JPH11225612A - 餌料培養礁及び餌料培養礁を備えた人工魚礁 - Google Patents

餌料培養礁及び餌料培養礁を備えた人工魚礁

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JPH11225612A
JPH11225612A JP10037799A JP3779998A JPH11225612A JP H11225612 A JPH11225612 A JP H11225612A JP 10037799 A JP10037799 A JP 10037799A JP 3779998 A JP3779998 A JP 3779998A JP H11225612 A JPH11225612 A JP H11225612A
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貝殻で構成した餌料培養層を沈設した際、潮
流や波浪による貝殻の流失を防止する。 【解決手段】 収納籠5に充填したカキの貝殻16をモル
タル17によって一体化し、内部が複雑に入り組んだ迷路
状の餌料培養層15を構成する。この餌料培養層15を備え
た餌料培養礁1を水深の深い海域に沈設させることによ
り、餌料培養層15の表面並びに内部の空洞部に有用魚類
の稚魚などの餌料となる多毛類,小型甲殻類等の微小生
物が効率的に増殖し、絶えず餌料を補給することで有用
魚類の稚魚や未成魚が蝟集し、水深の深い海域で有用魚
類の稚魚や未成魚の育成に適した環境を人工的に造成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多毛類,小型甲殻
類等の微小動物を増殖させ、これらの微小動物を餌料と
する魚を蝟集して継続的に滞留させることを目的とした
餌料培養礁及び餌料培養礁を備えた人工魚礁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内湾浅海の砂浜海底では光合成
により顕花植物のアマモ,コアマモなどが生長し、これ
が繁茂してアマモ場を形成する。このようなアマモ類が
密生した藻場には、ウニ,サザエ,アワビ等の海洋生物
が付着し、また、海藻類が作り出す複雑な空間に多毛
類,小型甲殻類等の微小動物が棲息し、さらには、これ
らの微小動物を餌料とする種々の魚が蝟集する。特に、
藻場には、前述した多毛類,小型甲殻類等を餌料とする
例えばクロダイ,アイナメ,スズキ,メバル等の有用魚
類の稚魚,未成魚等が蝟集することから、有用魚類の稚
魚等の育成場として重要な機能を有している。ところ
で、前述したように、アマモなどは、光合成により生長
することから、成育に適した水深には限度があり、比較
的水深の浅い沿岸の浅海域でしかアマモが密生した藻場
が発達しない。このため、深い水深帯では有用魚類等の
稚魚等の育成場ができにくい環境にある。このような深
い水深帯において有用魚類の稚魚の育成を人工的に造成
するには、まず、餌料となる多毛類,小型甲殻類等の微
小動物が繁殖可能な環境を作り出す必要があり、近年、
餌料となる多毛類,小型甲殻類等を繁殖させるための人
工魚礁が種々開発されている。例えば、特開平6−14
1727号、特公平6−77493号、特開平7−23
6385号公報等には、網体にカキ等の貝殻を充填し、
貝殻の隙間に多毛類,小型甲殻類等を繁殖させる人工魚
礁用集魚ケースが提案されている。しかし、これらの集
魚ケースは、単に網体に多数の貝殻を充填するものであ
り、潮流が速い海域や波浪の大きな海域では、網体の内
部に充填したカキ殻が相互にぶつかり合って壊れやす
く、壊れたカキ殻の破片が網体から流失しまい、長期間
に渡って多毛類,小型甲殻類等の繁殖機能を維持できな
いという問題がある。
【0003】また、実公平5−48092号公報等で
は、カキ殻等を充填した集魚ケースをスチール製枠組か
らなる魚礁枠体の上面側に取り付け、餌料増殖させる集
魚ケースとこの集魚ケースに蝟集する魚類の魚巣機能を
兼ね備えた人工魚礁も提案されているが、前述したよう
に潮流が速い海域や波浪の大きな海域においては、スチ
ール製枠組からなる鉄骨構造の魚礁枠体では、重量的に
軽いことから、波浪エネルギーによって転倒する危険が
あり、このような人工魚礁の転倒によって強度的に弱い
網体が破壊され、早期に餌料の繁殖機能を失うことにな
る。
【0004】本発明は上記課題に基いてなされたもので
あり、有用魚類の餌料を増殖させて効果的に魚を蝟集す
ることができるとともに、貝殻の流失を防止して長期に
渡って有用魚類の餌料となる多毛類,小型甲殻類等を増
殖させることができる餌料培養礁を提供することを第1
の目的とする。また、本発明は、潮流,波浪に対して転
倒することなく、魚礁ブロックを海底に安定的に設置す
ることができる餌料培養礁を備えた人工魚礁を提供する
ことを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底部
と外周面に網体を張設した収納籠を設け、この収納籠内
に多数の貝殻を充填し、これら貝殻をモルタルにより相
互に一体化して内部に多数の空洞部を備えた多孔質状の
餌料培養層を設けてなるものである。
【0006】上記のように構成される餌料培養礁は、大
きさも形状も異なる多数の貝殻を寄せ集めて構成される
餌料培養層の表面が複雑に隆起する。さらに、餌料培養
層の内部には各貝殻の隙間によって多数の空洞部が形成
され、これらの空洞部によって餌料培養層の内部は、複
雑に入り組んだ迷路状となるため、魚の餌料となる多毛
類,小型甲殻類等の棲息に適した環境となり、早期に有
用魚類の餌料となる多毛類,小型甲殻類等を増殖させる
ことができる。また、収納籠に充填された貝殻はモルタ
ルにより相互に一体化され、潮流,波浪などによって個
々の貝殻が流失することもない。このため、魚の餌料と
なる多毛類,小型甲殻類等の棲息に適した環境を長期に
渡って維持できる。
【0007】請求項2の発明は、前記請求項1記載の餌
料培養礁において、前記収納籠を支持する脚部を設け、
前記餌料培養層の下部に空間部を形成したものである。
【0008】上記のように構成される餌料培養礁は、餌
料培養層に蝟集する魚が餌料培養層の下部に形成される
空間部に棲息し、餌料培養層から絶えず餌料を補給する
ことができるため、継続的に魚が滞留し、空間部が魚類
の育成域として機能する。また、餌料培養礁を藻が成育
しにくい深い水深帯に沈設しても、餌料培養礁は脚部に
よって嵩上げされ、餌料培養層を藻の成育に適した水深
帯に保持することができるため、餌料培養層に藻が着生
し、有用魚類の稚魚などが繁殖する藻場として機能す
る。
【0009】請求項3の発明は、内部に空間部を有する
人工魚礁と、貝殻群をモルタルにより相互に一体化して
内部に多数の空洞部を備えた多孔質状の餌料培養層とを
具備し、前記人工魚礁は、コンクリート製の魚礁ブロッ
クと、この魚礁ブロックの上面側に固定される鉄骨構造
の魚礁枠体とで構成され、その魚礁枠体の上面側に前記
餌料培養層を収納する網体からなる複数の網籠を配列し
たものである。
【0010】上記のように構成される餌料培養礁を備え
た人工魚礁は、餌料培養層で増殖した餌料により餌料培
養層の周囲に小魚類が蝟集し、さらに餌料培養層に蝟集
する小魚類を餌料とする底棲型魚類が魚礁ブロックと魚
礁枠体に形成される空間部に継続的に滞留し、人工魚礁
の空間部が魚類の育成域として機能する。また、人工魚
礁を藻が成育しにくい深い水深帯に沈設しても、餌料培
養礁が魚礁ブロックと魚礁枠体によって嵩上げされ、餌
料培養層を藻の成育に適した水深帯に保持することがで
きるため、餌料培養層に藻が着生し、有用魚類の稚魚な
どが繁殖する藻場として機能する。さらに、コンクリー
ト製の魚礁ブロックと鋼材から成る魚礁枠体といった異
種材料を組み合わせることによって、波浪エネルギーに
対抗できる重量を確保できるとともに、下部側に位置す
る魚礁ブロックにより人工魚礁の重心が安定し、潮流が
速い海域あるいは波浪の大きな海域でも人工魚礁が転倒
することなく長期に渡って安定状態で設置でき、人工魚
礁の転倒による網籠の破壊も防止できる。また、網籠の
内部に収納した貝殻をモルタルで一体化することによ
り、潮流,波浪による貝殻の流失を防ぐことができ、長
期に渡って堅牢で、餌料培養層としての機構を維持でき
る。
【0011】請求項4の発明は、前記請求項3記載の餌
料培養礁を備えた人工魚礁において、前記魚礁枠体の上
面側に前記網籠の位置決めする複数の収容枠を設け、こ
れら収容枠を相互に連結して一体化するとともに、少な
くとも各収容枠の内側に前記空間部と連通する開口部を
設けたものである。
【0012】上記のように構成される餌料培養礁を備え
た人工魚礁は、人工魚礁への網籠の組み付けが容易であ
る。また、餌料培養礁に蝟集する魚類が開口部を通って
人工魚礁の空間部内外を回遊することができ、人工魚礁
の魚巣機能も高まる。
【0013】請求項5の発明は、前記請求項4記載の餌
料培養礁を備えた人工魚礁において、前記魚礁ブロック
の中央部に円筒型ブロックを設け、この円筒型ブロック
の内部に人工魚礁の全重量を調整するコンクリートを充
填したものである。
【0014】上記のように構成される餌料培養礁を備え
た人工魚礁は、円筒型ブロックに充填するコンクリート
の量を調整することで人工魚礁を沈設する海域における
潮流の速さや波浪の大きさに応じて人工魚礁全体の全重
量が調整可能となる。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例について
図1から図4を参照して説明する。まず、主に第1図を
参照して餌料培養礁1の収納籠2について説明する。収
納籠2は、鉄筋3から成る枠体4と、この枠体4に張設
した網体5とで構成されている。前記枠体4は、格子状
の底部4Aと、この底部4Aの外周縁から立ち上がる柵
状の外周面4Bとを有して上面を開口した有底箱型に形
成され、その枠体4の底部4Aと外周面4Bの内側側に
前記網体5を張設して後述する貝殻を収容する収納部7
を形成している。また、収納部7の周縁角部に位置する
四本の鉄筋3は、収納部7の底部4Aから下方に延設す
るように前記外周面4Bにおける縦方向の鉄筋3より長
く形成されており、この収納部7の周縁角部に位置する
四本の鉄筋3によって前記収納部7を支持する脚部8を
形成している。この脚部8の下端寄りには各脚部8を一
体的に連結する枠状の補強鉄筋3Aが水平に架設されい
る。このように形成される収納籠2は、収納部7の深さ
が500mm,幅と長さは1000mm、脚部8を含む
全高が1000mm程度の寸法に設定され、前記収納部
7の底部5を前記脚部8の中間部に形成して収納部7の
下方に空間部9を形成している。なお、図3に示すよう
に、収納籠2の枠体4を構成する各鉄筋3,3Aは、外
周面に凹凸部10を有する異形鉄筋で構成され、また、網
体5は線径が1.0mm程度の鋼材を亀甲状に編成して
いる。
【0016】次に餌料培養層15について図1及び図4を
参照して説明する。餌料培養層15は、前記収納籠2の上
面開口部分から収納部7に多数のカキの貝殻16を投入し
た後、網体5の外側から貝殻16に向けてセメントと砂と
をほぼ1:2.5の比率で混合したモルタル17を吹き付
け、このモルタル17を硬化させてカキの貝殻16を相互に
一体化することによって構成される。このようにして収
納籠5内の貝殻16を相互に固着して一体構造の餌料培養
層15を構成するものであるが、収納籠5に充填する個々
のカキの貝殻16は、その表面に複雑な凹凸があり、ま
た、収納籠5内のカキの貝殻16は大きさや形状が種々異
なることから、図4に示すように餌料培養層15の表面に
は複雑な隆起部20が形成され、さらに、各貝殻16間の隙
間に多数に空洞部21が形成され、これらの空洞部21によ
って多孔質状の餌料培養層15が形成される。この場合、
各貝殻16間の空洞部21は、配列、形状、大きさ等に規則
性はないため、前記多孔質状の餌料培養層15の内部は、
複雑に入り組んだ迷路状となる。
【0017】以上のように構成される餌料培養礁1は、
カキの貝殻16を収納籠5に充填してモルタル17を吹き付
ける。この後、所定の養生期間を経てモルタル17を硬化
させることによって収納籠2に充填したカキの貝殻16を
一体化する。この後、餌料培養礁1を沈設する。この場
合、この餌料培養礁1は、主にアマモなどが生長し難い
深い水深帯に沈設させる。このように餌料培養礁1を海
底に沈めた際、収納籠5に充填した貝殻16はモルタル17
により一体化されているため、潮流,波浪などによって
個々の貝殻16が流失することなく安定する。また、収納
籠5に充填される個々の貝殻16の表面にはカキ特有の複
雑な凹凸があり、また、大きさも形状も異なる多数の貝
殻16を寄せ集めてモルタル17で一体化した餌料培養層15
の表面には複雑な隆起部20が形成され、さらに、餌料培
養層15の内部に形成される空洞部21によって餌料培養層
15の内部は、複雑に入り組んだ迷路状となるため、多毛
類,小型甲殻類等の棲息に適した環境となり、長期間に
渡って餌料培養礁1に餌料となる多毛類,小型甲殻類等
が増殖する。また、収納籠2を構成する各鉄筋3,3A
並びに網体5からゆっくりと鉄イオンを含む微量元素が
溶出し、外海の海底等に生長するホンダワラやツルアラ
メ等の大型褐藻類が餌料培養礁1に着生する。この餌料
培養礁1に着生した海藻類は、前述したように餌料培養
層15の表面部分に複雑な隆起部20が形成されているた
め、例え波の荒い海域でも剥離することなく、しっかり
と着生する。こうして餌料培養礁1に効率的に多毛類,
小型甲殻類等が増殖し、また、餌料培養礁1に大型褐藻
類が着生することから、有用魚類の餌料となる多毛類,
小型甲殻類等の増殖効果を高めることができる。このた
め藻場が発達しにくい深い水深帯に沈設した餌料培養層
15に多毛類,小型甲殻類等や褐藻類を増殖させることに
より、餌料培養層15に増殖させた多毛類,小型甲殻類等
の微小生物を餌料とするメバル,タイ,カレイ,アイナ
メなど有用魚類の稚魚や未成魚など餌料培養層15の周囲
に蝟集し、これらの有用魚類の稚魚や未成魚を育成する
ことができる。このため、従来は有用魚類の稚魚などの
育成が困難な水深の深い海域、すなわち、藻場が発達し
にくい深い水深帯に藻場機構を有する育成場を人工的に
造成することができる。
【0018】さらに、収納籠2は、脚部8によって収納
籠2と海底との間に空間部9が形成され、この空間部9
に餌料培養層15の周囲に蝟集する有用魚類の稚魚などが
継続的に滞留し、脚部8によって形成される空間部9が
魚類の育成域として機能する。また、餌料培養層15は脚
部8によって嵩上げされ、太陽光線の透過距離が短縮さ
れ、餌料培養層15を藻類の成育に適した水深帯に保持す
ることができるため、餌料培養層15に藻類を着生させて
藻類が密生した藻場を造成することができ、結果的に有
用魚類の稚魚などの繁殖環境を広げることができる。
【0019】また、餌料培養層15は、元来、廃棄処理さ
れるカキの貝殻16で構成するものであるから、製造コス
トを安価に抑えることができるとともに、処理に窮して
いたカキの貝殻16を再利用できる利点もある。
【0020】図5から図7は本発明の第2実施例を示し
ており、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付
し、重複する部分の説明を省略して異なる部分について
のみ説明する。
【0021】本実施例ではコンクリート製の魚礁ブロッ
ク30と鉄骨構造の魚礁枠体40とからなる人工魚礁50に前
述した第1実施例で示した餌料培養礁1を取り付けるも
のである。本実施例における魚礁ブロック30は、図5に
示すように、中央部に円筒型ブロック31を配し、その円
筒型ブロック31の外周面に互いに直交するように倒コ字
型に形成された四本の支持脚32を放射状に連設して円筒
型ブロック31の周縁部に支持脚32を十字型に配し、これ
ら支持脚32を矩形枠状に形成された天板ブロック33によ
り一体化している。そして、天板ブロック33の上面側に
は前記魚礁枠体40をアンカーボルト40Aによって固定す
る。魚礁枠体40は鋼材からなる四本の支持脚41と、これ
ら支持脚41を相互に一体化する矩形枠状の天端部42とを
備え、魚礁枠体40の剛性を高めるために支持脚41と天端
部42とを傾斜した補強用鉄骨43で連結した構造となって
いる。また、魚礁ブロック30の中央部に配置される前記
円筒型ブロック31は空洞状に形成され、この円筒型ブロ
ック31に内部にコンクリート45を充填することにより、
人工魚礁50の全重量を調整するようにしている。
【0022】また、前記魚礁枠体40の天端部42の上面側
には前記餌料培養礁1を取り付けるための収容枠46が固
定されており、この収容枠46の内部に網体5で構成した
網籠47を収納する。この網籠47に内部には前記第1実施
例と同様、モルタルによって一体化した多数のカキの貝
殻からなる餌料培養層を(図示せず)収納する。なお、
前記収容枠46は、前記天端部42の一辺中央部にそれぞれ
固定され、その計四つの収容枠46が天端部42に固定さ
れ、さらに、その各収容枠46の内部に四つの網籠47が収
納されている。すなわち、本実施例においては、一体化
したカキの貝殻(図示せず)を収納した四つの網籠47を
収容枠46に組み付けてユニット化し、その収容枠46を集
合させて餌料を繁殖させる餌料培養礁1を構成してい
る。また、前記天端部42に固定される四つの収容枠46
は、その各収容枠46の内側両角部を互いに接合する形で
十字型に連結され、このように一体化した各収容枠46
は、さらに、天端部42に固定した収容枠46の隣接角部と
前記支持脚41とを補強用鉄骨48によって一体的に連結し
ている。そして、このように、各収容枠46を十字型に連
結することにより、各収容枠46の中央部が抜かれた開口
部51が形成され、さらに、前記天端部42の周縁四隅に位
置して天端部42と各収容枠46で囲まれた正方形の開口部
52が形成される。これら各開口部51,52が魚礁ブロック
30及び魚礁枠体40の内側に形成される空間部60と連通す
る。なお、一体化したカキの貝殻(図示せず)を収納す
る網籠47は、深さが500mmで、幅と長さがは750
mmに設定され、前記第1実施例で示した収納籠2のよ
うに収納籠2の底部から垂設する脚部8が存在せず、ま
た、上面が開口することなく網蓋53で塞ぐものである。
また、各収容枠46に収容される四つの網籠47は、各収容
枠46の四隅に固定され、各収容枠46の内側には各網籠47
を位置決めする仕切り枠55が設けてある。なお、図中、
符号60は魚礁ブロック30を沈設する際、ワイヤーロープ
61を掛け止めするためのフックであり、前記各支持脚32
の上面側に固定されている。
【0023】以上のように構成される本実施例は、多数
のカキの貝殻を網籠47に収納して網蓋52で塞いだ後、モ
ルタルで一体化するか、あるいは予めモルタルで一体化
したカキの貝殻を網籠47に収納した後、網籠47を網蓋52
で塞ぐ。そして、魚礁枠体40に取り付けた収容枠46に網
籠47をそれぞれ固定することにより、前記第1実施例の
図4に示したように内部に多数の空洞部21に有する多孔
質状の餌料培養層15が人工魚礁50の上方に形成される。
また、人工魚礁50を沈設する前に予め人工魚礁50を設置
する海域の潮流の速さ、波浪の大きさに応じて円筒型ブ
ロック31にコンクリート45を充填することによって、人
工魚礁50の重量を調整する。そして、収容枠46間に形成
する開口部51にワイヤーロープ61を通して支持脚32に取
り付けたフック60にワイヤーロープ61を引っ掛けて人工
魚礁50を吊り上げ、所定の海域に人工魚礁50を沈設す
る。こうして魚礁ブロック30,魚礁枠体40に餌料培養礁
1を取り付けた人工魚礁50を海底に沈設することによ
り、多毛類,小型甲殻類等を餌料培養層15で増殖させ、
これを餌料とする有用魚類の稚魚などが餌料培養礁1の
周囲に蝟集する。また、本実施例では四つの網籠47を収
納した収容枠46を十字型に連結して複数の網籠47を集合
させて餌料培養礁1を構成するものであるから、餌料培
養礁1の周囲により多く魚類が蝟集し、さらに、これら
の小魚を餌料とする主に海底付近に棲息する底棲大型魚
類が蝟集する。こうした餌料培養礁1の周囲に蝟集する
種々の魚類が人工魚礁50の内側に形成される空間部60に
継続的に滞留し、空間部60が魚類の育成域として機能す
る。また、本実施例においては、餌料培養礁1を収納す
る収容枠46が、天端部42の開口部分を閉塞する形で配置
するのではなく、十字型に連結することにより、収容枠
46の内側及び天端部42の四隅に空間部60と連通する開口
部51,52が形成され、この各開口部51,52を通って魚類
が遊泳し、人工魚礁50の魚礁効果を高めることができ
る。
【0024】また、餌料培養層15は魚礁ブロック30の支
持脚32及び魚礁枠体40の支持脚41によって嵩上げされ、
魚礁ブロック30を藻類の成育しにくい深い水深帯に沈設
したとしても、支持脚32及び支持脚41によって支持され
る餌料培養層15を藻の成育に適した水深帯に保持するこ
とができる。このため、餌料培養層15に藻が着生し、藻
場を造成することができ、有用魚類の稚魚などの繁殖環
境を広げることができる。
【0025】また、人工魚礁50はコンクリート製の魚礁
ブロック30と鋼材から成る魚礁枠体40といった異種材料
を組み合わせて構成され、波浪エネルギーに対抗できる
重量を確保できるとともに、下部側に位置するコンクリ
ート製の魚礁ブロック30により人工魚礁50の重心が安定
し、潮流が速い海域あるいは波浪の大きな海域に魚礁ブ
ロック30を沈設しても魚礁ブロック30が移動したり、あ
るいは転倒することなく長期に渡って安定状態で設置で
きる。また、網籠47の内部に収納した貝殻をモルタルで
一体化することにより、前記第1実施例と同様、潮流,
波浪による貝殻の流失を防ぐことができるとともに、前
述したように魚礁ブロック30の転倒によって網籠47が破
損することもないため、長期に渡って堅牢な構造であ
り、餌料培養層15としての機構を維持できる。さらに、
円筒型ブロック31に充填するコンクリート45の量によっ
て魚礁ブロック30を設置する海域、地域の潮流,波浪に
応じて人工魚礁40全体の重量を簡単に調整することがで
きる。
【0026】図8及び図9は、本発明の第3実施例を示
し、前記各実施例を同一機能を有する部分には同一符号
を付し、重複する部分の説明を省略して異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0027】本実施例では十字型に連結した収容枠46の
上方側にさらに収容枠65を配置して人工魚礁40に上下二
段の餌料培養層15を積層状態で配置させている。なお、
上部に位置する収容枠65は、各収容枠46の交点部となる
開口部51の周縁角部から立設した支持枠66に固定されて
いる。すなわち、上部の収容枠65は、下段の各収容枠46
と間隔をおいて各収容枠46の内側に形成する開口部51を
閉塞するように固定され、十字型に連結された各収容枠
46と、この各収容枠46の上方側に位置する収容枠65とが
重なり合うことなく、段差状に配置される。したがっ
て、本実施例において、収容枠65を増やすことによっ
て、より効率的に餌料を増殖させて魚類の蝟集効果を高
めることができる。しかも、十字型に連結された各収容
枠46と上方側に位置する収容枠65との間には支持枠66に
よる空間部67が形成され、人工魚礁40の空間部60のみな
らず上下の支持枠46,66との間にも魚類の育成域として
空間部67を形成することができる。
【0028】以上、本発明の実施例について詳述した
が、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、各実施例においる収納籠や網籠の材質、形状、
外形寸法等などの基本的構造は適宜選定すればよい。ま
た、収納籠に充填する貝殻としてカキを例示したが、カ
キに限らず、サザエやホタテなどの各種の貝殻を用いて
もよい。さらに必ずしも単一の貝の殻を充填するのでは
なく、複数種の貝殻を収納籠に充填し、これを一体化し
てもよい。また、第2実施例における魚礁ブロックの形
状や構造などは実施例のものに限定されるものではなく
適宜選定すればよい。さらに、第2実施例において人工
魚礁に取り付ける四つ収容枠を十字型に連結した例を示
したが、三つの収容枠を放射状に連結したあるいは六つ
の収容枠を放射状に連結し、これら収容枠の内側に三角
形あるいは六角形の開口部を形成してもよく、収容枠の
個数及び配置あるいは、この収容枠に収納する網籠の個
数及び配置なども前記実施例に限定されるものではな
い。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、底部と外
周面に網体を張設した収納籠を設け、この収納籠内に多
数の貝殻を充填し、これら貝殻をモルタルにより相互に
一体化して内部に多数の空洞部を備えた多孔質状の餌料
培養層を設けてなるものであるから、餌料培養層の表面
や各貝殻の隙間に多数の空洞部に魚の餌料となる多毛
類,小型甲殻類等を効率的に増殖できる。また、貝殻の
流失を防止して長期に渡って有用魚類の餌料となる多毛
類,小型甲殻類等を増殖させることができる請求項2の
発明によれば、前記請求項1記載の餌料培養礁におい
て、前記収納籠を支持する脚部を設け、前記餌料培養層
の下部に空間部を設けたものであるから、餌料培養層に
蝟集する魚が餌料培養層の下部に形成される空間部に棲
息し、餌料培養層から絶えず餌料を補給することで継続
的に魚が滞留する。また、餌料培養礁を脚部によって嵩
上げすることにより、餌料培養層を藻の成育に適した水
深帯に保持することができる。
【0030】請求項3の発明は、前記請求項1記載の餌
料培養礁において、内部に空間部を有する人工魚礁と、
貝殻群をモルタルにより相互に一体化して内部に多数の
空洞部を備えた多孔質状の餌料培養層とを具備し、前記
人工魚礁は、コンクリート製の魚礁ブロックと、この魚
礁ブロックの上面側に固定される鉄骨構造の魚礁枠体と
で構成され、その魚礁枠体の上面側に前記餌料培養層を
収納する網体からなる複数の網籠を配列したものである
から、複数の網籠を集合させることにより、餌料培養層
で増殖した多毛類,小型甲殻類等を餌料とする小魚類が
餌料培養層の周囲に蝟集し、さらに、餌料培養層に蝟集
する小魚類を餌料とする底棲型魚類が人工魚礁に蝟集
し、魚類を蝟集,増殖させることができる。また、コン
クリート製の魚礁ブロックと鋼材から成る魚礁枠といっ
た異種材料を組み合わせることによって、波浪エネルギ
ーに対抗できる重量を確保でき、人工魚礁の転倒を防い
で長期に渡って餌料培養層の機能を維持できる。
【0031】請求項4の発明によれば、前記請求項3記
載の餌料培養礁を備えた人工魚礁において、前記魚礁枠
体の上面側に前記網籠の位置決めする複数の収容枠を設
け、これら収容枠を相互に連結して一体化するととも
に、少なくとも各収容枠の内側に前記空間部と連通する
開口部を設けたものであるから、多数の網籠の組み付け
が容易である。また、餌料培養礁に蝟集する魚類は、収
容枠の開口部を通って人工魚礁の空間部内外を回遊する
ことができ、人工魚礁の魚巣機能も高まる。
【0032】請求項5の発明によれば、前記請求項4記
載の餌料培養礁を備えた人工魚礁において、前記魚礁ブ
ロックの中央部に円筒型ブロックを設け、この円筒型ブ
ロックの内部に人工魚礁の全重量を調整するコンクリー
トを充填したものであるから、人工魚礁の重量を沈設す
る海域における潮流の早さや波浪の大きさに応じて簡単
に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す餌料培養礁の斜視図
である。
【図2】同上収納籠の正面図である。
【図3】同上収納籠の一部を拡大した正面図である。
【図4】同上餌料培養層の一部を拡大した正面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す餌料培養礁を備えた
人工魚礁の斜視図である。
【図6】同上餌料培養礁を備えた人工魚礁の一部を切り
欠いた正面図である。
【図7】同上餌料培養礁を備えた人工魚礁の平面図であ
る。
【図8】本発明の第3実施例を示す餌料培養礁を備えた
人工魚礁の斜視図である。
【図9】同上餌料培養礁を備えた人工魚礁の一部を切り
欠いた正面図である。
【符号の説明】
1 餌料培養礁 2 収納籠 4A 底部 4B 外周面 5 網体 8 脚部 9,60,67 空間部 15 餌料培養層 16 貝殻 17 モルタル 21 空洞部 30 魚礁ブロック 31 円筒型ブロック 40 魚礁枠体 46,65 収容枠 47 網籠 50 人工魚礁 51,52 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷山 正樹 神奈川県横浜市神奈川区反町1−11−2− 506

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と外周面に網体を張設した収納籠を
    設け、この収納籠内に多数の貝殻を充填し、これら貝殻
    をモルタルにより相互に一体化して内部に多数の空洞部
    を備えた多孔質状の餌料培養層を設けてなる餌料培養
    礁。
  2. 【請求項2】 前記収納籠を支持する脚部を設け、前記
    餌料培養層の下部に空間部を形成したことを特徴とする
    請求項1記載の餌料培養礁。
  3. 【請求項3】 内部に空間部を有する人工魚礁と、貝殻
    群をモルタルにより相互に一体化して内部に多数の空洞
    部を備えた多孔質状の餌料培養層とを具備し、前記人工
    魚礁は、コンクリート製の魚礁ブロックと、この魚礁ブ
    ロックの上面側に固定される鉄骨構造の魚礁枠体とで構
    成され、その魚礁枠体の上面側に前記餌料培養層を収納
    する網体からなる複数の網籠を配列したことを特徴とす
    る餌料培養礁を備えた人工魚礁。
  4. 【請求項4】 前記魚礁枠体の上面側に前記網籠の位置
    決めする複数の収容枠を設け、これら収容枠を相互に連
    結して一体化するとともに、少なくとも各収容枠の内側
    に前記空間部と連通する開口部を設けたことを特徴とす
    る請求項3記載の餌料培養礁を備えた人工魚礁。
  5. 【請求項5】 前記魚礁ブロックの中央部に円筒型ブロ
    ックを設け、この円筒型ブロックの内部に人工魚礁の全
    重量を調整するコンクリートを充填したことを特徴とす
    る請求項4記載の餌料培養礁を備えた人工魚礁。
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