JPH11221761A - ウエハ研削装置 - Google Patents

ウエハ研削装置

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JPH11221761A
JPH11221761A JP2693698A JP2693698A JPH11221761A JP H11221761 A JPH11221761 A JP H11221761A JP 2693698 A JP2693698 A JP 2693698A JP 2693698 A JP2693698 A JP 2693698A JP H11221761 A JPH11221761 A JP H11221761A
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wafer
vibration
grinding
mechanical vibration
waveform
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Osamu Sakamoto
修 阪本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板割れの発生をリアルタイムで検出する基
板割れ検出機構を備えたウエハ研削装置を提供する。 【解決手段】 本研削装置は、ウエハを保持して回転す
る研削テーブル28と、下端に研削砥石を有して、研削
テーブル上のウエハを研削砥石で押圧しつつ回転する研
削砥石保持機構とを備えて、研削テーブル上のウエハを
研削砥石で研削するウエハ研削装置である。更に、本装
置は、研削テーブル上のウエハの周縁部に所定の振動周
波数及び振動振幅の機械的振動を与える振動付与手段4
4と、機械的振動を与えた周縁部とは直径方向反対側の
周縁部でウエハの機械的振動を検出し、機械的振動の振
動周波数及び振動振幅を求める振動検出手段46と、与
えた機械的振動の波形と検出した機械的振動の波形とを
比較して、設定した基準を超える波形の違いがあるとき
には、ウエハに基板割れが発生している旨の判定を行う
比較手段48、50とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ研削装置に
関し、更に詳細には、ウエハの基板割れをリアルタイム
で発見してウエハロスの発生を最小限に抑制するように
したウエハ研削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程では、ウエハを研
削することが多い。例えば、ウエハ上に半導体集積回路
を形成する際には、ウエハを研削して基板厚さを調整し
ており、また、ウエハ上に各チップ毎の集積回路を形成
した後、ウエハ裏面を研削してウエハを所定の厚さに調
整した上で、ウエハをダイシングして各チップ毎に分離
している。更には、基板貼り合わせ法によるSOIの作
成では、2枚のウエハを貼り合わせた後、一方のウエハ
を研削している。このように、半導体装置の製造工程で
は、ウエハの研削工程を実施することが多い。
【0003】ここで、図4を参照して、ウエハを研削す
る従来のウエハ研削装置の構成を説明する。図4は従来
のウエハ研削装置の構成を示す模式図である。従来のウ
エハ研削装置10は、図4に示すように、研削前ウエハ
及び研削後ウエハをそれぞれカセットを収容するローダ
12A、Bと、ウエハを粗研削する荒仕上げ砥石装置1
4と、ウエハを仕上げ研削する仕上げ砥石装置16と、
及び搬送装置18とを備えている。搬送装置18は、研
削前ウエハ及び研削後ウエハをそれぞれ仮置きする基板
受渡し台20A、Bと、第1搬送アーム22と、第2搬
送アーム24とから構成されている。
【0004】第1搬送アーム22は、先端に吸着パッド
25を有する回動自在なアームを備え、ローダ12Aか
ら研削前ウエハを受け取り基板受渡し台20Aに搬送
し、また基板受渡し台20Bから研削後ウエハを受け取
りローダ12Bに搬送して収納する。第2搬送アーム2
4は、先端に吸着パッド25をそれぞれ有する3本の回
転アームを備え、基板受渡し台20Aから研削前ウエハ
を受け取り、荒仕上げ砥石装置14に搬送し、また、荒
仕上げ砥石装置14から粗研削したウエハを受け取って
仕上げ砥石装置16に搬送し、更には、仕上げ砥石装置
16から研削後ウエハを受け取って基板受渡し台20B
に搬送する。荒仕上げ砥石装置14は、基板チャック機
構、例えば真空吸着機構を備えて、ウエハを水平なテー
ブル面上に保持しつつ回転する研削テーブル26と、下
端に荒仕上げ砥石28を有し、研削テーブル26上のウ
エハを荒仕上げ砥石28で押圧してつつ回転して研削す
る荒仕上げ砥石保持機構とを備えている。また、仕上げ
砥石装置16は、荒仕上げ砥石装置14の研削テーブル
26と同じ機構の研削テーブル30と、荒仕上げ砥石機
構と同じ構成で、かつ荒仕上げ砥石28より目の細かい
仕上げ砥石30を有する仕上げ砥石機構とを備え、研削
テーブル30上のウエハを押圧してつつ回転して仕上げ
研削する。
【0005】上述したウエハ研削装置10を使って、ウ
エハを研削する際には、先ず、第1搬送アーム22を使
って、ローダ12Aから研削前ウエハを受け取り、基板
受渡し台20A上に搬送する。次いで、第2搬送アーム
24を起動して図1の位置から時計周りに45°回転し
て基板受渡し台20A上に吸着パッド25を位置させ、
吸着パッド25で研削前ウエハを吸着する。続いて、第
2搬送アーム24を反時計周りに90°回転させて研削
前ウエハを荒仕上げ砥石装置14の研削テーブル26上
に載せて保持させる。次いで、研削テーブル26は回転
する。一方、第2搬送アーム24を時計周りに45°回
転させて、研削テーブル26上から退避させる。次に、
荒仕上げ砥石28を下降してウエハを押圧しつつ回転さ
せ、ウエハに荒仕上げ研削を施し、設定した厚さになっ
た時点で研削を終了し、荒仕上げ砥石28を上昇させ、
研削テーブル26の回転を停止する。再び、第2搬送ア
ーム24を反時計周りに45°回転させて吸着パッド2
5を研削テーブル26上に位置させ、研削テーブル26
上から吸着パッド25でウエハを吸着させる。続いて、
第2搬送アーム24を反時計周りに90°回転させ、仕
上げ砥石装置16の研削テーブル32上にウエハを載せ
て保持させる。次いで、研削テーブル32は回転する。
一方、第2搬送アーム24を時計周りに45°回転させ
て、研削テーブル26上から退避させる。
【0006】次に、仕上げ砥石30を下降してウエハを
押圧しつつ回転させ、ウエハに仕上げ研削を施し、設定
した厚さになった時点で研削を終了し、仕上げ砥石30
を上昇させ、研削テーブル30の回転を停止する。再
び、第2搬送アーム24を反時計周りに45°回転させ
て吸着パッド25を研削テーブル32上に位置させ、研
削テーブル30上から吸着パッド25でウエハを吸着す
る。続いて、第2搬送アーム24を反時計周りに90°
回転させ、研削後ウエハを基板受渡し台20Bに載せ
る。次いで、第1搬送アーム22を使って基板受渡し台
20Bから研削後ウエハを受け取りローダ12Bに搬送
して収納する。
【0007】ところで、ウエハを研削する際、ウエハと
研削テーブル28、30との間に固体状の異物が混入す
ることがある。荒仕上げ砥石又は仕上げ砥石はウエハを
押圧しつつ回転して研削しているので、固体状の異物
が、研削中のウエハと研削テーブルとの間に存在する
と、砥石の押圧力が異物を介してウエハの局部に集中荷
重として働き、クラック等の基板割れをウエハに発生さ
せる。また、異物は、研削したウエハを研削テーブルか
ら取り出した後にも、研削テーブル上にどうしても残留
するために、順次に研削するウエハのそれぞれに連続し
て基板割れが発生し勝ちである。そのために、従来は、
検査員が研削後ウエハを検査して基板割れの有無を検査
し、基板割れの生じているウエハは排除している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、検査員が研削
後ウエハを検査して基板割れの有無を検査する従来のや
り方では、現実に多数枚のウエハに基板割れが発生した
後になって初めて基板割れの発生を発見することになっ
てしまい、基板割れによるウエハロスが大きくコスト上
で問題となっていた。また、基板割れの発生の有無を検
査員の個人的な判断に頼っているので、判断に個人差が
生じ勝ちである。そこで、本発明の目的は、基板割れの
発生をリアルタイムで検出する基板割れ検出機構を備え
たウエハ研削装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、所定の振動
周波数と振動振幅の機械的振動をウエハの周縁部に与
え、ウエハを伝搬した機械的振動を他方の周縁部で検出
したとき、基板割れが生じていないウエハと、基板割れ
が生じているウエハとでは、検出した機械的振動の振動
周波数及び振動振幅、即ち振動波形が異なること、更に
は基板割れが生じているウエハの機械的振動の振動波形
は乱れていることに着眼し、実験を重ねて本発明を完成
するに到った。
【0010】上記目的を達成するために、得た知見に基
づき、本発明に係るウエハ研削装置は、ウエハを保持し
て回転する研削テーブルと、下端に研削砥石を有して、
研削テーブル上のウエハを研削砥石で押圧しつつ回転す
る研削砥石保持機構とを備えて、研削テーブル上のウエ
ハを研削砥石で研削するウエハ研削装置において、研削
テーブル上のウエハの周縁部に所定の振動周波数及び振
動振幅の機械的振動を与える振動付与手段と、機械的振
動を与えた周縁部とは直径方向反対側の周縁部でウエハ
の機械的振動を検出し、機械的振動の振動周波数及び振
動振幅を求める振動検出手段と、与えた機械的振動の波
形と検出した機械的振動の波形とを比較して、設定した
基準を超える波形の違いがあるときには、ウエハに基板
割れが発生している旨の判定を行う比較手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0011】本発明では、種々の基板割れが発生したウ
エハと、基板割れの発生していないウエハとを用意し
て、それぞれに機械的振動を与え、ウエハを伝搬した機
械的振動を検出して、振動波形の相違を求め、基板割れ
発生判断の基準を予め作成する。その基準と同じか、又
はその基準を超える波形の相違が検出された場合に、基
板割れが発生した旨の判定を行う。本発明では、振動付
与手段は、研削テーブル上のウエハの周縁部に所定の振
動周波数及び振幅の機械的振動を与えることができる限
り、その構成に制約はないが、好適には、振動付与手段
は、所定波形の電気信号を発生させる信号発生回路と、
信号発生回路で発生した電気信号に同期した機械的振動
をウエハに付与する機構とを備えている。同じく、振動
検出手段は、振動を与えた周縁部とは直径方向の反対側
周縁部で機械的振動を検出し、振動の周波数及び振幅を
求めることができる限り、その構成に制約はないが、好
適には、振動検出手段は、機械的振動を検出する振動セ
ンサと、振動センサで検出した機械的振動に同期した電
気信号に変換する変換回路とを備えている。好適な態様
では、比較手段は、信号発生回路で発生させた電気信号
の波形と、変換回路で変換した電気信号の波形とを比較
する手段を備えている。
【0012】好適な実施態様では、振動付与手段はウエ
ハに接触自在なプローブを介して機械的振動をウエハに
与え、かつ、振動検出手段はウエハに接触自在なプロー
ブを介してウエハの機械的振動を検出する。更に、好適
には、プローブは調整自在な接触圧力でウエハに接触し
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るウエハ研削装置の実施形
態の一例であって、図1は本実施形態例のウエハ研削装
置の要部構成を示す図、図2は基板割れ検出装置の信号
発信部の振動付与機構及び信号受信部の振動検出機構の
構成を示す模式図である。図3(a)は基板割れ検出装
置の信号発信部の信号発生回路で発生させた電気信号の
波形を示す図、図3(b)は信号受信部で検出した機械
的振動を変換した電気信号の波形を示す図である。本実
施形態例のウエハ研削装置は、図4に示した従来のウエ
ハ研削装置10の構成に加えて、荒仕上げ砥石装置14
と仕上げ砥石装置16の双方にそれぞれ設けた基板割れ
検出装置42A、Bを備えている。基板割れ検出装置4
2Aは、荒仕上げ砥石装置14に設けた基板割れ検出装
置であって、振動付与部44と、ウエハの中心に関して
振動付与部44とは直径方向反対側に設けられた振動検
出部46と、電気信号比較部48と、出力部50とから
構成されている。
【0014】振動付与部44は、研削テーブル28上の
ウエハに自在に接触するプローブを介して所定の周波数
及び振幅の電気信号、例えばパルス信号に同期した機械
的振動をウエハに伝達する。即ち、振動付与部44は、
所定の周波数及び振幅の電気信号、例えば図3(a)に
示すようなパルス波形の信号を発生するパルス信号発生
回路43と、パルス信号発生回路43で発生したパルス
信号を機械的な振動に変換してウエハに付与する振動伝
達機構45とを備えている。振動検出部46は、研削テ
ーブル32上のウエハに自在に接触するプローブを介し
てウエハの機械的振動を検出して、それと同期したパル
ス信号として電気信号比較部48に出力する。即ち、振
動検出部46は、ウエハの機械的な振動を検出して電気
信号として出力する振動検出機構47と、電気信号をパ
ルス信号波形に、例えば図3(b)に示すようなパルス
振動波形に変換する振動変換回路49とから構成されて
いる。
【0015】電気信号比較部48は、振動付与部44で
発信したパルス信号の波形、例えば図3(a)に示すパ
ルス波形と、振動検出部46から出力されたパルス信号
の波形、例えば図3(b)に示すパルス波形とを比較
し、その間に基準以上の波形の相違があった場合に、基
板割れが発生している旨の判定を行う。出力装置50
は、電気信号比較部48の判定の基づいて基板割れ信号
を、例えば表示画面に文字・画像表示することにより、
警報として音響表示することにより、又はランプの点滅
の照明表示する等により出力する。
【0016】振動付与部44の振動伝達機構45は、ウ
エハ上に接触するプローブ52、ウエハに対してほぼ直
交方向にプローブ52を支持し、水平な回動軸54の周
りに微小回動する水平アーム56と、水平アーム56の
プローブ側に設けられ、パルス信号発生回路43で発生
させたパルス信号と同期する機械的振動を水平アーム5
6及びプローブ52を介してウエハに付与する振動装置
58と、プローブ接触圧力調整装置60と、プローブ駆
動装置62とを備えている。
【0017】プローブ接触圧力調整装置60は、水平ア
ーム56のプローブ側とは反対端部に上端で連結するピ
ストン64と、ピストン64を伸縮させる油圧シリンダ
65とを有し、油圧シリンダ65によりピストン64を
伸縮させて水平アーム56の傾きを調節し、プローブ5
2の接触圧力を調整するオイルダンパ付きのピストン昇
降式の装置である。プローブ駆動装置62は、水平アー
ム56から下降する脚部66と、水平方向に伸縮し、脚
部66の下端部に当接、解離自在なピストン70を備え
た、流体圧式、例えば油圧式アクチュエータ68とを有
し、脚部66とアクチュエータ68との協働によって水
平アーム56のプローブ側を下向きに回転させてプロー
ブ52をウエハに接触させ、また水平アーム56のプロ
ーブ側を上向きに回転させてプローブ52をウエハから
離間させる装置である。プローブ52をウエハから解離
させる際には、アクチュエータ68は、ピストン70を
伸張して脚部66に当接させた後、更にピストン70を
伸張して脚部66を上方に回転させ、その回転より水平
アーム56のプローブ側を上向きに回転させてプローブ
52をウエハから解離させる。また、プローブ52をウ
エハに接触させる際には、ピストン70を収縮させて脚
部66を下方に回動させ、更に収縮して脚部66の下端
部を自由端にすると共に水平アーム56のプローブ側を
下向きに回転させて、プローブ52を下降させてウエハ
に接触させる。
【0018】振動検出部46の振動検出機構47は、パ
ルス信号発生回路43で発生させたパルス信号と同期す
る機械的振動を水平アーム56及びプローブ52を介し
てウエハに付与する振動装置58に代えて、水平アーム
56のプローブ側に、プローブ52及び水平アーム56
を介してウエハの機械的振動を検出する振動センサ78
を備えていることを除いて、振動付与部44の振動伝達
機構45の機構と同じである。
【0019】本ウエハ研削装置40を使用してウエハを
研削する際には、従来と同様にして、荒仕上げ砥石装置
14によりウエハを荒仕上げ研削する。荒仕上げ砥石装
置14の荒仕上げ砥石28を上昇させた後、振動付与部
44のプローブ52及び振動検出部46のプローブ72
(プローブ52と同じ構成)をウエハに接触させ、続い
て、振動付与部44のパルス信号発生回路43で発生さ
せたパルス信号と同期した機械的振動を振動装置58で
発生させ、プローブ52を介してウエハに与える。一
方、振動検出部46のプローブ72及び振動センサ78
を介してウエハの機械的振動を検出し、検出した機械的
振動と同期したパルス信号に振動変換回路49で変換し
て、電気信号比較部48に出力する。電気信号比較部4
8は、受信したパルス信号の周波数分析を行い、発信し
たパルス信号と受信したパルス信号との間に基準以上の
相違があれば、基板割れが発生した旨の判定を行い、出
力部50はその判定に基づいてウエハに基板割れが発生
した旨の信号を出力する。初めて基板割れを検出した場
合には、その旨の軽異常信号、基板割れが連続してウエ
ハに発生した場合には、軽異常信号とは異なる重異常信
号を出力するようにすることもできる。
【0020】基板割れ検出装置42Bは、仕上げ砥石装
置16に設けられた基板割れ検出装置であって、荒仕上
げ砥石装置14に設けられた基板割れ検出装置42Aと
同じ構成及び同じ機能を備えている。
【0021】本実施形態例では、基板割れを検出する装
置として、電気信号を機械的振動に変化して、ウエハに
付与し、次いで機械的振動を与えた位置とは直径方向反
対側でウエハの機械的振動を検出して電気信号に変換
し、相互の電気信号の波形を比較して、基準異常の相違
がある場合には、基板割れが発生した旨の判定を行って
いる。しかし、この方式に限ることはなく、例えば音波
を与えて、音波を検出する方式でも良い。また、基板割
れを検出するセンサは、基板割れが検出できるセンサで
ある限り制約はない。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、研削テーブル上のウエ
ハの周縁部に所定の振動周波数及び振幅の機械的振動を
与える振動付与手段と、振動を与えた周縁部とは直径方
向の反対側周縁部で機械的振動を検出し、振動の周波数
及び振幅を求める振動検出手段と、与えた振動の波形と
検出した振動の波形とを比較して、設定した基準を超え
る波形の違いがあるときには、ウエハに基板割れが発生
している旨の判定を行う比較手段とをウエハ研削装置に
備えることにより、基板割れの発生をリアルタイムで検
知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例のウエハ研削装置の要部構成を示す
図である。
【図2】基板割れ検出装置の信号発信部の振動付与機構
及び信号受信部の振動検出機構の構成を示す模式図であ
る。
【図3】図3(a)は基板割れ検出装置の信号発信部の
信号発生回路で発生させた電気信号の波形を示す図、図
3(b)は信号受信部で検出した機械的振動を変換した
電気信号の波形を示す図である。
【図4】従来のウエハ研削装置の構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10……従来のウエハ研削装置、12A、B……ロー
ダ、14……荒仕上げ砥石装置、16……仕上げ砥石装
置、18……搬送装置18、20……基板受渡し台、2
2……第1搬送アーム、24……第2搬送アーム、25
……吸着パッド、26……研削テーブル、28……荒仕
上げ砥石、30……研削テーブル、32……荒仕上げ砥
石、40……実施形態例1のウエハ研削装置、42A、
B……基板割れ検知装置、43……信号発生回路、44
……振動付与部、45……振動伝達機構、46……振動
検出部、47……振動検出機構、48……電気信号比較
部、49……振動変換回路、50……出力部、52……
プローブ、54……水平な回動軸、56……水平アー
ム、58……振動装置、60……プローブ接触圧力調整
装置、62……プローブ駆動装置、64……ピストン、
66……脚部、67……振動検出機構、68……アクチ
ュエータ、69……変換回路、70……ピストン、78
……振動センサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを保持して回転する研削テーブル
    と、下端に研削砥石を有して、研削テーブル上のウエハ
    を研削砥石で押圧しつつ回転する研削砥石保持機構とを
    備えて、研削テーブル上のウエハを研削砥石で研削する
    ウエハ研削装置において、 研削テーブル上のウエハの周縁部に所定の振動周波数及
    び振動振幅の機械的振動を与える振動付与手段と、 機械的振動を与えた周縁部とは直径方向反対側の周縁部
    でウエハの機械的振動を検出し、機械的振動の振動周波
    数及び振動振幅を求める振動検出手段と、 与えた機械的振動の波形と検出した機械的振動の波形と
    を比較して、設定した基準を超える波形の違いがあると
    きには、ウエハに基板割れが発生している旨の判定を行
    う比較手段とを備えていることを特徴とするウエハ研削
    装置。
  2. 【請求項2】 振動付与手段は、所定波形の電気信号を
    発生させる信号発生回路と、信号発生回路で発生した電
    気信号に同期した機械的振動をウエハに付与する機構と
    を備え、 振動検出手段は、機械的振動を検出する振動センサと、
    振動センサで検出した機械的振動に同期した電気信号に
    変換する変換回路とを備え、 比較手段は、信号発生回路で発生させた電気信号の波形
    と、変換回路で変換した電気信号の波形とを比較する手
    段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のウエ
    ハ研削装置。
  3. 【請求項3】 振動付与手段はウエハに接触自在なプロ
    ーブを介して機械的振動をウエハに与え、かつ、振動検
    出手段はウエハに接触自在なプローブを介してウエハの
    機械的振動を検出することを特徴とする請求項2に記載
    のウエハ研削装置。
  4. 【請求項4】 プローブは調整自在な接触圧力でウエハ
    に接触していることを特徴とする請求項3に記載のウエ
    ハ研削装置。
  5. 【請求項5】 振動付与手段は、機械的振動に代えて所
    定周波数及び振幅の音波を付与し、振動検出手段は、機
    械的振動に代えて音波を検出して音波の周波数及び振幅
    を求めることを特徴とする請求項1から4のうちのいず
    れか1項に記載のウエハ研削装置。
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