JPH1122610A - 内燃機関用配電器 - Google Patents

内燃機関用配電器

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Publication number
JPH1122610A
JPH1122610A JP17802897A JP17802897A JPH1122610A JP H1122610 A JPH1122610 A JP H1122610A JP 17802897 A JP17802897 A JP 17802897A JP 17802897 A JP17802897 A JP 17802897A JP H1122610 A JPH1122610 A JP H1122610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
cap
housing
distributor
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17802897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Terakado
貴夫 寺門
Kazutoshi Kobayashi
和俊 小林
Masao Omori
正雄 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】防水性を向上した内燃機関用配電器の提供。 【解決手段】パッキングのシール部断面を円形にすると
共に、キャップの押し付けによる圧縮時のパッキングの
位置決め固定部の厚さをシール部厚さよりも薄くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用配電器に
係り、配電器内への水浸入を防ぐパッキングを備えた内
燃機関用配電器に関する。
【0002】
【従来の技術】配電器内部への水の浸入を防ぐためにキ
ャップとハウジングとの間にパッキングを介在させてい
る。このパッキングの配電器への取り付け性向上のため
に、パッキングにはキャップもしくはハウジングと嵌合
する位置決め固定部が付加されている。従来のパッキン
グでは、パッキング断面形状の平易さからシール部断面
厚さと位置決め固定部断面厚さを同一としており、また
パッキングはキャップおよびハウジングに面接触してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
キャップを固定させる際のパッキングからの反力が大き
く、キャップの剛性が不足している場合は、パッキング
に対する押付力が減少し防水性を低下させ、配電器内へ
の水の浸入の原因となる。また、パッキング位置決め固
定部付近はキャップ及びハウジングに対し面接触となっ
ており、他の線接触部よりも防水性が低下している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の要旨は、エンジンのクランク軸に同期して回転する
シャフトを回転自在に保持するハウジングと、前記シャ
フトと同期回転し、かつ、各気筒の点火プラグに印加す
る点火コイルからの高電圧を分配するロータヘッドの高
電圧を、各気筒の電極に伝えるキャップと、前記ハウジ
ングと前記キャップに介在し外部からの水の浸入を防ぐ
パッキングを備えた内燃機関用配電器において、前記パ
ッキングのシール部断面が円形であり、かつ、前記キャ
ップの押し付けによる圧縮時にパッキングの位置決め固
定部断面厚さがシール部断面厚さよりも薄く形成したこ
とを特徴とする内燃機関用配電器にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図に基づき説明
する。図1に内燃機関用配電器の縦断面図を示し、図2
に従来の内燃機関用配電器のキャップとハウジングの嵌
合断面図を示し、図3に内燃機関用配電器の本発明の一
実施例を示すキャップとハウジングの嵌合断面図を、図
4及び図5に図2のパッキングの形状詳細図を示す。
【0006】ハウジング1は中心の円筒部に軸受1−1
が圧入固定されており、シャフト5を回転自在に保持し
ている。シャフト5のエンジン側にはカップリング5−
2がピン5−1によって固定されており、カップリング
5−2の凸部がエンジンのカムシャフトと嵌合している
ことより、クランク軸の回転がシャフト5に同期して伝
達される。
【0007】ロータヘッド7はねじ6によって前記シャ
フト5に固定されており、これによりシャフト5と同期
回転する。
【0008】各気筒の点火プラグに印加する点火コイル
からの高電圧は、キャップ2の中心電極2−1を経て中
心電極と接触しているロータヘッド7の電極7−1に伝
達される。ロータヘッド7はシャフト5と同期回転して
いることから、ロータヘッド電極7−1がエンジン気筒
毎に有するキャップ2の側電極2−2に向かい合ったと
きに電極間のギャップを経て、側電極2−2に高電圧を
伝達する。この高電圧を図示省略した高圧ケーブルに伝
達し、最終的に点火プラグへ伝達する。パッキング3
は、前記ハウジング1と前記キャップ2の間に介在し、
配電器内部への水の浸入を防ぐ。
【0009】キャップ2は、キャップ固定ねじ4によっ
てハウジング1に固定されるために、ハウジング1の方
向に押し付けられると同時にパッキング3をハウジング
1に押し付ける。これによりパッキング3が圧縮され外
部から配電器内への水の浸入を防ぐ。
【0010】図2において、パッキング3は、キャップ
2の突起2−3とパッキング位置決め固定部3−2にお
いて嵌合することによりキャップに保持される。
【0011】パッキングシール部3−1と位置決め固定
部3−2は同一厚さであり、パッキング3が圧縮される
場合には、キャップ2はシール部3−1と位置決め固定
部3−2からの反力を受けることになる。この反力が大
きいとキャップ2の反りが大きくなり、場合によっては
パッキング3が圧縮されない箇所ができ、防水性を確保
できなくなる。
【0012】図3において、パッキング位置決め固定部
3−2はシール部3−1よりも薄く、キャップ2の押し
付け時にも圧縮されないため反力が生じず、キャップ2
の反りもシール部3−1からの反力のみに低減され、か
つ、接触部をシール部3−1のみに限定できるためシー
ル部3−1を線接触とすることができ、配電器の防水性
が向上する。
【0013】
【発明の効果】本発明により、パッキングのシール部断
面を円形にすると共に、キャップからの押し付けによる
圧縮時のパッキング位置決め固定部の厚さをシール部厚
さよりも薄くすることによって、配電器の防水性を向上
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関用配電器の縦断面図。
【図2】従来の内燃機関用配電器のキャップとハウジン
グの嵌合断面図。
【図3】本発明の一実施例を示すキャップとハウジング
の嵌合断面図。
【図4】図2のパッキングの全体図。
【図5】図2のパッキングの部分断面図。
【符号の説明】
1…ハウジング、1−1…軸受、2…キャップ、2−1
…キャップ中心電極、2−2…キャップ側電極、2−3
…パッキング固定用突起、3…パッキング、3−1…パ
ッキングシール部、3−2…パッキング位置決め固定
部、4…キャップ固定ねじ、5…シャフト、5−1…ピ
ン、5−2…カップリング、6…ねじ、7…ロータヘッ
ド、7−1…ロータヘッド電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランク軸に同期して回転する
    シャフトを回転自在に保持するハウジングと、前記シャ
    フトと同期回転し、かつ、各気筒の点火プラグに印加す
    る点火コイルからの高電圧を分配するロータヘッドの高
    電圧を、各気筒の電極に伝えるキャップと、前記ハウジ
    ングと前記キャップに介在しキャップもしくはハウジン
    グと嵌合し位置決めされるよう固定されて外部からの水
    の浸入を防ぐパッキングを備えた内燃機関用配電器にお
    いて、前記パッキングのシール部断面が円形であり、か
    つ、前記キャップからの押し付けによって圧縮された時
    の前記パッキングの位置決め固定部の厚さがシール部厚
    さよりも薄く形成されていることを特徴とする内燃機関
    用配電器。
JP17802897A 1997-07-03 1997-07-03 内燃機関用配電器 Pending JPH1122610A (ja)

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JP17802897A JPH1122610A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 内燃機関用配電器

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JP17802897A JPH1122610A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 内燃機関用配電器

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JPH1122610A true JPH1122610A (ja) 1999-01-26

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ID=16041334

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JP17802897A Pending JPH1122610A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 内燃機関用配電器

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