JPH1122443A - 内燃機関のオイルセパレータ構造 - Google Patents

内燃機関のオイルセパレータ構造

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JPH1122443A
JPH1122443A JP18125797A JP18125797A JPH1122443A JP H1122443 A JPH1122443 A JP H1122443A JP 18125797 A JP18125797 A JP 18125797A JP 18125797 A JP18125797 A JP 18125797A JP H1122443 A JPH1122443 A JP H1122443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイル分離方式を遠心力による方式とし、ク
ランク軸に近接して設けられているバランサ軸を利用
し、エンジン壁体自体を複雑にすることなく、またスペ
ースを増加させることなく、エンジン回転力を有効に利
用して確実なオイル分離が達成できる内燃機関のオイル
セパレータ構造を提供する。 【解決手段】 クランク軸17により回転駆動される内
筒2および外筒3からなる二重管構造の回転軸1と、こ
の回転軸の外筒から半径方向外側に向けたオイル分離通
路11とを備え、前記内筒2の中間部を遮蔽板8で塞ぐ
とともに、この遮蔽板の両側の内筒に連通孔9を設け、
この連通孔および前記内筒および外筒間に設けられた隙
間7を介して、前記内筒の内部と前記外筒のオイル分離
通路とを連通させ、前記内筒の一端側に分離すべき混合
体の導入口12を有し、他端側に分離したガスの取り出
し口13を有するオイルセパレータ構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のオイルセ
パレータ構造に関し、特にバランサ回転の遠心力を利用
してオイルを分離するオイルセパレータ構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンの爆発行程におい
て、燃焼室内の燃焼ガスまたは未燃焼ガスの一部がブロ
ーバイガスとしてピストンリングの隙間を通過してクラ
ンク室内に入る。このブローバイガスは、新気とともに
吸気系に戻され再び燃料ガスとして吸入行程で燃焼室内
に吸引される。クランク室底部には、エンジン各部を循
環したオイルが落下して溜められている。ブローバイガ
スはこのクランク室内のオイルと混合したミストとなっ
てクランク室から取り出される。クランク室から取り出
されたブローバイガスとオイルとの混合体(ミスト)
は、途中でオイルセパレータによりオイルを分離され、
ブローバイガス(微粒化した液体燃料)のみが吸気系に
戻される。
【0003】従来のオイルセパレータは、シリンダブロ
ックまたはシリンダヘッドの壁体内に設けたラビリンス
(迷路)構造の分離通路からなり、このラビリンス通路
部分にミストを導入することにより、ガスのみがラビリ
ンスを通過しオイルはラビリンス壁面に衝突してガスと
分離されクランク室内に滴下する。
【0004】一方、クランク軸による回転モーメントを
打消すように回転し、エンジンの振動を抑えるためのバ
ランサがクランク軸に並列して設けられる。このバラン
サはクランク軸から回転伝達されるバランサ軸とこのバ
ランサ軸に設けたバランサウェイトからなり、クランク
軸に同期してバランサウェイトが回転する。このような
バランサには、クランク軸と平行に1本のバランサ軸を
設けた1軸バランサと、クランク軸前後に平行な2本の
バランサ軸を設けた2軸バランサがある。1軸バランサ
は、クランクウェイトの一次慣性力に対する不釣り合い
をバランスさせる。2軸バランサは、この一次慣性力に
よる振動を抑えるとともにバランサとクランクウェイト
間の偶力モーメントによる振動を抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のオイルセパレータ構造においては、ラビリンス構造
がエンジン壁体に形成されるため、エンジン自体の形状
が複雑になり、鋳型による製造作業も面倒になる。
【0006】本発明は、このような従来技術のラビリン
ス構造のオイルセパレータに代えて、オイル分離方式を
遠心力による分離方式として、クランク軸に近接して設
けられているバランサ軸を利用し、エンジン壁体自体を
複雑にすることなく、またスペースを増加させることな
く、エンジン回転力を有効に利用して確実なオイル分離
が達成できる内燃機関のオイルセパレータ構造の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、クランク軸により回転駆動される内筒
および外筒からなる二重管構造の回転軸と、この回転軸
の外筒から半径方向外側に向けたオイル分離通路とを備
え、前記内筒の中間部を遮蔽板で塞ぐとともに、この遮
蔽板の両側の内筒に連通孔を設け、この連通孔および前
記内筒および外筒間に設けられた隙間を介して、前記内
筒の内部と前記外筒のオイル分離通路とを連通させ、前
記内筒の一端側に分離すべき混合体の導入口を有し、他
端側に分離したガスの取り出し口を有することを特徴と
する内燃機関のオイルセパレータ構造を提供する。
【0008】この構成によれば、二重管の一端側の導入
口から内筒内に流入した混合ミストは、遠心力により連
通孔を通して内筒外に流出し、内筒と外筒との間の隙間
を流れる。この隙間を流れる間にも混合ミストは遠心力
を受け、質量が大きいオイルは、この隙間を進む間に外
筒側に設けた分離通路を通して半径方向外側に向けて放
出される。混合ミスト中のガスはこの隙間内に充満して
分離通路を通過してさらに進行し、内筒の連通孔を通し
て内筒内に流入する。内筒内に流入したガスは端部のガ
ス取出し口から外部に吸引されて流出する。
【0009】このような構成により、二重管に作用する
遠心力を利用して混合ミストからオイルを分離し、ガス
のみを取り出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記二重管は、バランサ軸またはバランサ軸への回転伝
達用アイドラ軸であることを特徴としている。
【0011】この構成によれば、エンジンのクランク室
に備るバランサ軸またはアイドラ軸を二重管構造とし
て、オイルセパレータを構成することができエンジン壁
体側にラビリンス構造を設ける必要がなく、バランサ内
にオイルセパレータを組込んで構成しコンパクトなエン
ジン形状が得られる。
【0012】さらに好ましい実施の形態においては、前
記二重管の混合体導入口は、クランク室に隣接するカム
チェーン室に連通することを特徴としている。
【0013】この構成によれば、チェーン駆動の動弁機
構を有するエンジンにおいて、カムチェーン室を通して
クランク室に新気を導入し、ブローバイガスとともに吸
気系に戻すブローバイガス循環系を利用して、混合ミス
トを二重管内に取入れ、ここからオイルを分離すること
ができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る遠心力を利用し
たオイルセパレータの断面図である。この例は、1軸バ
ランサのアイドラ軸にオイルセパレータを組込んだ例で
ある。このアイドラ軸1は、内筒2および外筒3からな
る二重管構造である。内筒2は例えば圧入により外筒3
内に装着される。このアイドラ軸1はベアリング4を介
してクランク室壁5に装着される。外筒3上の両端部近
傍には、一対のギヤ6が装着される。各ギヤ6は図示し
ないクランク軸のバランサウェイトと噛み合う。この場
合、各ギヤ6には互いに反対方向のスラスト力を受ける
ヘリカルギヤ6a,6bが形成され、軸方向のスラスト
力を打消して安定した回転伝達作用が図られる。
【0015】内筒2と外筒3との間には、隙間7が形成
される。また、内筒2内の中間部には遮蔽板8が装着さ
れ内筒2内を分離して仕切る。この遮蔽板8の両側の内
筒2の側壁にはそれぞれ複数の連通孔9が設けられる。
外筒3のほぼ中央部外側には円板10が設けられ、この
円板10内に、例えば十字状に半径方向外側に向かうオ
イル分離通路11が形成される。このオイル分離通路1
1は、内外筒2、3間の隙間7に開口する。
【0016】アイドラ軸1の一端部側はガス導入口12
が形成され、図示しないカムチェーン室に連通する。ア
イドラ軸1の他端部側はガス取出し口13が形成され、
図示しない吸気系に連通する。
【0017】アイドラ軸1を支持する入口側および出口
側のベアリング4の内面側はシール用のバッフル材1
4、15で覆われる。この場合、出口側のバッフル材1
5については、ベアリング4に対し、軸内で分離したブ
ローバイガスを逃すことなくクランク室側から幾分かの
オイルを供給するために、若干の隙間を形成しておく。
なお、このような構成に代えて、外部からのオイル供給
が不要なシールドベアリングを用いてもよい。
【0018】上記構成の二重管構造のアイドラ軸におい
て、ガス導入口12から導入されたブローバイガスと新
気およびオイルが混合したミストは、矢印のように内筒
2内に流入し、連通孔9を通して内外筒2、3間の隙間
7内に入り、この隙間7内を流れる。このときアイドラ
軸1が回転しているため、隙間7内を流れるミストに対
し半径方向外側に向かう遠心力が作用する。この場合、
ミスト中のオイルは質量が大きいため大きな遠心力が作
用し、隙間7に開口するオイル分離通路11から外側に
押出される。これにより、ミスト中のオイルはオイル分
離通路11の端部からクランク室内に放出される。
【0019】一方、隙間7内を進行するガスに対しては
大きな遠心力は作用しないため、ブローバイガスは、オ
イル分離通路11内に押出されることなく、隙間7内を
進行し、遮蔽板8を越えた位置の連通孔9を通して内筒
2内に流入する。このブローバイガスはガス出口13を
通して図示しない吸気系のスロットル下流側に戻され
る。
【0020】図2(A)(B)は、図1のアイドラ軸が
装着されたバランサ全体を示すエンジンの平面図および
バランサウェイトの正面図である。クランク室16内に
クランク軸17が装着される。このクランク軸17のク
ランクウェブ18の両外側にバランサウェイト19が装
着される。バランサウェイト19は、(B)図に示すよ
うに、外側に前記アイドラ軸のヘリカルギヤ6a,6b
と噛み合うヘリカルギヤ19aが形成され、ウェブ部分
に凹み(又は穴)19bが形成されこれにより肉厚が厚
いウェイト部19cが形成される。このバランサウェイ
ト19はベアリング20を介してクランク軸17に回転
可能に装着される。
【0021】クランク軸17の端部にはフライホイル2
1が装着され、反対側の端部にはオイルポンプ等のエン
ジン補機を駆動するための補機プーリ22が装着され
る。クランク室16の外側のクランク軸17上にはカム
スプロケット23が装着され、図示しないカムチェーン
を介してカム軸を駆動する。このカムスプロケット23
の外側のクランク軸17上にアイドラスプロケット24
が装着されアイドラチェーン25を介してアイドラ軸1
を回転駆動する。
【0022】クランク室16の外側のカムスプロケット
23やアイドラスプロケット24およびカムチェーンや
アイドラチェーン25はチェーンカバー26で覆われ、
クランク室16の外側にカムチェーン室27が形成され
る。このカムチェーン室27は図示しない開口部を介し
てクランク室16内と連通し、カムチェーン等に上部シ
リンダヘッド側から供給されるオイルはクランク室内に
落下して戻る。
【0023】このような構成において、クランク軸17
が回転すると、アイドラスプロケット24およびアイド
ラチェーン25を介して、アイドラ軸1がクランク軸1
7と同じ方向に回転する。このアイドラ軸1の回転はギ
ヤ6を介して逆回転でバランサウェイト19に伝達され
る。これにより、バランサウェイト19はクランク軸1
7上でベアリング20を介して、クランク軸17と逆方
向に回転して、所定のバランサ機能を達成する。
【0024】図3、図4および図5はそれぞれ図2のエ
ンジンの正面図、左側面図および右側面図である。エン
ジン28のシリンダヘッドに相当する上部外側に新気導
入口29が設けられ、エアクリーナ(図示しない)を通
した新気がオリフィス30およびリード弁装置31を介
してエンジン上部(シリンダヘッド部32)内に導入さ
れる。このエンジン上部には動弁機構を構成するカム軸
33が設けられその端部にカムスプロケット34が装着
される。このカムスプロケット34にカムチェーン35
が巻回し、クランク軸17のカムスプロケット23(図
2、図3)を介して回転力が伝達される。
【0025】前述のオイルセパレータを構成するアイド
ラ軸1のガス取出し口13は、エンジン壁体に設けたガ
ス通路36を通し、リード弁装置37を介してガス室3
8に連通する。このガス室38は連通口39を介してス
ロットル下流側の吸気通路に連通する。
【0026】このような構成において、エンジン吸入行
程では、クランク室内が負圧となるため、カムチェーン
室27に連通するリード弁装置31が開く。これによ
り、新気が新気導入口29を介してエンジン内に導入さ
れる。この新気およびブローバイガスとオイルとの混合
ミストは、前述のようにアイドラ軸1内に流入し、軸内
に形成したオイルセパレータ構造を通して遠心力により
オイルが分離される。
【0027】一方、エンジンの圧縮および排気行程で
は、クランク室内が高圧になって、エンジン上部のリー
ド弁装置31は閉じる。これにより、エンジン側から新
気導入口29を介してオイルや燃料ガス等が逆流するこ
とが防止される。
【0028】混合ミストからオイルが除去されたブロー
バイガスは、吸気負圧により、ガス取出し口13からガ
ス通路36を通してリード弁装置37を介してガス室3
8内に吸引される。この場合、リード弁装置37によ
り、吸気系側とアイドラ軸1内部との圧力バランスがく
ずれてアイドラ軸側が高い負圧になっても、吸気系側か
らの燃焼ガスがアイドラ軸1側に逆流することはない。
【0029】このような遠心力によるオイルセパレータ
構造によりオイルが分離されたブローバイガスは、従来
と同様の通路あるいは新たな連通管等を介して吸気系の
スロットル下流側に導入される。
【0030】図6は本発明の別の実施例の断面図であ
る。この例は2軸バランサに本発明を適用した例であ
り、図6は、一方のバランサ軸の構成を示す(他方のバ
ランサ軸の構成も同じである)。
【0031】このバランサ軸40は、前述の図1の実施
例と同様に、内筒2と外筒3からなる二重管構造であ
る。図6の実施例では、図1の例と異なり、外筒3に設
けたバランサウェイト41内にオイル分離通路42が形
成され、またバランサウェイトを駆動するためのギヤ6
は不要である。その他の構成および作用効果は前述の図
1の実施例と同様であり、混合ミストがガス導入口12
から導入され、遠心力によりオイルのみがオイル分離通
路42を通してクランク室内に放出される。
【0032】図7および図8はこの2軸バランサを装着
したエンジンの平面図および側面図である。2本のバラ
ンサ軸40はクランク軸17に設けたバランサスプロケ
ット24’に巻回するバランサチェーン25’によりク
ランク軸17と逆方向に回転する。このバランサ軸40
の回転により、前述の実施例と同様に遠心力によりオイ
ルが分離される。
【0033】なお、図6、図7および図8において、図
1から図5までの実施例と同じまたは対応する部材には
同じ番号を付してあり、その構成および作用効果は実質
上同じである。
【0034】また、上記実施例は2サイクル単気筒エン
ジンについて説明したが、本発明はこれに限らず、36
0度クランクの直列2気筒エンジンに対しても有効であ
り、また4サイクルエンジンに対しても適用可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、クランク軸と平行に設けたバランサ軸等を二重管構
造とすることにより、二重管に作用する遠心力を利用し
て混合ミストからオイルを分離し、ブローバイガスを取
り出すことができる。これにより、エンジン壁体内にオ
イルセパレータを形成する構成に代えて、バランサ等を
利用してコンパクトなエンジン壁体構造を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の断面図。
【図2】 図1の実施例を装着したエンジンの平面図お
よびバランサウェイトの正面図。
【図3】 図1の実施例を装着したエンジンの正面図。
【図4】 図3のエンジンの左側面図。
【図5】 図3のエンジンの右側面図。
【図6】 本発明の別の実施例の断面図。
【図7】 図6の実施例を装着したエンジンの平面図。
【図8】 図7のエンジンの側面図。
【符号の説明】
1:アイドラ軸、2:内筒、3:外筒、4:ベアリン
グ、5:クランク室壁、6:ギヤ、7:隙間、8:遮蔽
板、9:連通孔、10:円板、11:オイル分離通路、
12:ガス導入口、13:ガス取出し口、14,15:
バッフル材、16:クランク室、17:クランク軸、1
8:クランクウェブ、19:バランサウェイト、20:
ベアリング、21:フライホイル、22:補機プーリ、
23:カムスプロケット、24:アイドラスプロケッ
ト、24’:バランサスプロケット、25:アイドラチ
ェーン、25’:バランサチェーン、26:チェーンカ
バー、27:カムチェーン室、28:エンジン、29:
新気導入口、30:オリフィス、31:リード弁装置、
32:シリンダヘッド部、33:カムシャフト、34:
カムスプロケット、35:カムチェーン、36:ガス通
路、37:リード弁装置、38:ガス室、39:連通
口、40:バランサ軸、41:バランサウェイト、4
2:オイル分離通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸により回転駆動される内筒およ
    び外筒からなる二重管構造の回転軸と、この回転軸の外
    筒から半径方向外側に向けたオイル分離通路とを備え、 前記内筒の中間部を遮蔽板で塞ぐとともに、この遮蔽板
    の両側の内筒に連通孔を設け、 この連通孔および前記内筒および外筒間に設けられた隙
    間を介して、前記内筒の内部と前記外筒のオイル分離通
    路とを連通させ、 前記内筒の一端側に分離すべき混合体の導入口を有し、
    他端側に分離したガスの取り出し口を有することを特徴
    とする内燃機関のオイルセパレータ構造。
  2. 【請求項2】前記二重管は、バランサ軸またはバランサ
    軸への回転伝達用アイドラ軸であることを特徴とする請
    求項1に記載の内燃機関のオイルセパレータ構造。
  3. 【請求項3】前記二重管の混合体導入口は、クランク室
    に隣接するカムチェーン室に連通することを特徴とする
    請求項1または2に記載の内燃機関のオイルセパレータ
    構造。
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