JPH11226926A - 溶融スラグ成形方法及びこれに用いる成形装置、モールド - Google Patents

溶融スラグ成形方法及びこれに用いる成形装置、モールド

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JPH11226926A
JPH11226926A JP10076408A JP7640898A JPH11226926A JP H11226926 A JPH11226926 A JP H11226926A JP 10076408 A JP10076408 A JP 10076408A JP 7640898 A JP7640898 A JP 7640898A JP H11226926 A JPH11226926 A JP H11226926A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融スラグを成形する場合において、簡易で
安価な設備にもかかわらずモールドに対し溶融スラグの
剥離性が優れ、モールドの材質を耐火材又は金属いずれ
にも適用可能な成形方法、成形装置、モールドを得るこ
と。 【解決手段】 予めモールド内面形状に合わせて成形済
みのセルロース材よりなる離型材を上流側より下流側に
連続的に搬送されている該モールドに嵌着せしめ、上流
側において溶融炉よりのスラグを前記離型材内部に収納
せしめ周辺雰囲気を低酸素濃度に保持して該離型材の一
部を熱分解、一部を燃焼せしめ、上流及び下流側の中間
部に保温する保持ゾーンを設けスラグを結晶化させ、下
流側において周辺雰囲気を高酸素濃度に保持して前記離
型材の残余部を燃焼せしめて得られた成形物を下流端末
より取出す溶融スラグ成形方法これに用いる成形装置、
モールド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物等を溶融処
理する際の溶融スラグの成形法及びこれに用いる成形装
置、モールド(以下単にスラグ成形方法、成形装置、モ
ールドと略称する)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物等の最終処分場の逼迫によ
り、焼却灰の溶融処理が行われている。この溶融処理の
際に発生するスラグは、水による急速冷却の水冷法、空
気による急速冷却の空冷法、鋳銑機で成形する除冷法等
がある。水冷法或いは空冷法の急速冷却によると、平均
粒径2mm程度の細粒子のスラグが得られ、鋳銑機で成
形する除冷法では、大粒子のスラグが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋳銑機で成形す
る除冷法では、鋳銑機とスラグが反応して付着すること
があるので、鋳銑機の設計に当たって、付着防止の工夫
がなされている。すなわち鋳銑機のモールドの重量を溶
融スラグの重量に対して十分大きくとり、溶融スラグを
モールドで冷却して、鋳銑機とスラグが反応して付着す
ることを防止するものである。 しかしこの方法では、
大粒径のスラグを成形する場合には、モールドの重量が
大きくなり、装置として大型設備となる。又スラグを結
晶化するために温度を保持する必要がある場合には、ス
ラグがモールドに付着するという課題を有していた。
又、モールドの材質からみると、高温の溶融スラグがシ
リカ、アルミナ等を主成分とする耐火材製モールドに接
すると、耐火材の一部は特定の温度以上では、スラグ中
に溶解し、溶融スラグと耐火材の剥離を困難にする。同
様に高温の溶融スラグが、鉄を主成分とする金属製モー
ルドに接すると、鉄の表面が酸化物になって特定の温度
以上で鉄の酸化物が溶融スラグに溶解し、モールドとス
ラグの剥離が困難になる。これに対し、従来は、モール
ドを十分冷却した後、溶融スラグを供給するとか、モー
ルド温度が特定温度を超えないように、溶融スラグに対
して、十分な量のモールドにする方法がとられていた。
金属製モールドの場合は、金属の熱伝導度が良いので、
金属全体の温度はほぼ均一になり、あらかじめ冷却され
た金属の量を増加してやれば、金属温度は特定温度以下
になり、付着を防止できるが、経済的でない。耐火材製
のモールドの場合は、耐火材の熱伝導度が小さいため、
耐火材内部に温度分布が生じ、溶融スラグの接する近傍
では特定温度以上になって溶融スラグと反応するため、
剥離しにくくなるという課題を有していた。これに対し
て、本発明では大粒径のスラグを成形する場合におい
て、簡易で安価な設備にもかかわらずモールドに対し溶
融スラグの剥離性が優れ、モールドの材質を耐火材又は
金属いずれにも適用可能な成形方法、成形装置、モール
ドを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るため、請
求項1の発明にあっては、予めモールド内面形状に合わ
せて成形済みのセルロース材よりなる離型材を上流側よ
り下流側に連続的に搬送されている該モールドに嵌着せ
しめ、上流側において溶融炉よりのスラグを前記離型材
内部に収納せしめ周辺雰囲気を低酸素濃度に保持して該
離型材の一部を燃焼せしめ、上流及び下流側の中間部に
保温する保持ゾーンを設けスラグを結晶化させ、下流側
において周辺雰囲気を高酸素濃度に保持して前記離型材
の残余部を燃焼せしめて得られた成形物を下流端末より
取出す溶融スラグ成形方法により解決した。請求項2の
発明にあっては、上流側周辺雰囲気の低酸素濃度が16
%以下、下流側周辺雰囲気の高酸素濃度が20%以上で
ある請求項1に記載の溶融スラグ成形方法とするのが好
ましい。請求項3の発明にあっては、保持ゾーンは95
0〜1050℃に保温されている請求項1又は2に記載
の溶融スラグ成形方法とするのが好ましい。
【0005】請求項4の発明にあっては、内部に移動す
るコンベア上に連続して装着された多数のモールドと、
前記コンベア上流側端部より移動方向に配設された離型
材供給口と溶融物取入口と、前記溶融物取入口とコンベ
アの下流側端部の間に所定長さの保持ゾーンを形成する
ジャケットと該ジャケット後端部にジャケット取入口と
前端部にジャケット排出口と、前記コンベアの下流側端
部反転箇所下方に回動可能に配設された排出ダンパー
と、前記溶融物取入口近傍に設けられた不活性ガス供給
口とを備え、前記離型材供給口から前記モールド内面形
状に合わせて成形済みの離型材が供給され、前記溶融物
取入口に溶融炉よりのスラグが供給され、前記ジャケッ
ト取入口及び排出口に保持ゾーン保温ガスが供給及び排
出され、前記コンベア反転箇所まで移送された前記モー
ルドの反転により落下する成形物を前記排出ダンパーに
より受取り及び排出可能とした溶融スラグ成形方法に用
いる成形装置により解決した。請求項5の発明にあって
は、モールドの内面形状に合わせた型枠と加圧可能なラ
ムとを備え、前記型枠にセルロース材を投入し前記ラム
で加圧してプレス成形し脱型して前記モールドに嵌着可
能な離型材を得るプレス装置を付設した請求項4に記載
の溶融スラグ成形方法に用いる成形装置により解決し
た。請求項6の発明にあっては、金属又は耐火材製の容
器本体の内面のスラグ収納部形状に合わせて成形済みの
セルロース材よりなる離型材が嵌着されていることを特
徴とする溶融スラグ成形方法に用いるモールドにより解
決した。請求項7の発明にあっては、離型材の厚みが3
mm以上であることを特徴とする請求項6に記載の溶融
スラグ成形方法に用いるモールドとするのが好ましい。
請求項8の発明にあっては、セルロース材として細片状
の紙、木材及びパルプのいずれかを用いた請求項6又は
7に記載の溶融スラグ成形方法に用いるモールドとする
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1は、本発明の成形装置の一例の概略側
断面図である。図2は、本発明の成形装置に用いるモー
ルドの一例の概略側断面図である。図3は、図1の成形
装置のA・A′概略断面図である。以下において、溶融
物を供給する溶融炉側を上流側又は後、成形スラグの排
出側を下流側又は前として説明する。図1、3におい
て、成形装置1の内部には、モーター3により前進方向
X及び戻り方向Yにコンベア14を連続して移動させ、
コンベア14上に連続して多数の単位モールド2が装着
され移動可能とし、上流側端部より離型材供給口6a、
溶融炉4よりの溶融物取入口4a、所定長さの保持ゾー
ンZを形成するジャケット19aが順次コンベア14の
上面及び側面の移動方向に配設されている。コンベア1
4の下流側端部の反転箇所において、下方に実線で示す
水平方向に置かれた板状の排出ダンパー15が閉状態に
配設され、コンベア14の移動によって移送されて来た
モールド16が反転して内部より落下する成形物17を
排出ダンパー15が一旦受取り、次いで排出ダンパー1
5を下方回動方向Rに回動し二点鎖線で示す位置に移動
して開状態とすることにより上面に載置された成形物1
7を置き場18に落下せしめることができる。ここで、
置き場18に代えて移送コンベアを設け成形物17を受
取って離隔位置まで搬送し排出可能としてもよい。コン
ベア14は、成形物17が落下して空になったモールド
16と共に戻り方向Yに移動して、上流側端部の当初位
置に復元する。
【0007】さらに成形装置1には、離型材供給口6a
の下流で溶融物取入口4a近傍に窒素ガス供給口7a
が、溶融物取入口4aとジャケット19a後端部との間
に成形排ガス排出口11aがそれぞれ設けられている。
ジャケット19aには、後述するように上流側に溶融炉
排ガス10と成形排ガス11を合わせて導入するジャケ
ット取入口19bと、下流側にジャケット排ガス19を
排出するジャケット排出口19cが設けられている。こ
こで用いられるモールド2又は16は、図2に示すよう
に、金属又は耐火材製の容器本体2bの内面に直方体、
円筒体、円錐台、角錐台、皿状体又は半球体等のスラグ
収納部2aが形成されている。金属としては例えば熱伝
導率18Kcal/mH℃のSUS304が、耐火材と
しては熱伝導率11Kcal/mH℃のSiC等が用い
られる。一方、図2に示すように、成形装置1とは別体
のプレス装置9により、モールド2の内面形状に合わせ
た型枠9aに例えば細片状のセルロース材の古紙20を
水に溶解し紙粘土状にして入れ、ラム9bで加圧してプ
レス成形し、脱型して得られるモールド2に嵌着可能な
離型材6を準備しておく。ここで離型材6は、セルロー
ス材であればよく、古紙20に代えて、細片状の未使用
紙、木材、パルプ等を用いてもよく、木材、パルプでは
粒度により接着剤をバインダーとして必要とする場合が
ある。
【0008】次に、成形装置1を用いた成形方法につい
て説明する。モールド2内面に合わせて成形済みの離型
材6を、離型材供給口6aから下方にコンベア14の移
動によって連続的に搬送されている上流側の単位モール
ド2に落下嵌着せしめ、成形装置1外の溶融炉4より落
下するスラグ5を溶融物取入口4aから送られてきた単
位モールド2の離型材6内部に収納せしめる。ここで、
溶融物取入口4a直前の不活性ガス供給口7aより成形
装置1外におかれたボンベ8より供給される例えば窒素
ガス7が導入され、モールド2にスラグ5が収納される
周辺雰囲気を低酸素濃度を9〜16%に保持するように
調整する。窒素ガスに代えて、排ガス処理済みの溶融炉
排ガス若しくは燃焼炉排ガス又は炭酸ガス等の不活性ガ
スを用いてもよい。図2について、離型材6がセットさ
れたモールド2にスラグ5が供給されたときの状態を示
す。スラグ5と接触した離型材6は、コンベア14の移
動によってモールド2が上流側から下流側に移動する中
間部の保持ゾーンZにおいて、一部が熱分解ガス12と
なり成形装置1内部に発生する。しかし離型材6の残り
部分は、酸素濃度が燃焼に寄与するより低いため、炭素
13となりスラグ5との接触部分に残留するのでスラグ
5とモールド2との反応を防止することができる。溶融
炉排ガス10と窒素ガス7及び熱分解ガス12を含む成
形排ガス11を合わせた保持ゾーン保温ガス21は、保
持ゾーンZにおいてモールド2を保温するための熱源と
してジャケット取入口19bからジャケット19a中に
導入され保温に使用される。これにより保持ゾーン内部
温度Tは好ましくは950〜1050℃に保持され、ス
ラグ5の結晶化を促進させることができる。保持ゾーン
保温ガス21は、溶融炉排ガス10、窒素ガス7及び熱
分解ガス12を含む成形排ガス11を用いるのが省エネ
ルギー上望ましいがこれに限定されず、その何れか又は
別の熱源よりのガスを用いてもよい。
【0009】さらに、コンベア14が移動しモールド2
が下流側に移送されてモールド16としてコンベア14
の下流側端部の反転箇所に至り、水平方向閉状態に置か
れた排出ダンパー15がモールド16から落下する結晶
化された成形物17を一旦受け取り、次いで下方回動方
向Rに回動し二点鎖線で示す開状態の位置に移動して載
置されている成形物17を置き場18に落下排出せしめ
て貯留する。ここで、保持ゾーンZの下流側にある成形
装置1内部には排出ダンパー15の開状態による大気の
漏れ込みにより周辺雰囲気が高酸素濃度が20%以上に
達し、前記した離型材6および炭素13が完全に燃焼す
る。このため排出直前のモールド16内部には成形物1
7のみが存在することになる。排出ダンパー15により
排出した成形物17は置き場8に放置され常温で徐々に
冷却される。保持ゾーンZの温度保持に寄与した保持ゾ
ーン保温ガス21はジャケット排ガス19としてジャケ
ット排出口19cより排出され、系外の排ガス処理設備
に送られ排ガス処理した後大気中に放出される。
【0010】
【実施例】表3に示す組成の下水汚泥A又は都市ごみB
を原料としたスラグを用い、溶融スラグ量として200
Kg/Hr.の処理能力をもった本発明の成形装置1に
より、モールドと溶融スラグとの剥離性を比較して評価
を行った。モールド2は、材質を熱伝導率18Kcal
/mH℃のSUS304を用い、又形状寸法として、図
2に示す円錐台で大円径200mm×小円形100mm
×高さ250mmのものを選択使用した。使用するモー
ルド内面形状に合わせ古紙をプレスして成形した離型材
6を予め準備し、前記した成形装置1に供給した。表1
では、周辺雰囲気の酸素濃度12%の条件で、離型材の
厚みを3〜10mmの範囲で段階的に変化させ、比較の
ため離型材を用いない場合を加えた。表2では、離型材
厚み5mmで一定とし、周辺雰囲気の酸素濃度を8〜2
0%の範囲で段階的に変化させた。それぞれの場合につ
いて、モールドと溶融スラグの剥離性を比較して評価し
表1及び2に示した。
【0011】
【表1】 表1に、離型材の厚みmmと剥離性の関係を示す。この
場合、離型材の厚み5mm以上の場合に剥離性が良かっ
た。これは離型材3mmではスラグ供給時に離型材が燃
焼してしまい、離型材不使用の場合と同様にスラグとモ
ールドの一部が反応してしまったためと思われる。
【0012】
【表2】 表2に、周辺酸素濃度%と剥離性の関係を示す。この場
合、周辺酸素濃度16%では一部が反応したため、実施
例では酸素濃度は9%から15%とした。但し、離型材
の厚みを8mmにすれば、酸素濃度17%でも使用が可
能であった。
【0013】
【表3】 表3に、本実施例の下水汚泥A又は都市ごみBを原料と
したスラグの組成を示す。
【0014】本実施例においては、離型材の厚みは3m
m以上、好ましくは5mm以上、周辺酸素濃度は16%
以下、好ましくは15%以下の条件であれば剥離性が良
好であった。
【0015】次に、本発明の成形方法、成形装置、モー
ルドの作用について説明する。本発明は、前記構成をと
ることによって、高温の溶融スラグにより離型材の紙や
木材等の可燃分を、熱分解ガスと炭素に分解し、発生し
た熱分解ガスはモールドと溶融スラグの間を通って排出
される。炭素は、溶融スラグに溶解しないのでモールド
と溶融スラグの間に残り、溶融スラグとモールドを分離
することで相互の反応を防止するので、モールドからス
ラグを容易に分離することができる。又離型材の紙や木
材等が熱分解される時、分解熱をスラグより受け取りス
ラグ温度を下げるので、付着防止にはより効果的であ
る。周辺雰囲気を酸化状態で操作すると、溶融スラグと
紙や木材等が接触した時紙や木等が燃焼するので、上流
側では窒素ガスを導入して低酸素状態で燃焼をおさえて
行い、下流側では高酸素状態下で再加熱を行うことで、
上記炭素や未燃分を完全に燃焼させることができる。こ
の結果、保持ゾーンZで結晶化した成形物には離型材が
全く残存せず、しかもモールドと結晶化した成形物を完
全に離形分離可能なように作用する。
【0016】
【発明の効果】本発明の溶融スラグ成形方法及びこれに
用いる成形装置、モールドによれば、大粒径のスラグを
成形する場合において、簡易で安価な設備にもかかわら
ずモールドに対し溶融スラグの剥離性が優れ、モールド
の材質を耐火材又は金属いずれにも適用可能という顕著
な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形装置の一例の概略側断面図であ
る。
【図2】本発明の成形装置に用いるモールドの一例の概
略側断面図である。
【図3】図1の成形装置のA・A′概略断面図である。
【符号の説明】
1 成形装置 2、16 モールド 2a スラグ収納部 2b 容器本体 3 モーター 4 溶融炉 4a 溶融物取入口 5 スラグ 6 離型材 6a 離型材供給口 7 窒素ガス 7a 不活性ガス供給口 8 ボンベ 9 プレス装置 9a 型枠 9b ラム 10 溶融炉排ガス 11 成形排ガス 11a 成形排ガス排出口 12 熱分解ガス 13 炭素 14 コンベア 15 排出ダンパー 17 成形物 18 置き場 19 ジャケット排ガス 19a ジャケット 19b ジャケット取入口 19c ジャケット排出口 20 古紙 T 保持ゾーン内部温度 X、Y 移動方向 Z 保持ゾーン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めモールド内面形状に合わせて成形済
    みのセルロース材よりなる離型材を上流側より下流側に
    連続的に搬送されている該モールドに嵌着せしめ、上流
    側において溶融炉よりのスラグを前記離型材内部に収納
    せしめ周辺雰囲気を低酸素濃度に保持して該離型材の一
    部を燃焼せしめ、上流及び下流側の中間部に保温する保
    持ゾーンを設けスラグを結晶化させ、下流側において周
    辺雰囲気を高酸素濃度に保持して前記離型材の残余部を
    燃焼せしめて得られた成形物を下流端末より取出すこと
    を特徴とする溶融スラグ成形方法。
  2. 【請求項2】 上流側周辺雰囲気の低酸素濃度が16%
    以下、下流側周辺雰囲気の高酸素濃度が20%以上であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の溶融スラグ成形方
    法。
  3. 【請求項3】 保持ゾーンは950〜1050℃に保温
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶
    融スラグ成形方法。
  4. 【請求項4】 内部に移動するコンベア上に連続して装
    着された多数のモールドと、前記コンベア上流側端部よ
    り移動方向に配設された離型材供給口と溶融物取入口
    と、前記溶融物取入口とコンベアの下流側端部の間に所
    定長さの保持ゾーンを形成するジャケットと該ジャケッ
    ト後端部にジャケット取入口と前端部にジャケット排出
    口と、前記コンベアの下流側端部反転箇所下方に回動可
    能に配設された排出ダンパーと、前記溶融物取入口近傍
    に設けられた不活性ガス供給口とを備え、前記離型材供
    給口から前記モールド内面形状に合わせて成形済みの離
    型材が供給され、前記溶融物取入口に溶融炉よりのスラ
    グが供給され、前記ジャケット取入口及び排出口に保持
    ゾーン保温ガスが供給及び排出され、前記コンベア反転
    箇所まで移送された前記モールドの反転により落下する
    成形物を前記排出ダンパーにより受取り及び排出可能と
    したことを特徴とする溶融スラグ成形方法に用いる成形
    装置。
  5. 【請求項5】 モールドの内面形状に合わせた型枠と加
    圧可能なラムとを備え、前記型枠にセルロース材を投入
    し前記ラムで加圧してプレス成形し脱型して前記モール
    ドに嵌着可能な離型材を得るプレス装置を付設したこと
    を特徴とする請求項4に記載の溶融スラグ成形方法に用
    いる成形装置。
  6. 【請求項6】 金属又は耐火材製の容器本体の内面のス
    ラグ収納部形状に合わせて成形済みのセルロース材より
    なる離型材が嵌着されていることを特徴とする溶融スラ
    グ成形方法に用いるモールド。
  7. 【請求項7】 離型材の厚みが3mm以上であることを
    特徴とする請求項6に記載の溶融スラグ成形方法に用い
    るモールド。
  8. 【請求項8】 セルロース材として細片状の紙、木材及
    びパルプのいずれかを用いたことを特徴とする請求項6
    又は7に記載の溶融スラグ成形方法に用いるモールド。
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