JPH1122648A - 燃料ポンプ - Google Patents

燃料ポンプ

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Publication number
JPH1122648A
JPH1122648A JP17995897A JP17995897A JPH1122648A JP H1122648 A JPH1122648 A JP H1122648A JP 17995897 A JP17995897 A JP 17995897A JP 17995897 A JP17995897 A JP 17995897A JP H1122648 A JPH1122648 A JP H1122648A
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JP
Japan
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oil
fuel
plunger
chamber
pressure
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Application number
JP17995897A
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English (en)
Inventor
Hidenori Sakai
秀則 坂井
Takayuki Arai
孝之 荒井
Yorito Nakao
頼人 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ポンプの小型化をはかり、高速時に燃料
ポンプの効率を維持する。 【解決手段】 プランジャ7の往復動に伴うオイルの流
動により撓むベローズ11と、ベローズ11により画成
される燃圧室10とを備える燃料ポンプ1において、油
圧室8にオイルを供給する補充油通路18と、補充油通
路18に導かれるオイルを貯溜するカム室25と、カム
室25の圧力を高める昇圧ピストン27等を備えるもの
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧を介して駆動
される燃料ポンプの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】筒内直接噴射式エンジンに備えられる燃
料ポンプとして、密封構造のダイヤフラム等の隔壁によ
って燃圧室を画成し、燃圧室の拡縮により燃料の吸入お
よび圧送を行うものがある。これは、ピストンやプラン
ジャ等のシリンダ構造によるものに比較して洩れがな
く、効率よく高圧が得られるという特徴がある。
【0003】この種の燃料ポンプとして従来例えば図5
に示すようなものがあった(特開平5−118279号
公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、ダイヤフラム7
1を撓ませる機構として、ダイヤフラム71との間に油
圧室68を画成するシリンダ74と、シリンダ74に摺
動可能に嵌合するプランジャ67と、プランジャ67を
シリンダ74に対して往復動させる駆動手段とを備え、
プランジャ67の往復動に伴うオイルの流動によりダイ
ヤフラム71を撓ませるようになっている。
【0005】油圧室68の拡縮に伴いダイヤフラム71
が撓むことにより燃圧室70が拡縮する。燃圧室70が
拡張するのに伴い燃料入口バルブ62が開き、比較的低
圧の燃料が燃圧室70へと吸い込まれる。燃圧室70が
収縮するのに伴い燃料出口バルブ63が開き、燃圧室7
0の燃料がエンジンの燃料噴射ノズルへと圧送される。
【0006】プランジャ67がシリンダ74を移動して
油圧室68のオイルを圧送する行程で、一部のオイルが
プランジャ67とシリンダ74の隙間を通って洩れ出
す。これに対処して、シリンダ74には補充油通路64
が接続され、洩れ分に相当するオイルが補充油通路64
から油圧室68に吸入されるようになっている。
【0007】この補充油通路64はシリンダ74のプラ
ンジャ67が摺接する部位に開口している。したがって
プランジャ67がシリンダ74を移動して補充油通路6
4の開口部を閉塞することにより、油圧室68の圧力が
高められることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の燃料ポンプにあっては、補充油通路64から
油圧室68に導かれるオイルの圧力が大気圧程度と低い
場合、エンジンの高回転時にプランジャ67が高速で往
復動して、補充油通路64が油圧室68に連通する時間
が短くなると、補充油通路64から油圧室68に吸い込
まれるオイル量が不足し、ダイヤフラム71がプランジ
ャ67の動きに追従できなくなって、燃料ポンプは所期
の吐出圧が得られなくなる可能性がある。
【0009】また、補充油通路64にピストンやシリン
ダで構成される油圧ポンプを接続して、補充油通路64
から油圧室68に導かれるオイルの圧力を高めることも
考えられるが、油圧ポンプを設けることによって燃料ポ
ンプの大型化を招くという問題点がある。
【0010】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、燃料ポンプの小型化をはかり、高速時に燃料
ポンプの効率を維持することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の燃料ポ
ンプは、オイルが充填される油圧室を画成する油圧シリ
ンダと、油圧シリンダに摺動可能に嵌合するプランジャ
と、プランジャを油圧シリンダに対して往復動させる駆
動手段と、プランジャの往復動に伴うオイルの流動によ
り撓む隔壁と、隔壁により画成される燃圧室と、燃圧室
の拡張に伴い燃圧室に流入する燃料に対して開弁する燃
料入口バルブと、燃圧室の収縮に伴い燃圧室から流出す
る燃料に対して開弁する燃料出口バルブとを備える燃料
ポンプにおいて、前記油圧室にオイルを供給する補充油
通路と、補充油通路に導かれるオイルを貯溜する油溜室
と、油溜室の圧力を高める昇圧手段とを備えるものとし
た。
【0012】請求項2に記載の燃料ポンプは、請求項1
に記載の昇圧手段として、油溜室に連通する昇圧シリン
ダと、昇圧シリンダに摺動可能に嵌合される昇圧ピスト
ンと、昇圧ピストンを油溜室を昇圧する方向に付勢する
昇圧スプリングとを備えるものとした。
【0013】請求項3に記載の燃料ポンプは、請求項1
または2に記載の発明において、前記補充油通路をプラ
ンジャのストローク位置に応じて油溜室と油圧室を連通
する構成とした。
【0014】請求項4に記載の燃料ポンプは、請求項1
から3のいずれか一つに記載の発明において、前記補充
油通路に油溜室から油圧室に供給されるオイルに対して
開弁する補充チェックバルブを介装するものとした。
【0015】請求項5に記載の燃料ポンプは、請求項1
から4のいずれか一つに記載の駆動手段としてプランジ
ャを往復動させるカムを備え、油溜室をカムが収装され
るカム室とした。
【0016】請求項6に記載の燃料ポンプは、請求項1
から4のいずれか一つに記載の駆動手段としてプランジ
ャを往復動させるカムを備え、プランジャの外周面を包
囲して伸縮可能な筒形をしたベローズを備え、油溜室を
プランジャの外周面とベローズの間に画成するものとし
た。
【0017】請求項7に記載の燃料ポンプは、請求項1
から6のいずれか一つに記載の隔壁として油圧室の圧力
変化により伸縮可能な筒形をしたベローズを備え、ベロ
ーズの外側に燃圧室を画成し、ベローズの内側に油圧室
を連通し、油圧ポンプの少なくとも一部をベローズの内
側に配置するものとした。
【0018】請求項8に記載の燃料ポンプは、請求項7
に記載の発明において、前記ベローズを圧縮する与圧ス
プリングを備えるものとした。
【0019】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の燃料ポンプ
において、プランジャの往復動に伴い油圧室のオイルは
隔壁を撓ませて燃圧室を拡縮する。
【0020】燃圧室が拡張するのに伴い、燃圧室の燃料
圧力が低下し、燃料が燃料入口バルブを開いて燃圧室へ
と吸い込まれる。
【0021】燃圧室が収縮するのに伴い、燃圧室の燃料
圧力が上昇し、燃圧室の燃料は燃料出口バルブを開いて
吐出される。
【0022】プランジャが油圧シリンダに押し込まれる
圧送行程にて、大部分のオイルが油圧シリンダから隔壁
の方へ移動する一方、一部のオイルがプランジャと油圧
シリンダの隙間を通って洩れ出す。
【0023】プランジャが油圧シリンダ内から押し出さ
れる吸入行程の後半にて、洩れ分に相当するオイルが補
充油通路から油圧シリンダへと供給される。
【0024】油溜室の圧力が昇圧手段によって高められ
ることにより、油溜室から補充油通路を通って油圧室へ
と供給されるオイルの流速を高められる。これにより、
油溜室を大気圧とする場合に比べて、洩れ分に相当する
オイルが油圧室に充填されるのにかかる時間が短縮され
る。この結果、エンジンの高回転時にプランジャが高速
で往復動し、補充油通路が油溜室に連通する時間が短く
なっても、油溜室から補充油通路を通して油圧室に供給
されるオイル量が不足することがなく、油圧室には常に
オイルが充満した状態が維持され、燃料ポンプは所期の
吐出圧が維持される。
【0025】油溜室の圧力を昇圧手段によって高める構
造により、補充油通路に油圧ポンプを接続する構造に比
べて燃料ポンプの小型化がはかれる。
【0026】請求項2に記載の燃料ポンプにおいて、昇
圧シリンダに摺動可能に嵌合する昇圧ピストンが昇圧ス
プリングによって付勢されることによって油溜室の圧力
が昇圧され、高速時にも燃料ポンプの効率が維持され
る。
【0027】請求項3に記載の燃料ポンプにおいて、補
充油通路はプランジャのストローク位置に応じて油溜室
と油圧室を連通し、プランジャが往復動するのに伴って
オイルが油溜室から油圧室へと供給される。
【0028】請求項4に記載の燃料ポンプにおいて、補
充油通路が補充チェックバルブを介して油圧室に接続す
る構造のため、プランジャが油圧シリンダに押し込まれ
る圧送行程にて油圧室のオイルが補充油通路へ逆流する
ことが補充チェックバルブを介して阻止される。
【0029】これにより、プランジャの油圧シリンダの
間に設けられるシール長が補充油通路の開口部によって
減少することがなく、プランジャと油圧シリンダの隙間
からカム室へと洩れ出すオイル量が抑えられる。この結
果、所定の燃料吐出圧を得るためにピストンのストロー
ク等を増大する必要がなく、燃料ポンプの大型化が避け
られる。
【0030】請求項5に記載の燃料ポンプにおいて、カ
ムの回転に伴いプランジャが往復動する。プランジャの
往復動に伴い油圧室のオイルは隔壁を撓ませて燃圧室を
拡縮し、燃圧室に吸入された燃料を吐出する。
【0031】カム室にオイルを貯溜することにより、オ
イルを貯溜するタンクを別に設ける構造に比べて、燃料
ポンプの小型化がはかれる。
【0032】請求項6に記載の燃料ポンプにおいて、油
溜室がプランジャの外周面とベローズの間に画成される
構造のため、油溜室の圧力がプランジャに対してカムに
押し付ける方向に作用する。昇圧手段により油溜室の圧
力が高められると、プランジャがカムに押し付けられる
力が大きくなり、エンジンの高回転時にもプランジャを
カムに追従させ、燃料ポンプは所期の吐出圧を維持する
ことができる。
【0033】また、カム室の潤滑オイルが油圧室に供給
されるオイルと分離される構造のため、カム室に発生す
る異物が油圧室に侵入することがなく、燃料ポンプの耐
久性を高めることができる。
【0034】請求項7に記載の燃料ポンプにおいて、油
圧室が筒形をしたベローズの内側に連通する構造のた
め、油圧ポンプの少なくとも一部をベローズの内側に配
置して、燃料ポンプの小型化がはかれる。
【0035】燃料ポンプの少なくとも一部によってベロ
ーズ内の無駄容積が埋められる構造により、油圧室に充
填されるオイル量が少なくなるため、ベローズの伸縮に
伴う油圧室の圧力変動が大きくなり、燃料ポンプの吐出
量を増やすことができる。この結果、所定の燃料吐出圧
を得るために必要なプランジャのストロークが小さな
り、燃料ポンプの小型化がはかれる。
【0036】請求項8に記載の燃料ポンプにおいて、ベ
ローズは与圧スプリングを介して圧縮された状態で伸縮
作動することにより、ベローズがその自由長より伸長し
てベローズの耐久性が損なわれることを防止し、燃料ポ
ンプの耐久性を確保できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0038】図1に示すように、エンジンに備えられる
燃料ポンプ1は、ポンプハウジング21に中空の直円筒
状に形成されたベローズ11が収装され、ベローズ11
によって燃圧室10と油圧室8が仕切られる。ポンプハ
ウジング21とベローズ11の間に燃圧室10が画成さ
れ、ベローズ11の内側に油圧室8が画成される。な
お、油圧室8は互いに連通するベローズ内部室8aとシ
リンダ内部室8bから構成される。
【0039】ベローズ11は金属板によりその断面がラ
ビリンス状に曲折して形成され、軸方向に伸縮可能に構
成される。
【0040】なお、燃圧室10と油圧室8を仕切る隔壁
として、金属製ベローズ11に代えて弾性材からなる膜
状をしたダイヤフラムを用いてもよい。
【0041】ベローズ11の移動端に円盤状の端板13
が固着される。端板13とポンプハウジング21の間に
は与圧スプリング9が圧縮された状態で介装される。ベ
ローズ11は与圧スプリング9の付勢力により圧縮さ
れ、燃料ポンプ1の作動時にその自由長より短い範囲で
伸縮するように構成される。
【0042】ベローズ11の固定端はポンプハウジング
21に固着される。
【0043】燃圧室10には図示しないフィードポンプ
に連通する燃料導入通路22が入口側チェックバルブ2
を介して接続されるとともに、図示しない燃料噴射ノズ
ルに連通する燃料吐出通路23が出口側チェックバルブ
3を介して接続される。
【0044】燃圧室10が拡張するのに伴い入口側チェ
ックバルブ2が開き、フィードポンプから送られる比較
的低圧の燃料が燃料導入通路22から燃圧室10へと吸
い込まれる。燃圧室10が収縮するのに伴い出口側チェ
ックバルブ3が開き、燃圧室10の燃料は燃料吐出通路
23から図示しないレギュレータ等を経て燃料噴射ノズ
ルへと圧送される。燃料噴射ノズルはエンジンの燃焼室
に臨み、燃料噴霧をピストン冠部に向けて噴出するよう
になっている。
【0045】燃料ポンプ1には油圧室8の圧力を昇降さ
せてベローズ11を拡縮する油圧ポンプ4が設けられ
る。油圧ポンプ4はポンプハウジング21に形成される
油圧シリンダ5と、油圧シリンダ5に摺動可能に嵌合す
る円柱状のプランジャ7と、プランジャ7を油圧シリン
ダ5に対して往復動させるカム6と、プランジャ7をカ
ム6に押し付けるリターンスプリング14を主体として
構成される。
【0046】円筒状の油圧シリンダ5はベローズ11と
同軸上に配置される。油圧シリンダ5はその一端にプラ
ンジャ7を摺動可能に嵌合させ、その他端がベローズ1
1内に開口している。すなわち、油圧シリンダ5とプラ
ンジャ7およびベローズ11の間に油圧室8が画成され
る。
【0047】油圧シリンダ5はベローズ11の内側に配
置される。油圧シリンダ5の先端とプランジャ7の基端
の間にはコイル状のリターンスプリング14が圧縮され
た状態で介装される。
【0048】プランジャ7を油圧シリンダ5に対して往
復動させる駆動手段として、カム6が設けられる。カム
6は円筒面状の外周面に三つのカム山を有し、これに摺
接するプランジャ7をリターンスプリング14に抗して
往復動させる。カム6はエンジンの図示しない吸・排気
弁を開閉するカムシャフト等に連結されて回転する。
【0049】なお、プランジャ7の駆動手段として、プ
ランジャ70の軸方向に回転軸を持つアキシャルカムを
設けたり、あるいは印加される電圧により伸縮する圧電
アクチュエータや印加される磁界により伸縮する超磁歪
アクチュエータ等を設けてもよい。
【0050】油圧室8に供給されるオイルを貯溜する油
溜室としてポンプハウジング21にカム室25が画成さ
れる。カム室25にはプランジャ7に摺接するカム6が
収装される。カム室25に貯溜されたオイルは、油圧室
8に供給されてベローズ11を拡縮する作動流体として
機能するとともに、プランジャ7のカム6や油圧シリン
ダ5に対する摺接部を潤滑する。
【0051】プランジャ7にはそのストローク位置に応
じてカム室25と油圧室8を連通する補充油通路18が
形成される。油圧室8にはカム室25から補充油通路1
8を通して供給されるオイルが満たされる。
【0052】プランジャ7が油圧シリンダ5に押し込ま
れる圧送行程において、大部分のオイルが油圧シリンダ
5からベローズ11の方へ移動する一方、一部のオイル
がプランジャ7と油圧シリンダ5の隙間を通ってカム室
25へと洩れ出す。この洩れ分に相当するオイルをカム
室25から油圧室8に補充するため、カム室25と油圧
室8を結ぶ補充油通路18が設けられる。
【0053】補充油通路18はプランジャ7がストロー
クするのに伴い油圧シリンダ5によって閉塞される位置
に開口している。補充油通路18はプランジャ7内でT
字形に交わるサイドポート16とセンターポート17に
よって構成される。サイドポート16はその両端がプラ
ンジャ7の外周面に開口して、プランジャ7のストロー
ク位置に応じてカム室25に連通する。センターポート
17はその一端がサイドポート16の途中に開口し、そ
の他端がプランジャ7の端面に開口して油圧室8に連通
する。
【0054】補充油通路18はプランジャ7がカム室2
5に最も突出する上死点の付近でカム室25に連通す
る。これにより、補充油通路18は油圧室8が拡大する
吸入行程の後半で開通し、洩れ分に相当するオイルが油
圧室8に供給されるようになっている。
【0055】なお、補充油通路18としてポンプハウジ
ング21の油圧シリンダ5側にカム室25と油圧室8を
連通する通路をプランジャ7によって閉塞される位置に
形成してもよい。
【0056】ところで、カム室25の圧力を大気圧程度
と低くした場合、エンジンの高回転時にカム6によって
プランジャ7が高速で往復動して、補充油通路18がカ
ム室25に連通する時間が短くなると、カム室25から
補充油通路18を介して油圧室8に吸い込まれるオイル
量が不足し、プランジャ7がカム6に追従できなくなっ
て、燃料ポンプ1は所期の吐出圧が得られなくなる可能
性がある。
【0057】本発明はこれに対処して、オイルが貯溜さ
れるカム室25の圧力を高める昇圧手段として、カム室
25に連通する昇圧シリンダ26と、昇圧シリンダ26
に摺動可能に嵌合する昇圧ピストン27と、昇圧ピスト
ン27をカム室25の昇圧方向に付勢する昇圧スプリン
グ28とが設けられる。
【0058】円筒状の昇圧シリンダ26はポンプハウジ
ング21に形成され、円盤状の昇圧ピストン27を摺動
可能に嵌合させる。昇圧ピストン27の背面側には昇圧
スプリング28が介装されるとともに、大気圧が導かれ
る。
【0059】以上のように構成され、燃料ポンプ1によ
る燃料圧送作用は次のようにして行われる。
【0060】リターンスプリング14の付勢力によりプ
ランジャ7がカム6に追従して油圧シリンダ5内からカ
ム室25へ押し出されるのに伴い、油圧室8のオイルが
プランジャ7の方へと移動し、ベローズ11が収縮して
燃圧室10を拡張する。こうして燃圧室10が拡張する
のに伴い、燃圧室10の燃料圧力が低下し、燃料導入通
路22から送られる比較的低圧の燃料が入口側チェック
バルブ2を開いて燃圧室10へと吸い込まれる。
【0061】プランジャ7がカム6に追従してリターン
スプリング14に抗して油圧シリンダ5内に押し込まれ
るのに伴い、油圧室8のオイルがベローズ11の方へと
移動し、ベローズ11が伸長して燃圧室10を収縮させ
る。こうして燃圧室10が収縮するのに伴い、燃圧室1
0の燃料圧力が上昇し、燃圧室10の燃料は出口側チェ
ックバルブ3を開いて燃料吐出通路23から燃料噴射ノ
ズルへと圧送される。
【0062】プランジャ7が油圧シリンダ5に押し込ま
れる圧送行程にて、油圧室8内の一部のオイルがプラン
ジャ7と油圧シリンダ5の隙間を通ってカム室25へと
洩れ出す。プランジャ7が油圧シリンダ5内から押し出
される吸入行程の後半にて、洩れ分に相当するオイルが
カム室25から補充油通路18を通って油圧室8へと供
給される。
【0063】カム室25の圧力が昇圧ピストン27によ
って高められることにより、カム室25から補充油通路
18を通って油圧室8へと供給されるオイルの流速を高
められる。これにより、カム室25を大気圧とする場合
に比べて、洩れ分に相当するオイルが油圧室8に充填さ
れるのにかかる時間が短縮される。この結果、エンジン
の高回転時にカム6によってプランジャ7が高速で往復
動し、補充油通路18がカム室25に連通する時間が短
くなっても、カム室25から補充油通路18を通して油
圧室8に充填されるオイル量が不足することがなく、油
圧室8には常にオイルが充満した状態が維持され、プラ
ンジャ7がカム6に追従して燃料ポンプ1は所期の吐出
圧が維持される。
【0064】また、油圧シリンダ5をベローズ11の内
側に配置することにより、燃料ポンプ1の小型化がはか
れる。
【0065】ベローズ11内の油圧室8に油圧シリンダ
5が介在することにより、油圧シリンダ5によってベロ
ーズ11内の無駄容積が埋められ、油圧室8に充填され
るオイル量が少なくなるため、ベローズ11の伸縮に伴
う油圧室8の圧力変動が大きくなり、燃料ポンプ1の吐
出量を増やすことができる。この結果、所定の燃料吐出
圧を得るために必要なプランジャ7のストロークが小さ
くなり、燃料ポンプ1の小型化がはかれる。
【0066】ベローズ11は与圧スプリング9を介して
自由長より圧縮された状態で伸縮作動するため、ベロー
ズ11に亀裂等が発生することを防止できる。ベローズ
11は直円筒状の金属板の断面を屈曲させて形成される
構造のため、その自由長より伸長した状態で伸縮作動す
ると、残留応力との関係で応力集中が生じる可能性があ
る。
【0067】図2に示す他の実施形態は、補充油通路1
8から油圧室8に流入するオイルに対して開弁する補充
チェックバルブ30が設けられる。補充チェックバルブ
30は補充油通路18を開閉するボール(弁体)31
と、ボール31を閉弁方向に付勢するスプリング32と
から構成される。補充チェックバルブ30は油圧室8の
圧力が補充油通路18より所定値を超えて低下するとス
プリング32に抗して開弁し、洩れ分に相当するオイル
を油圧室8に流入させる。
【0068】補充油通路18はプランジャ7が最大スト
ロークしても油圧シリンダ5に対して閉塞されない位置
に開口し、油圧室8に常時連通している。なお、補充油
通路18は油圧シリンダ5に対してプランジャ7によっ
て閉塞される位置に開口してもよい。その場合、補充油
通路18は少なくとも洩れ分のオイルがシリンダ26に
補充される吸入行程の後半で開通すればよい。
【0069】以上のように構成され、燃料ポンプ1によ
る燃料圧送作用は次のようにして行われる。なお、図2
において図1との対応部分には同一符号を付す。
【0070】カム6の回転に伴い、プランジャ7が油圧
シリンダ5に押し込まれる圧送行程にて、大部分のオイ
ルが油圧シリンダ5内からベローズ11の方へ移動する
が、一部のオイルがプランジャ7と油圧シリンダ5の隙
間を通ってカム室25へと洩れ出す。
【0071】補充油通路18が補充チェックバルブ30
を介して油圧室8に接続する構造のため、この圧送行程
にて油圧室8のオイルが補充油通路18へと逆流するこ
とが補充チェックバルブ30を介して阻止される。
【0072】そして、補充油通路18をプランジャ7が
最大ストロークしても油圧シリンダ5に嵌合しない位置
に開口させたので、プランジャ7と油圧シリンダ5の間
に設けられるシール長が補充油通路18の開口部によっ
て減少することがなく、プランジャ7と油圧シリンダ5
の隙間からカム室25へと洩れ出すオイル量が抑えられ
る。この結果、所定の燃料吐出圧を得るためにプランジ
ャ7のストローク等を増大する必要がなく、燃料ポンプ
1の小型化がはかれる。
【0073】プランジャ7が油圧シリンダ5内から押し
出される吸入行程の後半に、洩れ分に相当するオイルが
補充油通路18から補充チェックバルブ30を開いて油
圧シリンダ5へと供給される。
【0074】前記実施形態と同様に、カム室25の圧力
が昇圧ピストン27によって高められることにより、カ
ム室25から補充油通路18を通って油圧室8へと供給
されるオイルの流速を高められる。これにより、カム室
25から補充油通路18を通して油圧室8に充填される
オイル量が不足することがなく、油圧室8には常にオイ
ルが充満した状態が維持され、プランジャ7がカム6に
追従して燃料ポンプ1は所期の吐出圧が維持される。
【0075】しかし、前記実施形態と本実施形態におい
ては、カム室25の圧力がプランジャ7に対してカム6
から引き離す方向に作用する。このため、昇圧ピストン
27を介してカム室25の圧力を高めると、プランジャ
7がカム6に押し付けられる力が小さくなり、エンジン
の高回転時にプランジャ7をカム6に追従させることが
難しい。
【0076】これに対処して、図3に示す他の実施形態
は、プランジャ7の外周面とポンプハウジング21の間
に油溜室41を画成するベローズ42が設けられる。
【0077】ベローズ42はその一端がポンプハウジン
グ21に固着され、その他端がプランジャ7の先端部か
ら環状に突出する鍔部43に固着される。これにより、
プランジャ7の往復動に伴ってベローズ42が伸縮する
ようになっている。
【0078】油溜室41の昇圧手段として、カム室25
に連通する昇圧シリンダ26と、昇圧シリンダ26に摺
動可能に嵌合する昇圧ピストン27と、昇圧ピストン2
7をカム室25の昇圧方向に付勢する昇圧スプリング2
8とが設けられる。
【0079】円筒状の昇圧シリンダ26はポンプハウジ
ング21の側部に形成され、円盤状の昇圧ピストン27
を摺動可能に嵌合させる。昇圧ピストン27の背面側に
は昇圧スプリング28が介装されるとともに、大気圧が
導かれる。
【0080】ポンプハウジング21の下部にはカム室2
5が画成され、カム室25にはプランジャ7に摺接する
カム6が収装される。カム室25に貯溜されたオイル
は、プランジャ7のカム6や油圧シリンダ5に対する摺
接部を潤滑する。
【0081】プランジャ7にはそのストローク位置に応
じて油溜室41と油圧室8を連通する補充油通路18が
形成される。油圧室8には油溜室41から補充油通路1
8を通して供給されるオイルが満たされる。
【0082】補充油通路18はプランジャ7がストロー
クするのに伴い油圧シリンダ5によって閉塞される位置
に開口している。補充油通路18はプランジャ7内でT
字形に交わるサイドポート16とセンターポート17に
よって構成される。サイドポート16はその両端がプラ
ンジャ7の外周面に開口して、プランジャ7のストロー
ク位置に応じて油溜室41に連通する。センターポート
17はその一端がサイドポート16の途中に開口し、そ
の他端がプランジャ7の端面に開口して油圧室8に連通
する。
【0083】補充油通路18はプランジャ7が油溜室4
1を最も拡張する上死点の付近で油溜室41に開口す
る。これにより、補充油通路18は油圧室8が拡大する
吸入行程の後半で開通し、洩れ分のオイルが油圧室8に
供給されるようになっている。
【0084】なお、補充油通路としてポンプハウジング
21の油圧シリンダ5側に油溜室41と油圧室8を連通
する通路をプランジャ7によって閉塞される位置に形成
してもよい。
【0085】以上のように構成され、燃料ポンプ1によ
る燃料圧送作用は次のようにして行われる。なお、図3
において図1との対応部分には同一符号を付す。
【0086】リターンスプリング14の付勢力によりプ
ランジャ7がカム6に追従して油圧シリンダ5内から油
溜室41側へ押し出されるのに伴い、油圧室8のオイル
がプランジャ7の方へと移動し、ベローズ11が収縮し
て燃圧室10を拡張する。こうして燃圧室10が拡張す
るのに伴い、燃圧室10の燃料圧力が低下し、燃料導入
通路22から送られる比較的低圧の燃料が入口側チェッ
クバルブ2を開いて燃圧室10へと吸い込まれる。
【0087】プランジャ7がカム6に追従してリターン
スプリング14に抗して油圧シリンダ5内に押し込まれ
るのに伴い、油圧室8のオイルがベローズ11の方へと
移動し、ベローズ11が伸長して燃圧室10を収縮させ
る。こうして燃圧室10の燃料は出口側チェックバルブ
3を開いて燃料吐出通路23から燃料噴射ノズルへと圧
送される。
【0088】プランジャ7が油圧シリンダ5に押し込ま
れる圧送行程にて、油圧室8内の一部のオイルがプラン
ジャ7と油圧シリンダ5の隙間を通って油溜室41へと
洩れ出す。プランジャ7が油圧シリンダ5内から押し出
される吸入行程の後半にて、洩れ分に相当するオイルが
油溜室41から補充油通路18を通って油圧室8へと供
給される。
【0089】油溜室41の圧力が昇圧ピストン27によ
って高められることにより、油溜室41から補充油通路
18を通って油圧室8へと供給されるオイルの流速を高
められる。この結果、エンジンの高回転時にカム6によ
ってプランジャ7が高速で往復動し、補充油通路18が
油溜室41に連通する時間が短くなっても、油溜室41
から補充油通路18を通して油圧室8に充填されるオイ
ル量が不足することがなく、油圧室8には常にオイルが
充満した状態が維持され、プランジャ7がカム6に追従
して燃料ポンプ1は所期の吐出圧が維持される。
【0090】油溜室41の圧力がプランジャ7に対して
カム6に押し付ける方向に作用するため、昇圧ピストン
27を介して油溜室41の圧力が高められると、プラン
ジャ7がカム6に押し付けられる力が大きくなり、エン
ジンの高回転時にもプランジャ7をカム6に追従させ、
燃料ポンプ1は所期の吐出圧を維持することができる。
【0091】また、カム室25の潤滑オイルが油圧室8
に供給されるオイルと分離される構造のため、カム室2
5に発生する異物が油圧室8に侵入することがなく、燃
料ポンプ1の耐久性を高めることができる。
【0092】図4に示す他の実施形態は、プランジャ7
の外周面とポンプハウジング21およびベローズ42の
間に油溜室41が画成され、油溜室41から補充油通路
18から油圧室8に流入するオイルに対して開弁する補
充チェックバルブ30が設けられる。
【0093】油溜室41の昇圧手段として、カム室25
に連通する昇圧シリンダ26と、昇圧シリンダ26に摺
動可能に嵌合する昇圧ピストン27と、昇圧ピストン2
7をカム室25の昇圧方向に付勢する昇圧スプリング2
8とが設けられる。
【0094】補充チェックバルブ30は油圧室8の圧力
が補充油通路18より所定値を超えて低下するとスプリ
ング32に抗して開弁し、洩れ分に相当するオイルを油
圧室8に流入させるようになっている。
【0095】補充油通路18はプランジャ7が最大スト
ロークしても油圧シリンダ5に対して閉塞されない位置
に開口し、油圧室8に常時連通している。なお、補充油
通路18は油圧シリンダ5に対してプランジャ7によっ
て閉塞される位置に開口してもよい。その場合、補充油
通路18は少なくとも洩れ分のオイルがシリンダ26に
補充される吸入行程の後半で開通すればよい。
【0096】以上のように構成され、燃料ポンプ1によ
る燃料圧送作用は次のようにして行われる。なお、図4
において図1との対応部分には同一符号を付す。
【0097】カム6の回転に伴い、プランジャ7が油圧
シリンダ5に押し込まれる圧送行程にて、大部分のオイ
ルが油圧シリンダ5内からベローズ11の方へ移動する
が、一部のオイルがプランジャ7と油圧シリンダ5の隙
間を通って油溜室41へと洩れ出す。
【0098】補充油通路18が補充チェックバルブ30
を介して油圧室8に接続する構造のため、この圧送行程
にて油圧室8のオイルが補充油通路18へと逆流するこ
とが補充チェックバルブ30を介して阻止される。
【0099】そして、補充油通路18をプランジャ7が
最大ストロークしても油圧シリンダ5に嵌合しない位置
に開口させたので、プランジャ7と油圧シリンダ5の間
に設けられるシール長が補充油通路18の開口部によっ
て決まることがなく、プランジャ7と油圧シリンダ5の
隙間から油溜室41へと洩れ出すオイル量が抑えられ
る。この結果、所定の燃料吐出圧を得るためにプランジ
ャ7のストローク等を増大する必要がなく、燃料ポンプ
1の小型化がはかれる。
【0100】プランジャ7が油圧シリンダ5内から押し
出される吸入行程の後半に、洩れ分に相当するオイルが
補充油通路18から補充チェックバルブ30を開いて油
圧シリンダ5へと供給される。
【0101】前記実施形態と同様に、油溜室41の圧力
がプランジャ7に対してカム6に押し付ける方向に作用
するため、昇圧ピストン27を介して油溜室41の圧力
が高められると、プランジャ7がカム6に押し付けられ
る力が大きくなり、エンジンの高回転時にもプランジャ
7をカム6に追従させて、燃料ポンプ1は所期の吐出圧
を維持することができる。
【0102】また、カム室25の潤滑オイルが油圧室8
に供給されるオイルと分離される構造のため、カム室2
5に発生する異物が油圧室8に侵入することがなく、燃
料ポンプ1の耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す燃料ポンプの断面図。
【図2】他の実施形態を示す燃料ポンプの断面図。
【図3】さらに他の実施形態を示す燃料ポンプの断面
図。
【図4】さらに他の実施形態を示す燃料ポンプの断面
図。
【図5】従来例を示す燃料ポンプの断面図。
【符号の説明】
1 燃料ポンプ 2 燃料入口バルブ 3 燃料出口バルブ 4 油圧ポンプ 5 油圧シリンダ 6 カム 7 プランジャ 8 油圧室 9 与圧スプリング 10 燃圧室 11 ベローズ 14 リターンスプリング 18 補充油通路 22 燃料導入通路 23 燃料吐出通路 25 カム室 26 昇圧シリンダ 27 昇圧ピストン 28 昇圧スプリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルが充填される油圧室を画成する油圧
    シリンダと、 油圧シリンダに摺動可能に嵌合するプランジャと、 プランジャを油圧シリンダに対して往復動させる駆動手
    段と、 プランジャの往復動に伴うオイルの流動により撓む隔壁
    と、 隔壁により画成される燃圧室と、 燃圧室の拡張に伴い燃圧室に流入する燃料に対して開弁
    する燃料入口バルブと、 燃圧室の収縮に伴い燃圧室から流出する燃料に対して開
    弁する燃料出口バルブと、 を備える燃料ポンプにおいて、 前記油圧室にオイルを供給する補充油通路と、 補充油通路に導かれるオイルを貯溜する油溜室と、 油溜室の圧力を高める昇圧手段と、 を備えたことを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】前記昇圧手段として、 油溜室に連通する昇圧シリンダと、 昇圧シリンダに摺動可能に嵌合される昇圧ピストンと、 昇圧ピストンを油溜室を昇圧する方向に付勢する昇圧ス
    プリングと、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料ポン
    プ。
  3. 【請求項3】前記補充油通路をプランジャのストローク
    位置に応じて油溜室と油圧室を連通する構成としたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の燃料ポンプ。
  4. 【請求項4】前記補充油通路に油溜室から油圧室に供給
    されるオイルに対して開弁する補充チェックバルブを介
    装したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つ
    に記載の燃料ポンプ。
  5. 【請求項5】前記駆動手段としてプランジャを往復動さ
    せるカムを備え、 油溜室をカムが収装されるカム室としたことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料ポンプ。
  6. 【請求項6】前記駆動手段としてプランジャを往復動さ
    せるカムを備え、 プランジャの外周面を包囲して伸縮可能な筒形をしたベ
    ローズを備え、 油溜室をプランジャの外周面とベローズの間に画成した
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載
    の燃料ポンプ。
  7. 【請求項7】前記隔壁として油圧室の圧力変化により伸
    縮可能な筒形をしたベローズを備え、 ベローズの外側に燃圧室を画成し、 ベローズの内側に油圧室を連通し、 油圧ポンプの少なくとも一部をベローズの内側に配置し
    たことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記
    載の燃料ポンプ。
  8. 【請求項8】前記ベローズを圧縮する与圧スプリングを
    備えたことを特徴とする請求項7に記載の燃料ポンプ。
JP17995897A 1997-07-04 1997-07-04 燃料ポンプ Pending JPH1122648A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038909A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Siemens Automotive Hydraulics Sa 高圧ガソリン噴射用トランスファポンプ
JP2008133800A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Koganei Corp 薬液供給装置
JP2009250167A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Tatsumo Kk 定量吐出ポンプ

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JP2008133800A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Koganei Corp 薬液供給装置
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