JPH11229219A - 炭添加綿、炭添加繊維および壁紙ならびにそれらの製造方法 - Google Patents

炭添加綿、炭添加繊維および壁紙ならびにそれらの製造方法

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JPH11229219A
JPH11229219A JP10009899A JP989998A JPH11229219A JP H11229219 A JPH11229219 A JP H11229219A JP 10009899 A JP10009899 A JP 10009899A JP 989998 A JP989998 A JP 989998A JP H11229219 A JPH11229219 A JP H11229219A
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JP
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charcoal
wallpaper
adhesive
powder
additive
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JP10009899A
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English (en)
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Shigenori Nonaka
重則 野中
Saburo Goto
三郎 後藤
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KOIZUMI JUTE MILLS
KOIZUMI SEIMA KK
Original Assignee
GRAFFITI TWENTY ONE KK
KOIZUMI JUTE MILLS
KOIZUMI SEIMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炭の有する特有の作用を有効に活用して、使用
感の良い綿や繊維を提供すること。 【解決手段】寝具または衣料用素材として所定の厚みに
加工されたシート状の綿材や布材の表面に、炭を微粉砕
した炭パウダーを含む添加材を付着させる。 【効果】炭の有する消臭作用、保温作用およびマイナス
イオンの発生作用等により、温かくかつ消臭,殺菌効果
があり、使用感の優れた製品を作れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭、特に木炭の
新規な用途の開発に関するものであり、炭(木炭)パウ
ダーを添加した綿や衣料用繊維および炭パウダーを活用
した壁紙その他の建材用シートならびにそれら製造方法
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】木炭、特に姥目樫を原料として炭化させ
た白炭(備長炭)は、古来より燃料として使用されてき
たが、近年、燃料以外にも種々の用途が提案されてい
る。たとえば、水道水に炭を入れてカルキ臭を消す、研
ぎ終えた米とともに炊飯器に炭を入れてご飯を炊く、冷
蔵庫の臭い消しとして利用する、砕いた炭を枕の芯材の
一部に使用する、等である。
【0003】このように炭が生活の種々の場面で活用さ
れつつあるのは、後述するように、炭の有する消臭作用
(臭いの吸着作用)、遠赤外線放射による保温作用、マ
イナスイオンの発生作用等が見直されつつあるからと推
測される。この発明は、炭の有する上記特有の作用を有
効に活用して、使用感の良い綿や繊維を提供すること、
およびホルムアルデヒド等の発生のない壁紙を提供する
こと、ならびにそれら綿、繊維、壁紙等の製造方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
寝具または衣料用素材として所定の厚みに加工されたシ
ート状の綿材の少なくとも表面に、炭を微粉砕した炭パ
ウダーを含む添加材が付着されていることを特徴とする
炭添加綿である。請求項2記載の発明は、衣料用素材と
して用いられるシート状の布材または紙材の少なくとも
裏面に、炭を微粉砕した炭パウダーを含む炭添加材が付
着されていることを特徴とする炭添加繊維である。
【0005】請求項3記載の発明は、請求項1記載の炭
添加綿または請求項2記載の炭添加綿または炭添加繊維
を製造する方法であって、前記添加材は、アクリル系樹
脂のバインダ、炭パウダーおよび溶剤を混合した添加材
の溶液を、添加材を付着すべき材料に対して噴霧するこ
とによりその材料に付着させることを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項4記載の発明は、請求項1記載の炭
添加綿または請求項2記載の炭添加繊維を製造する方法
であって、前記添加材は、アクリル系樹脂のバインダ、
炭パウダーおよび溶剤を混合した添加材の溶液に、添加
材を付着すべき材料を浸すことによって添加材を付着さ
せることを特徴とするものである。請求項5記載の発明
は、請求項3または4記載の製造方法において、前記添
加材の溶液は、バインダ100重量部に対して炭パウダ
ーが5〜20重量部であることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の炭添加綿,炭添加繊維またはその製
造方法において、前記炭パウダーは、木炭を微粉砕した
ものであることを特徴とするものである。請求項1記載
の炭添加綿および請求項2記載の炭添加繊維は、添加さ
れた炭パウダーが、炭が本来有する作用、すなわち遠赤
外線放射による保温作用、マイナスイオンの発生作用、
消臭作用(臭いの吸着作用)を発揮するので、炭パウダ
ーを添加していない綿や繊維と比較して、保温効果が高
く、かつ吸着した汗の匂いなどがしにくくなる。
【0008】請求項3記載の製造方法によれば、シート
状の綿材や布材または紙材に対して、炭パウダーを含む
添加材を噴霧することにより、綿材の表面や布材または
紙材の裏面に簡単に炭パウダーを付着させることがで
き、この発明にかかる炭添加綿および炭添加繊維を容易
に製造できる。請求項4記載の構成では、シート状の綿
材や布材または紙材を添加材に浸すので、炭パウダーが
綿材や布材全体に付着し、炭の特性をより良く活用でき
る炭添加綿や炭添加繊維を製造できる。
【0009】請求項5記載のように、バインダに対する
炭パウダーの量を制限すると、加工時に、炭パウダーが
溶剤に溶かしたバインダ中で沈澱することなく、製造が
しやすい。請求項6記載のように、炭パウダーとして、
木炭を微粉砕したものを利用することにより、安価に製
造することが可能である。
【0010】請求項7記載の発明は、壁紙表層材の裏面
に防炎紙または難燃紙を貼り合わせ、貼り合わせ面に、
炭を微粉砕した炭パウダーがほぼ均等に付着されている
ことを特徴とする壁紙である。請求項8記載の発明は、
壁紙表層紙の裏面に防炎紙または難燃紙を接着剤で貼り
合わせた壁紙であって、貼り合わせ用接着材として、炭
を微粉砕した炭パウダーが混入された接着剤が用いられ
ていることを特徴とするものである。
【0011】請求項9記載の発明は、請求項7または8
記載の壁紙において、炭は備長炭を含み、前記炭パウダ
ーは、粒径が0.5μ〜20μの範囲であることを特徴
とするものである。請求項10記載の発明は、請求項7
ないし9のいずれかに記載の壁紙であって、前記炭パウ
ダーは、幅91cmの壁紙に対し、1m当り1g〜20
g含まれていることを特徴とするものである。
【0012】請求項11記載の発明は、請求項7〜10
のいずれかに記載の壁紙であって、炭を微粉砕した炭パ
ウダーに代えて、炭を微粉砕した炭パウダーおよび活性
炭を微粉砕した活性炭パウダーを混合した混合炭パウダ
ーを用いたことを特徴とするものである。請求項12記
載の発明は、請求項7〜11のいずれかに記載の壁紙で
あって、前記壁紙表層材は麻等の天然繊維およびレーヨ
ンの混紡糸からなる織物で構成されていることを特徴と
するものである。
【0013】請求項7および8記載の壁紙によれば、貼
り合わされた壁紙表層材および防炎紙(または難燃紙)
の貼り合わせ面に付着された炭パウダーがホルムアルデ
ヒドやVOC等を吸着し、壁紙からこれらホルムアルデ
ヒドやVOC等の人体に悪影響を及ぼす有毒ガスが発散
されなくなる。具体的に説明すると、壁紙に使用される
防炎紙、難燃紙、防炎材、接着剤には人体に悪影響を及
ぼすホルムアルデヒドやVOC等の揮発性有機溶剤が含
まれている。壁紙における防炎紙等の使用は、JISに
規定されている防炎テストに合格するためには不可欠で
ある。さらに、防炎テストに合格した各種壁紙は、一般
住宅、オフィス、ホテル等の壁材として用いられるが、
施工時に使用される接着剤の中にもホルムアルデヒド等
の有毒ガスが多量に含有されている。
【0014】従来、これら壁紙等から発散されるホルム
アルデヒド等の有毒ガスに関しては、日本では全く基準
が設定されていなかったが、1997年6月13日に、
厚生省は、ホルムアルデヒドの室内空気中濃度を世界保
健機構(WHO)の基準に合わせた0.08ppm以下
とする旨のガイドラインを発表した。請求項1および2
記載の壁紙は、壁紙を構成する防炎紙(または難燃紙)
や接着剤、さらには施工時に壁紙を貼り付けるために使
用される接着剤等から発生するホルムアルデヒドやVO
Cを、炭パウダーが吸着する。
【0015】たとえば備長炭に代表される白炭(活性化
白炭)を例にとれば、摂氏1200度以上の温度で長時
間焼成されるため、その内部構造は極めて微細なポーラ
ス状となっている。このため、一般に、備長炭の炭パウ
ダー1グラムで畳220畳分の吸着面積を有すると言わ
れている。請求項1および2の壁紙は、かかる炭パウダ
ーを壁紙表層材と防炎紙(または難燃紙)との間に備え
ているため、防炎紙(または難燃紙)および接着材から
発生されるホルムアルデヒド等を吸着するとともに、防
炎紙(または難燃紙)の下層の接着剤等から発生する有
毒ガスも吸着し得る。
【0016】請求項9の構成によれば、入手しやすい備
長炭を利用でき、しかも炭パウダーの粒径は加工しやす
い大きさである。請求項10の構成によれば、防炎紙
(または難燃紙)および接着剤等から発生するホルムア
ルデヒド等の有毒ガスを吸着するのに十分な量の炭パウ
ダーとすることができる。
【0017】請求項11のように、炭パウダーに活性炭
パウダーを混合しても、活性炭の吸着能力が炭の吸着能
力と併用され、ホルムアルデヒド等の有毒ガスの吸着に
効果を発揮する。請求項12の構成によれば、壁紙表層
材は、一年草植物で自然破壊とは無縁の素材である
「麻」と、パルプから作られる「レーヨン」との混紡糸
(たとえば混紡細番手糸)で構成された織物からなって
いる。従って、塩化ビニル製壁紙等のように、その廃棄
焼却工程において大量のダイオキシンを発生させるとい
うような問題は生じない。麻に代えて、ウール、綿、ケ
ナフ等の他の天然繊維を用いることもできる。
【0018】つまり上述の構成によれば、使用時におい
ても、さらには廃棄焼却の際においても、有害物質の発
生しない壁紙とすることができる。請求項13記載の発
明は、壁紙表層材に防炎紙または難燃紙を貼り合わせる
際に、炭を微粉砕した炭パウダーが混入された接着剤に
より貼り合わせることを特徴とする壁紙製造方法であ
る。
【0019】請求項14記載の発明は、壁紙表層材に防
炎紙または難燃紙を貼り合わせる際に、炭を微粉砕した
炭パウダーおよび活性炭を微粉砕した活性炭パウダーが
混入された接着剤により貼り合わせることを特徴とする
壁紙製造方法である。請求項15記載の発明は、請求項
13または14記載の壁紙製造方法において、前記接着
剤は、粒径が0.5μ〜20μの範囲の炭パウダーが、
接着剤100重量部に対し、5〜25重量部含まれてい
ることを特徴とするものである。
【0020】請求項13および14の壁紙製造方法によ
れば、ホルムアルデヒド等の有毒ガスを発生することの
ない壁紙を作ることができる。請求項15の構成によれ
ば、接着剤の接着能力を下げることなく、壁紙用接着剤
として良好な性能の接着剤とすることができる。請求項
16記載の発明は、壁紙等を施工現場で施工する際に使
用する接着剤であって、前記接着剤には、接着剤100
重量部に対し、炭を微粉砕した粒径0.5μ〜20μの
範囲の炭パウダーが5〜20重量部混入されていること
を特徴とするものである。
【0021】請求項17記載の発明は、壁紙等を施工現
場で施工する際に使用する接着剤であって、前記接着剤
には、接着剤100重量部に対し、炭を微粉砕した粒径
0.5μ〜20μの範囲の炭パウダーおよび活性炭を微
粉砕した粒径0.5μ〜20μの範囲の活性炭パウダー
が5〜20重量部混入されていることを特徴とするもの
である。
【0022】請求項16または17記載の接着剤は、壁
紙等の施工現場で施工する際に使用する接着剤として好
ましく、この接着剤を活用することにより、接着剤自体
および新建材や防炎紙等から発生するホルムアルデヒド
等の有毒ガスの発生を吸着することができる。請求項1
8記載の発明は、ベースシートの一方面に、炭パウダー
を含む添加材が付着されていることを特徴とする建材用
シートである。
【0023】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の建材用シートであって、さらに、炭パウダーを含む添
加材が付着された面には、その上からカバーシートが貼
り合わされていることを特徴とするものである。請求項
20記載の発明は、請求項18または19記載の建材用
シートであって、前記添加材は、炭パウダーおよびバイ
ンダを含み、該添加材が印刷によりベースシートに付着
されていることを特徴とするものである。
【0024】請求項18または19の構成によれば、室
内空気中におけるホルムアルデヒド濃度を低減できる建
材用シートを提供できる。かかる建材用シートは、たと
えば畳の下、壁裏地、襖の下張り、その他の各種の用途
に活用することができる。請求項20の構成によれば、
添加材を印刷により簡単に付着することができる。さら
に印刷を工夫することにより、添加材を装飾性のある模
様として印刷することも可能であり、建材用の裏地等で
はなく、壁紙等の表地(表層材)としても利用すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、この
発明の好ましい実施の形態について説明をする。図1
は、この発明の実施の一形態にかかる炭添加綿の構成を
示す図である。この実施形態にかかる炭添加綿は、ポリ
エステル綿が約2cmの厚みに加工されたシート状綿材
1の表面2および裏面3に、それぞれ、白炭(備長炭)
を微粉砕した炭パウダーを含む添加材4が、噴霧により
付着された構成になっている。
【0026】添加材4は、次のようにして加工され、付
着される。 原料となるたとえば姥目樫を炭化させた白炭(備長
炭)を、0.7〜0.9ミクロン未満に微粉砕する。 微粉砕した炭パウダーを、加熱溶融したアクリル系樹
脂に混入し、さらに、所定の溶剤を加えて添加材の溶液
を作成する。あるいは、アクリル系樹脂を溶剤で溶かし
たものの中に炭パウダーを加えて攪拌してもよい。
【0027】添加材の溶液をスプレー装置によりシー
ト状綿材1の表面2および裏面3に吹きつける。 シート状綿材1を乾燥させ、溶剤を気化させると、ア
クリル系樹脂がバインダ(つなぎ)として作用して、シ
ート状綿材1の表面2および裏面3に、炭パウダーがほ
ぼ均一にかつ万遍なく付着する。なお、炭パウダーの付
着量は、スプレー装置による噴霧の時間や、添加材の溶
液の濃度により調整することができる。
【0028】この実施形態では、アクリル系樹脂と、炭
パウダーとの割合は、アクリル系樹脂100重量部に対
し、炭パウダーを5〜20重量部とした。この理由は、
アクリル系樹脂に対し、炭パウダーは比重が高く、炭パ
ウダーの量を増やしても、溶剤で液化した際に、炭パウ
ダーの多くが沈澱してしまうからである。また、炭パウ
ダーの量が多いと、バインダとして機能するアクリル系
樹脂が少ないので、炭添加綿を洗濯した際等に、炭パウ
ダーが落ちやすくなるからである。
【0029】従って、アクリル系樹脂に対する炭パウダ
ーの割合は、上記の範囲が好ましい。この実施形態にか
かる上記炭添加綿の消臭性能(吸着性能)および抗菌性
能につき、財団法人日本化学繊維検査協会の大阪事業所
にて試験を行なったところ、吸着性能および抗菌性能と
もに、成果があることが証明された。
【0030】この発明の他の実施の形態として、炭パウ
ダーを含む添加材をシート状にカットした綿材表面に吹
きつけた炭添加マット、および、炭パウダーを含む添加
材を含浸させた炭添加マットを作成し、サーモグラフィ
による熱特性試験を行なった。試験は、「遠赤外線応用
研究会(大阪市中央区南船場)」に依頼して行なった。
【0031】その結果、炭添加マットは、良好な蓄熱性
が認められ、放熱温度も高いという試験結果を得た。さ
らに、「木炭のマイナスイオン測定報告書」(1997
年3月31日付南部川村森林組合が頒布:国際ヘルスネ
ットワーク研究機構の山野井昇氏が報告)によれば、木
炭はマイナスイオンを発生するという事実が確認されて
いる。
【0032】従って、上記実施形態にかかる炭添加綿に
は、消臭作用および抗菌作用に加えて、遠赤外線放射に
よる保温作用ならびにマイナスイオンの発生作用も期待
でき、使用感に優れた寝具または衣料用素材を提供する
ことができる。図2は、この発明の一実施形態にかかる
炭添加綿の製造工程を示す図解図である。次に、図2を
参照して、炭添加綿の製造の仕方について説明をする。
【0033】寝具または衣料用素材(たとえば冬用衣服
の中綿等)として所定の厚みに加工されたシート状の綿
材11を、ローラ対12およびローラ対13等で所定の
経路に沿って搬送する。この経路には、スプレー装置1
4,15および乾燥機16,17が配置されている。ロ
ーラ対12から送り出されたシート状綿材11に対し
て、その表面側に対向されたスプレー装置14およびそ
の裏面側に対向されたスプレー装置15から、それぞれ
添加材溶液が噴射される。スプレー装置14,15に
は、上述した添加材溶液(アクリル系樹脂のバインダ、
炭パウダーおよび溶剤を混合した液体)が入れられてお
り、この添加材溶液が綿材11の表面および裏面に吹き
つけられる。
【0034】添加材溶液が吹きつけられた綿材11は、
搬送により乾燥機16,17と対向され、ここで溶剤が
蒸発される。これによりシート状綿材11の表面および
裏面には、アクリル系樹脂がバインダ(つなぎ)として
作用し、炭パウダーが付着される。得られた添加材が付
着されたシート状綿材11は、巻取ローラ18で巻取ら
れ、製品となる。
【0035】図3は、この発明の他の実施形態にかかる
炭添加綿の製造工程を示す図解図である。炭添加綿は、
上述のように炭パウダーを含む添加材溶液をスプレー装
置により綿材11の表面および裏面に吹きつけることに
より製造することができる他、図3に示すように、炭パ
ウダーを含む添加材溶液20に、シート状綿材11を浸
すことにより、シート状綿材11全体(表面および内
部)に炭パウダーを含む添加材を付着させることができ
る。
【0036】以上説明した実施形態に限らず、この発明
を適用できる寝具または衣料用素材としては、綿(コ
ットンおよびポリエステル)織物(化学繊維および天
然繊維)編物(化学繊維および天然繊維)不織布
(化学繊維および天然繊維)等を対象とすることができ
る。また、炭としては白炭(備長炭)、黒炭および竹炭
のいずれも利用することが可能である。
【0037】さらに、炭パウダーを含む添加材を付着さ
せる面は、たとえば布の場合、目立たぬように裏面だけ
にしてもよい。そしてこの発明にかかる炭添加綿または
炭添加繊維を用いて作ることのできる製品としては、
厳寒地用作業服、スポーツ服、下着類等の衣料品、布
団、枕、マット、座蒲団、クッション類等の寝具品帽
子、靴下、サポータ等の生活雑貨品等に広く利用可能で
ある。
【0038】図4は、この発明の他の実施形態にかかる
壁紙の構成を示す図である。この実施形態にかかる壁紙
は、壁紙表層材21の裏面に防炎紙22が貼り合わされ
た構成である。壁紙表層材21は、麻とレーヨンとの混
紡細番手糸で構成された織物からなっている。防炎紙2
2は、たとえばパルプに防炎成分としてスルファミン酸
ケアニジンが加えられたものが用いられる。図4では壁
紙表層材21と防炎紙22とが貼り合わされた構成であ
ることを説明するために、防炎紙22から壁紙表層材2
1の一部が引き剥がされた状態が示されている。
【0039】壁紙表層材21と防炎紙22とは接着剤で
貼り合わされている。接着剤としては、たとえばポリ酢
酸ビニル樹脂を主成分とするものを使用できる。接着剤
は、たとえばローラを用いて防炎紙22の表面に均等に
塗布され、その上に壁紙表層材21が重ね合わされる。
この壁紙の特徴は、接着剤中に備長炭を微粉砕して得た
炭パウダーを混入し、その炭パウダーが壁紙表層材21
と防炎紙22との接着面に付着されていることである。
これにより、炭パウダーによって防炎紙22や接着剤か
ら発生するホルムアルデヒドを吸着することができ、壁
紙からのホルムアルデヒド等の発生を防止したり軽減し
たりすることができる。
【0040】かかる効果を確認するために、本願出願人
は2つのサンプルを作成し、該2つのサンプルからホル
ムアルデヒドが放出されるか否かを試験した。サンプル
Aは幅91cmの壁紙に対し、1m当り5gの備長炭を
微粉砕した炭パウダーを付着した構成(炭パウダーの量
が5g/m)とした。また、サンプルBでは、備長炭の
炭パウダーの量を4g/mとした。
【0041】試験は、財団法人毛製品検査協会関西検査
所(大阪市天王寺区空清町7番5号)に依頼して行っ
た。ホルムアルデヒド放出量の試験方法は「JIS A
6921」に規定の測定方法を用いた。測定の結果、
サンプルAおよびサンプルBのいずれからもホルムアル
デヒドは全く検出されなかった。
【0042】図5は、この発明のさらに他の実施形態に
かかる建材用シートの構成を示す図である。このシート
は、ベースシート31の表面に、炭パウダーを含む添加
材が印刷され、その上にカバーシート32が貼り合わさ
れた構成である。この構成をわかりやすくするため、ベ
ースシート31とカバーシート32の一部は剥がされた
状態で描かれている。
【0043】ベースシート31は、たとえば和紙やポリ
エステル等の不織布であり、カバーシート32にはポリ
エステル等の不織布が用いられている。ベースシート3
2の表面に、印刷により炭パウダーを含む添加材が格子
模様を描くように印刷されている。添加材には、備長炭
を微粉砕した炭パウダーを接着材に混入させたものを使
用し、91cm幅のシート1m当り30gの炭パウダー
が付着されるようにした。
【0044】かかる炭パウダーの含有量の多い建材用シ
ートは、たとえば畳の下、押入れの下、壁裏等に貼るシ
ートとして好ましい。また、添加材を印刷する際に、そ
の模様に装飾性を持たせれば、建材の表層材としても活
用することができる。さらに、ベースシート31の表面
に炭パウダーを含む添加材が印刷により描かれているだ
けのもの、つまりカバーシート32を省略した構成とす
ることもできる。
【0045】図6は、図4に示した構成のこの発明の一
実施形態にかかる壁紙の製造工程、具体的には裏打ち構
成を示す図解図である。この製造工程は、基本的には従
来の壁紙の製造工程(裏打ち工程)と同様であるが、糊
付けの部分のみが異なっている。図6を参照して裏打ち
工程について概略説明する。まず、壁紙表層材となる生
地(壁紙原反)41を取り出し、それを複数のローラを
介して布目矯正機42へ与える。この布目矯正機42で
は、壁紙表層材を構成する織物の布目(縦糸および横糸
の並び具合等)が矯正される。
【0046】矯正された生地41はテンターライン43
を通り、生地41の皺が伸ばされ、調整機44で布曲が
り(布の横方向への目曲がり)が調整される。一方、裏
打ち紙となる防炎紙45は、複数のローラを介して繰り
出され、糊付け部46へ与えられる。図7に、糊付け部
46の構成例を示す。糊付け部46は、パレット47
と、パレット47内に配置された糊付け用のゴムロール
48および押さえ用の鉄ロール49を含んでいる。パレ
ット47内には、図示しない別タンクより液状接着剤が
供給され、常に一定量の液状接着剤が溜まるようにされ
ている。
【0047】防炎紙45は、このゴムロール48および
鉄ロール49間を通され、その際、ゴムロール48周面
に付いた液状接着剤が、防炎紙45の一方面に塗布され
る仕組みである。接着剤の塗布量は、ゴムロール48お
よび鉄ロール49の隙間の間隔を調整することにより調
整される。図6に戻り、一方面に接着剤が塗布された防
炎紙45は、重ね合わせローラ50によって生地(壁紙
表層紙)41と貼り合わされる。そして蒸気シリンダ5
1の周面に沿って送られる。このとき、蒸気シリンダ5
1により、接着剤の予備乾燥がされる。その後、搬送に
伴って接着剤が乾き、生地41と防炎紙45とが貼り合
わされた壁紙が巻取ロール52で巻き取られる。
【0048】この実施形態では、糊付け部46におい
て、パレット47へ供給する接着剤中には、備長炭を微
粉砕した炭パウダーが混入されている。従って炭パウダ
ーが混入された接着剤が塗布されると、接着剤の塗布に
伴い、炭パウダーが防炎紙45の一方面にほぼ均等に付
着される。上述の製造工程では、接着剤中に炭パウダー
を混入させているので、従来の製造工程(裏打ち工程)
を利用しながら、この発明にかかる壁紙を製造すること
ができる。
【0049】かかる製造方法に代えて、たとえば接着剤
が塗布された後、その表面に炭パウダーをスプレー等に
より吹きつけ、その上に壁紙表層材を貼り合わせるよう
な製造方法を採用してもよい。壁紙に含有される炭パウ
ダーは、上述したように、備長炭を用いるのが好まし
い。備長炭は入手が容易で価格も手頃だからである。し
かし、備長炭に限らず、黒炭や竹炭等の他の炭を利用し
て炭パウダーを作ってもよい。
【0050】炭パウダーの粒径を、0.5μ〜20μの
範囲とすることが、微粉砕が容易であるとともに、炭パ
ウダーを接着剤に混入しやすい。あるいは、炭パウダー
だけでなく、椰子がら活性炭に代表される活性炭を微粉
砕した活性炭パウダーを、炭パウダーと混ぜたものを利
用してもよい。この場合も、活性炭の吸着作用により、
ホルムアルデヒドの発生等を防止できる。
【0051】上述のサンプルAおよびサンプルBで確認
したように、幅91cmの壁紙に対し、1m当り4gの
炭パウダーが備えられていれば、ホルムアルデヒドの発
生を完全に防止できる。しかし、ホルムアルデヒドの発
生を軽減する目的であれば、たとえば1m当り1gの炭
パウダーが備えられているようなものでもよい。さら
に、壁紙自体からのホルムアルデヒドの発生の防止のみ
ならず、施工時にその壁紙が接着剤で貼られた際に、そ
の接着剤等から発生するホルムアルデヒドも吸着したい
ような場合には、1m当り20gの炭パウダーが含まれ
ていてもよい。
【0052】さらには、図5で示した建材用シートのよ
うに、1m当り30gの炭パウダーが備えられていても
よい。また、壁紙を施工現場で施工する際に使用する接
着剤についても、炭パウダーを含有した接着剤を使用す
るのが好ましい。接着剤における炭パウダーの含有量
は、先に説明した範囲のものが望ましい。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、綿や繊維に添加され
た炭パウダーが、炭固有の消臭作用、抗菌作用および保
温作用等を発揮するので、使用感の優れた綿や繊維を提
供することができる。またこの発明によれば、壁紙や建
材シートに含まれる炭パウダーが、炭固有の吸着作用を
発揮して、壁紙や建材シートからホルムアルデヒド等の
有毒ガスが発生するのを防止または軽減するので、安全
で快適な生活環境のために寄与できる壁紙や建材を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態にかかる炭添加綿の構
成を示す図である。
【図2】この発明の一実施形態にかかる炭添加綿の製造
方法を示す図解図である。
【図3】この発明の他の実施形態にかかる炭添加綿の製
造方法を示す図解図である。
【図4】この発明のさらに他の実施形態にかかる壁紙の
構成を示す図である。
【図5】この発明のさらに他の実施形態にかかる建材用
シートの構成を示す図である。
【図6】この発明の実施形態にかかる壁紙の製造工程を
示す図解図である。
【図7】糊付け部の構成を示す図解図である。
【符号の説明】
1,11 シート状綿材 2 表面 3 裏面 4 添加材 20 添加材溶液 21 壁紙表層材 22 防炎紙 31 ベースシート 32 カバーシート 46 糊付け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 11/74 D21H 1/34 B D21H 19/10 D06M 11/00 G 27/20 D21H 5/00 A

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝具または衣料用素材として所定の厚みに
    加工されたシート状の綿材の少なくとも表面に、炭を微
    粉砕した炭パウダーを含む添加材が付着されていること
    を特徴とする炭添加綿。
  2. 【請求項2】衣料用素材として用いられるシート状の布
    材または紙材の少なくとも裏面に、炭を微粉砕した炭パ
    ウダーを含む炭添加材が付着されていることを特徴とす
    る炭添加繊維。
  3. 【請求項3】請求項1記載の炭添加綿または請求項2記
    載の炭添加綿または炭添加繊維を製造する方法であっ
    て、 前記添加材は、アクリル系樹脂のバインダ、炭パウダー
    および溶剤を混合した添加材の溶液を、添加材を付着す
    べき材料に対して噴霧することによりその材料に付着さ
    せることを特徴とする製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の炭添加綿または請求項2記
    載の炭添加繊維を製造する方法であって、 前記添加材は、アクリル系樹脂のバインダ、炭パウダー
    および溶剤を混合した添加材の溶液に、添加材を付着す
    べき材料を浸すことによって添加材を付着させることを
    特徴とする製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の製造方法におい
    て、 前記添加材の溶液は、バインダ100重量部に対して炭
    パウダーが5〜20重量部であることを特徴とする製造
    方法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の炭添
    加綿,炭添加繊維またはその製造方法において、 前記炭パウダーは、木炭を微粉砕したものであることを
    特徴とする炭添加綿、炭添加繊維またはその製造方法。
  7. 【請求項7】壁紙表層材の裏面に防炎紙または難燃紙を
    貼り合わせ、貼り合わせ面に、炭を微粉砕した炭パウダ
    ーがほぼ均等に付着されていることを特徴とする壁紙。
  8. 【請求項8】壁紙表層紙の裏面に防炎紙または難燃紙を
    接着剤で貼り合わせた壁紙であって、 貼り合わせ用接着材として、炭を微粉砕した炭パウダー
    が混入された接着剤が用いられていることを特徴とする
    壁紙。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の壁紙において、 炭は備長炭を含み、前記炭パウダーは、粒径が0.5μ
    〜20μの範囲であることを特徴とする壁紙。
  10. 【請求項10】請求項7ないし9のいずれかに記載の壁
    紙であって、 前記炭パウダーは、幅91cmの壁紙に対し、1m当り
    1g〜20g含まれていることを特徴とする壁紙。
  11. 【請求項11】請求項7〜10のいずれかに記載の壁紙
    であって、 炭を微粉砕した炭パウダーに代えて、炭を微粉砕した炭
    パウダーおよび活性炭を微粉砕した活性炭パウダーを混
    合した混合炭パウダーを用いたことを特徴とする壁紙。
  12. 【請求項12】請求項7〜11のいずれかに記載の壁紙
    であって、 前記壁紙表層材は麻等の天然繊維およびレーヨンの混紡
    糸からなる織物で構成されていることを特徴とする壁
    紙。
  13. 【請求項13】壁紙表層材に防炎紙または難燃紙を貼り
    合わせる際に、炭を微粉砕した炭パウダーが混入された
    接着剤により貼り合わせることを特徴とする壁紙製造方
    法。
  14. 【請求項14】壁紙表層材に防炎紙または難燃紙を貼り
    合わせる際に、炭を微粉砕した炭パウダーおよび活性炭
    を微粉砕した活性炭パウダーが混入された接着剤により
    貼り合わせることを特徴とする壁紙製造方法。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の壁紙製造方
    法において、 前記接着剤は、粒径が0.5μ〜20μの範囲の炭パウ
    ダーが、接着剤100重量部に対し、5〜25重量部含
    まれていることを特徴とする壁紙製造方法。
  16. 【請求項16】壁紙等を施工現場で施工する際に使用す
    る接着剤であって、 前記接着剤には、接着剤100重量部に対し、炭を微粉
    砕した粒径0.5μ〜20μの範囲の炭パウダーが5〜
    20重量部混入されていることを特徴とする接着剤。
  17. 【請求項17】壁紙等を施工現場で施工する際に使用す
    る接着剤であって、 前記接着剤には、接着剤100重量部に対し、炭を微粉
    砕した粒径0.5μ〜20μの範囲の炭パウダーおよび
    活性炭を微粉砕した粒径0.5μ〜20μの範囲の活性
    炭パウダーが5〜20重量部混入されていることを特徴
    とする接着剤。
  18. 【請求項18】ベースシートの一方面に、炭パウダーを
    含む添加材が付着されていることを特徴とする建材用シ
    ート。
  19. 【請求項19】請求項18記載の建材用シートであっ
    て、 さらに、炭パウダーを含む添加材が付着された面には、
    その上からカバーシートが貼り合わされていることを特
    徴とする建材用シート。
  20. 【請求項20】請求項18または19記載の建材用シー
    トであって、 前記添加材は、炭パウダーおよびバインダを含み、該添
    加材が印刷によりベースシートに付着されていることを
    特徴とする建材用シート。
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