JPH11222289A - 海上輸送用コンテナ - Google Patents

海上輸送用コンテナ

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Publication number
JPH11222289A
JPH11222289A JP10025281A JP2528198A JPH11222289A JP H11222289 A JPH11222289 A JP H11222289A JP 10025281 A JP10025281 A JP 10025281A JP 2528198 A JP2528198 A JP 2528198A JP H11222289 A JPH11222289 A JP H11222289A
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JP
Japan
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container
column
pillar
side rail
upper side
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Application number
JP10025281A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fujitani
誠 藤谷
Masao Kawamoto
正男 川本
Tetsuji Etomi
哲二 江富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ETOMI KK
OSHIMA JIKOU KK
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Original Assignee
ETOMI KK
OSHIMA JIKOU KK
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテナ船による貨物の海上輸送を迅速化し、
海上輸送の物流コストを低減するために、海上輸送用コ
ンテナに貨物を積卸しする荷役作業の時間と労力を短縮
・軽減させると共に、省資源のために、世界各地に放置
された既存コンテナの再生利用を促進させる。 【解決手段】 海上輸送用コンテナの側壁面が開口され
て、その開口部16に、前方柱1と後方柱2との中間位
置で上下両端を上部サイドレール3と下部サイドレール
4に固定した中柱17が立設されると共に、下部サイド
レール4に、前方柱1と中柱17との間と、中柱17と
後方柱2との間に夫々挟まれた立付け状態で開口部16
の下方側を閉塞する引き倒し扉となる二連の煽り板1
8,19が取り付けられ、上部サイドレール3には、開
口部16の上方側を閉塞する跳ね上げ扉25が取り付け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ船による
貨物の輸送に用いられる海上輸送用コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナは、図4に示すように、
骨組みを構築する各一対の前方柱1、後方柱2、上部サ
イドレール(上部桁)3、下部サイドレール(下部桁)
4、上部梁5及び下部梁6が、夫々形鋼で形成されると
共に、骨組みに取り付ける前壁7、側壁8及び屋根9
が、薄くて強度のある波板鋼板やエンボス鋼板等で形成
され、後壁10が、ロックシャフト11とロックレバー
12を設けた観音開きの端部扉13で形成されている。
【0003】そして、コンテナの隅構造を成す前方柱1
と後方柱2の上端には、上下に積み重ねて船積みされる
コンテナ同士を互いに嵌合させて荷崩れを防止するため
の隅金具14が設けられ、当該隅金具14には、コンテ
ナ船が発着する岸壁に設置されたコンテナクレーンや、
埠頭のコンテナ集配所に設置された橋形クレーン等で吊
り下げるためのクレーン用フック穴15が形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、世
界的な環境保全運動が高まり、省資源・省エネルギーと
共に、地球環境汚染防止と地球温暖化防止のための排ガ
ス規制や温室効果ガスの排出削減が求められているが、
物流業界における貨物の長距離輸送は、軽油やガソリン
などの石油エネルギーを大量に消費し、CO2 や窒素酸
化物などの排出量も多い大型トラックによる陸上輸送が
主流となっており、環境保全の点からは好ましくない状
況にある。また、トラックによる長距離輸送は、運転手
の負担が大きく、交通事故の発生率も高いという問題を
かかえている。
【0005】そこで若し、コンテナ船による海上輸送の
比率を高めて、トラックによる陸上輸送の比率を相対的
に低下させることができれば、物流業界におけるエネル
ギー消費量や排ガス量がトータル的に減少し、交通事故
の発生率も大幅に低下するのであるが、従来の海上輸送
用コンテナには以下のような問題があるため、コンテナ
船の輸送比率を高めることは困難であった。
【0006】すなわち、海上輸送用コンテナは、積載許
容重量が24t、全長が12mにも達する大型のもので
あるが、貨物の積卸し口となる開口部は、コンテナの後
壁10を成す端部扉13の開放部分のみしかないため、
フォークリフトのフォークが届かないコンテナ内の後部
側から前壁7側にかけての貨物の積卸し作業は、専ら人
手に頼る以外になく、港に陸揚げされたコンテナから配
送用トラックの荷台に貨物を積み替える荷役作業などに
多大な労力と時間を要するので、物流コストが嵩み、貨
物の配達も遅くなるという問題があった。
【0007】また、海上輸送用コンテナは、これをトラ
クターで牽引される大型のトレーラーに載せて荷受け先
や荷主の元へ陸上輸送し、その輸送先でトレーラーに載
せたまま貨物の積卸しを行うこともあるが、その積卸し
作業に時間がかかれば、トレーラートラックの輸送効率
も低下して、輸送コストが割高となる。特に、コンテナ
の輸送先で荷役作業の人手が足りず、その作業を予定時
間内に終えることができないときは、トラクターが、コ
ンテナを載せたトレーラーを輸送先に残して一旦帰還
し、その帰還先と輸送先との間を都合2往復せざるを得
ない場合もあるから、物流コストが著しく嵩む。
【0008】また、コンテナは、本来、通い箱として反
復使用されるべきものであるが、貨物が積まれていない
空のコンテナをコンテナ船で復路輸送するのは不経済で
あるし、従来のコンテナは、上記のように貨物の積卸し
が面倒で使い勝手が悪いため、片道輸送のみに用いて使
い捨てにされることもあり、世界各地の港や海運会社の
敷地内等には、使う宛のない中古コンテナが数多く放置
され、港湾管理者や海運会社等はその中古コンテナの処
分や取り扱いに苦慮している。
【0009】そこで本発明は、海上輸送用コンテナに貨
物を積み卸しする荷役作業の労力を軽減し、その作業時
間も短縮して、コンテナ船による海上輸送の物流コスト
を大幅に低減させると共に、海上輸送用コンテナの有用
性を高めてその反復使用を促進させ、更に、使い捨てに
して放置された既存の中古コンテナを再生利用して省資
源に資することを技術的課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による海上輸送用コンテナは、側壁面の一方
又は双方が開口されて、その開口部に、隅構造を成す前
方柱と後方柱との間の略中間位置で上下両端を上部サイ
ドレールと下部サイドレールに固定した中柱が立設され
ると共に、前記下部サイドレールに、各々が前記前方柱
と前記中柱との間と、前記中柱と前記後方柱との間に挟
まれた立付け状態で開口部下方側を閉塞する引き倒し扉
となる二連の煽り板が取り付けられ、前記上部サイドレ
ールに、開口部上方側を閉塞する跳ね上げ扉が取り付け
られていることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、コンテナの側壁面が開口
されているので、その開口部を閉塞する跳ね上げ扉と引
き倒し扉(煽り板)を開放することにより、コンテナの
全長にわたってその側面方向からフォークリフトで貨物
の積卸しを行うことができ、それにより、荷役作業の時
間が大幅に短縮されると同時に、その労力も著しく軽減
されて、物流コストの低減に資することができる。
【0012】また、左右の側壁を有した従来のコンテナ
も、その側壁を取り除いて側壁面を開口するだけで、こ
れをそのまま本発明と同様のコンテナ構造に改造するこ
とができるので、使い捨てにされた既存の中古コンテナ
を再生利用して本発明のコンテナを低コストで製造する
ことができる。
【0013】なお、コンテナの側壁面が開口されている
と、そのコンテナの上に積まれた他のコンテナの荷重を
側壁で支えることはできないが、その荷重は、前方柱と
後方柱との間の中間位置に立設された中柱によって支え
られる。また、コンテナをクレーンで吊り下げた際に下
部サイドレールに加わる貨物の荷重は、当該下部サイド
レールと上部サイドレールに上下両端を固定した中柱で
吊り支えられると同時に、前方柱と中柱との間と、中柱
と後方柱との間に挟まれた立付け状態で開口部下方側を
閉塞する二連の煽り板が、下部サイドレールの添桁とな
ってその強度を補強することによって支えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
よって具体的に説明する。図1は本発明に係る海上輸送
用コンテナの一例を示す斜視図、図2はコンテナに取り
付ける煽り板の一例を示す斜視図、図3はコンテナに取
り付ける跳ね上げ扉とその開閉機の一例を示す斜視図で
ある。なお、図4に示す従来のコンテナと共通する部分
については、同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0015】図1に示す海上輸送用コンテナは、図4に
示す既存のコンテナを有効利用して作られたもので、当
該既存のコンテナから左右の側壁8を切除して側壁面の
双方が開口されると共に、その開口部16に、前方柱1
と後方柱2との間の略中間位置において上下両端を上部
サイドレール3と下部サイドレール4に固定した中柱1
7が立設されている。
【0016】そして、下部サイドレール4には、前方柱
1と中柱17との間と、中柱17と後方柱2との間に挟
まれた立付け状態で開口部16の下方側を閉塞する引き
倒し扉となる二連の煽り板18及び19が、複数の蝶番
20によって取り付けられている。
【0017】なお、煽り板18,19は、図2に示すよ
うに、アルミ合金製の角パイプ材21を水平に配して多
段接合した寄矧ぎ構造で成ると共に、下部サイドレール
3と平行に接する下端部に沿って、溝形鋼で成る補強材
22が嵌め付けられてビス23で固定されることによ
り、下部サイドレール3の長手方向から両端に加わる圧
縮力に対する強度が高められている。
【0018】また、下部サイドレール4と煽り板18,
19とを繋ぐ各蝶番20は、それ自体が強固な材質及び
構造で成ると共に、その上下両端側が下部サイドレール
4の表面と煽り板18,19に嵌め付けた補強材22の
表面に対して夫々溶接により強固に固定されている。
【0019】上部サイドレール3には、その下面側に沿
って、左右両端を前方柱1と後方柱2に固定した形鋼で
成る補強用の添桁24が付設されると共に、煽り板1
8,19で閉塞されない開口部16の上方側を閉塞する
跳ね上げ扉25が、複数の蝶番26で開閉自在に取り付
けられている。なお、中柱17の上端は、直接的には上
部サイドレール3の添桁24に溶接されて、間接的に上
部サイドレール3に固定されている。
【0020】跳ね上げ扉25は、前方柱1の上部と後方
柱2の上部に設けられた前後一対の開閉機27,27に
よって自動的に開閉されるようになっている。各開閉機
27は、図1及び図3に示すように前方柱1又は後方柱
2に取り付けたモータ28と、当該モータ28で駆動さ
れる回動アーム29とから成り、その回動アーム29が
跳ね上げ扉25を裏面側から跳ね上げて、当該跳ね上げ
扉25が最大約180°の開閉角度で開閉されるように
なっている。
【0021】中柱17は、凹溝の部分を外側に向けて立
設された溝形鋼で成り、その上端側が、上部サイドレー
ル3の添桁24に溶接されると共に、その下端側が下部
サイドレール4に溶接されている。
【0022】また、中柱17の外側面を成す凹溝内に
は、全長12mに及ぶコンテナの開口部16を覆う長大
な跳ね上げ扉25を円滑に開閉させるために、跳ね上げ
扉25の中央部裏面側に連結された補助アーム30と、
当該補助アーム30を介して跳ね上げ扉25を開放方向
に付勢する伸縮自在な1本乃至数本のガススプリング3
1が取り付けられて、補助アーム30が、開閉機27で
開閉される跳ね上げ扉25の中央部をガススプリング3
1の付勢力によって持ち支えるようになっている。
【0023】次に、前方柱1と後方柱2は、中柱17と
対向する側に、上下両端を上部サイドレール3と下部サ
イドレール4に固定した溝形鋼で成る添柱32,33が
夫々付設されて、その強度が補強されると共に、添柱3
2,33の外側面を成す凹溝内に、跳ね上げ扉25を開
放方向に付勢するガススプリング31と、当該ガススプ
リング31の付勢力によって跳ね上げ扉25を持ち支え
る補助アーム30が取り付けられて、モータ28の負荷
軽減と開閉機27の小型化が図られている。
【0024】また、跳ね上げ扉25も、モータ28の負
荷を軽減するために、その面板34が軽量なアルミ合金
製の波板で形成されている。また、中柱17と添柱3
2,33の外側面には、煽り板18,19を掛け止める
ための煽り掛け金具35が取り付けられている。
【0025】なお、前方柱1と後方柱2の中柱17側に
夫々添柱32,33が付設されることによって、開口部
16の下方側を閉塞した煽り板18は,添柱32を介し
て前方柱1と中柱17との間に挟まれた立付け状態とな
り、また、煽り板19は、添柱33を介して後方柱2と
中柱17との間に挟まれた立付け状態となる。
【0026】次に、互いに対向する上部サイドレール3
及び3間には、中柱17と直交する位置に形鋼で成る梁
材36が架設されると共に、その梁材36の両端側に、
クレーン用フック穴38を有する一対の金具37,37
が設けられ、これら二つの金具37と、各一対の前方柱
1及び後方柱2に設けられた計四つの隅金具14とによ
り、コンテナ全体をクレーンで六点吊りできるようにな
っている。
【0027】また、前壁7には、開閉機27の操作スイ
ッチ39等の制御機器類や、コンテナを輸送するトレー
ラートラックに装備されたバッテリ等の外部電源に接続
するための電源コードを収容するコントロールボックス
40が設けられている。
【0028】一方、後壁10は、端部扉13の代わり
に、前壁7と同様の波形鋼板等で形成しても良いが、図
1のように端部扉13を取り外さずにそのまま残してお
けば、中柱17が邪魔になって開口部16からの積卸し
が困難な長尺物の貨物も、端部扉13を開放してその開
口部から積み卸しすることができる。
【0029】以上のように、図1の海上輸送用コンテナ
は、中古品として低価格で購入可能な図4のコンテナか
ら左右の側壁8を切除したコンテナ構造物をそのまま利
用して製造することができるので、その製造コストが大
幅に低減される。
【0030】また、図4のコンテナから切除した側壁8
も、これを組立車庫や簡易倉庫などの屋根材や壁材に加
工可能であるから、既存のコンテナを有効に再生利用し
て省資源に資することができると同時に、放置コンテナ
の数量削減に資することもできる。
【0031】また、開口部16を閉塞する跳ね上げ扉2
5と引き倒し扉の煽り板18,19を開放すれば、コン
テナの全長にわたってその側面方向からフォークリフト
で貨物の積卸しを行うことができるので、荷役作業の時
間が大幅に短縮され、その労力も著しく軽減される。し
たがって、海上輸送の物流コストが低減されると同時
に、貨物の配達も迅速化されて、果実や生鮮食料品等に
ついても海上輸送の比率が高まることが期待できる。
【0032】そして、コンテナをクレーンで吊り上げる
際は、下部サイドレール4の長手方向中央部が、中柱1
7を介して上部サイドレール3に吊り支えられると同時
に、開口部16の下方側を閉塞する煽り板18,19
が、各々前方柱1と中柱17との間と、中柱17と後方
柱2との間に挟まれた立付け状態となって、下部サイド
レール4を補強する添桁として機能するため、下部サイ
ドレール4が貨物の荷重によって撓みや変形を生ずるお
それはない。
【0033】一方、上部サイドレール3は、その下面側
に沿って付設された添桁24で撓みや変形を生じないよ
うに補強されている。また、クレーンのフックを前方柱
1と後方柱2の上端側に設けた各隅金具14のフック穴
15と、中柱17の上端側に設けた各金具37のフック
穴38に引っ掛けて、コンテナを六点吊りすれば、上部
サイドレール3が、その両端と長手方向中央部で三点吊
りされて、撓みや変形がより確実に防止される。
【0034】なお、若し、下部サイドレール4を補強す
るために、その上面側に沿って添桁24と同様の形鋼で
成る添桁を付設すれば、当該添桁の厚み分だけ下部サイ
ドレール4がコンテナの床面41より高く突出して、フ
ォークリフトによる貨物の積卸しが困難になるが、本発
明の如く、煽り板18,19を下部サイドレール4の添
桁として機能させると、下部サイドレール4の上面側に
沿って別途添桁を付設する必要がないので、コンテナの
軽量化と構造の簡略化が図れると同時に、煽り板18,
19は、貨物の積卸しを行う際に引き倒されて、下部サ
イドレール4より上方に突出しない状態となるので、フ
ォークリフトの使用を妨げることもない。
【0035】なお、図1のコンテナは、図4に示す既存
のコンテナを改造して作られるため、上部サイドレール
3に補強用の添桁24が付設され、前方柱1や後方柱2
にも補強用の添柱32,33が付設されているが、本発
明のコンテナを新造する場合は、上部サイドレール3や
前方柱1及び後方柱2に、既存のコンテナに用いられて
いるものよりも太くて頑強な鋼材を用いることができる
から、添桁24や添柱32,33を付設するまでもな
い。
【0036】また、図1のコンテナは、側壁面の左右双
方が開口されているが、本発明のコンテナは、側壁面の
一方のみが開口されているものも含まれる。つまり、例
えば図4に示す既存のコンテナから、左右何れか一方の
側壁8のみを切除して、他方の側壁8は切除せずにその
まま残したものも含まれる。
【0037】また、図1のコンテナは、前方柱1と後方
柱2の双方に開閉機27が設けられているが、モータ2
8の出力を高めれば、前方柱1と後方柱2の何れか一方
に設けた開閉機27のみで跳ね上げ扉25を開閉するこ
とも可能であるから、端部扉13がある後方柱2の上部
側には、端部扉13を開放して貨物を積卸しする際に邪
魔になるおそれのある開閉機27を設けず、前方柱1の
上部側にのみ開閉機27を設けるものでもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、海上輸送用コンテナに
貨物を積卸しする荷役作業の時間を大幅に短縮させ、そ
の労力も著しく軽減させて、海上輸送を迅速化すると同
時に、海上輸送の物流コストを低減することができると
いう大変優れた効果がある。
【0039】また、世界各地に大量に放置されて処分や
取り扱いに苦慮している既存の中古コンテナを再生利用
して省資源に資することができると同時に、その中古コ
ンテナを利用してそれよりも貨物の積卸しが容易で有用
性の高いコンテナを低コストで製造することができると
いう優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海上輸送用コンテナの一例を示す
斜視図。
【図2】本発明のコンテナに取り付ける煽り板の一例を
示す斜視図。
【図3】本発明のコンテナに取り付ける跳ね上げ扉とそ
の開閉機の一例を示す斜視図。
【図4】従来の海上輸送用コンテナを示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・前方柱 27・・・・・
開閉機 2・・・・・後方柱 28・・・・・
モータ 3・・・・・上部サイドレール 29・・・・・
回動アーム 4・・・・・下部サイドレール 30・・・・・
補助アーム 7・・・・・前壁 31・・・・・
ガススプリング 14・・・・・隅金具 32・・・・
・添柱 15・・・・・クレーン用フック穴 33・・・・
・添柱 16・・・・・開口部 36・・・・
・梁材 17・・・・・中柱 37・・・・
・金具 18・・・・・煽り板(引き倒し扉) 38・・・・
・クレーン用フック穴 19・・・・・煽り板(引き倒し扉) 39・・・・
・コントロールボックス 21・・・・・角パイプ材 22・・・・・補強材 24・・・・・添桁 25・・・・・跳ね上げ扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤谷 誠 山口県柳井市南浜四丁目3番7号 オオシ マ自工株式会社内 (72)発明者 川本 正男 千葉県市原市白金町5−7−3 (72)発明者 江富 哲二 熊本県熊本市龍田町陳内1737番地10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁面の一方又は双方が開口されて、そ
    の開口部(16)に、隅構造を成す前方柱(1)と後方柱
    (2)との間の略中間位置で上下両端を夫々上部サイド
    レール(3)と下部サイドレール(4)に固定した中柱
    (17)が立設され、前記下部サイドレール(4)に、各
    々が前記前方柱(1)と前記中柱(17)との間と、前記
    中柱(17)と前記後方柱(2)との間に挟まれた立付け
    状態で開口部下方側を閉塞する引き倒し扉となる二連の
    煽り板(18,19)が取り付けられ、前記上部サイドレー
    ル(3)に、開口部上方側を閉塞する跳ね上げ扉(25)
    が取り付けられていることを特徴とする海上輸送用コン
    テナ。
  2. 【請求項2】 前記煽り板(18,19)が、アルミ合金製
    の角パイプ材(21)を水平に配して多段接合した寄矧ぎ
    構造で成る請求項1記載の海上輸送用コンテナ。
  3. 【請求項3】 前記煽り板(18,19)の下端部に沿っ
    て、溝形鋼で成る補強材(22)が嵌め付けられている請
    求項1又は2記載の海上輸送用コンテナ。
  4. 【請求項4】 前記前方柱(1)と前記後方柱(2)の
    一方又は双方に、前記跳ね上げ扉(25)を開閉する開閉
    機(27)が設けられた請求項1乃至3記載の海上輸送用
    コンテナ。
  5. 【請求項5】 前記開閉機(27)が、前記跳ね上げ扉
    (25)を跳ね上げる回動アーム(29)と、当該回動アー
    ム(29)を駆動するモータ(28)とから成る請求項4記
    載の海上輸送用コンテナ。
  6. 【請求項6】 前記開閉機(27)の制御機器類等を収容
    するコントロールボックス(39)が前壁(7)に設けら
    れた請求項4又は5記載の海上輸送用コンテナ。
  7. 【請求項7】 前記中柱(17)に、前記開閉機(27)に
    よって開閉される前記跳ね上げ扉(25)を開放方向に付
    勢するガススプリング(31)と、当該ガススプリング
    (31)の付勢力によって前記跳ね上げ扉(25)を持ち支
    える補助アーム(30)が設けられた請求項4乃至6記載
    の海上輸送用コンテナ。
  8. 【請求項8】 前記前方柱(1)と前記後方柱(2)の
    上端側に、クレーン用のフック穴(15)を有する隅金具
    (14)が設けられると共に、前記上部サイドレール
    (3)とそれに対向する上部サイドレール(3)との間
    に、前記中柱(17)と直交する位置に配した梁材(36)
    が架設され、その梁材(36)の両端側に、クレーン用の
    フック穴(38)を有する一対の金具(37)が設けられた
    請求項1乃至7記載の海上輸送用コンテナ。
  9. 【請求項9】 前記前方柱(1)の前記中柱(17)側
    に、その前方柱(1)を補強する添柱(32)が付設され
    ると共に、前記後方柱(2)の前記中柱(17)側に、そ
    の後方柱(2)を補強する添柱(33)が付設されている
    請求項1乃至8記載の海上輸送用コンテナ。
  10. 【請求項10】 前記各添柱(32,33)に、前記ガススプ
    リング(31)と前記補助アーム(30)が設けられた請求
    項9記載の海上輸送用コンテナ。
  11. 【請求項11】 前記上部サイドレール(3)の下面側に
    沿ってその強度を補強する添桁(24)が付設された請求
    項1乃至10記載の海上輸送用コンテナ。
  12. 【請求項12】 前記開口部(16)が、左右の側壁(8)
    を有する既存の海上輸送用コンテナからその側壁(8)
    の一方又は双方を切除して開口された請求項1乃至11
    記載の海上輸送用コンテナ。
JP10025281A 1998-02-06 1998-02-06 海上輸送用コンテナ Pending JPH11222289A (ja)

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