JPH11223458A - 粉粒体の通気乾燥方法及び装置 - Google Patents
粉粒体の通気乾燥方法及び装置Info
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- JPH11223458A JPH11223458A JP6029298A JP6029298A JPH11223458A JP H11223458 A JPH11223458 A JP H11223458A JP 6029298 A JP6029298 A JP 6029298A JP 6029298 A JP6029298 A JP 6029298A JP H11223458 A JPH11223458 A JP H11223458A
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Abstract
置が乾燥に有効に利用されていない。バグフィルタを乾
燥に利用することによって、気流管や、流動室の無い簡
便な乾燥方法および装置を提供することである。 【構成】缶体下部に熱風吹き込み口を、缶体上部にバグ
フィルタを、缶体の一端に粉粒体投入口を、他端に粉粒
体排出口をそれぞれ設け、バグフィルタ上部にはさらに
バグフィルタ払い落とし機構および排気口を設けた粉粒
体の通気乾燥装置を用いて、バグフィルタを内蔵した缶
体内に熱風および粉粒体を供給し、熱風によって粉粒体
をバグフィルタの表面に付着捕集させて乾燥するもので
ある。
Description
料、工業材料等の生産工程において、粉粒体を乾燥処理
する場合に利用される乾燥法方及び装置に関する。
機などで乾燥されてきた。しかし、気流乾燥機は、熱風
と粉粒体の接触時間を確保するために長い乾燥管を備え
ている。そして乾燥管終端部は集塵機に接続され、乾燥
製品を回収するようになっている。従って、乾燥は乾燥
管終端部迄に終了し、熱風温度も既に所定排気温度迄下
がった状態で集塵機に送り込まれている。また従来の粉
体用流動層乾燥は、熱風と粉粒体の接触を確保するため
に多孔板上に流動層を形成させ、これら粉体が飛散しな
い様な最適風速を保って運転されるため、熱収支上必要
風量を送るのに床面積を極めて大きくしなければならな
いケースがあった。また装置構造上は、多孔板上に流動
層部、その上にフリーボード部をとり、その後にバグフ
ィルタ等の集塵機構を備えていた。
機は集塵だけの役割しか果たさずバグフィルターを用い
る場合はフィルター表面での乾燥作用が充分あるのにこ
れを活かしていない。つまり、フィルター表面での粉粒
体の推積層は通常0.3〜2mmとなり、払い落しと払
い落しの間は通気乾燥が行われ、時間的には「分」のオ
ーダーの滞留時間となる。従って、バグフィルタ表面で
の堆積期間を乾燥に使えば、前段の気流管や流動層は不
要となり、しかも熱量的にも元々乾燥に必要な風量が絶
えず通過しているので、ここで充分乾燥可能である。本
発明はこのことを利用し、バグフィルタ表面に粉粒体を
付着させて乾燥し、気流管や流動室(フリーボード含)
を省略しようとするものである。
決する手段は、バグフィルタを内蔵した缶体内に熱風お
よび粉粒体を供給し、熱風によって粉粒体をバグフィル
タの表面に付着捕集させて通気乾燥することを特徴とす
る。
体下部に熱風吹き込み口を、缶体上部にバグフィルタ
を、缶体の一端に粉粒体投入口を、他端に粉粒体排出口
をそれぞれ設け、バグフィルタ上部にはさらにバグフィ
ルタ払い落とし機構および排気口を設けた通気乾燥装置
を特徴とする。
求項2記載の用件に加えて、熱風整流機能を有する多孔
板を、熱風吹き込み口と粉粒体投入口の間から粉粒体排
出口にわたって、略水平に設けたことを特徴とする。
の形態を説明する。図1は、本発明にかかる通気乾燥装
置の第1の実施の形態を示すものである。缶体1はステ
ンレス等からなる水平断面矩形の容器であって、その下
部に熱風吹き込み口2を、上部には複数のバグフィルタ
3を備えている。バグフィルタ3は、不織布などを円筒
状あるいは偏平上に形成した通常のものでよい。バグフ
ィルタ3の上部の空間には、バグフィルタに付着した粉
粒体を払い落とす機構6と排気口7が設けられている。
払い落とし機構6は、ここでは圧縮空気による逆洗パル
スを使用しているが、揺動式の払い落とし機構であって
もよい。また缶体の一端には粉粒体の投入口4、他端に
は乾燥された粉粒体の排出口5が設けられるが、粉粒体
投入口4は熱風吹き込み口2側に、粉粒体排出口5は排
気口7側に設けられている。粉粒体排出口5の近傍に
は、バグフィルタから払い落とされた粉粒体を排出口5
に導く仕切り板8を設けることが望ましい。排気口7は
排気ファン(図示しない)に連通し、排気ファンを作動
させて、熱風吹込み口2から熱風を缶体1内に吹込む。
の実施の形態を示すものである。熱風吹き込み口2と粉
粒体投入口4の間から、粉粒体排出口5にわたって略水
平に熱風整流機能を有する多孔板9を設けた点を除い
て、図1に示す第1の実施の形態と共通である。
ァンを作動させて、熱風吹込み口2から熱風を缶体1内
に吹込みつつ、粉粒体投入口4から乾燥すべき粉粒体を
投入すると、粉粒体は熱風に同伴してバグフィルタ3の
表面に付着する。バグフィルタ3表面に付着していた粉
体は、払い落とし機構6の逆洗パルスにより剥離飛散す
るものの、すぐに熱風に同伴して再度バグフィルタ3に
補集される。粉粒体投入口4は熱風吹き込み口2側に、
粉粒体排出口5は排気口7側に設けられているため、付
着・落下を繰返しながら粉粒体は漸時粉粒体排出口5に
送られていく。その間絶えずバグフィルター表面では堆
積厚さ0.3〜2mm程度で通気乾燥されており、滞留
時間が「分」のオーダーとなり、しかも熱量的には元々
熱収支上乾燥に必要な風量が通過接触するので、粉粒体
は乾燥されて粉粒体排出口5から排出されるのである。
なお、本発明方法を実施するには、図1・図2に示す装
置に限定されるものではなく、たとえば図1に示す装置
を上下逆転させて、熱風吹き込み口2、粉粒体投入口4
を缶体上部に、バグフィルタ3、払い落とし機構6、排
気口7を缶体下部に設けた装置でもよい。
熱風では粉粒体がバグフィルタ3側に均一に同伴されな
い時は、図2に示すように熱風吹き込み口2と粉粒体投
入口4の間から粉粒体排出口5にわたって多孔板9を設
けることが望ましい。多孔板9を設けると熱風吹き込み
口2から吹込まれた熱風は偏流することなく多孔板9上
部に均一に広がるため、粉粒体投入口4から投入された
粉粒体も熱風に同伴されて、缶体1底部に堆積すること
なく、バグフィルタ3の表面に均一に付着させることが
できるのである。
20℃の熱風により水分13%W.B.のポテトスター
チ900kg/時を水分6%W.Bに乾燥した例を示
す。この場合の所要熱風量は53m3/分、バグフィル
タの面積30m2、所要動力2.2kWであった。これ
を流動層乾燥装置を用いて乾燥すると、所要熱風量は約
60m3/分、バグフィルタの面積34m2、所要動力
3.5kWとなり、装置の高さも本発明による装置と比
べて約2m高くなる。また気流乾燥装置を用いると、所
要熱風量は70m3/分、バグフィルタの面積40
m2、所要動力5.5kWとなり、しかも別途直径約2
50mm、長さ約20mの気流管が必要となる。
の表面で通気乾燥されることを利用することによって、
従来の気流乾燥機や流動層乾燥機の気流管、流動層部
(フリーボード含)等乾燥部が不要となり、設置スペー
ス、設備費、所要動力等において大幅な節減が可能とな
る。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】バグフィルタを内蔵した缶体内に熱風およ
び粉粒体を供給し、熱風によって粉粒体をバグフィルタ
の表面に付着捕集させて乾燥することを特徴とするする
粉粒体の通気乾燥方法。 - 【請求項2】缶体下部に熱風吹き込み口を、缶体上部に
バグフィルタを、缶体の一端に粉粒体投入口を、他端に
粉粒体排出口をそれぞれ設け、バグフィルタ上部にはさ
らにバグフィルタ払い落とし機構および排気口を設けた
ことを特徴とする粉粒体の通気乾燥装置。 - 【請求項3】熱風整流機能を有する多孔板を、熱風吹き
込み口と粉粒体投入口の間から粉粒体排出口にわたっ
て、略水平に設けたことを特徴とする請求項2記載の粉
粒体の通気乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06029298A JP3842892B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 粉粒体の通気乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06029298A JP3842892B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 粉粒体の通気乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11223458A true JPH11223458A (ja) | 1999-08-17 |
JP3842892B2 JP3842892B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=13137949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06029298A Expired - Fee Related JP3842892B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 粉粒体の通気乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3842892B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012161130A1 (ja) * | 2011-05-20 | 2012-11-29 | 三菱重工業株式会社 | 流動層乾燥装置 |
CN104913598A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-16 | 安徽丰穗农业开发有限公司 | 一种实用性强的藕粉烘干机 |
-
1998
- 1998-02-03 JP JP06029298A patent/JP3842892B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012161130A1 (ja) * | 2011-05-20 | 2012-11-29 | 三菱重工業株式会社 | 流動層乾燥装置 |
AU2012259943B2 (en) * | 2011-05-20 | 2015-07-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Fluidized bed drying device |
CN104913598A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-16 | 安徽丰穗农业开发有限公司 | 一种实用性强的藕粉烘干机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3842892B2 (ja) | 2006-11-08 |
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