JPH11227502A - 電車線支持碍子 - Google Patents
電車線支持碍子Info
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- JPH11227502A JPH11227502A JP3074598A JP3074598A JPH11227502A JP H11227502 A JPH11227502 A JP H11227502A JP 3074598 A JP3074598 A JP 3074598A JP 3074598 A JP3074598 A JP 3074598A JP H11227502 A JPH11227502 A JP H11227502A
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- insulator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分な機械的強度を有し、かつ軽量化された
電車線用支持碍子を提供すること。 【解決手段】 碍子本体12と、碍子本体の長さ方向一
端側に設けられる第1フランジ部材13と、碍子本体1
2の長さ方向他端側に設けられる第2フランジ部材14
とを樹脂によって一体成形する。これによって、全体の
重量を著しく軽減でき、しかも、これら碍子本体12、
第1フランジ部材13および第2フランジ部材14を一
体に成形することによって、全体として十分な機械的強
度を確保できる。そのため、第1フランジ部材13を樹
脂製としても、電車線を角度変更可能に固定して支持す
るための機械的強度を確保することができる。
電車線用支持碍子を提供すること。 【解決手段】 碍子本体12と、碍子本体の長さ方向一
端側に設けられる第1フランジ部材13と、碍子本体1
2の長さ方向他端側に設けられる第2フランジ部材14
とを樹脂によって一体成形する。これによって、全体の
重量を著しく軽減でき、しかも、これら碍子本体12、
第1フランジ部材13および第2フランジ部材14を一
体に成形することによって、全体として十分な機械的強
度を確保できる。そのため、第1フランジ部材13を樹
脂製としても、電車線を角度変更可能に固定して支持す
るための機械的強度を確保することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車線用支持碍
子、詳しくは、モノレールなどの電車線を支持するため
の碍子に関する。
子、詳しくは、モノレールなどの電車線を支持するため
の碍子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、走行中の電車への給電は、電
車の走行軌道に沿って設けられる電車線を、電車に備え
られる集電器と接触させることにより行なっている。こ
の場合、電車走行中において、集電器の特定の部分のみ
がいつも電車線に接触していたのでは磨耗による損傷が
早いため、電車線を、その電車線の延びる方向において
蛇行状に設けることによって、集電器における電車線と
の接触部分が常に変更されるようにしている。
車の走行軌道に沿って設けられる電車線を、電車に備え
られる集電器と接触させることにより行なっている。こ
の場合、電車走行中において、集電器の特定の部分のみ
がいつも電車線に接触していたのでは磨耗による損傷が
早いため、電車線を、その電車線の延びる方向において
蛇行状に設けることによって、集電器における電車線と
の接触部分が常に変更されるようにしている。
【0003】このように、電車線を蛇行状に設けるため
に使用される電車線支持碍子としては、たとえば、特開
昭63−242743号公報に記載されるものが知られ
ている。この電車線支持碍子は、図13に示すように、
磁器製の中実状の碍子本体2と、この碍子本体2の長さ
方向一端側に設けられる金属製の第1フランジ部材3
と、碍子本体2の長さ方向他端側に設けられる金属製の
第2フランジ部材4と、第2フランジ部材4との間で電
車線を挟んで固定する固定部材5とを備えており、第1
フランジ部材3と第2フランジ部材4とは、碍子本体2
にセメントによって固着されている。
に使用される電車線支持碍子としては、たとえば、特開
昭63−242743号公報に記載されるものが知られ
ている。この電車線支持碍子は、図13に示すように、
磁器製の中実状の碍子本体2と、この碍子本体2の長さ
方向一端側に設けられる金属製の第1フランジ部材3
と、碍子本体2の長さ方向他端側に設けられる金属製の
第2フランジ部材4と、第2フランジ部材4との間で電
車線を挟んで固定する固定部材5とを備えており、第1
フランジ部材3と第2フランジ部材4とは、碍子本体2
にセメントによって固着されている。
【0004】第2フランジ部材4には、円弧状の2つの
長孔6が、この第2フランジ部材4の中心部を挟んでそ
れぞれ形成されるとともに、固定部材5は、この第2フ
ランジ部材4の2つの長孔6に対向して2部材として設
けられ、それぞれその長さ方向に沿った長孔7が形成さ
れている。そして、第1フランジ部材3を、電車の走行
軌道内に設けられる桁に取り付けるとともに、ボルト8
およびナット9を介して、固定部材5を第2フランジ部
材4に対して、スライド自在に取り付けて、この固定部
材5と第2フランジ部材4との間で、電車線を第2フラ
ンジ部材4に対して角度変更可能に固定できるようにし
ている。これによって、電車線は、その電車線の延びる
方向において蛇行状に設けられる。
長孔6が、この第2フランジ部材4の中心部を挟んでそ
れぞれ形成されるとともに、固定部材5は、この第2フ
ランジ部材4の2つの長孔6に対向して2部材として設
けられ、それぞれその長さ方向に沿った長孔7が形成さ
れている。そして、第1フランジ部材3を、電車の走行
軌道内に設けられる桁に取り付けるとともに、ボルト8
およびナット9を介して、固定部材5を第2フランジ部
材4に対して、スライド自在に取り付けて、この固定部
材5と第2フランジ部材4との間で、電車線を第2フラ
ンジ部材4に対して角度変更可能に固定できるようにし
ている。これによって、電車線は、その電車線の延びる
方向において蛇行状に設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
車線支持碍子は、電車線を角度変更可能に固定するため
に、桁に取り付けるための第1フランジ部材3を、金属
製としてしかもその形状を大きくして機械的強度を確保
する必要があった。そのため、全体の重量が非常に重く
なるという不具合があった。
車線支持碍子は、電車線を角度変更可能に固定するため
に、桁に取り付けるための第1フランジ部材3を、金属
製としてしかもその形状を大きくして機械的強度を確保
する必要があった。そのため、全体の重量が非常に重く
なるという不具合があった。
【0006】それゆえに、本発明の主たる目的は、十分
な機械的強度を有し、かつ軽量化された電車線用支持碍
子を提供することにある。
な機械的強度を有し、かつ軽量化された電車線用支持碍
子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、碍子本体と、前記碍子本
体の長さ方向一端側に設けられる第1フランジ部材と、
前記碍子本体の長さ方向他端側に設けられる第2フラン
ジ部材と、前記第2フランジ部材との間で電車線を挟
み、かつ前記電車線を前記第2フランジ部材に対して角
度変更可能に固定できる固定部材とを備える電車線支持
碍子であって、前記碍子本体、前記第1フランジ部材お
よび前記第2フランジ部材が、樹脂によって一体成形さ
れていることを特徴としている。
に、請求項1に記載の発明は、碍子本体と、前記碍子本
体の長さ方向一端側に設けられる第1フランジ部材と、
前記碍子本体の長さ方向他端側に設けられる第2フラン
ジ部材と、前記第2フランジ部材との間で電車線を挟
み、かつ前記電車線を前記第2フランジ部材に対して角
度変更可能に固定できる固定部材とを備える電車線支持
碍子であって、前記碍子本体、前記第1フランジ部材お
よび前記第2フランジ部材が、樹脂によって一体成形さ
れていることを特徴としている。
【0008】このような構成によると、碍子本体、第1
フランジ部材および第2フランジ部材が、樹脂で成形さ
れているので、全体の重量が著しく軽減され、しかも、
これら碍子本体、第1フランジ部材および第2フランジ
部材を一体に成形することによって、全体として十分な
機械的強度を確保できる。そのため、第1フランジ部材
を樹脂製としても、電車線を角度変更可能に固定して支
持するための機械的強度を確保することができる。
フランジ部材および第2フランジ部材が、樹脂で成形さ
れているので、全体の重量が著しく軽減され、しかも、
これら碍子本体、第1フランジ部材および第2フランジ
部材を一体に成形することによって、全体として十分な
機械的強度を確保できる。そのため、第1フランジ部材
を樹脂製としても、電車線を角度変更可能に固定して支
持するための機械的強度を確保することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記碍子本体は、中心部分に空
間が形成される形状とされていることを特徴としてい
る。碍子本体の中心部分に空間が形成されるようにすれ
ば、さらなる軽量化を図ることができ、しかも、この場
合においても、これら碍子本体、第1フランジ部材およ
び第2フランジ部材は一体に成形されているので、機械
的強度が低下することはない。
に記載の発明において、前記碍子本体は、中心部分に空
間が形成される形状とされていることを特徴としてい
る。碍子本体の中心部分に空間が形成されるようにすれ
ば、さらなる軽量化を図ることができ、しかも、この場
合においても、これら碍子本体、第1フランジ部材およ
び第2フランジ部材は一体に成形されているので、機械
的強度が低下することはない。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、前記碍子本体は、前記第1フ
ランジ部材から前記第2フランジ部材に向かう方向にお
いて、次第にその幅が狭くなる形状とされていることを
特徴としている。このような形状では、第1フランジ部
材側が太く、第2フランジ部材側が細くなるので、電車
線を角度変更可能に固定して支持するための機械的強度
をさらに向上させることができる。
2に記載の発明において、前記碍子本体は、前記第1フ
ランジ部材から前記第2フランジ部材に向かう方向にお
いて、次第にその幅が狭くなる形状とされていることを
特徴としている。このような形状では、第1フランジ部
材側が太く、第2フランジ部材側が細くなるので、電車
線を角度変更可能に固定して支持するための機械的強度
をさらに向上させることができる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明において、前記碍子本
体には、前記碍子本体の長さ方向と略直交する方向に延
びるリブが、前記碍子本体の長さ方向途中に一体に成形
されていることを特徴としている。このようなリブが形
成されることにより、全体としての機械的強度を向上さ
せることができるとともに、第2フランジ部材から第1
フランジ部材に至る表面漏洩距離を長くすることがで
き、絶縁性を高めることができる。
ないし3のいずれかに記載の発明において、前記碍子本
体には、前記碍子本体の長さ方向と略直交する方向に延
びるリブが、前記碍子本体の長さ方向途中に一体に成形
されていることを特徴としている。このようなリブが形
成されることにより、全体としての機械的強度を向上さ
せることができるとともに、第2フランジ部材から第1
フランジ部材に至る表面漏洩距離を長くすることがで
き、絶縁性を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電車線支持碍子
の一実施形態を示す斜視図、図2は、図1の要部上面
図、図3は、図1の側面図、図4は、図1の底面図であ
る。図1ないし図4に示す電車線支持碍子11は、跨座
式モノレールの電車線を支持するために用いられる。図
1ないし図4において、この電車線支持碍子11は、碍
子本体12と、碍子本体12の長さ方向一端側に設けら
れる第1フランジ部材13と、碍子本体12の長さ方向
他端側に設けられる第2フランジ部材14と、第2フラ
ンジ部材14との間で電車線を挟み、かつ電車線を第2
フランジ部材14に対して角度変更可能に固定できる固
定部材15とを備えている。
の一実施形態を示す斜視図、図2は、図1の要部上面
図、図3は、図1の側面図、図4は、図1の底面図であ
る。図1ないし図4に示す電車線支持碍子11は、跨座
式モノレールの電車線を支持するために用いられる。図
1ないし図4において、この電車線支持碍子11は、碍
子本体12と、碍子本体12の長さ方向一端側に設けら
れる第1フランジ部材13と、碍子本体12の長さ方向
他端側に設けられる第2フランジ部材14と、第2フラ
ンジ部材14との間で電車線を挟み、かつ電車線を第2
フランジ部材14に対して角度変更可能に固定できる固
定部材15とを備えている。
【0013】第1フランジ部材13は、図4に示すよう
に、長さ方向の先端がやや細くなるような長方形の板状
をなし、その長さ方向中央部には、次に述べる碍子本体
12の中空空間19に貫通する円形の貫通孔18が形成
されるとともに、その貫通孔18を挟んだ長さ方向両側
には、複数の取付け孔16が、第1フランジ部材13の
長さ方向に沿ってそれぞれ形成されている。第1フラン
ジ部材13は、この取付け孔16に挿入される図示しな
い取付け用のボルトを介して、モノレールの走行軌道内
に設けられる桁に取り付けられる。
に、長さ方向の先端がやや細くなるような長方形の板状
をなし、その長さ方向中央部には、次に述べる碍子本体
12の中空空間19に貫通する円形の貫通孔18が形成
されるとともに、その貫通孔18を挟んだ長さ方向両側
には、複数の取付け孔16が、第1フランジ部材13の
長さ方向に沿ってそれぞれ形成されている。第1フラン
ジ部材13は、この取付け孔16に挿入される図示しな
い取付け用のボルトを介して、モノレールの走行軌道内
に設けられる桁に取り付けられる。
【0014】碍子本体12は、図3に示すように、長さ
方向の中心部分に中空空間19が形成される略円筒形状
をなし、かつ第1フランジ部材13から第2フランジ部
材14に向かう方向において、次第にその幅が狭くなる
テーパ形状とされている。また、碍子本体12の外周に
は、碍子本体12の長さ方向と略直交する方向に延びる
円板状のリブ17が、その碍子本体12の長さ方向途中
において、略等間隔を隔てて複数成形されている。
方向の中心部分に中空空間19が形成される略円筒形状
をなし、かつ第1フランジ部材13から第2フランジ部
材14に向かう方向において、次第にその幅が狭くなる
テーパ形状とされている。また、碍子本体12の外周に
は、碍子本体12の長さ方向と略直交する方向に延びる
円板状のリブ17が、その碍子本体12の長さ方向途中
において、略等間隔を隔てて複数成形されている。
【0015】第2フランジ部材13は、略長方形の板状
をなし、図3に示すように、碍子本体12の中空空間1
9を覆っている。この第2フランジ部材13には、図2
に示すように、長さ方向両側部に、その長さ方向中央部
を中心とした円弧状の長孔20が、それぞれ形成されて
いる。また、固定部材15は、図2に示すように、第2
フランジ部材14に形成される2つの長孔20にそれぞ
れ対向するように、2部材として形成されており、各固
定部材15は、図1および図3に示すように、その内側
の端部に電車線を挟むための段部21が形成されるとと
もに、長さ方向に沿って、長孔22が形成されている。
をなし、図3に示すように、碍子本体12の中空空間1
9を覆っている。この第2フランジ部材13には、図2
に示すように、長さ方向両側部に、その長さ方向中央部
を中心とした円弧状の長孔20が、それぞれ形成されて
いる。また、固定部材15は、図2に示すように、第2
フランジ部材14に形成される2つの長孔20にそれぞ
れ対向するように、2部材として形成されており、各固
定部材15は、図1および図3に示すように、その内側
の端部に電車線を挟むための段部21が形成されるとと
もに、長さ方向に沿って、長孔22が形成されている。
【0016】そして、第2フランジ部材14の上面と各
固定部材15の段部21との間に電車線を挟み込んで、
各固定部材15の長孔22と、第2フランジ部材14に
形成される各長孔20とに、それぞれボルト23を挿通
して、それぞれをナット24で止めることによって、電
車線をこの電車線支持碍子11に固定するようにしてい
る。このとき、第2フランジ部材14の各長孔20が円
弧状に形成され、各固定部材15の長孔22が長さ方向
に沿って形成されているため、第2フランジ部材14に
対して、各固定部材15は、第2フランジ部材14の中
央部を中心とした円の軌跡が描かれる方向にスライド可
能に固定することができ、そのため、電車線をこの第2
フランジ部材14に対して、適宜角度を変更して固定す
ることができる。これによって、電車線は、その電車線
の延びる方向において蛇行状に設けることができる。
固定部材15の段部21との間に電車線を挟み込んで、
各固定部材15の長孔22と、第2フランジ部材14に
形成される各長孔20とに、それぞれボルト23を挿通
して、それぞれをナット24で止めることによって、電
車線をこの電車線支持碍子11に固定するようにしてい
る。このとき、第2フランジ部材14の各長孔20が円
弧状に形成され、各固定部材15の長孔22が長さ方向
に沿って形成されているため、第2フランジ部材14に
対して、各固定部材15は、第2フランジ部材14の中
央部を中心とした円の軌跡が描かれる方向にスライド可
能に固定することができ、そのため、電車線をこの第2
フランジ部材14に対して、適宜角度を変更して固定す
ることができる。これによって、電車線は、その電車線
の延びる方向において蛇行状に設けることができる。
【0017】このように構成される本実施形態の電車線
支持碍子11において、碍子本体12、リブ17、第1
フランジ部材13および第2フランジ部材14は、樹脂
によって一体成形されている。樹脂としては、エポキシ
樹脂が使用されているが、フィラーや強化繊維を含んで
いてもよい。碍子本体12、第1フランジ部材13およ
び第2フランジ部材14を、樹脂により成形すること
で、従来のように第1フランジ部材および第2フランジ
部材を金属製とするものに比べ、全体の重量を著しく軽
減でき、しかも、これら碍子本体12、第1フランジ部
材13および第2フランジ部材14を一体に成形するこ
とによって、全体として十分な機械的強度を確保でき
る。そのため、第1フランジ部材14を樹脂製として
も、電車線を角度変更可能に固定して支持するための機
械的強度を十分に確保することができる。
支持碍子11において、碍子本体12、リブ17、第1
フランジ部材13および第2フランジ部材14は、樹脂
によって一体成形されている。樹脂としては、エポキシ
樹脂が使用されているが、フィラーや強化繊維を含んで
いてもよい。碍子本体12、第1フランジ部材13およ
び第2フランジ部材14を、樹脂により成形すること
で、従来のように第1フランジ部材および第2フランジ
部材を金属製とするものに比べ、全体の重量を著しく軽
減でき、しかも、これら碍子本体12、第1フランジ部
材13および第2フランジ部材14を一体に成形するこ
とによって、全体として十分な機械的強度を確保でき
る。そのため、第1フランジ部材14を樹脂製として
も、電車線を角度変更可能に固定して支持するための機
械的強度を十分に確保することができる。
【0018】また、碍子本体12は、長さ方向の中心部
分に中空空間19が形成されているので、さらなる軽量
化が図られており、しかも、この場合においても、これ
ら碍子本体12、第1フランジ部材13および第2フラ
ンジ部材14は一体に成形されているので、機械的強度
が低下することはない。なお、碍子本体12の中空空間
19は、第1フランジ部材13の貫通孔18によって、
その下側を開放する一方で、第2フランジ部材14によ
って、その上側を覆うようにして、言い換えると、中空
空間19の下側のみを貫通させ、上側を閉鎖するような
形状として、機械的強度を十分に確保できるようにして
いる。
分に中空空間19が形成されているので、さらなる軽量
化が図られており、しかも、この場合においても、これ
ら碍子本体12、第1フランジ部材13および第2フラ
ンジ部材14は一体に成形されているので、機械的強度
が低下することはない。なお、碍子本体12の中空空間
19は、第1フランジ部材13の貫通孔18によって、
その下側を開放する一方で、第2フランジ部材14によ
って、その上側を覆うようにして、言い換えると、中空
空間19の下側のみを貫通させ、上側を閉鎖するような
形状として、機械的強度を十分に確保できるようにして
いる。
【0019】また、碍子本体12は、第1フランジ部材
13から第2フランジ部材14に向かう方向において、
次第にその幅が狭くなるテーパ形状とされているため、
第1フランジ部材13側が太く、第2フランジ部材14
側が細くなるので、電車線を角度変更可能に固定して支
持するための機械的強度をさらに向上させている。さら
に、碍子本体12の外周には、円板状のリブ17が一体
に形成されているため、全体としての機械的強度を向上
させることができるとともに、第2フランジ部材14か
ら第1フランジ部材13に至る表面漏洩距離を長くする
ことができ、絶縁性を高めることができる。なお、この
リブ17は、本実施形態では碍子本体12に一体に形成
されているが、たとえば、シリコーンゴム等の別部材と
して設けてもよい。
13から第2フランジ部材14に向かう方向において、
次第にその幅が狭くなるテーパ形状とされているため、
第1フランジ部材13側が太く、第2フランジ部材14
側が細くなるので、電車線を角度変更可能に固定して支
持するための機械的強度をさらに向上させている。さら
に、碍子本体12の外周には、円板状のリブ17が一体
に形成されているため、全体としての機械的強度を向上
させることができるとともに、第2フランジ部材14か
ら第1フランジ部材13に至る表面漏洩距離を長くする
ことができ、絶縁性を高めることができる。なお、この
リブ17は、本実施形態では碍子本体12に一体に形成
されているが、たとえば、シリコーンゴム等の別部材と
して設けてもよい。
【0020】また、図5は、本発明の電車線支持碍子の
他の実施形態を示す斜視図、図6は、図5の要部上面
図、図7は、図5の側面図、図8は、図5の底面図であ
る。この図5ないし図8に示す電車線支持碍子31は、
前述した図1ないし図4に示す電車線支持碍子11と同
様に、碍子本体32と、碍子本体32の長さ方向一端側
に設けられる第1フランジ部材33と、碍子本体32の
長さ方向他端側に設けられる第2フランジ部材34と、
第2フランジ部材34との間で電車線を挟み、かつ電車
線を第2フランジ部材34に対して角度変更可能に固定
できる固定部材35とを備えている。
他の実施形態を示す斜視図、図6は、図5の要部上面
図、図7は、図5の側面図、図8は、図5の底面図であ
る。この図5ないし図8に示す電車線支持碍子31は、
前述した図1ないし図4に示す電車線支持碍子11と同
様に、碍子本体32と、碍子本体32の長さ方向一端側
に設けられる第1フランジ部材33と、碍子本体32の
長さ方向他端側に設けられる第2フランジ部材34と、
第2フランジ部材34との間で電車線を挟み、かつ電車
線を第2フランジ部材34に対して角度変更可能に固定
できる固定部材35とを備えている。
【0021】第2フランジ部材34には、図5および図
6に示すように、前述の電車線支持碍子11と同様に、
長さ方向両側部に、その長さ方向中央部を中心とした円
弧状の長孔36がそれぞれ形成されるとともに、固定部
材35は、第2フランジ部材34に形成される2つの長
孔36にそれぞれ対向するように、2部材として形成さ
れており、各固定部材35は、図5および図7に示すよ
うに、その内側の端部に電車線を挟むための段部37が
形成されるとともに、長さ方向に沿って、長孔38が形
成されている。そのため、前述した図1ないし図4に示
す電車線支持碍子11と同様に、第2フランジ部材34
の上面と各固定部材35の段部37との間に電車線を挟
み込んで、各固定部材35の長孔38と、第2フランジ
部材34に形成される各長孔36とに、それぞれボルト
39を挿通して、それぞれをナット40で止めることに
よって、各固定部材35を、第2フランジ部材34の中
央部を中心とした円の軌跡が描かれる方向にスライド可
能に取り付けることができ、電車線を、その電車線の延
びる方向において蛇行状に設けることができるようにさ
れている。
6に示すように、前述の電車線支持碍子11と同様に、
長さ方向両側部に、その長さ方向中央部を中心とした円
弧状の長孔36がそれぞれ形成されるとともに、固定部
材35は、第2フランジ部材34に形成される2つの長
孔36にそれぞれ対向するように、2部材として形成さ
れており、各固定部材35は、図5および図7に示すよ
うに、その内側の端部に電車線を挟むための段部37が
形成されるとともに、長さ方向に沿って、長孔38が形
成されている。そのため、前述した図1ないし図4に示
す電車線支持碍子11と同様に、第2フランジ部材34
の上面と各固定部材35の段部37との間に電車線を挟
み込んで、各固定部材35の長孔38と、第2フランジ
部材34に形成される各長孔36とに、それぞれボルト
39を挿通して、それぞれをナット40で止めることに
よって、各固定部材35を、第2フランジ部材34の中
央部を中心とした円の軌跡が描かれる方向にスライド可
能に取り付けることができ、電車線を、その電車線の延
びる方向において蛇行状に設けることができるようにさ
れている。
【0022】また、碍子本体32は、図1ないし図4に
示す電車線支持碍子11のように円筒形状ではなく、図
5および図7から明らかなように、略長方形状の2つの
板状体からなり、第1フランジ部材33から第2フラン
ジ部材34に向かう方向において、次第にその幅が狭く
なるような概略ハの字状を形成するように、互いに対向
させて設けられている。
示す電車線支持碍子11のように円筒形状ではなく、図
5および図7から明らかなように、略長方形状の2つの
板状体からなり、第1フランジ部材33から第2フラン
ジ部材34に向かう方向において、次第にその幅が狭く
なるような概略ハの字状を形成するように、互いに対向
させて設けられている。
【0023】また、下フランジ33は、この碍子本体3
2の下端から外側方向に延びるように形成されており、
前述した電車線支持碍子11と同様に、複数の取付け孔
41が、第1フランジ部材33の長さ方向に沿ってそれ
ぞれ形成されている。そのため、図7に示すように、碍
子本体32の長さ方向の中心部分には、碍子本体32と
第2フランジ部材34とで囲まれ、かつ第1フランジ部
材33側が開放された概略台形状の中空空間42が形成
される。
2の下端から外側方向に延びるように形成されており、
前述した電車線支持碍子11と同様に、複数の取付け孔
41が、第1フランジ部材33の長さ方向に沿ってそれ
ぞれ形成されている。そのため、図7に示すように、碍
子本体32の長さ方向の中心部分には、碍子本体32と
第2フランジ部材34とで囲まれ、かつ第1フランジ部
材33側が開放された概略台形状の中空空間42が形成
される。
【0024】そして、この図5ないし図8に示す電車線
支持碍子31においても、図1ないし図4に示す電車線
支持碍子11と同様に、碍子本体32、第1フランジ部
材33および第2フランジ部材34は、樹脂によって一
体成形されており、図1ないし図4に示す電車線支持碍
子11と同様に、全体の重量が著しく軽減され、しか
も、これら碍子本体32、第1フランジ部材33および
第2フランジ部材34を一体に成形することによって、
全体として十分な機械的強度を確保している。なお、こ
の図5ないし図8に示す電車線支持碍子31は、板状体
をハの字状に対向させることにより碍子本体32を形成
したので、図1ないし図4に示す電車線支持碍子11よ
りも、成形が容易であり、また、樹脂の使用量が少なく
て済むので経済性に優れ、かつ一層の軽量化が図られて
いる。
支持碍子31においても、図1ないし図4に示す電車線
支持碍子11と同様に、碍子本体32、第1フランジ部
材33および第2フランジ部材34は、樹脂によって一
体成形されており、図1ないし図4に示す電車線支持碍
子11と同様に、全体の重量が著しく軽減され、しか
も、これら碍子本体32、第1フランジ部材33および
第2フランジ部材34を一体に成形することによって、
全体として十分な機械的強度を確保している。なお、こ
の図5ないし図8に示す電車線支持碍子31は、板状体
をハの字状に対向させることにより碍子本体32を形成
したので、図1ないし図4に示す電車線支持碍子11よ
りも、成形が容易であり、また、樹脂の使用量が少なく
て済むので経済性に優れ、かつ一層の軽量化が図られて
いる。
【0025】また、この図5ないし図8に示す電車線支
持碍子31においても、概略台形状の中空空間42が形
成されているので、さらなる軽量化が図られており、し
かも、この場合においても、これら碍子本体32、第1
フランジ部材33および第2フランジ部材34は一体に
成形されているので、機械的強度が低下することはな
く、また、碍子本体32は、第1フランジ部材33から
第2フランジ部材34に向かう方向において、次第にそ
の幅が狭くなるハの字状とされているため、電車線を角
度変更可能に固定して支持するための機械的強度をさら
に向上させている。
持碍子31においても、概略台形状の中空空間42が形
成されているので、さらなる軽量化が図られており、し
かも、この場合においても、これら碍子本体32、第1
フランジ部材33および第2フランジ部材34は一体に
成形されているので、機械的強度が低下することはな
く、また、碍子本体32は、第1フランジ部材33から
第2フランジ部材34に向かう方向において、次第にそ
の幅が狭くなるハの字状とされているため、電車線を角
度変更可能に固定して支持するための機械的強度をさら
に向上させている。
【0026】さらに、図9ないし図12は、図5ないし
図8に示す電車線支持碍子31において、碍子本体32
の外周に、碍子本体32の長さ方向と略直交する方向に
延びる長方形状のリブ43を、その碍子本体32の長さ
方向途中において、略等間隔を隔てて複数成形した態様
を示したものである。電車線支持碍子31に、このよう
なリブ43を形成することにより、図1ないし図4に示
す電車線支持碍子11と同様に、全体としての機械的強
度を向上させることができるとともに、第2フランジ部
材34から第1フランジ部材33に至る表面漏洩距離を
長くすることができ、絶縁性を高めることができる。
図8に示す電車線支持碍子31において、碍子本体32
の外周に、碍子本体32の長さ方向と略直交する方向に
延びる長方形状のリブ43を、その碍子本体32の長さ
方向途中において、略等間隔を隔てて複数成形した態様
を示したものである。電車線支持碍子31に、このよう
なリブ43を形成することにより、図1ないし図4に示
す電車線支持碍子11と同様に、全体としての機械的強
度を向上させることができるとともに、第2フランジ部
材34から第1フランジ部材33に至る表面漏洩距離を
長くすることができ、絶縁性を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、碍子本体、第1フランジ部材および第2フ
ランジ部材が樹脂によって成形されているので、全体の
重量が著しく軽減され、しかも、これらを一体に成形す
ることによって、全体として十分な機械的強度を確保で
き、第1フランジ部材を樹脂製としても、電車線を角度
変更可能に固定して支持するための機械的強度を確保す
ることができる。
明によれば、碍子本体、第1フランジ部材および第2フ
ランジ部材が樹脂によって成形されているので、全体の
重量が著しく軽減され、しかも、これらを一体に成形す
ることによって、全体として十分な機械的強度を確保で
き、第1フランジ部材を樹脂製としても、電車線を角度
変更可能に固定して支持するための機械的強度を確保す
ることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、碍子本体
の中心部分に空間が形成されているため、さらなる軽量
化が図られ、しかも、碍子本体、第1フランジ部材およ
び第2フランジ部材が一体に成形されているので、機械
的強度が低下することはない。請求項3に記載の発明に
よれば、第1フランジ部材側が太く、第2フランジ部材
側が細くなる形状となるので、電車線を角度変更可能に
固定して支持するための機械的強度をさらに向上させる
ことができる。
の中心部分に空間が形成されているため、さらなる軽量
化が図られ、しかも、碍子本体、第1フランジ部材およ
び第2フランジ部材が一体に成形されているので、機械
的強度が低下することはない。請求項3に記載の発明に
よれば、第1フランジ部材側が太く、第2フランジ部材
側が細くなる形状となるので、電車線を角度変更可能に
固定して支持するための機械的強度をさらに向上させる
ことができる。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、碍子本体
の長さ方向途中において、リブが一体に成形されている
ため、全体としての機械的強度を向上させることができ
るとともに、第2フランジ部材から第1フランジ部材に
至る表面漏洩距離を長くすることができ、絶縁性を高め
ることができる。
の長さ方向途中において、リブが一体に成形されている
ため、全体としての機械的強度を向上させることができ
るとともに、第2フランジ部材から第1フランジ部材に
至る表面漏洩距離を長くすることができ、絶縁性を高め
ることができる。
【図1】本発明の電車線支持碍子の一実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の要部上面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の底面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5の要部上面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】図5の底面図である。
【図9】図5に示す実施形態にリブが形成された斜視図
である。
である。
【図10】図9の要部上面図である。
【図11】図9の側面図である。
【図12】図9の底面図である。
【図13】従来の電車線支持碍子を示す斜視図である。
11,31 電車線支持碍子 12,32 碍子本体 13,33 第1フランジ部材 14,34 第2フランジ部材 15,35 固定部材 19,42 中空空間 17,43 リブ
Claims (4)
- 【請求項1】 碍子本体と、前記碍子本体の長さ方向一
端側に設けられる第1フランジ部材と、前記碍子本体の
長さ方向他端側に設けられる第2フランジ部材と、前記
第2フランジ部材との間で電車線を挟み、かつ前記電車
線を前記第2フランジ部材に対して角度変更可能に固定
できる固定部材とを備える電車線支持碍子であって、 前記碍子本体、前記第1フランジ部材および前記第2フ
ランジ部材は、樹脂によって一体成形されていることを
特徴とする、電車線支持碍子。 - 【請求項2】 前記碍子本体は、中心部分に空間が形成
される形状とされている、請求項1に記載の電車線支持
碍子。 - 【請求項3】 前記碍子本体は、前記第1フランジ部材
から前記第2フランジ部材に向かう方向において、次第
にその幅が狭くなる形状とされている、請求項1または
2に記載の電車線支持碍子。 - 【請求項4】 前記碍子本体には、前記碍子本体の長さ
方向と略直交する方向に延びるリブが、前記碍子本体の
長さ方向途中に一体に成形されている、請求項1ないし
3のいずれかに記載の電車線用支持碍子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3074598A JPH11227502A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 電車線支持碍子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3074598A JPH11227502A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 電車線支持碍子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227502A true JPH11227502A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12312227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3074598A Pending JPH11227502A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 電車線支持碍子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227502A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003063281A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Sanwa Tekki Corp | 電車線ハンガイヤ及びこれに用いる絶縁結合体 |
KR100874669B1 (ko) * | 2007-08-28 | 2008-12-18 | (주)우진이엔피 | 전철용 지지애자 |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP3074598A patent/JPH11227502A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003063281A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Sanwa Tekki Corp | 電車線ハンガイヤ及びこれに用いる絶縁結合体 |
KR100874669B1 (ko) * | 2007-08-28 | 2008-12-18 | (주)우진이엔피 | 전철용 지지애자 |
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