JP2010121504A - 内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造 - Google Patents

内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】固定を片持ち梁とならないようにし、モーメントを十分に抑えるようにした内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造を提供する。
【解決手段】絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に所定の長さ及び幅を有する凹部Aを設け、この凹部Aに対応させた凸部Bをエンジンヘッド31のプラグホール32外部であって、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けて、内燃機関用点火コイル11を、点火コイル取付部121における固定ボルト124を用いたエンジンヘッド31への取り付けによる固定とともに、凹部A及び凸部Bとの間で圧入嵌合によっても固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車のエンジンの点火プラグにおいて、火花放電を発生させるための高電圧を供給する内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造に関し、エンジンの振動による内燃機関用点火コイルのモーメントを最小限に抑える内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造に関する。
図3(イ)は、従来の内燃機関用点火コイルを説明するための平面図で、(ロ)は同じく断面図である。図3(イ)及び(ロ)において、内燃機関用点火コイル11は、絶縁ケース12内に、センター鉄心13と外環鉄心14、一次コイル15と二次コイル16、及びパワースイッチ17が少なくとも収納されている。
絶縁ケース12は、一方の端にエンジンに取り付けるための点火コイル取付部121と、この点火コイル取付部121に設けられた取付孔122とが設けられ、他方の端(一方と反対側)にコネクタ部18が設けられている。また、絶縁ケース12の下部には、高圧端子19を収納する高圧筒部123が設けられている。
図4は、従来例における内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態を説明するための概略一部断面図であって、内燃機関用点火コイル11は、絶縁ケース12の高圧筒部に接続され、絶縁性を有する弾性体で構成されたラバー部21と、図示されない点火プラグの頂部を覆うための、絶縁性を有する弾性体で構成されたブーツ部22と、このブーツ部22とラバー部21とを連結する絶縁パイプ部23と、この絶縁パイプ部23内に収容され、内燃機関用点火コイル11の高圧端子19からの高電圧を点火プラグへ伝達する導電体としての図示されないコイルスプリングとで構成される高圧中継ジョイント20を備えている。
内燃機関用点火コイル11は、高圧中継ジョイント20が、エンジンヘッド31のプラグホール32内に挿入され、高圧端子19がコイルスプリングを介して点火プラグに接続されるとともに、内燃機関用点火コイル11の点火コイル取付部121において、固定ボルト124を用いてエンジンヘッド31に取り付けられることによりエンジンに取り付けられ、固定される。
このように、図3および図4に示された従来の内燃機関用点火コイル11は、他方の端にコネクタ部18が設けられているため、一方の端に点火コイル取付部121がエンジンに対して片持ち梁として固定されている。すなわち、内燃機関用点火コイル11は、点火コイル取付部121によって固定されていない側のコネクタ部18がエンジンの振動に対して数倍の振動・振幅となる。
内燃機関用点火コイル11の自由端となるコネクタ部18は、図4に示すように、振動により瞬断等の接触不良が発生する場合がある。また、振動の振幅が大きくなると、コネクタ部18側におけるプラグホール32と高圧中継ジョイント20との間に隙間ができ、水分等が侵入する場合もある。
そこで、内燃機関用点火コイル11の取り付けを片持ち梁とならないように、点火コイル取付部121と反対側にも固定部を設け、コネクタ部18の振動・振幅を抑えるようにした内燃機関用点火コイル11のエンジンヘッド31のプラグホール32への取付構造に関する発明が、下記特許文献1にて提案されている。
特許第3867921号公報
特許文献1の内燃機関用点火コイルは、プラグホール内のエンジン側リブが内燃機関用点火コイル側リブに嵌合するような形状にすることにより、点火コイル取付部により片持ち梁式に固定されて自由端となったコネクタ側の振動を除去している。
また、エンジン側リブをプラグホールの内周面に、内燃機関用点火コイル側リブを内燃機関用点火コイル用ソケットの外周面に、円周面に沿ってほぼ半周にそれぞれ設け、両者の接触面積を大きくして、コネクタ側の振動と水分等の侵入をより少なくしている。
さらに、内燃機関用点火コイルをエンジンのプラグホールに取り付ける際に、エンジン側リブおよび内燃機関用点火コイル側リブの代わりに凸部又は凹部を設け、この凸部と凹部とが互いに嵌合することにより、接触面積を多くするとともに、互いの密着性を増加させ、さらに、コネクタ側の振動と水分等の侵入を少なくしている。
しかし、特許文献1に提案された内燃機関用点火コイルでは、プラグホール内のエンジン側リブが内燃機関用点火コイル側リブに嵌合するような形状にすること、若しくは、エンジン側リブ及び内燃機関用点火コイル側リブの代わりに凸部又は凹部を設けて、この凸部と凹部とが互いに嵌合することにより、コネクタ部の振動・振幅、すなわち、内燃機関用点火コイルのモーメントを抑えるようにしているものの、狭いプラグホール内でのエンジン側と内燃機関用点火コイル側との嵌合には、その力に限界があるので、内燃機関用点火コイルのモーメントを十分に抑えることが保証できるような信頼性向上に向けた期待がある。特に、高圧中継ジョイントを軸とする回転方向のモーメントに対しては、従来の内燃機関用点火コイルでは抑制することが困難であるという問題がある。さらに、内燃機関用点火コイル側リブは、高圧中継ジョイントを構成するラバー部に設けられているため、ラバー部とプラグホールとの擦れ合い(特に、回転方向のモーメントによる擦れ合い)等により、ラバー部の摩耗が早期に進むという問題がある。また、内燃機関用点火コイルに対しては常に小型化の要請がある。
本発明は、上記実情を鑑み提案されたもので、点火コイル取付部と反対側、すなわち、コネクタ側に固定部を設けて内燃機関用点火コイルのモーメントを十分に抑えるようにするとともに、ラバー部の摩耗の問題を解決し、小型化への要請にも対応することができる内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一次コイルと、二次コイルと、この二次コイル及び前記一次コイルと磁気的に結合する鉄心と、これらを収容する絶縁ケースとからなり、前記絶縁ケースの外側には、一方にエンジンヘッドに固定するための取付部が設けられ、他方に電源に接続するためのコネクタ部が設けられている内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造であって、前記絶縁ケースの底面コネクタ部側に所定の長さ及び幅を有する凹部又は凸部を設け、この凹部又は凸部に対応する凸部又は凹部を前記エンジンヘッドのプラグホール外部に設け、前記絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部を前記エンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部へ圧入嵌合したことを特徴とする。
特に、上記絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部の長手方向の長さを、絶縁ケースの幅とほぼ同等又はやや小さめとし、エンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部をこれに対応させることが好ましい。
本発明では、内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造において、絶縁ケースの底面コネクタ部側に所定の長さ及び幅を有する凹部又は凸部を設け、この凹部又は凸部に対応する凸部又は凹部をエンジンヘッドのプラグホール外部に設け、絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部をエンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部へ圧入嵌合したので、絶縁ケースの外側のエンジンヘッドに固定するための取付部による取り付けとともに内燃機関用点火コイルをエンジンヘッドへ取り付けることができるため、内燃機関用点火コイルの振動による瞬断等の接触不良の発生を抑えることができ、プラグホールと高圧中継ジョイントとの間に隙間ができるのを防いで水分等の侵入を抑えることができる。さらに、絶縁ケースの底面コネクタ部側の所定の長さ及び幅を有する凹部又は凸部を、これに対応するエンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部へ圧入嵌合することにより内燃機関用点火コイルを取り付けるので、内燃機関用点火コイルの上下方向を軸とする回転方向のモーメントに対して特に有効なモーメントの抑制手段となる。また、絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部に圧入嵌合される凸部又は凹部は、エンジンヘッドのプラグホール外部に設けているので、ラバー部とプラグホールとの擦れ合いが(特に、回転方向のモーメントに対して)軽減され、ラバー部の摩耗の問題を解決することができる。さらに、内燃機関用点火コイルの絶縁ケース内の空間を有効利用して絶縁ケースの底面コネクタ部側に凹部又は凸部を設けているので、内燃機関用点火コイルが大型化することなく、小型化への要請にも対応することができる。
また、上記絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部の長手方向の長さを、絶縁ケースの幅とほぼ同等又はやや小さめとし、エンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部をこれに対応させたので、絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部とエンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部との圧入嵌合に備わる力を十分に大きなものとし、内燃機関用点火コイルのモーメントを十分に抑えることができて、信頼性向上に対する期待に応えることが可能となる。
以下、本発明に係る内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造において、内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態を説明するための概略一部断面図、図2は、図1の要部拡大図であって、(イ)は、内燃機関用点火コイルの概略平面図、(ロ)は、(イ)を更に拡大して説明するものであって、内燃機関用点火コイルの底面コネクタ側の概略平面図、(ハ)は、(イ)を更に拡大して説明するものであって、内燃機関用点火コイルの底面コネクタ側の概略正面図である。なお、図3及び図4に従来例として示した内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造と同一又は相当部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本発明に係る内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造は、図1に示すように、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に、凹部Aを設け、この凹部Aに圧入嵌合する、例えば、凸部Bをエンジンヘッド31のプラグホール32外部であって、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けたものである。
また、図2(イ)乃至(ハ)に示すように、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側の凹部Aは、長手方向の長さを絶縁ケース12の幅とほぼ同等とした所定の長さ及び幅を有して、例えば、凹んだ底面が長方形をしている。エンジンヘッド31のプラグホール32外部であって、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けた凸部Bも、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側の凹部Aの長手方向の長さに対応する所定の長さ及び幅を有して、例えば、突出した頂面が長方形となるものである。
内燃機関用点火コイル11は、絶縁ケース12内に、一次コイルと、二次コイルと、この二次コイル及び一次コイルと磁気的に結合する鉄心と、パワースイッチとが少なくとも収容されている。図1に示すように、絶縁ケース12の外側には、一方(図1の右側)にエンジンヘッド31に固定するための点火コイル取付部121が設けられ、他方(図1の左側)に電源に接続するためのコネクタ部18が設けられている。また、絶縁ケース12の高圧筒部に接続され、内燃機関用点火コイル11の高圧端子からの高電圧を点火プラグへ伝達する高圧中継ジョイント20は従来と同様、ラバー部21、ブーツ部22、絶縁パイプ部23及びコイルスプリングとで構成されている。
また、エンジンヘッド31は、プラグホール32が備えられ、ヘッド面311には、内燃機関用点火コイル11の点火コイル取付部121を固定ボルト124を用いて取り付ける被取付部33及び、絶縁ケース12の底面125の凹部Aに圧入嵌合する凸部Bが設けられている。
内燃機関用点火コイル11をエンジンに取り付ける際には、高圧中継ジョイント20をエンジンヘッド31のプラグホール32内に挿入し、コイルスプリングを介して高圧端子を点火プラグに接続するとともに、内燃機関用点火コイル11の一方(図1の右側)を、点火コイル取付部121において、固定ボルト124を用いてエンジンヘッド31に取り付けることにより固定する。続いて、内燃機関用点火コイル11の他方(図1の左側)を、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に設けられた凹部Aにエンジンヘッド31のプラグホール32外部のヘッド面311に設けられた凸部Bを圧入嵌合することにより固定する。すなわち、本発明では、内燃機関用点火コイル11を、点火コイル取付部121とエンジンヘッドの被取付部33、及び、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に設けられた凹部Aとエンジンヘッド31の凹部Bの二個所によって、エンジンヘッド31へ固定している。
そして、この二個所の固定のうち、図2(イ)乃至(ハ)に示すような、内燃機関用点火コイル11の凹部Aとエンジンヘッド31の凸部Bとの固定は、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側の凹部Aが、長手方向の長さを絶縁ケース12の幅とほぼ同等であり、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けた凸部Bが、この凹部Aの長手方向の長さに対応する大きさであるために、内燃機関用点火コイル11のモーメントを十分に抑えることが可能な大きな力、所謂嵌合力を備えるようになる。
特に、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側の凹部Aが、所定の長さ及び幅(少なくとも長手方向の長さは絶縁ケース12の幅とほぼ同等の長さ及び幅)を有し、この凹部Aに対応するエンジンヘッドのプラグホール外部に設けた凸部Bも所定の長さ及び幅を有して、これらが圧入嵌合されるので、高圧中継ジョイント20を軸とする回転方向のモーメントに対し、特に有効なモーメントの抑制手段となる。
また、内燃機関用点火コイル11の凹部Aとエンジンヘッド31の凸部Bとの固定は、特許文献1に記載の内燃機関用点火コイル11のエンジンのプラグホール32への取付構造のように、エンジンヘッド31のプラグホール32内におけるラバー部21との固定と異なり、プラグホール32外部での固定であるために、ラバー部21とプラグホール32との擦れ合いが(特に、回転方向のモーメントに対して)軽減され、ラバー部21の摩耗による早期劣化の問題を解決する。
さらに、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に設けられた凸部Aは、絶縁ケース12内に収容されたパワースイッチの下側若しくはパワースイッチと二次コイルとの間の空間を利用して設けられているため、絶縁ケース12内の空間を有効利用することになるので、内燃機関用点火コイル11が大型化することもない。
このほか、内燃機関用点火コイル11の凹部Aとエンジンヘッド31の凸部Bとの固定は、特許文献1に記載の内燃機関用点火コイル11のエンジンのプラグホール32への取付構造のように、所定の力を要するリブ等を介した固定ではなく、凹部Aに凸部Bを圧入嵌合するという差し込み型の取り付けとなるので、内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付作業を容易にする。
したがって、本発明に係る内燃機関用点火コイル11のエンジンヘッド31への取付構造は、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に凸部Aを設け、この凹部Aに圧入嵌合する凸部Bをエンジンヘッド31のプラグホール32外部であって、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けて、この凹部Aと凸部Bとの圧入嵌合、及び、絶縁ケース12の外側のエンジンヘッド31に固定するための点火コイル取付部121とエンジンヘッド31の被取付部33との固定ボルト124による取り付けにより、内燃機関用点火コイル11をエンジンヘッド31へ取り付けて固定するので、内燃機関用点火コイル11の振動による瞬断等の接触不良の発生を抑えるほか、プラグホール32と高圧中継ジョイント20との間に隙間ができるのを防止して水分等が侵入する等を防ぐことができる。特に、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に凸部Aの長手方向の長さを、絶縁ケース12の幅とほぼ同等とし、エンジンヘッド31のプラグホール32外部であって、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けた凸部Bの大きさをこれに対応させたので、凹部Aと凸部Bとの圧入嵌合に備わる所謂嵌合力が十分に大きなものとなり、内燃機関用点火コイル11のモーメントを十分に抑えることができて、信頼性向上に対する期待に応えることができる。さらに、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側の凹部Aは所定の長さ及び幅(少なくとも長手方向の長さは絶縁ケース12の幅とほぼ同等の長さ及び幅)を有し、この凹部Aに対応するエンジンヘッド31のプラグホール32外部に設けた凸部Bも所定の長さ及び幅を有して、これらが圧入嵌合されるので、高圧中継ジョイント20を軸とする回転方向のモーメントに対して特に有効なモーメントの抑制手段となる。
また、絶縁ケース12の底面125のコネクタ部18側に凹部Aを設け、この凹部Aに圧入嵌合する凸部Bをエンジンヘッド31のプラグホール32外部であって、エンジンヘッド31のヘッド面311に設けているので、内燃機関用点火コイル11側とエンジンヘッド31側との嵌合個所がラバー部21ではなくなるため、特に、回転方向のモーメントに対して、ラバー部21の摩耗の問題を解決する。内燃機関用点火コイル11の凹部Aは、絶縁ケース12内の空間を有効利用して設けているので、内燃機関用点火コイル11が大型化することなく、小型化への要請にも対応することができる。
このほか、内燃機関用点火コイル11の凹部Aとエンジンヘッド31の凸部Bとの固定は、凹部Aに凸部Bを圧入嵌合するという差し込み型の取り付けとなるので、内燃機関用点火コイル11のエンジンヘッド31への取付作業を容易にすることができる。
ここで、本発明では、絶縁ケースの底面のコネクタ部側に凸部を設け、この凸部に圧入嵌合される凹部をエンジンヘッドのプラグホール外部であって、エンジンヘッドのヘッド面に設けても、上記実施例と同様の効果を得ることができる。また、この凹凸による圧入嵌合により十分な嵌合力を保証できる限り、絶縁ケースの底面のコネクタ部側の凹部又は凸部の長手方向の長さを絶縁ケースの幅よりもやや小さめとし、エンジンヘッドの凸部又は凹部をこれに対応させたものであっても、好ましい実施形態となる。
また、絶縁ケースの底面のコネクタ部側に設ける凹部又は凸部、エンジンヘッドのプラグホール外部であって、エンジンヘッドのヘッド面に設ける凸部又は凹部は、様々な設計変更により、より強力な嵌合力を備えさせることも可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱しなければ、内燃機関用点火コイルおよびエンジン側の形状を変えることも可能である。また、本発明の内燃機関用点火コイル等に使用する材質等は、公知または周知の素材を使用できることはいうまでもない。
本発明に係る内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造において、内燃機関用点火コイルをエンジンに取り付けた状態を説明するための概略一部断面図である。 図1の要部拡大図であって、(イ)は、内燃機関用点火コイルの概略平面図、(ロ)は、(イ)を更に拡大して説明するものであって、内燃機関用点火コイルの底面コネクタ側の概略平面図、(ハ)は、(イ)を更に拡大して説明するものであって、内燃機関用点火コイルの底面コネクタ側の概略正面図である。 (イ)は従来例における内燃機関用点火コイルを説明するための平面図で、(ロ)は同じく断面図である。 従来例における内燃機関用点火コイルをエンジン側に取り付けた状態を説明するための概略一部断面図である。
符号の説明
11 内燃機関用点火コイル
12 絶縁ケース
121 点火コイル取付部(取付部)
122 取付孔
123 高圧筒部
124 固定ボルト
125 絶縁ケースの底面
13 センター鉄心
14 外環鉄心
15 一次コイル
16 二次コイル
17 パワースイッチ
18 コネクタ部
19 高圧端子
20 高圧中継ジョイント
21 ラバー部
22 ブーツ部
23 絶縁パイプ部
31 エンジンヘッド
311 ヘッド面
32 プラグホール
33 被取付部
A 凹部
B 凸部

Claims (2)

  1. 一次コイルと、二次コイルと、この二次コイル及び前記一次コイルと磁気的に結合する鉄心と、これらを収容する絶縁ケースとからなり、前記絶縁ケースの外側には、一方にエンジンヘッドに固定するための取付部が設けられ、他方に電源に接続するためのコネクタ部が設けられている内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造であって、
    前記絶縁ケースの底面コネクタ部側に所定の長さ及び幅を有する凹部又は凸部を設け、この凹部又は凸部に対応する凸部又は凹部を前記エンジンヘッドのプラグホール外部に設け、
    前記絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部を、前記エンジンヘッドのプラグホール外部の凸部又は凹部へ圧入嵌合した、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造。
  2. 前記絶縁ケースの底面コネクタ部側の凹部又は凸部の長手方向の長さを、前記絶縁ケースの幅とほぼ同等又はやや小さめとした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火コイルのエンジンヘッドへの取付構造。
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