JPH11225506A - トラクタ耕深制御装置 - Google Patents
トラクタ耕深制御装置Info
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- JPH11225506A JPH11225506A JP3892098A JP3892098A JPH11225506A JP H11225506 A JPH11225506 A JP H11225506A JP 3892098 A JP3892098 A JP 3892098A JP 3892098 A JP3892098 A JP 3892098A JP H11225506 A JPH11225506 A JP H11225506A
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- 238000003971 tillage Methods 0.000 claims description 46
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 5
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラクタ後部の昇降自在にロータリ耕耘装置
を装着し、該ロータリ耕耘装置の耕深を耕深検出手段で
検出し、制御部で制御量を演算し耕深制御する構成にお
いて、深耕時と浅耕時の感度変更をソフトウェアで補償
し、高性能で安定した耕深制御を実現する。 【解決手段】 前記制御部5に、耕深の変化量と昇降の
変化量との関係よりリアカバー7の感度を求め、該リア
カバーの感度に基づいて決定した最適制御ゲインのマッ
プを記憶し、ロータリ耕耘装置10の昇降検出手段14
の検出値32に応じて制御ゲインを随時変更した。
を装着し、該ロータリ耕耘装置の耕深を耕深検出手段で
検出し、制御部で制御量を演算し耕深制御する構成にお
いて、深耕時と浅耕時の感度変更をソフトウェアで補償
し、高性能で安定した耕深制御を実現する。 【解決手段】 前記制御部5に、耕深の変化量と昇降の
変化量との関係よりリアカバー7の感度を求め、該リア
カバーの感度に基づいて決定した最適制御ゲインのマッ
プを記憶し、ロータリ耕耘装置10の昇降検出手段14
の検出値32に応じて制御ゲインを随時変更した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現行のリアカバーを
用いた耕耘制御システムにおける深耕時と浅耕時のリア
カバーセンサーの感度変更をソフトウェアで補償し、高
性能で安定した耕深制御を実現する構成に関する。
用いた耕耘制御システムにおける深耕時と浅耕時のリア
カバーセンサーの感度変更をソフトウェアで補償し、高
性能で安定した耕深制御を実現する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタ後部に昇降機構を介し
てロータリー耕耘装置を装着し、耕耘カバー後部にリア
カバーを上下回動自在に枢支し、このリアカバーの回動
角度を角度センサー等のセンサーで検出し、検出値の出
力をフィードバックし、耕深設定手段で設定した設定深
さとなるようにする昇降機構の耕深制御は公知である。
てロータリー耕耘装置を装着し、耕耘カバー後部にリア
カバーを上下回動自在に枢支し、このリアカバーの回動
角度を角度センサー等のセンサーで検出し、検出値の出
力をフィードバックし、耕深設定手段で設定した設定深
さとなるようにする昇降機構の耕深制御は公知である。
【0003】前記耕深制御における制御ゲインをリアカ
バーセンサーの感度が敏感な時(耕深が浅い場合)に合
わせて一定に保つようにしており、制御ゲインを低く設
定し、制御性能を鈍らせるようにしていた。また、前記
制御ゲインを手動調整によって変更するダイヤルを設
け、耕深や圃場の硬さなどの状態の変化に合わせて、手
動で調整してリアカバーセンサーの感度を変化させるよ
うにした技術も公知となっている。
バーセンサーの感度が敏感な時(耕深が浅い場合)に合
わせて一定に保つようにしており、制御ゲインを低く設
定し、制御性能を鈍らせるようにしていた。また、前記
制御ゲインを手動調整によって変更するダイヤルを設
け、耕深や圃場の硬さなどの状態の変化に合わせて、手
動で調整してリアカバーセンサーの感度を変化させるよ
うにした技術も公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記制御ゲイ
ンを耕深が浅い場合に合わせて一定とする構成において
は、耕深を浅くした耕深制御では、リアカバーが敏感に
反応しており、耕深精度を一定に保つことができるが、
これに対して、耕深設定ダイアルで耕深を深く保つよう
に耕深制御をさせると、リアカバーの傾斜が緩くなり、
耕耘土のうねりなどの影響を受けにくく、リアカバーの
反応が鈍くなり、実際のうねりより小さなものとして検
出され、耕深制御の精度が悪いものとなっていた。ま
た、前記制御ゲインを変更するダイヤルを設ける技術に
おいては、コストが高くなると同時に、耕深制御を行う
ための操作がさらに複雑化していた。
ンを耕深が浅い場合に合わせて一定とする構成において
は、耕深を浅くした耕深制御では、リアカバーが敏感に
反応しており、耕深精度を一定に保つことができるが、
これに対して、耕深設定ダイアルで耕深を深く保つよう
に耕深制御をさせると、リアカバーの傾斜が緩くなり、
耕耘土のうねりなどの影響を受けにくく、リアカバーの
反応が鈍くなり、実際のうねりより小さなものとして検
出され、耕深制御の精度が悪いものとなっていた。ま
た、前記制御ゲインを変更するダイヤルを設ける技術に
おいては、コストが高くなると同時に、耕深制御を行う
ための操作がさらに複雑化していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、トラクタ後部にロータリ耕耘装置
を昇降自在に装着し、該ロータリ耕耘装置の耕深を耕深
検出手段で検出し、設定耕深となるように昇降駆動を制
御する耕深制御装置において、前記ロータリ耕耘装置の
耕深検出値に応じて制御ゲインを変更したものである。
点を解消するために、トラクタ後部にロータリ耕耘装置
を昇降自在に装着し、該ロータリ耕耘装置の耕深を耕深
検出手段で検出し、設定耕深となるように昇降駆動を制
御する耕深制御装置において、前記ロータリ耕耘装置の
耕深検出値に応じて制御ゲインを変更したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明が解決しようとする課題及
び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。図1は耕深制御
が行われるロータリー耕耘装置を装着したトラクタの側
面図、図2は耕深量を検出する構成を示す側面図、図3
は浅耕時と深耕時におけるリアカバーの回動幅の違いを
示す図、図4は本発明の制御ゲインを変更可能とした耕
深制御の制御ブロック図、図5は最適制御ゲインマップ
を示す図、図6は最適制御ゲインマップを作成する基と
なる関係曲線を示す図である。
び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。図1は耕深制御
が行われるロータリー耕耘装置を装着したトラクタの側
面図、図2は耕深量を検出する構成を示す側面図、図3
は浅耕時と深耕時におけるリアカバーの回動幅の違いを
示す図、図4は本発明の制御ゲインを変更可能とした耕
深制御の制御ブロック図、図5は最適制御ゲインマップ
を示す図、図6は最適制御ゲインマップを作成する基と
なる関係曲線を示す図である。
【0007】図1において、トラクタ後部にアッパーリ
ンクとロアリンクなどより成る昇降リンク機構1が取付
けられ、後部のヒッチ装置を用いてロータリ耕耘装置1
0が装着される。前記昇降リンク機構1は、昇降シリン
ダー6によってリフトアーム9が昇降回動され、ロータ
リ耕耘装置10が昇降される。該リフトアーム9の回動
基部には、ポテンショメータ等より成るリフト角センサ
ー14が配置され、リフトアーム9の角度からロータリ
耕耘装置10の高さが検出され、該リフト角センサー1
4をコントローラ5に接続している。
ンクとロアリンクなどより成る昇降リンク機構1が取付
けられ、後部のヒッチ装置を用いてロータリ耕耘装置1
0が装着される。前記昇降リンク機構1は、昇降シリン
ダー6によってリフトアーム9が昇降回動され、ロータ
リ耕耘装置10が昇降される。該リフトアーム9の回動
基部には、ポテンショメータ等より成るリフト角センサ
ー14が配置され、リフトアーム9の角度からロータリ
耕耘装置10の高さが検出され、該リフト角センサー1
4をコントローラ5に接続している。
【0008】前記トラクタの座席11の側方に昇降操作
レバー12が配置され、該昇降操作レバー12基部に
は、操作位置を検出するポテンショメータ等より成る図
示せぬセンサーが配置されている。該センサーで昇降操
作レバー12の操作位置を検出し、昇降シリンダー6の
電磁ソレノイドを駆動し、リフトアーム9を回動してロ
ータリ耕耘装置10を設定高さとなるようにしている。
レバー12が配置され、該昇降操作レバー12基部に
は、操作位置を検出するポテンショメータ等より成る図
示せぬセンサーが配置されている。該センサーで昇降操
作レバー12の操作位置を検出し、昇降シリンダー6の
電磁ソレノイドを駆動し、リフトアーム9を回動してロ
ータリ耕耘装置10を設定高さとなるようにしている。
【0009】更に、前記座席11の側部には、コントロ
ールボックスが配置され、該コントロールボックス内に
耕深設定ダイアル15と自動耕深モードスイッチ16が
配置され、該耕深設定ダイアル15及び自動耕深モード
スイッチ16をコントローラ5に接続し、自動制御モー
ドにおける耕深を設定するようにしている。
ールボックスが配置され、該コントロールボックス内に
耕深設定ダイアル15と自動耕深モードスイッチ16が
配置され、該耕深設定ダイアル15及び自動耕深モード
スイッチ16をコントローラ5に接続し、自動制御モー
ドにおける耕深を設定するようにしている。
【0010】また、図2に示すように、前記ロータリ耕
耘装置10の耕耘爪の回動軌跡上方には耕耘カバー8が
配設され、該耕耘カバー8後部にリアカバー7が枢支さ
れている。前記耕耘カバー8には、図示せぬブラケット
を介して支持板21が固設され、該支持板21に前高後
低に摺動自在に摺動ロッド20が支持され、該摺動ロッ
ド20下部をリアカバー7に枢結し、リアカバー7の回
動に伴われて、摺動ロッド20が摺動するようにしてい
る。該摺動ロッド20他端にはフィードバックワイヤー
22が連結され、該フィードバックワイヤー22がアウ
ターケース内を押し引きされ、リアカバー7の回動を、
リンク機構24を介してトラクタ後部に配したポテンシ
ョメータ等より成る耕深検出手段としてのリアカバーセ
ンサー18に伝達している。
耘装置10の耕耘爪の回動軌跡上方には耕耘カバー8が
配設され、該耕耘カバー8後部にリアカバー7が枢支さ
れている。前記耕耘カバー8には、図示せぬブラケット
を介して支持板21が固設され、該支持板21に前高後
低に摺動自在に摺動ロッド20が支持され、該摺動ロッ
ド20下部をリアカバー7に枢結し、リアカバー7の回
動に伴われて、摺動ロッド20が摺動するようにしてい
る。該摺動ロッド20他端にはフィードバックワイヤー
22が連結され、該フィードバックワイヤー22がアウ
ターケース内を押し引きされ、リアカバー7の回動を、
リンク機構24を介してトラクタ後部に配したポテンシ
ョメータ等より成る耕深検出手段としてのリアカバーセ
ンサー18に伝達している。
【0011】また、前記リアカバーセンサー18はコン
トローラ5と接続され、図4に示すように、前記コント
ローラ5には耕深設定ダイアル15で設定された耕深設
定値が入力される。また、リアカバーセンサー18で検
出した値がコントローラ5にフィードバックされ、耕深
設定値と比較演算して、例えば、実際の耕深が耕深設定
値よりも浅い場合、リフトアーム9を下降回動して、耕
深設定値とリアカバーセンサー18からの検出値が一致
するまで下降させる。
トローラ5と接続され、図4に示すように、前記コント
ローラ5には耕深設定ダイアル15で設定された耕深設
定値が入力される。また、リアカバーセンサー18で検
出した値がコントローラ5にフィードバックされ、耕深
設定値と比較演算して、例えば、実際の耕深が耕深設定
値よりも浅い場合、リフトアーム9を下降回動して、耕
深設定値とリアカバーセンサー18からの検出値が一致
するまで下降させる。
【0012】そして、自動耕深モードスイッチ16を操
作して自動制御モードとし、耕深設定ダイアル15を浅
くなる側に操作した、いわゆる浅耕時には、図3に示す
浅耕時のようにリアカバー7の枢支位置は上昇し、リア
カバー7の前上り傾斜角が大きくなる。この場合、耕耘
面の上下移動距離が深耕時と同じとするとリアカバー7
の回動角度は大きく、耕土のうねりに敏感に反応するよ
うになる。これに対して、耕深設定ダイアル15を深く
なる側に操作した、いわゆる深耕時には、リアカバー7
の枢支位置は下降し、リアカバー7の前上り傾斜角は小
さくなり、耕耘面の上下移動距離が浅耕時と同じとする
とリアカバー7の回動角度は小さく、耕土のうねりに対
する反応は鈍くなる。
作して自動制御モードとし、耕深設定ダイアル15を浅
くなる側に操作した、いわゆる浅耕時には、図3に示す
浅耕時のようにリアカバー7の枢支位置は上昇し、リア
カバー7の前上り傾斜角が大きくなる。この場合、耕耘
面の上下移動距離が深耕時と同じとするとリアカバー7
の回動角度は大きく、耕土のうねりに敏感に反応するよ
うになる。これに対して、耕深設定ダイアル15を深く
なる側に操作した、いわゆる深耕時には、リアカバー7
の枢支位置は下降し、リアカバー7の前上り傾斜角は小
さくなり、耕耘面の上下移動距離が浅耕時と同じとする
とリアカバー7の回動角度は小さく、耕土のうねりに対
する反応は鈍くなる。
【0013】このように、耕深によって感度は変化する
ので、コントローラ5の制御ゲインも変更する必要があ
る。そこで、図4に示す耕深の変化を前記リフト角セン
サー値32の移動平均等の平均化手法により求め、この
量に応じて制御ゲインを変更するようにしている。この
制御ゲインの変更方法の一例として、図5に示すような
最適制御ゲインマップをコントローラ5のメモリに予め
記憶させておき、リフト角センサー値32の変化に応じ
て最適とする制御ゲインの値を決定し、随時変更するよ
うにしている。耕深が変化して感度が変わっても、コン
トローラ5内に設定された制御ゲイン値がこれに応じた
制御ゲインに変更されるので、耕深制御の精度が向上さ
れる。例えば、感度が悪くなり、リアカバーセンサー1
8の検出値がうねりに対して小さくなっても、制御ゲイ
ンを大きくすることで、うねりに合わせた耕深制御が実
現される。
ので、コントローラ5の制御ゲインも変更する必要があ
る。そこで、図4に示す耕深の変化を前記リフト角セン
サー値32の移動平均等の平均化手法により求め、この
量に応じて制御ゲインを変更するようにしている。この
制御ゲインの変更方法の一例として、図5に示すような
最適制御ゲインマップをコントローラ5のメモリに予め
記憶させておき、リフト角センサー値32の変化に応じ
て最適とする制御ゲインの値を決定し、随時変更するよ
うにしている。耕深が変化して感度が変わっても、コン
トローラ5内に設定された制御ゲイン値がこれに応じた
制御ゲインに変更されるので、耕深制御の精度が向上さ
れる。例えば、感度が悪くなり、リアカバーセンサー1
8の検出値がうねりに対して小さくなっても、制御ゲイ
ンを大きくすることで、うねりに合わせた耕深制御が実
現される。
【0014】次に、前記最適制御ゲインマップを作成す
る方法について説明する。先ず、ロータリー耕耘装置1
0を昇降させることにより生じる、リフトアーム9の角
度(リフト角度)と、この値に対応するリアカバー7の
回動角(リアカバー角度)との関係が図6に示す曲線と
して表せる。
る方法について説明する。先ず、ロータリー耕耘装置1
0を昇降させることにより生じる、リフトアーム9の角
度(リフト角度)と、この値に対応するリアカバー7の
回動角(リアカバー角度)との関係が図6に示す曲線と
して表せる。
【0015】この関係曲線を用いて最適制御ゲインマッ
プが作成されるのである。前記ロータリー耕耘装置10
の高さを判断するリフト角センサー値32により、リフ
ト角度の変化量Xに対するリヤカバー角度の変化量Yが
決定される。また、この変化量Xと変化量Yとリヤカバ
ー感度との間には関係式、リヤカバー感度=Y/Xが成
り立っており、リフト角センサー値よりリフト角を求め
ることができるのである。
プが作成されるのである。前記ロータリー耕耘装置10
の高さを判断するリフト角センサー値32により、リフ
ト角度の変化量Xに対するリヤカバー角度の変化量Yが
決定される。また、この変化量Xと変化量Yとリヤカバ
ー感度との間には関係式、リヤカバー感度=Y/Xが成
り立っており、リフト角センサー値よりリフト角を求め
ることができるのである。
【0016】同じリフト角度の変化幅Xに対してリヤカ
バー角度の変化幅Yが広い時は、感度が良く、浅耕時で
あると見なすことができ、制御ゲインを小さくする必要
がある。逆に、同じリフト角度の変化幅Xに対してリヤ
カバー角度の変化幅Yが狭い時は、感度が低い、すなわ
ち深耕時であると見なすことができ、制御ゲインを大き
くする必要がある。これは、リフト角度の一定変化(単
位変化)に対して、リヤカバー角度の変化量Yがそのま
まリヤカバー感度となっていることを意味している。
バー角度の変化幅Yが広い時は、感度が良く、浅耕時で
あると見なすことができ、制御ゲインを小さくする必要
がある。逆に、同じリフト角度の変化幅Xに対してリヤ
カバー角度の変化幅Yが狭い時は、感度が低い、すなわ
ち深耕時であると見なすことができ、制御ゲインを大き
くする必要がある。これは、リフト角度の一定変化(単
位変化)に対して、リヤカバー角度の変化量Yがそのま
まリヤカバー感度となっていることを意味している。
【0017】そして、このリヤカバー感度に応じて前記
制御ゲインが決定され、図5に示す最適制御ゲインマッ
プが作成される。
制御ゲインが決定され、図5に示す最適制御ゲインマッ
プが作成される。
【0018】このように構成したことによって、自動制
御モードに切り替えて耕耘作業を行うと、リアカバー7
の回動角がリアカバーセンサー18に検出され、リアカ
バーセンサー値31としてフィードバックされる。そし
て、耕深設定ダイアル15の設定値と比較演算した偏差
よりコントローラ5で制御量が演算され、制御信号を出
力して昇降シリンダー6を制御し、リフトアーム9を昇
降回動している。
御モードに切り替えて耕耘作業を行うと、リアカバー7
の回動角がリアカバーセンサー18に検出され、リアカ
バーセンサー値31としてフィードバックされる。そし
て、耕深設定ダイアル15の設定値と比較演算した偏差
よりコントローラ5で制御量が演算され、制御信号を出
力して昇降シリンダー6を制御し、リフトアーム9を昇
降回動している。
【0019】この時のリフトアーム9の昇降回動が、リ
フト角センサー14で検出されたリフト角センサー値3
2の変化量(制御量)を基に、前記最適制御ゲインマッ
プより随時、耕深に応じて最適な制御ゲインに変更され
ているので、浅耕時にも深耕時においても、等しい耕深
制御が行われ、耕深制御の精度が向上されたものとなっ
ている。また、手動によって制御ゲインを変更操作する
構成とくらべ、操作が複雑化することもなく、部品点数
を削減できその分でコストを安くすることができる。更
に、前記耕耘カバー7を回動調整し、リアカバー7の枢
支位置を上下に変更させて、感度を一定に保つといった
構成が必要なくなり、ロータリー耕耘装置10の構造を
シンプルにすることができる。
フト角センサー14で検出されたリフト角センサー値3
2の変化量(制御量)を基に、前記最適制御ゲインマッ
プより随時、耕深に応じて最適な制御ゲインに変更され
ているので、浅耕時にも深耕時においても、等しい耕深
制御が行われ、耕深制御の精度が向上されたものとなっ
ている。また、手動によって制御ゲインを変更操作する
構成とくらべ、操作が複雑化することもなく、部品点数
を削減できその分でコストを安くすることができる。更
に、前記耕耘カバー7を回動調整し、リアカバー7の枢
支位置を上下に変更させて、感度を一定に保つといった
構成が必要なくなり、ロータリー耕耘装置10の構造を
シンプルにすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を奏するものである。即ち、制御ゲインを
変更可能としたことによって、浅耕時にも深耕時に何方
かに制御ゲインをあわせる方法に比べ、すべての耕深に
おいて等しい耕深制御が実現され、耕深制御の精度が図
られている。また、制御ゲインを手動操作にて変更する
必要がないので、操作を複雑化することもなく、部品点
数を削減でき、コストを安くした方法となっている。
のような効果を奏するものである。即ち、制御ゲインを
変更可能としたことによって、浅耕時にも深耕時に何方
かに制御ゲインをあわせる方法に比べ、すべての耕深に
おいて等しい耕深制御が実現され、耕深制御の精度が図
られている。また、制御ゲインを手動操作にて変更する
必要がないので、操作を複雑化することもなく、部品点
数を削減でき、コストを安くした方法となっている。
【図1】耕深制御が行われるロータリー耕耘装置を装着
したトラクタの側面図である。
したトラクタの側面図である。
【図2】耕深量を検出する構成を示す側面図である。
【図3】浅耕時と深耕時におけるリアカバーの回動幅の
違いを示す図である。
違いを示す図である。
【図4】本発明の制御ゲインを変更可能とした耕深制御
の制御ブロック図である。
の制御ブロック図である。
【図5】最適制御ゲインマップを示す図である。
【図6】最適制御ゲインマップを作成する基となる関係
曲線を示す図である。
曲線を示す図である。
5 コントローラ(制御部) 7 リアカバー 10 ロータリ耕耘装置 14 リフト角センサー(昇降検出手段) 18 リアカバーセンサー(耕深検出手段) 32 検出値
フロントページの続き (72)発明者 石橋 文雄 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 トラクタ後部にロータリ耕耘装置を昇降
自在に装着し、該ロータリ耕耘装置の耕深を耕深検出手
段で検出し、設定耕深となるように昇降駆動を制御する
耕深制御装置において、前記ロータリ耕耘装置の耕深検
出値に応じて制御ゲインを変更したことを特徴とするト
ラクタ耕深制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3892098A JPH11225506A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | トラクタ耕深制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3892098A JPH11225506A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | トラクタ耕深制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11225506A true JPH11225506A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12538664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3892098A Pending JPH11225506A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | トラクタ耕深制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11225506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006340617A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Yanmar Co Ltd | 農作業機の耕耘制御装置 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3892098A patent/JPH11225506A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006340617A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Yanmar Co Ltd | 農作業機の耕耘制御装置 |
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