JPH11224162A - 入力装置およびそれを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器 - Google Patents
入力装置およびそれを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器Info
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- JPH11224162A JPH11224162A JP2365898A JP2365898A JPH11224162A JP H11224162 A JPH11224162 A JP H11224162A JP 2365898 A JP2365898 A JP 2365898A JP 2365898 A JP2365898 A JP 2365898A JP H11224162 A JPH11224162 A JP H11224162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力が小さく、少ない製造工程で製造す
ることができ、複雑な制御回路を必要としない入力装置
を提供する。 【解決手段】 第1基板11と、その背面側に配置され
た第2基板13と、第1基板11の第2基板13に対向
する面に形成された第1電極と、第2基板13の第1基
板11に対向する面に形成された第2電極とを備える入
力装置10である。第1電極および第2電極の一方は、
第1端部18および第2端部20を有し、所定の面積抵
抗を有する所定幅の1本の透明電極16として形成され
る。透明電極16は、第1端部18から第2端部20ま
でを重なりなく連続して結び、かつ、入力範囲に対応す
る領域内にほぼ均一に配置される。第1電極および第2
電極の他方は、第3端部30を有して入力範囲に対応す
る領域内にほぼ均一に配置され、第3端部30と任意の
一点との間の電気抵抗がほぼ一定な定常透明電極28と
して形成される。
ることができ、複雑な制御回路を必要としない入力装置
を提供する。 【解決手段】 第1基板11と、その背面側に配置され
た第2基板13と、第1基板11の第2基板13に対向
する面に形成された第1電極と、第2基板13の第1基
板11に対向する面に形成された第2電極とを備える入
力装置10である。第1電極および第2電極の一方は、
第1端部18および第2端部20を有し、所定の面積抵
抗を有する所定幅の1本の透明電極16として形成され
る。透明電極16は、第1端部18から第2端部20ま
でを重なりなく連続して結び、かつ、入力範囲に対応す
る領域内にほぼ均一に配置される。第1電極および第2
電極の他方は、第3端部30を有して入力範囲に対応す
る領域内にほぼ均一に配置され、第3端部30と任意の
一点との間の電気抵抗がほぼ一定な定常透明電極28と
して形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力装置およびそ
れを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器に関す
る。
れを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器に関す
る。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】近年、
電子機器等においては、ユーザー・フレンドリーである
ことが重視され、GUI(グラフィック・ユーザー・イ
ンターフェース)等を用いた電子機器が増加している。
そのような電子機器の入力装置の一つとして、表示装置
に重ねて配置され、ペンなどによる押圧に反応する透明
な入力装置いわゆるタッチキーがある。
電子機器等においては、ユーザー・フレンドリーである
ことが重視され、GUI(グラフィック・ユーザー・イ
ンターフェース)等を用いた電子機器が増加している。
そのような電子機器の入力装置の一つとして、表示装置
に重ねて配置され、ペンなどによる押圧に反応する透明
な入力装置いわゆるタッチキーがある。
【0003】このような入力装置の一つとして一般的な
ものが、対向する2枚の基板の対向面に、それぞれ面状
透明電極を備え、さらに、一方の基板においては面状透
明電極の横方向の2辺に沿って銀電極を備え、他方の基
板においては面状透明電極の縦方向の2辺に沿って銀電
極を備えて形成されたA/Dタイプの入力装置である。
ものが、対向する2枚の基板の対向面に、それぞれ面状
透明電極を備え、さらに、一方の基板においては面状透
明電極の横方向の2辺に沿って銀電極を備え、他方の基
板においては面状透明電極の縦方向の2辺に沿って銀電
極を備えて形成されたA/Dタイプの入力装置である。
【0004】この入力装置は、一方の銀電極対間と、他
方の銀電極対間とに交互に所定電圧が印加されるように
制御される。そして、ペン等の押圧により電圧印加側の
面状透明電極に接触した電圧非印加側の面状透明電極を
介して、電圧印加側の面状透明電極の点接触位置の電圧
を測定し、電圧印加側の面状透明電極状の位置により異
なる電圧降下に基づいて位置を特定するものである。
方の銀電極対間とに交互に所定電圧が印加されるように
制御される。そして、ペン等の押圧により電圧印加側の
面状透明電極に接触した電圧非印加側の面状透明電極を
介して、電圧印加側の面状透明電極の点接触位置の電圧
を測定し、電圧印加側の面状透明電極状の位置により異
なる電圧降下に基づいて位置を特定するものである。
【0005】ところが、このような入力装置の動作時に
おいては、ペン等により押圧されているか否かに拘わら
ず、常時、いずれかの面状透明電極に電流が流れている
ことになり、消費電力が大きくなってしまう。
おいては、ペン等により押圧されているか否かに拘わら
ず、常時、いずれかの面状透明電極に電流が流れている
ことになり、消費電力が大きくなってしまう。
【0006】しかも、その電流は、面状透明電極全体に
流すことになるため、大きな電流となる。
流すことになるため、大きな電流となる。
【0007】さらに、各透明面状電極の一対の対向辺に
沿って銀電極を形成する必要があるため、各基板の製造
工程も複雑となってしまう。
沿って銀電極を形成する必要があるため、各基板の製造
工程も複雑となってしまう。
【0008】また、対向する一対の面状透明電極に交互
に電圧を印加するために、複雑な制御回路も必要であ
る。
に電圧を印加するために、複雑な制御回路も必要であ
る。
【0009】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、消費電力が小さく、
少ない製造工程で製造することができ、複雑な制御回路
を必要としない入力装置およびそれを用いた入力機能付
表示装置ならびに電子機器を提供することにある。
されたものであって、その目的は、消費電力が小さく、
少ない製造工程で製造することができ、複雑な制御回路
を必要としない入力装置およびそれを用いた入力機能付
表示装置ならびに電子機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る入力装置は、一対の対向する基板を有し、前記基板
の一方の基板の内面には第1電極が形成され、前記基板
の他方の基板の内面には第2電極が形成され、前記一方
の基板を押圧することにより生じる、前記第1電極と第
2電極との接触によって、入力位置が認識される入力装
置であって、前記第1電極および第2電極の少なくとも
一方は、前記基板上に設けられた端子部から終端部まで
を屈折、蛇行、矩形、曲部のうち少なくとも1つの形状
の部分を含んで結ぶ連続的な導体からなる経路を備えて
形成されていることを特徴とする。
係る入力装置は、一対の対向する基板を有し、前記基板
の一方の基板の内面には第1電極が形成され、前記基板
の他方の基板の内面には第2電極が形成され、前記一方
の基板を押圧することにより生じる、前記第1電極と第
2電極との接触によって、入力位置が認識される入力装
置であって、前記第1電極および第2電極の少なくとも
一方は、前記基板上に設けられた端子部から終端部まで
を屈折、蛇行、矩形、曲部のうち少なくとも1つの形状
の部分を含んで結ぶ連続的な導体からなる経路を備えて
形成されていることを特徴とする。
【0011】上記において、連続的な導体からなる経路
とは、電気的に導通可能な経路を意味する。
とは、電気的に導通可能な経路を意味する。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、入力装置
の基板上に形成された第1電極および第2電極の少なく
とも一方が、その端子部から終端部までを屈折、蛇行、
矩形、曲部のうち少なくとも一つの形状で結ぶ連続的な
導体からなる経路を備えている。これによって、入力が
行われている点の位置を特定することができる。
の基板上に形成された第1電極および第2電極の少なく
とも一方が、その端子部から終端部までを屈折、蛇行、
矩形、曲部のうち少なくとも一つの形状で結ぶ連続的な
導体からなる経路を備えている。これによって、入力が
行われている点の位置を特定することができる。
【0013】請求項2に記載の発明に係る入力装置は、
請求項1において、前記終端部は、前記端子部からの前
記経路による以外に電気的に接続されないことを特徴と
する。
請求項1において、前記終端部は、前記端子部からの前
記経路による以外に電気的に接続されないことを特徴と
する。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、この経路
上の位置によって、端子部からの電気抵抗が決まる。逆
に、端子部または終端部とそれらの間の任意の中間点と
の間の電気抵抗が明らかになれば、その中間点の前記経
路の長さに沿った位置が一義的に決まることになる。し
かも第1電極および第2電極線は、基板上に固定されて
いる。したがって、入力時の押圧点に対応する位置まで
の電気抵抗を測定することによって、押圧された点の前
記経路の長さ方向における位置を特定することができ
る。それによって、入力時の押圧が行われている点の位
置を特定することができる入力装置となる。
上の位置によって、端子部からの電気抵抗が決まる。逆
に、端子部または終端部とそれらの間の任意の中間点と
の間の電気抵抗が明らかになれば、その中間点の前記経
路の長さに沿った位置が一義的に決まることになる。し
かも第1電極および第2電極線は、基板上に固定されて
いる。したがって、入力時の押圧点に対応する位置まで
の電気抵抗を測定することによって、押圧された点の前
記経路の長さ方向における位置を特定することができ
る。それによって、入力時の押圧が行われている点の位
置を特定することができる入力装置となる。
【0015】このように、本発明の入力装置は、ペン等
により押圧されている場合のみに流れる電流を利用して
位置検出を行うものであり、しかも、その電流は、長い
経路を流れるため比較的小さい。したがって、消費電力
の小さい入力装置となる。
により押圧されている場合のみに流れる電流を利用して
位置検出を行うものであり、しかも、その電流は、長い
経路を流れるため比較的小さい。したがって、消費電力
の小さい入力装置となる。
【0016】また、本発明の入力装置は、第1電極およ
び第2電極が、周縁部に銀電極を形成したりする必要な
しで、それぞれ単一材料の電極によって形成できるた
め、各基板の製造工程を比較的単純なものとできる。
び第2電極が、周縁部に銀電極を形成したりする必要な
しで、それぞれ単一材料の電極によって形成できるた
め、各基板の製造工程を比較的単純なものとできる。
【0017】さらに、本発明の入力装置は、抵抗値を測
定することに基づいて位置検出ができるため、複雑な制
御回路を必要としない。
定することに基づいて位置検出ができるため、複雑な制
御回路を必要としない。
【0018】請求項3に記載の発明に係る入力装置は、
請求項1または請求項2において、前記経路の中間点と
の間の電気抵抗が、少なくとも所定範囲において、所定
の方向に沿って増加することを特徴とする。
請求項1または請求項2において、前記経路の中間点と
の間の電気抵抗が、少なくとも所定範囲において、所定
の方向に沿って増加することを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、所定範囲
において、端子部または終端部と中間点との間の電気抵
抗が、所定の方向に沿って増加する。したがって、その
所定範囲においては、隣接する電極間に大きな電気抵抗
が存在することがない。そのため、所定範囲において
は、押圧が電極の隣接する2つの部分にまたがって接触
しても大きな位置検出誤差を生じることがない。
において、端子部または終端部と中間点との間の電気抵
抗が、所定の方向に沿って増加する。したがって、その
所定範囲においては、隣接する電極間に大きな電気抵抗
が存在することがない。そのため、所定範囲において
は、押圧が電極の隣接する2つの部分にまたがって接触
しても大きな位置検出誤差を生じることがない。
【0020】請求項4に記載の発明に係る入力装置は、
請求項3において、前記経路は線状形状を有することを
特徴とする。
請求項3において、前記経路は線状形状を有することを
特徴とする。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、電極を比
較的容易に形成することができる。
較的容易に形成することができる。
【0022】請求項5に記載の発明に係る入力装置は、
請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、前記第1
電極および前記第2電極が平面視で重なる前記経路を有
して形成されることを特徴とする。
請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、前記第1
電極および前記第2電極が平面視で重なる前記経路を有
して形成されることを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、第1電極
および第2電極が平面視で重なる経路を有して形成され
ているため、ペン入力等の押圧時に端子部間で測定され
る抵抗の経路が2倍となり、抵抗値が大きくなるため、
抵抗値に基づく位置検出の精度を向上させることができ
る。また、抵抗値が大きいため、流れる電流が小さくな
り、低消費電力化できる。
および第2電極が平面視で重なる経路を有して形成され
ているため、ペン入力等の押圧時に端子部間で測定され
る抵抗の経路が2倍となり、抵抗値が大きくなるため、
抵抗値に基づく位置検出の精度を向上させることができ
る。また、抵抗値が大きいため、流れる電流が小さくな
り、低消費電力化できる。
【0024】請求項6に記載の発明に係る入力装置は、
請求項5において、少なくとも所定の領域において前記
第1電極および前記第2電極が面対称な形状を有して形
成されていることを特徴とする。
請求項5において、少なくとも所定の領域において前記
第1電極および前記第2電極が面対称な形状を有して形
成されていることを特徴とする。
【0025】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明について前述した作用効果に加えて、同一
マスクを反転させて用いることによって、両基板の配線
パターンを形成できるため、製造が容易となる。
に記載の発明について前述した作用効果に加えて、同一
マスクを反転させて用いることによって、両基板の配線
パターンを形成できるため、製造が容易となる。
【0026】請求項7に記載の発明に係る入力装置は、
請求項5において、前記第1電極および前記第2電極
が、少なくとも所定の領域において前記第1電極または
第2電極の一方が他方より幅広形状に形成されているこ
とを特徴とする。
請求項5において、前記第1電極および前記第2電極
が、少なくとも所定の領域において前記第1電極または
第2電極の一方が他方より幅広形状に形成されているこ
とを特徴とする。
【0027】請求項7に記載の発明によれば、幅が狭い
電極を有する側の基板に対してペン入力等によって加え
た押圧力によって、第1電極と第2電極とを確実に接触
させることができ、位置認識を確実に行うことができ
る。
電極を有する側の基板に対してペン入力等によって加え
た押圧力によって、第1電極と第2電極とを確実に接触
させることができ、位置認識を確実に行うことができ
る。
【0028】請求項8に記載の発明に係る入力機能付表
示装置は、請求項1ないし請求項7に記載のいずれかの
入力装置と、前記入力装置の背面または前面に配置され
た表示装置とを有することを特徴とする。
示装置は、請求項1ないし請求項7に記載のいずれかの
入力装置と、前記入力装置の背面または前面に配置され
た表示装置とを有することを特徴とする。
【0029】請求項8に記載の発明によれば、前記各請
求項に記載した発明について前述した作用効果を有する
入力機能付表示装置が得られるとともに、そのような入
力装置を表示装置の表示に対応させて利用可能な入力機
能付表示装置が得られる。
求項に記載した発明について前述した作用効果を有する
入力機能付表示装置が得られるとともに、そのような入
力装置を表示装置の表示に対応させて利用可能な入力機
能付表示装置が得られる。
【0030】請求項9に記載の発明に係る電子機器は、
請求項8に記載の入力機能付表示装置を有することを特
徴とする。
請求項8に記載の入力機能付表示装置を有することを特
徴とする。
【0031】請求項9に記載の発明によれば、前記各請
求項に記載の発明について前述した作用効果を有する電
子機器が得られる。
求項に記載の発明について前述した作用効果を有する電
子機器が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0033】〔第1実施形態〕図1は、本実施形態の入
力装置10を示す模式的な分解斜視図である。この図に
示すように、入力装置10は、入力装置10の表面側に
位置する第1基板11と、第1基板11に対向して配置
された第2基板13とが、それらの周縁に配置される絶
縁性シール材15によって、所定間隔だけ離された状態
で接合されて形成される。なお、第1基板11および第
2基板13には、少なくとも第1基板11がペン入力等
の押圧によって適切に変形できる可撓性を備えているの
であれば、ガラス、プラスチック、プラスチックフィル
ム等のさまざまな材料が使用できる。
力装置10を示す模式的な分解斜視図である。この図に
示すように、入力装置10は、入力装置10の表面側に
位置する第1基板11と、第1基板11に対向して配置
された第2基板13とが、それらの周縁に配置される絶
縁性シール材15によって、所定間隔だけ離された状態
で接合されて形成される。なお、第1基板11および第
2基板13には、少なくとも第1基板11がペン入力等
の押圧によって適切に変形できる可撓性を備えているの
であれば、ガラス、プラスチック、プラスチックフィル
ム等のさまざまな材料が使用できる。
【0034】また、第1基板11には、図1に破線で囲
まれた領域として示すように、第1電極としての定常透
明電極28が第2基板13に対向する面に形成されてい
る。定常透明電極28は、図示しない電気回路と接続す
るために第1基板11の周縁部に形成された第3端部3
0を備え、ペン等の押圧による入力範囲に対応する領域
全域に広がる面状の面状透明電極として形成されてい
る。定常透明電極28は、面状に広がっているため、第
3端部30と定常透明電極の任意の一点との間の電気抵
抗はほぼ一定となっている。しかも、定常透明電極28
は、面状であるため、その形成にはエッチング等の必要
がなく、少ない工程数で製造することができる。
まれた領域として示すように、第1電極としての定常透
明電極28が第2基板13に対向する面に形成されてい
る。定常透明電極28は、図示しない電気回路と接続す
るために第1基板11の周縁部に形成された第3端部3
0を備え、ペン等の押圧による入力範囲に対応する領域
全域に広がる面状の面状透明電極として形成されてい
る。定常透明電極28は、面状に広がっているため、第
3端部30と定常透明電極の任意の一点との間の電気抵
抗はほぼ一定となっている。しかも、定常透明電極28
は、面状であるため、その形成にはエッチング等の必要
がなく、少ない工程数で製造することができる。
【0035】第2基板13には、第2電極としての透明
電極16が、第1基板11に対向する面に形成されてい
る。透明電極16は、端子部である第1端部18、およ
び、終端部である第2端部20を有し、連続的な導体か
らなる経路を備えて、所定の面積抵抗を有する所定幅の
1本の透明電極として形成されている。また、透明電極
16は、第1端部18から第2端部20までを重なりな
く連続して結ぶ蛇行形状を有しており、ペン等による入
力範囲に対応する領域内にほぼ均一に配置されている。
さらに、透明電極16は、ペン等の押圧によって第1基
板11の所定範囲を所定の押圧力以上で押圧することに
よって、第1基板11の定常透明電極28が必ず接触す
る密度で形成されている。また、透明電極16の線幅お
よび隣接部分間のギャップは必要となる入力位置の分解
能に対応して形成されている。透明電極16の第1端部
18は、第2基板13の周縁部に配置され、図示しない
電気回路と接続するために用いられる。
電極16が、第1基板11に対向する面に形成されてい
る。透明電極16は、端子部である第1端部18、およ
び、終端部である第2端部20を有し、連続的な導体か
らなる経路を備えて、所定の面積抵抗を有する所定幅の
1本の透明電極として形成されている。また、透明電極
16は、第1端部18から第2端部20までを重なりな
く連続して結ぶ蛇行形状を有しており、ペン等による入
力範囲に対応する領域内にほぼ均一に配置されている。
さらに、透明電極16は、ペン等の押圧によって第1基
板11の所定範囲を所定の押圧力以上で押圧することに
よって、第1基板11の定常透明電極28が必ず接触す
る密度で形成されている。また、透明電極16の線幅お
よび隣接部分間のギャップは必要となる入力位置の分解
能に対応して形成されている。透明電極16の第1端部
18は、第2基板13の周縁部に配置され、図示しない
電気回路と接続するために用いられる。
【0036】図2は、本実施形態の入力装置10に、電
気回路として抵抗計36が接続された状態を示す回路図
である。すなわち、抵抗Rで示した透明電極16の第1
端部18と、小さな抵抗rおよび矢印で示した定常透明
電極28の第3端部30との間に、抵抗計36が接続さ
れており、ペン等の入力時の押圧により透明電極16と
定常透明電極28とが接触した際の電気抵抗を測定する
構成である。
気回路として抵抗計36が接続された状態を示す回路図
である。すなわち、抵抗Rで示した透明電極16の第1
端部18と、小さな抵抗rおよび矢印で示した定常透明
電極28の第3端部30との間に、抵抗計36が接続さ
れており、ペン等の入力時の押圧により透明電極16と
定常透明電極28とが接触した際の電気抵抗を測定する
構成である。
【0037】上述のように形成した本実施形態の入力装
置10は、透明電極16の長さに沿った位置によって、
第1端部18または第2端部20からの電気抵抗が定ま
る。逆に、この透明電極16は一本の連続した線状に形
成されているため、第1端部18または第2端部20
と、透明電極16上の任意の中間点との間の電気抵抗が
測定されれば、その中間点の透明電極16の長さに沿っ
た位置が一義的に決まる。そして、透明電極16は、重
なりのない一本の連続した電極として第2基板13上に
固定されているため、透明電極16の長さに沿った位置
が決まれば、第2基板13上における位置がほぼ決定で
きる。
置10は、透明電極16の長さに沿った位置によって、
第1端部18または第2端部20からの電気抵抗が定ま
る。逆に、この透明電極16は一本の連続した線状に形
成されているため、第1端部18または第2端部20
と、透明電極16上の任意の中間点との間の電気抵抗が
測定されれば、その中間点の透明電極16の長さに沿っ
た位置が一義的に決まる。そして、透明電極16は、重
なりのない一本の連続した電極として第2基板13上に
固定されているため、透明電極16の長さに沿った位置
が決まれば、第2基板13上における位置がほぼ決定で
きる。
【0038】したがって、入力時の押圧によって、透明
電極16が定常透明電極28に接触した際に、透明電極
16の第1端部18または第2端部20と定常透明電極
28の第3端部30との間の電気抵抗を測定することに
よって、押圧された点の透明電極16の長さに沿った位
置を特定することができ、それによって、入力時の押圧
が行われている点の位置を特定することができる。
電極16が定常透明電極28に接触した際に、透明電極
16の第1端部18または第2端部20と定常透明電極
28の第3端部30との間の電気抵抗を測定することに
よって、押圧された点の透明電極16の長さに沿った位
置を特定することができ、それによって、入力時の押圧
が行われている点の位置を特定することができる。
【0039】また、透明電極16は、その任意の一点と
第1端部18または第2端部20との間の電気抵抗が、
少なくとも所定の範囲内において、所定の方向に沿って
増加するように形成されている。例えば、図1において
は矢印Aで示した方向に沿って、透明電極16の任意の
一点と第1端部18との間の抵抗が増加する。したがっ
て、隣接する透明電極16の部分同士の間に大きな電気
抵抗が存在することがない。そのため、そのような所定
範囲においては、たとえ押圧によって定常透明電極28
が透明電極16の隣接する2つの部分にまたがって接触
した場合でも大きな位置検出誤差を生じることがない。
第1端部18または第2端部20との間の電気抵抗が、
少なくとも所定の範囲内において、所定の方向に沿って
増加するように形成されている。例えば、図1において
は矢印Aで示した方向に沿って、透明電極16の任意の
一点と第1端部18との間の抵抗が増加する。したがっ
て、隣接する透明電極16の部分同士の間に大きな電気
抵抗が存在することがない。そのため、そのような所定
範囲においては、たとえ押圧によって定常透明電極28
が透明電極16の隣接する2つの部分にまたがって接触
した場合でも大きな位置検出誤差を生じることがない。
【0040】なお、上記の抵抗測定は、透明電極16の
第1端部18または第2端部20と、定常透明電極28
の第3端部30との間に定電圧源を接続した際に測定さ
れる電流値、あるいは、透明電極16の第1端部18ま
たは第2端部20と、定常透明電極28の第3端部30
との間に定電流源を接続した際に測定される電圧値に基
づいて行うこともできる。
第1端部18または第2端部20と、定常透明電極28
の第3端部30との間に定電圧源を接続した際に測定さ
れる電流値、あるいは、透明電極16の第1端部18ま
たは第2端部20と、定常透明電極28の第3端部30
との間に定電流源を接続した際に測定される電圧値に基
づいて行うこともできる。
【0041】このように、本実施形態の入力装置10
は、ペン等により押圧されている場合のみに流れる電流
により発生する透明電極16内の電圧降下に基づいて位
置検出を行うものであり、しかも、その電流は、長い透
明電極16を流れるため比較的小さい。したがって、消
費電力の小さい入力装置10となる。
は、ペン等により押圧されている場合のみに流れる電流
により発生する透明電極16内の電圧降下に基づいて位
置検出を行うものであり、しかも、その電流は、長い透
明電極16を流れるため比較的小さい。したがって、消
費電力の小さい入力装置10となる。
【0042】また、入力装置10は、第1基板11およ
び第2基板13に形成される、第1電極および第2電極
が、周縁部に銀電極を形成したりする必要なしで、それ
ぞれ単一材料の電極によって形成できるため、各基板の
製造工程を比較的単純なものとできる。
び第2基板13に形成される、第1電極および第2電極
が、周縁部に銀電極を形成したりする必要なしで、それ
ぞれ単一材料の電極によって形成できるため、各基板の
製造工程を比較的単純なものとできる。
【0043】さらに、入力装置10は、所定の端部間の
抵抗値を測定することに基づいて位置検出ができるた
め、複雑な制御回路を必要としない。
抵抗値を測定することに基づいて位置検出ができるた
め、複雑な制御回路を必要としない。
【0044】図3は、本実施形態の入力装置10を、表
示装置である液晶パネル74の前面側に重ね合わせて入
力装置付液晶表示パネルすなわち入力機能付表示装置7
0を形成した状態を示す模式的な断面図である。入力装
置10と液晶パネル74は、液晶パネル74の表示面全
域にわたって配置された粘着材84によって互いに接合
されている。液晶パネル74は、2枚の基板76と、そ
れぞれの基板76上に形成された電極78が対向する状
態でシール材82によって貼り合わせ、液晶80を封入
し、それぞれの基板76の外面側に偏光板(図示せず)
を貼付して形成したものである。
示装置である液晶パネル74の前面側に重ね合わせて入
力装置付液晶表示パネルすなわち入力機能付表示装置7
0を形成した状態を示す模式的な断面図である。入力装
置10と液晶パネル74は、液晶パネル74の表示面全
域にわたって配置された粘着材84によって互いに接合
されている。液晶パネル74は、2枚の基板76と、そ
れぞれの基板76上に形成された電極78が対向する状
態でシール材82によって貼り合わせ、液晶80を封入
し、それぞれの基板76の外面側に偏光板(図示せず)
を貼付して形成したものである。
【0045】なお、上記においては、液晶パネル74の
前面に入力装置10を配置して入力機能付液晶表示装置
70を形成する例を示したが、液晶パネル74の各基板
が可撓性を有する基板で形成され、液晶パネル74に対
するペン等の押圧が入力装置10に伝わり、入力装置1
0の第1および第2電極を接触させて、押圧された位置
の検出が可能であれば、入力装置10を液晶パネル74
の背面に配置しても良い。その場合、第1および第2電
極は、透明電極でなくともよい。
前面に入力装置10を配置して入力機能付液晶表示装置
70を形成する例を示したが、液晶パネル74の各基板
が可撓性を有する基板で形成され、液晶パネル74に対
するペン等の押圧が入力装置10に伝わり、入力装置1
0の第1および第2電極を接触させて、押圧された位置
の検出が可能であれば、入力装置10を液晶パネル74
の背面に配置しても良い。その場合、第1および第2電
極は、透明電極でなくともよい。
【0046】また、入力装置10と組み合わせて入力機
能付表示装置を形成する表示装置は、液晶パネルに限ら
ず、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイパネ
ル、FED(Field Emission Display)パネル等であって
もよい。
能付表示装置を形成する表示装置は、液晶パネルに限ら
ず、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイパネ
ル、FED(Field Emission Display)パネル等であって
もよい。
【0047】図4は、本実施形態の入力機能付表示装置
70を、上部筐体94と下部筐体95とを有する電子機
器である電子手帳90に組み込んだ状態を分解斜視図と
して示している。なお、図4においては、入力機能付表
示装置70以外の部品をかなり省略して描いてある。電
子手帳90は、回路基板92上等に、表示情報出力源、
表示情報処理回路、クロック発生回路などの様々な回路
や、それらの回路に電力を供給する電源回路等を含んで
構成される。
70を、上部筐体94と下部筐体95とを有する電子機
器である電子手帳90に組み込んだ状態を分解斜視図と
して示している。なお、図4においては、入力機能付表
示装置70以外の部品をかなり省略して描いてある。電
子手帳90は、回路基板92上等に、表示情報出力源、
表示情報処理回路、クロック発生回路などの様々な回路
や、それらの回路に電力を供給する電源回路等を含んで
構成される。
【0048】なお、本実施形態の入力機能付表示装置7
0が組み込まれる電子機器としては、電子手帳に限ら
ず、ノート型パソコン、PDA(パーソナル・デジタル
・アシスタント、携帯電話機、時計、ページャ、電卓、
POS端末、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様
々な電子機器が考えられる。
0が組み込まれる電子機器としては、電子手帳に限ら
ず、ノート型パソコン、PDA(パーソナル・デジタル
・アシスタント、携帯電話機、時計、ページャ、電卓、
POS端末、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様
々な電子機器が考えられる。
【0049】上記においては、入力装置10の定常透明
電極28が前面側に配置された第1基板11に第1電極
として形成され、透明電極16が第2基板13に第2電
極として形成された例を示したが、逆に、透明電極16
が第1電極として第1基板11に形成され、定常透明電
極28が第2電極として第2基板13に形成されてもよ
い。
電極28が前面側に配置された第1基板11に第1電極
として形成され、透明電極16が第2基板13に第2電
極として形成された例を示したが、逆に、透明電極16
が第1電極として第1基板11に形成され、定常透明電
極28が第2電極として第2基板13に形成されてもよ
い。
【0050】また、上記においては、定常透明電極28
が面状に形成された例を示したが、第3端部30からの
電気抵抗が全域にわたってほぼ一定となるのであればメ
ッシュ状等に形成してもよい。
が面状に形成された例を示したが、第3端部30からの
電気抵抗が全域にわたってほぼ一定となるのであればメ
ッシュ状等に形成してもよい。
【0051】さらに、上記においては、透明電極16
が、蛇行形状である例を示したが、例えば渦巻き形状に
形成されていてもよい。
が、蛇行形状である例を示したが、例えば渦巻き形状に
形成されていてもよい。
【0052】また、上記においては、透明電極16が、
蛇行形状で所定の面積抵抗の電極として所定幅に形成さ
れ第1端部18から第2端部20までを重なりなく結ぶ
例を示したが、端子部である第1端部18から終端部で
ある第2端部20までを屈折、蛇行、矩形、曲部のうち
少なくとも1つの形状の部分を含んで結ぶ連続的な導体
からなる経路を備えて形成されていれば、端子部または
終端部からの前記経路上の長さと抵抗との関係が一定の
関係となるため、それに基づいてペン入力等による押圧
位置を認識することが可能となる。
蛇行形状で所定の面積抵抗の電極として所定幅に形成さ
れ第1端部18から第2端部20までを重なりなく結ぶ
例を示したが、端子部である第1端部18から終端部で
ある第2端部20までを屈折、蛇行、矩形、曲部のうち
少なくとも1つの形状の部分を含んで結ぶ連続的な導体
からなる経路を備えて形成されていれば、端子部または
終端部からの前記経路上の長さと抵抗との関係が一定の
関係となるため、それに基づいてペン入力等による押圧
位置を認識することが可能となる。
【0053】そして、透明電極16は、端子部18から
終端部20までを屈折、蛇行、矩形、曲部のうち少なく
とも1つの形状の部分を含んで結ぶ連続的な導体からな
る経路を備えて形成されていてもよい。例えば、透明電
極16は、図5に平面図として示すように、円形形状の
電極24が、互いの接触または所定の連結材よって電気
的に接続されて、蛇行形状の部分を備えて結ぶ連続的な
導体からなる経路をもって形成されていてもよい。
終端部20までを屈折、蛇行、矩形、曲部のうち少なく
とも1つの形状の部分を含んで結ぶ連続的な導体からな
る経路を備えて形成されていてもよい。例えば、透明電
極16は、図5に平面図として示すように、円形形状の
電極24が、互いの接触または所定の連結材よって電気
的に接続されて、蛇行形状の部分を備えて結ぶ連続的な
導体からなる経路をもって形成されていてもよい。
【0054】〔第2実施形態〕図6は、第2実施形態の
入力装置40を示す模式的な分解斜視図である。本実施
形態の入力装置40は、第1実施形態における定常透明
電極28に代えて透明電極52が用いられている点が第
1実施形態と異なる。それ以外の点については、第1実
施形態と同様であるので、その説明を省略する。また、
各図において対応する部分については第1実施形態と同
一の符号を付す。
入力装置40を示す模式的な分解斜視図である。本実施
形態の入力装置40は、第1実施形態における定常透明
電極28に代えて透明電極52が用いられている点が第
1実施形態と異なる。それ以外の点については、第1実
施形態と同様であるので、その説明を省略する。また、
各図において対応する部分については第1実施形態と同
一の符号を付す。
【0055】透明電極52は、第1基板11の第1電極
として形成されており、第2基板13に形成された透明
電極44および第1実施形態における透明電極16と同
様に、所定の面積抵抗を有する所定幅の1本の透明電極
として形成されている。また、透明電極52は、透明電
極44と対称な形状を有し、透明電極44と対向して配
置され、第5端部54および第6端部56を備えてい
る。したがって、第1基板と第2基板とが対向して配置
されて入力装置が形成された状態では、図7に示すよう
に、平面視において、透明電極44と透明電極52とが
完全に重なった状態となる。
として形成されており、第2基板13に形成された透明
電極44および第1実施形態における透明電極16と同
様に、所定の面積抵抗を有する所定幅の1本の透明電極
として形成されている。また、透明電極52は、透明電
極44と対称な形状を有し、透明電極44と対向して配
置され、第5端部54および第6端部56を備えてい
る。したがって、第1基板と第2基板とが対向して配置
されて入力装置が形成された状態では、図7に示すよう
に、平面視において、透明電極44と透明電極52とが
完全に重なった状態となる。
【0056】図8は、本実施形態の入力装置40の端子
部である第1端部46と他の端子部である第5端部54
との間に、抵抗計36を接続した状態を示す模式的な回
路図である。この図において、両矢印はペン等による押
圧によって、透明電極44と透明電極52とが、例えば
その位置において接触していることを示している。
部である第1端部46と他の端子部である第5端部54
との間に、抵抗計36を接続した状態を示す模式的な回
路図である。この図において、両矢印はペン等による押
圧によって、透明電極44と透明電極52とが、例えば
その位置において接触していることを示している。
【0057】このように、本実施形態の入力装置40に
おいては、ペン等の押圧によって透明電極44と透明電
極52とが接触した状態において、透明電極44の接触
位置と端子部である第1端部46との間の電気抵抗、お
よび、透明電極52の接触位置と端子部である第5端部
との間の電気抵抗を加えた値が、第1端部46と第2端
部54との間の電気抵抗として計測される。この場合
も、第1実施形態と同様に、計測された電気抵抗値か
ら、透明電極44および透明電極52が第1端部46お
よび第5端部54からどれだけ離れた長さ位置で互いに
接触しているかが一義的に定まる。また、透明電極44
および透明電極52は、第1基板11および第2基板1
3にそれぞれ固定されているため、それによって、押圧
された位置の第1基板11上および第2基板13上にお
ける位置を認識することができる。
おいては、ペン等の押圧によって透明電極44と透明電
極52とが接触した状態において、透明電極44の接触
位置と端子部である第1端部46との間の電気抵抗、お
よび、透明電極52の接触位置と端子部である第5端部
との間の電気抵抗を加えた値が、第1端部46と第2端
部54との間の電気抵抗として計測される。この場合
も、第1実施形態と同様に、計測された電気抵抗値か
ら、透明電極44および透明電極52が第1端部46お
よび第5端部54からどれだけ離れた長さ位置で互いに
接触しているかが一義的に定まる。また、透明電極44
および透明電極52は、第1基板11および第2基板1
3にそれぞれ固定されているため、それによって、押圧
された位置の第1基板11上および第2基板13上にお
ける位置を認識することができる。
【0058】なお、上記においては、透明電極44と透
明電極52の幅が等しい例を示したが、図9に平面図と
して示したように、第2基板に形成された透明電極52
の幅を第1電極に形成された透明電極44の幅より広く
してもよい。これによって、幅が狭い透明電極44を有
する側の第1基板11に対してペン入力等によって加え
た押圧力によって、第1電極である透明電極44と第2
電極である透明電極52とを確実に接触させることがで
き、位置認識を確実に行うことができる。
明電極52の幅が等しい例を示したが、図9に平面図と
して示したように、第2基板に形成された透明電極52
の幅を第1電極に形成された透明電極44の幅より広く
してもよい。これによって、幅が狭い透明電極44を有
する側の第1基板11に対してペン入力等によって加え
た押圧力によって、第1電極である透明電極44と第2
電極である透明電極52とを確実に接触させることがで
き、位置認識を確実に行うことができる。
【0059】〔その他の実施形態〕なお、本発明は前述
した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲内で各種の
変形実施が可能である。
した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲内で各種の
変形実施が可能である。
【0060】例えば、上記各実施形態においては、透明
電極は、敷設された全範囲において、所定方向に沿った
透明電極上の任意の点と、いずれかの端部との間の電気
抵抗が増加する例を示したが、例えば入力領域が2つの
離れた領域に分かれる場合などにおいては、その各領域
において、所定方向に沿った透明電極上の任意の点とい
ずれかの端部との間の電気抵抗が増加するように形成さ
れていればよい。
電極は、敷設された全範囲において、所定方向に沿った
透明電極上の任意の点と、いずれかの端部との間の電気
抵抗が増加する例を示したが、例えば入力領域が2つの
離れた領域に分かれる場合などにおいては、その各領域
において、所定方向に沿った透明電極上の任意の点とい
ずれかの端部との間の電気抵抗が増加するように形成さ
れていればよい。
【0061】また、上記各実施例では、第1および第2
電極が同一の種類の導体で形成された例を示したが、第
1および第2の電極が互いに異なる導体で形成されてい
てもよい。さらに、第1または第2の電極が2つ以上の
異なる導体が接続されて形成されていても良い。
電極が同一の種類の導体で形成された例を示したが、第
1および第2の電極が互いに異なる導体で形成されてい
てもよい。さらに、第1または第2の電極が2つ以上の
異なる導体が接続されて形成されていても良い。
【0062】そして、上記各実施例においては、入力装
置の第2基板とその背面に配置された液晶パネルの入力
装置側の基板とが、別々の基板として形成された例を示
したが、これらの基板を単一の兼用基板とし、入力装置
側の面には第2電極を形成し、液晶パネル側の面には液
晶パネル用の電極を形成するようにしてもよい。その場
合、液晶パネルの入力装置側の偏光板は、その兼用基板
あるいは第1基板に偏光性をもたせることによってもよ
いし、入力装置の前面側に配置することによってもよ
い。
置の第2基板とその背面に配置された液晶パネルの入力
装置側の基板とが、別々の基板として形成された例を示
したが、これらの基板を単一の兼用基板とし、入力装置
側の面には第2電極を形成し、液晶パネル側の面には液
晶パネル用の電極を形成するようにしてもよい。その場
合、液晶パネルの入力装置側の偏光板は、その兼用基板
あるいは第1基板に偏光性をもたせることによってもよ
いし、入力装置の前面側に配置することによってもよ
い。
【図1】第1実施形態の入力装置を模式的に示す分解斜
視図である。
視図である。
【図2】第1実施形態の入力装置に抵抗計が接続された
状態を示す回路図である。
状態を示す回路図である。
【図3】第1実施形態の入力装置の背面に液晶パネルを
配置して形成した入力機能付表示装置を示す模式的な断
面図である。
配置して形成した入力機能付表示装置を示す模式的な断
面図である。
【図4】第1実施形態の入力機能付表示装置を用いた電
子手帳を示す分解斜視図である。
子手帳を示す分解斜視図である。
【図5】透明電極の変形例を示す部分平面図である。
【図6】第2実施形態の入力装置を模式的に示す分解斜
視図である。
視図である。
【図7】第2実施形態の入力装置を模式的に示す部分平
面図である。
面図である。
【図8】第2実施形態の入力装置に抵抗計が接続された
状態を示す回路図である。
状態を示す回路図である。
【図9】第2実施形態の入力装置の変形例を模式的に示
す部分平面図である。
す部分平面図である。
10,40 入力装置 11 第1基板 13 第2基板 16,44,52 透明電極 18,46 第1端部(端子部) 20,48 第2端部(終端部) 28 定常透明電極 30 第3端部 54 第5端部(端子部) 56 第6端部(終端部) 70 入力機能付表示装置 74 液晶パネル
Claims (9)
- 【請求項1】 一対の対向する基板を有し、 前記基板の一方の基板の内面には第1電極が形成され、 前記基板の他方の基板の内面には第2電極が形成され、 前記一方の基板を押圧することにより生じる、前記第1
電極と第2電極との接触によって、入力位置が認識され
る入力装置であって、 前記第1電極および第2電極の少なくとも一方は、前記
基板上に設けられた端子部から終端部までを屈折、蛇
行、矩形、曲部のうち少なくとも1つの形状の部分を含
んで結ぶ連続的な導体からなる経路を備えて形成されて
いることを特徴とする入力装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記終端部は、前記端子部からの前記経路による以外に
電気的に接続されないことを特徴とする入力装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記経路の中間点との間の電気抵抗が、少なくとも所定
範囲において、所定の方向に沿って増加することを特徴
とする入力装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記経路は線状形状を有することを特徴とする入力装
置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかにお
いて、 前記第1電極および前記第2電極が平面視で重なる前記
経路を有して形成されることを特徴とする入力装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 少なくとも所定の領域において前記第1電極および前記
第2電極が面対称な形状を有して形成されていることを
特徴とする入力装置。 - 【請求項7】 請求項5において、 前記第1電極および前記第2電極が、少なくとも所定の
領域において前記第1電極または第2電極の一方が他方
より幅広形状に形成されていることを特徴とする入力装
置。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7に記載のいずれ
かの入力装置と、 前記入力装置の背面または前面に配置された表示装置と
を有することを特徴とする入力機能付表示装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の入力機能付表示装置を
有することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2365898A JPH11224162A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 入力装置およびそれを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2365898A JPH11224162A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 入力装置およびそれを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11224162A true JPH11224162A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12116620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2365898A Pending JPH11224162A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 入力装置およびそれを用いた入力機能付表示装置ならびに電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11224162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010262623A (ja) * | 2009-05-04 | 2010-11-18 | Au Optronics Corp | パターン化抵抗タッチパネル |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP2365898A patent/JPH11224162A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010262623A (ja) * | 2009-05-04 | 2010-11-18 | Au Optronics Corp | パターン化抵抗タッチパネル |
US8432373B2 (en) | 2009-05-04 | 2013-04-30 | Au Optronics Corporation | Patterned resistive touch panel |
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