JPH11224980A - 半田バンプ形成方法及び半田バンプ形成装置 - Google Patents

半田バンプ形成方法及び半田バンプ形成装置

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JPH11224980A
JPH11224980A JP2487698A JP2487698A JPH11224980A JP H11224980 A JPH11224980 A JP H11224980A JP 2487698 A JP2487698 A JP 2487698A JP 2487698 A JP2487698 A JP 2487698A JP H11224980 A JPH11224980 A JP H11224980A
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JP
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solder
ball
chamber
wire piece
storage chamber
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JP2487698A
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Mitsumasa Muraishi
光優 村石
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンプを形成させる基板にダメージを与えな
い半田バンプ形成方法及び半田バンプ形成装置を提供す
る。 【解決手段】 溶融半田を電極32に向かって噴射する
ための半田噴射ノズル12を備え予め同じ大きさに形成
された半田ボール20aを内部に収容するボール収容室
10と、ボール収容室10を加熱してボール収容室10
内の半田ボール20aを溶融する発熱装置14と、ボー
ル収容室10内に開口する窒素供給ノズル18aを備え
た窒素供給手段18と、半田ボール導入部15から1つ
の半田ボール20aがボール収容室10内に収容される
と半田ボール導入部15とボール収容室10との間を仕
切って他の半田ボール20bがボール収容室10内に入
り込むのを防ぐ仕切り弁16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田バンプ形成方
法及び半田バンプ形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半田バンプを形成する方法と
して、半田バルク移載法、印刷法、メッキ法、ボールボ
ンディング法などが提案されている。
【0003】半田バルク移載法は、半田ボールやリボン
半田を打ち抜いて形成した円柱状の半田などの固形状の
半田を吸着ノズルにより吸着して移送し、基板の電極な
どのバンプを形成させる位置上に載置してからリフロー
処理により半田バンプとする方法である。
【0004】また、印刷法は、基板の電極などのバンプ
を形成させる位置上に半田パターンを印刷してリフロー
処理により半田バンプを形成する方法である。
【0005】メッキ法は、基板の電極などのバンプを形
成させる位置以外の領域をレジストによりマスクした状
態で電解メッキにより半田をメッキし、レジストを除去
してリフロー処理することにより前記位置上に半田バン
プを形成する方法である。
【0006】また、ボールボンディング法は、リードフ
レームと半導体素子とを電気的にする際に用いられるワ
イヤーボンディングを応用したものであり、キャピラリ
の先端部で半田により形成したワイヤに放電することに
よって形成されたボールを基板の電極などのバンプを形
成させる位置に接合し、リフロー処理を行うことにより
半田バンプを形成する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た全ての方法では、基板上のバンプを形成させる全ての
位置に半田を載置した後、基板ごとリフロー処理を行っ
て半田を溶融し、溶融した半田の表面張力によりそれぞ
れ球形に成形して半田バンプとするため、リフロー処理
の際の加熱により応力が発生して基板が変形したり、破
損するなどのダメージを受け易いという問題がある。
【0008】また、リフロー処理を行うために基板を移
送するなどの基板を動かす機会が多いため、基板の取り
扱い中に何らかの負荷がかかって基板が破損する恐れも
大きい。さらに、上述したそれぞれの方法は、半田バン
プを形成するための工程が多くコストも高くなるという
問題もある。
【0009】以上のことから本発明は、バンプを形成さ
せる基板にダメージを与えない半田バンプ形成方法及び
半田バンプ形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、所定量の固形状の半田を
溶融して溶融半田とし、該溶融半田を基板上の電極へ吹
き付けて半田バンプを形成することを特徴としている。
【0011】すなわち、 請求項1の発明では、所定量の
固形状の半田を溶融して得た溶融半田を電極に吹き付け
ているため、基板を加熱せずに半田バンプを形成するこ
とができる。そのため、基板を加熱することにより基板
に応力が発生して変形したり、破損するなどのダメージ
を受ける恐れがない。
【0012】また、溶融半田の電極に対する吹き付け
は、請求項2の発明のように膨張したガスの圧力により
噴射させるようにしてもよいし、しなくてもよい。膨張
したガスの圧力を利用しない場合としては、例えば、窒
素ガスなどの不活性ガスを溶融半田に対して噴射するこ
とにより溶融半田にかかる圧力により吹き付けることな
どが挙げられる。
【0013】また、上記目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、溶融半田を噴射するためのノズルを
備え、内部に固形状の半田を収容する半田収容室と、前
記半田収容室内に不活性ガスを供給するガス供給手段
と、前記半田収容室内の固形状の半田を溶融温度以上に
加熱して固形状の半田を溶融させ溶融半田とすると共
に、前記ガス供給手段により前記半田収容室内に供給さ
れた不活性ガスを膨張させることで前記半田収容室内の
内圧を高め、この内圧によりノズルから溶融半田を噴射
させる加熱手段と、を備えた半田バンプ形成装置として
いる。
【0014】すなわち、 請求項2の発明では、半田収容
室内で所定量の固形状の半田を収容してガス供給手段に
より不活性ガスを充填した状態で密閉した後、加熱手段
により固形状の半田を溶融すると共に半田収容室内の不
活性ガスを膨張させることで溶融した半田を噴射するた
め、基板を加熱せずに半田バンプを形成することができ
る。そのため、基板を加熱することにより基板に応力が
発生して変形したり、破損するなどのダメージを受ける
恐れがない。
【0015】さらに、上記目的を達成するために、請求
項3の発明では、請求項2に記載の半田バンプ形成装置
において、前記半田収容室内に対し、所定量の固形状の
半田を供給する半田供給手段を更に備えている。これに
より、半田の自動供給を行えるので効率的に半田バンプ
を形成することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
と図2を参照して説明する。
【0017】(第1の実施形態)本第1の実施形態で
は、図1に示すように、半田バンプ形成装置の吹き付け
ヘッドは、予め同じ大きさに形成された所定量の固形状
の半田である半田ボール20aを内部に収容する半田収
容室であるボール収容室10を備えている。ボール収容
室10の内面には、Crなどの半田濡れ性の悪い物質よ
りなる膜が形成されており、ボール収容室10内で溶融
された溶融半田がボール収容室10に溜まるのを防いで
いる。
【0018】ボール収容室10の底面の中央部には、溶
融半田を電極32に向かって噴射するための半田噴射ノ
ズル12が設けられており、この半田噴射ノズル12
は、半田ボール20aがボール収容室10内に収容され
たときに半田ボール20aを外部に導出させないよう
に、半田ボール20a、20b…(図1では2つのみ示
す。)の直径よりも小さい開口径に形成されている。
【0019】また、ボール収容室10の側壁には、加熱
手段である発熱装置14が設けられている。発熱装置1
4は、ボール収容室10を加熱することにより内部に収
容された半田ボール20aを溶融すると共に、ボール収
容室10内の窒素ガスを膨張させる。なお、本第1の実
施形態では、ボール収容室10とボール収容室10内を
加熱する加熱手段とを別々のものとしているが、発熱装
置14によりボール収容室10を構成するというように
ボール収容室10とボール収容室10内を加熱する加熱
手段とを一体に構成してもよい。
【0020】ボール収容室10の開口は半田ボール導入
部15と連通しており、ボール収容室10の開口側に
は、半田噴射ノズル12の開口以外から空気が漏れない
ようにボール収容室10の開口部を閉止する仕切り弁1
6が設けられている。この仕切り弁16は、半田ボール
導入部15から1つの半田ボール20aがボール収容室
10内に収容されると半田ボール導入部15とボール収
容室10との間を仕切って他の半田ボール20bがボー
ル収容室10内に入り込むのを防いでいる。なお、仕切
り弁16が半田ボール導入部15とボール収容室10と
の間を仕切ったときにボール収容室10内に露出する仕
切り弁16の表面にCrなどの半田濡れ性の悪い物質よ
りなる膜を形成してもよい。
【0021】仕切り弁16の内部には、ボール収容室1
0内に開口する窒素供給ノズル18aを備えたガス供給
手段である窒素供給手段18が設けられており、仕切り
弁16が半田ボール導入部15とボール収容室10との
間を仕切ってボール収容室10内に半田ボールを1個収
容したときに、窒素供給ノズル18aがボール収容室1
0内に開口してボール収容室10内に一定圧力の窒素ガ
スを供給する。
【0022】上記構成の吹き付けヘッドを用いて半田バ
ンプを形成する方法を以下に説明する。図1(a)に示
すように、半田ボール20aがボール収容室10に収容
されると、仕切り弁16が半田ボール導入部15とボー
ル収容室10との間を仕切ってボール収容室10の開口
部を閉止し、ボール収容室10内に開口する窒素供給ノ
ズル18aから窒素ガスが供給される。この窒素ガスの
供給によりボール収容室10の半田ボール20aは、ボ
ール収容室10に開口する半田噴射ノズル12の開口位
置に移動し固定される。そのため、ボール収容室10内
に開口する半田噴射ノズル12の開口が半田ボール20
aにより塞がれるため、ボール収容室10内は密閉され
ることとなる。
【0023】その後、半田噴射ノズル12の下方に配置
した配線基板30の電極32の中心と半田噴射ノズル1
2の開口中心とを座標により位置合わせしてから、発熱
装置14によりボール収容室10を半田の溶融温度以上
に加熱する。ボール収容室10が半田の溶融温度以上と
なると、図1(b)に示したように、ボール収容室10
内の半田ボール20aが溶融して溶融半田21aとな
る。
【0024】また、ボール収容室10内に閉じ込められ
た窒素ガスが加熱されることによって膨張しボール収容
室10の内圧を上昇させる。このとき、窒素供給手段1
8からもボール収容室10内に窒素ガスが供給されてい
るため、加熱による内圧の上昇と共に窒素ガスの供給に
よっても内圧が上昇されている。これらの内圧上昇によ
り図1(c)に示したように、溶融半田21aが半田噴
射ノズル12から押し出され外部に向かって噴射され
る。
【0025】半田噴射ノズル12から噴射された溶融半
田21aは、図1(d)に示すように、半田噴射ノズル
12の下方に設けられた電極32上に落下して表面張力
により球形となる。配線基板30は、特に加熱されてい
ないため、球形となった溶融半田は、そのまま自然冷却
されて固形化し半田バンプとなる。その後、座標を変更
して上記作業を繰り返すことにより、所定数の半田バン
プが形成される。
【0026】このように、本第1の実施形態では、半田
ボール20a、20b…を、1つずつボール収容室10
に収容して溶融後、基板30の電極32に噴射すること
により半田バンプを形成するため、半田バンプを形成さ
せる基板を加熱せずに半田バンプを形成できるので、基
板を加熱した際に発生する応力に起因する変形や破損な
どのダメージが基板に生じることがない。また、半田バ
ンプを形成させる基板を加熱する工程が不要であるので
その分、従来よりもコストを低減できる。さらに、全て
の半田バンプが同じ大きさの半田ボールを溶融して得た
溶融半田より形成されるため、基板に形成する全ての半
田バンプの大きさを同じとすることができる。
【0027】なお、ボール収容室10内に半田ボールを
1つずつ収容させるための構成については特に限定しな
いが、例えば、仕切り弁16が半田ボール20aを1つ
通過させると直ちに閉じる構成としたり、多数の半田ボ
ールを収容するホッパ(図示せず)と、ホッパから半田
ボールを半田ボール導入部15に導く半田ボール導入通
路とを備え、仕切り弁16が半田ボール20a通過させ
てから閉じると直ちにホッパから半田ボールが1つだけ
半田ボール導入通路を通って半田ボール導入部15に供
給される構成とすることができる。また、この構成にお
いては、半田ボールの体積を変えることにより形成させ
るバンプの大きさを簡単に制御することができる。
【0028】(第2の実施形態)本第2の実施形態で
は、図2に示すように、半田バンプ形成装置の吹き付け
ヘッドは、所定量の固形状半田である半田ワイヤ片22
aを内部に収容する半田収容室であるワイヤ片収容室1
0を備えている。ワイヤ片収容室10の内面には、Cr
などの半田濡れ性の悪い物質よりなる膜が形成されてお
り、ワイヤ片収容室10内で溶融された溶融半田がワイ
ヤ片収容室10に溜まるのを防いでいる。
【0029】ワイヤ片収容室10の底面の中央部には、
溶融半田を電極32に向かって噴射するための半田噴射
ノズル12が設けられており、この半田噴射ノズル12
は、半田ワイヤ片22aがワイヤ片収容室10内に収容
されたときに半田ワイヤ片22aを外部に導出させない
ように、半田ワイヤ片22a、20b…(図1では2つ
のみ示す。)よりも小さい開口径に形成されている。
【0030】また、ワイヤ片収容室10の側壁には、加
熱手段である発熱装置14が設けられている。発熱装置
14は、ワイヤ片収容室10を加熱することにより内部
に収容された半田ワイヤ片22aを溶融すると共に、ワ
イヤ片収容室10内の窒素ガスを膨張させる。なお、本
第2の実施形態では、ワイヤ片収容室10とワイヤ片収
容室10内を加熱する加熱手段とを別々のものとしてい
るが、発熱装置14によりワイヤ片収容室10を構成す
るというようにワイヤ片収容室10とワイヤ片収容室1
0内を加熱する加熱手段とを一体に構成してもよい。
【0031】ワイヤ片収容室10の開口側には、半田ワ
イヤ22を予め定めた一定の長さに切断して半田ワイヤ
片22aとするカッタ(図示せず)を備えると共に、カ
ッタにより切断された半田ワイヤ片22aがワイヤ片収
容室10の開口側からワイヤ片収容室10内に収容され
ると、半田噴射ノズル12の開口以外から空気が漏れな
いようにワイヤ片収容室10の開口部を閉止する仕切り
弁16が設けられている。なお、仕切り弁16が半田ボ
ール導入部15とワイヤ片収容室10との間を仕切った
ときにワイヤ片収容室10内に露出する仕切り弁16の
表面にCrなどの半田濡れ性の悪い物質よりなる膜を形
成してもよい。
【0032】仕切り弁16の内部には窒素供給ノズル1
8bが形成されており、仕切り弁16がワイヤ片収容室
10内を密閉したときに、窒素供給ノズル18bがワイ
ヤ片収容室10内に開口してワイヤ片収容室10内に一
定圧力の窒素ガスを供給する。この窒素供給ノズル18
bの開口は、ワイヤ片収容室10の幅方向全域にわたっ
て均一に窒素ガスを供給して良好に半田噴射ノズル12
の開口を塞げるように、ワイヤ片収容室10の幅寸法W
と同じ長さの開口寸法とされている。なお、良好に半田
噴射ノズル12の開口を塞げるようにワイヤ片22aを
移動できれば、窒素供給ノズル18bの開口形状はこれ
に限らない。
【0033】上記構成の吹き付けヘッドを用いて半田バ
ンプを形成する方法を以下に説明する。図2(a)に示
すように、仕切り弁16がワイヤ片収容室10の開口を
閉止するように移動すると、仕切り弁16に設けられた
カッタが半田ワイヤ22を予め定めた一定の長さに切断
する。半田ワイヤ22から切断された半田ワイヤ片22
aは、そのまま落下してワイヤ片収容室10に収容され
る。
【0034】ワイヤ片収容室10に半田ワイヤ片22a
が収容されると仕切り弁16がワイヤ片収容室10の開
口を完全に閉止し、ワイヤ片収容室10内に開口する窒
素供給ノズル18bから窒素ガスが供給される。この窒
素ガスの供給によりワイヤ片収容室10の半田ワイヤ片
22aは、ワイヤ片収容室10に開口する半田噴射ノズ
ル12の開口に向かって移動し固定される。そのため、
ワイヤ片収容室10内に開口する半田噴射ノズル12の
開口が半田ワイヤ片22aにより塞がれるため、ワイヤ
片収容室10内は密閉されることとなる。
【0035】その後、半田噴射ノズル12の下方に配置
した配線基板30の電極32の中心と半田噴射ノズル1
2の開口中心とを座標により位置合わせしてから、発熱
装置14によりワイヤ片収容室10を半田の溶融温度以
上に加熱する。ワイヤ片収容室10が半田の溶融温度以
上となると、図2(b)に示したように、ワイヤ片収容
室10内の半田ワイヤ片22aが溶融して溶融半田23
aとなる。
【0036】また、ワイヤ片収容室10内に閉じ込めら
れた窒素ガスが熱せられることによって膨張しワイヤ片
収容室10の内圧を上昇させる。このとき、窒素供給手
段18からもワイヤ片収容室10内に窒素ガスが供給さ
れているため、加熱による内圧の上昇と共に窒素ガスの
供給によっても内圧が上昇されている。この内圧上昇に
より図2(c)に示したように、溶融半田23aが半田
噴射ノズル12から押し出され外部に向かって噴射され
る。
【0037】半田噴射ノズル12から噴射された溶融半
田23aは、図2(d)に示すように、半田噴射ノズル
12の下方に設けられた電極32上に落下して表面張力
により球形となる。配線基板30は、特に加熱されてい
ないため、球形となった溶融半田は、そのまま自然冷却
されて固形化し半田バンプとなる。その後、座標を変更
して上記作業を繰り返すことにより、所定数の半田バン
プが形成される。
【0038】このように、第2の実施形態では、仕切り
弁16に設けられたカッタにより、半田ワイヤ22を予
め定めた一定の長さに切断して半田ワイヤ片22aと
し、これを溶融して電極上に噴射することにより半田バ
ンプを形成しているため、半田バンプを形成させる基板
を加熱せずに半田バンプを形成できるので、基板を加熱
した際に発生する応力に起因する変形や破損などのダメ
ージが基板に生じることがない。また、半田バンプを形
成させる基板を加熱する工程が不要であるのでその分、
従来よりもコストを低減できる。さらに、全ての半田バ
ンプが同じ長さ寸法の半田ワイヤ片を溶融して得た溶融
半田より形成されるため、基板に形成する全ての半田バ
ンプの寸法を同じとすることができる。
【0039】さらに、カッタにより切断する半田ワイヤ
の長さを調整することで溶融させる半田ワイヤの体積を
変えて様々な大きさの半田バンプを形成できるという利
点もある。
【0040】なお、半田噴射ノズル12は、図1及び図
2では開口径が固定されたものとしているが、開口径を
調整可能に構成して溶融する半田の体積を換えれば、様
々な寸法のバンプを形成できる。
【0041】また、上記の例では窒素供給ノズル18a
は、仕切り弁の内部に形成されたものとしているが、半
田収容室内の半田ボール又は半田ワイヤ片を半田収容室
内に開口する噴射ノズルの開口部に押しつけて開口を塞
ぐものであればどのような構成であってもよい。
【0042】また、上記第1の実施形態及び第2の実施
形態においては、窒素供給ノズル18a、18bが窒素
ガスを供給し続けている状態で加熱装置14により半田
の溶融温度以上に加熱して、窒素供給ノズル18a、1
8bから供給される窒素ガスとボール収容室10又はワ
イヤ片収容室10内で膨張する窒素ガスとによりボール
収容室10又はワイヤ片収容室10の内圧を上昇させる
構成としたが、窒素供給ノズル18a、18bによる窒
素ガスの供給を止めてボール収容室10又はワイヤ片収
容室10内のに閉じ込められた窒素ガスの膨張のみによ
り溶融半田を噴射する構成としても、ボール収容室10
又はワイヤ片収容室10を密閉せずに窒素供給ノズル1
8a、18bから供給される窒素ガスの圧力によってボ
ール収容室10内又はワイヤ片収容室10内の溶融半田
を噴射する構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、バンプを形成させる基板にダメージを与
えない、という効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である吹き付けヘッド
と、この吹き付けヘッドを用いて半田バンプを形成する
方法を簡単に示す概略説明図である。
【図2】本発明の第2の実施形態である吹き付けヘッド
と、この吹き付けヘッドを用いて半田バンプを形成する
方法を簡単に示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 ボール収容室 12 半田噴射ノズル 14 発熱装置 15 半田ボール導入部 16 仕切り弁 18 窒素供給手段 18a 窒素供給ノズル 20a、20b 半田ボール 30 配線基板 32 電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の固形状の半田を溶融して溶融半
    田とし、該溶融半田を基板上の電極へ吹き付けて半田バ
    ンプを形成することを特徴とする半田バンプ形成方法。
  2. 【請求項2】 溶融半田を噴射するためのノズルを備
    え、内部に固形状の半田を収容する半田収容室と、 前記半田収容室内に不活性ガスを供給するガス供給手段
    と、 前記半田収容室内の固形状の半田を溶融温度以上に加熱
    して固形状の半田を溶融させ溶融半田とすると共に、前
    記ガス供給手段により前記半田収容室内に供給された不
    活性ガスを膨張させることで前記半田収容室内の内圧を
    高め、この内圧によりノズルから溶融半田を噴射させる
    加熱手段と、 を備えたことを特徴とする半田バンプ形成装置。
  3. 【請求項3】 前記半田収容室内に対し、所定量の固形
    状の半田を供給する半田供給手段を更に備えた請求項2
    に記載の半田バンプ形成装置。
JP2487698A 1998-02-05 1998-02-05 半田バンプ形成方法及び半田バンプ形成装置 Pending JPH11224980A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6273328B1 (en) * 1999-03-31 2001-08-14 International Business Machines Corporation Solder bump forming method and apparatus
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