JPH11225992A - プリサチュレーション幅の設定方法及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

プリサチュレーション幅の設定方法及び磁気共鳴イメージング装置

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JPH11225992A
JPH11225992A JP10037747A JP3774798A JPH11225992A JP H11225992 A JPH11225992 A JP H11225992A JP 10037747 A JP10037747 A JP 10037747A JP 3774798 A JP3774798 A JP 3774798A JP H11225992 A JPH11225992 A JP H11225992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリサチュレーション法を実施するときのプリ
サチュレーション幅の最適値を精度良く、安定して、且
つオペレータの手数を患わせないで設定する。 【解決手段】プリスキャン中に(図2ステップS1,S
2)、プリサチュレーション用スラブ領域のプリサチュ
レーション幅を変えながら(図2ステップS4,S
5)、所望のスライス面の血流からのMR信号を最小に
抑制できる最適プリサチュレーション幅を自動的に設定
する(図2ステップS3〜S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体内の原子核
スピンの磁気共鳴現象を利用した磁気共鳴イメージング
(MRI)に係り、とくに、血流や呼吸に因るアーチフ
ァクトを低減するためのプリサチュレーション法を実施
する磁気共鳴イメージングに関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、静磁場中に置かれた被検
体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波信号で磁気
的に励起し、この励起に伴って発生するMR信号に基づ
いて画像を再構成したり、スペクトルを得る装置であ
る。
【0003】被検体の断面のMR画像に血流や呼吸に因
るアーチファクトが存在すると、画質が著しく低下する
とともに、診断能をも低下させてしまう。このため、そ
のようなアーチファクトを低減する手法の一つとして、
プリサチュレーション法が利用されている。プリサチュ
レーション法は、撮像スライス面に隣接または近接した
スラブ領域をプリサチュレーションパルスで事前に励起
した後で、撮像スライス面を所望のパルスシーケンスで
イメージングする技術である。プリサチュレーションを
実施したスラブから撮像スライス面に流入する血流のプ
ロトンスピンは事前に十分に励起されているので、イメ
ージングには殆ど関与せず、血流などのモーションを伴
うプロトンスピンに起因したアーチファクトを低減させ
ることができる。
【0004】従来、事前励起させるスラブのプリサチュ
レーション幅は、かかるイメージングを実施するMRI
装置に固有の値が決まっているか、または、オペレータ
がイメージングの都度、マニュアルで設定するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリサチュレーション幅の設定方法では、被検
体やイメージング部位が変わっても、MRI装置に固有
にプリサチュレーション幅でプリサチュレーション法を
実施することにならざるを得ないので、固有のプリサチ
ュレーション幅がいかなるイメージング状態であっても
最適であるという保証は必ずしも無い。むしろ、固有の
プリサチュレーション幅によると過不足を生じる場合が
大部分であることから、結果として、血流などに起因し
たアーチファクトを十分に低減させることはできないと
いう不都合があった。
【0006】また、オペレータがイメージングの度にマ
ニュアルでプリサチュレーション幅を設定するMRI装
置の場合、オペレータの経験や勘に頼って、または試行
錯誤的に設定する状態となるから、プリサチュレーショ
ン幅の設定の精度及び安定性に欠けるという問題があ
る。さらに、慎重な設定を行おうとするほど、オペレー
タの操作に関わる負荷が増大し、操作能率を低下させ、
また患者スループットも下げてしまう不都合があった。
【0007】本発明は、このような従来技術による不都
合に鑑みてなされたもので、プリサチュレーション法を
実施するときのプリサチュレーション幅の最適値を精度
良く、安定して、且つオペレータの手数を患わせないで
設定することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプリサチュレー
ション幅の設定方法は、被検体の撮像部位に隣接または
近接するスラブ部位にプリサチュレーションパルスを印
加した後、その撮像部位にイメージング用のパルスシー
ケンスを印加するようにしたプリサチュレーション法に
よる磁気共鳴イメージングに使用する方法であって、前
記スラブ部位のスライス方向のプリサチュレーション幅
を設定する方法である。この設定方法は、前記プリサチ
ュレーションパルスを前記プリサチュレーション幅を変
えながら前記スラブ部位に複数回印加し且つ前記撮像部
位からのMR信号を各回毎に受信する第1のステップ
と、このMR信号に基づいて前記プリサチュレーション
幅の最適値を決める第2のステップと、を含むことを特
徴とする。
【0009】好適には、前記第1のステップにおける前
記プリサチュレーション幅を変える処理は、スライス方
向の傾斜磁場のパルス波形面積を前記複数回の印加毎に
変更する処理である。また、好適には、前記第2のステ
ップは、前記複数回のそれぞれの前記MR信号をフーリ
エ変換する処理と、フーリエ変換されたスペクトラム上
の前記撮像部位の静止部に相当する信号とは異なる部位
に相当する信号値が基準値より低くなる状態での前記プ
リサチュレーション幅の最小値を前記最適値として求め
る処理と、を含む。
【0010】一方、本発明の磁気共鳴イメージング装置
は、被検体の撮像部位に隣接または近接するスラブ部位
にプリサチュレーションパルスを印加した後、その撮像
部位にイメージング用のパルスシーケンスを印加するよ
うにしたプリサチュレーション法を実施する。この装置
は、前記スラブ部位のスライス方向のプリサチュレーシ
ョン幅を設定する手段を備える。この手段は、前記プリ
サチュレーションパルスを前記プリサチュレーション幅
を変えながら前記スラブ部位に複数回印加し且つ前記撮
像部位からのMR信号を各回毎に受信する手段と、この
MR信号に基づいて前記プリサチュレーション幅の最適
値を決める手段と、を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一つの実施の形
態を図1〜図6を参照して説明する。
【0012】この実施形態にかかるMRI(磁気共鳴イ
メージング)装置の概略構成を図1に示す。このMRI
装置は、被検体Pを載せる寝台部と、静磁場発生用の磁
石部と、静磁場に位置情報を付加するための傾斜磁場部
と、高周波信号を送受信する送受信部と、システムコン
トロール及び画像再構成を担う制御・演算部とを備えて
いる。
【0013】磁石部は、例えば超電導方式の磁石1と、
この磁石1に電流を供給する静磁場電源2とを備え、被
検体Pが遊挿される円筒状の開口部(診断用空間)の軸
方向(Z軸方向)に静磁場H0 を発生させる。なお、こ
の磁石部には1次のシミング用のシムコイル14が設け
られている。このシムコイル14には、後述するコント
ローラの制御下で、シムコイル電源15から磁場均一化
のための電流が供給される。寝台部は、被検体Pを載せ
た天板を磁石1の開口部に退避可能に挿入できるように
なっている。
【0014】傾斜磁場部は、磁石1に組み込まれた傾斜
磁場コイルユニット3を備える。この傾斜磁場コイルユ
ニット3は、X、Y、Z軸方向の3組(種類)のx,
y,zコイル3x〜3zを備える。傾斜磁場部はさら
に、x,y,zコイル3x〜3zに電流を供給する傾斜
磁場電源4と、この電源4を制御するためのシーケンサ
5内の傾斜磁場シーケンサ5aとを備える。この傾斜磁
場シーケンサ5aはコンピュータを備え、装置全体を管
理するコントローラ6(コンピュータを搭載)から、プ
リサチュレーション法に基づくプリスキャンのパルスシ
ーケンスおよびSE法などに係るイメージング用のパル
スシーケンスの指令信号を受ける。これにより、傾斜磁
場シ−ケンサ5aは、指令されたパルスシーケンスにし
たがってX、Y、Z軸方向の各傾斜磁場の印加及びその
強度を制御し、それらの傾斜磁場が静磁場H0 に重畳可
能になっている。この実施例では、互いに直交する3軸
X,Y,Zの内のZ軸方向の傾斜磁場をスライス方向傾
斜磁場GS とし、X軸方向のそれを読出し方向傾斜磁場
R とし、さらにY軸方向のそれを位相エンコ−ド方向
傾斜磁場GE とする。
【0015】送受信部は、磁石1内の撮像空間にて被検
体Pの近傍に配設される高周波コイル7と、このコイル
7に接続された送信機8T及び受信機8Rと、この送信
機8T及び受信機8Rの動作を制御するためのシ−ケン
サ5内のRFシーケンサ5b(コンピュータを搭載)と
を備える。この送信機8T及び受信機8Rは、RFシー
ケンサ5bの制御のもと、核磁気共鳴(NMR)を励起
させるためのラーモア周波数のRF電流パルスを高周波
コイル7に供給する一方、高周波コイル7が受信したM
R信号(高周波信号)を受信し、各種の信号処理を施し
て、対応するデジタル信号を形成するようになってい
る。
【0016】さらに、制御・演算部は、上述したコント
ローラ6のほか、受信機8Rで形成されたMR信号のデ
ジタルデータを入力して画像データやスペクトルデータ
を演算する演算ユニット10と、演算した画像データを
保管する記憶ユニット11と、画像を表示する表示器1
2と、入力器13とを備えている。演算ユニット10
は、内蔵するメモリで形成される2次元フーリエ空間へ
の実測データの配置、画像再構成のためのフーリエ変換
などの処理をも行う。また、この演算ユニット10の演
算データは必要に応じてコントローラ6に送られ、コン
トローラ6での最適プリサチュレーション幅の設定処理
などに供される。コントローラ6は傾斜磁場シーケンサ
5a及びRFシーケンサ5bの同期をとりながら、両者
の動作内容及び動作タイミングを制御する。
【0017】次に、この実施形態の動作を説明する。
【0018】磁石1の診断用空間に患者Pをセットした
後で、MRI装置が起動すると、コントローラ6は図2
に示す処理を実行する。
【0019】図2のステップS1にて、コントローラ6
は、撮像したいスライス面(撮像スライス面)Bを指定
する。撮像スライス面Bは例えば図3に示すように、被
検体Pの1枚ずつのアキシャル像として指定される。
【0020】次いで、コントローラ6はプリスキャンを
実施する(図2、ステップS2)。プリスキャンは血流
などに起因したアーチファクトの低減を目的として、こ
こではプリサチュレーション法に基づくパルスシーケン
スを指令することで実行される。このプリサチュレーシ
ョン法に基づくパルスシーケンスの一例を図4に示す。
同図に示す如く、強度を変更可能(印加時間を変更して
もよい)なスライス方向傾斜磁場Gs と共にプリサチュ
レーションパルスPpre が印加され、その後に、SE法
に基づいて指定スライス面Bからエコー信号が読み出さ
れる。このプリスキャンでは位相エンコード方向傾斜磁
場GE は印加されない。
【0021】プリサチュレーションパルスPpre と共に
印加するスライス方向傾斜磁場Gsは、指定スライス面
Bに隣接または近接したスラブ領域A(図3参照)のス
ライス方向の厚さ、すなわちプリサチュレーション領域
のスライス方向の幅DPpre(以下,プリサチュレーシ
ョン幅)を決める。スライス方向傾斜磁場Gs の例えば
強度を変更することで、プリサチュレーション幅DP
pre をそのスライス方向の位置とともに調整することが
できる。図4のシーケンス例では、スライス方向と読出
し方向は同一となる。
【0022】このプリスキャンにより得られたエコー信
号は、受信機8Rでデジタル量のエコーデータに生成さ
れ、演算ユニット10に時系列に送られる。演算ユニッ
ト10は、エコーデータをフーリエ変換して図5
(a),(b)に示すように、読出し方向(すなわちス
ライス方向)の位置に沿ったエコーデータの強度分布を
得る。(同図(a)は周波数空間を模式的に示す)この
強度分布データはコントローラ6に送られる。
【0023】そこでコントローラ6はステップS3に処
理を移行させ、エコーデータの強度分布における弁別対
象域を選定する。図5(a),(b)に示す如く、静止
しているプロトンからのエコーデータは読出し方向の中
心部に位置し、血流からのエコーデータは動いているた
めにその中心部からずれた位置でエコーフォーカスす
る。このため、多くのエコーデータが発生している読出
し方向中心部からずれた位置のエコーデータとして、図
5(b)ではメインローブ波形の強度が例えば1/10
以下になる位置よりも両外側の領域Rout の波形データ
が選定される。この両外側の領域Rout の波形データは
その殆どが血流などに動きのあるプロトンスピンからの
エコーデータで形成されると認識できる。
【0024】コントローラ6は次いでステップS4に
て、選定した両外側の領域Rout の信号値が予め定めて
ある基準値D以下になるか否かを判断する。この判断で
NOのときは、スライス方向傾斜磁場Gs の強度を変更
する指令を傾斜磁場シーケンサ5aに送り(ステップS
5)、その後、再びステップS2〜S4の処理を例えば
予め定めた一定の強度変更順序で或いは予め定めた試行
錯誤的手順で複数回繰り返す。
【0025】この繰り返しの間に、両外側の領域Rout
の信号値が基準値D以下になると、コントローラ6はY
ESの判断を下し、次いでステップS6,S7の処理を
行う。ステップS6では、信号値が基準値D以下となる
スライス方向傾斜磁場Gs に対応したプリサチュレーシ
ョン幅DPpre を最適幅DPpre ´として設定し、記憶
するとともに、その最適幅DPpre ´のスラブ域Aを表
示器12にグラフィックに表示させる。スラブ領域Aは
その厚さが厚いほど血流、呼吸などに因るアーチファク
トの低減効果は大きいが、大き過ぎてスライス面Bに重
ならないように自動的にその厚さDPpre ´が設定され
る。
【0026】ステップS7では、さらに他のスライス面
Bについて同様の最適プリサチュレーション幅DPpre
´を設定するか否かを判断し、その必要があるときはス
テップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0027】なお、図示しないが、プリスキャンにより
得られるエコーデータからその他の必要なスキャン情報
も決められる。
【0028】このようにしてプリスキャンが終了する
と、コントローラ6はステップS8にて、実際のイメー
ジング用スキャン(本スキャン)を実施する。このイメ
ージング用スキャンはスピンエコー法、フィールドエコ
ー法など、適宜なパルスシーケンスに基づいたプリサチ
ュレーション法により実施される。そして、プリサチュ
レーションパルスを印加する際、上記プリスキャンによ
り設定してあった最適プリサチュレーション幅DPpre
´をメモリから読み出し(ステップS8a)、その読出
し値に基づいてプリサチュレーション用のスライス方向
傾斜磁場Gs の強度を指令する(ステップS8b)。
【0029】このため、イメージングスキャン時に指定
スライス面Bに対応してその都度、プリサチュレーショ
ン用のスラブ領域Aが最適プリサチュレーション幅DP
pre´に自動的に設定される。したがって、オペレータ
の負担を軽減して、十分なプリサチュレーション効果が
発揮される。
【0030】具体的には、オペレータは経験や勘に頼り
ながら被検体毎にマニュアルで最適プリサチュレーショ
ン幅を設定するという手間を省くことができ、操作能率
を向上させ、患者スループットを改善することができ
る。また、装置固有のプリサチュレーション幅が強制的
に与えられるという事態も排除でき、実際のイメージン
グ部位の体内構造の違いを反映した、より的確な最適プ
リサチュレーション幅を患者毎に自動設定できる。この
ため、図6(a)の従来の画像状態から同図(b)の本
実施形態に係る画像状態に示す如く、画像上の血流アー
チファクトARを一層、確実に低減し、安定した高画
質、高精度のMR再構成像を提供でき、誤診防止にも寄
与することができる。
【0031】なお、上記プリスキャンのパルスシーケン
スのスライス面BのMRデータ収集法は、図4に示した
スピンエコー法に限らず、フィールドエコー法(図7参
照)など、その他の種類のシーケンスであってもよい。
【0032】また、プリサチュレーション法に係るスラ
ブ領域Aは、血流の向きなどを考慮して図3におけるス
ライス面Bの下側に設定してもよく、また、スライス面
Bの両サイドに設定してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
サチュレーション幅の設定方法及び磁気共鳴イメージン
グ装置によれば、プリスキャン中に、プリサチュレーシ
ョン用スラブ領域のプリサチュレーション幅を変えなが
ら、所望のスライス面(撮像領域)の血流からのMR信
号を最小に抑制できる最適プリサチュレーション幅を自
動的に設定できる。このため、プリスキャン後に実施す
るプリサチュレーション法に基づくイメージングスキャ
ンによって得られる所望スライス位置のMR画像では、
血流に因るアーチファクトを従来よりも一層確実に低減
して、画質向上を期することができる一方で、オペレー
タの操作労力も従来よりも著しく減らして、操作性およ
び患者スループットを一層改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るMRI装置の一例を
示すブロック図。
【図2】実施形態に係るコントローラの処理の一例を示
すフローチャート。
【図3】イメージングのスライス面Bとプリサチュレー
ションを掛けるスラブ領域Aとの位置関係を説明する
図。
【図4】プリスキャンの一例を示すパルスシーケンス
図。
【図5】最適プリサチュレーション幅を設定するため
の、エコーデータのスペクトラム上の弁別対象域の選定
を説明する図。
【図6】血流アーチファクトの低減を説明する図。
【図7】プリスキャンの別の例のパルスシーケンス図。
【符号の説明】
1 磁石 2 静磁場電源 3 傾斜磁場コイルユニット 4 傾斜磁場電源 5 シーケンサ 6 コントローラ 7 高周波コイル 8T 送信機 8R 受信機 10 演算ユニット 11 記憶ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の撮像部位に隣接または近接する
    スラブ部位にプリサチュレーションパルスを印加した
    後、その撮像部位にイメージング用のパルスシーケンス
    を印加するようにしたプリサチュレーション法による磁
    気共鳴イメージングに使用する方法であって、前記スラ
    ブ部位のスライス方向のプリサチュレーション幅を設定
    する方法において、 前記プリサチュレーションパルスを前記プリサチュレー
    ション幅を変えながら前記スラブ部位に複数回印加し且
    つ前記撮像部位からのMR信号を各回毎に受信する第1
    のステップと、このMR信号に基づいて前記プリサチュ
    レーション幅の最適値を決める第2のステップと、を含
    むことを特徴とするプリサチュレーション幅の設定方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の設定方法であって、前記
    第1のステップにおける前記プリサチュレーション幅を
    変える処理は、スライス方向の傾斜磁場のパルス波形面
    積を前記複数回の印加毎に変更する設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の設定方法であっ
    て、前記第2のステップは、前記複数回のそれぞれの前
    記MR信号をフーリエ変換する処理と、フーリエ変換さ
    れたスペクトラム上の前記撮像部位の静止部に相当する
    信号とは異なる部位に相当する信号値が基準値より低く
    なる状態での前記プリサチュレーション幅の最小値を前
    記最適値として求める処理と、を含む設定方法。
  4. 【請求項4】 被検体の撮像部位に隣接または近接する
    スラブ部位にプリサチュレーションパルスを印加した
    後、その撮像部位にイメージング用のパルスシーケンス
    を印加するようにしたプリサチュレーション法を実施す
    る磁気共鳴イメージング装置において、 前記スラブ部位のスライス方向のプリサチュレーション
    幅を設定する手段を備え、この手段は、前記プリサチュ
    レーションパルスを前記プリサチュレーション幅を変え
    ながら前記スラブ部位に複数回印加し且つ前記撮像部位
    からのMR信号を各回毎に受信する手段と、このMR信
    号に基づいて前記プリサチュレーション幅の最適値を決
    める手段と、を有したことを特徴とする磁気共鳴イメー
    ジング装置。
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