JPH11227031A - 押出成形機 - Google Patents

押出成形機

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Publication number
JPH11227031A
JPH11227031A JP10044419A JP4441998A JPH11227031A JP H11227031 A JPH11227031 A JP H11227031A JP 10044419 A JP10044419 A JP 10044419A JP 4441998 A JP4441998 A JP 4441998A JP H11227031 A JPH11227031 A JP H11227031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
sizing die
extrusion
extruder
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10044419A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiharu Kawaguchi
道治 川口
Shinji Oshima
伸治 大嶋
Yoshio Takahashi
與志夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical MKV Co
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical MKV Co filed Critical Mitsubishi Chemical MKV Co
Priority to JP10044419A priority Critical patent/JPH11227031A/ja
Publication of JPH11227031A publication Critical patent/JPH11227031A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • B29C47/92

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイジングダイをその異常圧力発生時に瞬時
に引取機側へ移動させることが出来、高速化された押出
成形においてもサイジングダイ等の各種機器の破損を確
実に回避することが出来る押出成形機を提供する。 【解決手段】 押出ダイ(3)と引取機(5)との間を
移動可能に案内される台車(8)と、台車(8)に載置
されてその移動方向と同方向に案内されるサイジングダ
イ(4)の架台(9)とを備え、台車(8)は、カウン
タウェイト(11)によって押出ダイ(3)側へ付勢さ
れ、カウンタウェイト(11)の重量は、押出成形時に
サイジングダイ(4)に加わる常態圧力を相殺する大き
さに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形機に関
し、詳しくは、合成樹脂の押出成形金型としてのサイジ
ングダイをその異常圧力発生時に瞬時に引取機側へ移動
させることが出来、高速化された押出成形においてもサ
イジングダイ等の各種機器の破損を確実に回避すること
が出来る押出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂の押出成形機において、成形金
型としてのサイジングダイは、押出ダイに対して接近方
向および離間方向に移動可能に支持されている。すなわ
ち、サイジングダイは、左右一対のガイドレールに案内
される車輪付きの架台に載置されている。そして、この
架台が駆動装置により進退駆動されることにより、サイ
ジングダイは、押出ダイに対する接近方向および離間方
向に移動可能に支持されている。
【0003】前記駆動装置は、通常、サーボモータ等に
より回転駆動されるボールネジ装置や油圧または空圧の
シリンダ装置により構成されており、架台を押出ダイに
接近させる方向へは微速度で駆動し、押出ダイから離間
させる方向へは高速度で駆動する。すなわち、駆動装置
は、押出成形機の作動開始に際しては、サイジングダイ
を微速度で移動させて押出ダイに近接した位置に保持
し、サイジングダイの交換作業やメンテナンス作業に当
っては、サイジングダイを高速度で移動させて押出ダイ
から離間させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の押出
成形機においては、作動中にサイジングダイに詰り等が
発生して引取機による異常な引取圧力が加わった場合、
前記駆動装置によりサイジングダイを引取機側へ移動さ
せてサイジングダイ等の破損を回避する様にしている。
しかしながら、駆動装置がボールネジ装置や油圧または
空圧のシリンダ装置から成るため、サイジングダイを引
取機側へ移動させる速度には限界がある。すなわち、サ
イジングダイを押出ダイ側へ移動させる速度を毎分0.
6m程度の微速度とすると、引取機側へ移動させる速度
は、その10倍の毎分6m程度が限界である。従って、
押出速度が毎分10m程度に達する高速化された押出成
形においては、サイジングダイの異常圧力発生時にこれ
を引取機側へ迅速に移動させることが出来ず、その結
果、サイジングダイ等の破損を招く虞がある。
【0005】本発明は、前記の実情に鑑みなてなされた
ものであり、その目的は、サイジングダイをその異常圧
力発生時に瞬時に引取機側へ移動させることが出来、高
速化された押出成形においてもサイジングダイ等の各種
機器の破損を確実に回避することが出来る押出成形機を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る押出成形機は、押出機により溶融樹脂
を押出ダイ及びサイジングダイに順次押出し、サイジン
グダイから押出された樹脂成形品を引取機により引取る
押出成形機において、前記押出ダイと引取機との間を移
動可能に案内される台車と、当該台車に載置され且つそ
の移動方向と同方向に案内されるサイジングダイの架台
とを備え、前記台車は、カウンタウェイトによって前記
押出ダイ側へ付勢され、前記カウンタウェイトの重量
は、押出成形時に前記サイジングダイに加わる常態圧力
を相殺する大きさに設定されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る押出成形機を説明する。図1は押出成形機の全体構成
を示す斜視図である。
【0008】本発明の押出成形機は、図1に示す様に、
押出機(1)、(2)により溶融樹脂を押出ダイ(3)
及びサイジングダイ(4)に順次押出し、サイジングダ
イ(4)から押出された樹脂成形品を引取機(5)によ
り引取る押出成形機である。すなわち、本発明の押出成
形機は、基材樹脂の押出機(1)及び表層樹脂の押出機
(2)と、両者の押出ヘッドに接続された押出ダイ
(3)と、溶融樹脂の冷却機能を有するサイジングダイ
(4)と、サイジングダイ(4)から押出された樹脂成
形品を押出方向に引取る上下一対の無端ベルト装置から
成る引取機(5)とを備えている。
【0009】また、前記押出成形機は、引取機(5)か
ら繰出される樹脂成形品を所定の長さに切断する切断機
(6)と、切断された樹脂成形品の排出機(7)とを備
えている。そして、前記押出ダイ(3)及びサイジング
ダイ(4)により異型成形用の金型が構成され、これら
と、引取機(5)、切断機(6)及び排出機(7)は、
略直線状に配置されている。
【0010】本発明の押出成形機は、押出ダイ(3)と
引取機(5)との間を移動可能に案内される台車(8)
と、台車(8)に載置され且つその移動方向と同方向に
案内されるサイジングダイ(4)の架台(9)とを備え
ている。また、台車(8)には、架台(9)をその移動
方向に駆動可能な駆動装置(10)が付設されている。
そして、前記台車(8)は、カウンタウェイト(11)
によって前記押出ダイ(3)側へ付勢され、カウンタウ
ェイト(11)の重量は、押出成形時にサイジングダイ
(4)に加わる常態圧力を相殺する大きさに設定されて
いる。
【0011】台車(8)は、周面にV溝が形成された車
輪(8A)を備え、各車輪(8A)が床面に付設された
左右一対のガイドレール(12)上を転動することによ
り、押出ダイ(3)と引取機(5)との間を移動可能に
案内される。この台車(8)は、床面に設置された前後
一対のストッパ(13)により移動範囲が規制されてい
る。そして、この台車(8)上には、左右一対のガイド
レール(14)が前記ガイドレール(12)と同方向に
敷設されている。
【0012】架台(9)は、周面にV溝が形成された車
輪(9A)を備え、各車輪(9A)が台車(8)上の左
右一対のガイドレール(14)上を転動することによ
り、台車(8)の移動方向と同方向に案内される。
【0013】駆動装置(10)は、例えば、サーボモー
タ(10A)により回転駆動されるボールネジ装置(1
0B)により構成されている。この駆動装置(10)
は、台車(8)に対して架台(9)を押出ダイ(3)側
へは毎分0.6m程度の微速度で駆動し、引取機(5)
側へは毎分6m程度の速度で駆動する。
【0014】カウンタウェイト(11)は、左右一対の
ワイヤ(15)を介して台車(8)の前端に連結されて
いる。前記ワイヤ(15)は、変向プーリ(16)に巻
回されてその下方にカウンタウェイト(11)を吊持し
ている。このカウンタウェイト(11)の重量は、サイ
ジングダイ(4)に加わる常態圧力、すなわち、押出ダ
イ(3)からの溶融樹脂の押出圧力および引取機(5)
による樹脂成形品の引取圧力に応じ、通常、250〜
1,000kg程度の範囲に設定される。なお、前記ガ
イドレール(12)が付設された床面には、カウンタウ
ェイト(11)が下降し得る凹所(17)が設けられて
いる。
【0015】本発明の押出成形機において、台車(8)
は、カウンタウェイト(11)により押出ダイ(3)側
へ付勢され、一方のストッパ(13)に当接した位置に
停止している。そして、押出成形機の作動開始に際して
は、駆動装置(10)のボールネジ装置(10B)によ
り架台(9)と共にサイジングダイ(4)が押出ダイ
(3)側へ毎分0.6m程度の微速度で駆動され、押出
ダイ(3)に近接した所定位置に保持される。
【0016】押出成形機が作動を開始すると、基材樹脂
の押出機(1)及び表層樹脂の押出機(2)から押出ダ
イ(3)を介して押出された溶融樹脂が、その冷却機能
を有するサイジングダイ(4)を通過して所定の異型断
面に成形される。そして、サイジングダイ(4)から押
出された樹脂成形品は、上下一対の無端ベルト装置から
成る引取機(5)により切断機(6)側に繰出され、切
断機(6)により所定の長さに切断された後、排出機
(7)により排出される。その際、サイジングダイ
(4)には、押出ダイ(3)からの溶融樹脂の押出圧力
および引取機(5)による樹脂成形品の引取圧力が常態
圧力として作用するが、その常態圧力は、台車(8)を
押出ダイ(3)側へ付勢するカウンタウェイト(11)
の重量により相殺される。
【0017】この様な押出成形機の作動中において、サ
イジングダイ(4)の冷却過多などによりサイジングダ
イ(4)に溶融樹脂の詰り等が発生すると、引取機
(5)によってサイジングダイ(4)に加わる引取圧力
が異常に増大する。その際、引取圧力の増大分により、
台車(8)はカウンタウェイト(11)の重量に抗して
即座に引取機(5)側へ移動し、サイジングダイ(4)
を瞬時に引取機(5)側へ移動させる。このため、高速
化された押出成形においても、異常圧力発生時における
サイジングダイ(4)等の破損を確実に回避することが
出来る。
【0018】なお、前述した押出成形機において、表層
樹脂の押出機(2)は必ずしも必要ではなく、基材樹脂
の押出機(1)のみを備えた押出成形機にも本発明を適
用することが出来る。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の押出成形機
によれば、合成樹脂成形品の押出成形時にサイジングダ
イに詰り等が発生し、サイジングダイに加わる押出およ
び引取の圧力が常態圧力より増大すると、その増大分の
圧力により台車がカウンタウェイトの重量に抗して即座
に引取機側へ移動し、架台上のサイジングダイを瞬時に
引取機側へ移動させる。従って、高速化された押出成
形、特に異型押出成形においてもサイジングダイ等の各
種機器の破損を確実に回避することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出成形機の全体構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 :基材樹脂の押出機 2 :表層樹脂の押出機 3 :押出ダイ 4 :サイジングダイ 5 :引取機 6 :切断機 7 :排出機 8 :台車 8A :車輪 9 :架台 9A :車輪 10 :駆動装置 10A:サーボモータ 10B:ボールネジ装置 11 :カウンタウェイト 12 :ガイドレール 13 :ストッパ 14 :ガイドレール 15 :ワイヤ 16 :変向プーリ 17 :凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 與志夫 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機により溶融樹脂を押出ダイ及びサ
    イジングダイに順次押出し、サイジングダイから押出さ
    れた樹脂成形品を引取機により引取る押出成形機におい
    て、前記押出ダイと引取機との間を移動可能に案内され
    る台車と、当該台車に載置され且つその移動方向と同方
    向に案内されるサイジングダイの架台とを備え、前記台
    車は、カウンタウェイトによって前記押出ダイ側へ付勢
    され、前記カウンタウェイトの重量は、押出成形時に前
    記サイジングダイに加わる常態圧力を相殺する大きさに
    設定されていることを特徴とする押出成形機。
JP10044419A 1998-02-10 1998-02-10 押出成形機 Withdrawn JPH11227031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10044419A JPH11227031A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 押出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10044419A JPH11227031A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 押出成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11227031A true JPH11227031A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12690984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10044419A Withdrawn JPH11227031A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 押出成形機

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JP (1) JPH11227031A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102198723A (zh) * 2010-03-26 2011-09-28 Ykk株式会社 树脂模制品的挤塑方法和树脂挤塑设备
CN104552859A (zh) * 2014-11-21 2015-04-29 安徽耐科挤出科技股份有限公司 一种确保异型材成型统一的新型挤出模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

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Effective date: 20050510