JPH11223808A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11223808A
JPH11223808A JP33149398A JP33149398A JPH11223808A JP H11223808 A JPH11223808 A JP H11223808A JP 33149398 A JP33149398 A JP 33149398A JP 33149398 A JP33149398 A JP 33149398A JP H11223808 A JPH11223808 A JP H11223808A
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JP
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liquid crystal
display device
crystal display
light
voltage
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JP33149398A
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English (en)
Inventor
Tokuo Koma
徳夫 小間
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECB型液晶表示装置において、好適なカラ
ー表示を行う。 【解決手段】 R、G、B信号に基づいて一対の基板間
に封入された液晶層を駆動し、R光成分、G光成分、B
光成分の各液晶層透過率を制御することでカラー表示を
行うECB型液晶表示装置において、R光成分、G光成
分、B光成分の各液晶層透過率が最適値、例えばそれぞ
れ最大透過率が得られるようにR光用液晶駆動信号、G
光用液晶駆動信号及びB光用液晶駆動信号の電圧レベル
をそれぞれ設定する。これにより、液晶層への入射光に
対し波長依存性を有する場合にも、その依存性を緩和し
て、色再現性に優れたカラー表示を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、垂直配
向された液晶の傾斜方角を電界によって制御する電圧制
御複屈折方式を採用したカラー液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の基板間に液晶を封入し、この液晶
に電圧を印加して所望の表示を行う液晶表示装置は、小
型、薄型であるという利点があり、また低消費電力化が
容易であるため、現在、パーソナルコンピュータ等の各
種OA機器、プロジェクタ等のAV機器、或いは携帯
用、車載用情報機器などのディスプレイ等として実用化
が進んでいる。
【0003】このような液晶表示装置のうち、負の誘電
異方性を有した液晶を用い、垂直配向膜を用いて液晶分
子の初期配向を垂直方向に制御するDAP(deformatio
n ofvertically aligned phase)型の液晶表示装置が提
案されている。DAP型は、電圧制御複屈折(ECB:
electrically controlled birefringence)方式の一種
であり、液晶分子の長軸と短軸との屈折率の差、つまり
複屈折現象を利用して、液晶層へ入射した光の透過率を
制御するものである。DAP型液晶表示装置では、一対
の基板の外側にそれぞれその偏光方向が直交するように
偏光板が配置され、液晶層への電圧印加時には、液晶層
に一方の偏光板を通過して入射した直線偏光がその複屈
折により楕円偏光、円偏光となり、一部が他方の偏光板
から射出される。液晶層への印加電圧、即ち液晶層中に
おける電界強度に従って、液晶層の複屈折量、つまり入
射直線偏光の常光成分と異常光成分との位相差(リタデ
ーション量)が決定するため、液晶層への印加電圧を各
画素毎に制御することで、画素毎に第2の偏光板からの
射出光量を制御でき、RGBのカラーフィルタや、RG
Bの光源光を採用することで所望のカラーイメージ表示
が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記DAP方式は、液
晶表示パネルの構造に改良を施すことで、液晶を垂直配
向させるためのラビング工程を省略することも可能とな
るため、各液晶画素を駆動するスイッチング素子及びそ
の素子を駆動するためのドライバとして薄膜トランジス
タ(TFT:thin film transistor)を用いた液晶表示
装置に、上記DAP方式を採用することが考えられてい
る。
【0005】しかし、液晶表示装置として低温多結晶シ
リコンTFTの特性とDAP方式の特性を最大限発揮さ
せ、またその特性をより向上させるために必要な構成な
どについては、依然最適化されておらず、開発段階であ
る。
【0006】例えば、DAP方式は、視野角を広くする
ことが可能であり入射光の透過率も本来的に高いという
特徴を有するが、透過光量が、液晶層の複屈折量Δn・
d/λで決定することから(Δn:液晶層の屈折率変
化、d:液晶層の厚さ、λ:入射光の波長)、入射光の
波長に対する依存性を有している。Δn・dの値を大き
くすれば波長依存性は弱まるため、例えば液晶層の厚さ
dを調整して波長依存性を低減することも考えられる
が、視差などの観点で悪影響を及ぼすため液晶層の厚さ
dによる調整も限界がある。一方で、低消費電力などの
観点から、液晶材料として、低電圧の応答特性等の高い
材料の開発も進められており、従来の液晶材料よりもΔ
nの小さい材料が用いられる場合もある。また、反射型
の液晶表示装置とする場合には、特性上、Δn・dを小
さくすることが必要なこともある。従って、液晶表示装
置の入射光に対する波長依存性は無視できず、カラー表
示の場合には、特に色再現性などの点で表示品質に悪影
響を与える可能性がある。
【0007】上記課題を解決するために、この発明で
は、液晶表示装置の入射光に対する波長依存性を緩和し
てより高品質な表示、特にカラー表示を行うことの可能
な装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、液晶駆動用の電極を備えた一対の基板間
に液晶が封入されてなり、R、G、B信号に基づいて液
晶を駆動し、R光成分、G光成分、B光成分の各透過率
を制御することでカラー表示を行う液晶表示装置におい
て、R、B、G毎に液晶に印加する駆動電圧をそれぞれ
設定することを特徴とするものである。
【0009】また、液晶駆動用の電極を備えた一対の基
板間に液晶が封入されてなり、R、G、B信号に基づい
て液晶を駆動し、R光成分、G光成分、B光成分の各透
過率を制御することでカラー表示を行う電圧制御複屈折
型の液晶表示装置であって、R、G、B毎に液晶に印加
する駆動電圧をそれぞれ設定することを特徴とするもの
である。
【0010】また、上記駆動電圧の範囲の上限はR、
G、B毎に設定することが好ましい。
【0011】このように、R、G、Bのそれぞれについ
て個別に液晶の駆動電圧を調整することで、RGBを合
成してホワイトを表示するカラー表示において、入射光
に対する波長依存性を緩和し、用いる液晶材料や液晶層
の厚さなどによらず、適正な色再現性を実現することが
容易となる。
【0012】また、上記液晶表示装置において、この発
明は、前記R光成分、G光成分、B光成分の各透過率特
性に応じて、前記R光用液晶駆動信号、G光用液晶駆動
信号、B光用液晶駆動信号に対し、それぞれ個別のガン
マ補正を施すことを特徴とするものである。このよう
に、RGBそれぞれについてその特性に応じたガンマ補
正を施せば、中間階調などについてもその色再現性の向
上を図り、より表示品質の高い液晶カラー表示が可能と
なる。
【0013】さらに、本発明では、上記液晶表示装置
は、前記一対の基板の内の第1基板上の液晶駆動用の電
極が、マトリクス状に設けられた複数の画素電極であ
り、能動層に低温で形成された多結晶シリコン層を利用
した多結晶シリコン薄膜トランジスタが、対応する前記
画素電極に接続されるように形成されていることを特徴
とするものである。このように、多結晶シリコン薄膜ト
ランジスタを各液晶画素のスイッチング素子として用い
ることで、高精細の画像をより低電圧で駆動することが
可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の好
適な実施の形態(以下実施形態という)について説明す
る。本実施形態の液晶表示装置は、電界により液晶の配
向を制御することで複屈折を利用して透過光量を制御す
るECB、例えばその内のDAP型の液晶表示装置を駆
動する場合に、RGBそれぞれの光成分の透過率特性に
基づいて、R用液晶駆動信号、G用液晶駆動信号、B用
液晶駆動信号調整して、RGBそれぞれの液晶駆動電圧
レベル(オン表示レベル)を制御している。
【0015】[液晶表示パネルの構成]まず、最初に、
駆動対象であるDAP型の液晶表示パネルの構成例につ
いて図1及び図2を用いて説明する。図1は液晶表示パ
ネルの平面構成の一例、図2は図1のA−A線に沿った
概略断面の一例を示している。この実施形態に係る液晶
表示装置は、低温多結晶シリコンTFTが形成され、画
素電極26がTFTの上層に配置されたTFT基板(第
1基板)10を有し、さらに、間に液晶層40を挟んで
TFT基板10と対向配置され、かつ配向制御窓34を
備えた共通電極32の形成された対向基板(第2基板)
30を備え、各基板10及び30の外側にはそれぞれ互
いにその透過偏光方向が直交するよう配置された偏光板
44、46が設けられている。
【0016】ガラスなどからなるTFT基板10上に
は、この例では、Cr、Ta、Mo等の金属をパターニ
ングして得られたゲート電極12及びゲート電極12と
一体のゲート電極配線12Lを備え、これらゲート電極
12、ゲート電極配線12Lを覆うように、例えばSi
Nx及びSiO2の積層構造又はいずれか一方よりなる
ゲート絶縁膜14が形成されている。ゲート絶縁膜14
上には、TFTの能動層として機能する多結晶シリコン
薄膜20が形成されている。この多結晶シリコン薄膜2
0は、非晶質シリコン薄膜にレーザアニール及びランプ
アニールの組み合わせ又はいずれか一方のアニール処理
などを用いた低温アニール処理を施すことによって多結
晶化し、その後、島状にパターニングして得たものであ
る。
【0017】多結晶シリコン薄膜20上には、SiO2
等からなる注入ストッパ23が形成されている。この注
入ストッパ23は、ゲート電極12をマスクとしてTF
T基板10の裏面(図2の下側)から露光することで、
自己整合的にゲート電極12とほぼ同一形状にパターニ
ングして形成されている。そして、この注入ストッパ2
3を利用して多結晶シリコン薄膜20にリン、砒素等の
不純物を低濃度に注入することにより、多結晶シリコン
薄膜20の注入ストッパ23の直下領域の両側には、自
己整合的にこれらの不純物を低濃度に含む低濃度ソース
領域20LS及び低濃度ドレイン領域20LDがそれぞ
れ形成されている。また、注入ストッパ23の直下領域
は、注入ストッパ23がマスクとなって不純物が注入さ
れないため、実質的に不純物を含有しない真性領域とな
り、この真性領域がTFTのチャネル領域20CHとし
て機能する。低濃度ソース領域20LS、低濃度ドレイ
ン領域20LDの外側には、同じ不純物をさらに高濃度
に注入することによりソース領域20S、ドレイン領域
20Dが形成されている。
【0018】各領域(20CH、20LS、20LD、
20S、20D)が形成された多結晶シリコン薄膜20
及び注入ストッパ23上にはこれらを覆うようにSiN
x等からなる層間絶縁膜22が形成されている。この層
間絶縁膜22上には、Al、Mo等からなるソース電極
16、ドレイン電極18及びドレイン電極18と一体の
ドレイン電極配線18Lが形成されている。また、ソー
ス電極16及びドレイン電極18は、層間絶縁膜22に
設けられたコンタクトホールにおいて上記多結晶シリコ
ン薄膜20に形成されたソース領域20S、ドレイン領
域20Dに接続されている。
【0019】本実施形態における低温多結晶シリコンT
FTは、上記ゲート電極12、ゲート絶縁膜14、多結
晶シリコン薄膜20(20CH、20LS、20LD、
20S、20D)、ソース電極16、ドレイン電極18
を備え、低温プロセスで形成された多結晶シリコン薄膜
20を能動層として有し、またゲート電極12が素子下
側に位置する逆スタガ型のTFTによって構成されてい
る。但し、TFT形状は逆スタガ型に限定されることは
なく、ゲート電極が多結晶シリコン薄膜よりも上層に配
置されるスタガ型の構成であってもよい。
【0020】このような構成のTFT及び層間絶縁膜2
2を覆うようにTFT基板10のほぼ全面には、さらに
平坦化のための平坦化層間絶縁膜24が1μm程度或い
はそれ以上の厚さに形成されている。平坦化層間絶縁膜
24は、例えばSOG(SpinOn Grass)、BPSG(Bo
ro-phospho-Silicate Glass)、アクリル樹脂等が用い
られている。平坦化層間絶縁膜24上には、表示装置が
透過型の場合にはITO(Indium Tin Oxide)等の透明
導電膜を用いた液晶駆動用の画素電極26がTFT形成
領域上を覆うように形成され、この画素電極26は、平
坦化層間絶縁膜24に設けられたコンタクトホールを介
してソース電極16に接続されている。なお、表示装置
が反射型の場合にはこの画素電極26としてAl等の導
電性反射材料が用いられる。
【0021】また、画素電極26を覆うようにTFT基
板10のほぼ全面には、ラビング工程なしで液晶分子を
垂直方向に配向させるための配向膜として、例えばポリ
イミド等を用いた垂直配向膜28が形成されている。
【0022】以上のような各素子が形成されたTFT基
板10と液晶層40を挟んで対向配置される対向基板
(第2基板)30は、TFT基板10と同様にガラス等
から構成されており、TFT基板10との対向側表面に
は、画素電極26と対応するようにRGBのカラーフィ
ルタ38が所定の配列で形成されている。そして、カラ
ーフィルタ38の上にはアクリル樹脂などの保護膜36
を介し、対向する画素電極26とで液晶を駆動するため
のITOなどからなる共通電極32が形成されている。
なお、例えば、後述する図8に示すように、プロジェク
タのライトバルブとして液晶表示パネルを用いる場合、
このパネルをRGB用として3枚設けるシステムでは、
多くの場合、入射光がRGBにそれぞれ分離されている
のでカラーフィルタ38は不要である。
【0023】また、共通電極32には、例えばX字状の
電極不在部が各画素電極26と対向する領域に配向制御
窓34として形成されている(詳しくは、後述)。ま
た、共通電極32及びこの配向制御窓34上に、これら
を覆うようにTFT基板10側と同様の垂直配向膜28
が形成されている。
【0024】液晶層40は、例えば3μm〜5μm程度
に設定された基板間の間隙に封入され、液晶材料として
は、液晶分子42の長軸方向の誘電率よりも短軸方向の
誘電率が大きい、いわゆる負の誘電率異方性を有する液
晶材料が用いられている。本実施形態において液晶層4
0に用いられている液晶材料は、側鎖にフッ素を有する
下記化学式(1)〜(6)で示される構造を備えた液晶
分子を所望の割合で混合して作製したものであり、少な
くとも、これら化学式(1)〜(6)の内1種類の液晶
分子を含むように混合されている。
【0025】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】 現在、負の誘電異方性を有する液晶材料としては、移動
度の低い非晶質シリコンを能動層に利用したTFT液晶
表示装置用として、側鎖にシアノ(CN−)基を有する
液晶分子が主に用いられている。しかし、シアノ基を側
鎖に備える液晶分子は、低電圧駆動では残留直流電圧の
影響が大きくなるため、十分高い電圧で駆動する必要が
あり、電圧保持率が低く、また液晶の焼き付きの可能性
がある。しかし、本実施形態ではTFTとして低温プロ
セスによって作製され、低電圧駆動可能な多結晶シリコ
ンTFTを用いている。従って、現在用いられているシ
アノ基を側鎖に備えた液晶材料を用いたのでは、低電圧
駆動ができるという多結晶シリコンTFTの特性を活か
すことができないこととなる。そこで、液晶材料として
上述のように側鎖にフッ素を有する液晶分子を配合する
ことにより、液晶層40は低電圧での駆動が可能とな
り、さらに、多結晶シリコンTFTによる低電圧駆動で
も十分高い電圧保持率を備え、焼き付きが防止されてい
る。また、液晶表示装置を低電圧で駆動することができ
るため、非晶質シリコンTFTを用いた液晶表示装置と
比較してより低消費電力の装置とすることを可能として
いる。
【0026】また、本実施形態では、図1及び図2に示
すように共通電極32に電極不在部としての配向制御窓
34を設けることにより、液晶分子を配向制御窓34を
基準として所定の方角に傾け、液晶分子の応答性の向上
を図ると共に、画素内で配向方向を分割することによっ
て液晶表示の視角依存性を緩和し、広い視野角の表示装
置を実現している。
【0027】即ち、液晶層40への電圧印加時(白表
示、つまり液晶オン状態)において、図1に示す画素電
極26の各辺のエッジ部分には、図2に点線で示すよう
に共通電極32との間にそれぞれ異なる方角に斜めの電
界が発生し、画素電極26の辺のエッジ部分において、
液晶分子は垂直配向状態から斜め電界と反対の方向に傾
く。液晶分子42は連続体性を有しているため、画素電
極26のエッジ部分で斜め電界で液晶分子の傾き方角が
決定すると(傾き角度は電界強度によって決定)、画素
電極26の中央付近の液晶分子の傾く方角は、該画素電
極26の各辺における液晶分子の傾き方角に追従して変
化し、画素駆動時において、最終的に1つの画素領域内
には、液晶分子の傾き方角の異なる複数の領域が発生す
ることとなる。
【0028】一方、配向制御窓34には常に液晶動作閾
値未満の電圧しか印加されないため、図2に示すように
配向制御窓34に位置する液晶分子は、垂直配向したま
まとなる。このため、配向制御窓34が、常に上記液晶
分子の傾き方角の異なる領域の境界となる。例えば、図
1に示すように配向制御窓34をX字状とすれば、それ
ぞれ傾き方角の異なる領域A、B、C、Dの境界は、こ
のX字状の配向制御窓34上に固定されることとなる。
従って、一つの画素領域内で配向分割が行われると共
に、複数の異なる方角に傾く領域の境界を配向制御窓3
4の上に固定でき、優先視角方向を複数設けることがで
き(本実施形態の場合、上下左右の4つ)、広視野角の
液晶表示装置とすることが可能となる。
【0029】また、上述のように画素電極26が層間絶
縁膜22及び24を介してTFT及びその電極配線(ゲ
ート電極配線、ドレイン電極配線)等の形成領域上を覆
うように形成することで、TFT及び電極配線による電
界が液晶層40に漏れ、液晶分子の配向に悪影響を与え
ることが防止されている。さらに、平坦化層間絶縁膜2
4により画素電極26の表面の平坦性を向上させること
が可能であるため、画素電極26の表面の凹凸による液
晶分子の配向の乱れも防止することが可能となってい
る。また、TFTや電極配線による電界の漏洩や画素電
極26表面の凹凸などを低減することが可能な構成であ
るため、画素電極26のエッジ部と配向制御窓34の電
界作用により液晶分子の配向を制御することで、垂直配
向膜28に対するラビング工程は不要となっている。
【0030】また、画素電極26がTFT及び各電極配
線を覆うように形成することで、TFTや電極配線との
余分なアライメントマージンが不要となり、開口率をよ
り高くすることを可能としている。
【0031】[駆動回路]次に、上述のような構成のノ
ーマリブラックモードのDAP型カラー液晶表示パネル
の駆動回路及びその駆動方法について説明する。
【0032】図3は、本実施形態のカラー液晶表示装置
の全体構成を示しており、装置は、液晶表示パネル50
とその駆動回路60を備えて構成されている。
【0033】液晶表示パネル50は、図1及び図2に示
すようにTFT基板と対向基板との間に液晶層を挟持
し、TFT基板側に表示部TFTとして自己整合によっ
てチャネル、ソース、ドレインを作製可能な低温多結晶
シリコンTFTが形成された表示部52を有する。また
パネル50のTFT基板上の表示部52の周囲には、各
表示部TFTを水平方向に選択するHドライバ54と、
該表示部TFTを垂直方向に選択するVドライバ56が
形成されている。これらH、Vドライバ54、56は、
表示部52の多結晶シリコンTFTとほぼ同一の工程で
形成したCMOS構造の多結晶シリコンTFTが用いら
れている。なお、本実施形態では、上述したようなパネ
ル構造の特徴によって、多結晶シリコンTFTが密集し
たドライバ54、56の各TFTに悪影響を与えるラビ
ング工程を省略可能としているため、液晶表示装置とし
ての歩留まり向上が図られている。
【0034】液晶表示パネル50の駆動回路60は、ビ
デオクロマ処理回路62、タイミングコントローラ64
などが集積されて構成されている。ビデオクロマ処理回
路62は、入力されるコンポジットビデオ信号からRG
Bの映像信号を作成する。タイミングコントローラ64
は、入力されるビデオ信号に基づいてVCO66の発生
する基準発振信号から各種タイミング制御信号を形成
し、これを上記ビデオクロマ処理回路62や、RGBド
ライバ処理回路70、レベルシフタ68などに供給す
る。RGBドライバ処理回路70は、ビデオクロマ処理
回路62から供給されるRGB毎の映像信号に基づい
て、TFTLCDの特性に応じたRGB毎の交流液晶駆
動信号を作成し、これを液晶表示パネル50に出力す
る。
【0035】この発明では、RGB毎に設定されたオン
表示レベルになるように各液晶駆動信号を制御するが、
オン表示レベルの設定及び液晶駆動信号のレベル制御
は、例えば、後述するような構成のRGBドライバ処理
回路70において行うことが可能となっている。
【0036】図4は、上記図1及び図2に示すごときD
AP型液晶表示パネルにおけるRGB各色ごとの印加電
圧[V]と透過率[T]との関係を表している。
【0037】既に説明したように、ECB型の液晶表示
装置における透過率は、Δn・d/λで示される複屈折
量に大きく依存し、入射光の透過率は波長依存性を有し
ている。また、低温多結晶シリコンTFTによる低電圧
駆動を容易とするために、上記化学式(1)〜(6)に
示すような液晶材料を用いた場合、その液晶材料のΔn
は、例えば0.07程度に、反射型の表示装置とする場
合には、0.07以下に設定されることもある。更に、
反射型の液晶表示装置の場合、低電圧駆動を可能とする
ためには、Δn・dを0.30以下に設定することが望
まれる。従って、R(Rλ≒630nm)、G(Gλ≒
550nm)、B(Bλ≒460nm)の印加電圧−透
過率特性は、互いに大きく異なることとなる。また、図
4に示すように、最大透過率が得られる印加電圧もR、
G、Bでそれぞれ異なる。図4の例では、最大透過率で
ある透過率475×10-3程度を得るための印加電圧
は、Gで7V程度、Bで5V程度必要となり、Rについ
ては8V印加してもこの透過率475×10-3に到達し
ない。
【0038】本実施形態では、このような波長依存性を
有するECB型の液晶表示装置において、RGB各色成
分の透過量を概ね等しくするために、各色についての設
定最大透過率に対する液晶駆動電圧レベル、つまり、該
当液晶画素をオン状態とするために設定する電圧レベル
を、例えば図4のような特性の場合に、R用は7.8V
付近、G用は7V付近、B用は4.9V付近とする。こ
れにより、RGB光の合成によりホワイトを表示するカ
ラー表示の場合に、ホワイトを忠実に表示することが可
能となる。
【0039】また、駆動電圧レベルの調整にあたり、R
GBで印加電圧−透過率特性が異なっているので、例え
ば、ドライバ処理回路70において、R用、G用及びB
用液晶駆動信号に対してそれぞれその特性に応じたガン
マ補正を施すことによって、中間階調などについてもよ
り高い色再現性を実現する。
【0040】図5は、上記RGB液晶駆動信号毎にその
オン表示電圧レベルの調整を行うRGBドライバ処理回
路70のうち、Rについての構成例の一部を示してい
る。但し、他のG、B用についても構成は同一である。
また、図6は、図5のリミットレベル発生回路84の一
例を示している。また、図7は、図5のRGBドライバ
処理回路70における信号波形を表している。
【0041】ビデオクロマ処理回路62から出力される
Rの映像信号は、図5の差動出力アンプ73に供給さ
れ、ここでバイアス回路72の電圧に基づいたDC電位
に設定されることでブライト調整される。差動出力アン
プ73からは第1バッファ74、第2バッファ75に非
反転、反転出力信号がそれぞれ供給され、第1バッファ
74は図7(a)に点線で示すような非反転出力信号
a’を出力し、第2バッファ75は図7(b)に点線で
示すような反転出力信号b’を出力する。これらの非反
転出力信号a’及び反転出力信号b’は、その出力レベ
ルの上限及び下限が第1及び第2リミット回路78、8
0で1周期毎に制限され、マルチプレクサ82に供給さ
れる(図7(a)、(b)の実線参照)。
【0042】マルチプレクサ82は、反転制御信号に基
づいて所定の周期T(例えば1フレーム期間、1ライン
期間など)毎に、第1及び第2リミット回路でそれぞれ
レベルが制御された非反転出力信号(a)と反転出力信
号(b)とを交互に選択し、これがバッファを介して図
7(c)に示すようなR表示用液晶駆動用の交流駆動信
号(c)として液晶表示パネル50のR表示用画素に供
給される。
【0043】第1リミット回路78は、第1バッファ7
4とマルチプレクサ82との信号経路中に設けられたト
ランジスタQ1と、第2バッファ75とマルチプレクサ
82との信号経路中に設けられたトランジスタQ2とか
らなる。トランジスタQ1及びQ2のベースには、図7
(d)に示すようなリミットレベル発生回路84からの
第1レベル制御信号(d)が供給されて、この第1レベ
ル制御信号(d)に応じてトランジスタQ1及びQ2が
動作する。
【0044】また、第2リミット回路80は、第1バッ
ファ74とマルチプレクサ82との信号経路中に設けら
れたトランジスタQ3と、第2バッファ75とマルチプ
レクサ82との信号経路中に設けられたトランジスタQ
4とからなる。トランジスタQ3及びQ4のベースに
は、図7(e)に示すようなリミットレベル発生回路8
4からの第2レベル制御信号(e)が供給され、この第
2レベル制御信号(e)に応じて、トランジスタQ3及
びQ4が動作する。
【0045】そして、第1リミット回路78のトランジ
スタQ2と第2リミット回路80のトランジスタQ3が
動作することで、それらのリミット電圧レベルに応じ
て、図4に示すような印加電圧−透過率特性の場合に、
非反転出力信号a及び反転出力信号bのレベルが制限さ
れ、液晶層に実際に印加される電圧(絶対値)の上限レ
ベルが所望の電圧レベルVRonとなるように制御され
る。
【0046】また第1リミット回路78のトランジスタ
Q1と第2リミット回路80のトランジスタQ4とが動
作することで非反転出力信号a及び反転出力信号bのレ
ベルが制限され、液晶層に印加される電圧(絶対値)の
レベルが0Vより大きい所定レベルとなるように制御す
る。これにより、初期配向傾斜角度が0度の液晶層を高
速にオンさせることが可能となる。なお、第1及び第2
リミット回路78、80のトランジスタQ1、Q4は本
実施形態においては必ずしも必要ではないが、これらを
設けて非反転、反転出力信号の上下レベルが所定範囲内
となるように制御することで、黒レベル(オフ表示レベ
ル)を制御すると共にマルチプレクサ82に過大な電圧
が印加されることを防止すると共に、交流駆動信号
(c)の上下レベルの対称性を高めている。
【0047】次に、図6を参照してリミットレベル発生
回路84の構成について説明する。このリミットレベル
発生回路84は、端子100に供給される1周期(T)
毎にレベルが変化する反転制御信号に応じて、そのレベ
ルが切り替わる第2レベル制御信号(e)をトランジス
タQ10のエミッタ側から出力し、また、同様に第1レ
ベル制御信号(d)をトランジスタQ11のエミッタ側
から出力する。
【0048】まず、端子100に印加される反転制御信
号の反転信号の電圧が基準電源86の電圧Vref’より
高いHレベルの場合、トランジスタQ19がオンする。
この際、端子200に印加される反転制御信号がLレベ
ルであるので基準電源90−2(Vref2)が選択され
る。したがって、第1カレントミラー回路CC1によ
り、定電流源92の流す定電流I2とほぼ等しい電流I
が抵抗R1に流れ、トランジスタQ10のベース電位は
「Vref2+R1・I2」となり、トランジスタQ10のエ
ミッタ側から対応する第2レベル制御信号(e)が出力
される。また、この際、トランジスタQ14がオフして
いるので、第2カレントミラー回路CC2には電流が流
れず、トランジスタQ11のベース電位は基準電源90
−2と同じ「Vref2」となり、対応する第1レベル制御
信号(d)がトランジスタQ11のエミッタ側から出力
される。
【0049】反対に、端子100に印加される反転制御
信号の反転信号の電圧が基準電源86の電圧Vref’よ
り低いLレベルの場合、差動対を構成するPNPトラン
ジスタQ13及びQ14のうちのトランジスタQ14が
オンする。そして、第2カレントミラー回路CC2によ
り電流源88から供給される電流I1とほぼ等しい電流
1が抵抗R2に流れる。この際、端子200に印加さ
れる反転制御信号がHレベルであるので基準電源90−
1(Vref1)が選択され、抵抗R2に接続される。よっ
て、この抵抗R2に接続されたトランジスタQ11のベ
ース電位は、抵抗R2における電圧降下により「Vref1
−R2・I1」となり(図7(d))、トランジスタQ1
1のエミッタから対応する第1レベル制御信号(d)が
出力される。また、この際、差動対をなすNPNトラン
ジスタQ19及びQ20の内のトランジスタQ19がオ
フしているため、第1カレントミラー回路CC1には電
流が流れておらず、この第1カレントミラー回路CC1
の出力側トランジスタと抵抗R1との間に接続されたト
ランジスタQ10のベース電位は、抵抗R1の他端に接
続されている基準電源90−1と同じ「Vref1」とな
る。よって、トランジスタQ10のエミッタからは図7
(e)に示すような第2レベル制御信号(e)が出力さ
れる。
【0050】ここで、第1及び第2レベル制御信号
(d)、(e)の波形は、図7(d)、(e)の二点鎖
線で波形であり、図7(d)、(e)の実線の波形は、
トランジスタQ11、Q10のベース波形であってこれ
が非反転、反転信号(a)、(b)のリミットレベルと
なる。
【0051】反転制御信号がLレベルでマルチプレクサ
82において非反転出力信号(a)が選択されていると
き(図7の期間T1)、第2リミット回路80のトラン
ジスタQ3のリミットレベルは、「Vref2+R1・I2
であり、従って、非反転出力信号aの上限レベル(期間
T1におけるオン表示レベル)は「Vref2+R1・I2
を超えないように制御されることとなる。一方、第1リ
ミット回路78のトランジスタQ1のリミットレベル
は、「Vref2」であり、非反転出力信号aの下限レベル
(期間T1におけるオフ表示レベル)は「Vref2」より
低くならないように制御される。また、この際、第2リ
ミット回路80のトランジスタQ4によってマルチプレ
クサ82で選択されていない反転出力信号bに対して、
そのレベルが「Vref2」に固定されるため、マルチプ
レクサ82の切替端子間に過大な電圧が発生することが
防止される。
【0052】次に、反転制御信号がHレベルでマルチプ
レクサ82において反転出力信号(b)が選択されてい
るとき(図7の期間T2)、第1リミット回路78のト
ランジスタQ2のリミットレベルは「Vref1−R2
1」であり、反転出力信号の下限レベル(期間T2に
おけるオン表示レベル)が「Vref1−R2・I1」より低
くならないように制御される。また、第2リミット回路
80のトランジスタQ4のリミットレベルは「Vref1」
であり、反転出力信号bの上限レベル(期間T2のオフ
表示レベル)がこの「Vref1」に相当する電圧を超えな
いように制御される。なお、この際、第2リミット回路
80のトランジスタQ4によって、マルチプレクサ82
で選択されていない非反転出力信号aのレベルが「Vre
f1」に固定されるため、この場合にも、マルチプレクサ
82の切替端子間に過大な電圧が発生することが防止さ
れる。
【0053】以上のような動作により、LCDパネル5
0へバッファを介してマルチプレクサ82から供給され
る信号は、図7(c)に示すように、各期間T1、T2
において、Vref2+R1・I2以下となるか、Vref1−R
2・I1以上になるように制御される。なお、Vref2+R
1・I2、Vref1−R2・I1は、それぞれ各期間T1、T
2におけるオン表示レベルに相当する。
【0054】本実施形態では、以上のような処理をRG
Bの映像信号それぞれについて実行するが、RGB毎
に、例えば、図6に示すリミットレベル発生回路84の
抵抗R1及びR2の抵抗値及び基準電源90−1、90
−2の電圧Vref1(=Vcen-ΔV)、Vref2(=Vcen
+ΔV)を所望の値に設定することで、各オン表示レベ
ルVRon、VGon、VBonを所望値とすることができる。
例えば、図4に示すような特性の場合には、VRonが
7.8V、VGonが7V、VBon4.9Vとなるように、
各色ごとに上記抵抗R1、R2及び基準電源90−1、
90−2を調整すればよい。また、温度変化によって液
晶の光学特性変化電圧Vthに変動が生ずるが、その場
合Vthの変化に対しては、RGBそれぞれについて上
記基準電源90−1、90−2の電圧Vref1、Vref2を
変更するなどしてVon、Voff(オフ表示電圧)を追従
させれば、液晶表示装置の環境温度によらず、常に適切
なカラー表示を行うことが可能となる。
【0055】なお、上記VRon、VGon及びVBonの3つ
の設定電圧の最大差ΔVが例えば20%以内程度の比較
的小さい範囲に収まるようにこれらのオン表示電圧を設
定することができれば、駆動回路における負担を最小限
としながらRGBごとに駆動電圧を調整することが容易
となる。例えば、1枚の液晶表示パネルでRGBを表示
する際、多くの場合、その駆動回路は、同一の電源を用
いてRGB液晶駆動信号を作成する。従って、上記ΔV
が20%程度であれば、別電源を用いる等の必要がなく
なることがある。
【0056】[プロジェクタへの適用]本実施形態で
は、上述のような構成の液晶表示パネル50を反射型と
してプロジェクタのライトバルブに適用することが考え
られる。図8はこの場合の構成例を示している。なお、
この場合において、液晶表示パネル50には、図2に示
す偏光板44、46は不要となる。
【0057】光源160から射出された光は、偏光分離
フィルタ162に入射され、ここで、所定方向の偏光が
分離され、分離された光が第1の偏光板164に入射さ
れる。この第1の偏光板164を所定の直線偏光のみが
通過し、反射型液晶表示パネル50に入射する。
【0058】プロジェクタでは、液晶表示パネル50
は、RGBそれぞれ別に設けられ、並列配置されること
が多い。また、この場合、パネル50に入射される光
は、光源光から分離された対応するR、G、Bのいずれ
かとなっている。そこで、このような場合に、本実施形
態では、各液晶表示パネル50毎に担当するRGBに応
じてその液晶駆動信号のオン表示電圧レベルVRon、VG
on、VBonを設定する。また、必要に応じて、ガンマ補
正もそれぞれの特性に合わせて行う。なお、RGB毎に
独立した液晶表示パネル50を用いる場合には、RGB
の特性を考慮し、各パネル50のΔn・dを調整するこ
ともでき、より確実に液晶層の電圧−透過率特性の波長
依存性をキャンセルすることが可能となる。
【0059】反射型の液晶表示パネル50には、図5の
ような回路によって調整された液晶駆動信号が供給され
る。そして、該液晶駆動信号に基づいて液晶画素毎に液
晶層の複屈折を制御し、第1の偏光板164を通過した
直線偏光をその反射画素電極において反射することで射
出する。液晶表示パネル50から射出され第2の偏光板
166を通過したRGBそれぞれの光は、図示しない合
成光学系で合成されてカラーイメージとなり、プロジェ
クタレンズ168によりこのカラーイメージがスクリー
ン170に拡大投射される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、R
GBそれぞれについての液晶駆動信号をその透過率特性
に応じて調整することで、波長依存性の強い液晶表示装
置においても、色再現性よくカラー表示を行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る液晶表示パネルの平面構成
の一例を示す概念図である。
【図2】 図1の液晶表示パネルのA−A線に沿った概
略断面を示す図である。
【図3】 本実施形態の液晶表示装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図4】 本実施形態の液晶表示パネルにおける印加電
圧と透過率の波長依存性を示す図である。
【図5】 図3のRGBドライバ処理回路70の概略構
成を示す図である。
【図6】 図5のリミットレベル発生回路84の構成を
示す図である。
【図7】 図5の回路における信号波形を示す図であ
る。
【図8】 プロジェクタの一構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 TFT基板(第1基板)、12 ゲート電極、1
4 ゲート絶縁膜、16 ソース電極、18 ドレイン
電極、20 多結晶シリコン薄膜、20S ソース領
域、20LS 低濃度ソース領域、20CH チャネル
領域、20D ドレイン領域、20LD 低濃度ドレイ
ン領域、22 層間絶縁膜、23 注入ストッパ、24
平坦化層間絶縁膜(SOG)、26 画素電極、28
垂直配向膜、30 対向基板(第2基板)、32 共
通電極、34 配向制御窓、36保護膜、38 カラー
フィルタ、40 液晶層、42 液晶分子、50 液晶
表示パネル、60 駆動回路、62 ビデオクロマ処理
回路、64 タイミングコントローラ、66 VCO、
70 RGBドライバ処理回路、78 第1リミット回
路、80 第2リミット回路、82 マルチプレクサ、
84 リミットレベル発生回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶駆動用の電極を備えた一対の基板間
    に液晶が封入されてなり、R、G、B信号に基づいて液
    晶を駆動し、R光成分、G光成分、B光成分の各透過率
    を制御することでカラー表示を行う液晶表示装置におい
    て、 R、G、B毎に液晶に印加する駆動電圧をそれぞれ設定
    することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 液晶駆動用の電極を備えた一対の基板間
    に液晶が封入されてなり、R、G、B信号に基づいて液
    晶を駆動し、R光成分、G光成分、B光成分の各透過率
    を制御することでカラー表示を行う電圧制御複屈折型の
    液晶表示装置であって、 R、G、B毎に液晶に印加する駆動電圧をそれぞれ設定
    することを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の液晶表示装置において、 前記駆動電圧の範囲の上限をR、G、B毎に設定するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一つに記
    載の液晶表示装置において、 さらに、前記R光成分、G光成分、B光成分の各透過率
    特性に応じて、前記R光用液晶駆動信号、G光用液晶駆
    動信号、B光用液晶駆動信号に対し、それぞれ個別のガ
    ンマ補正を施すことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一つに記
    載の液晶表示装置において、 前記一対の基板の内の第1基板上の液晶駆動用の電極
    は、マトリクス状に設けられた複数の画素電極であり、 能動層に低温で形成された多結晶シリコン層を利用した
    多結晶シリコン薄膜トランジスタが、対応する前記画素
    電極に接続されるように形成されていることを特徴とす
    る液晶表示装置。
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