JPH11226636A - 異形状管の内面加工方法 - Google Patents

異形状管の内面加工方法

Info

Publication number
JPH11226636A
JPH11226636A JP3826898A JP3826898A JPH11226636A JP H11226636 A JPH11226636 A JP H11226636A JP 3826898 A JP3826898 A JP 3826898A JP 3826898 A JP3826898 A JP 3826898A JP H11226636 A JPH11226636 A JP H11226636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mandrel
processing
rotating
tube
special shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3826898A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Horikoshi
稔之 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP3826898A priority Critical patent/JPH11226636A/ja
Publication of JPH11226636A publication Critical patent/JPH11226636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】無駄な工程を経ることなく、異形状管の内面へ
直接加工を施し、非常に均一な内面加工を得ることので
きる、異形状管の内面加工方法を提供。 【解決手段】異形状管の内部に非円形のマンドレルを挿
入し、このマンドレルを偏心して回転させることで異形
状管の内面を直接加工する。非円形のマンドレルの回転
表面に加工用溝を施しておくと良い。異形状管が横断面
矩形(正方形を含む)の場合、非円形マンドレルの回転
表面を略三角形となし、マンドレルに関する回転軸と偏
心回転軸との角速度の比率を1:3とし、この非円形マ
ンドレルを偏心して回転させたときの回転表面における
三角形各頂点の軌跡が矩形の輪郭を描くようにすると良
い。また、異形状管が横断面三角形状の合;マンドレル
の回転表面を略楕円形となし、マンドレルに関する回転
軸と偏心回転軸との角速度の比率を1:3とし、このマ
ンドレルを偏心して回転させたときの回転表面における
楕円形長軸側両端の軌跡が三角形の輪郭を描くようにす
ると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管の内面に加工を
施す技術に関し、より具体的には、横断面非円形の異形
状管の内面加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、先に提案されたこの種
の異形状管の製造方法及びこれに伴う内面加工方法の従
来例を示しており、図4の例では、横断面円形の管1の
内面に円形のマンドレル2を挿入してこれを回転させる
ことにより、管1の内面を加工し、その後、引き抜きダ
イス3にて横断面非円形の異形状管1′に成形する方法
である。
【0003】一方、図5の例では、板材4の板面に加工
用ロール5で所要の加工を施した後、当該加工面を内側
となるように、異形状管6に成形し、合わせ目を溶接7
にて接合する方法である。異形状管とする成形は、ロー
ルフォーミング等で行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のう
ち、図4に示すいわゆる円管先付け加工の方法では、内
面に所要の加工を施した横断面円形の管1を矩形状の如
く異形状管に成形した際に、管内面の加工部分が偏って
しまう等の問題があり、目的どおりの内面加工が得難か
った。また、内面に加工が施された異形状管を製造する
という工程の前工程として、円管を製造するという工程
が含まれ、製造上からみて非効率的であった.一方、図
5に示すいわゆる板面先付け加工の方法では、面加工の
後で異形状管としてから溶接が行われるので、管の内面
に溶接跡が残り、これを取り除くことが難しく、このた
めに溶接跡が残り、目的どおりの内面加工が得難かっ
た。また、内面に加工が施された異形状管として得る過
程で、板への面加工、板から異形状管への加工及び溶接
を伴い、製造上から見て多段の工程を経るので非効率的
である。
【0005】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、無駄な工程を経ることなく、異形状管の内面へ直接
加工を施し、非常に均一な内面加工を得ることのでき
る、異形状管の内面加工方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する異
形状管の内面加工方法は、異形状管の内部に非円形のマ
ンドレルを挿入し、この非円形のマンドレルを偏心して
回転させることにより、異形状管の内面を直接加工する
方法からなる。
【0007】このましい態様として、非円形のマンドレ
ルの回転表面に加工用溝を施しておくと良い。
【0008】異形状管としては、横断面非円形であれば
種々の形態が考えられるが、主に、横断面形状において
矩形(正方形を含む)と三角形がある。これら所望の形
態において好ましい内面加工方法を次に示す。
【0009】横断面矩形(正方形を含む)状の異形状管
を加工する場合;非円形マンドレルの回転表面を略三角
形となし、マンドレルに関する回転軸と偏心回転軸との
角速度の比率を1:3とし、この非円形マンドレルを偏
心して回転させたときの回転表面における三角形各頂点
の軌跡が矩形の輪郭を描くようにする方法。
【0010】横断面三角形状の異形状管を加工する場
合;マンドレルの回転表面を略楕円形となし、マンドレ
ルに関する回転軸と偏心回転軸との角速度の比率を1:
3とし、このマンドレルを偏心して回転させたときの回
転表面における楕円形長軸側両端の軌跡が三角形の輪郭
を描くようにする方法。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一実施例にし
て、異形状管として矩形(正方形)管9を対象とし、こ
れに非円形のマンドレル8を用いて内面加工を施す方法
を示している。図2は、非円形のマンドレルの回転構造
及び回転軌跡を示している。
【0012】この実施例では、非円形のマンドレル8の
先端回転表面10を略三角形として加工用の溝を施して
おき、このマンドレル8を矩形(正方形)管9の中に挿
入し、これを偏心して回転させることにより、矩形(正
方形)管9の内面に直接加工を施すようにしている。
【0013】マンドレル8は、その先端部分に加工部を
具備するもので、図2の符号10のような略三角形の回
転表面を有して、回転軸11にて自由に回転できるよう
にしている。回転軸11は偏心回転軸12に接続された
状態で自由な回転が行えるようにしている。
【0014】今、図2のように、回転軸11にトルクを
与えて左(右)回転させると、マンドレル先端(10)
は管内面との摩擦で右(左)に回転する。この時、回転
軸11と偏心回転軸12との角速度の比率を1:3に設
定してあると、マンドレル先端の回転表面10の三角形
各頂点の回転軌跡は、矩形(正方形)の輪郭を描くよう
になる。このことにより、横断面矩形(正方形)の管9
の内面を直接加工でき、しかも内面全体に均一な加工を
施すことが可能となる。
【0015】図3は、本発明の第二実施例にして、異形
状管として三角形の管を対象とし、これに非円形のマン
ドレルを用いて内面加工を施す方法を示している。尚、
この図3では、非円形のマンドレルの回転構造及び回転
軌跡のみを示している。
【0016】この実施例では、非円形のマンドレルの先
端回転表面13を略楕円形として加工用の溝を施してお
き、このようなマンドレルをして三角形の管の中に挿入
し、これを偏心して回転させることにより三角形の管の
内面を加工するのである。
【0017】マンドレルは、先端部分に加工部を具備す
るもので、符号13のような略楕円形の回転表面を有し
て、回転軸にて自由に回転できるようにしている。回転
軸は偏心回転軸12に接続された状態で自由な回転が行
えるようにしている。
【0018】今、図3のように、回転軸11にトルクを
与えて左(右)回転させると、マンドレル先端13は管
内面との摩擦で右(左)に回転する。この時、回転軸1
1と偏心回転軸12との角速度の比率を1:3に設定し
てあると、マンドレル先端の回転表面10の楕円形長軸
両端の回転軌跡は、三角形の輪郭を描くようになる。こ
のことにより、横断面三角形の管の内面を直接加工で
き、しかも内面全体に均一な加工を施すことが可能とな
る。
【0019】尚、上記のようなマンドレルをドリルとし
て応用すると、矩形(正方形)の穴や三角形の穴を開け
ることも可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、無
駄な工程を経ることなく、異形状管の内面へ直接加工を
施し、非常に均一な内面加工を得ることのできる、異形
状管の内面加工方法を提供するという所期の課題(目
的)を達成することができる。
【0021】本発明により提供する異形状管の内面加工
方法によれば、独自のマンドレルにて異形状管の内面を
直接加工できることから、従来例1;図4のように、
円形管で内面加工した後で異形状管に伸管した際に生ず
る内面の歪みを回避することができる。従来例2;図
5のように、板材表面に加工した後で異形状管として溶
接した際に生ずる、管内面の溶接跡を回避することがで
きる。等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異形状管の内面加工方法の第一実
施例にして、横断面矩形(正方形)の管に内面加工を施
す方法を部分断面化して示す説明図。
【図2】図1に示す方法の、マンドレルの回転構造及び
回転軌跡を示す説明図。
【図3】本発明にかかる異形状管の内面加工方法の第二
実施例を、マンドレルの回転構造及び回転軌跡で示す説
明図。
【図4】第一の従来例にして、矩形状管の製造方法及び
これに伴って行われる内面加工方法を示す説明図。
【図5】第二の従来にして、矩形状管の製造方法及びこ
れに伴って行われる内面加工方法を示す説明図。
【符号の説明】
8 非円形のマンドレル(三角形状) 9 異形状管;矩形状管 10 回転表面 11 回転軸 12 偏心回転軸 13 非円形のマンドレル(楕円形状)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面非円形の異形状管の内面を加工する
    方法であって、異形状管の内部に非円形のマンドレルを
    挿入し、この非円形のマンドレルを偏心して回転させる
    ことにより、異形状管の内面を直接加工する、異形状管
    の内面加工方法。
  2. 【請求項2】非円形のマンドレルの回転表面に加工用溝
    を施しておく、請求項1記載の異形状管の内面加工方
    法。
  3. 【請求項3】横断面矩形(正方形を含む)状の異形状管
    を加工する場合であって、非円形マンドレルの回転表面
    を略三角形となし、マンドレルに関する回転軸と偏心回
    転軸との角速度の比率を1:3とし、この非円形マンド
    レルを偏心して回転させたときの回転表面における三角
    形各頂点の軌跡が矩形の輪郭を描くようにする、請求項
    1記載の異形状管の内面加工方法。
  4. 【請求項4】横断面三角形状の異形状管を加工する場合
    であって、マンドレルの回転表面を略楕円形となし、マ
    ンドレルに関する回転軸と偏心回転軸との角速度の比率
    を1:3とし、このマンドレルを偏心して回転させたと
    きの回転表面における楕円形長軸側両端の軌跡が三角形
    の輪郭を描くようにする、請求項1記載の異形状管の内
    面加工方法。
JP3826898A 1998-02-20 1998-02-20 異形状管の内面加工方法 Pending JPH11226636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3826898A JPH11226636A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 異形状管の内面加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3826898A JPH11226636A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 異形状管の内面加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11226636A true JPH11226636A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12520582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3826898A Pending JPH11226636A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 異形状管の内面加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11226636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103883200A (zh) * 2014-03-10 2014-06-25 苏州捷德瑞精密机械有限公司 一种方形铝材及其生产设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103883200A (zh) * 2014-03-10 2014-06-25 苏州捷德瑞精密机械有限公司 一种方形铝材及其生产设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3365976B2 (ja) ハブディスクの成形方法及び同成形に用いる金属スピニングローラ
JP2008229677A (ja) 中空ラックバー並びに中空ラックバーの端部縮径方法及び装置
JPS61249640A (ja) 加工硬化性材料製の拡大端部を有する管の製造方法
JPH11129116A (ja) リーマーおよびその使用方法
KR20150017551A (ko) 관 플랜징 방법
JPH11226636A (ja) 異形状管の内面加工方法
JPS6313625A (ja) 円管の口絞り方法
JP2001121241A (ja) 中空シャフト及びその製造方法
JP4270921B2 (ja) 有底管およびその成形方法
JPH0316206B2 (ja)
JP2001063307A (ja) 前輪駆動車両の中空ドライブシャフトおよびその製造方法
JPH11320274A (ja) 金属管同士或いは金属管と金属棒の結合構造とその結合方法
JP2002340012A (ja) スリーブヨーク用粗形材及びその製造方法
JPH033378Y2 (ja)
JP2002066665A (ja) 筒体の加工方法
JP4254024B2 (ja) 切削工具及び切削工具の接合方法
JP2585705B2 (ja) ドリルシャンクの製造方法
KR20180104204A (ko) 드라이브 샤프트의 제조 방법
JPH0824990B2 (ja) ドリル部付きマンドレルの製造方法
JP2000107832A (ja) 溶接用ノズルの製造方法
JPH10217030A (ja) リーマ
JPS59225843A (ja) アイジヨイントの半製品の製造方法
JPH05237578A (ja) 歯車付中空軸の製造方法
JPS597421A (ja) 金属製バツトの製造方法
JP2002263761A (ja) 中空ラック軸およびその製造方法