JPH11229164A - TiAlN被膜の除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法 - Google Patents
TiAlN被膜の除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法Info
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- JPH11229164A JPH11229164A JP3101998A JP3101998A JPH11229164A JP H11229164 A JPH11229164 A JP H11229164A JP 3101998 A JP3101998 A JP 3101998A JP 3101998 A JP3101998 A JP 3101998A JP H11229164 A JPH11229164 A JP H11229164A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 母材の表面に荒れを生じさせることなくTi
AlN被膜を効率よく除去できるTiAlN被膜の除去
剤およびこれを使用した除去方法を提供する。 【解決手段】 過酸化水素を含有すると共に、水酸化カ
リウムを7重量%以上含有する水溶液の除去剤に、Ti
AlN被膜を母材にコーティングした部材を浸漬する。
AlN被膜を効率よく除去できるTiAlN被膜の除去
剤およびこれを使用した除去方法を提供する。 【解決手段】 過酸化水素を含有すると共に、水酸化カ
リウムを7重量%以上含有する水溶液の除去剤に、Ti
AlN被膜を母材にコーティングした部材を浸漬する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TiAlN被膜の
除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法
に関する。
除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】高速度工具鋼にTi系被膜をコーティン
グした切削工具は、耐摩耗性に優れるため、近年、多用
されるようになっている。このような切削工具において
は、使用するにしたがって、刃部部分の被膜が他の箇所
の被膜よりも早く摩耗してしまうため、所定時間使用し
たら、被膜を一旦すべて除去し、刃部を研削加工して再
調整した後、再びコーティングすることにより、リサイ
クル利用している。また、被膜コーティング工程におい
て、コーティングされた被膜が規格値から外れてしまっ
た場合には、この被膜をすべて除去した後、再びコーテ
ィングすることにより、リサイクル利用している。
グした切削工具は、耐摩耗性に優れるため、近年、多用
されるようになっている。このような切削工具において
は、使用するにしたがって、刃部部分の被膜が他の箇所
の被膜よりも早く摩耗してしまうため、所定時間使用し
たら、被膜を一旦すべて除去し、刃部を研削加工して再
調整した後、再びコーティングすることにより、リサイ
クル利用している。また、被膜コーティング工程におい
て、コーティングされた被膜が規格値から外れてしまっ
た場合には、この被膜をすべて除去した後、再びコーテ
ィングすることにより、リサイクル利用している。
【0003】このようなリサイクル利用するにあたって
の、Ti系被膜の除去においては、例えば、特開平5−
112885号公報では、重合リン酸アルカリ塩を1〜
20重量%、ヒドロキシカルボネート系有機酸アルカリ
塩の1種以上を1〜10重量%、エチレンジアミン・酢
酸アルカリ塩を2〜15重量%、水酸化アルカリを0.
1〜5重量%、過酸化水素を3〜7重量%含有する混合
水溶液中に、高速度工具鋼の母材にTi系被膜(Ti
N、TiC、TiCN、Ti)をコーティングした切削
工具を10〜40℃の温度範囲で浸漬(12時間)する
ことにより、母材の表面に荒れを生じさせることなくT
i系被膜を除去できることを開示している。
の、Ti系被膜の除去においては、例えば、特開平5−
112885号公報では、重合リン酸アルカリ塩を1〜
20重量%、ヒドロキシカルボネート系有機酸アルカリ
塩の1種以上を1〜10重量%、エチレンジアミン・酢
酸アルカリ塩を2〜15重量%、水酸化アルカリを0.
1〜5重量%、過酸化水素を3〜7重量%含有する混合
水溶液中に、高速度工具鋼の母材にTi系被膜(Ti
N、TiC、TiCN、Ti)をコーティングした切削
工具を10〜40℃の温度範囲で浸漬(12時間)する
ことにより、母材の表面に荒れを生じさせることなくT
i系被膜を除去できることを開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TiA
lN被膜をコーティングしたものにおいては、特開平5
−112885号公報に開示されたようにして(60時
間浸漬)当該被膜を除去しようとしても、除去すること
ができなかった。
lN被膜をコーティングしたものにおいては、特開平5
−112885号公報に開示されたようにして(60時
間浸漬)当該被膜を除去しようとしても、除去すること
ができなかった。
【0005】このようなことから、本発明は、母材の表
面に荒れを生じさせることなくTiAlN被膜を効率よ
く除去することができるTiAlN被膜の除去剤および
これを使用するTiAlN被膜の除去方法を提供するこ
とを目的とした。
面に荒れを生じさせることなくTiAlN被膜を効率よ
く除去することができるTiAlN被膜の除去剤および
これを使用するTiAlN被膜の除去方法を提供するこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるTiAlN被膜の除去剤は、過酸
化水素を含有すると共に、水酸化カリウムを5重量%を
越えて含有する水溶液であることを特徴とする。
ための、本発明によるTiAlN被膜の除去剤は、過酸
化水素を含有すると共に、水酸化カリウムを5重量%を
越えて含有する水溶液であることを特徴とする。
【0007】また、前述した課題を解決するための、本
発明によるTiAlN被膜の除去方法は、TiAlN被
膜をコーティングした部材を上述のTiAlN被膜の除
去剤に浸漬して当該部材から当該TiAlN被膜を除去
することを特徴とする。
発明によるTiAlN被膜の除去方法は、TiAlN被
膜をコーティングした部材を上述のTiAlN被膜の除
去剤に浸漬して当該部材から当該TiAlN被膜を除去
することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるTiAlN被膜の除
去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法の
実施の形態を以下に説明する。
去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法の
実施の形態を以下に説明する。
【0009】本発明によるTiAlN被膜の除去剤は、
過酸化水素を含有すると共に、水酸化カリウムを5重量
%を越えて含有する水溶液である。
過酸化水素を含有すると共に、水酸化カリウムを5重量
%を越えて含有する水溶液である。
【0010】このような除去剤を用いて、TiAlN被
膜をコーティングした部材からTiAlN被膜を除去す
るには、当該部材を当該除去剤に浸漬することにより、
母材の表面に荒れを生じさせることなくTiAlN被膜
を効率よく(母材の形状や膜厚により異なるが、30〜
60時間程度)除去することができる。
膜をコーティングした部材からTiAlN被膜を除去す
るには、当該部材を当該除去剤に浸漬することにより、
母材の表面に荒れを生じさせることなくTiAlN被膜
を効率よく(母材の形状や膜厚により異なるが、30〜
60時間程度)除去することができる。
【0011】ここで、除去剤中の水酸化カリウムの濃度
が5重量%以下であると、母材の表面に荒れを生じさせ
ることはないものの、TiAlN被膜を効率よく除去す
ることができない。
が5重量%以下であると、母材の表面に荒れを生じさせ
ることはないものの、TiAlN被膜を効率よく除去す
ることができない。
【0012】一方、水酸化カリウムに代えて水酸化ナト
リウムを5重量%を越えて用いると、TiAlN被膜を
効率よく除去することができるものの、母材の表面に荒
れを生じてしまい、リコーティングの際の母材に対する
TiAlN被膜の密着力が低下してしまう。
リウムを5重量%を越えて用いると、TiAlN被膜を
効率よく除去することができるものの、母材の表面に荒
れを生じてしまい、リコーティングの際の母材に対する
TiAlN被膜の密着力が低下してしまう。
【0013】また、TiAlN被膜を除去するにあたっ
て、除去剤の温度が10℃未満であると被膜除去速度が
低下し、80℃を越えると除去剤の自己反応により当該
除去剤の濃度が急速に変わり除去速度を維持できなくな
ることから、除去剤を10〜80℃の温度で保持して処
理すると好ましい。特に、除去剤が40℃以上である
と、40℃未満の場合よりもさらに効率よく除去するこ
とができる。
て、除去剤の温度が10℃未満であると被膜除去速度が
低下し、80℃を越えると除去剤の自己反応により当該
除去剤の濃度が急速に変わり除去速度を維持できなくな
ることから、除去剤を10〜80℃の温度で保持して処
理すると好ましい。特に、除去剤が40℃以上である
と、40℃未満の場合よりもさらに効率よく除去するこ
とができる。
【0014】また、除去剤中の過酸化水素の含有濃度
は、特に限定されることはないものの、0.1〜60%
の範囲内であると好ましい。
は、特に限定されることはないものの、0.1〜60%
の範囲内であると好ましい。
【0015】なお、前述した特開平5−112885号
公報では、除去剤中の水酸化アルカリの濃度が5重量%
以上になると、除去速度が遅くなると共に母材の表面が
黒く変色してしまう旨を述べているが、TiAlN被膜
において水酸化カリウムを用いた場合には、そのような
現象が起きず、良好な結果を得ることができる。
公報では、除去剤中の水酸化アルカリの濃度が5重量%
以上になると、除去速度が遅くなると共に母材の表面が
黒く変色してしまう旨を述べているが、TiAlN被膜
において水酸化カリウムを用いた場合には、そのような
現象が起きず、良好な結果を得ることができる。
【0016】
【実施例】本発明によるTiAlN被膜の除去剤および
これを使用するTiAlN被膜の除去方法の効果を確認
するため、前述した実施の形態に基づいて以下のような
確認試験を行った。
これを使用するTiAlN被膜の除去方法の効果を確認
するため、前述した実施の形態に基づいて以下のような
確認試験を行った。
【0017】[試験例1] <試験方法>TiAlN被膜をコーティング(膜厚:6
μm)した高速度工具鋼の単刃を、過酸化水素を9重量
%含有し、水酸化カリウムを7重量%含有する水溶液の
除去剤(100cc)に浸漬(温度:反応熱によって4
0℃に昇温)する。なお、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを常に上記濃度となるように、過酸化水素および水
酸化カリウムを適宜補充する。
μm)した高速度工具鋼の単刃を、過酸化水素を9重量
%含有し、水酸化カリウムを7重量%含有する水溶液の
除去剤(100cc)に浸漬(温度:反応熱によって4
0℃に昇温)する。なお、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを常に上記濃度となるように、過酸化水素および水
酸化カリウムを適宜補充する。
【0018】<試験結果>上述した状態で30時間浸漬
したところ、母材の表面に荒れを生じさせることなくT
iAlN被膜を完全に除去することができた。
したところ、母材の表面に荒れを生じさせることなくT
iAlN被膜を完全に除去することができた。
【0019】[試験例2] <試験方法>TiAlN被膜をコーティングした(膜
厚:4μm)高速度工具鋼の平板(サイズ:20×20
×5mm)を、過酸化水素を19重量%含有し、水酸化
カリウムを13重量%含有する水溶液の除去剤(100
cc)に浸漬(温度:反応熱によって40℃に昇温,時
間:6時間)する。なお、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを常に上記濃度となるように、過酸化水素および水
酸化カリウムを適宜補充する。
厚:4μm)高速度工具鋼の平板(サイズ:20×20
×5mm)を、過酸化水素を19重量%含有し、水酸化
カリウムを13重量%含有する水溶液の除去剤(100
cc)に浸漬(温度:反応熱によって40℃に昇温,時
間:6時間)する。なお、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを常に上記濃度となるように、過酸化水素および水
酸化カリウムを適宜補充する。
【0020】<試験結果>試験終了後、除去剤から取り
出し、蛍光X線による膜厚計を用いて、残留しているT
iAlN被膜の厚さを計測して被膜除去速度を求めたと
ころ、0.26μm/hであった。
出し、蛍光X線による膜厚計を用いて、残留しているT
iAlN被膜の厚さを計測して被膜除去速度を求めたと
ころ、0.26μm/hであった。
【0021】[試験例3] <試験方法>TiAlN被膜を刃部にコーティング(膜
厚:2〜8μm)した高速度工具鋼のホブ(外径:75
mm,長さ150mm)を、過酸化水素を19重量%含
有し、水酸化カリウムを13重量%含有する水溶液の除
去剤(10リットル)に浸漬(温度:40℃以上に保
持)する。なお、過酸化水素および水酸化カリウムを常
に上記濃度となるように、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを適宜補充する。
厚:2〜8μm)した高速度工具鋼のホブ(外径:75
mm,長さ150mm)を、過酸化水素を19重量%含
有し、水酸化カリウムを13重量%含有する水溶液の除
去剤(10リットル)に浸漬(温度:40℃以上に保
持)する。なお、過酸化水素および水酸化カリウムを常
に上記濃度となるように、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを適宜補充する。
【0022】<試験結果>上述した状態で60時間浸漬
したところ、母材の表面に荒れを生じさせることなくT
iAlN被膜を完全に除去することができた。
したところ、母材の表面に荒れを生じさせることなくT
iAlN被膜を完全に除去することができた。
【0023】[比較例1] <試験方法>TiAlN被膜をコーティングした(膜
厚:4μm)高速度工具鋼の平板(サイズ:20×20
×5mm)を、過酸化水素を10重量%含有し、水酸化
カリウムを1重量%含有する水溶液(800cc)に浸
漬(温度:反応熱によって40℃に昇温,時間:12時
間)する。なお、過酸化水素および水酸化カリウムを常
に上記濃度となるように、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを適宜補充する。
厚:4μm)高速度工具鋼の平板(サイズ:20×20
×5mm)を、過酸化水素を10重量%含有し、水酸化
カリウムを1重量%含有する水溶液(800cc)に浸
漬(温度:反応熱によって40℃に昇温,時間:12時
間)する。なお、過酸化水素および水酸化カリウムを常
に上記濃度となるように、過酸化水素および水酸化カリ
ウムを適宜補充する。
【0024】<試験結果>試験終了後、除去剤から取り
出したところ、TiAlN被膜が残留していた。そこ
で、蛍光X線による膜厚計を用いて、残留しているTi
AlN被膜の厚さを計測して被膜除去速度を求めたとこ
ろ、0.07μm/hであった。
出したところ、TiAlN被膜が残留していた。そこ
で、蛍光X線による膜厚計を用いて、残留しているTi
AlN被膜の厚さを計測して被膜除去速度を求めたとこ
ろ、0.07μm/hであった。
【0025】なお、TiAlN被膜に代えてTiN被膜
を適用して上述と同様な条件で被膜除去速度を求めたと
ころ、0.28μm/hであった。
を適用して上述と同様な条件で被膜除去速度を求めたと
ころ、0.28μm/hであった。
【0026】[比較例2] <試験方法>TiAlN被膜をコーティングした(膜
厚:4μm)高速度工具鋼の平板(サイズ:10×10
×5mm)を、過酸化水素を26重量%含有し、水酸化
ナトリウムを3重量%含有する水溶液(1リットル)に
浸漬(温度:35℃で保持,時間:72時間)する。な
お、過酸化水素および水酸化ナトリウムを常に上記濃度
となるように、過酸化水素および水酸化ナトリウムを適
宜補充する。
厚:4μm)高速度工具鋼の平板(サイズ:10×10
×5mm)を、過酸化水素を26重量%含有し、水酸化
ナトリウムを3重量%含有する水溶液(1リットル)に
浸漬(温度:35℃で保持,時間:72時間)する。な
お、過酸化水素および水酸化ナトリウムを常に上記濃度
となるように、過酸化水素および水酸化ナトリウムを適
宜補充する。
【0027】<試験結果>試験終了後、除去剤から取り
出したところ、TiAlN被膜が残留していた。そこ
で、蛍光X線による膜厚計を用いて、残留しているTi
AlN被膜の厚さを計測して被膜除去速度を求めたとこ
ろ、0.06μm/hであった。
出したところ、TiAlN被膜が残留していた。そこ
で、蛍光X線による膜厚計を用いて、残留しているTi
AlN被膜の厚さを計測して被膜除去速度を求めたとこ
ろ、0.06μm/hであった。
【0028】
【発明の効果】本発明によるTiAlN被膜の除去剤
は、過酸化水素を含有すると共に、水酸化カリウムを5
重量%を越えて含有する水溶液であることから、TiA
lN被膜を母材にコーティングした部材を浸漬すれば、
母材の表面に荒れを生じさせることなくTiAlN被膜
を効率よく除去することができる。
は、過酸化水素を含有すると共に、水酸化カリウムを5
重量%を越えて含有する水溶液であることから、TiA
lN被膜を母材にコーティングした部材を浸漬すれば、
母材の表面に荒れを生じさせることなくTiAlN被膜
を効率よく除去することができる。
【0029】また、本発明によるTiAlN被膜の除去
方法は、TiAlN被膜を母材にコーティングした部材
を上述のTiAlN被膜の除去剤に浸漬して当該部材か
ら当該TiAlN被膜を除去するので、母材の表面に荒
れを生じさせることなくTiAlN被膜を効率よく除去
することができる。
方法は、TiAlN被膜を母材にコーティングした部材
を上述のTiAlN被膜の除去剤に浸漬して当該部材か
ら当該TiAlN被膜を除去するので、母材の表面に荒
れを生じさせることなくTiAlN被膜を効率よく除去
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 聡 滋賀県栗太郡栗東町六地蔵130番地 三菱 重工業株式会社京都精機製作所内 (72)発明者 小林 敏郎 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 過酸化水素を含有すると共に、水酸化カ
リウムを5重量%を越えて含有する水溶液であることを
特徴とするTiAlN被膜の除去剤。 - 【請求項2】 TiAlN被膜をコーティングした部材
を請求項1に記載のTiAlN被膜の除去剤に浸漬して
当該部材から当該TiAlN被膜を除去することを特徴
とするTiAlN被膜の除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101998A JPH11229164A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | TiAlN被膜の除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101998A JPH11229164A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | TiAlN被膜の除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229164A true JPH11229164A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12319822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3101998A Withdrawn JPH11229164A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | TiAlN被膜の除去剤およびこれを使用するTiAlN被膜の除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11229164A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7964085B1 (en) | 2002-11-25 | 2011-06-21 | Applied Materials, Inc. | Electrochemical removal of tantalum-containing materials |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP3101998A patent/JPH11229164A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7964085B1 (en) | 2002-11-25 | 2011-06-21 | Applied Materials, Inc. | Electrochemical removal of tantalum-containing materials |
US9068273B2 (en) | 2002-11-25 | 2015-06-30 | Quantum Global Technologies LLC | Electrochemical removal of tantalum-containing materials |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |