JPH11221994A - 使用液補充型筆ペン - Google Patents

使用液補充型筆ペン

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JPH11221994A
JPH11221994A JP10060268A JP6026898A JPH11221994A JP H11221994 A JPH11221994 A JP H11221994A JP 10060268 A JP10060268 A JP 10060268A JP 6026898 A JP6026898 A JP 6026898A JP H11221994 A JPH11221994 A JP H11221994A
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JP
Japan
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liquid
sheath
cotton
holding
retaining
Prior art date
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Pending
Application number
JP10060268A
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English (en)
Inventor
Kizashi Matsunaga
萌 松永
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Elmec Corp
Original Assignee
Elmec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Elmec Corp filed Critical Elmec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筆ペンの用途を工業用、例えば電子機器組立て
用や水彩画、墨絵用に広げて使用するために、使い捨て
にしないで新液を繰り返し補充できる使用液補充型筆ペ
ンを提供することを本発明の課題とする。 【解決手段】本発明は、ゴム製尾栓5のはその後端を閉
鎖して内部に空気室5aを設け、その空気室5aに連通
する中心開口5bを有し、その中心開口5bに、保液綿
2を内部に保持した保液綿保持鞘3の後端部を挿入固着
してゴム製尾栓5と保液綿保持鞘3とを一体化させ、そ
の保液綿保持鞘3を円筒形外鞘4に納めたとき筆先1の
後端部が保液綿保持鞘3の先端部の保液綿2に挿入接触
するように構成した使用液を繰り返し補充することので
きる使用液補充型筆ペンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用液補充型筆ペンに
関し、特に、使い捨てではなくて、種々の薬液やその他
の水溶液等の使用液を繰り返し補充することのできる使
用液補充型筆ペンに関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている筆ペンはすべて使い
捨て型である。図3に示すように、筆ペンの中心部に保
水綿保持鞘13があって、その中に挿入された保水綿1
2にインキや墨汁が滲み込ませてあり、その液体が筆ペ
ンの先端にある筆先11の毛管作用によりその先端から
導き出されるようになっている。従って、インキが無く
なれば捨てられるものであって、全くの使い捨て商品な
のである。それゆえに、尾栓15は硬質の合成樹脂で構
成され、円筒型外鞘14に一旦圧入されると永久的に固
定されて、それを抜き差しする必要も勿論なかった。し
かし、使用液として例えば、はんだづけ用フラツクス、
或いはアルコールなどの希釈材を使うなど工業用に使用
したり、水彩絵の具用絵の具の水溶液や水墨画用墨汁を
使って芸術用に使用したりしようとすれば、どうしても
使用液を繰り返し補充できる筆ペンが要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上述のよう
に、筆ペンを工業用、例えば電子機器組立て用に用途を
広げて使用するために、使い捨てにしないで新液を繰り
返し補充できる使用液補充型筆ペンを提供することを本
発明の課題とする。そのために具体的には、新液の補充
を容易にするために尾栓をゴム製にして比較的簡単に着
脱できるようにし、補充作業に際して、作業者の手が汚
れないようにするため、尾栓を円筒形外鞘から取り外し
た時、保液綿も一緒に抜けてくるようにし、さらに、新
液の補充時間を短縮できるように、尾栓に空気室を設け
ることによりそれがスポイドの役目をするように構成し
た使用液補充型筆ペンを提供することを本発明の課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、筆先1と、保
液綿2と、その保液綿2を内部に保持した保液綿保持鞘
3と、先端部に筆先1を支持固定し、後端部にゴム製尾
栓5を取り外し自在に装着する円筒形外鞘4と、前記ゴ
ム製尾栓5と、筆先保護キャップ6とでなり、前記ゴム
製尾栓5は後端を閉鎖して内部に空気室5aを設け、そ
の空気室5aに連通する中心開口5bを有し、その中心
開口5bに、保液綿2を内部に保持した保液綿保持鞘3
の後端部を挿入固着してゴム製尾栓5と保液綿保持鞘3
とを一体化させ、その保液綿保持鞘3を円筒形外鞘4に
納めたとき筆先1の後端部が保液綿保持鞘3の先端部の
保液綿2に挿入接触するように構成し、液体補充時に
は、ゴム製尾栓5を保液綿保持鞘3とともに円筒形外鞘
4から取り外してゴム製尾栓5の空気室5aをスポイド
状に機能させて保液綿保持鞘3の先端部から使用液を保
液綿2に滲み込ませることにより使用液を繰り返し補充
することのできる使用液補充型筆ペンである。
【0005】
【作用】本発明は上述のように構成したので、液体補充
に際して、ゴム製尾栓5を取り外すとそれに固着された
保液綿保持鞘3も共に引き抜かれる。尾栓5はゴム製な
のでその取り外しは容易である。保液綿保持鞘3は保液
綿2を内部に保持しており、保液綿保持鞘3の先端を使
用液貯留容器に差し込んでゴム製尾栓5の空気室の部分
を外側から指で挟み、同時に押すと、空気室内の空気が
保液綿保持鞘3内の保液綿2の空隙を通って、保液綿保
持鞘3の先端から使用液貯留容器内へ放出される。次
に、空気室は減圧状態にあるために指を緩めると、使用
液貯留容器内の新しい使用液が保液綿保持鞘3内の保液
綿2内へ吸い上げられ、保液綿2に滲み込む。十分に滲
み込んだところで、保液綿保持鞘3の先端から円筒形外
鞘4へ差し込む。その時、筆先1の後端部が保液綿保持
鞘3の先端部の保液綿2に挿入接触するように位置付け
る。筆先1は通常の筆ペンに使用されるように毛管作用
を有するので、新しい使用液が保液綿2から毛管作用に
より筆先1へ導かれる。かくして、新液の補充が完了す
る。筆ペンの使用液が無くなった時、この作業を繰り返
すことにより何回も補充が可能である。使用後は筆先保
護キャップ6を嵌めて筆先を保護する。
【0006】
【実施例1】図1は本発明の薬液補充型筆ペンの縦断面
図であり、図2は本発明の薬液補充型筆ペンの要部の縦
断面図である。本発明は、通常の筆ペンに使用される筆
先1を使用し、保液綿保持鞘3は合成樹脂で形成し、円
筒形外鞘4に比較して小径、肉薄の円筒体であって、そ
の両端部が開口し、内部に保液綿2を収容する。円筒形
外鞘4は合成樹脂で構成され、使用時、指でつかむグリ
ップとなる部分であり、その先端部は先細となるように
テーパー状に形成され、先端開口部に筆先1を挿入して
これを支持固定する。円筒形外鞘4の後端部は開口して
いて、そこにゴム製尾栓5が取り外し自在にはめ込まれ
る。前記ゴム製尾栓5は後端壁を閉鎖して内部に空気室
5aを設け、 その空気室5aに連通した中心開口5b
を有し、その中心開口5bに、保液綿2を内部に保持し
た保液綿保持鞘3の後端部を挿入して接着剤或いは他の
適切な固着手段により固着してゴム製尾栓5と保液綿保
持鞘3とを一体化させる。かくして、そのゴム製尾栓5
と保液綿保持鞘3とは補充作業時、常に一体物として取
り扱われる。この実施例では、電子機器組立業界で使用
する特殊な薬液を使用する。その薬液を保液綿2に滲み
込ませ、その薬液を滲み込ませた保液綿2を内部に収容
した保液綿保持鞘3を円筒形外鞘4に納めたとき筆先1
の後端部が保液綿保持鞘3の先端部の保液綿2に挿入接
触するように構成する。そのために、保液綿2に滲みこ
んだ薬液は筆先1の毛管作用によりその先端へ導き出さ
れ、目的物に塗ることができる。しかも、筆先1の尖っ
た先端で細部の塗りを可能にする。薬液を使い尽くした
後、液体を補充する時には、ゴム製尾栓5を保液綿保持
鞘3とともに円筒形外鞘4から取り外して、保液綿保持
鞘3の先端を薬液容器に差し込み、ゴム製尾栓5の空気
室5aをスポイド状に機能させて保液綿保持鞘3の先端
部から薬液を吸い上げ、保液綿2に滲み込ませることに
より薬液を繰り返し補充することのできる使用液補充型
筆ペンである。
【0007】
【実施例2】使用液として、はんだづけ用フラツクスを
使用する。使用液が異なるだけでその使用液補充型筆ペ
ンの構成、作用、効果は実施例1と同じである。
【0008】
【実施例3】使用液として、アルコールなどの希釈材を
使用する。使用液が異なるだけでその使用液補充型筆ペ
ンの構成、作用、効果は実施例1と同じである。
【0009】
【実施例4】使用液として、水彩絵の具用絵の具の水溶
液を使用する。それぞれ好みの絵の具の水溶液を補充し
て好みの色の筆ペンを持ってスケッチに出かけることも
できる。この実施例は使用液が異なるだけでその使用液
補充型筆ペンの構成、作用、効果は実施例1と同じであ
る。
【0010】
【実施例5】使用液として、水墨画用の墨汁を使用す
る。使用液が異なるだけでその使用液補充型筆ペンの構
成、作用、効果は実施例1と同じである。
【0011】
【実施例6】使用液として、各種水性液材の水溶液を使
用する。使用液が異なるだけでその使用液補充型筆ペン
の構成、作用、効果は実施例1と同じである。
【0012】
【実施例7】使用液として、各種潤滑材の溶液を使用す
る。使用液が異なるだけでその使用液補充型筆ペンの構
成、作用、効果は実施例1と同じである。
【0013】
【効果】上述のような構成にしたので、本発明の使用液
補充型筆ペンはその用途を工業用、例えば電子機器組立
て用に広げ、さらに、水彩画や墨絵用にも広げることが
できる効果がある。しかも、本発明の使用液補充型筆ペ
ンは使い捨てにしないで新液を繰り返し補充できるので
経済的であり、その上、ごみ問題にも貢献する。新液の
補充作業に際して、尾栓をゴム製にしたのでその着脱を
比較的簡単に行うことができ、しかも、尾栓を円筒形外
鞘から取り外した時、保液綿も一緒に抜けてくるように
し構成したので作業者の手を汚さな効果がある。尾栓に
空気室を設け、それがスポイドの役目をするように構成
したので新液の補充時間を短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用液補充型筆ペンの縦断面図であ
る。
【図2】本発明の使用液補充型筆ペンの要部の部分縦断
面図である。
【図3】従来の使い捨て筆ペンの縦断面図である。
【符号の説明】
1 筆先 11
筆先 2 保液綿 12
保液綿 3 保液綿保持鞘 13
保液綿保持鞘 4 円筒形外鞘 14
円筒形外鞘 5 ゴム製尾栓 15
尾栓 5a 空気室 16
筆先保護キャップ 5b 中心開口 5c 先端小径部分 6 筆先保護キャップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆先1と、保液綿2と、その保液綿2を内
    部に保持した保液綿保持鞘3と、先端部に筆先1を支持
    固定し、後端部にゴム製尾栓5を取り外し自在に装着す
    る円筒形外鞘4と、前記ゴム製尾栓5と、筆先保護キャ
    ップ6とでなり、前記ゴム製尾栓5は後端を閉鎖して内
    部に空気室5aを設け、その空気室5aに連通する中心
    開口5bを有し、その中心開口5bに、保液綿2を内部
    に保持した保液綿保持鞘3の後端部を挿入固着してゴム
    製尾栓5と保液綿保持鞘3とを一体化させ、その保液綿
    保持鞘3を円筒形外鞘4に納めたとき筆先1の後端部が
    保液綿保持鞘3の先端部の保液綿2に挿入接触するよう
    に構成し、液体補充時には、ゴム製尾栓5を保液綿保持
    鞘3とともに円筒形外鞘4から取り外してゴム製尾栓5
    の空気室5aをスポイド状に機能させて保液綿保持鞘3
    の先端部から使用液を保液綿2に滲み込ませることによ
    り使用液を繰り返し補充することのできる使用液補充型
    筆ペン。
  2. 【請求項2】使用液として、はんだづけ用フラツクスを
    使用してなる請求項1記載の使用液補充型筆ペン。
  3. 【請求項3】使用液として、アルコールなどの希釈材を
    使用してなる請求項1記載の使用液補充型筆ペン。
  4. 【請求項4】使用液として、水彩絵の具用絵の具の水溶
    液を使用してなる請求項1記載の使用液補充型筆ペン。
  5. 【請求項5】使用液として、水墨画用の水溶液を使用し
    てなる請求項1記載の使用液補充型筆ペン。
  6. 【請求項6】使用液として、各種水性液材の水溶液を使
    用してなる請求項1記載の使用液補充型筆ペン。
  7. 【請求項7】使用液として、各種潤滑材の溶液を使用し
    てなる請求項1記載の使用液補充型筆ペン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103042861A (zh) * 2012-12-26 2013-04-17 温州天骄笔业有限责任公司 防漏水彩笔

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