JPH11221911A - インクジェットプリンタの印刷タイミング制御方法 - Google Patents
インクジェットプリンタの印刷タイミング制御方法Info
- Publication number
- JPH11221911A JPH11221911A JP2545798A JP2545798A JPH11221911A JP H11221911 A JPH11221911 A JP H11221911A JP 2545798 A JP2545798 A JP 2545798A JP 2545798 A JP2545798 A JP 2545798A JP H11221911 A JPH11221911 A JP H11221911A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- print head
- nozzle
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はインクジェットプリンタのノズル印
刷タイミング制御に関するものであり、その課題とする
ところは、ノズルの穴位置精度誤差をノズルの印刷タイ
ミングをずらすことにより、印刷品質の改善をすること
である。 【解決手段】 プリントヘッドのノズル穴位置誤差を各
ノズルの印刷タイミングを補正する。これにより、ノズ
ルの穴位置精度誤差を各ノズルの印刷タイミングで補正
するため安価に印刷品質を改善することができる。
刷タイミング制御に関するものであり、その課題とする
ところは、ノズルの穴位置精度誤差をノズルの印刷タイ
ミングをずらすことにより、印刷品質の改善をすること
である。 【解決手段】 プリントヘッドのノズル穴位置誤差を各
ノズルの印刷タイミングを補正する。これにより、ノズ
ルの穴位置精度誤差を各ノズルの印刷タイミングで補正
するため安価に印刷品質を改善することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタの印刷タイミング制御方法に関するものである。
リンタの印刷タイミング制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでのインクジェットプリンタにつ
いては、印字位置がずれないようにインク吐出口の開口
部の位置(以下ノズル穴位置という)の機械的精度を上
げて対応してきた。また、ノズル穴配置が印刷方向に対
して長くならないようにしてきた。
いては、印字位置がずれないようにインク吐出口の開口
部の位置(以下ノズル穴位置という)の機械的精度を上
げて対応してきた。また、ノズル穴配置が印刷方向に対
して長くならないようにしてきた。
【0003】特にプリントヘッドを熱して使用する場合
には、プリントヘッドのノズル穴を構成するオリフィス
面の熱膨張によりノズル位置が変化する可能性が高い。
には、プリントヘッドのノズル穴を構成するオリフィス
面の熱膨張によりノズル位置が変化する可能性が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクジェット
プリンタは、プリントヘッドのノズル穴位置の精度を向
上させ、ノズル配置を印刷方向に対して長くならないよ
うに対応してきた。一方、解像度、印刷スピードを向上
していくには、ノズル数を増やす事が必須であり、ノズ
ルの配置してある面積が増え、それに伴いノズル配置の
機械的誤差が大きくなり、印刷品質を悪くしている。具
体的には、縦直線を印刷したときにギザギザになる現象
が発生していた。
プリンタは、プリントヘッドのノズル穴位置の精度を向
上させ、ノズル配置を印刷方向に対して長くならないよ
うに対応してきた。一方、解像度、印刷スピードを向上
していくには、ノズル数を増やす事が必須であり、ノズ
ルの配置してある面積が増え、それに伴いノズル配置の
機械的誤差が大きくなり、印刷品質を悪くしている。具
体的には、縦直線を印刷したときにギザギザになる現象
が発生していた。
【0005】本発明では、上記の問題点を解決するもの
で、各ノズルの印刷タイミングをずらしてノズル穴位置
誤差を補正することで、印刷品質を改善することを課題
とするものである。
で、各ノズルの印刷タイミングをずらしてノズル穴位置
誤差を補正することで、印刷品質を改善することを課題
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、複数のインク吐出口と、各吐出
口に対応するように設けられたインク吐出手段を複数有
するインクジェットノズル列を少なくとも2列以上印刷
方向に配置してなるプリントヘッドを有し、該プリント
ヘッドを印刷方向に往復移動することにより印刷される
インクジェットプリンタにおいて、各ノズル列のインク
吐出タイミングをずらしことにより、前記インク吐出口
の開口部の位置誤差を補正して印刷するようにした。
め、本発明においては、複数のインク吐出口と、各吐出
口に対応するように設けられたインク吐出手段を複数有
するインクジェットノズル列を少なくとも2列以上印刷
方向に配置してなるプリントヘッドを有し、該プリント
ヘッドを印刷方向に往復移動することにより印刷される
インクジェットプリンタにおいて、各ノズル列のインク
吐出タイミングをずらしことにより、前記インク吐出口
の開口部の位置誤差を補正して印刷するようにした。
【0007】本発明は、特に前記プリントヘッドが加熱
して使用されるタイプのインクジェットプリンタ、すな
わちノズル穴を構成するオリフィス面が膨張することに
よりノズル穴が位置ずれを引き起こすような場合に容易
に位置ずれを是正できる点で有効である。
して使用されるタイプのインクジェットプリンタ、すな
わちノズル穴を構成するオリフィス面が膨張することに
よりノズル穴が位置ずれを引き起こすような場合に容易
に位置ずれを是正できる点で有効である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。
明する。
【0009】図1にプリントヘッドのノズルの並びを示
す。図1において、1〜12は複数のインク吐出口と、
各吐出口に対応するように設けられた、例えば圧電素子
や発熱抵抗体などのインク吐出手段(図示せず)を有す
るインクジェットノズル列(以下ジェットパックとい
う)である。これらのジェットパックを少なくとも2つ
以上組み合わせて、プリントヘッドが構成されている。
す。図1において、1〜12は複数のインク吐出口と、
各吐出口に対応するように設けられた、例えば圧電素子
や発熱抵抗体などのインク吐出手段(図示せず)を有す
るインクジェットノズル列(以下ジェットパックとい
う)である。これらのジェットパックを少なくとも2つ
以上組み合わせて、プリントヘッドが構成されている。
【0010】本例においては、前記ジェットパック1〜
12には、夫々32ノズルが1列に配置されており、各
ジェットパック1〜12のノズルはプリントヘッドが図
面の横方向(印刷方向)に移動して印刷した場合、それ
ぞれが重ならないようなノズル配列となっている。
12には、夫々32ノズルが1列に配置されており、各
ジェットパック1〜12のノズルはプリントヘッドが図
面の横方向(印刷方向)に移動して印刷した場合、それ
ぞれが重ならないようなノズル配列となっている。
【0011】本ヘッドで横に1スキャン印刷した場合
は、32ノズル×12列=384ラインの印刷を行うこ
とが可能である。よって、縦ラインの線を描く場合、ジ
ェットパック1で印刷した後、ジェットパック2、ジェ
ットパック3〜12までが印刷することにより縦の38
4ラインが描かれる。理想の縦線を描くためには、各ジ
ェットパックの穴位置精度が0でないと描くことはでき
ない。そのため、機械的精度を良くするが、寸法位置精
度を0にする事は不可能である。また、ソリッドインク
ジェットプリンタでは、プリントヘッドに熱を加えるた
め、熱膨張によりノズル位置精度に誤差が生じる。この
誤差を制御する方法を図2を用いて説明する。
は、32ノズル×12列=384ラインの印刷を行うこ
とが可能である。よって、縦ラインの線を描く場合、ジ
ェットパック1で印刷した後、ジェットパック2、ジェ
ットパック3〜12までが印刷することにより縦の38
4ラインが描かれる。理想の縦線を描くためには、各ジ
ェットパックの穴位置精度が0でないと描くことはでき
ない。そのため、機械的精度を良くするが、寸法位置精
度を0にする事は不可能である。また、ソリッドインク
ジェットプリンタでは、プリントヘッドに熱を加えるた
め、熱膨張によりノズル位置精度に誤差が生じる。この
誤差を制御する方法を図2を用いて説明する。
【0012】図2に印刷タイミングについて示す。
【0013】図2においてa1はクロック信号、a2は
ジェットパック1〜12の印刷データ、a3はラッチ信
号、a4〜a15はジェットパック1〜12の印刷信
号、d1〜d12は位置ずれが発生していない場合に与
えられる印刷信号、b1〜b12はノズル穴位置がプラ
ス、すなわちプリントヘッドの位置に対して進行方向側
にずれた位置にある場合に与えられる印刷信号、c1〜
c12はノズル穴位置がマイナス、すなわちプリントヘ
ッドの位置に対して後退方向側にずれた位置にある場合
に与えられる印刷信号である。
ジェットパック1〜12の印刷データ、a3はラッチ信
号、a4〜a15はジェットパック1〜12の印刷信
号、d1〜d12は位置ずれが発生していない場合に与
えられる印刷信号、b1〜b12はノズル穴位置がプラ
ス、すなわちプリントヘッドの位置に対して進行方向側
にずれた位置にある場合に与えられる印刷信号、c1〜
c12はノズル穴位置がマイナス、すなわちプリントヘ
ッドの位置に対して後退方向側にずれた位置にある場合
に与えられる印刷信号である。
【0014】各ノズルのデータa2はクロックa1に同
期して各ピエゾのドライバ部に書き込まれ、ラッチ信号
a3によりデータがラッチし、各ジェットパック列毎の
印刷信号a4〜a15の出す信号によりインクを噴射す
る。
期して各ピエゾのドライバ部に書き込まれ、ラッチ信号
a3によりデータがラッチし、各ジェットパック列毎の
印刷信号a4〜a15の出す信号によりインクを噴射す
る。
【0015】ここで、図1で説明した各ノズルの穴位置
精度でずれている分を、各ジェットパックにあるノズル
の噴射タイミングを各々ずらすことによりノズルの穴位
置のズレ分を補正することができる。この補正は図示し
ないパネル等により調整可能であり、その補正制御は印
刷時に実行される。
精度でずれている分を、各ジェットパックにあるノズル
の噴射タイミングを各々ずらすことによりノズルの穴位
置のズレ分を補正することができる。この補正は図示し
ないパネル等により調整可能であり、その補正制御は印
刷時に実行される。
【0016】例えば、ノズル穴位置がプリントヘッドの
位置に対して前進する方向にずれている場合は、印刷信
号b1〜b12に示すように1列目の印刷タイミングb
1より少しずつ遅らせてb2〜b12を印刷することに
より補正ができる。また、ノズル穴位置がプリントヘッ
ドの位置に対して後退する方向にずれている場合は、印
刷信号c1〜c12に示すように12列目の印刷タイミ
ングc12より少しずつ遅らせてc11〜c1を印刷す
ることにより補正ができる。インク噴射の補正可能時間
は、データラッチ信号a3のデータラッチから次のデー
タラッチの間であり、補正範囲は1ドット分である。
位置に対して前進する方向にずれている場合は、印刷信
号b1〜b12に示すように1列目の印刷タイミングb
1より少しずつ遅らせてb2〜b12を印刷することに
より補正ができる。また、ノズル穴位置がプリントヘッ
ドの位置に対して後退する方向にずれている場合は、印
刷信号c1〜c12に示すように12列目の印刷タイミ
ングc12より少しずつ遅らせてc11〜c1を印刷す
ることにより補正ができる。インク噴射の補正可能時間
は、データラッチ信号a3のデータラッチから次のデー
タラッチの間であり、補正範囲は1ドット分である。
【0017】これにより、プリントヘッドのノズル穴位
置精度を向上することなく印刷品質を改善することがで
きる。
置精度を向上することなく印刷品質を改善することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によればノ
ズルの穴位置精度を電気的に補正することで、良好な印
刷品質を得ることができる。
ズルの穴位置精度を電気的に補正することで、良好な印
刷品質を得ることができる。
【図1】 プリントヘッドの一例を示す平面図
【図2】印刷タイミングチャート
1〜12はジェットパック、a1はクロック信号、a2
は印刷データ、a3はラッチ信号、a4〜a15はジェ
ットパック1〜12の印刷信号、b1〜b12はノズル
位置がプラス方向にずれた場合の印刷信号、c1〜c1
2はノズル位置がマイナス方向にずれた場合の印刷信
号、d1〜d12はずれがない場合の印刷信号。
は印刷データ、a3はラッチ信号、a4〜a15はジェ
ットパック1〜12の印刷信号、b1〜b12はノズル
位置がプラス方向にずれた場合の印刷信号、c1〜c1
2はノズル位置がマイナス方向にずれた場合の印刷信
号、d1〜d12はずれがない場合の印刷信号。
Claims (2)
- 【請求項1】複数のインク吐出口と、各吐出口に対応す
るように設けられたインク吐出手段を複数有するインク
ジェットノズル列を少なくとも2列以上印刷方向に配置
してなるプリントヘッドを有し、該プリントヘッドを印
刷方向に往復移動することにより印刷なされるインクジ
ェットプリンタにおいて、 各ノズル列のインク吐出タイミングを、インク吐出口の
位置ずれに応じて印刷方向前後にずらすことにより前記
インク吐出口の開口部の位置誤差を補正することを特徴
とするインクジェットプリンタの印刷タイミング制御方
法。 - 【請求項2】請求項1記載のインクジェットプリンタの
印刷タイミング制御方法であって、 前記プリントヘッドは加熱して使用されるものであるこ
とを特徴とするインクジェットプリンタの印刷タイミン
グ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2545798A JPH11221911A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | インクジェットプリンタの印刷タイミング制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2545798A JPH11221911A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | インクジェットプリンタの印刷タイミング制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11221911A true JPH11221911A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12166571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2545798A Pending JPH11221911A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | インクジェットプリンタの印刷タイミング制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11221911A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021065435A1 (ja) * | 2019-10-02 | 2021-04-08 | 株式会社Sijテクノロジ | 液滴吐出装置および液滴吐出方法 |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP2545798A patent/JPH11221911A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021065435A1 (ja) * | 2019-10-02 | 2021-04-08 | 株式会社Sijテクノロジ | 液滴吐出装置および液滴吐出方法 |
JP2021059015A (ja) * | 2019-10-02 | 2021-04-15 | 株式会社Sijテクノロジ | 液滴吐出装置および液滴吐出方法 |
TWI758882B (zh) * | 2019-10-02 | 2022-03-21 | 日商Sij科技股份有限公司 | 液滴排出裝置及液滴排出方法 |
CN114423614A (zh) * | 2019-10-02 | 2022-04-29 | Sij技术株式会社 | 液滴喷出装置及液滴喷出方法 |
CN114423614B (zh) * | 2019-10-02 | 2024-02-20 | Sij技术株式会社 | 液滴喷出装置及液滴喷出方法 |
US11987050B2 (en) | 2019-10-02 | 2024-05-21 | Sijtechnology, Inc. | Droplet ejection device and droplet ejection method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040806 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040809 |