JPH0564779A - 溶融スラグ容器及び溶融スラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬質骨材の製造方法並びに装置 - Google Patents

溶融スラグ容器及び溶融スラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬質骨材の製造方法並びに装置

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JPH0564779A
JPH0564779A JP3227158A JP22715891A JPH0564779A JP H0564779 A JPH0564779 A JP H0564779A JP 3227158 A JP3227158 A JP 3227158A JP 22715891 A JP22715891 A JP 22715891A JP H0564779 A JPH0564779 A JP H0564779A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良質の硬質骨材を低コストでかつ連続的に効
率良く製造する。 【構成】 廃棄物を溶融する溶融炉11の排出口13を
保温室10内に挿入し、この保温室10内に複数の溶融
スラグ容器24を台車25等を用いて移動可能に設置
し、順に上記排出口13の下方の位置へ送りこむように
するとともに、この溶融スラグ容器24として、容器状
に形成された断熱材30の内表面に、この断熱材30よ
りも上記溶融スラグに対する耐腐食性に優れた金属から
なる内モールド32を配したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水汚泥等の廃棄物か
ら溶融スラグを生成し、これを徐冷して硬質骨材を製造
するための方法及び装置並びにこれら方法及び装置に用
いられる溶融スラグ容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような下水汚泥等の廃棄物から硬
質骨材を得る手段として、この廃棄物の焼却灰をその組
成に応じて約1300℃〜1600℃の温度範囲で溶融し、溶融
スラグを生成した後、その組成に特有の結晶析出ゾーン
を含む特定温度領域で上記溶融スラグを冷却する方法が
知られている。
【0003】ところで、このような硬質骨材の製造を実
現する装置としては、例えば図7に示されるようなスラ
グポット式のものが知られている。この装置は、廃棄物
を溶融する溶融炉200を備え、この溶融炉200の下
端部に設けられた排出口203に継手201を介して密
閉状態でスラグポット202が接続されるようになって
いる。このスラグポット202は、金属容器と、耐火レ
ンガあるいはキャスタブル等の断熱材とで構成されてお
り、このスラグポット202に溶融炉200から密閉状
態で注がれた溶融スラグは、このスラグポット202内
でゆっくりと冷却され、このような徐冷により高強度の
硬質骨材が製造されることとなる。
【0004】また、特公平1−59487号公報では、
再加熱式の硬質骨材の製造装置が提案されるに至ってい
る。この装置では、溶融炉で生成された溶融スラグを水
槽内に流し込み、急速に冷却固化するが、その後、この
冷却固化物をベルトコンベアで水槽内から回収し、煙道
を通して再加熱することにより結晶化させ、その強度を
向上させるようになっている。ここで、上記煙道内での
冷却固化物の加熱には溶融炉内の燃焼ガスが利用されて
おり、これにより熱エネルギの倹約が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図7に示す装置で
は、溶融スラグの冷却速度を抑制するため、金属容器と
断熱材からなるスラグポット202を溶融炉200の排
出口203に完全な密閉状態で接続し、その後に溶融ス
ラグを流し込まなければならない。すなわち、この装置
ではスラグポット202に溶融スラグを注入する作業の
前後で、排出口203に対するスラグポット202の接
続作業および切離し作業をそれぞれ行わなければなら
ず、硬質骨材を連続的に製造することができないので、
生産効率が低く、単位時間に得られる製造量が少ない欠
点がある。また、一回の製造量を増やすにはスラグポッ
ト202の容量を増やせば良いが、これには限界があ
る。
【0006】さらに、上記スラグポット202は金属容
器の内側に耐火レンガやキャスタブル等からなる断熱材
を内張りしたものであるので、溶融スラグに対する耐腐
食性が低く、容易に溶融スラグと反応してしまう。この
ため、溶融スラグを徐冷した後、これをスラグポット2
02から分離して取り出すのは容易でなく、最悪の場合
にはスラグポット202を破砕しなければならない。ま
た、仮に破砕せずに分離できても、スラグポット202
を再使用することは極めて困難であり、経済性に乏し
い。
【0007】一方、上記特公平1−59487号公報記
載の装置によれば、硬質骨材を連続的に製造することが
可能であるが、この装置で製造される硬質骨材は、一旦
急冷した固化物を再加熱し結晶化させることにより得ら
れるものであるので、上記急冷を行わずに最初から徐冷
を行って得た硬質骨材に比べて強度的に劣ることとな
る。また、溶融スラグを一旦冷却してから加熱するの
で、溶融炉内の燃焼ガスを利用するといえども多大な熱
エネルギの消費は免れ得ず、これも大きな問題点となっ
ている。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、良質の
硬質骨材を効率良く製造することができる装置等を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃棄物を原料
とする溶融スラグが注入される溶融スラグ容器であっ
て、上方に開口する容器状に形成された断熱材と、この
断熱材よりも上記溶融スラグに対する耐腐食性に優れた
金属からなり、この断熱材の少なくとも内側面に配され
たモールドとを備えたものである(請求項1)。
【0010】ここで、上記溶融スラグ容器の上部にその
開口を開閉する蓋を装着し(請求項2)、さらにはこの
蓋を両開き式とすることにより(請求項3)、後述のよ
うなより優れた効果が得られる。
【0011】また本発明は、上記溶融スラグ容器を用い
た廃棄物を原料とする硬質骨材の製造方法であって、溶
融炉内で廃棄物を溶融し、溶融スラグを生成する一方、
内部温度が予め定められた徐冷用温度に保たれた保温室
内に上記溶融スラグ容器を入れ、この保温室内で溶融ス
ラグ容器内に上記溶融スラグを注入し、この溶融スラグ
容器内で溶融スラグを徐冷するものである(請求項
4)。
【0012】また本発明は、上記溶融スラグ容器を用い
た廃棄物を原料とする硬質骨材の製造装置であって、廃
棄物を溶融し、溶融スラグとして下部の排出口から排出
する溶融炉と、この溶融炉の排出口が上方から内部に挿
入された保温室と、この保温室の内部温度を予め定めら
れた徐冷用温度に保つ保温手段と、複数の溶融スラグ容
器をこれらの溶融スラグ容器が上記溶融炉の排出口から
排出された溶融スラグを受け取る位置に順に移送する移
送手段とを備えたものである(請求項5)。
【0013】ここで上記保温手段としては、上記保温室
内のガスを吸引することにより上記溶融炉の排出口から
保温室内への燃焼ガスの流出を促進させるガス吸引手段
を備えたものが好ましい(請求項6)。さらに、上記保
温室内の温度を検出する温度検出手段と、この検出され
た温度に基づいて上記ガス吸引手段の作動を制御する温
度制御手段とを備えることにより(請求項7)、より効
果的となる。
【0014】
【作用】請求項1記載の溶融スラグ容器によれば、この
溶融スラグ容器内に注がれた後の溶融スラグの冷却温度
は、この溶融スラグ容器を構成する断熱材の形状、特に
厚み寸法によって調節することができる。しかも、この
溶融スラグ容器の内表面は断熱材よりも耐腐食性に優れ
た金属からなるモールドで構成されているので、この溶
融スラグ容器と上記溶融スラグとが反応することは殆ど
なく、徐冷後のスラグを溶融スラグ容器から容易に分離
し、取出すことができる。
【0015】さらに、請求項2記載の溶融スラグ容器で
は、これに溶融スラグを注入した後、蓋を閉じることに
よって、溶融スラグの冷却温度をさらに抑制することが
でき、容器内の全域にわたって良質の硬質骨材を生成す
ることができる。しかも、この蓋が両開き式である場合
には(請求項3)、片開き式の蓋に比べて蓋を開いた状
態での蓋の突出量が小さくなるので、その分、この溶融
スラグ容器を収容する保温室の必要スペースが削減され
る。
【0016】また、請求項4,5記載の方法及び装置に
おいて、溶融炉内で生成された溶融スラグは溶融炉の排
出口から保温室内の溶融スラグ容器内に注ぎ込まれる
が、ここで、上記保温室内は予め定められた徐冷用温度
に保たれているので、上記排出口と溶融スラグ容器とを
密閉状態で接続しなくても、注入時に溶融スラグが急冷
されるおそれがなく、また排出口付近で溶融スラグが固
まって閉塞されるおそれもない。そして、この溶融スラ
グ容器内に一定量の溶融スラグが注がれた後は、この溶
融スラグ容器を退避させて次の溶融スラグ容器を上記排
出口の下方へ移動させることにより、連続して溶融スラ
グの注入を行うことができる。
【0017】さらに、請求項6記載の装置では、上記保
温室内のガスの吸引により上記溶融炉の排出口からの燃
焼ガスの排出が促進され、この燃焼ガスの熱で保温室内
の保温が行われるので、溶融炉からの廃熱を利用して上
記保温を行うことができる。また、上記燃焼ガスの流出
の促進により、スラグによる排出口の閉塞はより確実に
防がれる。
【0018】さらに、請求項7記載の装置では、温度検
出手段により検出された保温室内の温度に基づいてガス
吸引手段の作動が制御されるので、上記保温室内の温度
は自動的に調整されることとなる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図6に基づいて説
明する。
【0020】図1に示す硬質骨材の製造装置は、水平方
向(図の左右方向)に延びる保温室10と、下水汚泥等
の廃棄物を溶融するための溶融炉11とを備えている。
溶融炉11の下端部には排出口13が設けられ、この排
出口13よりも上方の位置に燃焼ガス排出管15が接続
されており、上記排出口13が保温室10の内部に上方
から挿入されている。
【0021】図2に示すように、上記保温室10は、天
板12、床板14、及び左右両側板16で囲まれ、各板
12,14,16の内側面には保温室10内を高温に維
持するための耐熱材18が張り巡らされている。このう
ち、床板14の上面に張られた断熱材18内には、保温
室10と同方向に延びる左右一対の支持部材20が埋設
されており、これら支持部材20の上面にこれと同方向
に延びるガイドレール22が敷設されている。そして、
このガイドレール22の上に、溶融スラグ容器24を搭
載した台車(移送手段を構成)25が図1,3に示すよ
うに複数個並べて載置されるようになっている。
【0022】各溶融スラグ容器24は、容器本体26
と、この容器本体26の上端開口を開閉する蓋28とか
らなっている。容器本体26は、上方に開口する容器状
をなす断熱材30と、この断熱材30の内表面及び外表
面にそれぞれ配された内モールド32及び外モールド3
4とからなり、具体的には、上記内モールド32の回り
に上記断熱材30を巻き、その周囲を外モールド34で
覆うことにより形成されている。ここで、上記断熱材3
0の材質としては、セラミックファイバー等、耐熱性、
保温性に優れたものが好適であり、上記内外モールド3
2,34の材質としては、上記断熱材30よりも溶融ス
ラグに対する耐腐食性に優れた金属、特に、酸化減量の
低いSUS310S等が好適である。
【0023】上記内モールド32及び外モールド34の
上端部周縁において互いに対応する複数の位置には、そ
れぞれ鍔部32a,34aが容器径方向外側に向けて突
設されており、各鍔部32a,34a同士が連結部材3
6で連結されている。
【0024】図4に示すように、各連結部材36は上下
方向に延びるボルト38を備え、このボルト38の上端
部は水平軸40を中心として回動可能に内モールド32
の鍔部32aに装着されている。これに対し、外モール
ド34の鍔部34aには上記ボルト38を径方向外側
(図では右側)から挿入可能な切欠34bが設けられ、
その切欠34bにボルト38を挿入した状態で上からセ
ット用ナット42を、下からつまみ46付ナット44を
締めることにより、これらナット42,44で鍔部34
aを挾むようにして鍔部32a,34a同士が連結され
るようになっている。従って、上記セットナット42の
位置を変えることにより鍔部32a,34a同士の間隔
dを調整することができ、これにより、種々の厚み寸法
をもつ断熱材30を両モールド32,34間に挾み込む
ことと、断熱材の圧密を避けるための厚さ調整とが可能
となっている。
【0025】蓋28は、容器本体26の左右上端部にそ
れぞれ装着されており、容器本体26の中央から左右両
側に開く、いわゆる両開き式の構造となっている。各蓋
28は、上記断熱材30と同様の断熱材48で形成さ
れ、この断熱材48の外表面に、上記内外モールド3
2,34と同様の金属板50が配されており、この金属
板50の外表面には、図2左右方向に延びる複数本(図
例では2本)の骨材52が固定されている。これに対
し、容器本体26の上端面には支持板54が立設されて
おり、この支持板54に上記骨材52の外側端部が水平
軸56回りに回動可能に枢着されることにより、左右両
蓋28が容器本体26に開閉可能に装着されている。
【0026】このような溶融スラグ容器24を搭載する
それぞれの台車25は、水平な台本体58を備え、この
台本体58上に上記溶融スラグ容器24が載置され、適
当な手段で固定されている。この台本体58の上面周縁
部の適当な位置には吊り下げ用金具(図例では逆U字状
金具)60が固定され、台本体58下面の複数個所(図
例では前後左右4個所)にはブラケット62を介してキ
ャスタ64が回転可能に取付けられている。そして、こ
れらキャスタ64が前記ガイドレール22上に転動可能
に載置されることにより、溶融スラグ容器24及び台車
25全体がガイドレール22に沿って走行可能とされて
いる。
【0027】このような保温室10の下方には、図1〜
3に示すような駆動室68が設けられている。この駆動
室68内の前後両端(図1では左右両端)位置には、図
2に示すように左右方向に延びる水平軸69が軸受7
1,73を介して駆動室ハウジング側に回転可能に支持
されており、各水平軸69には左右一対のスプロケット
70が固定されている。そして、前後いずれか一方の水
平軸(図例では後方の水平軸)69が図1に示すモータ
(移送手段を構成)72によって回転駆動されるように
なっている。
【0028】前後のスプロケット70同士には、左右一
対のチェーン(移送手段を構成)74が掛け渡され、両
チェーン74同士がこのチェーン74の長手方向に並ぶ
多数枚の連結板76を介して連結されるとともに、各連
結板76の外側面中央部に押圧棒78が外向きに突設さ
れている。一方、上記保温室10を形成する床板14及
びこれに載置された断熱材18の左右方向中央部には、
上記押圧棒78の直径よりも大きな幅寸法をもつスリッ
ト19が保温室10の前後方向略全域に連続して形成さ
れており、このスリット19を通じて各押圧棒78の上
端部が保温室10内に臨むように構成されている(図
2,3)。
【0029】これに対し、各台車25の台本体58の下
面には、上記押圧棒78の上端部に当接可能な被押圧板
66が下向きに突設されている。従って、上記モータ7
2の作動でスプロケット70及びチェーン74が駆動さ
れ、このチェーン74に取付けられた押圧棒78が保温
室10内に臨んだ状態でスリット19に沿って移動する
ことにより、この押圧棒78によって各台車25の被押
圧板66が後方(図1では左方)から押圧され、これに
より各台車25が前方へ向かって走行するようになって
いる。
【0030】さらに、図3,5に示すように、上記床板
80、これに載置された断熱材18、、支持部材20、
及びガイドレール22において、前記溶融炉11の直下
方に位置する部分は他の部分から切り離されており、こ
の切り離された部分が図2,5に示すような複数個(図
例では4個)のロードセル80及びブラケット82を介
して側板16に支持されている。この切離し部分の前後
方向の寸法L(図5)はほぼ台車25一台分の寸法に匹
敵しており、従って、この部分に載った台車25及び溶
融スラグ容器24全体の重量、すなわち上記溶融炉11
の直下方に位置する台車25及び溶融スラグ容器24全
体の重量が上記切離し部分の断熱材18等の重量も併せ
てロードセル80により検出されるようになっている。
【0031】これらロードセル80の検出信号は、図1
に示す駆動制御装置84に入力されるようになってい
る。この駆動制御装置84は、上記ロードセル80によ
り検出された総重量が一定値、具体的には溶融スラグ容
器24内が溶融スラグでほぼ満たされた状態での総重量
に相当する値に到達した時点でモータ72を作動させ、
押圧棒78の配設ピッチ分だけ、すなわち台車25間の
距離分だけチェーン74を駆動するように構成されてい
る。
【0032】保温室10内において、溶融炉11の直前
方(図1では直右方)の位置には、天板12から垂直軸
97を介して左右一対の閉蓋板98が吊り下げ状態で取
付けられている。図5に示すように、各閉蓋板98は、
前方(図では右方)に向かうに従って互いの離間寸法が
小さくなる平面視ハ字状に配置されており、これら閉蓋
板98の配設位置を、蓋28が開いた状態にある溶融ス
ラグ容器24が通過することにより、各蓋28が各閉蓋
板98と当接して中央側へ押され、これら蓋28がその
自重で自動的に閉じるようになっている。
【0033】また、図1に示すように、上記保温室10
を形成する天板12の最後端位置には、水平軸86回り
に回動可能な回動扉88が設けられ、この回動扉88の
直前方の位置には、昇降可能な昇降扉90が設けられて
いる。同様に、上記天板12の最前端位置には、水平軸
92回りに回動可能な回動扉94が設けられ、この回動
扉94の直後方の位置には、昇降可能な昇降扉96が設
けられている。
【0034】上記保温室10内は、図1に示すようなガ
ス吸引通路102を介してエジェクタポンプ(ガス吸引
手段)104に接続されている。このエジェクタポンプ
104の内部には、供給自動弁(温度制御手段を構成)
106を介して高圧空気が導入されるようになってお
り、この導入時に発生する負圧により、保温室10内の
ガスがガス吸引通路102を通じて吸引されるようにな
っている。さらに、上記駆動室68内は複数の弁11
0、吸気通路111、及び吸気自動弁112を通じて系
外に連通されており、各弁110及び吸気自動弁112
が開いた状態で上記エジェクタポンプ104により保温
室10内のガスが吸引されることにより、この保温室1
0内へ上記駆動室68及びスリット19を通じて系外か
ら空気が供給される(すなわち吸気が行われる)ように
なっている。
【0035】さらに、上記保温室10内の適当な位置、
例えば溶融炉11の排出口13とガス吸引個所との間の
位置等には、この保温室10内の温度を検出するため
の、熱電対等からなる温度検出装置99が配設され、そ
の検出信号が図1に示すような温度制御装置108に入
力されるようになっている。
【0036】この温度制御装置108は、上記温度検出
装置99により検出される保温室内温度を予め定められ
た徐冷用温度(この実施例では500℃)に保つように
上記供給自動弁106や吸気自動弁112の開閉制御を
行うように構成されている。例えば、上記検出温度が5
00℃よりも低い場合には、供給自動弁106を開いて
ガス吸引を行わせることにより、溶融炉11の排出口1
3から保温室10内へ燃焼ガスを引出させ、その熱エネ
ルギを利用して保温室内温度を上げる一方、上記検出温
度が500℃よりも高い場合には、上記供給自動弁10
6を閉じてガス吸引を止めるか、あるいはガス吸引を行
った状態で吸気自動弁112を開いて駆動室68を経由
して吸気を行って保温室10内を冷却するといった制御
を実行する。ここで、保温室10内が500℃を超えな
いように温度制御しているのは、保温室10内温度が異
常に上昇して露出金属の熱変形や酸化損耗を防ぐためで
ある。
【0037】次に、この装置の作用を説明する。
【0038】まず、保温室10内のガイドレール22上
に複数の溶融スラグ容器24及び台車25を等間隔で配
置し、かつ一つの溶融スラグ容器24を溶融炉11の排
出口13の下方に位置決めしておく。ここで、保温室1
0内への溶融スラグ容器24及び台車25の搬入は、台
車25に設けられた吊り下げ用金具60を利用して図1
に示すクレーンロープ116等で吊り下げ、この状態の
まま溶融スラグ容器24及び台車25を一体に回動扉8
8から保温室10内に搬入するようにすれば良い。な
お、この搬入の段階では、溶融スラグ容器24の蓋28
は予め開いた状態にしておくようにする。また、保温室
10からの放熱を防ぐため、常時、回動扉88と昇降扉
90の少なくとも一方、及び回動扉94と昇降扉96の
少なくとも一方は必ず閉じておくようにする。
【0039】このような状態において、溶融炉11内で
下水汚泥等の廃棄物の溶融が行われることにより、その
溶融物(溶融スラグ)は排出口13を通じて下方の溶融
スラグ容器24内に注入される。この注入の際、保温室
10内の温度は上述の温度制御装置108の制御により
約500℃に保たれているので、上記排出口13と溶融
スラグ容器24とが密閉状態で接続されていなくても、
注入時に溶融スラグが急冷されることがない。また、排
出口13が固化したスラグで閉塞されるおそれもない。
【0040】上記のようにして溶融スラグ容器24内に
一定量の溶融スラグが注がれ、ロードセル80により検
出される総重量が一定値に達すると、その検出信号によ
り駆動制御装置84がモータ72を一定時間だけ作動さ
せる。このモータ72の作動により、スプロケット70
及びチェーン74が1ピッチ分だけ駆動され、この駆動
により、チェーン74側に固定された押圧棒78が台車
25側の被押圧板66を後方から押圧して各台車25が
1ピッチ分だけ前方へ走行する。これにより、上記溶融
スラグが注入された溶融スラグ容器24が上記排出口1
3の下方の位置から退避するとともに、次の溶融スラグ
容器24が上記排出口13の下方の位置へ位置決めさ
れ、溶融スラグの注入が続けて実行される。
【0041】上記排出口13の下方の位置から退避した
溶融スラグ容器24は、閉蓋板98の配設位置を通過す
るが、この際に各蓋28が各閉蓋板98と当接すること
により各蓋28が内方へ押され、各蓋28はその自重で
自動的に閉じる。このような状態で、溶融スラグ容器2
4内の溶融スラグは、この溶融スラグ容器24を構成す
る断熱材30の形状、特に厚み寸法に応じた冷却速度で
ゆっくりと冷され、徐々に固化されていく。
【0042】そして、この溶融スラグ容器24が最前方
の位置(図1では最右方の位置)に到達した時点で、昇
降扉96を閉じるとともに回動扉94を開き、上記クレ
ーンロープ116等で溶融スラグ容器24及び台車25
全体を保温室10内から引上げる。その後、溶融スラグ
の徐冷を終了し、完全に冷却した後に、溶融スラグ容器
24から固化されたスラグを取り出す。ここで、溶融ス
ラグ容器24の内表面はSUS310Sなどの耐腐食性
に優れた金属からなる内モールド32で構成されている
ので、この溶融スラグ容器24と前記溶融スラグとは殆
ど反応しておらず、従ってこの溶融スラグ容器24から
徐冷後のスラグを容易に分離し、取出すことができる。
【0043】なお、このような溶融スラグ容器24及び
台車25の取り出しと同時に、次の新しい溶融スラグ容
器24及び台車25を回動扉88から保温室10内に搬
入するようにしておく。
【0044】以上のように、この装置では、一定温度に
保たれた保温室10内において、断熱材30を有する複
数の溶融スラグ容器24に対し、溶融炉11内で生成さ
れた溶融スラグを順に注入するようにしているので、上
記溶融スラグを急冷することなく連続的に溶融スラグ容
器24に注入することができる。しかも、溶融スラグ容
器24に注入した後は、この溶融スラグ容器24に設け
られた断熱材30による保温作用で溶融スラグを十分に
遅い冷却速度で徐冷することができ、これによって強度
の高い良質の硬質骨材を製造することができる。
【0045】図6は、上記実施例のように断熱材30を
巻いた溶融スラグ容器24を用いた場合と、上記断熱材
30を有しない溶融スラグ容器を用いた場合のスラグ温
度の時間変化をそれぞれ曲線C1,C2で示したもので
あり、同図には、冷却速度が1℃/m、3℃/m、5℃
/mの場合のスラグ温度の時間変化を参考的に直線L
1,L2,L3でそれぞれ示してある。この図に示され
るように、断熱材30を巻いた溶融スラグ容器24を用
いることにより、溶融スラグの冷却速度が十分に抑えら
れ、より良質の硬質骨材を製造することができることは
明らかである。しかも、上記断熱材30の厚み寸法を変
えることにより、上記冷却速度を原料廃棄物の組成に応
じた好適な値に調節することができる。
【0046】さらに、上記実施例装置によれば、次のよ
うな効果をも得ることができる。
【0047】(a) 容器本体26に蓋28を装着している
ので、溶融スラグ注入後に蓋28を閉じることにより、
冷却速度をより低減させることができるとともに、溶融
スラグ容器24の上端部付近においてもその底部と同様
に徐冷された良質のスラグを生成することができる。し
かも、蓋28を両開き式としているので、片開き式の構
造に比べ、蓋28を開いた時の上方への突出量が少な
く、その分保温室10の設置スペースを削減することが
でき、これに伴って保温室10内の保温に要する熱量も
節約することができる。また、溶融スラグ容器24の移
動中に閉蓋板98との当接で蓋28が閉じるようにして
いるので、簡単な構造で確実に溶融スラグ容器24の保
温効果を高めることができる。
【0048】(b) 保温室10の最後端部及び最前端部に
おいて二重扉を設けているので、回動扉88,94を開
く際には昇降扉90,96を閉じておくことにより、溶
融スラグ容器24の搬入あるいは搬出の際に、正圧時に
は保温室10内の熱が逃げることを防ぎ、負圧時には大
量の外部冷気の吸引を防ぐことができる。
【0049】(c) 保温室10内を保温する手段として、
保温室10内からガスを吸引し、この吸引により発生す
る負圧で溶融炉11内の燃焼ガスを引き込むことにより
保温室10内を加熱するようにしているので、特別な加
熱装置を設置することなく、溶融炉11の廃熱を利用し
て効率良く保温室10内を加熱することができるととも
に、上記排出口13の閉塞をより確実に防ぐことができ
る。また、上記ガス吸引の際に吸気自動弁112を開
き、駆動室68を通じての吸気を行うことにより、保温
室10内の冷却も迅速に行うことができる。
【0050】(d) 保温室10内の温度を検出する温度検
出装置99と、その検出温度に基づいて供給自動弁10
6及び吸気自動弁112を開閉する温度制御装置108
を備えているので、保温室10内の温度を自動的にコン
トロールすることができ、労力の削減を図ることができ
る。
【0051】(e) 内外モールド32,34同士を連結す
る手段として、2つのナット42,44をもつ連結部材
46を備えているので、両モールド32,34同士の間
隔を容易に調整することができ、このため、共通のモー
ルド32,34に種々の厚み寸法を有する断熱材30を
容易に装着することができる。
【0052】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0053】(1) 上記実施例では台車25を用いて溶融
スラグ容器24を移動させているが、本発明では溶融ス
ラグ容器を移動させる移送手段の種類を問わず、プッシ
ャーやウォーキングロッド、ベルトコンベアなど、種々
の搬送手段が適用可能である。
【0054】(2) 本発明において、溶融スラグ容器の形
状は上方に開口する容器状であれば良く、図示の円錐台
状の他、角錐台その他の形状が適用可能である。ただ
し、上記円錐台状に形成した場合、同じ容積をもつ角錐
台状の容器に比して放熱面積をより小さくすることがで
き、これにより溶融スラグの冷却速度をさらに抑えるこ
とが可能となる。
【0055】(3) 上記実施例では、溶融スラグ容器24
内に所定量の溶融スラグが注入されたことを検出する手
段としてロードセル80を用いているが、その他、溶融
スラグ容器24内の溶融スラグのレベルを放射線等で検
出するレベルセンサなどを用いることも可能である。ま
た、溶融スラグの流出量が安定している場合には、一定
の時間が経過する度に各溶融スラグ容器24を移動させ
るようにしてもよい。
【0056】(4) 蓋28を閉じる手段としては、上記の
ような閉蓋板98に限らず、例えばプッシャで蓋28を
側方から押圧するようにしてもよい。
【0057】(5) 上記実施例では、溶融スラグ容器24
において断熱材30の内外両表面にモールド32,34
を配しているが、本発明では少なくとも断熱材30の内
表面に内モールド32を配することにより、上記と同様
の効果を得ることができる。
【0058】(6) 上記実施例では、500℃を基準とし
て保温室10内の温度制御を行うようにしているが、こ
の温度設定は装置全体の構造等に応じて適宜設定すれば
よい。また、設定温度に幅をもたせ、許容温度範囲とし
て設定するようにしてもよい。
【0059】(7) 上記実施例では、保温室10に対する
溶融スラグ容器24の搬入・搬出をクレーンロープ11
6で行っているが、これに代え、コンベア等による搬入
・搬出も可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、次のよ
うな効果を得ることができる。
【0061】まず、請求項1記載の溶融スラグ容器は、
容器状の断熱材の少なくとも内表面にこの断熱材よりも
上記溶融スラグに対する耐腐食性に優れた金属からなる
モールドが配されたものであるので、上記断熱材の保温
作用により、注入された溶融スラグを十分遅い冷却速度
で徐冷することができ、これにより良質の硬質骨材を確
実に生成することができる。また、溶融スラグの冷却速
度は断熱材の厚み寸法で調整することが可能であり、溶
融スラグ容器全体の容量をむやみに大きくすることなく
十分な冷却速度の抑制を行うことができる。しかも、溶
融スラグ容器と溶融スラグとは殆ど反応することがな
く、よって溶融スラグ容器からスラグを容易に分離し、
取り出すことができ、これに伴って同じ溶融スラグ容器
を何度も使用することが可能となる。
【0062】さらに、請求項2記載の溶融スラグ容器で
は、この容器内に溶融スラグを注入した後、蓋を閉じる
ことにより、溶融スラグの冷却速度をさらに抑え、溶融
スラグ容器の開口部付近においても容器底部と同様に徐
冷された良質の硬質骨材を生成することができる。さら
に、請求項3記載の装置のように、上記蓋を両開き式と
し、この蓋の開状態での突出量を抑えることにより、保
温室の必要スペースをより削減することができ、これに
伴って、保温室内の保温に要する熱量を節約することが
できる。
【0063】また、請求項4,5記載の方法及び装置で
は、内部温度が一定に保たれた保温室内で溶融炉の排出
口から溶融スラグ容器内に溶融スラグを注入するように
しているので、溶融炉の排出口と溶融スラグ容器とを密
閉状態で接続することなく、連続的に溶融スラグを溶融
スラグ容器内に流し込んで徐冷することができ、これに
より、良質の硬質骨材を効率良く低コストで製造するこ
とができる効果がある。 さらに、請求項6記載の装置
では、上記保温室内のガスの吸引で上記溶融炉の排出口
からの燃焼ガスの排出を促進させることにより、溶融炉
の廃熱を利用して保温室内の保温を行うようにしている
ので、特別な加熱装置を用いることなく、効率良く保温
室内の保温を行うことができるとともに、溶融炉排出口
の閉塞をより確実に防ぐことができる効果がある。
【0064】さらに、請求項7記載の装置では、上記保
温室内の温度を検出する温度検出手段と、この検出され
た温度に基づいて上記ガス吸引の制御を行う温度制御手
段とを備えているので、保温室内の温度コントロールを
自動的に行うことができ、これにより労力の削減を図る
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における硬質骨材の製造装置
の全体構成を示すフローシートである。
【図2】上記硬質骨材の製造装置における保温室及び駆
動室の内部構造を示す断面側面図である。
【図3】上記保温室及び駆動室の内部構造を示す正面図
である。
【図4】上記硬質骨材の製造装置における溶融スラグ容
器の内モールドと外モールドの連結構造を示す一部断面
正面図である。
【図5】上記保温室の内部構造を示す一部断面平面図で
ある。
【図6】上記硬質骨材の製造装置における溶融スラグ容
器を用いた場合及び断熱材を有しない溶融スラグ容器を
用いた場合における溶融スラグの冷却速度を示すグラフ
である。
【図7】従来の硬質骨材の製造装置の一例を示す断面正
面図である。
【符号の説明】 10 保温室 11 溶融炉 24 溶融スラグ容器 25 台車(移送手段を構成) 26 容器本体 28 蓋 30 断熱材 32 内モールド 34 外モールド 68 駆動室 72 モータ(移送手段を構成) 74 チェーン(移送手段を構成) 99 温度検出装置 102 ガス吸引通路 104 エジェクタポンプ(ガス吸引手段) 106 供給自動弁(温度制御手段を構成) 108 温度制御装置(温度制御手段を構成)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を原料とする溶融スラグが注入さ
    れる溶融スラグ容器であって、上方に開口する容器状に
    形成された断熱材と、この断熱材よりも上記溶融スラグ
    に対する耐腐食性に優れた金属からなり、この断熱材の
    少なくとも内側面に配されたモールドとを備えたことを
    特徴とする溶融スラグ容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溶融スラグ容器におい
    て、この溶融スラグ容器の上部にその開口を開閉する蓋
    を装着したことを特徴とする溶融スラグ容器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の溶融スラグ容器におい
    て、上記蓋が両開き式であることを特徴とする溶融スラ
    グ容器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の溶融ス
    ラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬質骨材の製造方
    法であって、溶融炉内で廃棄物を溶融し、溶融スラグを
    生成する一方、内部温度が予め定められた徐冷用温度に
    保たれた保温室内に上記溶融スラグ容器を入れ、この保
    温室内で溶融スラグ容器内に上記溶融スラグを注入し、
    この溶融スラグ容器内で溶融スラグを徐冷することを特
    徴とする溶融スラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬
    質骨材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の溶融ス
    ラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬質骨材の製造装
    置であって、廃棄物を溶融し、溶融スラグとして下部の
    排出口から排出する溶融炉と、この溶融炉の排出口が上
    方から内部に挿入された保温室と、この保温室の内部温
    度を予め定められた徐冷用温度に保つ保温手段と、複数
    の溶融スラグ容器をこれらの溶融スラグ容器が上記溶融
    炉の排出口から排出された溶融スラグを受け取る位置に
    順に移送する移送手段とを備えたことを特徴とする溶融
    スラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬質骨材の製造
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の溶融スラグ容器を用いた
    廃棄物を原料とする硬質骨材の製造装置において、上記
    保温手段として、上記保温室内のガスを吸引することに
    より上記溶融炉の排出口から保温室内への燃焼ガスの流
    出を促進させるガス吸引手段を備えたことを特徴とする
    溶融スラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬質骨材の
    製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の溶融スラグ容器を用いた
    廃棄物を原料とする硬質骨材の製造装置において、上記
    保温手段として、上記保温室内の温度を検出する温度検
    出手段と、この検出された温度に基づいて上記ガス吸引
    手段の作動を制御する温度制御手段とを備えたことを特
    徴とする溶融スラグ容器を用いた廃棄物を原料とする硬
    質骨材の製造装置。
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