造になって
いる。
【0025】図5は、自動車用ガソリンエンジンへの燃
料供給システム図を示しており、前記軸シール12と前
記軸シール14との間に設けた燃料タンクへの燃料戻し
大気圧連通路52のシステム図上での構成を示してい
る。このシステム図を使って燃料系を説明する。
【0026】燃料は、燃料タンク60から電動の低圧ポ
ンプ61で昇圧され、高圧ポンプ62の吸入側に導かれ
る。この吸入側圧力を燃料タンク60側へ戻す途中に低
圧のプレッシャレギュレータ63を設け、高圧ポンプ6
2の吸入側圧力を設定圧(一般的に0.3[MPa]程
度)に制御している。
【0027】破線内が高圧ポンプの構成になるが、ポン
プ仕事部62−aとポンプ吐出側の圧力を制御する高圧
プレッシャレギュレータ62−bが並列に位置し、規定
の圧力以上になったときにポンプ吐き出し燃料を低圧側
に戻す構成になっている。また、高圧プレッシャレギュ
レータ62−bの固着等により異常高圧を防止するため
にポンプ内に安全弁62−cを設けている。前記安全弁
は図1の中のシリンダ中央に設けたボール弁で開弁する
ように設定している。大気圧連通路52は一点鎖線で示
したように連通されており燃料をタンクに戻すようにな
っている。
【0028】従来の構成では要求仕様を満たすためには
プランジャが5ヶ必要であり、吐出容量はQ[mm3/re
v]であった。これはベローズの強度に起因している。
ベローズの厚さは通常0.1[mm] 程度しかなく、揺動
板の傾斜角は最大でも数度であり、プランジャのストロ
ークを大きくすることはできない。この構成で吐出容量
を大きくするとすればベローズの径を太くし、軸方向の
長さを長くするしかない。すると高圧ポンプが大きくな
ってしまう。
【0029】本実施例では傾斜角を最大で数十度にもす
ることができ、プランジャ往復運動のストロークを大き
くできるので、プランジャ数を3ヶに減らしても、吐出
容量は2Q[mm3/rev]程度にすることができる。
【0030】このように容量を増やすという効果の他に
も、従来に比べて構造が簡単でポンプの小型化を図るこ
とができ、製造コストを低減できるという効果もある。
【0031】
【発明の効果】本発明により、ベローズレス構造を実現
でき、また転がり軸受の代わりに滑り軸受を用いること
ができるので、ポンプの吐出容量を大きくすることがで
きると共にポンプを小型化できる。また別の発明によ
り、ポンプ内の燃圧と大気圧との差圧をなくすことで、
燃料漏れを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図。
【図2】実施例の潤滑経路。
【図3】実施例の揺動体形状。
【図4】実施例の軸形状。
【図5】燃料供給システム図。
【符号の説明】
2…駆動軸、2−a…球面孔(球体受容部)、4…ピ
ン、6…カップリング、8…第1のラジアル軸受、10
…第2のラジアル軸受、12…第1の軸シール、14…
第2の軸シール、16…トメワ、18…ボディ、20…
球体、20−a…軸孔、21…揺動体、22…揺動板、
22−a…揺動板軸、22−b…揺動板球面部、22−
c…揺動板平面部、22−d…揺動板吸入溝、24…ス
リッパ、26…シリンダ、26−a…シリンダボア、2
8…プランジャ、28−a…プランジャ吸入通路、30
…ボール、32…スプリング、34…吸入空間、36…
ポンプ燃料入口、38…燃料導入穴、40…貫通穴、4
2…連通穴、44…第2の軸シール室、46…切欠通
路、47…ツバ、60…燃料タンク、61…低圧ポン
プ、62…高圧ポンプ、62−a…ポンプ仕事部、62
−b…高圧プレッシャレギュレータ、62−c…安全
弁、63…低圧プレッシャレギュレータ、64…インジ
ェクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 武史 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体に回転可能に支承された駆動軸と、前
    記駆動軸の回転に従って揺動する揺動体と、前記揺動体
    の揺動運動に伴って往復動する少なくとも1つのプラン
    ジャを有するポンプ機構から成り、前記駆動軸と前記揺
    動体との間に軸継手を有する高圧ポンプにおいて、 前記軸継手は、 中心に軸挿通用の軸孔を有する球体と、 前記駆動軸若しくは前記揺動体の何れか一方に形成され
    た前記球体を受容する半球状の凹部を有する球体受容部
    と、 前記駆動軸と前記揺動体のうち前記球体受容部を持たな
    い方に形成され前記軸孔に回転可能に挿通される軸とか
    ら成り、 前記駆動軸の回転軸心から前記球体の中心が所定の寸法
    だけ偏心していることを特徴とする高圧ポンプ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記球体より外側で前記筺体に前記揺動体の一端面を支
    持する軸受が形成されていることを特徴とする高圧ポン
    プ。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記軸受は、 前記揺動体の前記球体側の前記球体より外側の外周部に
    形成された半球面と、 前記筺体に形成された前記半球面に当接する摺接面から
    成ることを特徴とする高圧ポンプ。
  4. 【請求項4】作動流体を貯留する容器から作動流体を吸
    入して給送する高圧ポンプの駆動軸をシールする方法に
    おいて、 前記ポンプの回転軸の周囲を少なくとも2つの軸シール
    でシールし、 前記軸シールの間に形成された空間に前記容器内の空間
    の圧力を印加することを特徴とする高圧ポンプの軸シー
    ル方法。
  5. 【請求項5】外部から回転運動を動力として受け取り、
    燃料タンクから燃料噴射装置へ高圧の燃料を供給する内
    燃機関の燃料供給用高圧ポンプであって外部からの回転
    運動を伝達するための軸を有するものにおいて、 エンジン側に設けられ前記軸の周囲をシールする第1の
    軸シールと、 燃料吸入圧側に設けられ前記軸の周囲をシールする第2
    の軸シールとを備え、 前記第1と第2の軸シール間に形成された空間と前記燃
    料タンクとを連通したことを特徴とする内燃機関の燃料
    供給用高圧ポンプ。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3の何れかにおいて、 エンジン側に設けられ前記軸の周囲をシールする第1の
    軸シールと、 燃料吸入圧側に設けられ前記軸の周囲をシールする第2
    の軸シールとを備え、 前記第1と第2の軸シールの間に形成された空間と前記
    燃料タンクとを連通したことを特徴とする内燃機関の燃
    料供給用高圧ポンプ。
JP10029506A 1998-02-12 1998-02-12 高圧ポンプ、高圧ポンプの軸シール方法及び内燃機関の燃料供給用高圧ポンプ Pending JPH11230025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104379928A (zh) * 2012-06-18 2015-02-25 罗伯特·博世有限公司 用于燃料喷射系统的高压泵
CN110219800A (zh) * 2019-07-19 2019-09-10 盘锦国强石油装备制造有限公司 钻井泵陶瓷缸筒、液力端总成及钻井泵

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CN104379928A (zh) * 2012-06-18 2015-02-25 罗伯特·博世有限公司 用于燃料喷射系统的高压泵
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