JPH11225593A - 樹木の鳥居形支柱 - Google Patents

樹木の鳥居形支柱

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JPH11225593A
JPH11225593A JP3163998A JP3163998A JPH11225593A JP H11225593 A JPH11225593 A JP H11225593A JP 3163998 A JP3163998 A JP 3163998A JP 3163998 A JP3163998 A JP 3163998A JP H11225593 A JPH11225593 A JP H11225593A
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JP
Japan
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tree
support
fastening
crossing
crosspiece
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JP3163998A
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English (en)
Inventor
Shizune Tokuyama
鎮根 徳山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で長期間の使用に耐え、かつ、酸性雨や
電蝕に強く、樹皮の損傷防止作業を容易にした樹木の支
柱を提供する。 【解決手段】 プラスチック材料の支柱1の地中埋没部
分に突起棒2が設けられ、上部には支柱1間を繋ぐ横木
3を懸け渡し、地中埋没支柱1間には相互間隔を規制す
る渡し木4が懸け渡されて亜鉛浸漬メッキボルト・ナッ
ト5により互いに固定されている。樹木6は、横木3に
締結帯7により固定されるが、締結帯7の片端は横木3
の外径より大きい内径の環を形成して横木3に嵌めら
れ、樹木6の太さに応じて移動可能にし横木3の中央で
樹木6を締結できるようにしている。環を設けた締結帯
7の反対側は横木3に巻き回し、横木3に巻き回す前の
部分と巻き回してからの端とを締結緘により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、公園、庭園の樹
木あるいは街路樹の支柱であって、長期間の使用によっ
て朽ちることがなく、美観を維持し、強風による樹皮の
損傷を防止できる樹木の鳥居形支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】樹木の支柱として長い間、杉丸太を適宜
の長さに切断し片方を剣先にし火炎に晒して表面を炭化
させるか、防腐剤(クレオソート)を塗布した支柱が使
用されてきた。一方、今日では山林労働者の不足から間
伐杉丸太の入手が困難になり、鉄パイプや軽金属パイプ
が支柱に採用されるようになってきている。また、強風
によって樹皮が損傷するのを防止するために支柱と樹木
との間に杉皮あるいはゴムシートを介在させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に係る樹
木の支持技術において、前者では、地中に埋没する部分
を炭化させたり、防腐剤を塗布したとしても長年の使用
によって朽ちてしまい、そのまま放置するときは、美観
を損ねるだけでなく危険性も増大する。
【0004】また、後者では、耐用年数の延長を望むこ
とができるが、酸性雨によって金属加工工程において生
ずる応力の残留部分で応力腐食が集中すること、とく
に、地表近傍では電蝕が進行するものでありながら高価
である等の問題がある。
【0005】また、強風による樹皮の損傷を防止するた
めに支柱と樹木との間に杉皮やゴムシートを介在させる
作業は結構面倒なものである。
【0006】この発明は、上記の問題に鑑み長期間の使
用に耐え、かつ、酸性雨や電蝕に強く、樹皮の損傷防止
作業を容易にした樹木の支柱を安価に提供すること課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、材料をプラスチックとする支柱
と、支柱の地中に埋まる先端近傍に設けた突起棒と、支
柱と支柱をその上端で繋ぐ横木と、地中に埋め込まれた
支柱の相互間隔を規制する渡し木と、横木に対し巻き付
け・固定位置を移動可能にした樹木締結帯と、支柱と横
木との繋ぎ部および地中内における支柱と渡し木との繋
ぎ部を固定する亜鉛浸漬メッキボルトナットとからなる
構成を採用したものである。
【0008】請求項2の発明は、上記支柱の素材をポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、A
S樹脂、ABS樹脂から選ばれてなる構成を採用したも
のである。
【0009】上記の如く構成するこの発明にあっては、
支柱の素材をプラスチックにすることにより腐敗、腐
蝕、電蝕に強く、軽量であり安価に提供できるようにな
る。
【0010】請求項3の発明は、上記樹木締結帯は、そ
の片端を横木を包囲するリング状とし、他端は、樹木を
巻き締めて横木に巻きつく前の締結帯に封緘リングによ
り締結してなる構成を採用したものである。
【0011】上記の如く構成するこの発明にあっては、
樹木の幹の太さや幹の曲がり癖に対応して容易に樹木を
支柱に締結することができる。
【0012】請求項4の発明は、上記横木に、横木に嵌
まる環状筒体とこの環状筒体の外周表面に環状筒体の中
心軸に直角位置に締結帯懸け止め環を設けた締結帯懸け
止め部材を嵌め、この締結帯懸け止め部材を介して樹木
を締結するようにしてなる構成としたものである。
【0013】上記の如く構成するこの発明にあっては、
締結帯懸け止め部材を介在させることにより樹木を一層
確実に締結できるようになる。
【0014】請求項5の発明は、上記横木と樹木との間
に、横木に嵌まる断面Ω形の嵌め込み片と、この嵌め込
み片の軸に対して直角位置に樹木を受ける鞍とを一体に
成形した部材を介在させてなる構成としたものである。
【0015】上記の如く構成するこの発明にあっては、
強風による樹皮の損傷防止対策の作業が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る実施形態を図
面を参照しながら説明する。図1乃至図3に示すよう
に、材料をポリ塩化ヒニルのパイプを材料とする支柱1
の地中に埋まる先端近傍には突起棒2が設けられ、支柱
1の上部では支柱1と支柱1を繋ぐ横木3が懸け渡さ
れ、地中に埋め込まれる部分には、支柱1の相互間隔を
規制する渡し木4が懸け渡されて亜鉛浸漬メッキボルト
・ナット5により互いに固定されている。なお、Cは支
柱1上部に被るキャップである。
【0017】樹木6は、横木3に締結帯7により固定さ
れるが、図4、5に示すように締結帯7の片端は横木3
の外径より大きい内径の環8を形成して横木3に嵌めら
れ、樹木6の太さに応じて移動可能にし横木3の中央で
樹木6を締結できるようにしている。環8を設けた締結
帯7の反対側は横木3に巻き回し、横木3に巻き回す前
の部分3a と巻き回してからの端3b とを締結緘9によ
り固定する(図5参照)。なお、締結帯7の素材は耐候
性良好な弾性材料を用いることが望ましいが、これにこ
だわるものではない。
【0018】上記実施形態では、支柱1の素材をポリ塩
化ビニルとしたが、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂などから適宜選ばれる。
【0019】また、図5に示すように上記締結帯7を横
木3に巻き回す代わりに、横木3に嵌まる環状筒体10
とこの環状筒体10の外周表面に環状筒体10の中心軸
に対し直角位置に締結帯の懸け止め環11を設けた締結
帯の懸け止め部材12を嵌め、この締結帯の懸け止め部
材12を介して樹木6を締結するようにすることもでき
る。上記締結帯の懸け止め部材12は、耐候性良好で強
度の高い射出成形可能なプラスチック材料を採用される
が上記材料にこだわるものではない。
【0020】また、横木3と樹木6との間には、図6に
示すように横木3に嵌まる断面Ω形の嵌め込み片13
と、この嵌め込み片13の軸に対して直角位置に樹木6
を受ける鞍14とを一体に成形した樹木損傷防止部材1
5を別途用意し、これを横木3と樹木6との間に介在さ
せると強風による樹皮の損傷の防止対策を簡単に施すこ
とができる。なお、上記樹脂損傷防止部材15は耐候性
良好な弾性材料を採用することが望ましい。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通りこの発明に係る支柱
は、安価で長期間の使用に耐え、かつ、酸性雨や電蝕に
強く、強風による樹皮の損傷防止対策を簡単に施し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) この発明に係る実施形態の二本立て鳥
居支柱の正面図 (b) 同俯瞰図
【図2】(a) 同三本立て鳥居支柱の正面図 (b) 同側面図 (c) 同俯瞰図
【図3】同三本立て鳥居支柱の斜視図
【図4】締結帯による樹木の締結状態図
【図5】締結帯と締結帯懸け止め部材の斜視図
【図6】樹皮損傷防止部材の斜視図
【符号の説明】
1 支柱 2 突起棒 3 横木 4 渡し木 5 ボルト・ナット 6 樹木 7 締結帯 8 環 9 締結緘 10 環状円筒体 11 懸け止め環 12 懸け止め部材 13 嵌め込み片 14 鞍 15 樹皮損傷防止部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料をプラスチックとする支柱と、支柱
    の地中に埋まる先端近傍に設けた突起棒と、支柱と支柱
    をその上端で繋ぐ横木と、地中に埋め込まれた支柱の相
    互間隔を規制する渡し木と、横木に対し巻き付け・固定
    位置を移動可能にした樹木締結帯と、支柱と横木との繋
    ぎ部および地中内における支柱と渡し木との繋ぎ部を固
    定する亜鉛浸漬メッキボルトナットとからなる樹木の鳥
    居形支柱。
  2. 【請求項2】 上記支柱の素材をポリ塩化ビニル、ポリ
    プロピレン、高密度ポリエチレン、AS樹脂、ABS樹
    脂から選ばれてなる請求項1に記載の樹木の鳥居形支
    柱。
  3. 【請求項3】 上記樹木締結帯は、その片端を横木を包
    囲するリング状とし、他端は、樹木を締結して横木に巻
    き回り、巻き回り前の部分と巻き回り端とを封緘リング
    により固定してなる請求項1または2に記載の樹木の鳥
    居形支柱。
  4. 【請求項4】 上記横木に、横木に嵌まる環状筒体とこ
    の環状筒体の外周表面に環状筒体の中心軸に直角位置に
    締結帯懸け止め環を設けた締結帯懸け止め部材を嵌め、
    この締結帯懸け止め部材を介して樹木を締結するように
    してなる請求項1または2に記載の樹木の鳥居形支柱。
  5. 【請求項5】 上記横木と樹木との間に、横木に嵌まる
    断面Ω形の嵌め込み片と、この嵌め込み片の軸に対して
    直角位置に樹木を受ける鞍とを一体に成形した部材を介
    在させてなる請求項1乃至4のいずれかに記載の樹木の
    鳥居形支柱。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012115426A3 (ko) * 2011-02-23 2012-11-01 Kim Se Heung 보호캡을 갖춘 수목서포터
CN105766544A (zh) * 2016-05-09 2016-07-20 邢超 一种可调角度的树木支撑架
CN106305323A (zh) * 2016-08-17 2017-01-11 徐州工程学院 一种防止园林树木长歪长斜的扶直装置及其工作方法
CN107047227A (zh) * 2017-03-22 2017-08-18 陈烁 稳树卡束组件
KR20190054298A (ko) * 2017-11-13 2019-05-22 김용래 나무지지대

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