JPH11221225A - 医療用レーザー装置のプローブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプローブは、プローブ先端部とプロー
ブ本体が直線状又は曲折状に固定されていたため、直線
型又は曲折型となり、何れか一方を用いている場合は、
治療部位によっては患部に照射できないこともあった。 【解決手段】 本発明による医療用レーザー装置のプロ
ーブは、プローブ本体(1)に装着するプローブ先端部(2,
2A)として直線型と曲折型とを用意し、治療の部位に応
じてプローブ先端部(2,2A)を交換することにより、全て
の部位にレーザー光(3a)を照射できる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、医療用レーザー装
置のプローブに関し、特に、プローブ先端形状を変更可
能にし、あらゆる部位にレーザー光を照射できるように
するための新規な改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、図６および図７に示すように、
光ファイバー３が設けられたプローブ本体１のプローブ
先端部２がプローブ本体１に対し真っ直ぐに伸びて固定
されているか、あるいは角度を持って曲げて固定してい
るかのどちらかの状態で構成されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
６および図７に示した従来の構成では、治療部位によっ
ては、レーザー光が患部に照射できないという不都合が
生じていた。本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特にプローブ先端を交換可能と
し、あらゆる患部へ照射可能にするようにした医療用レ
ーザー装置のプローブを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明による医療用レー
ザー装置のプローブは、プローブ先端を照射部位に応じ
て直線状のものと曲折したものとに取替変更可能として
おり、プローブ先端部の内側には、メスネジが設けてあ
り、また、プローブ本体の先端でプローブ先端部が取付
く個所には、プローブ先端部が堪合するためのオスネジ
が設けてある構成である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による医
療用レーザー装置のプローブの好適な実施の形態につい
て説明する。なお、従来例と同一部分については同一符
号を用いる。図１及び図２は、本発明のプローブ本体と
プローブ先端部を組合わせた第１形態を示す構成図であ
る。図３は、角度を付けた本発明の第２形態を示すプロ
ーブ先端部の横断面図である。なお、従来と同一又は同
等部分については同一符号を用いて説明する。図１及び
図２に示すように、プローブ本体１の先端側にはプロー
ブ先端部２がねじ込みによって取付け可能とするオスネ
ジ１ａが設けてあると共に、プローブ先端部２の内面に
は、前記オスネジ１ａに組合わせるためのメスネジ２ａ
が設けられている。前記プローブ本体１の内部には、集
光レンズ４と光ファイバー３とこの光ファイバー３を固
定する光ファイバー支持体５が内装されている。従っ
て、この図１及び図２のプローブ先端部２は直線状に形
成されており、光ファイバー３からのレーザー光３ａ
は、集光レンズ４を介してプローブ本体１の軸方向と同
一方向にレーザー光３ｂを導出するように構成されてい
る。

【０００６】図３は、全反射ミラー１１を内蔵してレー
ザー光３ｂを９０度曲折させて導出できるようにした曲
折型の角度を持たせたプローブ先端部２Ａであり、前記
全反射ミラー１１によりレーザー光を９０度反射させて
外部に導出できる構成であり、またプローブ本体１にね
じ込むためのメスネジ２ａが設けられている。

【０００７】なお、図４と図５に示すように、図２、図
３のプローブ先端部２の内面にメスネジ２ａを設ける代
わりにプローブ先端部２もしくは２Ａの外周にナット３
０を装着し、ナット３０をプローブ本体１の端部に形成
したオスネジ１Ａにねじ込むことにより前述のオスネジ
１ａとメスネジ２ａによる接続構造と同じ作用を得るこ
とができる構成である。

【０００８】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、プローブ先端部を直線状のものと曲折状のものに
任意に交換することができ、プローブ形状の異なったレ
ーザー装置を２台購入することがなく、プローブ先端部
を交換することで目的の患部のいずれへもレーザー照射
治療を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による医療用レーザー装置のプローブを
示す構成図である。

【図２】図１のプローブ本体とプローブ先端部を離した
状態を示す横断面図である。

【図３】図２の他の形態を示す角度を持たせたプローブ
先端部の横断面図である。

【図４】本発明の他の形態を示す構成図である。

【図５】図４の構成を分解した構造を示す横断面図であ
る。

【図６】従来のプローブを示す構成図である。

【図７】従来のプローブを示す構成図である。

【符号の説明】

１ プローブ本体 １ａ オスネジ ２，２Ａ プローブ先端部 ２ａ メスネジ ３ 光ファイバー ３ａ，３ｂ レーザー光 ４ 集光レンズ ５ 光ファイバー支持体 ２１ 全反射ミラー ３０ ナット

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プローブ本体(1)の光ファイバー(3)から
   のレーザー光(3a)を集光レンズ(4)を介してプローブ先
   端部(2)から導出するようにした医療用レーザー装置の
   プローブにおいて、前記プローブ先端部(2,2A)をプロー
   ブ本体(1)に対してネジを用いて着脱自在としたことを
   特徴とする医療用レーザー装置のプローブ。
2. 【請求項２】 前記プローブ先端部(2)は前記プローブ
   本体(1)の軸方向と同一方向にレーザー光(3a)を導出す
   るように構成されていることを特徴とする請求項１記載
   の医療用レーザー装置のプローブ。
3. 【請求項３】 前記プローブ先端部(2)は全反射ミラー
   (11)を有してＬ字型をなし、前記プローブ本体(1)の軸
   方向と異なる方向にレーザー光を導出するように構成さ
   れていることを特徴とする請求項１記載の医療用レーザ
   ー装置のプローブ。