JPH11226022A - 外科用開創装置 - Google Patents
外科用開創装置Info
- Publication number
- JPH11226022A JPH11226022A JP10321348A JP32134898A JPH11226022A JP H11226022 A JPH11226022 A JP H11226022A JP 10321348 A JP10321348 A JP 10321348A JP 32134898 A JP32134898 A JP 32134898A JP H11226022 A JPH11226022 A JP H11226022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- elevator
- surgical
- surgical retractor
- distal end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/02—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
- A61B17/0281—Abdominal wall lifters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/02—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Surgery (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 外科用開創器に取り付け可能で、この手技で
使用される他の外科装置の他の支持又は取り付け可能な
装置を提供する。 【解決手段】 外科用開創器の1個のアームを係合する
ためのブリッジ40を有する。ブリッジは、遠位端部1
1と、近位端部12と、その間に延在する縦軸とを有す
る。本装置はまたエレベータを備える昇降アセンブリ6
0も有する。昇降アセンブリを外科用開創器に取り付け
れば昇降アセンブリがその開創器を遠位端カップリング
周囲上向きに旋回させるように、ブリッジの近位端部に
上向き力をかけることができる。エレベータは昇降アセ
ンブリをブリッジの近位端部に取り付けるためのブリッ
ジカップリングを有する。
使用される他の外科装置の他の支持又は取り付け可能な
装置を提供する。 【解決手段】 外科用開創器の1個のアームを係合する
ためのブリッジ40を有する。ブリッジは、遠位端部1
1と、近位端部12と、その間に延在する縦軸とを有す
る。本装置はまたエレベータを備える昇降アセンブリ6
0も有する。昇降アセンブリを外科用開創器に取り付け
れば昇降アセンブリがその開創器を遠位端カップリング
周囲上向きに旋回させるように、ブリッジの近位端部に
上向き力をかけることができる。エレベータは昇降アセ
ンブリをブリッジの近位端部に取り付けるためのブリッ
ジカップリングを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に体の組織と臓
器の外科手術に関する。より詳細には、本発明は血管の
切開および切断のためなど胸腔に一時的にアクセスする
ための装置に関する。
器の外科手術に関する。より詳細には、本発明は血管の
切開および切断のためなど胸腔に一時的にアクセスする
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】冠動
脈バイパス外科手術を行なう通常の方法では、体の他の
部分から採取された血管の一部を自原移植片として使用
して冠動脈の狭窄部分に有効にバイパスを通しその閉塞
部から先に十分な血液の流れを回復させる。そのような
手技では、伏在静脈を外科手術患者の下肢から採取し、
続いて移植血管として使用する。多くの場合、下肢の傷
は直りが遅く、患者はかなりの痛みと苦痛に耐えること
になる。さらに、外科医は、冠動脈に吻合した場合に、
一般に静脈より動脈の方がより良好で長持ちするバイパ
ス移植片として使えることを知っている。従って、ある
外科医は患者の腕から橈骨動脈を採取し、バイパス移植
片として使用し、またある外科医は多くのバイパス手術
に伏在静脈と橈骨動脈の双方を使う。
脈バイパス外科手術を行なう通常の方法では、体の他の
部分から採取された血管の一部を自原移植片として使用
して冠動脈の狭窄部分に有効にバイパスを通しその閉塞
部から先に十分な血液の流れを回復させる。そのような
手技では、伏在静脈を外科手術患者の下肢から採取し、
続いて移植血管として使用する。多くの場合、下肢の傷
は直りが遅く、患者はかなりの痛みと苦痛に耐えること
になる。さらに、外科医は、冠動脈に吻合した場合に、
一般に静脈より動脈の方がより良好で長持ちするバイパ
ス移植片として使えることを知っている。従って、ある
外科医は患者の腕から橈骨動脈を採取し、バイパス移植
片として使用し、またある外科医は多くのバイパス手術
に伏在静脈と橈骨動脈の双方を使う。
【0003】伏在静脈あるいは橈骨動脈を採取する代わ
りにあるいは採取することと組み合わせて、現在外科医
の多くが肋骨ケージの胸骨の各側面に沿って胸腔内で下
行する乳房内動脈(IMA)のうちの1本を使う。その
IMAは心臓に非常に近く、そのため、そのIMAを患
者から完全に取り外す必要がない。その側枝を止血して
切り、血管の主要部をクランプにより塞ぎ、それからI
MAがその元の血液供給を断つことなく切断されるよう
に、患者の横隔膜の真上の位置でIMAを切る。次に、
IMAの自由端を冠動脈に、通常、狭窄部からは遠い左
前下行(LAD)冠動脈に吻合する。この手技では外科
医にとって上部胸腔内への十分なアクセスと可視性が必
要である。外科医は「天井」つまり内部胸腔の壁からI
MAを解放し、同時にIMAを刺したり傷付けないよう
に十分注意しなければならない。IMAの側枝は、通
常、血液損失が最小となるように電気外科装置を使用し
て位置決めし切開しなければならない。
りにあるいは採取することと組み合わせて、現在外科医
の多くが肋骨ケージの胸骨の各側面に沿って胸腔内で下
行する乳房内動脈(IMA)のうちの1本を使う。その
IMAは心臓に非常に近く、そのため、そのIMAを患
者から完全に取り外す必要がない。その側枝を止血して
切り、血管の主要部をクランプにより塞ぎ、それからI
MAがその元の血液供給を断つことなく切断されるよう
に、患者の横隔膜の真上の位置でIMAを切る。次に、
IMAの自由端を冠動脈に、通常、狭窄部からは遠い左
前下行(LAD)冠動脈に吻合する。この手技では外科
医にとって上部胸腔内への十分なアクセスと可視性が必
要である。外科医は「天井」つまり内部胸腔の壁からI
MAを解放し、同時にIMAを刺したり傷付けないよう
に十分注意しなければならない。IMAの側枝は、通
常、血液損失が最小となるように電気外科装置を使用し
て位置決めし切開しなければならない。
【0004】IMAを切断しLAD冠動脈にそのIMA
を吻合するための最も一般的に使用された胸腔へのアク
セス方法は、胸骨中央切開法(術)である。この手技の
場合、患者の胸の中線にある胸骨を通して縦切開を行な
う。次に、外科用開創器を使用して左右の肋骨ケージを
開き、維持し、通常、約4インチから約6インチ幅の開
口を作る。胸壁の筋肉と他の組織をこの手技によってか
なり傷付けられ、分離した胸骨を再接合させる手術後の
治癒プロセスは非常に遅い場合がある。その結果とし
て、患者はかなりの痛みに耐えることになり、回復時間
も長引く。場合によっては、重大な合併症を伴い、再度
の手術手技が必要な場合もある。
を吻合するための最も一般的に使用された胸腔へのアク
セス方法は、胸骨中央切開法(術)である。この手技の
場合、患者の胸の中線にある胸骨を通して縦切開を行な
う。次に、外科用開創器を使用して左右の肋骨ケージを
開き、維持し、通常、約4インチから約6インチ幅の開
口を作る。胸壁の筋肉と他の組織をこの手技によってか
なり傷付けられ、分離した胸骨を再接合させる手術後の
治癒プロセスは非常に遅い場合がある。その結果とし
て、患者はかなりの痛みに耐えることになり、回復時間
も長引く。場合によっては、重大な合併症を伴い、再度
の手術手技が必要な場合もある。
【0005】最近では、胸骨中央切開術の前になされる
幾つかの手術手技を行なうために胸腔内への新しいアク
セス法が開発されている。侵襲性が最小の方法の一つが
ミニ開胸術と呼ばれ、左胸壁の肋間(2本の肋骨の間)
に走る切り口を通してアクセスする。外科用開創器が再
び胸骨中央切開に使用されるが、この場合、左胸の上下
肋骨ケージを約2インチ広げるだけであり、胸の骨と筋
肉と他の組織に対する全体の傷が非常に少なくなる。そ
れにより患者は手術後の苦痛、痛みに耐えるのが少なく
てすみ、回復時間がかなり縮小する。
幾つかの手術手技を行なうために胸腔内への新しいアク
セス法が開発されている。侵襲性が最小の方法の一つが
ミニ開胸術と呼ばれ、左胸壁の肋間(2本の肋骨の間)
に走る切り口を通してアクセスする。外科用開創器が再
び胸骨中央切開に使用されるが、この場合、左胸の上下
肋骨ケージを約2インチ広げるだけであり、胸の骨と筋
肉と他の組織に対する全体の傷が非常に少なくなる。そ
れにより患者は手術後の苦痛、痛みに耐えるのが少なく
てすみ、回復時間がかなり縮小する。
【0006】しかし胸腔へアクセスするためのミニ開胸
法は、胸腔内への開口が胸骨切開の場合よりかなり小さ
くなるために新しい外科器具と外科手法の必要性を広め
た。また、IMAが胸腔壁に取り付けられているので、
外科医がその開口を通して使用しなければならないアプ
ローチ角度は、下肋骨ケージがこの手技に使用する外科
装置の操作を邪魔する傾向があるために非常に困難であ
る。
法は、胸腔内への開口が胸骨切開の場合よりかなり小さ
くなるために新しい外科器具と外科手法の必要性を広め
た。また、IMAが胸腔壁に取り付けられているので、
外科医がその開口を通して使用しなければならないアプ
ローチ角度は、下肋骨ケージがこの手技に使用する外科
装置の操作を邪魔する傾向があるために非常に困難であ
る。
【0007】多数の異なった外科用開創器が市販されて
おり、胸部手術で使用されている。胸腔への可視性と胸
腔へのアクセスを向上させるために、これらの外科用開
創器の多くのものとの使用に対して適用できる装置と方
法の必要性がある。さらに詳細には、開胸切開部の片側
をその反対側上方に上げ、外科用開創器と組み合わせて
そのようにする装置の必要性がある。さらに、外科手術
手技の時間の長さを最小にすることが非常に重要である
ため、組み立てが容易で迅速な装置と方法の必要性があ
る。また、手術手技のコストが今日高いことを考慮すれ
ば、装置が再利用のために清浄化と滅菌が容易である
か、あるいはその装置が低コストで使い捨て可能である
ことが重要である。
おり、胸部手術で使用されている。胸腔への可視性と胸
腔へのアクセスを向上させるために、これらの外科用開
創器の多くのものとの使用に対して適用できる装置と方
法の必要性がある。さらに詳細には、開胸切開部の片側
をその反対側上方に上げ、外科用開創器と組み合わせて
そのようにする装置の必要性がある。さらに、外科手術
手技の時間の長さを最小にすることが非常に重要である
ため、組み立てが容易で迅速な装置と方法の必要性があ
る。また、手術手技のコストが今日高いことを考慮すれ
ば、装置が再利用のために清浄化と滅菌が容易である
か、あるいはその装置が低コストで使い捨て可能である
ことが重要である。
【0008】その装置はまた、人間の体の変形に適応し
なければならず、特に、本装置は手術患者の胸の湾曲
に、手術切開部の配置に、また共に使用する外科用開創
器の向きに適合できる必要がある。手術手技時に安定で
あり、外科医が好む上昇/開創方向を維持し、手術患者
を実際に傷付けない装置の必要性がある。
なければならず、特に、本装置は手術患者の胸の湾曲
に、手術切開部の配置に、また共に使用する外科用開創
器の向きに適合できる必要がある。手術手技時に安定で
あり、外科医が好む上昇/開創方向を維持し、手術患者
を実際に傷付けない装置の必要性がある。
【0009】今日使われている多数の外科用開創器には
取り付け可能な装置の外科的必要性がある。その外科用
開創器はその手技で使用される他の外科装置の支持又は
取り付けのための別の手段となれる。外科医は腔内の臓
器あるいは組織を保持あるいは安定化することを望み、
またアシスタントがその手技を通して補助保持器具の位
置を維持する必要がないようにその保持器具を固定構造
に取り付けたりあるいは支持することを望むことが多
い。その上、プラットフォームとして使用すべき関連臓
器あるいは組織からその外科用開創器アームが非常に遠
い場合もある。必要なものは、外科用開創器のアームに
取り付け可能で、関連する臓器あるいは組織に近い開口
に掛けることができるバーあるいはブリッジである。そ
れでこのブリッジを、補助保持装置を支持あるいは取り
付けするためのプラットフォームとして使用することが
できる。
取り付け可能な装置の外科的必要性がある。その外科用
開創器はその手技で使用される他の外科装置の支持又は
取り付けのための別の手段となれる。外科医は腔内の臓
器あるいは組織を保持あるいは安定化することを望み、
またアシスタントがその手技を通して補助保持器具の位
置を維持する必要がないようにその保持器具を固定構造
に取り付けたりあるいは支持することを望むことが多
い。その上、プラットフォームとして使用すべき関連臓
器あるいは組織からその外科用開創器アームが非常に遠
い場合もある。必要なものは、外科用開創器のアームに
取り付け可能で、関連する臓器あるいは組織に近い開口
に掛けることができるバーあるいはブリッジである。そ
れでこのブリッジを、補助保持装置を支持あるいは取り
付けするためのプラットフォームとして使用することが
できる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、使用中
に患者に対して外科用開創器を旋回させるための装置が
提供される。本装置は、外科用開創器のアームを係合さ
せるためのブリッジを有する。このブリッジは遠位端部
と、近位端部と、その間に延在する縦軸とを有する。ブ
リッジはさらに、そのブリッジ自体を外科用開創器に取
り外し可能に取り付けるための、ブリッジの遠位端部に
取り付けられた遠位カップリングを備える。この装置は
またエレベータを備えた昇降アセンブリも有する。この
昇降アセンブリは、ブリッジの近位端部に上向き力をか
けるためのものであり、それにより本装置を外科用開創
器に取り付ければ、昇降アセンブリが開創器を遠位カッ
プリング周囲上方に旋回させる。エレベータは、昇降ア
センブリをブリッジに取り付けるための近位カップリン
グに近いブリッジカップリングを有する。このブリッジ
カプリングはその縦軸周囲をブリッジが回転するための
回転可能な結合部を有する。
に患者に対して外科用開創器を旋回させるための装置が
提供される。本装置は、外科用開創器のアームを係合さ
せるためのブリッジを有する。このブリッジは遠位端部
と、近位端部と、その間に延在する縦軸とを有する。ブ
リッジはさらに、そのブリッジ自体を外科用開創器に取
り外し可能に取り付けるための、ブリッジの遠位端部に
取り付けられた遠位カップリングを備える。この装置は
またエレベータを備えた昇降アセンブリも有する。この
昇降アセンブリは、ブリッジの近位端部に上向き力をか
けるためのものであり、それにより本装置を外科用開創
器に取り付ければ、昇降アセンブリが開創器を遠位カッ
プリング周囲上方に旋回させる。エレベータは、昇降ア
センブリをブリッジに取り付けるための近位カップリン
グに近いブリッジカップリングを有する。このブリッジ
カプリングはその縦軸周囲をブリッジが回転するための
回転可能な結合部を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】本明細書で記載した本発明は、胸
腔内へのアクセスを改良するための多くの市販されてい
る再利用可能な外科用開創器と共に使用可能な2つの装
置から成る。図1から分かるように、本発明の第1実施
形態は肋骨昇降装置20とアーム延長部90から成り、
双方とも近位端アーム11および遠位端アーム12を備
えた外科用開創器10に取り付けられている。肋骨昇降
装置20はレバーとして機能し、遠位端フック30(遠
位カップリングとも称する)と、ブリッジ40と、摺動
可能な近位端フック(近位カップリングとも称する)5
0と、昇降用サブアセンブリ60とを備える。この遠位
端フック30は外科用開創器10の遠位端アーム12に
永久に取り付けられ、レバーシステムの支点として作用
する。ブリッジ40は外科用開創器10の近位端アーム
11に取り付けられ、それにより上下の肋骨ケージ5お
よび6をそれぞれ収縮させる。全体のシステムが遠位端
フック30の周りに上向きに旋回するように、昇降用サ
ブアセンブリ60により上向き力を近位端フック50に
かけ、それにより上肋骨ケージ5を下肋骨ケージ6より
上に上げる。外科医の選択により下肋骨ケージ6を上肋
骨ケージ5より上に上げるという逆の方法でも本発明は
使用可能であることが分かるはずである。また、開胸と
同様に胸骨中央切開に対しても本発明が使用できること
も分かるはずである。図1では、アーム延長部90は外
科用開創器10の近位端アーム11に摺動可能に取り付
けられ、それによりブレード92(図5参照)が下方か
ら上肋骨ケージ5を信頼性よく支持している。
腔内へのアクセスを改良するための多くの市販されてい
る再利用可能な外科用開創器と共に使用可能な2つの装
置から成る。図1から分かるように、本発明の第1実施
形態は肋骨昇降装置20とアーム延長部90から成り、
双方とも近位端アーム11および遠位端アーム12を備
えた外科用開創器10に取り付けられている。肋骨昇降
装置20はレバーとして機能し、遠位端フック30(遠
位カップリングとも称する)と、ブリッジ40と、摺動
可能な近位端フック(近位カップリングとも称する)5
0と、昇降用サブアセンブリ60とを備える。この遠位
端フック30は外科用開創器10の遠位端アーム12に
永久に取り付けられ、レバーシステムの支点として作用
する。ブリッジ40は外科用開創器10の近位端アーム
11に取り付けられ、それにより上下の肋骨ケージ5お
よび6をそれぞれ収縮させる。全体のシステムが遠位端
フック30の周りに上向きに旋回するように、昇降用サ
ブアセンブリ60により上向き力を近位端フック50に
かけ、それにより上肋骨ケージ5を下肋骨ケージ6より
上に上げる。外科医の選択により下肋骨ケージ6を上肋
骨ケージ5より上に上げるという逆の方法でも本発明は
使用可能であることが分かるはずである。また、開胸と
同様に胸骨中央切開に対しても本発明が使用できること
も分かるはずである。図1では、アーム延長部90は外
科用開創器10の近位端アーム11に摺動可能に取り付
けられ、それによりブレード92(図5参照)が下方か
ら上肋骨ケージ5を信頼性よく支持している。
【0012】さらに図1を参照する。図1では、図示の
外科用開創器は、このタイプの市販の外科用開創器に関
するかぎり、近位端アーム12と遠位端アーム11との
間の距離を機械的に調節する手段を有することが分か
る。従って、外科用開創器10に取り付けられる肋骨昇
降装置20も遠位端フック30と近位端フック50との
間の距離調節手段を有することが必要である。また下肋
骨ケージ6に対する上肋骨ケージ5の高さを調節するた
めの手段を設けて、外科医が胸腔への開口の寸法を調節
して手術患者に対する傷を最小にすることができること
も分かる。フット66を手術患者の胸に当てながら、ノ
ブ62を外科医あるいはアシスタントが回してねじ64
を前進させる。フット66をアーム延長部90のブレー
ド(図5参照)92に対し幾分上に離して、昇降用サブ
アセンブリ60により効果的な昇降力を近位端フック5
0にかけることができる。
外科用開創器は、このタイプの市販の外科用開創器に関
するかぎり、近位端アーム12と遠位端アーム11との
間の距離を機械的に調節する手段を有することが分か
る。従って、外科用開創器10に取り付けられる肋骨昇
降装置20も遠位端フック30と近位端フック50との
間の距離調節手段を有することが必要である。また下肋
骨ケージ6に対する上肋骨ケージ5の高さを調節するた
めの手段を設けて、外科医が胸腔への開口の寸法を調節
して手術患者に対する傷を最小にすることができること
も分かる。フット66を手術患者の胸に当てながら、ノ
ブ62を外科医あるいはアシスタントが回してねじ64
を前進させる。フット66をアーム延長部90のブレー
ド(図5参照)92に対し幾分上に離して、昇降用サブ
アセンブリ60により効果的な昇降力を近位端フック5
0にかけることができる。
【0013】本発明はまた、その使用法と機能を変えな
いで図1に示した様式と逆の様式で外科用開創器に組み
立ててもよい。手術患者の体の組織構造と外科手術手技
の条件によりどの方向にその開創器を組み立てるかが決
まる。
いで図1に示した様式と逆の様式で外科用開創器に組み
立ててもよい。手術患者の体の組織構造と外科手術手技
の条件によりどの方向にその開創器を組み立てるかが決
まる。
【0014】ここで図2を参照する。図2には分かり易
くするため、延長部90と外科用開創器10が無い肋骨
昇降装置20を示す。この肋骨昇降装置20は外科用開
創器10へのその着脱用の3つの作動部と、遠位端フッ
ク30と近位端フック50との間の距離を調節するため
にブリッジ40に近位端フック50をロックし、そのブ
リッジ40からそのフック50をアンロックするための
スライドロックレバー58と、ブリッジ40の近位端部
48から昇降用サブアセンブリ60を外すための解除ボ
タン82と、近位端フック50を上下させるためのねじ
64を回転させるためのねじノブ62を有する。
くするため、延長部90と外科用開創器10が無い肋骨
昇降装置20を示す。この肋骨昇降装置20は外科用開
創器10へのその着脱用の3つの作動部と、遠位端フッ
ク30と近位端フック50との間の距離を調節するため
にブリッジ40に近位端フック50をロックし、そのブ
リッジ40からそのフック50をアンロックするための
スライドロックレバー58と、ブリッジ40の近位端部
48から昇降用サブアセンブリ60を外すための解除ボ
タン82と、近位端フック50を上下させるためのねじ
64を回転させるためのねじノブ62を有する。
【0015】図3および図4は、それぞれ図2に示した
肋骨昇降装置のそれぞれ正面図と上面図である。締結具
の使用により、あるいは当業者に周知の他の多くの手段
によって遠位端フック30をブリッジ40の遠位端部4
6に圧入取り付けすることができる。外科用開創器アー
ム12の挿入用V溝32は、遠位端フック30に一体配
置され、ブリッジ40の下に垂直に最適な距離の間隔を
おいて配置されている。遠位端フック30のV溝32に
正に対峙するV溝52を同様に有する近位端フック50
がブリッジ40に摺動可能に設けられている。レバー5
8を上方位置に上げて近位端フック50をブリッジ40
に沿って動かす。くぼみ54(近位端フックの前側と後
側)は近位端フック50を掴んで外科用開創器にそのフ
ックを配置する際に外科医を助ける。外科用開創器の開
創器アーム11および12(図1参照)を対峙するV溝
32および52内に捕捉したら、レバー58を押し下げ
近位端フック50の位置をブリッジ40にロックする。
レバー58はレバーピボット56の周りに旋回し、ブリ
ッジ40の後面42にカム留めし、それにより近位端フ
ックをブリッジにロックする。
肋骨昇降装置のそれぞれ正面図と上面図である。締結具
の使用により、あるいは当業者に周知の他の多くの手段
によって遠位端フック30をブリッジ40の遠位端部4
6に圧入取り付けすることができる。外科用開創器アー
ム12の挿入用V溝32は、遠位端フック30に一体配
置され、ブリッジ40の下に垂直に最適な距離の間隔を
おいて配置されている。遠位端フック30のV溝32に
正に対峙するV溝52を同様に有する近位端フック50
がブリッジ40に摺動可能に設けられている。レバー5
8を上方位置に上げて近位端フック50をブリッジ40
に沿って動かす。くぼみ54(近位端フックの前側と後
側)は近位端フック50を掴んで外科用開創器にそのフ
ックを配置する際に外科医を助ける。外科用開創器の開
創器アーム11および12(図1参照)を対峙するV溝
32および52内に捕捉したら、レバー58を押し下げ
近位端フック50の位置をブリッジ40にロックする。
レバー58はレバーピボット56の周りに旋回し、ブリ
ッジ40の後面42にカム留めし、それにより近位端フ
ックをブリッジにロックする。
【0016】さらに図3および図4を参照する。図のよ
うにブリッジ40の近位端部48が昇降フレーム80内
に挿入されている。ブリッジ40の近位端部48の底面
44のくぼみ(図示せず)は、ラッチ位置でばね付勢さ
れたボタン82の突起(図示せず)とラッチ留めする。
この取り付けは、ボタン82を押しフレーム80からブ
リッジ40を引き抜くことによって解除できる。このよ
うな肋骨昇降装置の分解機能は、輸送、取り扱い、装置
の洗浄に対し、そしてまた本発明の別の実施形態につい
て後で説明するようにブリッジとフックの個別の使用に
対しても有利である。スイベル(swivel)ブロック70
を保持する昇降用フレームフォーク84は昇降用フレー
ム80と一体である。そのスイベルブロック70はスイ
ベルピン72,73(ピン72のみが図示されている)
の周りに旋回し、ねじ64を受けるための内部ねじ山が
付いている。前に説明したように、ノブ62がねじ64
に取り付けられている。フット66と一体のカップ69
内に嵌められたボール68がねじ64の反対側端部に固
定されている。ねじ64は、そのねじの縦軸とブリッジ
40で規定された平面内において、最適な角変化位置に
スイベルブロック70によって拘束される。フット66
に対するねじ64の運動範囲は、上記ボールとカップ取
り付けのために一般には円錐状である。図3および図4
で説明した肋骨昇降装置20の全構成部品は、ステンレ
ス鋼のような種々の金属から、あるいは種々の硬い医療
用プラスチックから、あるいは金属とプラスチックの組
み合わせから作ることができる。この装置20は再利用
可能あるいは一人の患者に使用するのみの使い捨て可能
なように製造可能である。
うにブリッジ40の近位端部48が昇降フレーム80内
に挿入されている。ブリッジ40の近位端部48の底面
44のくぼみ(図示せず)は、ラッチ位置でばね付勢さ
れたボタン82の突起(図示せず)とラッチ留めする。
この取り付けは、ボタン82を押しフレーム80からブ
リッジ40を引き抜くことによって解除できる。このよ
うな肋骨昇降装置の分解機能は、輸送、取り扱い、装置
の洗浄に対し、そしてまた本発明の別の実施形態につい
て後で説明するようにブリッジとフックの個別の使用に
対しても有利である。スイベル(swivel)ブロック70
を保持する昇降用フレームフォーク84は昇降用フレー
ム80と一体である。そのスイベルブロック70はスイ
ベルピン72,73(ピン72のみが図示されている)
の周りに旋回し、ねじ64を受けるための内部ねじ山が
付いている。前に説明したように、ノブ62がねじ64
に取り付けられている。フット66と一体のカップ69
内に嵌められたボール68がねじ64の反対側端部に固
定されている。ねじ64は、そのねじの縦軸とブリッジ
40で規定された平面内において、最適な角変化位置に
スイベルブロック70によって拘束される。フット66
に対するねじ64の運動範囲は、上記ボールとカップ取
り付けのために一般には円錐状である。図3および図4
で説明した肋骨昇降装置20の全構成部品は、ステンレ
ス鋼のような種々の金属から、あるいは種々の硬い医療
用プラスチックから、あるいは金属とプラスチックの組
み合わせから作ることができる。この装置20は再利用
可能あるいは一人の患者に使用するのみの使い捨て可能
なように製造可能である。
【0017】ここで図5および図6を参照する。図から
アーム延長部90が、金属、好ましくはステンレス鋼か
ら、あるいは硬い医療用プラスチックから作られる1個
の部品から成るのが分かる。アーム延長部90は、ブレ
ード92と、垂直スパン98と、L字形スロット94を
形成するアームラップ100と、フィン96とを備え
る。ブレード92は、肋骨ケージ(図1参照)下方に延
在するように設計され、それによってアーム延長部が胸
壁の手術切開端部から滑って外れない状態で肋骨昇降装
置が上向き力をかけることができる。またブレード92
は、内胸腔を覆う繊細な組織に傷が最小になるように昇
降力を組織の広い領域に分配する。垂直スパン98の長
さ、ブレード92の長さおよびその間の角度の変化は、
手術患者の各種態様に適合させるには外科医にとって有
利である。従って、これらの面で各々異なった寸法を有
する1組のアーム延長部を用意してそれから外科医が選
択してもよい。L字形スロット94は、多くの異なった
寸法と種類の市販の外科用開創器に摺動可能に嵌まる寸
法になっている。L字形スロット94は、フィン96と
共に、上向き力を胸壁に伝えるようにアーム延長部が外
科用開創器のアームの周りを回転するのを防止する。
アーム延長部90が、金属、好ましくはステンレス鋼か
ら、あるいは硬い医療用プラスチックから作られる1個
の部品から成るのが分かる。アーム延長部90は、ブレ
ード92と、垂直スパン98と、L字形スロット94を
形成するアームラップ100と、フィン96とを備え
る。ブレード92は、肋骨ケージ(図1参照)下方に延
在するように設計され、それによってアーム延長部が胸
壁の手術切開端部から滑って外れない状態で肋骨昇降装
置が上向き力をかけることができる。またブレード92
は、内胸腔を覆う繊細な組織に傷が最小になるように昇
降力を組織の広い領域に分配する。垂直スパン98の長
さ、ブレード92の長さおよびその間の角度の変化は、
手術患者の各種態様に適合させるには外科医にとって有
利である。従って、これらの面で各々異なった寸法を有
する1組のアーム延長部を用意してそれから外科医が選
択してもよい。L字形スロット94は、多くの異なった
寸法と種類の市販の外科用開創器に摺動可能に嵌まる寸
法になっている。L字形スロット94は、フィン96と
共に、上向き力を胸壁に伝えるようにアーム延長部が外
科用開創器のアームの周りを回転するのを防止する。
【0018】ここで図7を参照する。図には手術患者に
対し外科用開創器と共に使用中の本発明の肋骨昇降装置
110の第2実施形態が示されている。この第2実施形
態は内部へのアクセス、可視性を向上するように体腔へ
の組織開口面を傾ける点では第1実施形態とよく似てい
る。この第2実施形態の主な違いは、少数の部品で前と
同じ機能が達成される点である。明らかになるように、
第2実施形態は外科手術手技時の組み立て方法も違う。
本発明の第2実施形態は、図7に示した肋骨昇降装置1
10であり、ブリッジ170と、タワー120(フレー
ムとも称する)と、エレベータ140と、アーム延長部
90とを備えている。ブリッジ170の遠位端フック
(遠位端カップリングとも称する)172は外科用開創
器10の開創器アーム12をフック留めし、その下を通
る。この接合は本発明のレバーシステムの支点として働
く。ブリッジ170はまた外科用開創器10のアーム1
1の下を通り、それによりアーム11とそのアーム11
に下肋骨ケージ5の上で取り付けられた上肋骨ケージ6
を上げるように配置されている。ブリッジ170の近位
端部174は、順番にタワー120内で調節可能に取り
付けられたエレベータ140内で支持される。タワー1
20のベース122は手術患者の胸を押し付ける。エレ
ベータ140は、図7に示したように、垂線から約30
度の角度でタワー120がブリッジ170に対し上に傾
斜した時にのみブリッジ170のラチェット(ratchet)
の歯176と係合する、後に説明されるロック機能を有
する。タワー120が垂直で、その縦軸がブリッジ17
0の縦軸に基本的に垂直であれば、手術患者の胸にタワ
ーのベース122を配置するか、あるいは、ブリッジ1
70からタワーを外すようにブリッジの長さ方向にタワ
ーを移動させることが可能である。この調整は、開創器
アーム11に対するブリッジ170の力が最小であるた
めに、エレベータ140がタワー120内の下方位置に
ある場合に容易に達成される。タワー120のベース1
22を手術患者の胸に適切に配置すれば、外科医あるい
は手術アシスタントがブリッジ170の近位端部174
を上げることによってエレベータを手動で上げることが
できる。後で説明するエレベータ140のロック機構
は、外科手術手技時に、エレベータ140の垂直位置を
維持するためにタワー120のラチェット歯128,1
29と噛合する。このロックを解除するには解除ボタン
150を下向きに押せばよく、外科用開創器10のアー
ム11による下向き力によりエレベータはタワー120
内で節可能に下がる。この時点でタワー120を再配置
することができ、次にエレベータ140を再度上げる
か、あるいは、この装置を外科用開創器10から外すこ
とができる。図7に示したアーム延長部90は図1に示
すアーム延長部と形態と機能が同じである。
対し外科用開創器と共に使用中の本発明の肋骨昇降装置
110の第2実施形態が示されている。この第2実施形
態は内部へのアクセス、可視性を向上するように体腔へ
の組織開口面を傾ける点では第1実施形態とよく似てい
る。この第2実施形態の主な違いは、少数の部品で前と
同じ機能が達成される点である。明らかになるように、
第2実施形態は外科手術手技時の組み立て方法も違う。
本発明の第2実施形態は、図7に示した肋骨昇降装置1
10であり、ブリッジ170と、タワー120(フレー
ムとも称する)と、エレベータ140と、アーム延長部
90とを備えている。ブリッジ170の遠位端フック
(遠位端カップリングとも称する)172は外科用開創
器10の開創器アーム12をフック留めし、その下を通
る。この接合は本発明のレバーシステムの支点として働
く。ブリッジ170はまた外科用開創器10のアーム1
1の下を通り、それによりアーム11とそのアーム11
に下肋骨ケージ5の上で取り付けられた上肋骨ケージ6
を上げるように配置されている。ブリッジ170の近位
端部174は、順番にタワー120内で調節可能に取り
付けられたエレベータ140内で支持される。タワー1
20のベース122は手術患者の胸を押し付ける。エレ
ベータ140は、図7に示したように、垂線から約30
度の角度でタワー120がブリッジ170に対し上に傾
斜した時にのみブリッジ170のラチェット(ratchet)
の歯176と係合する、後に説明されるロック機能を有
する。タワー120が垂直で、その縦軸がブリッジ17
0の縦軸に基本的に垂直であれば、手術患者の胸にタワ
ーのベース122を配置するか、あるいは、ブリッジ1
70からタワーを外すようにブリッジの長さ方向にタワ
ーを移動させることが可能である。この調整は、開創器
アーム11に対するブリッジ170の力が最小であるた
めに、エレベータ140がタワー120内の下方位置に
ある場合に容易に達成される。タワー120のベース1
22を手術患者の胸に適切に配置すれば、外科医あるい
は手術アシスタントがブリッジ170の近位端部174
を上げることによってエレベータを手動で上げることが
できる。後で説明するエレベータ140のロック機構
は、外科手術手技時に、エレベータ140の垂直位置を
維持するためにタワー120のラチェット歯128,1
29と噛合する。このロックを解除するには解除ボタン
150を下向きに押せばよく、外科用開創器10のアー
ム11による下向き力によりエレベータはタワー120
内で節可能に下がる。この時点でタワー120を再配置
することができ、次にエレベータ140を再度上げる
か、あるいは、この装置を外科用開創器10から外すこ
とができる。図7に示したアーム延長部90は図1に示
すアーム延長部と形態と機能が同じである。
【0019】図8および図9は、スライダ180(図7
に図示せず)を組み付けた図7のブリッジ170を示し
ている図である。なおこの組み立て品を以後ブリッジア
センブリ168と称する。この装置により図16に示し
たように本発明の一部分を使用するオプションが外科医
に与えられる。特に、ブリッジアセンブリ168は、他
の外科装置を取り付けるため、あるいは、単に外科医又
はアシスタントの手の支持台として都合よく配置された
プラットフォームとなる。この場合、ブリッジアセンブ
リ168のフック172および182は手術患者の方に
下向きに面しており、外科用開創器10のアーム12お
よび11をそれぞれ捕捉している。図8を参照すると、
ブリッジ170がスライダーフレーム183の矩形の縦
孔に挿入してある。この孔は、スライダ180内でブリ
ッジ170が垂直縦面内での角運動ができる程度に十分
大きい。開創器アーム11がフック182を確実に押す
ようにスライダ180をそのアーム11に押し付ける
と、スライドロック爪184はラチェット歯176と噛
み合いスライダ180を所定位置でロックする。スライ
ダ180を所定位置に保持し同時に開創器アーム11お
よび12を僅かに広げると、同じ結果が生じる。このロ
ックは、開創器アームを前より小さな幅に調節するか、
あるいはスライダ180の上面を押し下げてラチェット
歯176との噛み合わせからスライドロック爪184を
動かすことによって簡単に解除することができる。ブリ
ッジ170およびスライダ180はステンレス鋼のよう
な金属で作られるか、ガラス繊維入りのポリエーテルイ
ミドのような医療用の硬いプラスチックから作られる。
スライダ180は望ましければ別だがタワー120を取
り付けた状態でブリッジ170で使用するものではな
い。
に図示せず)を組み付けた図7のブリッジ170を示し
ている図である。なおこの組み立て品を以後ブリッジア
センブリ168と称する。この装置により図16に示し
たように本発明の一部分を使用するオプションが外科医
に与えられる。特に、ブリッジアセンブリ168は、他
の外科装置を取り付けるため、あるいは、単に外科医又
はアシスタントの手の支持台として都合よく配置された
プラットフォームとなる。この場合、ブリッジアセンブ
リ168のフック172および182は手術患者の方に
下向きに面しており、外科用開創器10のアーム12お
よび11をそれぞれ捕捉している。図8を参照すると、
ブリッジ170がスライダーフレーム183の矩形の縦
孔に挿入してある。この孔は、スライダ180内でブリ
ッジ170が垂直縦面内での角運動ができる程度に十分
大きい。開創器アーム11がフック182を確実に押す
ようにスライダ180をそのアーム11に押し付ける
と、スライドロック爪184はラチェット歯176と噛
み合いスライダ180を所定位置でロックする。スライ
ダ180を所定位置に保持し同時に開創器アーム11お
よび12を僅かに広げると、同じ結果が生じる。このロ
ックは、開創器アームを前より小さな幅に調節するか、
あるいはスライダ180の上面を押し下げてラチェット
歯176との噛み合わせからスライドロック爪184を
動かすことによって簡単に解除することができる。ブリ
ッジ170およびスライダ180はステンレス鋼のよう
な金属で作られるか、ガラス繊維入りのポリエーテルイ
ミドのような医療用の硬いプラスチックから作られる。
スライダ180は望ましければ別だがタワー120を取
り付けた状態でブリッジ170で使用するものではな
い。
【0020】次に、ブリッジ170の近位端部174に
上向き保持力を供給するために協調して作用するタワー
120およびエレベータ140の特徴部を説明する。こ
れらの特徴部は図10乃至図15から最もよく分かる。
コーニス(cornice)130と上部でつながれベース12
2と底部でつながれた、左カラム(column)124と右
カラム126とを備えるタワー120の正面図が図10
に示されている。カラム124および125は基本的に
矩形の開口125を形成する。コーニス130周囲を走
り右カラム126の垂直右レール136に接続する垂直
左レール134は左カラム124の前面にある。またラ
チェット歯128の垂直アレー(列)が左カラム124
にあり、同様にラチェット歯129は右カラム126に
ある。図10の縦断面図(11−11線)から分かるよ
うに、これらの歯は、上向きに移動する場合は爪を自由
にスライドさせるが、下向きではロックするように設計
してある。図10および図11では、ベース122が、
ガラス繊維入りポリエーテルイミドのような硬い医療用
プラスチックでできたタワー120の射出成形を容易に
する複数のフィン123から成るように示されている。
タワーはステンレス鋼のような金属からも作ることがで
きる。
上向き保持力を供給するために協調して作用するタワー
120およびエレベータ140の特徴部を説明する。こ
れらの特徴部は図10乃至図15から最もよく分かる。
コーニス(cornice)130と上部でつながれベース12
2と底部でつながれた、左カラム(column)124と右
カラム126とを備えるタワー120の正面図が図10
に示されている。カラム124および125は基本的に
矩形の開口125を形成する。コーニス130周囲を走
り右カラム126の垂直右レール136に接続する垂直
左レール134は左カラム124の前面にある。またラ
チェット歯128の垂直アレー(列)が左カラム124
にあり、同様にラチェット歯129は右カラム126に
ある。図10の縦断面図(11−11線)から分かるよ
うに、これらの歯は、上向きに移動する場合は爪を自由
にスライドさせるが、下向きではロックするように設計
してある。図10および図11では、ベース122が、
ガラス繊維入りポリエーテルイミドのような硬い医療用
プラスチックでできたタワー120の射出成形を容易に
する複数のフィン123から成るように示されている。
タワーはステンレス鋼のような金属からも作ることがで
きる。
【0021】図12は図10に示した横断面図(12−
12線)である。この図にはエレベータ140を捕捉す
る左第2レール135および右第2レール137が示さ
れている。レール134および136はまた、この断面
図の上部としてタワー120の前面を示すように図示し
てある。
12線)である。この図にはエレベータ140を捕捉す
る左第2レール135および右第2レール137が示さ
れている。レール134および136はまた、この断面
図の上部としてタワー120の前面を示すように図示し
てある。
【0022】エレベータ140は図13,図14および
図15に示してあり、エレベータフレーム141(図1
3)と、そのフレーム141から延在するTビーム16
0と、左ウイング162と、右ウイング163と、左レ
バーストッパ152と、右レバーストッパ153と、上
突起143と、下突起146と、左下ラッチ154と、
左上ラッチ156と、右下ラッチ155と、右上ラッチ
157とを備えている。蝶ネクタイ状スロット142
(ブリッジカップリングあるいは回転可能な結合部とも
称する)がエレベータフレーム141の中央に配置され
ている。解除レバー150はTビーム160の前面から
延出しており、爪リブ151(解除可能なロックとも称
する)はTビーム160の後面から延出している。
図15に示してあり、エレベータフレーム141(図1
3)と、そのフレーム141から延在するTビーム16
0と、左ウイング162と、右ウイング163と、左レ
バーストッパ152と、右レバーストッパ153と、上
突起143と、下突起146と、左下ラッチ154と、
左上ラッチ156と、右下ラッチ155と、右上ラッチ
157とを備えている。蝶ネクタイ状スロット142
(ブリッジカップリングあるいは回転可能な結合部とも
称する)がエレベータフレーム141の中央に配置され
ている。解除レバー150はTビーム160の前面から
延出しており、爪リブ151(解除可能なロックとも称
する)はTビーム160の後面から延出している。
【0023】柔軟な片持ばり(cantilevers)である4個
のラッチ154〜157によってエレベータ140をタ
ワー120に摺動可能に取り付ける。これらのラッチは
揃っており、タワー120の開口125の正面に挿入さ
れる。それらのラッチはタワー(図12)のレール13
5および137の縁でスナップし、それによりエレベー
タ140のガイド端部158および159がタワーのレ
ール134および136との間に確実に介在する。左右
ウイング面186,187はタワー120の左右のスラ
イド面138,139でそれぞれスライドする。
のラッチ154〜157によってエレベータ140をタ
ワー120に摺動可能に取り付ける。これらのラッチは
揃っており、タワー120の開口125の正面に挿入さ
れる。それらのラッチはタワー(図12)のレール13
5および137の縁でスナップし、それによりエレベー
タ140のガイド端部158および159がタワーのレ
ール134および136との間に確実に介在する。左右
ウイング面186,187はタワー120の左右のスラ
イド面138,139でそれぞれスライドする。
【0024】タワー120に組み付けたら、爪リブ15
1はタワーの左右のラチェット歯128,129のと係
合してエレベータ140の垂直位置を維持することがで
きる。蝶ネクタイ状スロット142から挿入されるブリ
ッジ170を引き上げることによりタワー内でエレベー
タを最も簡単に上げることができる。爪リブ151がラ
チェット歯128,129に掛かると、Tビーム部分1
61が曲がる。ラチェット歯から爪リブ151を外すに
は外科医あるいは手術アシスタントが解除ボタン150
を押し下げればよく、エレベータはタワーの最下位置ま
で下がる。左右のレバーストッパ152,153のそれ
ぞれ左右のストッパ面166,167は、解除ボタン1
50を押し下げられた時にTビーム部分161が曲がり
過ぎないように機能する。
1はタワーの左右のラチェット歯128,129のと係
合してエレベータ140の垂直位置を維持することがで
きる。蝶ネクタイ状スロット142から挿入されるブリ
ッジ170を引き上げることによりタワー内でエレベー
タを最も簡単に上げることができる。爪リブ151がラ
チェット歯128,129に掛かると、Tビーム部分1
61が曲がる。ラチェット歯から爪リブ151を外すに
は外科医あるいは手術アシスタントが解除ボタン150
を押し下げればよく、エレベータはタワーの最下位置ま
で下がる。左右のレバーストッパ152,153のそれ
ぞれ左右のストッパ面166,167は、解除ボタン1
50を押し下げられた時にTビーム部分161が曲がり
過ぎないように機能する。
【0025】ブリッジ170の縦軸がエレベータフレー
ム141の面に垂直の時、ブリッジ170の近位端部1
74(図8参照)は蝶ネクタイ状スロット142に対し
緩めに嵌まる。ブリッジ170をエレベータ140に組
み付けた時に、ラチェット歯176は上を向くようにな
っている(前に説明したように、図8のスライド180
はエレベータおよびタワーと共に使用されないことが好
ましい)。蝶ネクタイ状スロットの形のおかげで、ブリ
ッジ170はその縦軸の周りで両方向に僅かに回転可能
である。これにより外科医は、外科用開創器に対する本
発明のアセンブリを広い範囲で変えることができ、また
このことは手術患者の胸が湾曲しているためにも必要で
ある。前に説明したように、ブリッジ170の縦軸で作
られた垂線を約30度越えてタワーとそのタワー内のエ
レベータを傾斜させると、エレベータはブリッジの歯1
76にロックする。ブリッジ爪148は図13および図
15に示してあり、上記角度でブリッジの歯176と噛
み合うだけである。上突起143のストッパー面144
および下突起146のストッパ面147は、エレベータ
140とタワー120の最大傾斜量を制限する機能をは
たす。エレベータ140はステンレス鋼のような金属か
ら作ってもよいが、その好ましい材料はポリエーテルイ
ミドのような医療用の硬いプラスチックである。
ム141の面に垂直の時、ブリッジ170の近位端部1
74(図8参照)は蝶ネクタイ状スロット142に対し
緩めに嵌まる。ブリッジ170をエレベータ140に組
み付けた時に、ラチェット歯176は上を向くようにな
っている(前に説明したように、図8のスライド180
はエレベータおよびタワーと共に使用されないことが好
ましい)。蝶ネクタイ状スロットの形のおかげで、ブリ
ッジ170はその縦軸の周りで両方向に僅かに回転可能
である。これにより外科医は、外科用開創器に対する本
発明のアセンブリを広い範囲で変えることができ、また
このことは手術患者の胸が湾曲しているためにも必要で
ある。前に説明したように、ブリッジ170の縦軸で作
られた垂線を約30度越えてタワーとそのタワー内のエ
レベータを傾斜させると、エレベータはブリッジの歯1
76にロックする。ブリッジ爪148は図13および図
15に示してあり、上記角度でブリッジの歯176と噛
み合うだけである。上突起143のストッパー面144
および下突起146のストッパ面147は、エレベータ
140とタワー120の最大傾斜量を制限する機能をは
たす。エレベータ140はステンレス鋼のような金属か
ら作ってもよいが、その好ましい材料はポリエーテルイ
ミドのような医療用の硬いプラスチックである。
【0026】肋骨昇降装置110の第2実施形態は再利
用可能にあるいは一人の患者のみが使用する使い捨て可
能になるように作ることができる。
用可能にあるいは一人の患者のみが使用する使い捨て可
能になるように作ることができる。
【0027】肋骨昇降装置270の第3実施形態を図2
7に示す。この第3実施形態は、共に第2実施形態11
0でも使用されたタワー120およびブリッジ170を
備える。さらに、肋骨昇降装置270の第3実施形態は
変形エレベータ200と、スリーブ240(ブリッジカ
ップリングあるいは回転可能な結合部とも称す)と、変
形アーム延長部280とを備える。肋骨昇降装置270
はまた従来の外科用開創器10と組み合わせても使用さ
れる。肋骨昇降装置270の第3実施形態は肋骨昇降装
置110の第2実施形態とはタワー120と外科用開創
器10へのブリッジの取り付け手段が説明される理由に
より様々な点でかなり異なる。
7に示す。この第3実施形態は、共に第2実施形態11
0でも使用されたタワー120およびブリッジ170を
備える。さらに、肋骨昇降装置270の第3実施形態は
変形エレベータ200と、スリーブ240(ブリッジカ
ップリングあるいは回転可能な結合部とも称す)と、変
形アーム延長部280とを備える。肋骨昇降装置270
はまた従来の外科用開創器10と組み合わせても使用さ
れる。肋骨昇降装置270の第3実施形態は肋骨昇降装
置110の第2実施形態とはタワー120と外科用開創
器10へのブリッジの取り付け手段が説明される理由に
より様々な点でかなり異なる。
【0028】図17乃至図19は第3実施形態の肋骨昇
降装置270の変形エレベータ200を示す図である。
変形エレベータ200は、図7で示した肋骨昇降装置1
10の第2実施形態のエレベータ140に略類似した方
法で使用される。この変形エレベータ200は図20乃
至図22に示したスリーブ240と共に使用される。図
23および図24は、分かり易くするためタワー120
を除いているが、図27のタワー120に組み立てられ
る変形エレベータ200と、スリーブ240と、ブリッ
ジ170とを示す。
降装置270の変形エレベータ200を示す図である。
変形エレベータ200は、図7で示した肋骨昇降装置1
10の第2実施形態のエレベータ140に略類似した方
法で使用される。この変形エレベータ200は図20乃
至図22に示したスリーブ240と共に使用される。図
23および図24は、分かり易くするためタワー120
を除いているが、図27のタワー120に組み立てられ
る変形エレベータ200と、スリーブ240と、ブリッ
ジ170とを示す。
【0029】図17,図18および図19を先ず参照す
る。図に示すように、変形エレベータ200はエレベー
タフレーム212と、そのフレームから延在するTビー
ム214と、左ウィング216と、右ウィング218
と、左レバーストッパ220と、右レバーストッパ22
2と、左下ラッチ210と、右下ラッチ208と、左上
ラッチ224と、右上ラッチ226とを備える。鍵付き
開口204を有するボス202がフレーム212の前面
206から突き出ている。解除レバー238がTビーム
214の前面から延出し、爪リブ228が後面から延出
している。変形エレベータ200は硬い医療用プラスチ
ックから射出成形されることが好ましい。
る。図に示すように、変形エレベータ200はエレベー
タフレーム212と、そのフレームから延在するTビー
ム214と、左ウィング216と、右ウィング218
と、左レバーストッパ220と、右レバーストッパ22
2と、左下ラッチ210と、右下ラッチ208と、左上
ラッチ224と、右上ラッチ226とを備える。鍵付き
開口204を有するボス202がフレーム212の前面
206から突き出ている。解除レバー238がTビーム
214の前面から延出し、爪リブ228が後面から延出
している。変形エレベータ200は硬い医療用プラスチ
ックから射出成形されることが好ましい。
【0030】変形エレベータ200は、図13乃至図1
5を使って前にエレベータ140を説明したのと同様
に、ラッチ208,210,224,226によりタワ
ー120(図7参照)に摺動可能に取り付けられてい
る。タワー120内での変形エレベータ200の高さ調
節も図13乃至図15で説明したエレベータの場合と同
様である。
5を使って前にエレベータ140を説明したのと同様
に、ラッチ208,210,224,226によりタワ
ー120(図7参照)に摺動可能に取り付けられてい
る。タワー120内での変形エレベータ200の高さ調
節も図13乃至図15で説明したエレベータの場合と同
様である。
【0031】ここで図20乃至図22を参照する。スリ
ーブ240はフランジ244を有するカニューレ246
と、フランジ244から延出しカニューレ246の下に
ある第1ラッチおよび第2ラッチ248,250と、柔
軟なビーム254でカニューレ246に取り付けられた
スリーブ解除レバー242とを備える。カニューレ24
6には図7のブリッジ170を受けるための基本的に矩
形の開口260がある。開口260にはブリッジ170
の歯と係合する爪252(コネクタとも称する)が突き
出ている。ユーザーが解除レバー242を押した場合
に、柔軟なビーム254が上方に曲がって爪252が図
22の縦軸266から離れるように、2個のガセット
(gussets)256は解除レバー242および柔軟なビー
ム254との間の取り付けを補強する。上部スペーサリ
ブ259および下部スペーサリブ258は、変形エレベ
ータ200の鍵付き開口204の中央にスリーブ240
を配置されるのを維持強化する働きをする。図22は図
21の22−22線から見たスリーブの部分断面図であ
る。
ーブ240はフランジ244を有するカニューレ246
と、フランジ244から延出しカニューレ246の下に
ある第1ラッチおよび第2ラッチ248,250と、柔
軟なビーム254でカニューレ246に取り付けられた
スリーブ解除レバー242とを備える。カニューレ24
6には図7のブリッジ170を受けるための基本的に矩
形の開口260がある。開口260にはブリッジ170
の歯と係合する爪252(コネクタとも称する)が突き
出ている。ユーザーが解除レバー242を押した場合
に、柔軟なビーム254が上方に曲がって爪252が図
22の縦軸266から離れるように、2個のガセット
(gussets)256は解除レバー242および柔軟なビー
ム254との間の取り付けを補強する。上部スペーサリ
ブ259および下部スペーサリブ258は、変形エレベ
ータ200の鍵付き開口204の中央にスリーブ240
を配置されるのを維持強化する働きをする。図22は図
21の22−22線から見たスリーブの部分断面図であ
る。
【0032】図23からスリーブ240がどのようにし
て変形エレベータ200のボス202にスナップされる
かが分かる。第1ラッチおよび第2ラッチ248(この
図では見えない),250はボス202でスリーブ24
0を保持する。指の力で第1ラッチ248および第2ラ
ッチ250を曲げることによって可能ではあるが、本発
明の通常の使用時にユーザーはスリーブ240をボス2
02から外す必要がない。図23では、スリーブ240
に組み合わされ、縦軸266と変形エレベータ200の
フレーム212との間で最適なブリッジ角度268で保
持されたブリッジ170が示されている。このブリッジ
角度268は変えてもよいが、図示のように約60度と
する。ブリッジ170の歯176は爪252(図25参
照)と係合してブリッジ170を縦方向にロックする。
解除レバー242を押してブリッジ170の縦位置を調
節したり、ブリッジ170をスリーブ240から完全に
取り外したりできる。
て変形エレベータ200のボス202にスナップされる
かが分かる。第1ラッチおよび第2ラッチ248(この
図では見えない),250はボス202でスリーブ24
0を保持する。指の力で第1ラッチ248および第2ラ
ッチ250を曲げることによって可能ではあるが、本発
明の通常の使用時にユーザーはスリーブ240をボス2
02から外す必要がない。図23では、スリーブ240
に組み合わされ、縦軸266と変形エレベータ200の
フレーム212との間で最適なブリッジ角度268で保
持されたブリッジ170が示されている。このブリッジ
角度268は変えてもよいが、図示のように約60度と
する。ブリッジ170の歯176は爪252(図25参
照)と係合してブリッジ170を縦方向にロックする。
解除レバー242を押してブリッジ170の縦位置を調
節したり、ブリッジ170をスリーブ240から完全に
取り外したりできる。
【0033】図24は図23の24−24線から見た、
組み立てられた変形エレベータ200と、スリーブ24
0と、ブリッジ170を示す図である。角度264は縦
軸266の周りで時計回り方向および反時計回り方向の
両方向の変形エレベータ200に対するブリッジ170
とスリーブ240の可能な回転を示す。これは変形エレ
ベータ200の鍵付き開口204の形状と、スリーブ2
40の上面262にブリッジの回転限界で接触するキー
205があるためである。
組み立てられた変形エレベータ200と、スリーブ24
0と、ブリッジ170を示す図である。角度264は縦
軸266の周りで時計回り方向および反時計回り方向の
両方向の変形エレベータ200に対するブリッジ170
とスリーブ240の可能な回転を示す。これは変形エレ
ベータ200の鍵付き開口204の形状と、スリーブ2
40の上面262にブリッジの回転限界で接触するキー
205があるためである。
【0034】変形エレベータ200のスリーブ240お
よびボス202は、基本的に、前に説明した肋骨昇降装
置110の第2実施形態の場合のエレベータ140の蝶
ネクタイ状スロット142の代わりとなる。スリーブ2
40を有する変形エレベータ200を使用する重要な利
点は、タワー120でブリッジ170の縦位置を調節す
る手段が、タワー120でブリッジ170の近位端部1
74の高さを調節する手段(図7参照)を有する構成部
品(変形エレベータ200)とは別個の単独回転部品
(スリーブ240)にある。この配置の結果として、肋
骨昇降装置270の第3実施形態のブリッジ170の縦
調整装置の固定手段は、肋骨昇降装置110の第2実施
形態の手段を使用する場合より、使用時に不注意で外す
ことが少なくなると思われる。これは人間の体、開胸位
置および外科用開創器10の位置決めなどの各種態様を
考慮した場合に重要である。これらの要素により本シス
テムが不安定なものになる。手術部位へのアクセスある
いは可視性が損なわれずに複雑な手術手技が達成できる
ように、ブリッジ170の縦調節が維持されることは重
要である。
よびボス202は、基本的に、前に説明した肋骨昇降装
置110の第2実施形態の場合のエレベータ140の蝶
ネクタイ状スロット142の代わりとなる。スリーブ2
40を有する変形エレベータ200を使用する重要な利
点は、タワー120でブリッジ170の縦位置を調節す
る手段が、タワー120でブリッジ170の近位端部1
74の高さを調節する手段(図7参照)を有する構成部
品(変形エレベータ200)とは別個の単独回転部品
(スリーブ240)にある。この配置の結果として、肋
骨昇降装置270の第3実施形態のブリッジ170の縦
調整装置の固定手段は、肋骨昇降装置110の第2実施
形態の手段を使用する場合より、使用時に不注意で外す
ことが少なくなると思われる。これは人間の体、開胸位
置および外科用開創器10の位置決めなどの各種態様を
考慮した場合に重要である。これらの要素により本シス
テムが不安定なものになる。手術部位へのアクセスある
いは可視性が損なわれずに複雑な手術手技が達成できる
ように、ブリッジ170の縦調節が維持されることは重
要である。
【0035】図27に示した肋骨昇降装置270の第3
実施形態を再度参照する。図27ではブリッジ170が
その遠位端部172で変形アーム延長部280に組み付
けられて示されている。この装置は肋骨昇降装置110
の第2実施形態の図7に示した外科用開創器10にブリ
ッジ170を取り付ける手段より多くの利点がある。第
一に、ブリッジ170はもはや切開部を横切らず、手術
部位へのアクセスと可視性が向上する。第二に、ブリッ
ジ170による昇降力は、変形アーム延長部ブレード2
80により伝えられる手術患者の胸壁からの抵抗力と直
結している。これにより第2実施形態110の場合よ
り、より安定なシステムとなる。第三に、ブリッジ17
0は外科用開創器10のアーム11,12の下を通る必
要はないが、変形アーム延長部280の上部に取り付け
る。この配置によって外科医が本発明を外科用開創器1
0と共に組み立て、調整するのが容易になり、切開部周
囲の組織の傷が最小になるように助ける。
実施形態を再度参照する。図27ではブリッジ170が
その遠位端部172で変形アーム延長部280に組み付
けられて示されている。この装置は肋骨昇降装置110
の第2実施形態の図7に示した外科用開創器10にブリ
ッジ170を取り付ける手段より多くの利点がある。第
一に、ブリッジ170はもはや切開部を横切らず、手術
部位へのアクセスと可視性が向上する。第二に、ブリッ
ジ170による昇降力は、変形アーム延長部ブレード2
80により伝えられる手術患者の胸壁からの抵抗力と直
結している。これにより第2実施形態110の場合よ
り、より安定なシステムとなる。第三に、ブリッジ17
0は外科用開創器10のアーム11,12の下を通る必
要はないが、変形アーム延長部280の上部に取り付け
る。この配置によって外科医が本発明を外科用開創器1
0と共に組み立て、調整するのが容易になり、切開部周
囲の組織の傷が最小になるように助ける。
【0036】図26は肋骨昇降装置270の第3実施形
態の変形アーム延長部280を示す図である。この変形
アーム延長部280は、ブレード282と、垂直スパン
284と、Lスロット288が延出するフレーム286
とを備える。フレーム286の上面290には貫通する
開口298と、フランジ端部294のフランジ292
と、傾斜端部296の傾斜面300とを有するエンクロ
ージャー299がある。その変形アーム延長部280は
医療用の硬いプラスチックから作られることが好まし
い。
態の変形アーム延長部280を示す図である。この変形
アーム延長部280は、ブレード282と、垂直スパン
284と、Lスロット288が延出するフレーム286
とを備える。フレーム286の上面290には貫通する
開口298と、フランジ端部294のフランジ292
と、傾斜端部296の傾斜面300とを有するエンクロ
ージャー299がある。その変形アーム延長部280は
医療用の硬いプラスチックから作られることが好まし
い。
【0037】図27で分かるように、歯176が上を向
くようにブリッジ170を変形アーム延長部280の開
口298の傾斜端部296内に摺動可能に挿入する。ブ
リッジ170のフック172の内部がアーム延長部29
8の傾斜面300に当たるまで、ブリッジ170を開口
298に挿入する。次に、ブリッジ170の近位端部1
74を、所定の縦調節のためにスリーブ240の開口2
60に挿入してもよい。次に、変形エレベータ200を
タワー120内で所定の高さに上げ、その結果としてブ
リッジ170の近位端部174を上げ、外科用開創器1
0により上肋骨ケージ6を下リブケージ5上に上げる。
解除レバー238と近位端部174を共に押して変形エ
レベータ280を下げることができる。タワー120を
手術部位から引き離しながら、スリーブ解除レバー24
2を押すことによってブリッジ170をスリーブ240
から外すことができる。
くようにブリッジ170を変形アーム延長部280の開
口298の傾斜端部296内に摺動可能に挿入する。ブ
リッジ170のフック172の内部がアーム延長部29
8の傾斜面300に当たるまで、ブリッジ170を開口
298に挿入する。次に、ブリッジ170の近位端部1
74を、所定の縦調節のためにスリーブ240の開口2
60に挿入してもよい。次に、変形エレベータ200を
タワー120内で所定の高さに上げ、その結果としてブ
リッジ170の近位端部174を上げ、外科用開創器1
0により上肋骨ケージ6を下リブケージ5上に上げる。
解除レバー238と近位端部174を共に押して変形エ
レベータ280を下げることができる。タワー120を
手術部位から引き離しながら、スリーブ解除レバー24
2を押すことによってブリッジ170をスリーブ240
から外すことができる。
【0038】変形アーム延長部280とブリッジ170
を一体品として作ることもでき、あるいは共に永久に取
り付けられる複数部品として作ることもできる。さら
に、本発明は手術患者の複数の体のタイプ(異なる組織
層厚さなど)や複数の外科用開創器に使用できるため、
複数の形の変形アーム延長部を用意することは有利であ
る。より詳細には、垂直スパン284とブレード282
(図26参照)を長さ、幅、および厚さについて複数の
組み合わせで用意するのがよい。すなわち、図26に示
した形態が多種の外科用開創器に適合するように設計さ
れるが、異なったタイプの外科用開創器を適合させるた
めにLスロット288を複数の形態で用意するのがよ
い。それで外科医は、手術される患者の特定の体のタイ
プやあるいは使用される外科用開創器の特定の種類によ
って望ましい変形アーム延長部を選択することができ
る。
を一体品として作ることもでき、あるいは共に永久に取
り付けられる複数部品として作ることもできる。さら
に、本発明は手術患者の複数の体のタイプ(異なる組織
層厚さなど)や複数の外科用開創器に使用できるため、
複数の形の変形アーム延長部を用意することは有利であ
る。より詳細には、垂直スパン284とブレード282
(図26参照)を長さ、幅、および厚さについて複数の
組み合わせで用意するのがよい。すなわち、図26に示
した形態が多種の外科用開創器に適合するように設計さ
れるが、異なったタイプの外科用開創器を適合させるた
めにLスロット288を複数の形態で用意するのがよ
い。それで外科医は、手術される患者の特定の体のタイ
プやあるいは使用される外科用開創器の特定の種類によ
って望ましい変形アーム延長部を選択することができ
る。
【0039】肋骨昇降装置270の第3実施形態はその
部品の材料を選択することにより一人の患者にのみ使用
する使い捨てあるいは滅菌性/再利用性可能に製造する
ことができる。
部品の材料を選択することにより一人の患者にのみ使用
する使い捨てあるいは滅菌性/再利用性可能に製造する
ことができる。
【0040】前述の説明から、本発明の新規概念の真の
趣旨と範囲から逸脱することなく多数の改良と改造を行
なうことができることが分かるだろう。本明細書で例示
した実施形態に関し限定は意図されずまた意味するもの
ではない。本開示は、特許請求の範囲内に入る全てのそ
のような改良を添付されたクレームによりカバーするも
のである。
趣旨と範囲から逸脱することなく多数の改良と改造を行
なうことができることが分かるだろう。本明細書で例示
した実施形態に関し限定は意図されずまた意味するもの
ではない。本開示は、特許請求の範囲内に入る全てのそ
のような改良を添付されたクレームによりカバーするも
のである。
【0041】なお本発明の具体的な実施態様は、以下の
通りである。 (1)前記ブリッジの前記近位端部に上向き力をかける
ための前記手段は、上面と下面とを有するフレームと、
前記フレームに取り付けられ前記上面と前記下面との間
を移動可能なエレベータとを備え、前記ブリッジの前記
近位端部は前記エレベータに取り付けられる請求項1に
記載の装置。 (2)前記ブリッジは平らで実質的に矩形の部材であ
り、前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるための
前記手段は、前記エレベータに前記ブリッジの前記近位
端部を受けるための蝶ネクタイ状スロットを備える実施
態様(1)に記載の装置。 (3)前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるため
の前記手段は、スリーブを備え、前記スリーブは前記エ
レベータの開口内に挿入され、前記スリーブが前記開口
内で回転可能なようにエレベータに回転可能に取り付け
られ、前記スリーブは前記ブリッジを前記スリーブに取
り付けるためのコネクタをさらに備える実施態様(1)
に記載の装置。 (4)前記昇降アセンブリは上面と下面を有する上に向
かって延在するフレームを備え、前記上面と前記下面と
の間を移動できるように前記エレベータが前記フレーム
に移動可能に取り付けられる請求項2に記載の装置。 (5)前記エレベータを前記上面と前記下面との間のあ
る位置に固定するための解除可能なロックをさらに有す
る実施態様(4)に記載の装置。
通りである。 (1)前記ブリッジの前記近位端部に上向き力をかける
ための前記手段は、上面と下面とを有するフレームと、
前記フレームに取り付けられ前記上面と前記下面との間
を移動可能なエレベータとを備え、前記ブリッジの前記
近位端部は前記エレベータに取り付けられる請求項1に
記載の装置。 (2)前記ブリッジは平らで実質的に矩形の部材であ
り、前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるための
前記手段は、前記エレベータに前記ブリッジの前記近位
端部を受けるための蝶ネクタイ状スロットを備える実施
態様(1)に記載の装置。 (3)前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるため
の前記手段は、スリーブを備え、前記スリーブは前記エ
レベータの開口内に挿入され、前記スリーブが前記開口
内で回転可能なようにエレベータに回転可能に取り付け
られ、前記スリーブは前記ブリッジを前記スリーブに取
り付けるためのコネクタをさらに備える実施態様(1)
に記載の装置。 (4)前記昇降アセンブリは上面と下面を有する上に向
かって延在するフレームを備え、前記上面と前記下面と
の間を移動できるように前記エレベータが前記フレーム
に移動可能に取り付けられる請求項2に記載の装置。 (5)前記エレベータを前記上面と前記下面との間のあ
る位置に固定するための解除可能なロックをさらに有す
る実施態様(4)に記載の装置。
【0042】(6)前記ブリッジは平らで実質的に矩形
の部材であり、前記ブリッジをその縦軸の周りに回転さ
せるための前記回転可能な結合部は、前記エレベータに
前記ブリッジの前記近位端部を受けるための蝶ネクタイ
状スロットを備える請求項2に記載の装置。 (7)前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるため
の前記回転可能な結合部はスリーブを備え、前記スリー
ブは前記エレベータの開口内に挿入され、前記スリーブ
が前記開口内で回転可能なようにエレベータに回転可能
に取り付けられ、前記スリーブは前記ブリッジを前記ス
リーブに取り付けるためのコネクタをさらに備える請求
項2に記載の装置。 (8)前記エレベータを前記上面と前記下面との間のあ
る位置に固定するための解除可能なロックをさらに有す
る請求項3に記載の装置。 (9)前記ブリッジは平らで実質的に矩形の部材であ
り、前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるための
前記回転可能な結合部は、前記エレベータに前記ブリッ
ジの前記近位端部を受けるための蝶ネクタイ状スロット
を備える請求項3に記載の装置。 (10)前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるた
めの前記回転可能な結合部はスリーブを備え、前記スリ
ーブは前記エレベータの開口内に挿入され、前記スリー
ブが前記開口内で回転可能なようにエレベータに回転可
能に取り付けられ、前記スリーブは前記ブリッジを前記
スリーブに取り付けるためのコネクタをさらに備える請
求項3に記載の装置。
の部材であり、前記ブリッジをその縦軸の周りに回転さ
せるための前記回転可能な結合部は、前記エレベータに
前記ブリッジの前記近位端部を受けるための蝶ネクタイ
状スロットを備える請求項2に記載の装置。 (7)前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるため
の前記回転可能な結合部はスリーブを備え、前記スリー
ブは前記エレベータの開口内に挿入され、前記スリーブ
が前記開口内で回転可能なようにエレベータに回転可能
に取り付けられ、前記スリーブは前記ブリッジを前記ス
リーブに取り付けるためのコネクタをさらに備える請求
項2に記載の装置。 (8)前記エレベータを前記上面と前記下面との間のあ
る位置に固定するための解除可能なロックをさらに有す
る請求項3に記載の装置。 (9)前記ブリッジは平らで実質的に矩形の部材であ
り、前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるための
前記回転可能な結合部は、前記エレベータに前記ブリッ
ジの前記近位端部を受けるための蝶ネクタイ状スロット
を備える請求項3に記載の装置。 (10)前記ブリッジをその縦軸の周りに回転させるた
めの前記回転可能な結合部はスリーブを備え、前記スリ
ーブは前記エレベータの開口内に挿入され、前記スリー
ブが前記開口内で回転可能なようにエレベータに回転可
能に取り付けられ、前記スリーブは前記ブリッジを前記
スリーブに取り付けるためのコネクタをさらに備える請
求項3に記載の装置。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外科用開創器に取り付け可能で、この手技で使用される
他の外科装置の他の支持又は取り付けることができる。
また本発明によれば、外科医は腔内の臓器あるいは組織
を保持あるいは安定化でき、またアシスタントがその手
技を通して補助保持器具の位置を維持する必要がないよ
うにその保持器具を固定構造に取り付けたり、あるいは
支持することなどができる。
外科用開創器に取り付け可能で、この手技で使用される
他の外科装置の他の支持又は取り付けることができる。
また本発明によれば、外科医は腔内の臓器あるいは組織
を保持あるいは安定化でき、またアシスタントがその手
技を通して補助保持器具の位置を維持する必要がないよ
うにその保持器具を固定構造に取り付けたり、あるいは
支持することなどができる。
【図1】手術患者の胸壁切開時に外科用開創器と共に使
用する時の本発明の第1実施形態の等角図である。
用する時の本発明の第1実施形態の等角図である。
【図2】図1に示した第1実施形態の肋骨昇降装置20
の等角図である。
の等角図である。
【図3】図2に示した肋骨昇降装置20の正面図であ
る。
る。
【図4】図2に示した肋骨昇降装置20の平面図であ
る。
る。
【図5】図1に示した第1実施形態のアーム延長部90
の等角図である。
の等角図である。
【図6】図1に示した第1実施形態のアーム延長部90
の正面図である。
の正面図である。
【図7】手術患者に外科用開創器と共に使用中の本発明
の第2実施形態の等角図である。
の第2実施形態の等角図である。
【図8】図7に示した本発明の第2実施形態のブリッジ
アセンブリ168の正面図である。
アセンブリ168の正面図である。
【図9】図7に示した本発明の第2実施形態のブリッジ
アセンブリ168の底面図である。
アセンブリ168の底面図である。
【図10】図7に示した本発明の第2実施形態のタワー
の正面図である。
の正面図である。
【図11】図10に示したタワーの11−11線に沿っ
て取られた断面図である。
て取られた断面図である。
【図12】図10に示したタワーの12−12線に沿っ
て取られた断面図である。
て取られた断面図である。
【図13】図7に示した本発明の第2実施形態のエレベ
ータの正面図である。
ータの正面図である。
【図14】図7に示した本発明の第2実施形態のエレベ
ータの平面図である。
ータの平面図である。
【図15】図13に示したエレベータの15−15線に
沿って取られた断面図である。
沿って取られた断面図である。
【図16】手術患者に外科用開創器と共に使用中の本発
明の第2実施形態のブリッジアセンブリとアーム延長部
の等角図である。
明の第2実施形態のブリッジアセンブリとアーム延長部
の等角図である。
【図17】本発明の第3実施形態の変形エレベータの正
面図である。
面図である。
【図18】図17の変形エレベータの平面図である。
【図19】図17の変形エレベータの19−19線に沿
って取られた断面図である。
って取られた断面図である。
【図20】第3実施形態の変形エレベータと共に使用す
るスリーブの平面図である。
るスリーブの平面図である。
【図21】図20のスリーブの端面図である。
【図22】図20のスリーブの側面図である。
【図23】図17の変形エレベータと、図20のスリー
ブと、図7のブリッジのアセンブリの側面図である。
ブと、図7のブリッジのアセンブリの側面図である。
【図24】組み立てられた変形エレベータと、スリーブ
と、ブリッジを図23の24−24線の方向から見た図
である。
と、ブリッジを図23の24−24線の方向から見た図
である。
【図25】図23に示した組み立てられた変形エレベー
タと、スリーブと、ブリッジの断面図である。
タと、スリーブと、ブリッジの断面図である。
【図26】本発明の第3実施形態の変形アーム延長部の
等角図である。
等角図である。
【図27】手術患者に対し外科用開創器と共に使用する
時の本発明の第3実施形態の等角図である。
時の本発明の第3実施形態の等角図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド・エル・ハマン アメリカ合衆国、45223 オハイオ州、シ ンシナティ、キルビー・アベニュー 4248 (72)発明者 ジョン・ブイ・ハント アメリカ合衆国、45241 オハイオ州、シ ンシナティ、ムーアヒル・ドライブ 3654 (72)発明者 ウィリアム・ディー・フォックス アメリカ合衆国、45157 オハイオ州、ニ ュー・リッチモンド、ジェットヒル・ロー ド 2606 (72)発明者 ロナルド・ジェイ・コラタ アメリカ合衆国、45249 オハイオ州、シ ンシナティ、ギデオン・レーン 11316
Claims (3)
- 【請求項1】 患者に対し使用中の外科用開創器を旋回
させるための装置であって、 a)外科用開創器の少なくとも1個のアームを係合させ
るためのブリッジであって、前記ブリッジは、遠位端部
と、近位端部と、その間に延在する縦軸と、前記ブリッ
ジの前記遠位端部に取り付けられた、前記ブリッジを前
記開創器に取り外し可能に取り付けるための遠位端カッ
プリングとを有するブリッジと、 b)前記ブリッジの前記近位端部に上向き力をかけるた
めの手段を備える昇降アセンブリであって、前記装置を
前記外科用開創器に取り付ければ、前記昇降アセンブリ
が前記外科用開創器を前記遠位端カップリングの周りに
上向きに旋回させ、前記昇降アセンブリは前記昇降アセ
ンブリを前記ブリッジの前記近位端部に取り付けるため
のブリッジカップリングを有し、前記ブリッジカップリ
ングは前記ブリッジをその縦軸の周りで回転させるため
の手段を有する昇降アセンブリとを具備する装置。 - 【請求項2】 患者に対し使用中の外科用開創器を旋回
させるための装置であって、 a)外科用開創器の少なくとも1個のアームを係合させ
るためのブリッジであって、前記ブリッジは、遠位端部
と、近位端部と、その間に延在する縦軸とを有し、前記
ブリッジは、前記ブリッジの前記遠位端部に取り付けら
れた、前記ブリッジを前記開創器に取り外し可能に取り
付けるための遠位端カップリングを有するブリッジと、 b)前記ブリッジの前記近位端部に上向き力をかけるた
めのエレベータを備える昇降アセンブリであって、前記
装置を外科用開創器に取り付ければ、前記昇降アセンブ
リが前記外科用開創器を前記遠位端カップリングの周り
に上向きに旋回させ、前記エレベータは前記昇降アセン
ブリを前記ブリッジの前記近位端部に取り付けるための
ブリッジカップリングを有し、前記ブリッジカップリン
グは前記ブリッジをその縦軸の周りで回転させるための
回転可能な結合部を有する昇降アセンブリとを具備する
装置。 - 【請求項3】 患者に対し使用中の外科用開創器を旋回
させるための装置であって、 a)外科用開創器の少なくとも1個のアームを係合させ
るためのブリッジであって、前記ブリッジは、遠位端部
と、近位端部と、その間に延在する縦軸とを有し、前記
ブリッジは、前記ブリッジの前記遠位端部に取り付けら
れた、前記ブリッジを前記開創器に取り外し可能に取り
付けるための遠位端カップリングを有するブリッジと、 b)ベースと、そのベースから上向きに延在し上面と下
面を有するフレームと、前記上面と前記下面との間を移
動可能なように前記フレームに移動可能に取り付けられ
たエレベータとを備える昇降アセンブリであって、前記
エレベータは前記ブリッジの前記近位端部に上向き力を
かけることが可能で、前記装置を外科用開創器に取り付
ければ、前記昇降アセンブリが前記外科用開創器を前記
遠位端カップリングの周りに上向きに旋回させ、前記エ
レベータは前記昇降アセンブリを前記ブリッジの近位端
部に取り付けるためのブリッジカップリングを有し、前
記ブリッジカップリングは前記ブリッジをその縦軸の周
りで回転させるための回転可能な結合部を有する昇降ア
センブリとを具備する装置。
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